『どんぶり委員長』の“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”を再現!

 スーパーで納豆売り場を見ていた時、「そういえば五年前、お城納豆にくまモンが印刷された‘なっとうだモン’って商品があったな~。全然見ないけど終売したのかな?」とふと思い、帰宅して丸美屋のHPを見ました。
 すると、確かに‘なっとうだモン’はなくなっていたのですが、一昨年と去年に熊本城復興支援プロジェクトで本当の意味でのお城納豆を販売していたことを知り、びっくりしました。
 今年はまだ売られていないようですが、お店で見かけたら必ず買おうと思います。
 
 どうも、熊本城の全復旧が終わるのは2039年の予定と知り、2020年に東京オリンピックが決定した時同様「その頃、自分はどうなってるんだろう…」と遠い目になった当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて吉田君が納豆が嫌いな委員長の為に作った“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”です!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼図
 ある朝、登校中に偶然会った吉田君と委員長は一緒に教室へ向かうのですが、吉田君が朝食に食べた納豆の事について話しだした途端、委員長は「いいいいいいいっ!!」「キライキライ大っキライ!!」とすごい勢いで断言します(←この激しい「嫌い」の連呼、『ヱヴァンゲリオン』のアスカや『ふしぎの海のナディア』のナディアを思い出しました;。そういえば三人とも、すごく気が強くて頑固な所は共通していますね^^;)。
 どうやら委員長は納豆を一度も食べていないものの、初めて見た時から嫌いでたまらなかったらしく、吉田君がフォローしようとするも「まずあの香り」→「くさいっ!!」、「あのねばり」→「気持ち悪いっ!!」、「そしてあの味」→「ありえないっ!!」と食い気味に完全拒否しており、「…何か人の悪口にも聞こえてきた気が…」(←確かに!)と吉田君を落ち込ませていました。
 食べ物の好き嫌いは理屈ではありませんので仕方ないですが、自分が好きな物を聞く耳持たずで猛烈に拒絶されると、不思議と自分まで否定されているような感覚にちょっとだけなりますので、吉田君が思わず胸にグサッと来るシーンは非常に共感したものです←「同じ釜の飯を食う」とは、真反対なシチュエーションになるからでしょうか?うまい例えが思いつきません;)。
 お餅もとろろもトルコアイスもコシヒカリも、粘りが強ければ強いほど喜ばれるのに、納豆は別格扱いで嫌われてしまう…不憫でなりません(つД`)。
納豆のことを嫌がっているはずなのに、自分のことを言われている気分に;
 ここまで嫌いだったらもはやそっとしておいた方がいいと思うのですが、吉田君は委員長が単なる食わず嫌いなのが引っかかったようで、いつもと違って自分から「お前のために納豆で美味しいどんぶり作ってやるよ!!」と大コマで宣言するのですが、次の大コマで「断る!!」と委員長からすぐに力強く宣言返しされており、ずっこけました(←何故かFF8の斬鉄剣返しのシーンを思い出しました;。恐らく、インパクトの大きさと予想外な所が似ていたからと予想)。
 しかし、委員長は丼自体は食べたかったようで、「昨日の晩ごはんキーマカレーだったんだけど、改めて思ったの、ひき肉の旨みって最高だなって!!」「というワケでアタシのためにひき肉でどんぶり作ってくれる?」と唐突に依頼し、吉田君が断るのをスルーして学校へ直行していました。
 ひき肉を使ったおかずはご飯に合う物が多いので、委員長の気持ちはよく分かるのですが、普段はお餅・カレーパン・トムヤムクン・博多ラーメン・ピザ・じゃがバターなど変わった食材での丼リクエストが目立つので、初見時は「あれ、意外と普通…?」と失礼な事を考えたのを覚えています(←※委員長はウケ狙いで食材指定をしている訳ではありません)。
まさかまさかの丼拒否!!委員長の弱点が見つかりました;
 そして放課後、吉田君は委員長の希望通りひき肉を使いつつ、何と納豆をも美味しく食べられちゃう創作丼を生み出して委員長の度肝を抜かします。
 それが、今回ご紹介するこの“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”です!
 作り方は簡単で、おろしにんにく・おろししょうが・味噌・料理酒・牛豚合いびき肉を炒めて作った肉味噌に、料理酒と醤油を加えてよく炒めた納豆を混ぜ合わせてご飯に乗せ、仕上げに刻みネギとラー油をかけたら出来上がりです。

 ポイントは、納豆をしっかり炒めて粘りをなくした後に料理酒と醤油で香り付けと味付けを済ませることで、こうすると粘りも匂いも大分マシになると作中で説明されていました。
 あと、ラー油の香りが最後のダメ押しで納豆の癖をやわらげてくれるとの事で、日頃のデリカシーのなさ(例:体重を気にする委員長に「どんぶりの食べすぎで最近、太ったんじゃね?」と致命的な失言)が嘘のように細かい気配りがきいた丼だな~と感心です。
 以前、『セイシュンの食卓』の“ひきわり納豆丼”という同じくひき肉+納豆の丼を作ったことがありますが、あちらはにんにくバターしょう油で洋風かつシンプルな味付けだったのに対し、こちらは和風かつそこそこ濃い目な味付けになっている為かえって味の想像がつかず、どんな仕上がりになるんだろうと気になったものです。

 正直、何をしても納豆が苦手な当管理人の夫みたいな人間もいるので心配だったのですが、幸い委員長の場合は本当に食わず嫌いだったようで、「しょう油の風味も相まってごはんとの相性バッチリ!」「今まで納豆を食べなかったのって…人生損してたかしら…」「この肉みそと一緒に食べると納豆が見事に一体化して…まるでお肉みたい…!!」と絶賛しており、吉田君と同じくほっと胸を撫で下ろしました;。
 嫌いなものを無理して食べることはないですが、美味しい選択肢は数が多い方が人生楽しくなると思いますので、そういう意味で納豆好きになってくれてよかったな~と思った回でした。
よく炒め、醤油と日本酒で味付けすることで納豆の匂いはかなりましに!
 たまたま冷蔵庫に残っていた材料を確認した所まさにこの丼の材料で、「これは作ってみなくては!」と思い再現することにしました。
 巻末には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、肉味噌作り。
 中火に熱したフライパンへ牛豚合いびき肉、おろしにんにく、おろししょうがを入れて炒めます。
 ひき肉の色が白っぽく変わってきたら料理酒と味噌を加えて混ぜ合わせ、汁っぽさがなくなって全体に味がよく染みこんだら別器へ移しておきます。
 これで肉味噌は準備万端です!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼1
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼2
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼3
 次は、納豆の炒め作業。
 油をひいて熱したフライパンへ納豆を入れてよーく炒め、パラパラし出したら料理酒と醤油を加えて香り付けと共に味付けをします。
 そこへ先ほど取っておいた肉味噌を投入してしっかり炒め合わせます。
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼4
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼5
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼6
 この納豆肉味噌を炊き立てご飯をよそった丼の上へたっぷり乗せ、最後に刻んだ長ネギを中央に散らしてラー油を振り掛ければ“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”の完成です!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼7
 醤油や味噌、にんにく、ラー油などの強く香ばしい匂いが漂うため、丼からは納豆の匂いはさほど感じません(台所はまだ少し残ってますが)。
 和風っぽいと思ってましたが中華風っぽくもありますので、一体どんな味かするのか楽しみです!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼8
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いただきま~すっ!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼9


 さて、味の感想は…納豆の旨さはそのままに癖だけ緩和してて美味しい!大豆製品同士なので相性がすごくよく、しっくりくるお味です!
 味噌の熟成されたふくよかな風味と深い塩気が、ジューシーで濃いエキスがたまらない牛豚挽き肉によく染み込み、ご飯が激しく進みます。
 納豆本来の味や臭いは肉味噌の濃厚な味付けによってあまり目立たなくなっていますが、あの粘り強いコクだけはしっかり生き残って存在を主張し、肉味噌をさらに奥行きのあるものにしていて感心しました。
 委員長の言う通り挽き肉に混ざると本当に肉っぽくて、にんにくの強い旨味が効いてるのもあってパンチの効いた漢飯というイメージですが、物が大豆なのでお腹にガツンとたまりつつどことなくヘルシーな味わいなのが特徴的です。
 材料はほぼ和な感じですが、最後のラー油でエキゾチックかつ刺激的な辛さがプラスされ、中華風なピリ辛にんにく味噌味に仕上がっている為、「豆腐ととろみを抜きにした和風麻婆納豆丼」っぽいかもと思いました。
 ただ、挽き肉系料理には珍しい事に甘味が全くなく、そのせいか後味がすっきりシャープな辛口で、よくある麻婆味とはまた違った感じの美味しさなのがよかったです。
 ネギのシャリシャリした小気味良い食感と清涼で瑞々しい辛味が要所でいいアクセントになっており、最後まで飽きずに食べられました。


 ラー油の代わりにに七味唐辛子を振っても合いそうですし、海苔をかけてもさらに和風になってよさげですし、自分で色々トッピングして工夫の余地がありそうなのが魅力なレシピだと思います。
 吉田君が言うには、ここに生卵を落として食べても抜群においしいみたいですので、今度試してみようと思います(←目玉焼きとか半熟卵を落としてもいけそうですね)!


P.S.
 なぎさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“魔法のミートパイ”を再現!

 数日前、夫の会社の方から憧れだった猫ちぐらをプレゼントされたのですが、早速猫たちが代わる代わる入っており微笑ましく感じています(←二匹一緒の時もありますが、どちらかと言えば下のお転婆なメス猫よりも、上のマイペースなオス猫が一匹で使うことが多いです)。
 てっきり猫ブームが来てから生み出された新しいグッズかと思っていたのですが、調べたところ何と正式な物は大正時代、原型のような物は江戸時代から既に存在していたそうで、猫に快適に過ごして欲しいと願う猫好きはいつの世も存在していたのだな~とほのぼのしました。

 どうも、猫ちぐらの色が程よく焼かれたパイ生地の色にそっくりな為、猫が中にいる時は「猫パイ状態」と心の中で密かに呼んでいる当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて芝田先生が広田先生にリクエストされて教えられていた“魔法のミートパイ”です!
魔法のミートパイ図
 それは、広田先生がまだ芝田先生のお料理教室の生徒だった頃のこと。
 芝田先生のレシピはほとんどが斬新で美味しく、市販の物を凌駕するお料理ばかりだったのですが、他の方から「先生のミートパイ食べたら他のは食べれないわー」と特にお勧めされ、俄然興味を抱かれます(←こんなに絶賛されたら、料理研究家としても主婦としてもかなり自信がつきそうです。かつて料理漫画・『てんまんアラカルト』「本当に美味い料理はね、トラウマになるんだ」という衝撃的なセリフが出た事があるんですがある意味それは正しく、真に美味で印象的な料理は心につき刺さったままず~っと残るんですよね…勿論、表裏一体で同レベルまずくてもきっちり残りますけど)。
 他の方々に聞かれてみても、「アレはうまい!!」「アレはおいしーわ」とすごく印象に残っていたようで、広田先生はすっかりその気になられて「つ…つくってみたい!!そのミートパイっ」「てか食べたい!!」とすぐに芝田先生へ講義の予約を入れられていました。

 ミートパイって響きはとても魅力的なんですが、自分が作ってみるのは大変そうといいますか、正直面倒くさそうな予感がビシバシしていましたので、「広田先生、毎日のご飯作りがきつい、簡単に作れるのがいいとイントロにて高確率で仰っているけど大丈夫だろうか…」と初見時は余計なお世話なことを考えたものです;。
 何しろ、日本に匹敵するほど調理や食べる事に手間隙かける美食大国・フランスがミートパイの有力な発祥元ともいわれていますし(※諸説あります)。
芝田先生のレシピって、こういう口コミが多いので信用がおけます
 案の定、芝田先生のレシピは超本格派で手間のかかるものだったらしく、生地から手作りし、具もあれこれ作り、オーブンに入れてからも何か手順があったみたいで、「いや コレ大変…」と最後の方はぐったりされていました;。
 感動するほど美味しい料理は、大抵手がかかるもの…と分かってはいますが、疲れて「もうこれでいいんじゃないかな…」と心が折れたくなる気持ちは痛いほどよく分かります(←ちなみに、最近当管理人は大量の濃厚なホワイトソースのロールキャベツを作ろうとして包んでいた時、途中「キャベツとひき肉のクリーム煮にしようかな…バスクリンの登別カルルス温泉の素を入れたお湯のように、この鍋も乳白色に染まって中が見えなくなるだろうし…」と危うく邪心が騒ぎそうになりました。すぐに正気に戻って全部包みましたがorz)。
 けれども、いざ焼き立てを食べてみるとそれはもう格別の旨さだったそうで、「(作るのは大変ですので)あれ以来作ってないです」「でも、先生のミートパイを食べたら他のミートパイを食べれない…というのは本当で、事実、他の市販品を食べても食べてもイマイチぐっとこない…」と仰っており、すごいな~と感心しました。
 当管理人も芝田先生のレシピを繰り返し作るたび、どんどん舌が肥えて他のレシピじゃ満足できなくなっている為、信憑性があるな~と思います。
既製品に満足できないほど美味なんて…一度実物のパイを食べてみたいです!
 その後、芝田先生は広田先生のリクエストを受けられたのか、とにかく簡単かつさらにおいしくなった新しいミートパイのレシピを考案されます。
 それが、この“魔法のミートパイ”です!
 作り方は本当にお手軽で、ガラムマサラ・塩・小麦粉を混ぜた豚挽き肉と玉ねぎを炒めて作った具を解凍した冷凍パイシートに乗せ、さらにそこへ半分に切ったゆで卵を乗せて冷凍パイシートでふたをし、ふちをフォークで押さえて卵黄をぬってオーブンで焼いたら出来上がりです。
 ポイントは、豚挽き肉に調味料を合わせるときはもみ込むのではなくなじませる程度にさっと混ぜるくらいに留めることで、かえって手順が楽になっているのに驚いたものです(←ひき肉系は白っぽくなるまで練るという大変な作業がつきものですので;)。

 通常、ミートパイはミートソース系の甘酸っぱい具か、ビーフシチュー風のこってりした具が入っている事が多いのですが、芝田先生のレシピは材料も味付けもこれ以上ないくらいシンプルで、かなり驚いたのを覚えています。
 何でも、ガラムマサラの風味が普通の味付けを本格的にしてくれるのだそうで、確かにこれは外ではお目にかかれなさそう…と興味津々になりました。
 広田先生が仰るには「まさにアメリカンパイって感じで肉汁たっぷり!」「しかも卵がいい感じにコクを出してボリュームもUP!!ミンチと卵が合わないわけがない!!」なお味だそうで、事実他の方にもとても好評だったそうです(←何とある男性は、「持ち帰って妻にも食べさせてあげたいと思って」とわざわざ一切れ残して持ち帰られたとの事。『サザエさん』などに登場するお父さんの折り詰め的存在にされるなんて、絶対美味しいに決まってます!)。
ゆで卵が入っているだけでも、何かスペシャルがあってワクワク
 先日『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』を読み返していた時、偶然ミートパイのお話が目に留まり、「そういえば、作ってみようと思ってそのままだった!」と気づき再現することにしました。
 作中には詳細な分量つきのレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、具の準備。
 豚挽き肉にガラムマサラと塩をふりかけてなじませるようにしてざっくり混ぜ、軽く混ざったら小麦粉をまぶしてさらに混ぜます(←決してもみこまず、あくまでもさっと程度にするのがコツです)。
魔法のミートパイ1
魔法のミートパイ2
 ざっと混ざったら中火に熱したフライパンで炒め、豚挽き肉に火が通ったら玉ねぎのみじん切りを投入して透き通ってくるまでいため合わせます。
 炒め終えたら火からおろし、そのまま冷ましておいたら具は出来上がりです。
魔法のミートパイ3
魔法のミートパイ4
 次は、パイの成型作業。
 袋の裏の説明通りに解凍した冷凍パイシートをオーブンシートに乗せ、パイシートのど真ん中へ先ほど冷ました具を細長く載せていきます。
 はみ出さずきっちり乗せたら、半分にカットしたゆで卵を並べます。
魔法のミートパイ5
魔法のミートパイ6
 そこへさらにパイシートを被せたら、端っこをフォークでギュっギュっと押しつぶすようにしてくっつけ、卵の黄身を全体にまんべんなくぬります(←刷毛でやると断然やりやすいです。当管理人はうっかり実家から持ってくるのを忘れたのでスプーン使用でしたが、非常にやりづらかったです…)。
 この生地を、200度に熱した余熱ありのオーブンで約二十分焼きます。
魔法のミートパイ7
魔法のミートパイ8
 パイがこんがりと香ばしく焼けたのを確認したらオーブンから取り出し、荒熱が取れた後お皿へ移せば“魔法のミートパイ”の完成です!
魔法のミートパイ9
 シュークリーム屋さんやデパ地下の焼き菓子コーナーでよく漂っている、焼きたてパイならではの芳醇なバターの香りが濃密に香ってくるのが至福です…(´Д`*)。
 こんもり盛り上がったゆで卵のふくらみだけでもワクワク感がすごいですが、切ってゆで卵の黄身の美しい黄色が姿を現したときは食欲の跳ね上がり方が半端なく、早くザクッとかぶりつきたい!とうずうずしました。
魔法のミートパイ10
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
魔法のミートパイ11


 さて、味の感想は…確かにこれは他ではそうそう味わえなさそうな高級感溢れる旨さ!すごくシンプルなのに、かえって後を引きます!
 バターの心とろかす芳しい風味と、熱々サックサクな口当たりが堪らない香ばしいイ生地を噛み破ると、中からスパイシーかつ肉々した歯応えの挽き肉がたっぷりふわりと飛び出すのが最高に贅沢な感じで、まるでレストランで特別な日に食べているかのようなリッチな気分に浸れます。
 ガラムマサラだからこそ出せる複雑で深みのある香り高さが効いたあっさり塩味のせいか、ボリューム満点のはずなのに恐ろしいくらいの量を食べちゃいました(←カレー粉の清涼な香味に似てますが何かが決定的に違い、カレー粉よりもさっぱりしてスパイスの主張がやや奥ゆかしいイメージ)。
 小麦粉をまぶしたおかげでパサついた感じはなく、そこそこジューシーでしとっと柔らかなお肉に仕上がっており、豚肉特有の癖のない甘やかな肉汁が舌に広がります。
 オーソドックスな濃厚トマト味のミートパイもおいしいですが、こちらはジャンク感がなくさらに品があって大人っぽい一皿になっている印象で、夜にワインやビールと合わせて頂くのも乙そうです。
 このただでさえ美味なパイに、玉ねぎの優しいサクサク感、茹で卵の黄身のホクホク感、白身の淡白なプリプリ感が加わり絶妙なアクセントまでプラスされると、もはや完璧としか言いようがない高クオリティさでした。


 時間がたってしんなり冷めても、オーブントースターに数分かけるだけですぐに焼きたてザクザクの美味しさが復活するのがありがたいです。
 普段、あまりこういうパイ系となじみがない夫に食べてもらったところ、「うまい!!また作って!」と喜ばれましたので、男性にも受けが良さそうです。


P.S.
 kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
     (月刊フォアミセス 2014年7月号掲載分)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『華中華』の“島野料理長の湘南しらすチャーハン”を再現!

 これを話すと「えー!?」と大抵驚かれるのですが、昔から「大好物や新しく買った服をぎりぎりまで寝かせる」という悪癖が当管理人にはあります(※自分用のみ)。
 どう考えても旬が過ぎ去る前に食べたり着たりした方がいいのですが、「冷蔵庫にはまだ○○がある、今日食べよっかな~どうしよっかな~?」「いざというハレの時にデビューさせたい」という一種のもったいない精神が邪魔をし、飴をなめるようにいつまでも幸せな余韻をかみ締めるのが心地よく、結果賞味期限や季節が終わる寸前に慌てて消費するという残念な使い方をしてしまいます(^^;)。
 最近はやっと服をすぐ着られるようになったのですが(急激に太りだしているのでモタモタしたら着られなくなっている可能性が高ry)、食べ物はまだまだで、今この瞬間「おととい買った限定販売のたまごプリン、今日中にちゃんと食べねば…」と悲壮な決意を固めています。

 どうも、貧乏性とドケチが板についたかまぼこみたいになっている当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『華中華』にて満点大飯店が三浦海岸のビーチハウスで期間限定商品として出していた“島野料理長の湘南しらすチャーハン”です!
島野料理長の湘南しらすチャーハン図
 前回、ハナちゃん直伝のしらすチャーハンによってハナちゃんの夫・康彦さんの友達である明さんの海の家が繁盛しだしたお話をご紹介しましたが、それよりちょっと前、満点大飯店サイドのビーチハウスがどんなしらすチャーハンを出していたのかご紹介したいと思います。

 去年の夏は島野料理長が責任者としてビーチハウスの料理を担当していましたが、今年の夏は何とかつての先輩・チビ太さんがビーチハウスの調理責任者代理として腕を振るっており、ハナちゃんを驚かせます。
 連載当初は三馬鹿トリオの一人として下っ端扱いでしたが、あれからコツコツ修行し、数年前に西瓜チャーハンでビーチハウスを大繁盛させた功績もあってそこそこ評価されるようになったそうで、急激に出世したな~としみじみ思いました(←実はそのチャーハンはハナちゃんが考えた物で、お手柄を譲ってあげた形になるのですが…結局それは内緒のまま;。ドラマ『半沢直樹』の「部下の手柄は上司のもの(by大和田常務)」というセリフを思い出します)。

 とはいえ、正直なところ島野料理長もビーチハウスの料理をチビ太さんに任せるのは心配だったみたいで、チャーハンの基本を一から厳しく仕込み直したり、チャーハンに乗せる卵焼きの試験を十七回やり直させたりとかなりスパルタな事前研修をさせており、苦笑しました(←その間、チビ太さんのお昼はずーっと天津飯だったのかと考えると、涙ぐましいものがありますね^^;)。
 本来なら自分が例年通り責任者をやりたかったと思うのですが、どうやら前々回、ロー・サンチクから厳しい指摘を受けてからはもう一度初心に戻って自身の料理を見直すという職務が増えて満点大飯店に留まらざるを得なかったらしく、やむなくチビ太さんという後進を取り急ぎ育てた模様。
 『任務は遂行する』『部下も守る(育てる)』「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな…って、島野料理長まるでブチャラティみたいですね。
 ある意味どのキャラよりも漢だと思います。実際はガチのオネエですが。
天津飯特有のトロトロして半熟の分厚い卵が最大の難関!
 そんな島野料理長がビーチハウスの特別メニューとして考え、チビ太さんに作ってもらっていたのがこの“島野料理長の湘南しらすチャーハン”です!
 作り方は少し凝っており、釜揚げしらす・卵・刻みネギ・ご飯・塩・胡椒で作ったチャーハンの上へ釜揚げしらす&刻みネギ入りの半熟卵焼きを乗せ、仕上げに中華スープ・砂糖・黒酢・醤油を煮て水溶き片栗粉でとろみをつけた黒酢餡をたっぷりかけたら出来上がりです。
 ポイントは、前回でもご紹介した香味油でチャーハンを炒めること、チャーハンの味付けは薄めにすること、黒酢餡は煮過ぎると酸味が飛ぶので火入れは程ほどにすること、卵焼きは天津飯の卵みたいにふわっとさせつつ厚めに焼くことの四つで、材料は単純なのに難しそうな料理だな~と尻込みしたのを覚えています;。
 特に、天津飯の卵焼きはオムレツと同じくらいキレイに焼くのが難しい卵料理四天王の一つだと思う為、それを限られた時間で何個も作れる料理人は本当に尊敬します…(←ちなみに、残りの四天王は出汁巻き卵とポーチドエッグです!…当管理人の中では)。

 ハナちゃんが言うには、「卵焼きとチャーハンの両方にしらすを入れて‘食べた感’をしっかり植え付ける」「黒酢の餡で爽快感をもたらすと同時に、疲れた体の乳酸値を下げさせる…」という計算をしているから島野料理長はすごいとの事で、相変わらずお客様のニーズに応えた手堅いレシピ作りをしているな~と感心しました。
 実際、黒酢には他の酢よりもアミノ酸の含有量が多く、汗をかいて失われたミネラルを補給し代謝を上げる効能があって夏バテ対策には最適な調味料ですので、海の家で食べるのに最も理にかなったチャーハンだといえそうです。
味のおいしさはもちろん、夏の暑さで疲れた体をも癒します
 案の定、このチャーハンは島野料理長のファンである奥様方だけではなく色んな層から大人気で、だからこそ明さんはハナちゃんに新作のしらすチャーハン作りをお願いしたのですが、勝負が始まって間もない時にとんでもない異変が三浦海岸で起こります。
 それは、何と他の海の家も一斉にしらすチャーハンを売り出し始めたこと!
 明さんが周囲にそれとなく確認したところ、ハナちゃんや満点大飯店のしらすチャーハンがあまりに人気で飛ぶように売れているのを見た他店の方々が、「これはイケる!」「うちも三浦にある有名店にレシピを提供してもらってしらすチャーハンを売り出そう!」とどんどん便乗し、最終的にはしらすチャーハンがないお店の方が珍しい事態に発展したのだとか。
 ざっと見ただけでも、フレンチ風しらすチャーハン、カレーしらすチャーハン、ヘルシーしらすチャーハン、あおさしらすチャーハン、イタリアンしらすチャーハンなどもはや何でもありな状態で、しらす縛りでよくぞここまでばらばらのチャーハンを思いついたな~とあっけに取られました;(←個人的に、フレンチ風がどんな感じか気になります。コンソメベースの味付けか、バターピラフ風か、もしやクリームソースをかけてしまうか…妄想は膨らみます)。
 実を言いますと、チャーハン対決自体はつい最近本当に実現しているのですが、流石に具までは限定していませんので、工夫して個性を出さなくてはいけなかった料理人さんたちはさぞ苦労しただろうな~と同情したものです。

 一応みんなのまとめ役でもある明さんは、こんなにしらすチャーハンばかりでは共倒れしないかと不安になりますが、ハナちゃんは皆がしらすでそれぞれ違うチャーハンを生み出したことは逆に凄い事なのだからそれを活かし、かつて横浜中華街でも行われたチャーハン対決のような一大イベントにして盛り上げてはどうでしょうかと提案して、とうとう三浦海岸チャーハンバトルが開催されることになります。
 果たして、ハナちゃんたちの暑いチャーハン勝負の行方はどうなるのか…続きは、また次の機会にご紹介しようと思います(^^)。
何と、どこもかしこもしらすを使ったチャーハンを作り出すという事態に…;
 「未だに卵焼きを焦がす不器用人間なのに、お店の天津飯みたいな卵焼きに挑戦とか無謀すぎる!」と今まで作るべきか作らぬべきか悩んでいましたが、順番的に作らないとおかしいので、思い切って再現することにしました(「ねーちゃん!あしたっていまさッ!」の精神で )。
 作中には詳細な分量つきのレシピが載っていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下ごしらえ。
 小鍋に中華スープ、砂糖、黒酢、醤油を入れて一煮立ちさせたら弱火にして水溶き片栗粉を回しいれ、とろみがついたらチャーハンにかける黒酢餡は準備完了。
 その間、中華鍋(又はフライパン)へスライスした生姜と油を入れて弱火にかけ、香味油を作っておきます。
 ※香味油が出来上がる頃に取り出す生姜はカリッと程よく揚がっており、そのままチップス感覚で食べることも出来ます。これがなかなか侮れない美味しさです。
島野料理長の湘南しらすチャーハン1
島野料理長の湘南しらすチャーハン2
 次は、チャーハン作り。
 先ほど用意した香味油入りの中華鍋に生卵をそのまま落とし、間髪いれず白ご飯も投入してお玉でつぶしほぐすようにして手早く混ぜ合わせます。
 そこへ釜揚げしらすをたっぷり加え、ざっと炒め合わせます。
島野料理長の湘南しらすチャーハン3
島野料理長の湘南しらすチャーハン4
島野料理長の湘南しらすチャーハン5
 塩と胡椒で薄めに味付けした後、刻んだ長ネギを加えてもうひと炒めし、ご飯全体に具が行き渡ったのを確認したら火からおろしてお皿へ丸く盛り付けます。
 チャーハンはこれでOKです。
島野料理長の湘南しらすチャーハン6
島野料理長の湘南しらすチャーハン7
 ここまできたら、いよいよ卵焼き作り。
 ボウルに卵、釜揚げしらす、刻んだ長ネギ、塩を入れ、白身のこしを切るようにして菜ばしか泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。
 この卵液を、油をやや多めに入れてよくなじませた中華鍋(火加減は若干強火で)へ一気に流し込んで数回軽くかき混ぜ、形を丸く整えたら中華鍋を振ってひっくり返し、ぐるぐる回して軽く火を通したらすかさずチャーハンの上へそっと乗せます。
島野料理長の湘南しらすチャーハン8
島野料理長の湘南しらすチャーハン9
島野料理長の湘南しらすチャーハン10
 焼き卵でチャーハン全体をほぼ覆えたのを確認したら熱々の黒酢餡をかけ、急いでテーブルへ運べば“島野料理長の湘南しらすチャーハン”の完成です!
島野料理長の湘南しらすチャーハン11
 原作ではチャーハンが見えないくらいトロトロの卵で覆われていたのですが、当管理人の圧倒的なスキル不足により、破れまくりの中途半端な出来になりました…orz。
 とはいえ、黒酢餡のつややかなとろみが細かい失敗を隠してそれなりに美味しそうに見せてくれているので、餡は偉大だと思いました(←破れたオムライスをケチャップで隠す感覚で、結構うまくいきます^^;)。
島野料理長の湘南しらすチャーハン12
 それでは、出来立てほやほやの内にいざ実食!
 いただきま~すっ!
島野料理長の湘南しらすチャーハン13


 さて、味の感想は…男女問わず、幅広い年代の方から支持されそうな間違いのない美味しさ!濃ゆそうな見た目に反し、意外とスルッと胃に収まります。
 ハナちゃんのしらすチャーハンに比べ、釜揚げしらすをそのまま使っている為油分が抑えられたあっさり系の塩味になっており、生姜の風味ですっきりしているせいか「口当たりがハラリとしたチャーハン風しらすの中華炊き込みご飯」と言えなくもない味わいになっています。
 噛むごとにネギのシャキシャキ感と釜揚げしらすのほわっとした淡い舌触りが一体となり、潮の旨味がしっとりとほどけていくのがたまりません。
 このやや淡白で上品なチャーハンに、ギリギリかたまったような半熟トロトロふわふわの極厚卵がコクをプラスし、さらに黒酢餡がねっとりと包み込んで全体の一体感をぐっと高めているのがナイスでした。
 この黒酢餡は従来のケチャップ餡や醤油餡と違いとてもシンプルな味付けで、普通の中華スープをベースに黒酢の酸っぱさと砂糖の甘さに醤油の塩気効いたさっぱり系のストレートな甘酸っぱさが特徴ですので、正直白ご飯だったら物足りなかったと思うのですが、チャーハン相手だとバランスがちょうどよかったです。
 黒酢だからこそ出せる奥深くて爽やかな酸味が口にも体にも優しい仕上がりで、夏場でもパクパクいけそうな新定番天津飯だと思いました。
 ただ、卵と餡で贅沢感がプラスされたのはいいのですが、惜しいことに一緒に食べると釜揚げしらすの風味が若干かき消されているのが唯一の弱点でしたので、このチャーハンにこそ揚げしらすを加えた方がより美味しくなるのでは…と感じました。


 見た目も味もすごく良かった分、肝心のしらすの存在感が薄くなっている所が本当に残念で、個人的にもっと改良を加えたいと思いました。
 黒酢の餡はチャーハンのほかにもから揚げにした魚やお肉にかけても十分いけそうでしたので、応用が利きそうなのが嬉しかったです。


P.S.
 ミトナリさん、コメントを下さりありがとうございます。
 ご質問にあった現在おすすめの気になっている料理・食べ物系の漫画ですが、既に当ブログで再現させて頂いたり、コメント欄で教えて頂いた作品を除くと『肉極道』、『中華一番!極』、『まどろみバーメイド 』、『うわばみ乙女ずかん』、『めしねこ 大江戸食楽猫物語』(←蛇足ですが、この作品に出てくる主人公猫の柄は我が家の一歳メス猫にそっくり!)です。
 ミトナリ様、そして他の皆様がコメント欄でおすすめして下さった料理漫画はどれもこれも気になるものばかりでしたので、近日中に一読してみようと思います!


●出典)『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『どんぶり委員長』の“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”を再現!

 数日前、夫が「肉にかけると何でも美味しくなる魔法のスパイスがあるらしいから、取り寄せてみた」と言って、「マキシマム」というスパイス調味料をネット通販で購入したんですが(魔法のスパイスというワードとか、簡素で妙に軽い小包で届いた事もあり、一瞬そっち方面の怪しいおハーブを連想してしまったのは内緒)、これが本当に肉料理にぴったりで衝撃でした。
 最初はステーキにかけたんですが、肉の臭みを消して旨味の輪郭をはっきりさせる優れもので、安いお肉でもお店みたいなビシッと決まった味になります。
 何と、肉とは関係ないチャーハン・スープ・野菜サラダにかけてもいけるみたいですので、一度試してみる予定です。

 どうも、 マキシマムザホルモンを連想して思い出し、ホルモンにかけてみても合うかもしれないとふと考えた当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて委員長が吉田君のサポートを受けながら初めて作った“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”です!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼図
 前日の帰り道、洋食屋さんの窓から見えた鉄板焼きハンバーグに心奪われた委員長は、朝一番に「アタシのためにハンバーグでどんぶり作ってくれる!?」「どうせ今日提出する英語の課題やってないんでしょ?それを教えてあげる代わりにアタシのために…」と理論武装して唐突に吉田君にお願いします。
 普段だったら「だから何で俺が…」と文句を言いながらも丼を用意するのが様式美の流れなのですが、実は吉田君の得意料理はハンバーグで、いつかは作ってあげたいと思いつつ「自分から言うのも違うかなー」と今まで構想を温めていたとの事で、すんなりOKしていました(←嬉しいはずなのに、思いも寄らぬ反応に「えーっ!?」と青ざめていた委員長が妙にリアルでした。もしかしたら、最初は嫌がっている吉田君を何だかんだでその気にさせる過程も密かな楽しみだったのかもしれません;)。

 ちなみにこの時、吉田君は「ハンバーグのどんぶり食べたいんだよな?」「でも今日は用事があるから明日でもいいか?」と聞いて委員長が素直に頷くのをいいことに、「じゃ、英語の他に数学の課題も教えてもらっていいか?」とドサクサにまぎれて報酬を増加させていました;。
勉強が出来てしっかりしているのは委員長ですが、交渉上手で要領がいいのは吉田君の方で、お互いに足りないものを補いあえていい関係だと思います(´∀`)。
吉田君がこんなに良い笑顔で丼作りを了承するの初めて見ました;
 しかし翌日、前夜に料理をしていて利き手を怪我した吉田君は料理が出来ない状態になっており、委員長は大ショックを受けます;。
 何でも、突き指した後切り傷とヤケドをいっぺんにしてしまったそうで読むだけでも痛々しく、思わず指を押さえてしまったものです一体何を作っていてこんな重症を負ったのか、激しく気になります…もしかして、手作りピザ!?←材料を包丁で材料を切って切り傷、生地を叩きつけている時に突き指、焼こうとしてオーブンで火傷と推理)。
 なので、委員長はすっかり諦めモードに陥っていたのですが吉田君はやる気満々で、「俺が隣で作り方を教えるから」委員長が代わりに丼を作ってみようと提案し、委員長を「ムリムリムリムリ!!」DIO風にさらにパニック状態にさせていました。
 なお委員長のお料理スキルは、親子丼を作ろうとして炭化した何かになったり、塩水を作ってと言われて相撲の立会い並に塩を入れようとしたり、キャベツを千切りにしようとして三分の一カットにしたり、切って混ぜて乗せるだけの丼でも家で再現できなかったりと、まるで噛み切れないパスタや黒こげと半生が両立した唐揚げを作ったかつての当管理人を彷彿とさせる程の初心者レベル(←大昔、○mm幅という表記がレシピにあったらいちいち定規で測って切っていたのは未だに黒歴史orz)。
 いきなりそんなことを言われても、「怪我」「生焼け」「食中毒」など失敗する未来予想図が生々しすぎて、ぶっつけ本番では挑戦したくないだろうな~と苦笑しました。
運悪く負傷した吉田君の代わりに、なんと自分で作ることに;
 けれども、吉田君は委員長の為に勝利が苦手な超初心者でも危険なしでおいしく作れるレシピを考えており、おそるおそる委員長はハンバーグ作りに取り掛かることにします。
 その際、ドタバタしつつも吉田君の的確な指示を受けながら何とか委員長が作り上げたのが、この“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”です!
 作り方は簡単で、電子レンジにかけた玉ねぎ・牛乳に浸した食パン・コンビーフをよくこね合わせてフライパンで両面を焼いてご飯に乗せ、仕上げにフライパンに残った油に醤油と水を加えてソースにしたものをかけ、クレソンとバターを乗せたら出来上がりです。
 ポイントは、ハンバーグの片面がしっかり固まるまで弱火でじっくり火を通してからひっくり返すことで、こうするとコンビーフを使っている分柔らかいタネもちゃんと焼きあがると説明がありました(どうやら、卵みたいな粘りのあるつなぎが入っていないのが崩れやすい原因みたいです)。
 ネットにあるコンビーフハンバーグのレシピはほとんどが合いびき肉使用のもので、ここまでシンプルかつ独創的なレシピは存在しなかった為どんな出来栄えになるか全然想像できず、委員長と同じくらいドキドキしたのを覚えています(^^;)。

 吉田君曰く、「コンビーフは牛肉を塩漬けにしたもので、サラダとかにそのまま使えるから、生のままでも食べられるしハラ壊す心配もないだろ?」という理由でコンビーフを選んだとの事で、確かにこれなら敷居が低くて安心かも…と感心しました(←何気に難易度が高い味付けも、始めから味がついているコンビーフを使う事によって最小限に抑えられているのもありがたし!)。
 玉ねぎも本当は炒める所を電子レンジ使用にして焦がさないようにしたり、両手で空気を抜く作業もボウルに叩きつけるだけでいいようにしたりと、随所に吉田君の気配りが行き届いており、「委員長は愛されているな~」と思わずニヤニヤしたものです。
 お味の方も、「こ…このコンビーフの塩気の効いたコクのある肉感!!」「タマネギの甘みとつなぎの食パンの柔らかさも相まって…どこに出しても恥ずかしくないハンバーグに仕上がってる…」とかなりの高クオリティだったみたいですし、吉田君のアイディア力のすごさが浮き彫りになったお話でした。
そのままでも食べられるコンビーフなら、生焼けの心配もしなくてよし!
 何故か作中に出てきたような缶入りコンビーフがお店で見つからず作れていなかったのですが(←プラスチックで微妙に量が少ないタイプしか見つからず)、あるコンビニで偶然発見したので再現することにしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下準備。
 食パンは耳を取ってあらかじめ牛乳に浸して柔らかくしておき、玉ねぎはみじん切りにした後ラップをして約一分半ほど電子レンジにかけ、程よく熱が通ったら荒熱を取っておきます。
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼1
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼2
 次は、混ぜ込み作業。
 ボウルへ先ほどの食パンと玉ねぎ、コンビーフを入れてよく練り合わせ、両手に叩きつけながら空気を抜きつつ小判型に整形します(←通常のタネと違って少し柔らかめですので、形崩れに要注意です)。
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼3
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼4
 今度は、いよいよ焼き作業。
 油をひいて弱火に熱したフライパンへさっきのタネをいれ、片面に火が通るまでじっくりゆっくり待ちます(←この時、慌ててひっくり返そうとするとグズグズになってしまいますので気をつけて下さい)。
 焼けているのを確認したら慎重にひっくり返してもう片面もじっくり焼いて内も外もしっかり火を通し、焼けたら炊き立てご飯を盛った丼へ乗せます。
 その間、フライパンに残った肉汁や油に醤油と水を加えて煮詰め、ハンバーグ用のソースを用意しておきます。
 ※このタネ、当管理人の手際が悪かったからかもしれませんが、初心者というよりはむしろ上級者向けといいたくなるほど、すごく扱いづらいです…。ちゃんと焼いたつもりでもフライパンに焦げ目がくっついて中がデロ~ンと露出したり、いつまでたっても中が固まる様子がなかったりと、とにかくちゃんと焼けるのに時間がかかりますので、根気強く様子を見てあげてください(^^;)。
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼5
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼6
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼7
 出来立て熱々のソースをハンバーグ丼に回しかけて中央にバターをのせ、最後にちぎったクレソンを上に添えれば“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”の完成です!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼8
 見るからに肉々しくてそそるビジュアルのハンバーグで、ひき肉を使っていないとは思えないくらい本格的な出来栄えにわくわくします。
 クレソンの緑とバターの黄色が食欲をそそりますし、これは味の方にも期待が持てます!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼9
 それでは、とろとろのバターにハンバーグを絡めていざ実食!
 いっただっきま~す!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼10


 さて、味の感想は…普通のハンバーグとは一線を画する味わいで美味し!コンビーフならではの洋風なスパイシーさが効いたパテですが、恐ろしい程ご飯に合います!
 肉汁たっぷりで柔らかい口当たりですが、ふっくらジューシーというよりはふわふわトロトロ〜とひとりでにとろけていく優しい味のハンバーグで、ご飯との一体感がすごいです。
 とはいえ、コンビーフのしなやかなようで噛めば噛むほど味が出てくる絶妙な噛み応えの繊維はそのままですので、単に柔らかいだけではない凝った食感なのが飽きを防いでナイスでした←しっかりした舌触りなものの脂分でしっとりしている肉がホロリとほどけていく様は、豚の角煮を食べる時の醍醐味に似ているかもしれません)。
 この癒し系ともいえる穏やかなコクを持つハンバーグに、牛の旨味が効いた奥深く香ばしいバター醤油のソースが相性ぴったりでした。
 牛肉しか使っていないハンバーグは旨さが濃い分硬い肉質と独特の癖が特徴的ですが、こちらは牛脂たっぷりでハーブの豊かな風味で臭み消しがされてあるコンビーフを使い、玉ねぎや食パンをつなぎにして旨味はそのままに口当たりだけマイルドにしている為、牛肉100%とも合挽き肉とも全く違った新しい美味しさになっています。
 不思議な事に、チーズ系は一切入れていないのにチーズハンバーグっぽい味わいなのが印象的でした。
 このこってりハンバーグの後味を、少しツンとくる辛味があってシャキシャキ爽やかなクレソンがさっぱりリフレッシュしてくれるのがよかったです。


 正直、焼く作業が結構難しかったので初心者向けとは言いがたいのですが;、味はとてもおいしいので挑戦の価値ありだと思いました(←仮に中が半生のまま引き上げたとしても、食中毒の心配はないので安心ですし)。
 パンに乗せてチーズと一緒に焼いてもいけそうですし、また作ってみたいな~と思いました。


P.S.
 ろくぞうさん、くいいじももんさん、かなたさん、コメントを下さりありがとうございます。
 そして、更新をほぼ停止していた間に拍手コメントを下さっていた野際さん、定点観測者さん、rikkoさん、SAYAKAさん、はなびしさん、かえるさん、いちさん、センさん、ありがとうございました(チェックが漏れていました、お礼が遅くなり申し訳ございません)。
※ろくぞうさんのコメントはもう一つありましたが、内容が全く同じで二重投稿かな?と思いましたので、後の方だけ承認せずにそのままにしています。もし何かございましたら、ご指摘おねがいしますm(_ _)m。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『紺田照の合法レシピ』の“ねば~る山芋ペペロンチーノ”を再現!

 今から数ヶ月前、お気に入りの納豆・「糸の力」が生産工場の機械の不具合が原因でお店から姿を消したことがあり、一時納豆ジプシーになったことがありました。
 色々な納豆を食べ比べして、どれもそれぞれのよさがあってとてもおいしかったんですが、納豆料理を作る際には「糸の力」だったら出せる強力で大量のねば泡がないとどうも物足りなく、ほとほと困りました;。
 ただ、ご飯に乗せて食べる分には大粒納豆の方がおいしいかもしれない、ひき割り納豆は青魚や酢飯と相性がいいけどイカにはあまり合わない気がするなど新しい発見がありましたので、強制的に食生活が変わるのもたまにはいいかもしれないと感じたものです。

 どうも、納豆に刻みネギ・バター・めんつゆ・醤油(たまにレモン汁を入れても美味)をパスタに合わせて作る納豆パスタが好物の当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて紺田君がある山でとってきた食材を使って作った“ねば~る山芋ペペロンチーノ”です!
ねば~る山芋ペペロンチーノ図
 ある夜、紺田君はいつも通り幹部組員・狼須さん(“なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ”を作ってもらって以来、すっかり紺田君がお気に入りになった模様)の警護をしながら街を歩いていたのですが、そんな中いきなり刃物を持った男に襲撃され、狼須さんを庇ってお腹を刺されるという事件が起きます。
 いつも泰然自若な紺田君ですので、刃物で刺されても平然として「大丈夫です」とか言いそうなイメージがあったのですが、刺された次のコマでは血を吐いてすぐに意識を失っており、心配すると同時に「そりゃそうか!」と不謹慎ながら妙に納得したのを覚えています;。

 幸い、ポケットに携帯していたスプーン型おろし金が刃物に刺さって一命はとりとめたものの(←女子力が高いと生存率も上がるんですね、勉強になります)、狼須さんと紺田君を暗殺未遂された霜降肉組が黙っているはずがなく、数日後に犯人・八下国幸さんを特定して拉致してとある山中に連行し、見せしめとして銃殺&穴に埋めることを紺田くんに命じて二人きりにしていました。
 先輩組員曰く、「コイツに腹刺されたんだ、ムカついてるだろう?好きなだけブチ込んでやれ」との事ですので、ご褒美的な意味で譲られたみたいですが…すみません、当管理人だったら正直かなりありがた迷惑です;
 普段はぎりぎりのきわどい所でギャグっぽくなる描写ですので笑えますが、この時は珍しくハードボイルドかつガチな展開でしたので、「あれ…?おかしいな、これヤクザ漫画だったっけ?(※ヤクザが主人公です)」と首をかしげつつも緊張したのを覚えています。
不意打ちでしたのでかなりピンチでしたが、紺田君が間一髪間に合ってました
 その後、紺田君は八下さんの「嫁と娘の声を聞かせてくれ…」という望みを叶えて電話させてあげるのですが、日頃の行いが行いだったせいか、奥さんからは「今何時だと思ってんの?どうせまた博打なんでしょう?」と呆れられ、娘さんからはお遊戯会に行く約束を破ったものあって「お父さんのバカー!!大っ嫌い!!」と叫ばれ、ブツ切りされていました(´д`;)。
 組に入ってからは博打で借金まみれ、稼ぎは奥さん頼りで酒に溺れては喧嘩する毎日だと話していましたので仕方がないのかもしれませんが、こんな電話が最後になってしまったらどれだけ後味が悪く辛い思いをするだろうと、お二人の気持ちを想像するだけで気が重くなったのを覚えています。

 しかし、本来であったら八下さんは殺されていたはずですが、報酬で再起を図りたくて無謀な計画に乗ったこと、昔から何をやっても堪え性がないんだという最期の言葉に何か感じる物があったらしい紺田君は、「…実はさっきから気になっていてな、この山芋が」「山芋は地中深くに生育し大きい物で1メートル以上。掘り出すのは数時間を要する重労働だ」「いいか…この山芋を掘ったらお前を始末する。絶対に逃げるんじゃないぞ」とわざと背中を見せて天然物の山芋を掘り始め、八下さんを漢泣きさせて逃がしていました。
 ダチョウ倶楽部の「押すなよ!絶対に押すなよ!!」並にお約束で優しい救い船の出し方に、初見時は温かい気持ちになったものです。
 ただ、その時の紺田君の顔が威圧感があって怖すぎるので、お笑いに疎い方だと本気で逃げるなと圧をかけているように誤解される危険性もあったかもしれない…と読み返しててふと思いました;。
天然の山芋堀りを口実に、優しい助け船を出していました…美しい話です
 それから数時間後、ひと仕事終えて帰宅した紺田君がとれたての立派な山芋とありあわせの材料で作った夕食が、この“ねば~る山芋ペペロンチーノ”です!
 作り方は簡単で、にんにく・唐辛子・オリーブ油・ベーコンを炒めた後パスタの茹で汁を加えて乳化させたフライパンへ茹でたてのパスタとニラを加えて混ぜ、仕上げにわさび入りのとろろ・タコ・刻み海苔を飾り付けたら出来上がりです。
 ポイントは、油と茹で汁の乳化をしっかりしてとろとろのソース状に仕立てること、練りわさびがとろろ全体に行き渡るよう気をつけること(←詳しいやり方はこちらの公式ページに載ってます)の二点で、見た目の派手さの割りにはお手軽に作れそうで驚きました。
 山芋を使ったパスタはそこそこありますが、ペペロンチーノとの組み合わせ、それもタコやニラを具にした物は前代未聞だった為、紺田君の挑戦精神は改めてすごいな~と思います(←思いつきで食材を足したり、逆にうっかり切らしていて代用したりと、臨機応変さが毎回すごいです)。 

 実際に食べた紺田君が言うには、「パスタ山に積もった美味しいとろろ雪。この山なら遭難しても構わない!」「ワサビが効いた山芋の濃厚な旨み、舎弟のニラも風味と歯応えで良い仕事をする。山出身同士相性がいい」な仕上がりのパスタで、上に乗っているタコも「敵対する海出身にもかかわらず山の幸組との相性抜群…!」だったようで、満足げでした。
 そして、食事しながら「現実もこう上手くいけばな…」「田舎にでも逃げて地道にやり直すと良い。粘り強く」と心の中で呟き、山芋に八下さんの前途を祈っていました。
 ちなみに、ロープでぐるぐる巻きにされた八下さんを思い出して山芋とパスタの組み合わせを思いついたようで、あんな仕事をしている最中でも料理のことを考えられる紺田君…恐ろしい子!と震えました;。
ペペロンチーノの上に、何とわさび入りの山芋をのせてしまう斬新な発想!
 ずっと気になっていた料理だったものの勇気が出ず、今日までのばしのばしにしてきましたが、そろそろ本格的に試してみたくなったので再現することにしました。
 単行本には分量つきの詳細なレシピが記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います。


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下ごしらえ。
 山芋は皮をむいてすりおろした後に練りわさびを加えてよく混ぜ合わせておき、スライスしたにんにくと種を取って輪切りにした赤唐辛子はオリーブ油が入っているフライパンへ入れ、弱火でじっくり火を通しておきます。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ1
ねば〜る山芋ペペロンチーノ2
 次は、炒め作業。
 先ほどのフライパンからにんにくの香りが立ってきたら、食べやすくきったベーコンを投入してこんがりするまで炒め、途中パスタの茹で汁を少量ずつ注いでよ~く乳化させます。
 ※パスタの茹で汁は一気に加えないこと、その都度フライパンをゆすりながら木べらで混ぜること、パスタの茹で汁は白っぽくなった茹で上がる直前のものを使うこと、混ぜあがりがドレッシングみたいにとろんとした状態になっていることを気をつければ、失敗はないと思います…たぶん(←時々失敗してるので、いまいち自信がないですorz)。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ3
ねば〜る山芋ペペロンチーノ4
 ソースが乳化したら茹で上がったばかりのパスタを入れてがーっと混ぜ合わせ、パスタにソースがしっかり絡まったら切ったニラを投入してざっくり混ぜます。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ5
ねば〜る山芋ペペロンチーノ6
 ニラがしなっとしてきたらすぐにお皿へ移してぶつ切りにしたタコをトッピングし、最後にとろろと刻み海苔をかければ“ねば~る山芋ペペロンチーノ”の完成です!
ねば〜る山芋ペペロンチーノ7
 タコの赤、ニラの緑、とろろの白、海苔の黒、パスタの黄色など色の取り合わせがとても鮮やかで、見た目はかなり完成度が高いです。
 ただ、食材の組み合わせは全くの未知数で味の想像はつかない為、ドキドキします;。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ8
 それでは、とろろをパスタに絡めていざ実食!
 いただきまーすっ!
ねば〜る山芋ペペロンチーノ9


 さて、味の感想は…一口目からガツンとくるパワー系な美味さ!紺田君の言う通り、疲労回復を腹で感じる一品です!
 にんにくの力強い風味が濃厚なオーソドックスな旨辛いペペロンチーノと、野趣溢れる強い甘さでしんなりシャキッとしたやや半生のニラが相性ぴったりで、これはありだと思いました。
 この個性的すぎるこってりしたパスタを、わさびのキリッとした辛さが効いたとろろがねっとりと絡んでまろやかにしているのがナイスで、後口は不思議と切れがよくあっさりしつこくないのが印象的です。
 ニラがあまりに合いすぎて、山芋がなければ「バリ硬麺を使った塩焼きそば風パスタ」というイメージになっていた所でしたが、とろろの圧倒的な「和」の味わいが遥かに上を行っている為、最終的には「イタリアン風滋養強壮ワイルドとろろそば」っぽい一皿に仕上がってるなと感じました。
 この山の幸感が強いトロトロソースや具に、意外にもコリコリした歯応えと滋味のある優しい甘味の海の幸・タコがよく合っていて、海苔の磯の香りも相まって何とも複雑で無国籍チックなおいしさになっています。
 驚くべきことに、ニラとタコと山芋の三位一体さの前ではあのジューシーな旨味の塊みたいなベーコンですら存在が霞んでただの添え物となっていた為、もはやシーフード系パスタと名乗ってもいいくらいでした。


 そのままのとろろがパスタに合うとは思っていなかった為、いい意味で衝撃を受けました.。
 とろろ・オクラ・納豆・めかぶなどに卵や出汁醤油を合わせたねばねば丼の具をパスタに乗せてもいけるかも…とただいま思案中です。


P.S.
 kawajunさん、この度はコメントと誤字のご指摘をしてくださり、ありがとうございましたm(_ _)m。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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