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『花のズボラ飯』の“ハナさん流明太子丼”を再現!

先日、東京に行った妹から「福岡のスーパーはどこでも絶対明太子が置いてあるけど、こっちは必ずしも明太子を置いているって訳じゃない(たらこはある)。仮にあったとしても、福岡の物よりかなり高い」という情報を入手し、激しくショックを受けました。今まで「もはや明太子はどこでもそれなりの値段で手に入る」と勘違いしていた為、結構恥ずかしかったです…orz。スイーツ脳ならぬ明太子脳で、申し訳ございません;。
どうも、明太子を丸ごと包んだ卵焼きにマヨネーズをたっぷりつけて食べるのが好きなものの、コレステロールを気にして一ヶ月に一回しか食べられないあんこです(´・ω・`)。

本日再現する漫画料理は、『花のズボラ飯』にてハナさんが電車の中でこっそり聞いたレシピを自分流にアレンジして作った“ハナさん流明太子丼”です!
ハナさん流明太子丼図
実を言いますと、『花のズボラ飯』は今回のお話でめでたく第二回目の冬を迎えます。とは言ってもハナさんに別段大きな変化がある訳ではなく、ノホホンといつも通りな日々を過ごしている様子なのが読んでて癒されました(^^*)。ちなみに今月号の冒頭で、ハナさんは本屋さんでのパート仕事を終えた後に乗った電車の中で「どうして電車で座るとこう眠くなるんだろう。夏は冷房で眠くなるし、冬は暖房で眠くなるし…」「電車は大人のゆりかごね」という名言を残しています。確かに、クタクタになって乗った電車には眠気を誘う魔力がありますので、激しく共感です(そのパワーたるや凄まじく、私自身高校時代に一度だけ爆睡して終着駅まで辿り着くというお約束をやらかした事がありますorz)。『花のズボラ飯』はおいしそうなズボラ創作料理がバンバン出てくるのはもちろん、本家である『孤独のグルメ』に負けず劣らずなさりげない名言が飛び交うので、ついつい隅から隅までチェックしてしまいます。
電車は大人のゆりかご…う~ん、名言
今回再現するのは、電車でうっかり眠りこけていたハナさんが唐突な振動で目を覚ました後、自分のまん前に立って料理談義をしていた若い青年二人組がひょんな事で話題にした明太子丼。元はといえばこの料理は片方の青年だけの十八番料理だったのですが、もう片方の青年が料理に不慣れなのにも関わらず「俺の彼女料理作んねぇよ。どっちかっつーと俺が作ってるよ」と言っているのを聞いて「じゃあさ、超簡単で超うまい丼教えてやるよ」と言って親切にも詳しく教えてあげたのが話の発端でした。この時、見知らぬ二人の会話を聞くのをちょっと後ろめたく思いつつ、食いしん坊精神でそ知らぬ顔をしながら必死に耳をダンボにして聞くハナさんの表情がかわいかったです(でも、話の最後らへんで耐え切れずにお腹をグ~ッと鳴らした為、結局晒し者状態になっちゃいました^^;)。
作り方はかなり簡単で、丼ご飯の上に豆腐・明太子・白ネギ・バターを乗っけてラップをし、レンジで軽くチンをして醤油をピピッとかければもう出来上がりです。青年曰く「うーん…ネギはなくても…いや!やっぱネギポイント高い」「バターをひとかけ乗せるのが超重要」との事で、速攻出来る割にはレベルが高いおいしさに仕上がるんだとか。ただ、私が今回作るのはハナさんが長年の主婦の勘でカツオ節をパラパラ~ッと加えた“ハナさん流明太子丼”ですので、ほんのちょっぴり手がかかります(とは言っても、カツオ節を振るだけなのであっという間です^^)。
それにしても、お腹がペコペコな状態な時に目の前でこんなそそる料理の話を語られたら、私もいけないとわかってはいてもつい盗み聞きをしてしまいそうです;。昔に比べると最近は個人の考えたアイディア料理を知る機会は大分増えましたが、それでもまだまだ斬新でウマーそうな料理がひょっこり口づてで伝わってくる事は結構多いので、つくづく料理に果てはないな~と実感させられます。
電車での見知らぬ二人の会話をこっそり効いてしまうハナさん
ハナさんは愛すべき夫・ゴロさんの博多出張土産の明太子で作っていましたが、私は頼りになるしっかり者の母が安売りの際に買いためて冷凍しておいた明太子で早速再現してみようと思います。

という事で、レッツ再現調理!
まずは、明太子を皮から出す作業。普通にお箸でしごいて取り出すのも十分アリですが、実は作中でハナさんは学生時代からの親友・ミズキさんから直々に教わったという画期的な「手を汚さない明太子の出し方」を実践していましたので、私もその方法で明太子を出してみる事にします!
手を汚さずに明太子を取り出す方法
明太子はお腹が裂けている方を下にしてラップへ乗せ、そのままクルクルと巻き寿司のように包みます。その際、ラップはゆるゆるではなくぴっちりとなるように包むのがポイントです。
ハナさん流明太子丼1
ハナさん流明太子丼2
しっかり巻けたら余っているラップの部分をハサミでチョキンと切り、上からではなく下の方からゆっくり丁寧に押し出します(あんまりギューギュー押し過ぎると皮が破けて中がグチャグチャになりますので、力加減には要注意です)。こんな調子で最後まで中身をしごき出せたら、明太子の用意はOKです。
蛇足ですが、本当に手を汚さずキレイに明太子を取り出す事が出来たので驚きました。指だけでなく菜箸も併用して出すとさらにやり易くなりますので、この方法はお勧めです!何より、ベチャベチャひっついて非常に扱いにくい皮がラップごとサッと捨てられるのに感動しました。福岡県人だけでなく、世界中の人に広めたいやり方です。
ハナさん流明太子丼3ハナさん流明太子丼4
ハナさん流明太子丼5
次に、炊き立てご飯をよそった丼かお茶碗の上へ、水気をきって手でぐちゃぐちゃっとつぶした絹ごし豆腐→薄く削ったカツオ節→先程ほぐしておいた明太子→刻んだ白ネギの順にどっさり乗せ、バターをひとかけ落とします。
※白ネギがない場合は万能ネギでも可ですが、個人的に白ネギ特有のしゃっきり感がこの丼にはかなり重要な役割を果たしているように感じましたので、よろしければ初回はなるべく白ネギでお試しになられる事を推奨いたします。
ハナさん流明太子丼6ハナさん流明太子丼7
ハナさん流明太子丼8ハナさん流明太子丼9
ハナさん流明太子丼10
具を全て乗せ終えたらラップをふんわりかぶせ、高すぎないワット数に設定した電子レンジ(500Wくらいなら失敗は少ないと思います)で約一分~一分半加熱します。この時、あんまり長くレンジに入れすぎると明太子がパサパサになって台無しになりますので、なるべく様子見をしながらかけた方がいいと思います。
ハナさん流明太子丼11
バターがちょっと溶けるくらいが頃合なので、そうなったらレンジからすぐに出し、仕上げに醤油をピピッと少量かければ“ハナさん流明太子丼”の完成です!
ハナさん流明太子丼12
バターの胸がときめくような香りがプンプン漂い、それと同時に白ネギのほのかにツンとくるような爽やかな香りが鼻をくすぐります。見た目も明太子のピンク・白ネギの緑・豆腐の白の三色がかわいらしい感じで、内心「これは絶対に美味しいはず…(´Д`;)タマラナイ」という確信を持ちました。
ハナさん流明太子丼13
バターが完全に溶け切ってしまう前にご飯を軽く混ぜ混ぜして、いざ実食!いっただっきま~す!
ハナさん流明太子丼14

さて、味の感想ですが…うっまぁ~~~い(ハナさん風)!!一口目からすぐに満足させてくれる程のパワーがあるのに、結構あっさりしてます!
明太子丼を手に叫ぶハナさん
箸が止まりません!まったりこってりした力強いおいしさのバター醤油ご飯に、ピリッとくる辛旨さが特徴的な明太子が相性抜群な組み合わせで、思わずガツガツと勢いよくかっこんでしまいます。正直、明太子・バター・醤油だけだったらくどくて胸焼けする所でしたが、ザクザクシャキシャキと小気味良い歯触りの白ネギが絶妙なアクセントになっている上、ふんわり柔らかい豆腐が後口をさっぱりさせてくれる為うまい具合に中和されていました。魚卵の塩漬けだからこそ出せるねっとりした深い塩気がご飯にがっちり隅々まで絡んで離れない為、割と濃い味付けなはずなのにすごく癖になります。ハナさんの言う通り「豆腐が地味に効いてる」感じで、決して目立たないものの、豆腐の淡泊な甘味と優しい口当たりがこの丼のバランスをひっそり支えているような印象を受けました。
カツオ節のキリリとした風味と出汁成分が全体をキュッと引き締めており、なかなかのいい仕事ぶりです。個人的に、カツオ節が入っている場合は「落ち着いた和風の大人味」、ない場合は「ストレートな洋風の子ども味」という勝手なイメージを持ちました;。あと、これは作中でも指摘されていた事ですが「ご飯版・バター醤油の明太子パスタ」みたいな感じで、どこか馴染みのある味わいでした。

バター醤油は途中からどうしてもくどくなって飽きやすいのが欠点ですが、この丼は豆腐が絶妙にサポートしてくれる為、安心して食べる事が出来ます。ただ一つ注意点を挙げるとするなら、当然の如くビールとばっちりの相性なので、ついつい飲むペースが上がっちゃうというところでしょうか(^^;)。晩酌と晩御飯を同時に済ませることが出来て効率がいいので、パパッとお腹一杯になりたいときには心強い味方になってくれそうです。

●出典)『花のズボラ飯』 原作:久住昌之 作画:水沢悦子/エレガンスイブ(秋田書店)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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