『まかない君』の“ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー”を再現!

 こんばんは、お久しぶりです。
 
 この度は何の前触れもなく約四か月もお休みしてしまい、誠に申し訳ございませんでしたm(_ _;)m。
 個人的には更新したくてたまらなかったのですが、ここ数か月で職場の人手が不足して勤務&残業量が一気に増えたり、相方さんが死にかけていた赤ちゃん猫を拾って新しい家族が増えたり、不思議と人付き合いが多くなって食事会や飲み会が増えたり、年内に結婚する事が決まって色々と忙しくなったりと、なかなか時間が取れずにここまで来てしまいました。
 おそらく今年一杯はバタバタする為、またしばらく間が空くと思いますが、時間が取れたら簡単なブログ更新を何度かし、そして落ち着いたら徐々に更新ペースを元に戻していきたいな~と考えています。
 もし、その時にまたご縁がありましたら、よろしくお願いします。

 どうも、四か月を大して長く感じなくなったのに年齢を感じてしまった当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『まかない君』にて浩平君がささっとお昼をすませようとして作った“ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー”です!
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー図
 とある春の日のお昼、凜さんも佳乃さんも午前中に出かけ、久々に弥生ちゃんと二人きりでお留守番をしていた浩平君は、簡単な物でお昼を済ませる事にします。
 普段は凜さんから「そんなに気を使わなくていいんだよ」と言われるくらいしっかりした献立作りに励む浩平君ですが、同年代同士になると少し気がゆるむのは他の子達と同じなのだな~と、親近感を抱いたものです(仕事の場でも、上司の監視がある時とない時とでは、どうしても手の入れ方が違ってくるのと似ていますね!←絶対違う)。

 とはいえ、カップラーメンで済ませるのは味気ないと思ったのか、浩平君は「もうちょっと手の込んだものにするよ」と言って台所に立ちます。
 この時、弥生ちゃんは冗談で「じゃ ビーフストロガノフとか?」というロックな発言をし、初見時は思わず吹き出しました;。
 相当手抜きをしない限り、一般人ならば「かなり手の込んだもの」に分類される料理だと個人的に思うものの、正直マメな浩平君ならそんなに苦と思わないかも…と一瞬思いかけましたが、浩平君でもこれはきつかったらしく、苦笑いして断っていました。
 さすがに、ペコペコなお腹を抱えながら玉ねぎを飴色になるまで炒めたり、何十分も煮込んだり、さらに同時進行でお肉をフランベしたりバターライスを作るのは、精神的にも肉体的にもハードすぎます。
お昼にビーフストロガノフは重いですね…胃袋的にも時間的にも
 こうして、浩平君が弥生ちゃんに見守られつつあるもので手早く作り上げたのが、この“ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー”です!
 作り方は本当にお手軽で、沸騰させたお湯へスパゲッティとブロッコリーを入れて茹で、火が通ったら湯切りしてオリーブ油・バター・わさびを加えてなじませ、最後にちりめんじゃことのりたまを足してよく混ぜたら出来上がりです。
 ポイントは、スパゲッティが熱い内にわさびを入れてさっと混ぜることと、辛味が成分が飛ぶまで手を抜かず混ぜ続けることの二つで、どうやらこれをしないと中途半端に仕上がるみたいでした(←辛いのもそれはそれで美味しそうですが、試す勇気はないです;)。

 わさびに熱が通ると辛くなくなるのはこちらの再現で知っていましたが、他の濃い調味料と合わさず、シンプルにオイルやふりかけとだけ和えて味付けする方式は初めてでしたので、大胆だな~とびっくりしたのを覚えています。
 さらに、ネット上でものりたまパスタのレシピはいっぱいアップされていたものの、わさびやブロッコリーを組み合わせているのは他に類を見ず、こういうシンプルなレシピで被らないのは逆にすごいと作者さんを尊敬しました(←なお、同じベクトルで尊敬したのはこちらのレシピだけです)。
予想を超えるわさびの量に、思わず声をあげる弥生ちゃん
 その後、弥生ちゃんはわさびの辛い湯気(←わさびを混ぜる作業の際、辛味が十分飛んでいない内に湯気を嗅ぐとものすごくきついのです…。うまくいえませんが、わさびの辛味がトゲとなって直接肌や粘膜を突き刺しまくる感じです;)をもろに浴びたせいで、「浩平 お先にどうぞ」と毒味を要求するまで怯えてしまうのですが、いざ食べてみるとケロッとして「あんなにわさび入れたのに、逆に甘いくらい!」喜んで食べていました。
 浩平君曰く、「ご飯に合うものはたいがいスパゲッティに合うんじゃないかな」だそうで、内心日本人の米離れがすすむのも、頷ける…」(←優秀な主食が増えすぎたという意味で)と思いました。
ご飯に合うものは、大概スパゲティにも合う…至言ですね
 ちょうどブロッコリーとのりたまが家にあったのを見つけ、すぐにこのレシピを思い出し再現する事にしました。
 作中には詳しいレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下準備。塩を入れて沸騰させたお湯へ、スパゲッティと小房に切り分けたブロッコリーを投入し、程よい加減に茹でます。
 茹で上がったらザルにあけて湯切りした後再度お鍋へ戻し、オリーブ油、バター、わさびを加え、よーくかき混ぜます。
 この時、湯気にわさびの辛味成分が含まれてかなり刺激が強めになっていますので、ボウルに顔を近づけ過ぎないようお気を付けください。
 ※ブロッコリーを茹ですぎたり、あんまり混ぜすぎるとブロッコリーの形が崩れてしまうので、そちらも要注意です!ちなみに、当管理人は見事に崩してしまいましたorz。
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー1
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー2
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー3
 やがて、それぞれの油分がスパゲッティに絡んでわさびの辛味が飛んだら、ちりめんじゃことのりたまをふりかけ、ざっと混ぜ合わせます。
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー4
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー5
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー6
 具と調味料が全体に合わさったのを確認したらお皿へ移し、急いでテーブルへ運べば“ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー”の完成です!
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー7
 湯を通して緑色がさらに鮮やかになったブロッコリーに、黄色いのりたまの色の取り合わせが綺麗で、ぱっと見菜の花に似ているような気がしました。
 香りはのりとごまが思ったよりも強いですが、バターの芳しい香りも強く、一体どういう味わいなのかワクワクしてきます。
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー8
 それでは、熱々スパゲッティーがのびない内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
ブロッコリーとじゃことのりたまのスパゲッティー9


 さて、感想はといいますと…ブロッコリーとのりたまの相性のよさに驚き!見た目も味も菜の花畑を連想する穏やかな美味しさです!
 辛味が完全に飛んで野趣溢れる甘味になったわさびと、バターとオリーブ油のまろやかなコクがブロッコリーを和洋折衷温野菜サラダに変化させ、単なる具としてではなくソースとしてパスタと一体化させるのに成功しています。
 ブロッコリーの瑞々しい爽やかな風味が染み込んだパスタは噛むごとに味わい深く、全体的に香り高く上品な仕上がりだと感じました。
 塩気自体はそこまで強くないですが、わさびと卵の素朴な甘さが相対的に引き立てている為そこまで薄味ではありません。
 一見シンプルなオイル系パスタにみえますが、のりたまに含まれる和風の魚介系エキスと、じゃこの潮の香りが複雑な旨味を産み出しており、例えるとするなら「出汁が効いているのに汁気が少ない、ブロッコリーと卵の和パスタ」だと思いました。
 プチプチ弾ける白ごまの香ばしさと、海苔の磯風味がいいアクセントになってます。
 また、ふりかけパスタの弱点はどうしても粉っぽくなるところなのですが、茹で汁を吸ったのりたまの卵はふんわりして炒り卵風になり(←もしくは、しっとりした茹で卵の黄身風?)、出汁粉も細かいせいかざらざら感はなくしっとりなじんでツルッとしていた為、感心しました。


 「のりたまと言えばご飯!」という固定概念が、ガラガラと崩れた非常に面白い再現でした。
 今度は、ネットにもアップされている色んなアレンジレシピも再現してみたいな~と感じました。

 P.S.
 極端に更新が減った2016年ですが、それにも関わらずコメントを下さったkawajunさん、波多野鵡鯨さん、まーくさん、キンメさん、恭さん、くんこさん、あめーばさん、わかおさん、さぼてんさん、まささん、いそのさん、電子の海から名無し様さん、銀猫さん、クーレンさん、国語すきさん、かなさん、和丸水産さん、「ま」人むくぽんさん、きいろいくまさん、はなびしさん、名無しさん、無記名の皆さま、そして拍手コメントを下さった皆様に、改めてお礼を申し上げます。
 ありがとうございました。

●出典)『まかない君』 西川魯介/白泉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『紺田照の合法レシピ』の“なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ”を再現!

 先日、熊本地震の影響でお水を大量に買っていくお客さんが増えたと某ショップ勤務の知人から聞き、一瞬「買占め…?」と暗い気持ちになったのですが、知人の店ではほとんどが熊本の方々へ車で直接届ける為にどうしても買いたいと話すお客さんばかりだったそうで、少しほっとしました(←届け先は家族や親戚だけでなく、部下、友達、学生時代の後輩など多岐に渡ったそうです)。
 一日でも早く地震の影響がおさまり復旧する事を祈りつつ、私が今できる事は何か、再度考えながら職場と家の往復をしている今日この頃です。

 どうも、缶詰では「日本近海どり さんまとハバネロ」が好きな当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて主人公・紺田照君が激怒した上司を落ち着かせる為に作った“なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ”です!
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ図
 漫画『紺田照の合法レシピ』とは、若干18歳という若さにして暴力団「霜降肉組」で新人極道生活を送っている高校生・紺田照君が、生きるか死ぬかのスリリングな日常の中、趣味の料理に没頭する日々を描いたギャグ系任侠料理漫画です。

 性格は寡黙にして冷静で表情に乏しく、まだ十代だというのに幹部組員並の度胸と強さを持っている為、周囲から恐れられている紺田君ですが(『寄生獣』の後藤さんにビジュアルがちょっと似ているのがまた怖さを倍増させてます;)、実際はとても礼儀正しく庶民的な性格で、自分に唯一気軽に話しかけてくれる同級生・春真希ちゃんの為に手料理を持って引退試合に駆けつける心優しさを持ち合わせているので好感が持てます。
 主人公が暴力団に所属してますので物騒なシーンも多々あるのですが、紺田君自身がこんな性格な上、薬の販売はしない・一般人には手を出さない・密漁品取引は許さないなど、もはやファンタジーと言っていいくらい古風でクリーンな組に属している為、殺伐としつつもどことなくシュールギャグっぽい世界観が形成されており、そのせいか読後感は不思議なほのぼの感が残るのが印象的な作品です。

 普通だったらどう切り抜けるかで頭が一杯になりそうなデンジャラスな日常の中、何にでも料理に結び付けて新しいアイディアを思い浮かべる紺田君の想像力のたくましさが個人的にツボで、「もしかして、斬新な料理のネタを得る為に組に入ったんじゃ…」と時々錯覚しそうになります(←但し、割れたビール瓶を見てタジン鍋を連想するなど、やや強引すぎる場合もありますが;)。
※くどいようですが、彼は18歳で現役の高校生です。未成年です。←仕事中家に帰った後は、昼間の出来事をヒントにしながら優雅に夕食つくり。←帰宅後
 あと、今作で最も魅力的なのが、『ミスター味っ子』と『中華一番!』をミックスして任侠要素を色濃く反映させたような、独特な料理表現の数々!
 シソを「合法ハーブ」、片栗粉を「魔法の白い粉」、調理を「カチコミ」などと不穏な横文字で彩ったり、炊き立てご飯の湯気を「ずっと吸引していたい」、低カロリー料理を作る際に「余分なカロリーを殺ってやる」といちいち危ない言い方をしたりするのはデフォルト。
 それどころか、美味しさを伝える時も「カレーの香りと辛味が凶暴。完全に武闘派だ!!」「ご飯組も加わり、口の中の抗争がより一層激しくなった!!もはやこれは戦争だ!!」「あの表情…極上の合成麻薬に違いない」というキワドイ言葉のチョイスばかりで、読んでいるこちらがハラハラします;。
 しかし、最初は困惑していたこれらの危ない言葉遊びも、一話二話と読み進めていくにつれ段々癖になり、最終的には「もっと過激なブツを…」とジャンキーになってハマること必至です(←※漫画のことです)。

 なお、表現はおどろおどろしいものの出てくる料理は家庭的かつ身近なレシピばかりで、繊細な下処理、彩りや栄養バランスへのこだわり、果てにはおいしそうに出来た日は画像撮影後クック○ッドに投稿するなど女子力がすごく、そのギャップが非常に面白いです(←ちなみに、公式キッチンは実在します)。
料理の感想がいちいち紛らわしい表現ばかりで、毎回感心笑っています
 今回ご紹介するのは、第四話「狼の晩餐」で登場した“なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ”!
 作り方はとても簡単で、オリーブ油を塗って三枚重ねた春巻きの皮の上にきゅうり抜きのポテトサラダ・イカの塩辛・ピザ用チーズを乗せてオーブントースターで焼き、最後にレモン汁をかけたらもう出来上がりです。
 ポイントは、焼く前も後も形が崩れやすいので必ずアルミホイルの上で作ることと、オリーブ油を塗る時は春巻きの皮が焦げないよう焼き過ぎに注意することの二点で、包丁もフライパンもなしであっという間に作れる手軽さが嬉しいです。

 アンチョビがなかった為イカの塩辛を代わりに使ったとの事で、当初は「本当に代わりになるのかな?」と半信半疑でしたが、紺田君曰く「北海道ではじゃがいもと一緒に食べる事も多いんで」と相性の良さを見込んで使ったそうで、目から鱗でした。
 餃子の皮でピザ風はよく見かけますが、春巻きの皮は何故かあまり見かけませんので、どういう味になるのか気になってしょうがなかったのを覚えています。
塩辛とジャガイモの組み合わせが鉄板であることは、北海道で立証されています。
 おいしいイカの塩辛が手に入ったので再現する事にしました。
 作中には詳細なレシピがきっちり記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下準備。アルミホイルの上で春巻きの皮に一枚ずつオリーブ油を塗って三枚重ね、その上へきゅうりが入っていないタイプのポテトサラダを広げます。
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ1
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ2
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ3
 そこへさらにイカの塩辛(透明な塩辛より、ワタを使った塩辛が断然お勧めです!)とピザ用チーズを散らし、オーブントースターでこんがりするまで焼きます。
 ※春巻きの皮は結構すぐに焦げてしまいやすいので、こまめに焼き具合をチェックする事を推奨します。
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ4
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ5
 全体的にいい感じに焼けてきたらすぐに取り出してレモン汁を振りかけ、食べやすいサイズに切り分ければ“なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ”の完成です!
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ6
 本当にアンチョビを使ったかのような深い香りがチーズと混然となって漂い、ものすごく食欲をそそります。
 イカの塩辛を調味料代わりに使うことは何度か試しましたが、ピザにするのは初めてですので、一体どんな味がするのかとても楽しみです!
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ7
 それでは、焼きたて熱々の内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ8


 さて、味の感想ですが…ちゃんとピザっぽくなってて驚くと同時に感動!おやつっぽい見た目ですが、意外と食べ応えがあってボリューム満点です。
ほんの数秒前は激怒していたのに、一口食べただけで少年の目に戻りました;
 一口食べて連想したのは某ピザチェーン店でおなじみのアイダホピザで、マヨとチーズとじゃがいものゴールデンコンビっぷりを実感させる、間違いのない旨さでした(←すごく濃厚なポテトグラタン風ともいうべき味で、お酒にぴったりです)。
 狼須さんの言う通り外側は冬の落ち葉を連想させる軽い食感の皮で、薄く儚くパリッと砕けるのがすごくクリスピーかつ香ばしくていいのですが、底の方はほんのりムチッとしつつもほとんど口に残らない独特な極薄生地に仕上がっており、一度で二度おいしい印象を受けました。
 火が通ったイカの塩辛は、生の時の臭みが完全に消えて本当にアンチョビっぽい熟成されたコク深い塩気に生まれ変わっており、まろやかなポテサラにビシッと一本真の通った味付けをして後引く味わいになってます(←例えるとするなら明太子クリームパスタっぽい感じで、しょっぱい食材とクリーミーな食材が相反しつつも互いが互いを引き立てあうイメージ)。
 ポテサラのねっとりホクホクした舌触りの中、イカの塩辛のプリプリ感やにんじんのサクサク感が程よくアクセントを与えているのが味のマンネリを防いでいます。
 レモン汁の爽やかな酸味がじゃがいも料理にありがちな野暮ったさを鮮やかに打ち消して垢抜けさせ、後味をさっぱりさせて全体にメリハリをつけているのがナイスでした。


 紺田照君の言う通り、変化球でブラックペッパーをふって食べてみてもいけました。
 簡単に作れるのに期待以上の味に仕上がる為、時間がない時には大変ありがたいレシピだな~と思います(←あまりに簡単&おいしく作れるので、既に三~四回くらい作りました)。

●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

取り急ぎ、近況報告です。

 お久しぶりです。
 当ブログの管理人・あんこです。

 この度の熊本地震でコメントを下さったkawajunさん、メールを送って下さった皆さま、お気遣い誠にありがとうございました。
 私の住んでいる福岡も何度か揺れましたが、私を含め家族も親戚も無事です。

 熊本にいらっしゃる被災者の方々へのお見舞と、亡くなられた方々へのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

『どんぶり委員長』の“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”を再現!

 つい最近、実家の母が東京にいる妹の家へ二週間ほど遊びに行った事があったのですが、その時お隣さんから毎夜強烈なセロリ臭が漂い、ミステリーな気持ちになったと打ち明けられました。
 妹がいうには、その前はカレーの匂いが夜になる度換気扇を通じて猛烈に漂ってきていたそうなのですが、最近はセロリの匂いに切り替わったそうで(←数日どころの騒ぎではなく、半年レベルで毎晩そんな感じだったそうです)、母は「凝る料理が変わったのかしら?」、妹は「いや、あれは多分入浴剤の香りだよ」など、様々な憶測をして日々を過ごしたそうです。
 とりあえず、今度はもっと芳しい香りがマイブームになるといいねと三人でラインで語り合っている今日この頃です。

 どうも、セロリの葉と一緒に浴槽で揺られているとポトフになった気分になれてちょっと面白そうだな~と妄想した当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて吉田君がコンビニで委員長に依頼されて作った“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”です!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼図
 現代っ子にしては珍しいことに、委員長はコンビニに入った事がほとんどなかったのですが、ある朝シャープペンの芯を切らしていたことを思い出してフラっと立ち寄り、そこで偶然吉田君と鉢合わせします。
 最初は漫画雑誌を手にしていた吉田君に「禁止されてるでしょ!」と真面目に怒っていた委員長ですが、店内にエスプレッソマシンやホットスナックコーナーが設置されているのを発見してからは「い…今のコンビニって淹れたてのコーヒーが飲めるんだ…」「ウソでしょ…ここ揚げ物屋さん!?」とそっちの方に気がとられ、吉田君から「お前いつの時代の人だよ」と少し引いていました;。

 吉田君は呆れ顔でしたが、普段会社(又は学校)と家の往復ばかりで休みも家で寝るか趣味に没頭するかで日常を過ごしていると、ハッと気がつけば世の近代化からすっかり取り残されていた…というのは社会人にも学生にも非常にありがちな話の為、委員長を責めないでやってほしいと同情したものです今から数年前、未だに旧式の定期券で通勤していると六十代の母から「何でSUGOCASuica定期にしないの?色々便利よ?これ一つでバスにも乗れるし、ポイントも三倍溜まるし…」と心底不思議そうにアドバイスされた時には衝撃を受け、それ以来世の動きに敏感になろうと決意したのは今となってはいい思い出です…orz)。

 その際、委員長はコンビニ店内で揚げられるチキンの様子にすっかり魅せられ、いつもの如く唐突にレジ前で「この揚げたてのチキンでアタシのためにどんぶり作ってくれる?」と安定の上から目線で吉田君にお願いしていました(^^;)。
 どうやら店員さんは、ワガママで変わり者なドS彼女に振り回されるかわいそうな彼氏という風に吉田君を捉えたそうで、「お…おいくつ必要ですか…?」と完全に腫れ物に触れるような対応をされており、朝から大変な目にあったな~と苦笑しました。
コンビニでいきなり丼要請を出された吉田君と、戸惑う気の毒な店員さん;
 こうして放課後、何だかんだ言いつつ委員長を憎からず思ってる吉田君がコンビニで購入した材料(←一応委員長から材料費は貰っていましたが、今回は足りなかったみたいできっちり差額を請求していました。いい加減系キャラに見えて、実は父子家庭で普段家計や家事を担っているしっかり者な一面が垣間見えるシーンです)で作ったのが、この“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”です!
 作り方はとても簡単で、食べやすいサイズに切った揚げチキンと千切り野菜サラダを炊き立てご飯の上へ移し、その上からタマゴサラダ・和風ドレッシング・醤油をよく混ぜた即席タルタルソースをかけたらもう出来上がりです!
 ポイントは、チキンは必ず電子レンジかオーブントースターで温め直してから使うことと、ソースを作る時は全体が一体化するまでしっかりかき混ぜることの二つで、コンビニで材料を買うだけであっという間に準備できるお手軽さが嬉しいレシピです。

 当管理人にとってタマゴサラダは、コンビニではよく見かけるもののその地味さと味の予想のつきにくさからいつもスルーしてしまっていたお惣菜の一つだったのですが、調べてみると要は「タマゴサンドの中身」みたいな物だそうで、味の想像がすぐ出来る分俄然身近に感じました。
 また、恥ずかしながら当管理人はコンビニに別売りのドレッシングが置いてあることを今回で初めて知ったのですが、デイリーポータルZ様がかつてアップされた企画によりますと各コンビニによってかなり違いがあるそうですので、奥が深いな~と思ったものです。
定番サラダに比べて地味なイメージのタマゴサラダですが、今回大活躍!和風ドレッシングと醤油を加えて混ぜるだけで、立派なタルタルソースに大変身!
 切って混ぜるだけでの時短丼となると、気になるのは「ちゃんと美味しいのか?」という一点につきますが、その後いそいそと食べた委員長によりますと「す…すごいこれ…!!」「ポイントはこれに絡まる即席のタルタルソース!!このタマゴび甘みと和風ドレッシングの酸味が絶妙なバランスで、チキンとごはんがより濃厚で濃密な関係になるように橋渡ししてくれている…!!」というべき見事な味わいみたいで、感想待ちの吉田君を無視してひたすらかっ込んでいました。
 ちなみに、その単純すぎる工程を目の当たりにした委員長は私でも作れるはずだと考え、「もう一杯おウチで作ろ♡」と張り切るのですが、単行本についているおまけページではそれでも失敗した様子が描かれており、「アタシの料理センスって一体…」と落ち込んでいました;。
 失敗しようがないあのレシピで、果たしてどんなオリジナル要素をプラスしたのか…逆に傍で見てみたい気になったエピソードです。
切って混ぜて乗せるだけの簡単丼なのに、何故か美味しく作れない委員長;
 先日、「時間がない時に出来る再現は…!」と部屋中をあさった時にこのレシピを見つけ、急いで再現しました。
 作中には詳細なレシピがきっちり記載されてますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、タルタルソース作り。ボウルへコンビニで買ったタマゴサラダとサラダ用和風ドレッシングを入れてスプーンでよ~く混ぜ合わせ、醤油で濃くなり過ぎぬよう程よく味付けします。
 材料が完全に混ざったら、タルタルソースは準備OKです!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼1
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼2
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼3
 その間、コンビニで買ったサラダの千切りキャベツ(←トマト入りのちょうどいいサラダが見つからなかったので、これだけはスーパーの物を使っちゃいました;)を炊き立ての丼ご飯の上へ乗せたり、レンジ等でコンビニのチキンカツを温め直して、食べやすいサイズに切っておきます。
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼4
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼5
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼6
 先程のサラダご飯の上へチキンカツを移してタルタルソースをトロ~っとかけ、仕上げにトマトやレタス等を飾り付ければ“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”の完成です!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼7
 黄色がかったツヤツヤのタルタルソース、トマトの赤やキャベツの緑が目にも鮮やかなサラダ、香ばしく揚がったチキンカツが見るからに食欲をそそる感じで、これは委員長が興奮するのも無理はないと感じました。
 タルタルソースとご飯はご飯に合うのかちょっと心配ですが、吉田君の腕を信じて素直に食べてみようと思います。
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼8
 それでは、タルタルソースをたっぷり絡めていざ実食!
 いただきまーすっ!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼9


 さて、味はと言いますと…ジャンクですがヘルシーで爽やかでもある、不思議なおいしさ!ちょっとしたお菓子感覚で食べられる新しい丼です!
 フライドチキン系の洋風な味で、スパイスが効いたカリザクッと固い歯応えの衣の揚げチキンはどちらかと言えばご飯に合いにくい方の味付けですが、ねっとり濃厚な醤油風味の甘辛タルタルソースが、ご飯との相性をぴったりにさせる橋渡し役になってくれてます。
 ステーキハウスによく置いてあるような和風の甘酸っぱい粒々オニオンのドレッシングと、ソース状になっても尚ホクホクまろやかに甘い卵サラダが合体したタルタルソースは、出来合いのタルタルソースよりもこってりして黄身の旨味や存在感が強く、肉により合うよう特化しているのがナイスでした。
 また、白身が大ぶりに切られてゴロゴロ入っているせいか口の中で占める割合が大きく、プリプリ感が堪能できるのも白身好きとしてはよかったです。
 ドレッシングに砂糖醤油が含まれるせいか、ちょっと照り焼きチックな味わいになっているのも面白く感じました。
 コンビニチキン特有の肉汁やな油分がたっぷり滴るジューシーな感じと、とにかくふんわり柔らかい肉質は普通のチキンカツとは全然違い、おかずというよりは本当にスナック惣菜というイメージですが、これはこれで新しい旨さの丼だと感心します(←こちらの方が遥かに本格的ですが、駄菓子のソースカツでカツ丼を作ってみた!みたいなノリに近い所が;)。
 シャキシャキしたキャベツの千切りが小気味良いアクセントに、甘酸っぱいトマトが後口さっぱりなソース風に、そしてプチプチコーンの甘さが時折味を変化させるのがいい感じでした。
 チキン南蛮というよりは「卵主役のタルタルソースをたっぷりかけたサラダ仕立てのチキンカツ丼」という印象で、思ったよりもマヨ控え目でくどくないのが嬉しかったです。


 このタルタルソースは生野菜と合わせるのはもちろん、照焼きの上にかけたり、パンにつけたり、揚げ物にまぶしてもいけそうです。
 短時間で用意出来る割には味がびしっと決まるので、おすすめです。
 今回はセブンイレブン製のタマゴサラダと和風ドレッシングを使用しましたが、他コンビニの商品を使ったらまた違った味になるかもしれませんので、もし目を見張るような違いがありましたら近々ご報告したいと思います。

P.S.
 コメントを下さった皆様、ありがとうございます!いつも読んでは元気を頂き、今後の再現料理活動の参考にしております。出来る限り、毎月最低でも一~二回は再現しようと考えておりますので、ご縁がありましたらよろしくお願いします。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『ごほうびごはん』の“滝さんのフライパンカルボナーラ”を再現!

 最近、妹が香川へ出張したお土産にと色んな物を郵送してくれたのですが、その中の一つにさぬきパスタという商品があり、驚きました。
 なんでも、讃岐うどんの製法を活かしたモチモチパスタで、釜玉風にしてもチーズ入りのソースをかけてもおいしいとの事でした。
 日頃あまり地元を離れない身ですので、家族や知人からのお土産は世間の変化を垣間見るいいきっかけになり、とてもありがたく感じています。

 どうも、お鍋のシメはうどんかちゃんぽん麺かでいつも迷っている当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ごほうびごはん』にて咲子さんの後輩・滝さんが気に入って作り続けている“滝さんのフライパンカルボナーラ”です!
滝さんのフライパンカルボナーラ図
 ある日のお昼、咲子さんはパンが大好きな同僚・小湊さんと、ロックが大好きな今時系後輩・滝さんと三人一緒にランチを食べるのですが、そこで一見料理をしなさそうな滝さんの得意料理がカルボナーラだと判明し、盛り上がります。
 卵一つ割るのも苦戦する程料理下手な小湊さんは、内心「私と同じクッキンレベル」と思っていた滝さんが自分よりも料理が出来ると知って動揺し、「冷凍食品なんすけどね…っていうオチじゃあ…?」「麺ゆでてレトルトのソースであえるだけのやつでしょ!?」と必死になっていました;。
 個人的に、カルボナーラは最後の混ぜ作業さえしくじらなければ主に混ぜるだけでちゃちゃっと作れて、むしろお手軽な方だと感じている為、小湊さんのあまりの狼狽っぷりに「そこまで焦らなくても…」と苦笑したのを覚えています←反対に難しいのは、ペペロンチーノ。簡単かと思いきや、お店のような味を出すのは結構難しいです)。

 しかし、滝さん曰く「逆に面倒くさくないですか?大量のお湯で麺ゆでるのって…」だそうで、ソースも自分で作ると発言して小湊さんをへこませていました。
 確かに、パスタを茹でるお湯を沸かす時間はあっという間に思えて実は地味に時間を食い(←冬場だと平気で五分以上かかりますよね…)、せっかちな当管理人も「面倒だな…早くわかないかな…」と前から気になっていた点でしたので、滝さんの意見には激しく共感したものです。
自分と同じレベルだと思っていた人が遥か先を言っていると、非常に焦ります;
 その後、滝さんは咲子さん達にどうやってカルボナーラを作るのかを語りだすのですが、それはなかなかに独創的で盲点を突くものでした。
 それが、この“滝さんのフライパンカルボナーラ”です!
 作り方は簡単で、フライパンでバター・にんにく・ベーコンをカリッと炒めてからスイートコーン缶・お水・塩・半分に折ったパスタを投入して一分混ぜ、フタをして火を消して放置し、時間が経ったら再度火をつけて牛乳・コンソメ・とろけるスライスチーズ・塩・こしょうを加え、最後に溶き卵を注いでガーッとかき混ぜて粗挽き黒こしょうをかけたら出来上がりです。

 ポイントは、極力手間なし調理にする為ベーコンやパスタはキッチンバサミでジョキジョキすること、ベーコンは最初の内にしっかり炒めておくこと、フタを取る前は中火ですがフタを取った後は強火で汁気を一気に飛ばすこと、溶き卵を入れる時は必ず火を消して炒り卵にならぬよう全力で手早く混ぜることの四つで、フライパン一つでささっと作れるのが魅力的なレシピだな~と感心しました。
 おまけに、滝さんが言うにはバターもにんにくもチューブ使用、フタもないからアルミホイルの即席フタで代用するので、洗い物を最小限にできるのがすごく嬉しいです。
目をつぶりつつはさみでベーコンを切ったり、パスタを切ったりと、かなり自由でした;
 滝さんによると、 「味は普通にめっちゃうまいっすよ」(←この矛盾してるようで成立している表現法が若いな~と思います)との事で、興味深そうに聞いていた小湊さんはいそいそとキッチンバサミを楽○市場でポチってました。
 帰り道でふと「カルボナーラ食べたい」と無性に食べたくなり、家にろくな食料が残ってなくても、ちょっとコンビニへ寄って買い物さえすればいつでも食べられる所が気に入っていると滝さんは話しており、読んでいる当管理人まで食欲が湧いて衝動的にコンビニまで駆け出しそうになったものです(´∀`)。
 カルボナーラにコーンの組み合わせは珍しいですが、塩っ気の強いカルボナーラとコーンは存外相性がよさそうなのもポイント高かったです。
お鍋がなくても、近所にスーパーがなくても、フライパン一つあれば出来るすごいパスタ!
 ちょうど時短調理にハマっている時でしたので、再現する事にしました。
 作中には詳細なレシピが絵入りで記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、炒め作業。フライパンへバター(固形でもチューブでも可)を入れて火にかけ、おろしにんにくを入れて弱火でじっくり火を通します。
 香りが立ってきたらベーコンスライスをキッチンバサミでチョキチョキしながら加え、カリッと焦げ目がつくまでしっかり炒め、スイートコーンの水煮缶を投入してざっと混ぜます(←缶の水気はあらかじめきっておきます)。
滝さんのフライパンカルボナーラ1
滝さんのフライパンカルボナーラ2
滝さんのフライパンカルボナーラ3
 次は、煮込み作業。
 コーンにベーコンの油分が絡まったらお水と塩を入れて沸騰させ、キッチンバサミで半分に断ち切ったパスタをダイブさせて、一分くらい菜箸で混ぜ合わせます。
 パスタの表面にお湯がなじんだらフタ(←アルミホイルでも普通のフタでもOKです)をして火を止め、パスタの袋の裏にあるゆで時間よりも一分マイナスした時間だけ放置します。
滝さんのフライパンカルボナーラ4
滝さんのフライパンカルボナーラ5
滝さんのフライパンカルボナーラ6
 時間が経ったらフタを取って再び点火し、強火で汁気を飛ばしながらパスタをほぐし、牛乳、コンソメ、とろけるチーズ、塩、こしょうを加えて味を調えます。
 ここで火を止め、溶き卵を一気に注いだら卵が固まらないよう一心不乱にパスタをガーッとかき混ぜ、ソース状にします!
滝さんのフライパンカルボナーラ7
滝さんのフライパンカルボナーラ8
滝さんのフライパンカルボナーラ9
 ソース全体にとろみがついたら手早くお皿へ盛り付け、仕上げに粗挽き黒こしょうをパラリと散らせば“滝さんのフライパンカルボナーラ”の完成です!
滝さんのフライパンカルボナーラ10
 正直、これでちゃんとカルボナーラになるのだろうか…とハラハラしていたのですが、出来上がってみるとちゃんとした見映えで「おおー!」と感動しました。
 黄色くツヤツヤに輝くパスタとコーンがとてもそそる感じで、早く食したいとワクワクします。
滝さんのフライパンカルボナーラ11
 それでは、麺がのびない内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
滝さんのフライパンカルボナーラ12


 さて、味はといいますと…カルボナーラなのにカルボナーラじゃない、不思議な美味しさ!牛乳と全卵を使うからこそ生まれた、あっさり癒し系な味にほっとします!
 卵黄のリッチなコクとカリカリベーコンのジューシーな肉のエキスが全体に効いている所は本家カルボナーラと同じですが、牛乳の優しい味わいとコーンのほっとする甘味出汁が織りなすまったりとした味わいはクリームスープスパっぽくもあり、例えるとするなら「コーンスープとカルボナーラを足して二で割ったクリーミーパスタ」というイメージです。
 にんにくのガツンとくる力強い風味と、コンソメのスタンダードな旨味出汁が味をキリッと決めている為、即席の手作りというよりは何かの素を使ったようなしっかりした味つけなのが印象でした(←よくあるにんにくのみじん切りタイプだと絡まずソースと共にお皿に残りがちですが、おろしタイプだと香りも立つ上にパスタの隅々まで絡んで食べやすいのがナイスです)。
 粉チーズの代わりにとろけるチーズを使ったせいか、チーズ特有の濃厚な旨さや熟成された塩気は感じるもののどっしりした味わいや独特の匂いはほとんどなく、チーズ入りとは思えないくらい軽くライトな後味なのが特徴的でした。
 コーンのプチプチ弾ける甘さとのどかな香ばしさ、そして黒胡椒のビリッとスパイシーな辛さが交互に舌を刺激するのが飽きない感じで、いいアクセントになっています。
 また、パスタは半分に折るとややフォークで巻きにくくなるので少し心配だったのですが、これはパスタの茹で汁を100%使用してやや固めのねっとりしたとろみに仕上がったソースがパスタ同士をがっちりくっつけてきなれるおかげでそこまで気にならず、安心しました。


 ビールにも白ワインにもピッタリで、お酒のつまみ兼夕食にも最適な一品です。
 牛乳を多めに加えて、スープパスタ風にして食べても美味しかったです(←これは母のアイディアでしたが、意外といけてびっくりしました)。

●出典)『ごほうびごはん』 こもとも子/芳文社
      (「週刊漫画TIMES」1/29号 掲載分)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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