『おいピータン!!』の“ラーメンスープのリゾット風”を再現!
- Fri
- 14:40
- 再現料理
…どうも、何故か記憶が一部飛んでしまった当ブログの管理人・あんこです!
今回再現する漫画料理は、『おいピータン!!』にて大森さんが作った残り物料理シリーズ第四弾“ラーメンスープのリゾット風”です!
まだ大森さんと渡辺さんの料理勝負が泥沼化していなかった時に考え出された料理で、簡単に言ってしまえば「残った出前のラーメンスープを再利用したリゾット」です(その他の残り物料理は、“餃子チャーハン”、“ゴルゴンゾーラのスパゲティオムレツ”、“コーンとラー油とマヨネーズのかき揚げ”をご参照お願いいたします)。残ってしまったラーメンスープにご飯を入れておじや風にして食べる事が好きな私にとって、興奮度が高い一品だと前々から思っていました。そういえば、ラーメン大国である日本には醤油スープ・味噌スープ・とんこつスープ・塩スープ・カレースープなど様々なラーメンスープが存在しますが、そのどれもがご飯とぴったりなので不思議です(^^;)。
レシピは全く書かれていないので想像するしかないのですが、早速再現してみようと思います!
という事で、レッツ再現調理!
最初は、リゾットの具の準備。本当はご飯をそのまま入れて煮込むだけにしようか迷ったのですが、せっかく「リゾット風」と書いてある事ですし、果たしてどんな味になるのか楽しみだったので随所にリゾットの要素を織り交ぜてみる事にしました。
まず、油を少量だけひいた小鍋に玉ねぎのみじん切りを加え、しんなりするまで炒めます。
玉ねぎが透き通ってきたら生米も加えて炒め合わせ、徐々に生米が透明になった所で白ワインも投入してアルコール分を飛ばします。
そこへ、とんこつラーメンのスープをひたひたになるまで入れて弱火で煮込み、口当たりを優しくする隠し味として牛乳をちょこっと加えてさらに約二十分~二十五分コトコト煮ていきます。
※スープの種類は作中では詳しく語られていませんでしたが、「ちょっと煮込んでリゾットにしてみました」という大森さんの証言から自然ととんこつスープが頭に浮かんできました。その為、濃い味が好みの私はとんこつラーメンを実家の近くから出前で注文し、あらかじめ別器に取っておいて使用しました!ちなみに、スープが少なめなとんこつラーメンは「スープ多めの皿ラーメン」って感じで、それなりにおいしかったです。
お米に火が通ったらラーメンどんぶりへ移し、仕上げに刻んだネギを上からパラパラと散らせば“ラーメンスープのリゾット風”の完成です!
見た目は色の濃いミルク粥みたいですが、香りはしっかりととんこつなので戸惑いを隠せません;。ただ、牛乳のおかげで大分控えめな匂いになっていたので、そんなに変な印象は受けませんでした。
それでは、いざ実食!いただきま~す。
さて、味ですが…おおっ!これは妙にいい感じです!
最初は「ラーメンスープで洋風リゾットを作っても大丈夫なんだろうか…」と少しだけ心配だったのですが、むしろ全然合っていました。考えてみれば、ラーメンスープのおじやというアレンジ料理も存在するくらいですので、そうそう外れる訳がありませんでした;。隠し味の牛乳と白ワインがいい方向に活きており、ジャンクっぽくも比較的マイルドな味わいになっています。
また、にんにく風味のとんこつスープをギリギリまで煮詰めたせいかまるで「極端にコクが強い無国籍風クリーム系パスタソース」のような後味になっていて、そのまま飲むのとは違う印象のおいしさになっていました。玉ねぎの自然な甘さや、長ネギの歯触りの良さもきいていましたし、個人的にはありだと思います。ただ、よくも悪くも個性的で結構クセがあるので、賛否両論そうな旨さではありました。
作中の机の上を注目すると、七味唐辛子っぽい容器も置いてあったので途中で振りかけてみましたが、それも一味違っていてウマーだったです。目先が変わった感じがするので、ラーメンおじやが飽きてきた時にオススメです!
●出典)『おいピータン!!』 伊藤理佐/講談社
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