『紅の豚』の“トマトスパゲティー”を再現!
- Thu
- 11:30
- 再現料理
どうも、あんこです。
今回再現する料理は、ジブリ映画『紅の豚』にて倒産寸前のピッコロ社のお昼ご飯として工場のみんなが食べてた“トマトスパゲティー”です!
『紅の豚』は、私が大好きな映画のうちの一つです。元々、第一次世界大戦時の飛行機やエース達が好きなせいか、この映画に出て来る生き生きとした男達に好感を抱いています。主人公・マルコを見ていると、性格こそは正反対なものの同じく赤い機体に乗っていた悲劇の英雄・レッドバロンを思い出し、切なくなります。
さて、作品自体もとても面白いのですが、やっぱりジブリ映画の性で料理やお酒がおいしそうです。特にこの“トマトスパゲティー”の情景は秀逸で、五十人以上分のスパゲティーを茹でたり、工場で働く全員分の食卓を用意するシーンには圧倒させられます。“トマトスパゲティー”についてくる赤ワインも、イタリアならではの粋を感じます。
さすがにあんな大量には用意できませんが、一人分だけ作って気分を味わおうと思います。
と言う訳で、レッツ再現調理!
最初は、材料の下ごしらえ。玉ねぎをみじん切り、にんにくをぶつ切り、唐辛子を輪切りにします。
トマトの水煮はザルで丁寧に漉して種や皮を取り除き、滑らかにしておきます。
次はスパゲティーソース作り。フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れてごく弱火で熱し、香りが出てきたら玉ねぎを入れて炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたら漉しておいたトマトと赤ワイン、パセリのみじん切り、塩、こしょうを入れて量がやや半量になるまでよく煮込みます。
その間にスパゲティーをやや硬めに茹で、煮詰まってきたソースに茹で汁少量と共に入れて絡めます。
全体的に混ざったらお皿に大雑把に盛り付け、グラスに注いでおいた赤ワインを傍に添えたら“トマトスパゲティー”の完成です!
トマトと赤ワインの赤が、何とも食欲をそそります。
では、スパゲティーがのびてしまわない内にいざ実食!いただきまーす!
さて、食べた感想はと言うと…なかなかウマー(゜Д゜)!
トマトの程よい甘さと酸味がスパゲティーによく絡み、後を引く味に仕上がっています。そこへホクホクしたにんにく、ピリッとした唐辛子、サクサクの玉ねぎが加わって、素朴ながらも旨味溢れるおいしさでした。シンプルながらも、飽きが来ないスパゲティです。にんにくと唐辛子が丁度いい刺激を舌に与える感じで、こんな料理を食べたら確かに午後から元気に働けそうだな~とほのぼのしました。
また、作中通り添えといた赤ワイン(安物ですが…^^;)は飲むたびに渋い酸味でスパゲティーの後味を爽やかな物にさせ、平凡なトマトスパゲティーをちょっと大人でリッチな昼ご飯にする事に成功していました。
「さあ、モリモリ食べてビシバシ働こう!」というピッコロさんの言葉を思い浮かべながら完食しました(^^)。さあ、今日も頑張るぞ!
●出典)映画『紅の豚』 宮崎駿/スタジオジブリ
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