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『ミスター味っ子』の“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”を再現!

 北海道で電車に乗った時、夫と二人で窓の外を眺めては流れ行く風景を楽しんでいたのですが、その内に夫が「平たい屋根の家が多いけど、雪おろしが大変なんじゃないかな?」と疑問を持ち出し、そういう目線が全くなかった当管理人は驚きました。
 調べた所、平たい屋根のおうちは無落雪屋根がほとんどだそうで、除雪作業中の転落や落雪による事故を防ぐ為次第にそういった建築が増えたらしく、普段瓦屋根の家ばかり見慣れた身としては新鮮に感じました。
 また、北海道は外は凍えそうなくらい寒くても、一旦建物に入りさえすれば暑いくらい暖房がきいていてすぐにポカポカになるのが非常にありがたかったのですが、九州に帰ってからというものの「建物の中なのに寒い!こっちの方が気温は高いのに!」と震える日々が続いており、「北海道はもっと温かかったのに…」と恋しがるという逆転現象に悩んでいる今日この頃です。

 どうも、宿泊先のホテルの朝食で出ていた牧場こだわり牛乳の透き通った味わいが未だに忘れられない当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ミスター味っ子』にて陽一君が第29回味皇GPの最終決戦で作った“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”です!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ図味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ・断面図
 味皇GPに初挑戦&初優勝して一年経った頃、陽一君はまたもやその年の味皇GPに招待され、喜んで参加する事にします(←詳しくはこちら)。
 前回は肉料理の天才・小西和也さんや、味皇料理会フランス料理部主任・下仲基之さんといった経験豊富な年上の料理人がライバルでしたが、今回は堺一馬君を筆頭に同年代の天才料理少年のみで出場者が固められており、平均年齢が大幅に引き下げられているのが特徴。
 そのせいか、出てくる料理も若さゆえの斬新な発想の物ばかりで、例えば「よもぎ入りバンズにオキアミのハンバーグを挟んだバーガー」「蟹の甲羅の粉末をかけたトマトソースパスタ」「あんこ入りのお餅に輪切りの大根を合体させて同時に口に入れさせるお雑煮」など、よくも悪くも常人には思いつかないような料理が勢揃いなのが印象的でした(←地域おこしの為、無秩序に特産品を合体させただけのB級グルメのアイディアに通じる物があるように感じたのは内緒)。

 一馬君も二回目の参戦で大分慣れたせいか、今年も司会を務める丸井さんのノートに「味の貴公子・堺一馬」と落書きをするイタズラをしたり、他の出場メンバーも「頑張ろう!」「お互い検討を祈ろう」とスポーツマンシップ溢れる言葉をかけるなど、昨年『幽遊白書』の暗黒武術会ばりにピリピリしたムードだったのが嘘みたいに爽やかな勝負となっており、全体的に和やかな雰囲気なのにほっとしたものです←考えてみれば、こんなに目立つキャラなのに一馬君っていわゆる二つ名がないんですよね。一応「カレーの天才」と呼ばれてはいますが、「ミスター味っ子」「皇帝の料理番」「素材の魔術師」に比べたら地味で定着していないイメージですので、少しは気にしていたのかな?と複雑な気持ちになりました;)。 
 日頃は『鉄鍋のジャン』の登場人物並にケンカ上等な態度で挑戦者と渡り合っている陽一君ですが、味皇GPでは自分が認める顔なじみの料理人と戦うのが余程嬉しいのか、一馬君が突っかかってきても余裕でかわして上機嫌に対応しており、いつもこんな感じだったらトラブルは減るのにな~と苦笑します。
いよいよ二回目味皇GP参加で、同年代ばかりの料理勝負に陽一君も燃えていました
 常識外れの新しい料理を追及して「オレの料理は常に革命やっ」と豪語する一馬君といい、皇帝の料理人の家系で味仙人から数々の奥義を受け継いでいる香港の料理人・劉虎峰君といい、皆強敵ばかりで苦戦する陽一君ですが、中でも一番手強かったのが陽一君に唯一勝利した経験のある博多の料理人・中江兵太君!
 亡き両親から引き継いで耕した畑で自家栽培した最高品質の野菜、幼い頃から培ってきた本物の食材を見極める眼力、冒険はせず確実に美味しい料理を作るセンスを持つかなりの強敵で、大人気ない大人と癖がすごい子どもが多い『ミスター味っ子』界において、一~二を争う程心が広い人格者でもありました←但し、納得のいく一皿を作れないと『美味しんぼ』の海原雄山氏と同じくらい激しく料理をひっくり返すという、気難しい陶芸家みたいな癖を持っているのが玉にキズ;)。
 何しろ、大会中何度も陽一君に不利な状況を作るチャンスがあっても、正々堂々と勝負したいという理由でカニの目利きやトチもちの弱点を教えるなど徹底した聖人っぷりで、そのスケールの大きさにはあの小西さんすら気圧されていました(←これがカイジばりに「勝たなきゃダメだ」という信念を持つジャンだったら、「一人脱落!」といい笑顔でスルーしていた事でしょう;)。
 今回もその能力をいかんなく発揮し、とうとう最終決戦で陽一君と一騎打ちする事になります。

 この時、二人に出された最後の課題料理が「ビーフステーキ」!
 松坂牛・近江牛・米沢牛・神戸牛など、最高の牛肉は日本各地にあるはずなのですが、兵太君と陽一君は何故かそれらには目もくれず、ネットや口コミ検索もせず自分で直接農場という農場を歩き回って探し、とうとう無名でも日本一の牛を探し当てます(←一昔前の刑事ドラマで「捜査は足で稼げ」というのがありましたが、まさか料理人の食材探しも同様とは…!運動不足の当管理人だったら、真っ先にネットショッピングでポチって終了になりそうです)。
 けれども陽一君の方が一足遅く、ステーキに最適だと言われるサーロインとヒレの部位は兵太君によって既に持ち帰られており、結局悩んだ末に「他の牛を使うよりは」と残されたランプ肉で勝負に挑む羽目になります。
天才料理少年グループの中で、唯一陽一君に買ったことがある中江兵太君中江君に材料探しで先を越され、残されたランプ肉で勝負に出ることに!
 兵太君が作るTボーンステーキはサーロインとヒレが両方楽しめる贅沢なステーキの王様なのに対し、陽一君はランプという一つの部位で対抗しなければいけないのがネックで、「ランプ肉一つだと単調すぎる。これ一つでTボーンに対抗できる二つの味わいが出せないだろうか!!」と大いに悩みます。
 そして考えに考えた末、陽一君が閃いた画期的な料理が、この“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”です!
 作り方は結構お手軽で、ランプ肉の中央に大きな穴をあけて刻んだカキを加えたレモンバターソースをたっぷり詰め込み、中に火が通るまでじっくり焼き上げたら出来上がりです。
 ランプ肉は肉汁は多いものの脂のコクが少ないのが弱点の部位だそうですが、陽一君はそれをバターソースでカバーし、カキでランプだけでは出ない強烈な旨味を足して一つの部位でも満足できるように仕上げたとの事で、審査員であるブラボーおじさんから「素材において劣る材料でここまでみごとに調理するとは、まさにブラボーの味わいだ!!」と絶賛されていました。

 如何にも漫画チックなトンデモ料理に見えますが、何とこちらの料理の原型は海外で本当に実在しているというのだから、事実は小説よりも奇なり!
 料理名はカーペットバッグステーキで、イギリス系のアメリカ移民が考案した物が海を渡ってオーストラリアに伝わり、1950年代~1960年代に爆発的に流行していたそうで、未だに現地では名物として生き残っているようです。
 カキと牛肉という、一見何の脈絡もない相反する組み合わせですが、実際に食べたらこれが絶品らしいので、最初にこの調理法を試した方はアイス天ぷらを初めて作った方並にすごいと思いました。
 ただ、基本的なレシピや味つけは同じではあるものの、部位はランプではなくヒレが使われる事が多い・ソースも中には入れず最後に上からかける・穴ではなく切れ目を入れてカキを詰める・サイズは大人の顔くらいはある陽一君バージョンよりもやや小ぶりであるなど細かい部分は違っていますので、元ネタとはいえてももはや同一料理とはいえないかもしれないです(←改めて画像を見返すと、いきなりステーキの1ポンドステーキを彷彿とさせる見事な厚切りっぷりでびっくりします;)。
 何と、肉にカキを合わせるという離れ業をやってのけていました!レモンバターにカキをあわせた特製ソースで、ランプ肉の弱点をカバーこうして見ると、ステーキと言うよりはローストビーフの塊みたいな大きさ;
 肉のど真ん中に穴をあけ、どろどろに溶けるソースを詰め込み、中央まで火を通すなんて出来るんだろうか…と何度も怖気ついては避けてきた料理ですが、ルネッサンス情熱さえあれば何とかなったこれまでの再現を思い出し、作ってみることにしました。
 作中には大体の手順と材料が載っていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、牛肉の下準備。
 常温に戻したランプ肉の塊を用意して適度な大きさに切り分け、切った断面からナイフで中の肉を適度に切り抜き、程よい空洞を作り出します(←切った一部の肉は後でフタ代わりに使うので、別に取っておきます)。
※中から切り出したお肉は多少断面が粗くなりますが、味自体は変わらずそのままですので、普通に焼肉にして食べたり、お弁当におかずに使ったりしました。おいしかったです。
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ1
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ2
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ3
 次は、中に入れる特製カキソース作り。
 中火にかけたフライパンへバターを入れて溶かしたら、流水で汚れを落として余分な水気をふき取っておいた生カキを投入し、両面にさっと焦げ目をつけます。
 そこへ塩、こしょう、刻んだパセリ、レモン汁を加えて手早く混ぜ合わせ、中が半生なくらいですぐに火からおろし、二~三等分くらいに切ります。
 全てきり終えたらボウルへ入れ、常温に戻しておいた別のバターも足してよく練り混ぜます。
※表面だけ解凍した冷凍カキを使うと、すぐに火が入りきらず半熟に仕上がりやすいのでおすすめです。
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ4
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ5
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ6
 そのまま冷蔵庫に入れて数十分放置し、大体固形状に固まったら先程用意しておいたランプ肉の空洞へぎゅうぎゅうに詰め入れ、取っておいた端部分のお肉できっちりフタをします。
※どうしてもゆるゆるになってしっかり肉でフタが出来ない場合は、爪楊枝を何箇所かに分けて肉を固定すると後々焼きやすいです。
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ7
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ8
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ9
 ここまできたら、いよいよ焼き作業。
 強めの中火に熱したフライパンへ先程のランプ肉を入れ、全ての面に焦げ目がつくようくるくる回しながらまんべんなく焼き固めていきます。
 全面にいい焼き色がついたらやや深めの耐熱皿へ入れ、熱したオーブンでじっくり焼きます。
 時間が経ち、中の肉がミディアムレアくらいに焼けてきたのを確認したらオーブンから取り出し、アルミホイルを巻いて余熱でゆっくりと熱を浸透させます。
※焼き時間と温度はお好みでOKです。当管理人の場合、最近低温調理に興味がでてきた為、110~120度くらいの温度で60分近くかけて焼いてみました。 
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ10
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ11
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ12
 余熱が行き渡ったらホイルをはがし、中のソースがこぼれないようそっとお皿へ移してテーブルへ運べば“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”の完成です!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ13
 ステーキと言うよりはもはやローストビーフという感じのビックサイズで、原作通りのサイズとはいえこれで本当にいいのだろうかとちょっとドキドキしました;。
 焼いている最中肉汁は少し出ましたが、中のソースは意外とそこまで出てこなかったのが地味に驚きで、恐る恐る包丁で切り分けると、初めて中から大量のカキとレモンバターソースがドドドワッと流れ出し、思わず歓声を上げました。
 ダイナミックな見た目といい、ステーキなのにカキとレモンの香りが強いところといい、色々規格外すぎてどんな味がするのか非常にワクワクします…!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ14
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ15
 それでは、一口大に切り分けていざ実食!
 いっただっきまーす!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ17


 さて、感想は…ジューシーなステーキとプリプリ震えてとろけるカキの取り合わせが絶妙で美味し!全く正反対な食材なのに、喧嘩する事なく調和してます!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ16
 簡単に歯が通るくらい柔らかく、キメの細かい肉質のランプはヒレと酷似していますが、ヒレよりもざっくりと引き締まったワイルドな歯応えがあり、噛めば噛む程肉汁がロースと同じくらいジュワジュワと溢れるのが特徴的。
 しかしどの部位とも違うのはその肉汁の質で、ロースやカルビは脂がこってりしすぎて食べ続けているとどうしても飽きますが、ランプは上品かつあっさりした味わいで脂分も控えめで、それ自体がもはや極上のスープみたいな味でいくらでもスイスイ食べられる為、刺身で例えるなら本マグロの赤身っぽいなと思います。
 この脂の少なさは単調さにも繋がるので何らかのインパクトが欲しい所でありますが、それを果たしているのがバターソースで、焼かれていく内に肉汁と一体化してさらに深みが出たバターが程よいコクをプラスしてしっとり潤しており、芳しいアクセントがプラスされています←牛脂を重ねて旨味の濃い赤身に霜降り肉の甘い味わいをドッキングさせるという、肉のいい所取りをした陽一君のボッチステーキに近い物があると感心しました)。
 レモンの爽やかでフルーティーな酸味が後口をさっぱりさせるせいか、バターソースとは信じられない程軽やかかつ垢抜けた味付けなのが印象的で、おかげで結構な塊肉だというのにあっという間に完食した程です。
 驚くべき事に、カキの強い磯の風味とミルキーなエキスは牛肉の重厚な旨味と抜群の相性で、チグハグどころか美味しさが何倍にもアップしたリッチな仕上がりになっていました。
 うまく言えませんが、肉類と魚類のWスープ的な複雑な旨さで、貝類ならではのまろやかで濃密な甘さを帯びた塩気が肉の自然な甘味をぐっと効果的に引き立てており、個人的に「さっぱり塩レモン味のシーフード版ロッシーニ風ステーキ」というイメージだと感じました。


 肉と海鮮を一緒にしたらゴッチャになりそうだと考えていましたが、実際は予想を遥かに凌駕する旨さで、「これがあるからミスター味っ子料理はやめられない」としみじみ思います。
 カキ&ステーキ好きの夫は一口食べるや否や「うまい!!」とメチャクチャ笑顔になり、当管理人と争うようにしてバクバクと平らげていました(^^;)。
 ランプが手に入りにくい時はヒレ、厚みが充分にない時は上にカキソースを乗せるだけでも似た感じでおいしく仕上がりそうですので、今後もちょくちょく作りたいな~と感じた再現でした。


P.S.
 ほーりーさん、再現するほど金も道具もない(泣)さん、kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。
 うちの猫たちをお誉めいただけて嬉しいです(^^*)。また、いい写真があったらアップしますね。


●出典)文庫版『ミスター味っ子』7巻 寺沢大介/講談社
     文庫版『ミスター味っ子』8巻 寺沢大介/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『こまったさんのラーメン』の“マーボラーメン”を再現!

 年末年始の北海道旅行中、小樽にあるほとんどのお店がお休みでシャッター街状態になっており、それでも諦めずに極寒でも陽気な外国人観光客の方々に混じってありがたくも元旦営業している海鮮丼屋さんにたどり着いたのですが、当然の如く行列で少し絶望orz。
 とはいえ、せっかくここまで来たのだから本場の海鮮を食べたいと夫共々外で待っていたのですが、途中にある狭い小道の一部が踏み固められすぎてスケート場のリンク状態になっており、何も知らずに通りかかる人が滑って転ぶというトラップの床状態になっていてガクブルしました;(←当管理人含め、皆一丸となって転びかけた方々をキャッチしました。助け合いの精神、全国共通だと実感)。
 どうやったらこの問題を解決できるんだろうと待ち時間がてら考えていたのですが、新しく来た観光客の方が新しい雪を足で何度も蹴りいれてツルツル状態をあっという間に無効化し、見事トラップは解除されていました。
 ほとんどが国籍が違う人同士だったので言葉を交わすことはありませんでしたが、その場の空気が「おおー!」「すご~い!」「よかった、よかった」という喜びムードに染まっていたのははっきり分かり、たったこれだけの事ですが脳内で「We are the world~♪」の曲が流れました。

 どうも、海鮮丼に入っていた北海道産エゾバフンウニの濃厚でとろけるような甘さが未だに忘れられない当ブログの管理人・あんこです。


 本日作る再現料理は、『こまったさんのラーメン』にてこまったさんが夫のヤマさんと食べる為に作った“マーボラーメン”です!
こまったさんのマーボラーメン図
 これまで色んな不思議な世界に迷い込んだこまったさんですが、今回ご紹介するお話はそれまでご紹介してきたメルヘンな世界とは一味違った、『世にも奇妙な物語』チックなお話。
 ある日、こまったさんの花屋にホンコンやきそばに載っているステレオタイプの中国人みたいなおじさんが宅配業者としてやってくるのですが、サインをして荷物を受け取って振り返るとバラ一輪を残して大量の花が忽然と消えており、頭が?だらけになります。
 普通だったら「新手の外国人窃盗グループ!?」「警察に連絡しないと…!」と慌てる所ですが、ある時はスパゲティの川に流されてアフリカの大草原に迷い込み、またある時は「オムレツ作りに失敗したらうちに帰れない」と言われてオムレツ島に軟禁されたり、またまたある時は人食い鬼に捕まって危うく食べられかけるなど、なかなか波乱万丈な異世界ライフを送ってきたこまったさんには取るに足らない事だったらしく、「だれから、おくってきたのかしら」「これで、よし!」とのん気に言いながら荷物に入っていたヒヤシンスの球根をガラス瓶に活けていました。
 『Vガンダム』で初恋の女性であるカテジナさんにナイフで脇腹を刺されても、「…まったく」と呟いて軽くスルーしたウッソ君に通じる物があるたくましい精神力です。

 これだけでも結構な事件ですが、その直後、何故か中国風の服を着た夫・ヤマさんが「花がないから、花やはおしまい。きょうからうちはこまったラーメンだ」と言ってさっさとお店を片付け、ラーメン屋に改装し始めます(←週の半分だけラーメン屋をやってる美容室とか、本屋も兼業しているラーメン屋の話は聞いたことがありますが、花屋からラーメン屋の転身は大胆すぎるのか未だに見た事がないです;)。
 大抵の事には動じないこまったさんもこれには珍しく怒り、「わたし、いやよ。ラーメンや、はんたい。わたしは、花やのこまったさんですからね」とバイクに飛び乗り、「かってにすればいいわ」と店を出て行っていました。
 ほんのりファンタジーが入った児童書とは思えぬドキュメンタリー番組のようなリアル展開に、子どもの頃は「大丈夫かな…?」とドギマギしたのを覚えています;。
いきなりやってきてラーメン屋にすると言い出す夫に仰天するこまったさん
 しかし、バイクはこまったさんの意思とは無関係に知らない町へ走り出して色んなお店へ連れ回され、いつの間にかバイクの後ろについていた小さい荷車に野菜や肉や魚がどんどん投げ込まれ、最終的にはすっかりラーメン屋さんと化した元・花屋さんの所へと戻されてしまいます(←こちらの作品が発表されたのは1988年ですが、既に完全自動運転車みたいな乗り物が登場している事に驚き!作者である寺村輝夫先生の先見の明に脱帽です)。
 不思議な力で知らず知らずの内に買い物係にされていた事を知ったこまったさんは、シリーズで一、二を争う程激怒するのですが、自分が活けていた球根から何と本物の縮れ中華麺が生えてきたり、「きみでなければ、できないよ」とヤマさんにうまく乗せられて野菜炒めを作ったり、行列で並んでいるお客さんにラーメンを出していく内、段々その気になっていきます。
 その昔、イギリスのBBCは「スイスではスパゲッティが豊作を迎えています」と言って木に生るパスタを収穫する様子をニュースで流すという、まるで虚構新聞民明書房みたいなトンデモネタをエイプリルフールに流したそうですが、この球根から勝手に麺が生えてくるというのも似た匂いがするな~と感じたものです←二十歳くらいの時に初めて『魁!!男塾』を読んでしばらく民明書房を真剣に信じていた当管理人は、幼少期の時も当然の如く「へ~、麺って球根から生えるんだ」と信じていました)。
 ちなみに、こまったラーメンの値段は一杯100円。
 確かに現在でも100円でラーメンを出すお店はちらほらありますので、全く実現不可能という訳ではないんでしょうが、こまったラーメンの場合、豚ばら肉・にんじん・白菜・椎茸・玉ねぎ・ピーマン・たけのこを合わせて炒めた野菜炒めなどをラーメン二郎級にどっさりと乗せてこの価格ですので、このご時世では神レベルのコスパ最強店だと思います。
最初は怒っていたこまったさんも、徐々に楽しくなってきていました。
 その後、こまったさんは冒頭に出てきた怪しいホンコンおじさんが鳴らした大量の爆竹の音でやっと現実世界に戻り、とっくに閉店時間な事に気付いて店じまいをします。
 そして、家に帰ってから先程のこまったラーメンで得たインスピレーションを元に、夕食にラーメンを作っていました。
 それが、この“マーボラーメン”です!
 作り方はとても簡単で、油をひいて熱した中華鍋ににんにく・赤唐辛子・挽き肉・豆腐を入れて炒め、中華スープ・ケチャップ・味噌・水溶き片栗粉で作った合わせ調味料を加えて煮込み、市販の醤油味のインスタントラーメンの上に乗せたら出来上がりです。
 ポイントは、豆腐はあらかじめ下茹でしておくこと、仕上げにごま油をたらす事の二点で、こうすると豆腐に味がよく染みた香り高い麻婆豆腐になるとのことでした。

 実はこのケチャップ味の麻婆豆腐レシピ、カゴメ様も推奨している作り方でもあり、公式HPに近いレシピも掲載されていました。
 麻婆豆腐と言うと、本格的に作ろうとしたら豆板醤・甜麺醤・豆鼓・花山椒といった本場の調味料が必要な、ちょっと手のかかる料理というイメージですが、こちらのレシピは家によくある材料で気軽に作れるのが魅力的です。
 ちなみに、“マーボラーメン”を食べて余計火がついたのか、食事中こまったさんは「わたし、こまったラーメンのおみせ、やろうかしら」と言ってヤマさんをぎょっとさせており、九官鳥のムノ君に「コマッタ、コマッタ」と冷や汗をかかせていました;(←のび太君にはドラえもん、しんのすけ君にはシロ、ガジェット警部にはブレインというように、おっちょこちょいな主人公にはしっかり者の相棒がお約束で傍にいるものですが、こまったさんにとってはそれはムノ君という感じです。夫のヤマさんの立場がないですが)。
仕上げにごま油を少しだけたらすのがコツで、見るからに美味しそうでした
 麻婆豆腐といえば思いっきりスパイスを利かせたものばかり作っており、こういういい意味でラフな物はめっきり作っていなかった為、どういう感じか気になって再現する事にしました。
 作中にはカラー絵つきで詳細なレシピが載っていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、豆腐の下ごしらえ。
 木綿豆腐はサイコロ状の大きさに揃えて切って軽く水切りし、塩を少し入れてぐらぐら沸騰させたお湯へ入れて下茹でします。
 再度お湯が沸騰してきて豆腐がプルプル震えてきたらザルにあけ、湯きりをしておきます。
マーボラーメン1
マーボラーメン2
 次は、マーボ豆腐作り。
 中華鍋(又はフライパン)に油をしいたら、みじん切りにしたにんにく、種を取って輪切りにした唐辛子を加えて火にかけ、香りが出るまで熱を通します。
 いい匂いがしてきたら合い挽き肉を投入して強火で炒め、パラッとしてきたら先程の豆腐を入れてざっと混ぜ合わせます。
マーボラーメン3
マーボラーメン4
マーボラーメン5
 豆腐と挽き肉に香味野菜が行き渡ってなじんだら、味噌、ケチャップ、中華スープをしっかり混ぜ合わせて作った調味ソースを注ぎ、グツグツ煮込みます。
 少しずつ煮詰まって味がついてきたら水溶き片栗粉を回しかけて手早く混ぜ、とろみがついたらごま油をひとたらししてさっとあおります。
マーボラーメン6
マーボラーメン7
 その間、自分の好きな醤油味の袋ラーメンを用意して裏面に載っている手順通りに作り、丼容器へ盛り付けておきます。
※スープは気持ち薄めにした方が、後々塩気のバランスがよくなります。
マーボラーメン8
マーボラーメン9
 出来立ての醤油ラーメンへ熱々のマーボ豆腐をたっぷりかけ、麺がのびない内に急いでテーブルへ運べば“マーボラーメン”の完成です!
マーボラーメン10
 今まで色んなアレンジ麻婆豆腐を食べてきましたが、麻婆味のラーメンはさすがに食べたことがなかった為、見た目はおいしそうだとは思いつつも「不思議な絵面だな…」と思いました;。
 ただ、香りは如何にも中華風で芳しく期待が持てましたので、どんな味がするのか楽しみです!
マーボラーメン11
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
マーボラーメン12


 さて、感想は…中華街風のラーメンっぽくて美味!麻婆を乗せるだけなのに、どうしてこんな本格的な味になるのか不思議です!
 豆板醤を入れず輪切り唐辛子だけ使っているせいか、通常の麻婆豆腐よりも比較的まろやかな辛さで、トマト由来の甘酸っぱい旨味と挽き肉のコクが口の中に広がる中、最後に控えめながらもピリッとスパイシーな後口が残るのが爽やかです。
 そのままだとあっさりなオーソドックス系中華そば的スープも、麻婆豆腐が入る事によって坦々麺や台湾ラーメンを思わせる刺激的で奥行きのある旨味のピリ辛のスープに変身し、食べ応えと深みがぐっと増していました。
 本場風の味というよりは、 陳建民さんが日本の家庭にあわせて作ったなんちゃって風の味という感じですが、ソースの主張が強すぎないおかげでラーメンが付け足しにならず、両方とも存在感があって丁度いいバランスで調和しているのがよかったです。
 一度茹でた豆腐は水分が抜けているせいかスープをぐいぐい吸い込んで濃厚な味わいになり、ふわふわの豆腐にはないしっかりした食感で挽き肉に負けない豆の味が凝縮したような旨さが特徴的でした。
 また、とろみのついた麻婆ソースがスープに溶け込むせいか、まるであんかけラーメンみたいなトロンとした口当たりの麺になっており、見た目よりも優しい味わいになっているのが印象的。
 とろみでコーティングされた滑らかな舌触りの麺は広東麺っぽい上品な味わいで、たったこれだけなのにいつも食べるラーメンよりもワンランク上の美味しさになっていて満足です。


 袋ラーメンのアレンジは今まで色々と見てきましたが、こんな単純なやり方で味がガラッと変わるとは思わず、いい勉強になりました。
 塩ラーメンでやってみてもまた違った感じでおいしそうですので、また試したいな~と思います。


P.S.
 恭さん、kawajunさん、コメントとご指摘下さりありがとうございます。
 あと、本文には全く関係ないんですが、以前リクエストを頂いたうちの猫の写真と、簡単な性格を下に載せます(←二匹とも、それぞれ生後一ヶ月頃に保護して出会いました。名前は他にちゃんとあります;)。


○オス猫(二歳半、去勢済)
 野良出身。やんちゃで社交的かつ図太い性格。自分で扉を開け、自由に家の中を行き来できる。夫には懐いてるものの、当管理人とその母には牙を剥く(←しかし、当管理人の膝で暖を取ったりじゃれつく一面も。飴と鞭の使い方が上手すぎて末恐ろしいので、人間じゃなくてよかった)。同居しているメス猫は赤ちゃん猫だった頃からすごく可愛がっており、今でもよく猫だんご状態になっている。
オス猫二歳
○メス猫(一歳半、避妊済)
 野良出身。臆病で内気な性格だが、パニックになると壁を走りかねない身体能力を披露。当管理人とおやつが大好きで、両者の気配がしたらどんな遠くからでもすっ飛んで来て甘える。飼い主に似て社交下手と思いきや、ご飯が欲しい時は夫にぶりっこしておねだり出来るので、当管理人よりは社会性がある事が判明。オス猫の事は恋人というより、いい遊び相手のお兄ちゃんと思っている模様。
メス猫一歳


●出典)『こまったさんのラーメン』 原作:寺村輝夫 作画:岡本颯子/あかね書房
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『名物駅弁ゆったり旅行気分』の“辛子めんたい弁当”を再現!

 実は去年の大晦日から今年のお正月にかけ、夫と一緒に三日間北海道へ行って来たのですが、九州の雪がかわいく見える程の積雪量に驚き、連日寒さに震えつつも雪景色の美しさに感嘆しました。
 正直、こんなに雪があったら何度も転倒するのではとヒヤヒヤしたのですが、よく見るとあちこちに滑り止めの砂利のような物が撒かれており、おかげで一度しか転びませんでした(←白い雪に黒い点々が混じっている様子はドラゴンフルーツの断面っぽく、歩いている時「果物食べたいな…」とふざけた事を考えていました;)。
 こんなに寒かったら、相乗効果でラーメンをおいしく頂けそうだとワクワクしていたのですが、残念ながら時期が年末年始のお休みシーズンとかぶっていたせいかお目当てのお店には行けず、結局そのまま帰りました(←完全なリサーチ不足orz)。
 また夏頃に行きたいと思っていますので、その時は同じく行きそびれたサッポロビール園や動物園の帰りに食べにいけたらいいなと考えています。

 どうも、元旦に小樽へ行くと見事にほとんどのお店が閉まっており、吹雪いてきた中夫と共に海鮮丼目指して歩き回ったのは今となってはいい思い出な当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『名物駅弁ゆったり旅行気分』にて宮本寿乃さんが駅弁好きの社長の為に初めて自分一人で作った“辛子めんたい弁当”です!
辛子めんたい弁当図
 ある日、亀さんはいつも通りお昼タイムに駅弁を食べながら息子の専務とお話するのですが、「よくもまあ毎日駅弁ばかりで飽きないですね。たまには外で食べるとか、知り合いや友人と会食するとかないんですか?」と呆れ混じりにアドバイスされます(←専務の気持ちも分かりますが、最近の駅弁はカレーラーメンうどん蕎麦おかゆほうとう鍋お茶漬けオムライスなど個性的なお弁当が目白押しですので、飽きるどころかどんどん夢中になっても仕方ないんじゃないかな?と感じました;)。
 しかし、亀さん曰く「知り合い、友人のほとんどは隠居か引退して会長職だ。現役を退いた連中と話をしたってしょうがないじゃろ」だそうで、かと言って会長職になるつもりはなく生涯現役か、もしくはすっぱり会社を辞めるかのどちらかしか道はないみたいでした。
 世間の様子を見ていると、かつて白河上皇が行った院政政治のような、表向きは引退に見せかけて裏から操る現役バリバリの会長はまだまだ数多いと思わされますが、亀さんもお友達もそんな事は微塵も考えていないようで、平和だな~とほのぼのしました(←次世代を信じてくれているからこそ出来る事でしょうね)。

 会社を立ち上げて四十年以上日本中を駆け回り、列車を乗り継ぐ合間に食べる駅弁が何よりの楽しみだった亀さんは「駅弁はな、いろんな思い出の詰まったワシの唯一無二の特別な存在だ。これさえあれば他になにもいらぬよ」とも語っており、ある意味会社と同等のライフワークなのだと思います。 
 すると、お茶を出しに来て一部始終を聞いていた宮本さんは「わかりました、社長の老後は私と森口さんにおまかせください!引退されたあとも毎日なんちゃって駅弁をお持ちしますから」と使命感たっぷりに伝えるのですが、間髪いれずに「それはつまり将来、森口と一緒になってるってことか?」と亀さんから返され、照れた宮本さんは「ち、違いますよ~そんなわけないでしょ(`д´*)!」とムキになって否定していました。
 お互い意識していい雰囲気になっているのに、意地を張るやら友達感覚になるやらでなかなか進展しない仲の二人というと『らんま1/2』の乱馬とあかねが思い浮かびますが、少々じれったくてもそれはそれで微笑ましい関係ですので、からかいつつも無理に進展させようとせず見守る周囲の気持ちは分かる気がしたものです(←あんまりのんびりしすぎると、長すぎた春どころか蕾も開かず終わってしまう危険性も無きにしも非ずですが…恐らく、そうなる前に亀さん達がキューピットになってくれるので大丈夫でしょう;)。
会社創業時にあちこちへ飛び回り、何十年も駅弁になじんできた亀さんならではの言葉
 そして、宮本さんは戻り間際に「福岡へ出張に行ってる平島女史から連絡があったら、帰りになにか駅弁を買ってくるように伝えてくれ」とお願いされるのですが、いざ平島さんから電話がかかってくるとおすすめの辛子明太子について話が盛り上がり、すっかり忘れてしまいます。
 電話を切った後に気付いて慌ててかけ直したものの、平島さんは飛行機に乗る為に電源をオフにしていて全く通じず、その上「ホンモノがダメでもなんちゃってがあるわ…!」と藁にもすがるような気持ちで森口さんのいる総務課へ走りだすも、何とインフルエンザで早退した事が判明し、真っ青になっていました;。
 この時、事情を話して謝る手段もあったはずですが、亀さんを怒らせて雷が落ちるのが怖いがっかりさせたくない宮本さんは一大決心し、平島さんからお土産で頂いた辛子明太子を使って駅弁を自力で作ろうと決意します。

 とはいえ、森口さんの指導の下だったら多くの駅弁を作っていたものの、自分一人で駅弁を作った事がない宮本さんはどの駅弁なら作れそうかネットで探すのですが、博多名物からしめんたい弁当といい、小倉駅の辛子明太子弁当といい、ほとんどの駅弁が唐揚げ・卵焼き・かまぼこ・高菜漬け・筑前煮・紅白なます・鯖のみりん焼き・黒豚の生姜焼きといった細々としたおかずがてんこ盛りで、「うわ~今からこんなの作れないわよ~。作り方、森口さんに聞きたいけど熱でダウンしてるし~」と料理が苦手な宮本さんは嘆いていました(←こうして見ると、駅弁のおかずって真面目に作ると地味に手間がかかる物ばかりだな~としみじみ実感します。そして、お酒の肴率が非常に高し!)。
 その昔、『美味しんぼ』の栗田さんが一人で美食倶楽部へ行った際、雄山氏に「縁起がよいと同時にうまい、めでたい席にふさわしい飲み物」をこの場で考えろと無茶振りされた時並のピンチだと思いましたが、栗田さんと違って宮本さんは最近やっと酢飯を一人で作れるようになった料理初心者ですので、より絶望的な状況だと感じたものです;。
 その為、一瞬「…このお弁当ってご飯と明太子さえ入れておけば、あとはスーパーのお惣菜コーナーで手に入りそうなものばかりじゃない」「ラッキー!!」と考えて楽しようとする一幕があったものの、脳裏に「それじゃつまんないだろ」と無意識の内にスタンド化していた森口さんの言葉が蘇り、渋々踏みとどまっていました(←さすがにスーパーのお惣菜そのままだと手作りじゃないとバレバレですが、野菜の直売所などで扱われている手作りお惣菜だったら完全犯罪できそうです;。こちらとかすごいクオリティですし…むしろ当管理人の手料理より彩りよくておいしそry)。
ある明太子弁当を出来合いのお惣菜を詰めて作ろうとしたら、幻聴が…;
 すると、隣で情報探しを手伝っていた太田先輩が「辛子めんたい弁当なら、佐賀にもひとつあるみたいよ」とある駅弁を見つけ出し、「これなら私でも作れるかも」と思った宮本さんは、帰宅後になんちゃって駅弁作りに取り掛かります。
 それが、この“辛子めんたい弁当”です!
 作り方は簡単で、みりんを混ぜて電子レンジで熱を通した辛子明太子のほぐし身を酢飯に乗せ、パサつかないよう仕上げた焼き明太子を上に飾りつけ、傍らに卵焼き・菜の花のおひたし・大根の漬物を添えたらできあがりです。
 元々は鳥栖駅という所で中央軒様が2004年から売り出していた比較的新しい駅弁だったそうで、ご飯に明太子を惜しげなくたっぷりまぶしている為、フタをあけると真っ赤な見た目がインパクト大なお弁当だったみたいです。
 残念ながら2015年に終売になりましたので現物は見ていないのですが、「酢めしの甘さが辛子明太子になじみ、辛さをおいしさに変えてくれています」という出来栄えだったとの事で、ついてくる海苔の小袋で味をより繊細にできるのが嬉しいお弁当だったと説明されていました。

 品数が少ないので楽勝かと思われていましたが、卵焼きを巻いたり明太子をしっとり焼き上げるのが想像以上に難しく、結局妹さんやおばあちゃんに手伝ってもらっていました;。
 おばあちゃんが言うには、辛子明太子を焼くのは魚焼きグリルが一番やりやすいのだそうで、受け皿にお水を入れてあらかじめ三分くらい火をつけてグリル内を湿度高めに温め、弱火で五分程度かけてゆっくり熱を通すのがおいしく焼けるコツだと話していました←かつて『美味しんぼ』の近城さんは、「タラコなんか焼いちまったらカチカチのボソボソで、まるで乾いた粘土の塊かじるようなもんじゃないか!」と言っていましたが、このやり方で焼いた明太子なら大丈夫そうですね…多分;)。
 おかげで何とか“辛子めんたい弁当”を用意できた宮本さんは、日頃頑固な亀さんから「ごちそうさま、おいしかったよ。ありがとう」と感謝の言葉をもらうことが出来、「きのうからもうどうしようかって…ひとりで作るのなんて初めてだし…森口さんはいないし聞けないし、もう心細くって」「でも…おいしいって言われたとたん全部吹き飛んじゃいました」と張り詰めていた糸が切れて大泣きしていました。
辛子明太子が主役のお弁当があるなんて、地元民も知りませんでした卵焼きは失敗続きだった為、結局おばあちゃんが代理で作ってました;
 実物を知らないのに作っていいのか迷いましたが、知らないだけに余計食べてみたくなって作ってみることにしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います。


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、他の具の準備。
 ネット上の感想を見る限り、卵焼きはお弁当によくある甘い味わいっぽかったので、卵液に塩、砂糖、みりん、お水などを入れて味つけした物をくるくる巻き上げ、巻きすで形を整えて作ります(←一旦ラップで巻いてから巻くと、洗い物をする時ぐっと楽になります)。
 辛子明太子のほぐし身は、皮からしごき取った明太子へみりんを足して混ぜた物にラップをかけて電子レンジで約一分加熱し、取り出してからお箸でまんべんなく混ぜ合わせてからまた電子レンジに約一分かけ、余熱で熱を通します。
辛子めんたい弁当1
辛子めんたい弁当2
辛子めんたい弁当8
 菜の花のおひたしは、沸騰したお湯に数十秒だけ菜の花の茎を浸した後穂先まで入れてさっと茹で、すぐに冷水にとって冷やしてから余分な水気を絞って一口大に切ります。
 この菜の花を、少量のお湯で溶いた顆粒だし、醤油、みりん、お水を入れて混ぜた調味液に加えて軽く混ぜ、全体に味が染みるまで寝かせておきます。
辛子めんたい弁当6
辛子めんたい弁当7
 次は、酢飯作り。
 研いだお米と昆布を炊飯器に入れて通常よりもやや少なめの水加減にし、そのまま普通に炊きます。
 炊けたら昆布を取り出して酢桶に移し、砂糖、塩、お酢を合わせて作った寿司酢を回しかけ、うちわであおぎつつ切るようにしてシャシャッと混ぜ合わせます。
辛子めんたい弁当3
辛子めんたい弁当4
辛子めんたい弁当5
 今度は、焼き明太子作り。
 魚焼きグリルの受け皿に水を張って火をつけ、三分以上温めたら明太子を入れて約五分くらいかけて焼き、こまめに様子を見てこげる前に火を落とします。
 火を消したらすぐにひっくり返してまた魚焼きグリルに戻して約三分放置し、余熱でじっくり中まで熱を通します。
※明太子はあっという間に火が通りやすいのに均等に火を入れるのが難しい厄介な食材ですので、グリルは弱火で何度も中をチェックしながら焼いた方が良いです。
辛子めんたい弁当9
辛子めんたい弁当10
辛子めんたい弁当11
 ここまできたら、いよいよ盛り付け作業。
 お弁当箱へ先程の酢飯をふわっとよそい、その上に辛子明太子のほぐし身を乗せてまぶします(←思ったよりも濃くないので、結構どっさり乗せちゃってOKです)。
 その横側に、食べやすいサイズに切った卵焼き、菜の花のおひたし、大根の漬物を彩りよく入れ込みます。
辛子めんたい弁当12
辛子めんたい弁当13
 酢飯に辛子明太子のほぐし身を塗り終えたら半分に切った焼き明太子を飾りつけ、最後に刻み海苔をいつでもかけられるようスタンバイしたら“辛子めんたい弁当”の完成です!
辛子めんたい弁当14
 赤一色と言うよりはピンク一色のかわいらしいお弁当で、その昔『となりのトトロ』に出てきたお弁当のご飯を思い出します(←本物は明太子ではなく、桜でんぷがピンク色の正体みたいですが)。
 ブツ切りにした明太子がゴロゴロ乗っている様は迫力満点で、一体どういう味がするのかワクワクします。
辛子めんたい弁当15
 それでは、酢飯に辛子明太子を絡めていざ実食!
 いっただっきま~す!
辛子めんたい弁当16


 さて、感想は…グリルで焼いただけでこんなにガラッと明太子の味が違うとはびっくり!明太子好き歓喜必至のあっさりした純和風お弁当です!
辛子めんたい弁当17
 焼き明太子はパサついた物しか食べた事がなかったのであまり好きではなかったのですが、こちらは生ではないのにしっとりしているという絶妙なミディアムレアの焼き加減で、蒸し焼き仕立てっぽいのに皮がパリッと小気味良く破けて香ばしいのがたまりません(←シャウ○ッセンのウインナーを割るCMみたいな爽やかな食感で、ちょっと感激)。
 生の時よりも辛味が落ち着いて大分マイルドになり、粒の一つ一つが立っていてプチプチッと存在感も明確にはっきり弾け、火が通る事によって魚卵特有のねっとり濃厚なコクがより強まって引き立てられていました。
 一方、レンジのほぐし明太子はウェルダン気味で明太子ソースっぽい滑らかなペースト状のイメージですが、それがかえって酢飯になじんで一体感が増しており、食べやすくてよかったです。
 昆布の風味が効いた上品に甘酸っぱい酢飯に、生臭さが完全になくなってほんのり甘じょっぱくなった明太子、そして磯の香り漂う海苔が合わさると、「明太子おにぎり風シンプルちらし寿司」ともいうべき美味しさに変化する感じで、何気に海苔は明太子と酢飯を結びつけてて重要だと思いました。
 時折、菜の花のおひたしのほろ苦くてさっぱりした出汁醤油味、卵焼きの舌にじんわり染みる優しい甘味、漬物のすっきりした塩味がいい箸休めなって目先を変えているのがバランスよく、明太子を一番美味しく食べられる理想のお弁当スタイルだと感じました。


 生の明太子はご飯にはぴったりなものの、衛生面でお弁当に入れるのは躊躇していましたが、こちらなら火を通しているので安心して持ち運び出来るのが嬉しいです(←ただ、海苔がないと明太子と酢飯の相性はごく平凡なものですので、海苔は絶対必要です!)。
 ちなみに夫にも試食してもらった所、焼き明太子の全くパサついていない口当たりに感心しており、海苔と明太子の相性の良さを再確認しているようでした。


P.S.
 一読者さん、AKHさん、無記名さん、ゴローさん、ほーりーさん、コメントとご指摘を下さりありがとうございます。すみません、完全に見落としたまま更新していました…orz。ご指摘箇所訂正しております、ありがとうございました!


●出典)『名物駅弁ゆったり旅行気分』 原作:守靖ヒロヤ 作画:上農ヒロ昭/日本文芸社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『ミスター味っ子』の“味吉陽一特製スペシャルお好み焼き”を再現!

 ここ一ヶ月程、毎年冬恒例の乾燥による皮膚荒れ現象がひどくなっている為、保湿効果のある入浴剤を入れては長時間入浴しています。
 以前はパッケージがかわいい系の、見ているだけでストーリーが浮かんできそうな絵本風の個包装入浴剤が好みだったのですが(←例えるならこういう感じの)、最近は効き目&成分&コスパ重要視で大きな缶に入った昔ながらの薬湯入浴剤ばかり使っており、年を経るごとにリアリストになっているな~と実感しています。
 近頃お気に入りなのはオリヂナル薬湯 シルクで、シルクパウダーのキラキラした感じや登別カルルスみたいな白いお湯が僅かな乙女心をギリギリ保ってくれる為、ありがたく感じています(←効き目も上々で、おかげで腕部分がほぼ元通りになりました)。

 どうも、子どもの頃「三十歳くらいになったら流石にしっかりするだろう」と未来の自分に希望を持っていたものの、いざなってみるとそんな事はなかった当ブログの管理人・あんこです。


 今回再現する漫画料理は、『ミスター味っ子』にて陽一君が岡田屋さんとのお好み焼き対決の際に作った“味吉陽一特製スペシャルお好み焼き”です!
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き図
 ある春の日、近所の公園で毎年行われている桜祭りで屋台をしたいと思った陽一君は、町内会へ出店の申し込みに行くのですが、お好み焼き屋の岡田屋さんが人気を盾にスペースを二件分とっているので無理だと断られた為、陽一君と法子さんは岡田屋さんへ直談判しに行きます(キャンプの炊き込みご飯騒動といい、日之出食堂立ち退き騒動といい、たこ焼きトレーラー騒動といい、揉め事が多い町で大変ですね;。まあ、高い頻度で強盗や殺人が発生する米花町よりはマシかもしれませんが…)。
 しかし、「桜祭りゆうたら岡田屋のお好み焼きが一番の目玉なんやで」「あかんあかん、帰れ帰れ!!」と言って一向に取り合わず、最終的に「あんたら定食屋やろ!!定食屋が屋台でなんの店をやるんや!!屋台でレバニラ炒めやらサンマ定食を出すんか!?」と馬鹿にする岡田屋さんに堪忍袋の緒が切れた陽一君は、「何が伝統の味だい!!お好み焼き一筋の五十年だい!!そんな味日之出食堂ならもっとすごいもの作ってみせらあ!!」と啖呵を切り、その結果興味を引かれた岡田屋さんは「わし以上のお好み焼きを作ることができれば場所を譲ろやないか!!」と勝負に乗ってくれていました。

 何故この流れで岡田屋さんがハイリスク・ローリターンなお好み焼き勝負を申し出る事になるのか、何度考えてもよく分からないのですが、日之出食堂or自分をけなされる→陽一君怒って煽る→料理勝負決定!という基本の流れは、『美味しんぼ』の「明日もう一度ここに来てください。本物の○○というものをお見せしますよ」という山岡さんのお約束に通じる物があるくらい様式美な展開ですので、突っ込むほうが野暮なのかもしれません。
 実を言いますと、陽一君はこの時半ば確信犯的に料理勝負を持ちかけていたらしく、慌てる法子さんに対して「へへへ…やったやった、のってきたよ」「これで出店するチャンスが回ってきたよ!!」とニコニコ笑っており、一馬君とのカレー対決に勝って味ビル建設を撤回させた一件以来、随分交渉上手になったな~と苦笑したものです(←ただ、それに付き合う法子さんは「おまえまたいつもの悪いクセ…」と呆れており、まるでギャンブラーの夫に苦しむ苦労性のおかみさん状態になっているな~と同情しましたorz)。
この頃になると大分勝負慣れしていた陽一君、確信犯で喧嘩をうっていました;
 ちなみにこの岡田屋さん、「ズブの素人のおまえに勝ってもなんの自慢にもならん。せめて作り方ぐらいは教えといてやるか!!」と大まかなレシピを教えてくれたりしてなかなかいい人なんですが、その反面、万が一にも負けないよう町内会に働きかけ、審査員三人の内二人は自分の商売仲間を採用させるという大人のズルさを発揮しており、まだ若くて真っ直ぐな陽一君を「ひきょうだぞ岡田屋!はじめっからオレとまともに勝負する気なんかなかったんだ!!」と激昂させていました。
 寿司対決の時の寿司虎さんはガチで嫌われていたので無理でしたが、岡田屋さんはそれなりに人望があるから可能な技だったんだと推察されます(←そのせいか、陽一君が「ちょっと待ってよ!!この審査員には異議があるよ!!」『逆転裁判』風に異議を申し立ててもスルーされていました。まるで魔女裁判並に不利な状況で、初見時はこちらまで絶望したものです;)。

 真面目に戦おうとしていた陽一君の気持ちを考えるとひどい話のはずなんですが、寿司コンテストの審査員をほぼ全員買収して絶対勝つ出来レースにした『将太の寿司』の笹寿司、敵キャラのお色気攻撃に負けて食べる順番を言われるままに変えてしまった『中華一番』の審査員達、初めから主人公を負かせてやるという私怨だけで中華料理人全国大会を開いて審査員にも仕掛けをした『鉄鍋のジャン』の大谷日堂を見てきて感覚が麻痺しているせいか、「これくらいならまだマシか…」と思ってしまいました;。
 特に『中華一番!』を読み終わった後だと、調理中に首へ針を刺されて味覚を失ったり、勝負に負けた後に責任を取って死ぬ必要がないんだから、それに比べたら何とかなるなる!と極端な事を考えちゃいます(←味将軍グループの刺客に付け狙われているのは地味に心配ですが…)。
審査員を自分の知り合いで固めて有利にするという、大人ずるさを発揮;
 その後、陽一君は「よーし!!それならそうと心得てかかってやる!!」「文句の言いようのない絶対の味の差をつけてやる!!」と決意し、工夫に工夫を凝らしたオリジナルのお好み焼きを作って出します。
 それが、この“味吉陽一特製スペシャルお好み焼き”です!
 作り方は凝っており、山芋100%で作った皮でキャベツ・天かす・カツオ節・とろろ昆布・牛すじ煮込み・明太子・お餅をサンドして蒸し焼きにし、仕上げにトンカツソース・ケチャップ・マヨネーズを合わせた即席お好み焼きソースをかけ、ブレンドしたふりかけを散らしたら出来上がりです。
 お好み焼きの皮に山芋を加えたら粉っぽさがない最高の生地になるというのは有名な話ですが、陽一君は何と100%、それも加えるのはお出汁だけで卵などは一切使わず、よりふわふわさっくりとした食感に仕上げたと説明しており、今でもなかなか見ないやり方で興味深いな~と感じました。
 明太子を入れたのは、岡田屋さんのようにソースにマスタードを入れて熟成する時間がない陽一君が、同じような柔らかい辛味をプラスする為に思いついたからだそうで、「単に辛いだけじゃない!充分に練りこまれたまろやかな辛味がいっそうの食欲をわきたたせるわ!!」と法子さんも大絶賛していました(←現在、明太子はお好み焼きやもんじゃで定番の具になっていますので、陽一君の先見の明には毎度驚かされます)。
 岡田屋さん同様、広島のお好み焼きに似ている作り方ですが、焼きそば&豚バラ肉の代わりにお餅&牛すじ肉で食べ応えを出しているのが全く違うところで、相変わらず未知の組み合わせだな~と思ったものです。
皮は山芋100%、具は牛筋肉の煮込み、ボリューム感はもちで出します唯一ふりかけでは無理だった熟成された辛味は、明太子で代用!
 中でも画期的だったアイディアが、上にかけるブレンドふりかけ!
 陽一君曰く、「工夫のしようのない完成されつくした味つけなんかこの世の中に存在しないよ!!」だそうで、ソースを寝かせる時間がないなら上にかけるふりかけで工夫すればいいと思い、これでもかというくらいふりかけをブレンドする事でトンカツソース・ケチャップ・マヨネーズだけで作った即席ソースの味を深めたとの事。
 使ったふりかけは、分かる限りではのりたま・梅ジソ・野沢菜・黒ゴマ・鰹・鮭の六種類で、そのままだとのっぺりした味のソースに複雑な風味を補ってくれると作中で語られていました。
 何とも大胆な発想ですが、海外ではフライドポテト・ホットドッグ・ポップコーン・サラダ・焼き魚にふりかけをかけては「何にでも使える魔法の調味料」だと認識しているみたいですので、それを考えるとお好み焼きにかけるのもアリなのかも…と思わされます。
 残念ながら、このやり方だけは現代でも斬新すぎるのかまだ一般化はされていないのですが、発想を逆転させた広島お好み焼き味のふりかけは商品化されて店頭に並んでいますので、考え自体はそう悪くないんじゃないかと睨んでいます。
即席ソースに、ブレンドふりかけをかけることで深みを出していました
 お手頃価格なのにいい牛すじ肉を手に入れたので再現する事にしました。
 作中には大体の材料とレシピが載っていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、牛すじ煮込み作り。
 お鍋にお水、ブツ切りにした長ネギの青い部分、スライスしたしょうが、牛すじ肉を入れて沸騰させ、十分程経ったら一旦お湯を捨てて新しくお水を張り、再度沸騰させます(←下茹でを丁寧にすればする程アクがしっかり取れ、えぐみが一切ない牛すじ肉になります)。
 アクが出なくなったら火を止めて牛すじ肉を流水で洗い、薄くスライスします。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き1
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き2
 圧力鍋に先程の牛すじ肉、スライスしたしょうが、薄く切って塩もみした後下茹でしておいたこんにゃく、お酒、醤油、砂糖、お水を投入し、加圧して数十分煮込みます。
 煮込み終えたらそのまま放置し、味がよく染みたら牛すじ煮込みは準備OKです。
※冷ましては加熱を繰り返すと、より濃厚な仕上がりになります。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き3
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き4
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き5
 次は、山芋100%の生地作り。
 山芋は皮を剥いてすりおろし器にかけた後すり鉢でよくすり、滑らかになったら合わせ出汁を少しずつ加えてその都度混ぜあわせます。
※山芋は長芋・大和芋・自然薯などの総称ですので、その中からお好みで選んで下さい。当管理人の場合、しっかりした生地にしたかったので、粘りが強めの大和芋を使用しました。長芋だけだと水分が多めでより固まりにくい上、食感もあまりよくないかもしれません。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き6
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き7
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き8
 この生地を、油を気持ち多めに入れて中火に熱したフライパンへ流し込んでスプーン等で丸く伸ばし、焦げないよう火加減を中火と弱火を行き来させつつ慎重に焼きます。
 生地の表面が乾いたら破かないよう気をつけながらひっくり返し、裏側もパリッと香ばしい焼き目がつくまで焼いていきます。
 一枚焼けたら、もう一枚同じようにして焼いて計二枚用意します。
※ずっと弱火だとねちねちして形にならず、かといって最初から中火だと焦げ付いてしまいますので、火加減が重要です。途中、何度も様子を見ながら焼いて下さい。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き9
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き10
 二枚焼き終えたら、一枚をフライパンに戻して弱火で温め直し、その上へ大雑把に千切りにしたキャベツ→天かす→とろろ昆布→カツオ節の順に具を乗せていきます。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き11
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き12
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き13
 さらに、温め直しておいた牛すじ煮込み→皮を取ってほぐした明太子→しゃぶしゃぶ用の薄いおもち→皮を取ってほぐした明太子を全体に行き渡るよう広げながら乗せていきます。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き14
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き15
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き16
 あらかたの具を全て乗せ終えたら、最後に千切りキャベツをたっぷり乗せてもう一枚の生地をかぶせ、フタをして弱火のまま数分かけて蒸し焼きにしていきます。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き17
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き18
 その間、ソースとブレンドふりかけ作り。
 ボウルへとんかつソース、ケチャップ、マヨネーズを入れ、スプーン等でしっかりかき混ぜておきます(←シンプルなソースなので、とんかつソースは上等な物を使うと尚いいです)。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き19
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き20
 もう一方の容器には、のりたまふりかけ、梅ジソふりかけ、野沢菜ふりかけ、黒ゴマふりかけ、鰹ふりかけ、鮭ふりかけを同じ量ずつ加え、ざっと混ぜ合わせます。
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き21
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き22
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き23
 キャベツに火が通ってかさが減ったら障子紙を敷いたお皿へ盛り付け、上からソースをたっぷり塗ってブレンドふりかけをかければ“味吉陽一特製スペシャルお好み焼き”の完成です!
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き24
 山芋と出汁だけでそれらしく固まってくれるか心配でしたが、うまくいけば小麦粉入りの生地のようにしっかりした強度で焼けてくれたのでほっとしました。
 お好みソースの香りも強いですが、牛すじ煮込みの醤油系の香りもそれなりに漂う感じで、味の想像が全くつきませんが、陽一君を信じて食べてみようと思います!
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き25
 それでは、熱々の内に切り分けていざ実食!
 いっただっきまーす!
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き26


 さて、感想ですが…予想以上においしくて感激!お洒落な創作系お好み焼き屋さんにあっても違和感がない味で、山芋オンリーでもちゃんとお好み焼きの皮っぽくなってます!
味吉陽一特製スペシャルお好み焼き27
 生地はさっくりというよりふんわりもちもちしたヘルシーかつ優しい口当たりで、小麦粉を使った生地よりもぷわ~としててすぐに散ってほどける軽い後味が特徴的。
 この淡白ながらも噛むごとにじわじわと山芋の滋味が溢れる生地に、こっくりと奥行きのある甘辛醤油味でホロホロとろけるように柔らかい牛すじ肉と、ぷりぷりした歯触りのこんにゃくがよく合っており、お店の牛すじネギ玉よりもずっとさっぱりして油っこくないのが印象に残りました(←関西風よりも広島風に近い焼き方で、キャベツたっぷりで混ぜ込まないタイプだからかもしれません)。
 とろろ昆布とかつお節の強烈に濃い旨味成分や、天かすの適度な油分が生地と他の具を馴染ませて一つにまとめる役割をしており、地味にいい仕事をしています。
 豚バラ肉を使ったお好み焼きみたいなこってりジューシーな味わいや、ずっしりくるボリューム感はないものの、牛すじ肉の上品で深みのある旨味をしっかり吸い込んでしんなりしたキャベツの甘味がしみじみ美味で、濃厚さとあっさり感を両立させた大人向けの高級お好み焼きというイメージでした。
 この牛すじ肉や、明太子のマイルドな辛さと魚卵特有の濃密なコクを、どっしり力強いもちがねっとり絡み取って全体に奥深い旨さを与えているのが食べ応え満点で、強引に例えるなら「山芋鉄板焼き風明太もち入りコク旨すじ玉」って感じです。
 一方ふりかけですが、正直不安だったものの熱で溶けてソースにやや溶けるせいか食感に違和感はなく、かつお節の風味、赤ジソの酸味、黒ごまの香ばしさ、野沢菜のシャリシャリ感などがいいアクセントになっおり、そこまで悪くありません。
 さすがにプロのソースには及びませんが、これはこれで足りない味をピンポイントで補って細かく自分好みにカスタマイズできる強みがありますし、半ば駄菓子感覚で楽しく頂けるのがよかったです。
 お好み焼きの一種というよりも、煮こみ料理の粉もん仕立てと呼びたくなる程熟成した深みのある別格な一品で、全く新しい鉄板料理だと感じました。


 障子紙も半信半疑でしたが、余分な汁気や油分をある程度きってくれるので確かに味の輪郭がしゃっきりする感じで、意外にいいかもと思いました(←ただ、破ったらいけないと慎重に食べ進めるので、やや食べづらいのが難点)。
 いつもなら、お好み焼きソースは専用の物を使っていますが、トンカツソースとケチャップをマヨネーズで割るだけでも結構いけるものなんだな~と感心しました。
 作るのに大分手間がかかりますが、思い出したらむしょうに食べたくなりそうな味で、また作りたいな~と感じた再現でした。 


●出典)文庫版『ミスター味っ子』2巻 寺沢大介/講談社
     文庫版『ミスター味っ子』3巻 寺沢大介/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『どんぶり委員長』の“サプライズカレーマボチ丼”を再現!

 猫が二匹いるので結構な頻度で猫砂を買いに行くんですが、パッケージが個性的な商品が多く、つい観察してしまいます。
 マリ◯ッコリ風のスケベな目をした白黒猫がモチーフだったり、一昔前の何ともいえない猫イラストで原色ハデハデなデザインだったり、洋服を着て二本足で立っているリアル絵の猫が立ち◯ョンするという謎の構図だったり、実写だと何故か高確率でアメリカンショートヘアがモデルだったりと、見ているだけで飽きません。
 中身の砂も色んな長所が売りになってて面白いのですが、唯一「そこまでこだわらなくてもいいんじゃ…」と思ったのは四万十檜という天然の木を素材にした猫砂で、そんな貴重そうな木をわざわざ使わなくてもと感じたものです。

 どうも、布団に入ろうと毛布をめくると猫達が既にとろけており、「何するんじゃ~…」と言いたげなネムネムお目々をしているのを見るとほっこりする当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて吉田君が委員長の誕生日の翌日に作った“サプライズカレーマボチ丼”です!
サプライズカレーマボチ丼図
 ある日、吉田君らクラスの有志は委員長の誕生日を明日に控え、ちょっとしたプレゼントやお菓子を持ち寄ってサプライズパーティーを開こうと密かに計画するのですが、偶然その背後を通りかかった委員長はうっかり全てを聞いてしまいます←これが某推理漫画に出てくるお酒の名前がコードネームの黒ずくめの男達だったら鉄バット攻撃されて非常に危険でしたので、料理漫画でよかったと思いました)。
 コミュ力があってこういうイベントに慣れている方だったら卒なく対処できそうですが、真面目で融通が利かない性格の委員長にそんな器用なアドリブが出来る訳がなく、帰宅してから「どんな反応をするべきか」を真剣に悩んでいて同情しました;。
 二~三人参加のサプライズパーティーでもこんなに緊張するのですから、これが大勢の人間を公共の場で巻き込むフラッシュモブだったりしたらもうパニック状態になっていたと推測されますので、ある意味これくらいで済んでラッキーだったと思います…。
 しかし、幾度練習しても「えーっ、プ…プレゼントぉ!?わ~い!!う~れし~い~!!」といつものキャラと違いすぎてわざとらしい演技になったり、「プ…プププププププレプレプレプレゼゼゼ…!?」とゲシュタルト崩壊みたいなオーバーリアクションになったり、「あ、どーも」とクールビューティーを通り越して友達を失いそうな塩対応になったりと、どれも問題がありすぎてイマイチ決めきれずにいました。
 まあ、演劇界のサラブレッドと呼ばれる姫川亜弓さんと即興で演技対決出来ちゃう北島マヤさんじゃあるまいし、ごく普通の女子高生なら無理のない反応ですよね;。
自分に対するサプライズ計画をうっかり聞いてしまった委員長、絶望…!
 翌日、結局いい案が浮かばないまま本番を迎えた委員長は、ガッチガチに固まりながら「び、びっくり!!!驚き!!!」「開いた口がふさがらない!!!」「寝耳に水!!!」「鳩が豆鉄砲を食ったよう!!!」と極めて挙動不審に反応してしまい、吉田君達から何となくお察しされていましたorz(←余談ですが、この時委員長がしていた真ん丸すぎる目は『よつばと!』のよつばがびっくりした時の目にそっくりで、デジャブを感じます;)。
 恐らく、表情やしぐさで自然な演技が出来ないのなら、せめて言葉だけでも「こんなサプライズ全然知らなかった!」と強調したかったんだと思うのですが、まるで汚職政治家のお役所言葉な記者会見の如く堅苦しくて白々しい言葉のオンパレードだった為、完全に逆効果だったな~と苦笑しました。

 そして帰り道、「もしかしてこの事知ってた?」と気まずそうに聞いた吉田君に、委員長は本当の事を話して謝るのですが、「も…もちろんみんなの気持ちはとっても嬉しいんだけど、せっかくだったらホントにサプライズにしたかったな…」という本音も漏らしていました(←日頃、丼への好奇心のあまり何度も恋愛フラグをへし折っている委員長の貴重な乙女心シーンです;)。
 その言葉を聞いた吉田君はちょっとしんみりするのですが、「だからさ吉田君…」「アタシのためにサプライズでどんぶり作ってくれる!?」と委員長から唐突に依頼され、「今までで一番の難題じゃね!?」と完全に意表を疲れて戸惑っていました。
 吉田君には気の毒ですが、委員長は振り回されるより、吉田君を丼愛で振り回す姿の方がしっくりくる為、このシーンを見る度「それでこそどんぶり委員長!」と感じてほっとします。
結局、いつも通り吉田君が無理難題の丼作りをする事になってました;
 こうして誕生日の翌日、吉田君がいつもの家庭科室で委員長の為に作ってくれたのが、この“サプライズカレーマボチ丼”です!
 作り方は簡単で、熱したフライパンで牛豚合い挽き肉・麻婆豆腐の素・豆腐を炒め煮して、途中カマンベール入りチーズとカレー粉を加えてさらに煮込み、ご飯の上にかけて刻んだ長ネギをまぶし、半熟卵を乗せたら出来上がりです。
 ポイントは、カマンベール入りチーズは豆腐の大きさに合わせて切ることで、こうするとチーズがすぐに溶けにくくなる上、豆腐と見分けがつかなくなって食べた時びっくりさせられるというお遊び要素もプラスできると語られていました。
 パッと見はただの麻婆豆腐に見えますが、一口食べるとカレー味も同時に口に広がり、もう何口か食べるとチーズが出てきたりするという二段構えのサプライズが潜んでいる面白い一品で、中華とインド料理が見事に入り混じったコラボ丼だと思いました(←生クリーム味トマト味といった変り種が出たり、グラタンパスタのソースに使われたりなど、麻婆豆腐には色んな可能性があるな~と実感させられます)。
 実際に食べた委員長曰く、「考えてみれば、ひき肉も入ってて味にクセのない豆腐も入ってるから、スパイシーなカレーと合わないワケがない!!」「マーボー豆腐とカレーのお互いの辛さや香りが一層引き立つ!!」「こ…これは!!チーズ!!」「この絶妙なとろけ具合が、カレー風味のマーボー豆腐とごはんに絶妙に口の中で絡み合い…もう、たまらなく絶妙!!」だそうで、あまりの美味しさに身悶えていました。
一瞬、もこみちさんの塩ファサーに似ているな~と思いました;幾重にも仕掛けられたサプライズに、驚きまくっていました!
 以前、麻婆カレーという市販のレトルト商品を食べてその相性の良さは既に知っていた為、それをさらに丼にしてチーズもあわせたらどんな感じになるか知りたくて再現する事にしました。
 作中には詳細な分量つきのレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、炒め作業。
 熱したフライパンへ牛豚合い挽き肉を入れて細かく切るようにして混ぜながら炒め、香ばしく火が通って色が変わってきたら市販の麻婆豆腐の素を加え、ざっと合わせます。 
サプライズカレーマボチ丼1
サプライズカレーマボチ丼2
サプライズカレーマボチ丼3
 次は、煮込み作業。
 火力を強火にして煮立て、ソースが挽き肉にしっかりなじんだのを確認したらさいの目切りにした木綿豆腐を加え、形を崩さないよう気をつけながらそっと混ぜてから中火で煮込みます。
サプライズカレーマボチ丼4
サプライズカレーマボチ丼5
 少し経って豆腐にソースが染みこんで来たら、豆腐と同じサイズのさいの目切りにしたカマンベール入りチーズを投入して混ぜ、カレー粉を振りかけて合わせた後少し煮ます。
 その間、水でさっと濡らしておいた平皿に生卵を落として爪楊枝で数箇所穴をあけ、電子レンジに三十秒くらいかけて半熟状になるまで熱を通しておきます。
※素についてきていたスパイス小袋は、この段階で入れておきます。
サプライズカレーマボチ丼6
サプライズカレーマボチ丼7
サプライズカレーマボチ丼8
 炊き立てご飯をよそっておいた丼容器に先程の麻婆豆腐をかけて刻んだ長ネギを全体に散らし、真ん中に半熟卵を乗せれば“サプライズカレーマボチ丼”の完成です!
サプライズカレーマボチ丼9
 見た目はごく普通の麻婆豆腐にそっくりですが、香りはカレーの方が圧倒的に目立つ感じで、見れば見る程頭が混乱してます;。
 チーズも思った以上に豆腐へ擬態出来ている感じで見分けがつかず、一体どういう味になっているのか非常に楽しみです!
サプライズカレーマボチ丼10
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
サプライズカレーマボチ丼11


 さて、感想は…色んな辛さが交差して生まれる複雑な味わいにうっとり!半熟の黄身とカレーの相性が鉄板過ぎで、ご飯が進むおいしさです!
 麻婆豆腐とカレーの割合は2:8で圧倒的にカレーが強く表に出ており、カレーの香辛料が奥行きのある風味が即席とは思えぬ深みを出しています。
 ソースの量に対して挽き肉があまりに多いせいか、普通の麻婆豆腐よりも肉々しくコクがある印象で、脂を吸って肉っぽい旨味が増した豆腐と共にご飯へ絡めると結構食べ応えがありました。
 例えるとするなら「麻婆豆腐入りでとろみのある中華風キーマカレー丼」という感じで、唐辛子や山椒といった中華のスパイスと、カレーの香り高いスパイスが幾重にも混じりあって二重奏を奏で、他のカレー料理にはないエキゾチックなスパイシーさが出ているのがたまりません。
 カマンベール入りチーズは他のチーズに比べて一、二を争う程まろやかかつこってりしており、チーズならではの濃厚なコクが活きているのに酸味がマイルドな味わいはクリームチーズに似ていて、ピリ辛な麻婆ソースを時折中和してくれるのが絶妙な箸休めになっていました。
 それなりに大きい塊なのにねっとりトロリと簡単にとろけるチーズが麻婆風カレーのご飯に合わさると、その一口だけこの上なくクリーミーでリッチなチーズカレーを食べている気分になり、ほっこりします。
 生の長ネギのシャリシャリシャキッとした小気味良い食感と、清涼感溢れる香りが後口を爽やかにするのが地味にいい仕事をしており、全体を引き締める重要なアクセントになっていました。
 かなり辛くて舌にピリピリと響く刺激的な味付けなので好みが分かれそうですが、辛い物&エスニック好きは中毒になりそうな一品です。


 夫には何の前情報も教えず食べてもらったのですが、匂いで即座にカレー入りだと見破られはしたものの「これ、旨いな!」とすごく喜んで瞬く間に平らげており、チーズも合うと言っていて大好評でした。
 ごま油をたらして新しい風味をプラスしたり、納豆を足してもおいしかったです。


P.S.
 ほーりーさん、銀猫さん、kawajunさん、ここさん、とめさん、おもちさん、コメントを下さりありがとうございます。
 平成が終わり新しい時代が始まる2019年が、当ブログにお越しになる皆様にとって幸多き一年となりますよう、心からお祈りしております。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

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あんこ

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・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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