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『風流つまみ道場』の“焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけかけ”を再現!

とあるサイトで、「深夜にディズニーランドをさまよっていると、徘徊しているミッ○ーの生贄になる」という都市伝説を見、下手な怪談より恐ろしい話だと震え上がりました(((゜Д゜;)))ガクブル。深夜のディズニーランドは深夜の学校並に怖そうですし、何より○ッキーが背後からあの声音で「ハハッ。み~つけた」などと囁いてこようものなら、間違いなくマンドラゴラの如く「ぎぃやあああああ~!」と叫びだす自信があります。
どうも、ディズニーシーで売られている餃子ドックが恋しい管理人・あんこです。

本日再現する漫画料理は、『風流つまみ道場』にて主人公・錦ちゃんがある立ち飲み居酒屋の机の上で作り上げた“焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけかけ”です!
焼き鳥のポテサラのっけ図アジフライの肉じゃがソース図厚揚げの山かけかけ図
夜はおつまみ名人になるものの、普段はごく普通のサラリーマンをやっている錦ちゃん(彼女募集中)はある帰り道、行きつけの飲み屋で出会って以来ちょっと気になっているショートカットが良く似合う美人OL・桜本雪江さんと偶然道端で鉢合わせします。本当は他に好きな女性がいるものの、キレイな女性と飲む事が大好きな錦ちゃんは雪江さんの「一緒に飲みましょ」「立ち飲み居酒屋なんてどう?」という嬉しいお誘いに大喜びし、何とか話を盛り上げて楽しい時間を過ごしたいと気合を入れて昔風の立ち飲み居酒屋へ立ち寄ります。
しかし、いざ連れてこられた雪江さんは男性ばかりで殺風景な店内を見回して「え~…こういう所じゃなくて、最近出来始めたオシャレな立ち飲み居酒屋が良かったのに…」と見るからにがっかりします。何でも、最近では女性一人でも気楽に立ち寄れるショットバー風な立ち飲み居酒屋が流行っているとの事で(調べてみると、何とスペイン風にピンチョスをつまめるお店や、赤ワインをジュース感覚でカパカパ飲める若年層向けバーが今となっては珍しくないのだとか。私は角打ち居酒屋がほとんどなので、こんな洒落た世界は知りませんでしたorz)、雪江さんはすっかり興ざめした顔になります。錦ちゃんは慌てて「まあまあ、とりあえずカンパイしよ」と雰囲気を盛り上げようとするのですが、雪江さんの気持ちはおさまらず「こういう所って、おつまみも芸がないのよねぇ…」とがっかりしながらやや投げやりに定番おつまみの張り紙を眺めていました。はっきり言って、一般的な男性がここまでフルボッコされたら軽いトラウマ物だと思います(少なくとも、私なら涙目確実です;)。
ここまで読み進めると「まあまあ、そう言わずに今回はこれとして愉快に飲みましょうよ~(´∀`;)アセアセ」と横から入って雪江さんの気持ちを盛り上げたくなりますが、確かにおつまみの種類が少ないとテンションが下がるのは食いしん坊としてよく理解できますので、正直不機嫌になる気持ちは分からないでもないです。旨い肴があるとお酒が進むだけでなく、会話も倍以上弾む気がしますので(^^)。
ありきたりな立ち飲み屋のメニューにうんざりする雪江さん
そんな時、すっかり<空気が読めない男>という非常に不名誉なレッテルを貼られそうになった錦ちゃんが「まずい展開だなぁ。よし、ここは一つ逆転を狙うか…」と考え、雪江さんに「こういうシンプルなつまみもアレンジ次第でユニークなオリジナル料理になるよ」と言ってその場で注文可能なお店のおつまみを元にちゃちゃっとアレンジして用意したのが、この“焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけかけ”です!
作り方はレシピと呼べないくらい簡単で、既に出来上がっているお惣菜(錦ちゃんが注文したのは、「塩味の焼き鳥」、「ポテトサラダ」、「アジフライ」、「肉じゃが」、「厚揚げ」、「マグロの山掛け」の六品)をあれこれと工夫しながら組み合わせれば一分もしない内にもう完成します。例えば、“焼き鳥のポテサラのっけ”は塩味の焼き鳥にポテサラを乗せて好きなソースをかけるだけですし、“アジフライの肉じゃがソース”に至ってはアジフライに肉じゃがの汁とマヨネーズをのっけるだけでおしまい!一番手がかかる方の“厚揚げの山かけかけ”にしたって、厚揚げにわさびをぬってうえからマグロの山掛けや醤油をかけるのみで終了ですので、カップラーメンも真っ青なファーストフードっぷりだと思いました(^^;)。ちなみに、これらの即席おつまみは雪江さんに「こんなの初めて!おいしー」と喜んでもらえた為、錦ちゃんは無事面目を保つ事が出来たのでした。
何と、居酒屋のテーブルの上でオリジナルおつまみ作り!
実際に居酒屋で実行するのは周囲の方々へのご迷惑を考えるととても無理ですが、おうちでなら再現しても視線は全く気になりませんので(強いて言うなら、母の「何やってるの?」という困惑気味な視線はありましたがorz)、早速それっぽく再現してみようと思います!
※今回、「他所の出来合い物でもそれなりにおいしく作れるのか気になった」「時間があまり無か(ry」という二つの理由で、通常の再現に比べると市販料理の使用が随所で目立つ再現となりました。その為、手抜きっぽく見える再現がお嫌いな方は現時点にて退出なさる事を推奨いたします。不愉快になった方、申し訳ございません。

という事で、レッツ再現調理!
まずは、“焼き鳥のポテサラのっけ”作り。焼き鳥屋さんで購入した塩味の焼き鳥(作中ではどこの部位を使ったのか記述が無かった為、一番ポピュラーな正肉を使う事にしました)を焼き網で軽くあぶりながら温めなおして和辛子を塗り、その上へ塩・こしょう・マヨネーズ・砂糖・生クリーム等で簡単に味付けを調整した市販のポテトサラダをこぼれないよう乗せます。その上に、錦ちゃんがレシピで挙げていたウスターソース、中濃ソースをそれぞれの串へ適度にかけます。これで、“焼き鳥のポテサラのっけ”の出来上がりです。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ1
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ2
次は、“アジフライの肉じゃがソース”作り。あらかじめ作っておいて数日間寝かせておいた肉じゃがの汁をさっと温め、それをオーブントースターで焼くか揚げ油で揚げ直すかしてカリッとさせたアジフライへざば~っと豪快にぶっかけ、すかさずマヨネーズをスプーンで好きなだけ塗ります。これだけで用意完了!
※実を言いますと、この肉じゃがはある漫画料理再現の際に作った特製肉じゃがを、さらに濃ゆく調味しなおしたものです。その肝心な再現記事は次回アップいたしますので、お暇な時にお読みして下さると幸いです。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ3
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ4
今度は、“厚揚げの山かけかけ”作り。オーブントースターか焼き網でこんがり焦げ目がつくまで焼き上げた厚揚げをキッチンペーパーで拭いて余計な油分を取り、包丁で一口大に切って上部分の表面にわさびを適量塗りつけます。私の場合、辛い物好きなので調子に乗って少し多めにつけちゃいました;。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ5
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ6
そこへ、すりおろした山芋と食べやすい大きさに切ったマグロの赤身を混ぜて作ったマグロの山掛けをどっさりかけ、醤油をたらしたら、“厚揚げの山かけかけ”は準備OKです。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ7
ここまで出来たら後はそれぞれのお皿へ盛り付け、そのまま出来たての内に机へ運んで並べれば“焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけかけ”の完成です!
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ8
見た目は正直お世辞にもキレイとはいえない、まさに「THE・家用ズボラおつまみ」って感じの料理ですが、香り自体はおいしそうでむしろまともでした。人にお出しするというよりは自分だけの晩酌用として作りたい究極のB級…いえ、C級おつまみってイメージで;、手早く安くお酒を飲みたい時にはうってつけな再現料理です。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ9

それでは、いざ実食!
一番目は、“焼き鳥のポテサラのっけ”。いただきまーすっ!
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ10
さて、味はと言いますと…おお、確かに結構いけます!どちらのソースでもナイスでした!
雪江さんも納得の旨さな組み合わせ
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ11
意外にも、炭の香りがほんのり漂うシンプル塩味な焼き鳥と、ほっくりねっとりと舌へまとまとわりつく濃密なマヨネーズ味のじゃがいもの相性はなかなかいいです。ポテサラに入っているきゅうりのパリパリ感、玉ねぎのシャリシャリした歯触り、にんじんのサクサクした食感が鶏肉のグイグイと歯を押し返して来るような弾力をさらに引き立てる結果となっており、口の中が爽やかかつ賑やかになるのがいい感じでした。塩味の鳥正肉はよく言えばさっぱりした旨さ、悪く言えばパンチにかける感じで一本食べれば十分かな~という気分になりがちですが、これだと味わいがジャンクっぽい濃い味になる分ビールやチューハイが進んでつい本数が進みそうです。
ポテサラ・焼き鳥・ウスターソース又は中濃ソースが複雑に入り交じる中、和辛子のスカッとドライな辛さが途中で刺激を与えて甘ったるくダレるのを防いでいた為、いいコンビネーションでした。ウスターソースだとちょっとスパイシーで野性的な甘辛味、中濃ソースだとフルーツ系の甘味が活きた甘酸っぱい感じで、キリッとした無国籍風の後味を楽しみたいなら前者、和製洋食風のしっかりした旨味を堪能したいなら後者がおすすめです(ちなみに冷めても美味でした)。

二番目は、“アジフライの肉じゃがソース”!いっただっきま~す。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ12
さて、味の感想ですが…これはウマーーー!アジフライの旨み成分が飛躍的に向上しています!
肉じゃがの汁って確かに美味ですよね~。
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ13
作中で錦ちゃんが「アジフライはフライだけど醤油をかける人も多いだろ?これはそこにさらに肉の旨味と溶けたじゃがいものコクが加わるんだ」と言っているのも大頷き出来る味わいで、残った肉じゃがの汁がこんなにアジフライと合うとは嬉しい誤算でした。マヨネーズのまろやかさがいい仲立ちとなっており、肉じゃがの熟成された味(特に、玉ねぎの甘味が強かったです)がジュワ~ッと存分に吸い込んだアジフライの衣ともばっちり合っています。醤油は少しかけ過ぎただけでとんがった味になりますが、これだとむしろたっぷりかけちゃいたい感じで、ビタビタにつけて食べると「肉の風味豊かなアジフライ版洋風煮浸し」ってイメージでした。
肉じゃがの汁なので深みがある割にはあっさりした味わいで、「お腹いっぱいだけど、フライ単品で食べるのは飽きたな~」と目先を変えたい時に試しやすい一品です。サクサク感が失われる代わりにホロリとした口当たり、汁が染みてジューシーなおいしさがプラスされたアジの身の双方が楽しめるので個人的にはありだと感じました。ほのかに甘辛い後味がどこか懐かしく、特に焼酎と一緒にやると食が進みます。

三番目は、“厚揚げの山かけかけ”。いただきま~す!
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ14
さて、味はと言うと…目を見張るくらいしっくりくる味で旨しっ!日本酒が進んで止まりません!
おつまみがおいしいと、お酒もグングン進みます!
焼き鳥のポテサラのっけ・アジフライの肉じゃがソース・厚揚げの山かけ15
マグロのさっくり小気味良く噛み切れる柔らかくて冷たい身と、山芋のとろとろヌルヌルしてひんやりした舌触りが、火傷しそうな程熱々でがっしりした歯応えの厚揚げといい組み合わせになっており、熱いのと冷たいのとが口の中で責めぎあって徐々に落ち着いていく様は非常に心地よいです。こんがり焼けた厚揚げの香ばしさもそれ単体でそこそこおいしくはあるのですがやや平凡で、せいぜい副菜止まりになる所をマグロの貫禄ある上品な美味さが加わる事により、見事主役級の存在感溢れる料理へとグレードアップしていました。わさび醤油のピリッとくる辛味がちょうどいいアクセントになっていますし、単純ながらも奥行きある味です。個人的に、これはお寿司屋さんの突き出しとして出てきそうな純和風おつまみってイメージを持ちました。
厚揚げの代わりに冷や奴でやっていたとしたら豆腐側は完全に力負けしていたと思いますが、厚揚げは一回揚げる事によって外側が固められてしっかりした歯応えが生まれると同時に、大豆だからこそ出せる淡泊かつ力強いコクが中側で凝縮されていたので、互いにバランスよく引き立てあっているのが印象的でした。ヘルシーな見た目によらずそこそこボリュームがあり、おつまみとしてだけでなくご飯にもよく合う一品です。

実際に居酒屋の席でやるのは、周囲の方々やお店の方の事を考えると限りなく迷惑そうなのでお勧めできませんが、出来合いのものを家で組み合わせて作るのは十分ありだと思います。火を使わないので手軽に作れますし、何よりささっと短時間でお酒に会う料理が用意出来る為、飲兵衛にはありがたいおつまみだと感じました。私もその内、こんなオリジナルおつまみを考え出したいです。

●出典)『風流つまみ道場』 ラズウェル細木/芳文社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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