『華中華』の“ピリ辛親子チャーハン”を再現!

 最近、近所にあるスーパーのアルコール売り場でノンアルコール商品が結構なスペースを取りつつあるのに悲しみを感じています…。飲めない事情がある方々のためにそういう商品が多く出るのは喜ばしいことなのですが、その代わり安いのに酔いやすいお得チューハイ・氷結や-196の種類がその店では激減してしまった為、最近はウオッカとジュースを買って家で独自にブレンドしながらちびちび飲む毎日を過ごしています。
 どうも、期間限定で出ている初号アサヒビール復刻版が予想以上においしかった為「スーパー○ライの生産数を減らしてこっちを日頃から売ってほしい…」と思った管理人・あんこです。

 本日再現する漫画料理は、『華中華』にてハナちゃんが島野さんから教えてもらったレシピをヒントにアレンジした三百円チャーハンシリーズ第ニ弾・“ピリ辛親子チャーハン”です!
ピリ辛親子チャーハン図
 ハナちゃんがお昼の休憩時間を利用して毎日通ってはチャーハン作りをしているお店・上海亭の客層は、基本的に近所で働く大人や観光客の方々がほとんどなのですが、わずかながらお子さんの常連客もチラホラ存在します。今回ご紹介する少年・勇気君もその一人で、夕方五時~夜十時まで学習塾で勉強する前にちょっと早い夕食として上海亭でチャーハンを食べるのを楽しみにしているという、けなげな小学生。去年の暮れまではほぼ毎日のように上海亭へ通っては五百円チャーハンを食べていたそうですが、去年の暮れにお父さんの給料が減額されて家計がギリギリになってからは渡される夕食代が三百円にまで下がってしまった為、今となっては三百円チャーハンが出される日でしか上海亭に行く事ができず、それ以外の日は牛丼やコンビニ弁当で夕食を済ませているとの事でした。ただ、当の勇気君は仮に上海亭のチャーハンが食べられない日でもすぐに「しょうがない!」と考えを切り替えた後に笑って肉まんを食べたりするなど悲壮感があまりなく、それどころか限られた環境でどうやってやりくりするか楽しんでいる観があったので感心しました。思えば当管理人自身、子どもの頃はまずまず平均並のお小遣いでも如何にうまく節約しつつ欲しい物を手に入れるのかをそれなりに面白がりながら考えて行動していた節がありましたので、案外子どもはたくましい生き物なのだと思います(まあ、お小遣いが多い同級生を横目でうらやむ場面も多々ありましたが;)。
 しかし、偶然道端でぶつかったのをきっかけに勇気君と公園で肉まんを一緒に食べながらお話を聞いていた島野さんは、「上海亭では毎日三百円チャーハンが出されるようになった」と謝った情報で誤解していたのもあり、五百円チャーハンを出す日もあるというお話を聞いて「もう三百円チャーハンを出すのは諦めたのね(`Д´#)!」と勘違いして激怒してしまいます;。そして一計を案じ、三百円で出しても十分採算が取れる「親子チャーハン」のレシピをメモへ走り書きし、このチャーハンを作ってもらうよう上海亭にリクエストしなさいと言って結城君に渡します。どうやら島野さんはこのレシピをそのまま作るのか、それとも自分なりに工夫して作り直して作るのか、もしそうなった場合は自分を上回るのか下回るのか上海亭を試そうとしていたようで、作中では「とっても楽しみね…フフフ」と不敵な笑みを見せていました。正直、このシーンを読むとバトル物の料理漫画の主人公にはハナちゃんより島野さんが向いているだろうな~と苦笑してしまいます。キャラも濃いですし(^^;)。
夕食代を節約する少年の為、300円チャーハンのレシピを与える島野さん
 その後、上海亭のおじいさんとおばあさんを介して勇気くんから渡された島野さんの「親子チャーハン」のレシピと、一部始終を見ていた楊貴妃さんから聞いた島野さんの企みを聞いたハナちゃんは負けても勝っても厄介な事態になる事を重々知りつつ、「お客様が一番大事ですから」と言って自分流に本気でアレンジしたチャーハンを作ります。こうして出来上がったのが、三百円でも楽しめるハナちゃん渾身の一品・“ピリ辛親子チャーハン”です!
 実を言いますと、島野さんが渡したレシピは上海亭がどこまで出来るのかを確かめたかった意図が透けて見えるようなかなり単純なもので、下味はつけない・具は軟骨と長ネギと卵のみ・味付けは醤油やこしょうだけという大雑把な物だったのですが、ハナちゃんは下味として軟骨に一味唐辛子・醤油・日本酒など多くの調味料を染み込ませたり、チャーハンへただ軟骨を入れるだけではなく玉ねぎと共に片栗粉をまぶして唐揚げにしてから投入したりと、相当に手を加えていました。ハナちゃん曰く、満点大飯店で島野さんから「中華料理は下味が最も重要なんですからね!」と習っていたおかげで思いついたようで、島野さん本人は上海亭の料理人=ハナちゃんである事を知らないから仕方がないとは言え、皮肉だな~と思いました;。
 その後、勇気君は“ピリ辛親子チャーハン”をたった三百円で食べる事が出来て元気になり、島野さんは自分のレシピ以上の物を出してきた上海亭に対して余計対抗心を燃やすのでした…;。
島野さんの言葉を思い出し、試されている事を見抜くハナちゃん
島野さんの教え通り、中華の基本・下味を大事にするハナちゃん
 軟骨の唐揚げもピリ辛味も大好きなので、初めて読んだ時から「これは絶対作るぞ~!」と考えていました。近所のスーパーでお得価格の軟骨も手に入った事ですし、早速作ってみようと思います!

 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、軟骨の下準備。作中で使われていたヤゲンと呼ばれる胸軟骨(お店で出される軟骨唐揚げは膝軟骨を使用した物がほとんどですが、今回は作中に沿って胸軟骨の方にしました。もちろん、膝軟骨で作ってもOKです)を約一センチ幅に切って耐熱ボウルへ入れ、醤油、日本酒、顆粒チキンスープ、こしょう、一味唐辛子、ごま油をかけて手で揉んで混ぜ合わせたらラップをかぶせ、電子レンジでさっと加熱して味を染み込ませておきます。
 ※あんまり電子レンジにかけ過ぎると食感が悪くなりますので、表面に火が通ったかな?というくらいで大丈夫です。
ピリ辛親子チャーハン1
ピリ辛親子チャーハン2
 このボウルへ同じく約一センチくらいに切り揃えた玉ねぎを加えて手でよく揉みあわせ、玉ねぎに調味料がなじんできたと思ったら片栗粉を振りかけて全体にまぶすようにして混ぜます。この時、あんまり片栗粉を入れすぎると衣が厚くなってしまう上にせっかくの味付けも薄まってしまいますので、程ほどの量に抑えることをお勧めします。
ピリ辛親子チャーハン3
ピリ辛親子チャーハン4
ピリ辛親子チャーハン5
 約二百度にまで熱した揚げ油に、先程の片栗粉をまぶした軟骨と玉ねぎを投入してカラリと揚げ、キツネ色になってきたらキッチンペーパーへ取り出して余分な油分をきります。これで、具となる軟骨の唐揚げは出来上がりです。このまま食べても一品料理や突き出しとして通用するくらい十分おいしいので、この段階で食べちゃうのもありかもしれません;。
ピリ辛親子チャーハン6
ピリ辛親子チャーハン7
 次は、いよいよチャーハン作り。中華鍋(又はフライパン)を準備し、以前に作り方をご紹介したハナちゃん流基本チャーハンのレシピ通りに作った基本チャーハンを用意して、最後の仕上げの段階でさっきの軟骨と玉ねぎの唐揚げを投入してざっと混ぜ合わせます。
 ※あんまり唐揚げをいじってしまうと衣がはがれて台無しになってしまいますので、鍋を軽く数回ふって混ぜるくらいがちょうどいいです。
ピリ辛親子チャーハン8
ピリ辛親子チャーハン9
 チャーハン全体に軟骨と玉ねぎが混ざったのを確認したら火を止め、そのままお皿へ盛りつければ“ピリ辛親子チャーハン”の完成です!
ピリ辛親子チャーハン10
 揚げ物特有の香ばしい匂いと、唐辛子の刺激的な匂いが入り混じり、見るからにボリュームがありそうな感じです(居酒屋さんで時々漂う、胃袋を鷲づかみにされる香りっぽいイメージでした)。中華料理屋さんとかでよく見かけるチャーハン定食にはよくから揚げがおかずとして添えられている事が多いですが、今回みたいに「から揚げとチャーハンを合体させちゃいました☆」という一品は初めてですので、どんな味か楽しみです。
ピリ辛親子チャーハン11
 それでは、熱々の内にいざ実食!いっただっきま~すっ!
ピリ辛親子チャーハン12

 さて、味の感想ですが…ビールがこの上なく合う大人向けのチャーハン!様々な食感が楽しめて口の中が賑やかになる一品です!
 揚げられる事によって数段ぐっと甘くなった玉ネギと、ピリ辛味がしっかり染み込んだ軟骨唐揚げが組み合わさる事によって全体的にどことなく甘辛い仕上がりになっており、一回食べると病み付きになります。軟骨は下味をつけるのが難しい食材ですが、電子レンジを使う事によって短時間でもいい具合に味を染み込ませるのに成功しておりいました。日本酒の香り、チキンスープの旨味、醤油の塩気が表面に染み込む事によって単品でもいける程完成度の高い味わいになっていて感心です。カラッと唐揚げにしてあるので辛味がいきなり舌を刺す事はなくまろやかで、尚且つ程よいコクがチャーハンに効いているのがよかったです。
 実を言いますと、今回使った軟骨は唐揚げに使われる事が多い膝軟骨ではなく、作中で使用されていたヤゲンという焼き鳥に多用される部位だったのですが、よく食べる膝軟骨の唐揚げよりもよりしなやかで口当たりが優しく、脂っこさのない極めてあっさりした味わいが特徴的でした。
 軟骨のカリカリコリコリした小気味良い歯応え、玉ネギのしんなりシャキシャキした歯触り、片栗粉の衣の最初はサクサク軽く後々はフワッと柔らかい食感などが口中に溢れかえり、大変食べ応えのあるチャーハンです。さっぱりめな塩味の基本チャーハンと、そこそこボリュームのある軟骨や玉ネギの香ばしい旨辛醤油味の相性がよく、酒飲みにとっては後を引くチャーハンだと感じました。

 唐辛子のおかげで、食べ終わる頃には体がぽかぽかに温まります。膝軟骨のジューシーな唐揚げも濃い目な味なので大好きですが、サクサクカリカリしたヤゲンの唐揚げはまた違った魅力があるので、今回の再現で大好きになりました。軟骨は安いので家計的にも助かりますし、これからもちょくちょく作りそうです。

●出典)『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『美味しんぼ』の“岡星流黒豚しゃぶしゃぶ”を再現!

 去年の六月末に仕込んでおいた“雄山のさくらんぼ酒”を最近初めて一杯味見と称して飲んでみたのですが、期待以上の出来栄えで思わずうっとりしました(´Д`*)。正直、春の再現が待ち切れなさそうです;。思い返せば、諸事情でゴタゴタしているとはいえ去年のにて再現予定だとお話していた“女性向けのデザートカクテル”、“アワビのしゃぶしゃぶ”、“パンケーキのスープ”、“はるさんの贅沢牛鍋”、“中華風ソーセージの炊き込みご飯”、“八百屋のスープ”、“牛の脂身丼”、そして今回ようやく再現する“岡星流黒豚しゃぶしゃぶ”など、散々お待たせしている美味しんぼ料理が沢山あるので、ここ数ヶ月はいい加減皆様をお待たせさせぬよう、意識的に再現しようと製作計画を練っております。
 どうも、未だ再現できていない漫画作品の方からも、せめて来月から一ヶ月に一回のペースでご紹介出来るよう計画の中へ練りこもうと色々考えている管理人・あんこです。

 今回再現する漫画料理は、『美味しんぼ』にて岡星さんが五十年ぶりに豚肉を食べる名画家・永家先生の為に作った“岡星流黒豚しゃぶしゃぶ”です!
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ図-b岡星流黒豚しゃぶしゃぶ図-a
 山岡さんと栗田さんの間に陽士君と遊美ちゃんが生まれてすっかり落ち着いてきた頃、ご夫妻とはもはや家族同然の仲になっている京都出身の大富豪・京極さんから責任重大なお願いをされます。それは、肺がんにかかってあと余命半年だと宣告された日本画界の重鎮・永家房雄先生の為に、一番うまい豚肉料理を食べさせてやって欲しいという非常に重い内容。何でも、永家先生は十五歳の時に氏神様へ「一流の絵描きにさせて下さい。その代わり、大好きな肉を断ちます」という願掛けをして以来一度も肉を食べなかったというかなりの精神力の持ち主で、それから一心不乱に邁進してきたから今日の地位を築けたとの事。しかし、数年前に奥さんを亡くされてお子さん達の独立を見届け、尚且つ肝心の作品の方も納得のいく絵画を何枚も残す事が出来てじきに死に至る病を得た現在、そろそろ願をほどいて大好きだった肉料理を思う存分食べてからあの世に行きたいと決意を固めたというのが永家先生の言でした。
 それにしても、大好物の肉類を五十年も我慢…想像を絶するようなエピソードですね(一瞬、『ベルセルク』のグリフィスが言った「…げる」というセリフが頭に蘇っちゃいました;)。当管理人だったら、一週間もしない内に確実に泣き言を言い出すのが目に見えている為、冗談でも約束できないと思います(^^;)。
死ぬ前に、五十年断ってきた豚肉を食べたいと熱望する画家・永家先生
 そんなこんなで話が進んだ結果、牛肉料理は京極さん、豚肉料理は山岡さんと栗田さんの担当になりますが、京極さんから「今生の思い出になるような、最高の豚肉料理を」とやんわり念押しされた事もあってお二人は悩みに悩み抜き、最終的に岡星さんに協力を仰ぐ事にします。ちなみにこの時、山岡さんは岡星さんに相談する前に東西新聞文化部の皆さんの前で「こんな時こそ、天才岡星の出番だよ」とナチュラルにさらっと発言し、唐突な発表にびっくり仰天して「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、勝手にそんな…」と慌てふためく岡星さんに「へえ、あと半年の命の人が美味しい豚肉料理を食べたいと言ってるというのに、知らん顔をしようってえの!ああそう、そういう人だったのね(`Д´)!」と詰め寄り、最終的には半ば苦笑いで渋々承諾させていました;。考えてみると、こういう勢いに任せたなし崩し的なお願い方法は物語中盤くらいの栗田さんのやり方と結構似ている気がしないでもないので、何だかんだ言いつつ山岡さんは結婚してからは栗田さんの影響を着々と受けつつあるんだな~と妙に実感してしまいました;。
岡星さんの人情に訴えかけようとする山岡さん;
 そして数日後、いよいよ永家先生に山岡さん・栗田さん・岡星さんとで散々協議し合って吟味した最高の豚肉料理を≪岡星≫で食べてもらう当日にお出ししたお料理の一つが、この“岡星流黒豚しゃぶしゃぶ”です。基本的な材料は黒豚の薄切り肉・ほうれん草・昆布出汁の三種なので常夜鍋とほぼ同じですが、昆布出汁には日本酒の代わりにしょうがを香り付けの為として塊のまま入れたり、つけタレはポン酢やゴマダレではなく煮切り酒に梅干しを一晩浸けた所へ醤油とすりゴマを混ぜた物を用意したりなど、岡星さんならではのさりげない工夫がちょこちょこ凝らされているので「さすが!」と感心します。山岡さんと栗田さん曰く、「本物の豚肉で一度しゃぶしゃぶを召し上がると病み付きになりますよ」「人によっては、牛のしゃぶしゃぶよりはるかにおいしいと言います」だそうで、この日お出しした豚肉料理の中でも特に一押しして永家先生に解説していました。確かに牛しゃぶの方もあっさりしたコクがあっていいですが、正直当管理人もしゃぶしゃぶは豚肉の方が脂の旨味が濃厚かつ甘くて美味だと思う豚しゃぶ派である為、初見時には山岡さん達の意見には大きく頷いたのを覚えています。
 実を言いますと、山岡さんはこの食事会を終えた後に「五十年の肉断ちの願ほどきなんだから、もう一つドカンとくる劇的な体験をさせたい」と考え込む→富井副部長が奥さんからの命令でフラメンコを練習している現場を見て、世界最高の生ハムがあるスペインへ行かせたいと企画→永家先生大賛成、山岡さんご一行は豚肉料理を極める為はるばるスペインへ向かうという大仕事をこなし、見事成功させています。世界最高レベルの豚肉のすごさと、衝撃のラスト(?!)を楽しめて二度美味しい内容になっておりますので、続きは是非『美味しんぼ』83巻でご確認して頂けると幸いです(^^*)。
岡星渾身の豚しゃぶしゃぶに、舌鼓を打つ永家先生
 九州在住の為、通常の豚肉のニ~三倍の値段を覚悟するなら鹿児島県産の黒豚肉はスーパーでも簡単に購入できるので去年の末くらいからずっと再現を迷っていたのですが、このたび思い切って作中にて言われていたような「サツマイモ飼料で育てた鹿児島県産黒豚肉」と銘打たれたしゃぶしゃぶ用肉を購入しました。こうなったら、作中のレシピ通り忠実に再現してみようと思います!

 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、食材の準備。お肉はしゃぶしゃぶ用にスライスされた黒豚肉(一言で薄切りとは言っても肩肉・バラ肉・モモ肉・切り落としなど部位は様々ですが、作中の絵では肩肉っぽかったのでそちらがおすすめです)を用意し、ほうれん草はなるべく生食可能な物を準備して水洗いし、根を切り落としておきます。
 ※生食用ではないほうれん草でももちろんOKですが、加熱用のほうれん草の場合アクが強いのであまり食べ過ぎない方がいいです。
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ1
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ2
 次は、つけタレ作り。小鍋に日本酒と梅干しを入れて強火にかけ、アルコール分が完全に飛ぶまで沸騰させます。やがて日本酒からアルコール分がなくなったのを確認したら火を止めて冷まし、別の容器へ移すか小鍋にフタをするかして、そのまま一晩放置しておきます。岡星さんが言うには、一晩自然に馴染ませておくと日本酒の旨味に梅干しの酸味がいい具合に調和するのだそうで、これでちょうどいい煮切りが出来上がるとの事でした。
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ3
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ4
 十分に寝かせた煮切りから梅干しを取り除き(梅干しは別皿に取り出しておき、他の料理に再利用します。酸味のほとんどが抜けている為、タコの梅肉和えなどといった繊細な料理に向いた梅干しになっています)、そこへ醤油とすりゴマをお好みで配合してよく混ぜたらつけタレは準備完了です。その間、土鍋に昆布のみでとったお出汁と皮をむいたしょうがの塊を加えて火にかけ、沸騰させておきます。
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ5
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ6
 食卓へ先程のお出汁入りの土鍋、黒豚肉とほうれん草を盛りつけたお皿、つけタレを運べば“岡星流黒豚しゃぶしゃぶ”の完成です!
 ※写真には映っていませんが、土鍋は卓上ガスコンロに乗せてお出しした方がいいです;。
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ7
 ほうれん草の緑色と豚肉のピンク色の対比が美しく、思わず「早くしゃぶしゃぶしたい!」という衝動に駆られました。つけタレから漂うすりゴマの香ばしい匂いが食欲をそそります。作中によると豚肉→ほうれん草→豚肉→ほうれん草と交互に食べると止まらなくなるとの事でしたので、楽しみで仕方がありません。
 この黒豚肉を、沸騰したお鍋のお出汁へ数回くぐらせ、好きな火の通り加減になるまでしゃぶしゃぶします。
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ8
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ9
 それでは、特製のつけタレにつけていざ実食!いっただっきま~す!
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ10

 さて、味の感想はと言いますと…月並みな言葉で言い表す事が野暮に思えてしまうくらい、美味。黒豚は格が違うと実感させられます!
 しょうがのすっきりキレのある風味が溶け出した昆布出汁で黒豚肉をしゃぶしゃぶしたおかげで、わずかながらに残っていた臭みがかき消されているのが好印象です。薄くスライスされていているのにしっかり「豚肉を噛み締めている!」という満足感があり、その上しなやかな弾力とすぐに噛み切れる柔らかさをも兼ね備えていた為衝撃的でした。作中で言われていた通り「さっぱりと優しい味わい」「肉の旨味が濃厚で、脂身の旨さも抜けていない」料理で、黒豚の脂身はここまで甘くしつこくないのかと感嘆させられます。
 また、つけタレもスリゴマの香ばしさとコクが程よく効いていて美味!普段口にする梅タレだと酸味が強く、よくも悪くも梅肉の存在感の方が先立つケースが多いのですが、岡星さん流の梅つけダレはまるで梅酒のように後から穏やかに効いてくる淡い酸味で、梅の風味がちゃんと煮切り酒や醤油と歩調を合わせながら調和してくるのが食べやすい感じでした。面白い事にポン酢に似たしょっぱ酸っぱい味でしたがあれよりもずっと深みがあり、煮切った日本酒の旨味が必ず舌に響くので繊細な食材を食べる時に向いている感じがします。黒豚肉やほうれん草の味わいを殺さず引き立てる素晴らしいタレだと思いました。
 合間合間でほうれん草をしゃぶしゃぶして食すと、その自然な甘味とほのかな苦味が口の中をさっぱりさせる為、次から次へと箸が進みます。茎は瑞々しくてシャキシャキ、葉は肉厚でザキュッと食感が異なるのもよく、時折香る土の香りに風情を感じました。常夜鍋とほぼ同じレシピですが、梅やゴマを使って心揺さぶる香りをプラスしたり、お出汁はお酒を入れずにシメの汁かけご飯を作りやすくしたりなどと随所に工夫が見られます。

 最後に残った黒豚の旨味たっぷりの最高なお出汁で、作中にて山岡さんと栗田さんからお勧めされていたとっておきのシメ・汁かけご飯も試してみました。作り方はこれまた簡単で、残ったお出汁にお豆腐を入れて煮立て、炊きたてご飯にかけるだけで出来上がりです。残った味付けは明記されていなかった為、当管理人のアレンジで醤油、塩、昆布粉末をさらに足して食べたのですが、豚肉から出たお出汁とは思えないほど落ち着いた、それでいてしつこくないのに濃厚な脂分が堪能できて感無量でした。質のいい豚肉を楽しむには最適のお鍋です。
岡星流黒豚しゃぶしゃぶ11

●出典)『美味しんぼ』 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『風流つまみ道場』の“大根と鶏手羽のビール煮”を再現!

 基本的に当管理人はどんなビールでも「おいしい」と言って飲むタイプですが、そんな中でも未だに忘れられない特別なビールが存在します。それは、去年の夏に旅行した由布院にて見つけた「はかり屋」という地酒屋さんで飲んだ、「由布の森」という地ビール。じっとしているだけで汗がにじんでくる猛暑の中、店の中へちょっと入った所にある縁台に座りながら緑の濃い木々を眺めつつ飲んだキンキンに冷えた地ビールは、乾いた喉にはりつきそのままスーッと浸透していくようでした。とにかくフルーティで麦の風味もしっかりあるのに飲み口がこの上なく爽やかなのが印象的で、喉越しかかなりよくてゴクゴク飲みやすい為、夏場に飲むにはまさに最適なビールなのではと感動したのを覚えています。
 どうも、今の所コンビニでも気軽に買えるビールの中で一番値段的にも味的にもバランスが良くて美味しいのはキリンの一番絞りだと思う管理人・あんこです。

 今回再現する漫画料理は、『風流つまみ道場』にて主人公・錦ちゃんが余ったビールを見事に再利用して作った“大根と鶏手羽のビール煮”です!
大根と鶏手羽のビール煮図
 まだ年が明けて間もなかった頃、いつもの如く馴染みの洋風居酒屋<WINE Napa BEER>で錦ちゃんが一人でのんびり飲んでいると、このお店の看板ウエイトレス・ルミちゃんから半ば愚痴交じりの相談を持ちかけられます。何でもルミちゃん曰く、マスターは最近瓶ビールにハマっていてほぼ毎日と言ってもいいくらい飲んでいるもののしょっちゅう飲み残してしまっているとの事で、おかげでお店の冷蔵庫は飲みかけの瓶ビールでいっぱいになって邪魔で仕方がないと嘆いていました。マスターが言うには「いや、何かやたらと飲みたくなるんだけど、一口か二口でもう満足してしまうんだよね」だそうで、ルミさんが「だからっていちいち栓を抜いてちゃもったいないでしょ~」とまるでお母さんのように諭しても「だって、冷たいのが飲みたいんだもん」という子どもみたいなダダをこねていました;。正直、ビールは一度栓を開けて放置するとすごいスピードで劣化して恐ろしく不味くなってしまうので、もしマスターみたいな行動を目の前で取られたら「135ml缶で我慢しなさい(゜Д゜#)!」と思わず怒りの雄叫びを上げてしまいそうです;。ただ、瓶ビールからコップに注いで飲むと缶ビールよりも本格的な感じがして情緒と言いますか、美味しそうなイメージがより強くなるので、瓶ビールにこだわるマスターのお気持ちも分からないでもないな~と渋々納得したのを覚えています。
ビールを全部飲みきれずに残してしまうという罰当たりなマスター;
 そんな時、「飲み残しのビールを使ったおつまみ教えてくれないかなぁ~」と両手を合わせておねだりするマスター(余談ですが、当管理人はこのシーンを初めて見た時のび太君を思い出しました;。思えば、錦ちゃんは世話好きな性格といい体型といい、ドラえもんにちょっと似ている気がしないでもないです)の為に錦ちゃんが一肌脱いでチャチャッと即興で作り上げたのが、“大根と鶏手羽のビール煮”です!
 作り方は時間こそかかるものの基本的には簡単で、小麦粉をつけて焼いた鶏手羽先・玉ねぎ・にんじん・大根をマスタードと塩で味付けして煮込でから冷まして味を染みこませ、仕上げに塩、こしょう、バターで味を調えて少し煮たら出来上がりです。錦ちゃんが言うには、このお料理にぴったりなお酒は白ワインかハイボール、サワーだとの事です。ちなみに作者のラズウェル先生の巻末コメントによりますと、ビールの本場であるヨーロッパではビールで野菜やお肉を煮込むことはよくある事だそうで、特にビールの場合は全体の味にほろ苦さをプラスするので酒のおつまみ的煮込み料理にはもってこいなお酒だと語られていました。意外な事に、ビールは洋食以外の色んな料理の隠し味に使っても結構いけるらしく、ラズウェル先生は何とお味噌汁(!?)にちょろっと入れてみてもコクが出て美味しくなると文中にてご紹介しています。お酒を飲みすぎた次の日の朝にお味噌汁を飲むのは定番なので大いに納得なのですが、逆にお味噌汁を美味しくする為にビールを加えるとは思ってもいなかった為、その発想の転換ぶりに脱帽しました。以前、知人からインスタントコーヒーの代わりにビールを隠し味にしたビーフカレーのレシピを教わった事はあったのですが衝撃度はそれ以上ですので、いつかお味噌汁にも是非試してみたいです。
大根とビールの煮物という新しい組み合わせに感心!
 その後、マスターとルミちゃんは“大根と鶏手羽のビール煮”を試食して大満足するのですが、懲りないマスターは「また喉が渇いちゃった~」と言ってまた新しく瓶ビールを開けて一口だけ飲み、呆れるルミちゃんと錦ちゃんを前にして「いいじゃん、余ったのはまたビール煮すれば」とすっかり開き直ってしまっていました;。せっかく錦ちゃんがアイディアをくれたというのに、一難去ってまた一難といった体になって再度頭を抱えたルミちゃんが気の毒でなりませんorz。
すっかり開き直って調子に乗るマスターは、まるで両さんのよう;
 フリッターなどの揚げ物にビールを隠し味として使うのは以前から聞き及んでいましたが(『味っ子』のフライ対決でも紹介されていましたね)、洋風とはいえ大根の煮物とビールを合わせるとは想像の斜め上を行っていたため、前々から気になっていました。ちょうどセールでいい大根が手に入ったことですし、早速レシピ通り作ってみようと思います。

 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、鶏手羽先の下準備。鶏手羽先に小麦粉をまぶして余計な粉をはたき、オリーブ油を中火で熱したフライパンへ並べて両面がこんがりキツネ色になるまで焼きます。鶏手羽先が焼けたら一旦取り出してお鍋に入れ、その上からお好みのビール(高級な物から安い物まで何でもOKです!)を注ぎます。
大根と鶏手羽のビール煮1
大根と鶏手羽のビール煮2
大根と鶏手羽のビール煮3
 そこへ、鶏手羽先を焼いたフライパンをそのまま使って約五分程度炒めておいたみじん切りの玉ねぎとにんじんを投入し(野菜類を炒める前に鶏から出た油は三分の一程捨てておいた方が後口がくどくならずに済むのでおすすめです)、フタをして弱火~中火の間でしばらくコトコト煮込みます。
大根と鶏手羽のビール煮4
大根と鶏手羽のビール煮5
大根と鶏手羽のビール煮6
 ビールのアルコール分が大体飛んだかな?というくらいになったら途中でマスタード、塩、皮をむいて二センチくらいの厚さの輪切りにしてさらに半分に切った大根を入れ、フタをして三十分以上煮込みます。落し蓋をして煮ると、もっと味が染みやすくなるのでナイスです。
大根と鶏手羽のビール煮7
大根と鶏手羽のビール煮8
 大根の中にまで火が通って爪楊枝がスッと刺さるようになったら一旦火を止め、約十~十五分放置して冷まします(冷ます行程によって味が具の中心にまで染み通るので、必須の作業です)。時間が経過したら再度火をつけ、具が温まってきたのを確認したら塩、荒挽き黒こしょう、バターで味と風味を整えて少々煮ます。
大根と鶏手羽のビール煮9
大根と鶏手羽のビール煮10
 鶏手羽先と大根に煮汁が十分に染み込んできたら火を止め、熱々の内に器へ盛り付ければ“大根と鶏手羽のビール煮”の完成です!
大根と鶏手羽のビール煮11
 ビールとバターのおかげでついている照りツヤがきれいで、見ているだけで食欲がわいてきます。ビールの効用で手羽先がズルズルに柔らかくなっているのが驚きで、お皿へ移しかえるのに苦労しました;。ビールと大根をあわせるのは初めてなので味の想像が全くつきませんが、間違いなくおいしそうなので期待は膨らみます。
大根と鶏手羽のビール煮12
 それでは、冷めないうちにいざ実食!いっただきま~す!
大根と鶏手羽のビール煮13

 さて、味の感想ですが…ビールの旨味が全体効いてておいしいです!白ワインやサワーにぴったりな洒落たおつまみ煮物でした!
 ビールのおかげで鶏手羽先がものすごく柔らかく煮えており、お箸で持ち上げるだけで勝手に骨から肉がズルッとはがれていくのに驚きです。口に含むと肉部分はしっとりホロホロ、皮部分はふるふるトロリと舌の上でとろけちゃうような極上の煮え加減で、バターの香り高い濃厚なコクと野菜の優しい風味の出汁を含んで鶏肉とは思えないくらいこってりした味わいに変化していたのに感心しました。
 大根にビール風味の煮汁がよく染みてジュワッとジューシーに、そしてほろ苦くなっているのが美味で、その苦味が大根本来の甘味を引き立てているのがよかったです。一言で言うなら「塩バター味の苦甘洋風煮物」って感じで、基本の味付けは塩味のみなのにも関わらずボリュームのある味わいが特徴的でした。
 マスタード独特のスパイシーな風味と荒挽き黒こしょうのビリッとくるキレのいい辛味が煮物全体を引き締めていて、途中で味がくどくなり過ぎるのを防いでいます。また、よく煮込まれてもはやペースト状になった玉ネギとにんじんが大根や鶏手羽先にもったり絡み、なんとも言えない淡い甘さをプラスしているのがナイスでした。余った煮汁はトーストパンにつけて食べたり、カレーのスープベースに足して深みを増させたりするのに役立ちましたし、冬にはもってこいな一品だと思います。

 いつも猛スピードで飲み干す為ビールを余らせる事はほとんどないのですが、これはわざとビールを飲み残して作る価値ありだと感じました。鶏肉と大根を食べつくした後に残ったにんじんと玉ねぎのソースは、スパゲティソースに流用できるので二度美味しいです(そのまま和えるのも、ミートソースみたいにトマトなどを足して改良するのもお勧め)。正直、ビールがここまで煮物の隠し味として優秀とは思ってもみなかったので、錦ちゃんの言う通り色んな食材で色々試してみたいな~と思いました。

●出典)『風流つまみ道場』 ラズウェル細木/芳文社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『クッキングピープル』の“バナナとうふぱん”を再現!

 先週コンビニへ立ち寄った時、何の気なしにふとおでんコーナーに目を移すと、どういう理由があっての事か小さめのスポットライトで「これでもか!」というくらい光を当てられていたのでびっくりしました(緑色がシンボルカラーのあのコンビニチェーンです;)。個人的に、おでんは蛍光灯で明るく照らすよりも間接照明でぼんやり照らす方がおいしそうに見えると感じるタイプの為、逆にもったいないな~と感じた出来事でした(^^;)。
 どうも、おでん鍋に餅きんちゃくを入れた後ニ~三日煮込みつつ放置してトロントロンにしたのを頬張る瞬間は至福の時だと思う管理人・あんこです。

 本日再現した漫画料理は、『クッキングピープル』にてバナナにつく斑点の謎を解明しようとした少年のお母さんがある朝作った“バナナとうふぱん”です!
バナナとうふぱん図
 『クッキングピープル』とは、誰でも作れるのに「簡単!安い!旨い!」と三拍子揃ったレシピをご紹介する漫画・『セイシュンの食卓』で一躍有名になったたけだみりこ先生が比較的最近に書かれた料理漫画。基本的なコンセプトは『セイシュンの食卓』と同じなのですが、今作はより健康に気を配った定番レシピに重点を置かれていて、尚且つ凝ってそうに見えるのがポイント!よく本屋の店頭で見かける「ヘルシー」「野菜たっぷり」「栄養バランスばっちり」と歌われてる料理本は、思わず「食べたい!」という欲求が無性にそそられるようなお料理はあまり見かけないケースがほとんどですが、この本に載っているレシピは旬の野菜をさりげなく活かしたボリュームいっぱいな創作料理ばかりなので、老若男女問わず色んな方にお勧めしたい一冊です(『セイシュンの食卓』と違って地雷レシピ…いえ、遊び心満載なレシピが全く無い為、そういう意味でも一押しです;)。
 今回ご紹介するエピソードは、そんな中でも異色なパンのレシピを取り扱ったお話です(前説とあまり関係ない出だしで申し訳ございません;)。それはある夜、ごく普通のご家庭の居間で起こった出来事。小学生低学年くらいの息子・リュウ君が夜遅くにカメラを構え、テーブルの上にあるそろそろ熟し時なバナナを穴が開くほど見つめているのを見かけたお母さんは当然の如くいぶかしんで「どうしたの?」と尋ねるのですが、返ってきた答えはズバリ「バナナの斑点をつけに来る謎の人物を激写するため」。リュウ君が言うには、「バナナの斑点は自然につくんじゃない、誰かが夜中につけにくるんだ」というのが彼なりの仮説だったようで、それを証明する為に「今晩一晩中それを見張って、それを証明するんだ!」と意気込み、居間の隅っこでの張り込みを決意したとの事でした。正直、リュウ君のような幼い日の純粋な好奇心はとうの昔に忘れ去ってしまっている為、見ていて何だか甘酸っぱい心境になりました(´∀`;)。こういう「これが若さというものか…」という挑戦は未だに好きな方なので、初見時はついニヤニヤしてしまったのを覚えています。ちなみに、当管理人は小学二年生の時「朝顔の花が開く瞬間を見てみせる(`・ω・´)キリッ!」と決意して一晩中起きようとした事がありますが、結局眠って見逃して朝っぱらから地団太踏んで悔しがったという地味な思い出があります;。
バナナに黒い斑点がつく瞬間を激写すると意気込む少年;
 しかし、お母さんも当管理人同様すっかり夢見るお年頃を卒業した大人なので、「古くなったら自然にできるものよ」「あっそ、勝手になさい」とまるで信じていない様子で先に眠り、一方リュウ君も睡魔には勝てずに夜中の一時過ぎにはあっけなく爆睡してしまいます。けれどもリュウ君が寝静まったまさにその時、我々読者は信じられないものを目にする(藤岡弘、探検隊風)!それは、斑点バナナ模様のタイツを全身にまとった見るからに怪しい謎の変態妖精の姿!周囲をきょろきょろ見回しながらやって来た挙動不審なそれは、持参してきた絵筆を巧みに操ってバナナへ斑点を描いた後出来栄えに満足すると颯爽と立ち去っていき、翌朝リュウ君は昨夜にはまだ黄色かったバナナに斑点があるのを見て「眠った隙に斑点が…!くそおおおおお!」と大泣きしながら猛烈に悔しがっていました;。正直、精神衛生上あの怪人妖精の姿は見過ごした方が却って良かったのでは…と思うのですが、見えないものを見たがるのは人の性なので仕方がないのかも…と苦笑しました。願わくは、リュウ君が隠しカメラを設置する事を思いつかないことを祈るばかりです。
 その後、お母さんが泣き喚く我が息子を尻目に斑点バナナを「あら、食べ頃じゃない」と言って手に取り、朝食用として作ったのがこの“バナナとうふぱん”。作り方は極普通のパン作りでは考えられない程お手軽で、斑点バナナ・絹豆腐・小麦粉・ベーキングパウダー・塩をボウルでよく混ぜ合わせ、丸めてオーブンで焼くだけでもう出来上がっちゃいます。たけだみりこ先生曰く、「完熟バナナの自然な甘さが活きるノンシュガー、ノンオイル、豆腐入りのスピードヘルシーぱん。バナナに斑点が出来た頃が作り時!」だそうで、小麦粉をホットケーキミックスに代えて作っても甘くて美味しいと推奨していました。何でも、バナナに出来る斑点は「シュガースポット」というれっきとした名前があるとのことで、これがバナナに浮かび上がった時は果肉が甘く柔らかくなるだけではなく免疫力UP効果の増加も期待できるのだそうです。う~ん、勉強になります。
 ちなみに、リュウ君はこの後バナナの妖精に「こいつ、ついに我らの存在に気付いたようだな…」と目をつけられてしまい、挙句とんでもないめにあってしまいます…。ただ、そのラストは『アウターゾーン』の妖精のお話(ばっちり夢に出てきましたorz)よりは大分マイルドかつ笑える物になっていますので、これはこれでお勧めです(^^)。
衝撃!一般家庭の台所に、謎のバナナ怪人が舞い降りる!!
 ちょうど我が家には食べ頃の斑点バナナが数本あった為、いい機会だと重い再現を思い立ちました(これは、自然な成り行きで出来た斑点…のはずです;)。早速、巻末のレシピ通り作ってみようと思います!

 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、生地作り。バナナは常温保存して黄色い皮に黒い斑点が出てくるまで追熟させておき(熟しすぎて中まで黒くなった物はやり過ぎですので、皮に斑点がついて尚且つ中が白いバナナになるタイミングを逃さない事が大切です。当管理人は、こういうバナナを「キリンバナナ」とも呼んでいます^^)、絹豆腐は軽く水滴を落とした後そのままボウルへ入れて泡立て器で滑らかになるまでグリグリ潰しながらよーく混ぜます。
バナナとうふぱん1
バナナとうふぱん2
 絹豆腐がペースト状になったらスライスしておいた先程の斑点バナナを投入し、さらに混ぜ合わせます。バナナの粒が少々残る程度まで混ざったら、小麦粉、ベーキングパウダー、塩をザルでふるいながら加え、ヘラで切るようにしてさっくり混ぜ合わせます。最初はダマっぽくなるかもしれませんが、練らないよう根気強く慎重に混ぜたらその内落ち着いてきます。
バナナとうふぱん3
バナナとうふぱん4
バナナとうふぱん5
 やがて、生地全体にツヤが出てまとまってきたら(まだちょっと粘ついていてもOKです)何等分か均等に分けてから手で丸め、クッキングシート(もしくは油を塗ったアルミホイル)へ並べて180度に熱したオーブンで約二十分前後かけて焼き上げます。なお、上部分が途中で焦げかけたらアルミホイルをかぶせて防ぎます。
バナナとうふぱん7
バナナとうふぱん8
 パンの中心まで熱が通って表面がカリッと焼けたらオーブンから取り出し、熱々の内にお皿かカゴに盛り付ければ“バナナとうふぱん”の完成です!
バナナとうふぱん9
 ほのかに漂う優しいバナナの香りが癒される感じで、食べる前から既に幸せな気持ちになります(^^*)。また、焼く前はかなり手こずったべとべと生地が、オーブンで焼くだけでこんなにサラサラした手触りになるとは思っても見なかった為ちょっと感動しました。ほんのりついた焼き色が本当においしそうで、どういう味なのかドキドキしてきます。
バナナとうふぱん10
 それでは、まだふっくら温かい内にいざ実食!いただきま~す!
バナナとうふぱん11

 さて、味の感想はと言いますと…発酵させずともこの味わいになっているのは驚き!本物のパンみたいに焼き上がっていておいしいです!
 砂糖は全く入っていないので菓子パンみたいにしっかり甘い訳ではないですが、トロトロになるまで熟したバナナの自然な味わいとフルーティーな香りが生地全体へほのかに効いている為、噛むごとにバナナの甘味が増していきます。
 外側はカリカリパリッと、中側は豆腐の効用でもっちりフニフニとした食感に仕上がっており、イースト菌を入れた本当にパンにひけをとらないくらいの出来栄えに感動しました。例えるとするならば「丸パン以上もちパン未満の弾力」が印象的な口当たりで、油を一切使っていないのが効を成してあっさりヘルシーな味わいなのがよかったです。焼きたての温かい内にガブッといくとまた格別で、そのままはもちろんマーマレードや練ったクリームチーズ、蜂蜜を塗っても相性が良さそうでした。
 熟したバナナのみが持つまるで蜜のような香気が活きていますが、いざ食べてみるといたってシンプルで素朴な旨味な為、そのギャップが面白いです。淡泊な美味しさなので何個食べても胃に負担にならない上、パンにしてはかなりカロリーが低めなので食べ過ぎを心配する必要がないのがダイエット中には嬉しいなんちゃってパンでした(腹持ちもいいので、尚更お勧めです)。

 イースト菌なしでここまでパンっぽい味になるとは想定外だった為、いい意味で衝撃を受けた漫画料理でした。癖のない味わいなので、何とあわせても合いそうなまさに無限大な可能性を秘めたパンだと思います。砂糖を適量入れて完全なデザートパンにしたらお子さんに喜ばれそうだな~と感じた一品でした。

●出典)『クッキングピープル~使えるカンタン料理コミック~』 たけだみりこ/実業之日本社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『クッキングパパ』の“イワシのスパゲティ”を再現!

 つい先日、販売中止になっていたものと思い込んでいた猫と納豆の華麗なるコラボ商品・「にゃっとう」が行きつけのスーパーで売られているのを見つけ、驚くと同時に嬉しくなりました。中のタレ袋に至るまで可愛らしい商品なので、支援する為にも大粒の納豆を食べたくなった時には購入する予定です。
 どうも、何気に各コンテンツが充実しまくっている上記の「にゃっとう」公式サイトに度肝を抜かれた管理人・あんこです。

 今回再現する漫画料理は、『クッキングパパ』にて田中君の友人・花田君が限られた食材をうまく使いこなして作った安上がりなイタメシ・“イワシのスパゲティ”です!
イワシのスパゲティ図
 妻・夢子さんと息子・元輝君が鹿児島へ里帰りし、いわば期間限定の一人暮らし生活を数日間送ってやや手持ち無沙汰だった田中君は(その頃夢子さんがどのように過ごしていたかは、こちらにてご紹介しています)、ある日気が向いて大学時代からの友人・花田君の元へ遊びに行きます。
 花田君は昔から一ヶ所に長く留まる事ができない根っからの放浪好き青年で、日本中をオンボロ車で巡る事の方が性に合っているというまるで現代のスナフキンと呼びたくなるような方なのですが、実を言いますとちょうどこの時期、某ホテルのフロアマネージャー見習いとして約二年ほど真面目に働いており、少し前から恋に落ちていたある女性と一緒に彼女のアパートで同居生活するという公私共に充実した恵まれた生活を送っていました。その女性の名前は清水タエ子こと愛称・シーちゃんで、何とこちらも田中君の高校時代からの友人。福岡の旅行会社にて腕利きのツアーコンダクターとして活躍している陽気な女性で、がっちりした体格とちょっぴり厚めな唇がチャームポイントという一見体育会系っぽい外見なのですがこう見えて実はかなり乙女な可愛らしい性格で、作中に登場する時はすぐに顔を赤らめたり無邪気な発言をしたりするので、そのギャップについつい頬がゆるんでしまいます(^^*)。のんびり屋の花田君とおっとり屋のシーちゃんは『クッキングパパ』の中でも指折りの仲良しカップルで、一度などアパートへ帰宅してきた花田君をシーちゃんが「おかえりなさ~い!」とまるで動物を目の前にしたムツゴロウさんみたいに熱烈に撫で回したりキスしまくったりするという、相当にラブラブないちゃつきシーンを見せ付けてくれた事もありました;。田中君と夢子さんみたいに足りない部分を互いに補い合う事でうまくいっている正反対な性格ご夫婦も端から見ていて微笑ましいですが、花田君とシーちゃんみたいに似た者同士過ぎて仲がいいカップルも見ていてほのぼのするので個人的に大好きです(^^)。
 この時、シーちゃんは二週間のヨーロッパツアーへ添乗していて不在で、久々に二人っきりになった田中君と花田君はのびのびと自由だった大学時代当時に戻ったかのような懐かしい気持ちになります。アパートにある食料は花田君が大概食べ尽くしていてお互い全くと言っていい程お金を持っていなかった為、晩ご飯をご馳走になるどころかお昼ご飯をおごってもらうアテすらはずれてしまった田中君でしたが、こんな真っ白な状況すら貧乏だけど時間だけはたっぷりあったかつての自分達を思い出す材料にして楽しんでおり、花田君と「あははー」と笑いあっていました;。いやはや、たくましいです(^^;)。
つかの間に、学生当時のゆるやかな時間を取り戻すお二人
 そんな時、花田君が手元にあった二百円を使って調達したイワシとトマトを、アパートに常備してあった調味料や香味野菜(シーちゃんはイタリアンをよく作るみたいで、パスタソース作りには欠かせない物ばかりがあちこちから見つかってました)と組み合わせてちゃちゃっと手早く作り上げたのが、この“イワシのスパゲティ”!作り方は簡単で、オリーブ油・にんにく・赤唐辛子でソテーしたイワシを、同じフライパンでそのまま作ったトマトソーススパゲティの上に乗っけてパセリを飾ったらもう出来上がりです。何でも、花田君は放浪時代に板前さんや厨房のアルバイトをしていたせいか見た目によらず結構な料理上手との事で、中でも魚を使った料理が一番得意との事でした。その花田君曰く「お金がない時はイワシが便利。安くて栄養満点だよ」「こうやってスパゲティに乗せると、立派なご馳走でしょ」だそうで、「さすが貧乏生活のプロ!実用的で勉強になるな~」と妙に説得力を感じました;。正直、当管理人が料理を始めたきっかけの一つには「お店で食べる料理に近い物を家で作れるようになれば、食費が安く済む!」という非常に打算的な考えも含まれていた為、花田君流節約料理術には学ぶところが多そうです。
残り物と200円の食材で作る、花田流安上がりイタリアンです^^
 ちなみにこの後、花田君は「また旅に出ようと思うんだ」「日本は大概行ったから、今度は世界中を回りたい」という衝撃的な発言をしています。何と、花田君は昨年の内に職場を退職して自宅待機する生活をしていたそうで、二年近く落ち着いた生活を送ったものの数年前に送っていた気ままな一人旅をもう一度してみたいという誘惑には逆らえなかったようで、ようやく決意したとのことでした。田中君が言うには、社長さんに気に入られて入社した花田君は順調に評価されており、あともう少しで正式なフロアマネージャーになれたようですが、本人が言うには「もういいかなって」という心境になった模様で、個人的には「惜しいな~勿体ないな~(´Д`)」と思う反面、正直「自由人の花田君らしい」と強く納得したのを覚えています。これはある別作品からの出典になりますが、当管理人が感銘を受けた発言の一つに「やりたい事をやれずに死ねるか!」というセリフがあります。自分という人間が今存在するのは、輪廻転生があろうがなかろうが間違いなくこの瞬間だけですので、後々悔いがないよう自分の中にある譲れない<軸>を見つけて忠実に沿う生き方が出来るよう、日々精進したいという事をこのお話を読むたびに噛み締めさせられます。
 どうやらシーちゃんとは事前に話を済ませていたようで、出発前夜に花田君が「明日…旅に出るよ」と国際電話でローマにいるシーちゃんに伝えた時も、お二人はびっくりするほど落ち着いたやり取りをしていました。十代の頃にこのお話を読んだ時は「シーちゃんは不安じゃないのかな…」とかなりハラハラして読んだ記憶がありますが、今読み返すと、花田君なりに最後はちゃんとシーちゃんの元へ戻るという気持ちを随所に示しているのがわかります。それは、花田君が電話で伝えた「いつになるか分からないけど、ここに帰ってくるから」という言葉と、シーちゃんが部屋に帰ってきた時に見た「お帰りなさい、行ってきます」という書置き。適当で虫のいい嘘は絶対つかない正直な花田君だからこそ、シーちゃんは「さよなら」ではなく「帰ってくる」「いってきます」という言葉を真っ直ぐ信じることが出来、最後のコマで複雑ながらも幸せそうな笑顔を浮かべられたんだろうな~としみじみした読後感を感じたラストでした(ただ、当管理人が張本人だったら多分混乱して泣き喚いてしまいそうです;)。
 ※ネタバレなので恐縮ですが、実は花田君は数年後、シンガポール・タイ・フィリピンなど諸国を旅した後に約束通り無事シーちゃんの元へ戻ってきています(^^)。現在はドレーミベーカリーでパン職人として働き、今度こそは腰をすえて生活をしている模様です。
花田君としーちゃんの最後の電話は、ちょっぴり切なかったです
 イワシは魚の中でも大好物なので、ずっと前から再現したいな~と考えていた一品でした。スーパーで特売のイワシを買えたので、早速作中のレシピ通り作ってみようと思います!

 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、イワシの下ごしらえ。イワシはウロコを落とした後に頭、内臓、骨を取り除き、流水で汚れを洗い流したらキッチンペーパーで余分な水気を拭き取って塩とこしょうを気持ち多めに振りかけます。しばらくしたら臭みの元である水分が浮き出てくるので、そのまま放置します(出た水分は、塩こしょうが取れぬようキッチンペーパーでそっと優しく拭きます)。
イワシのスパゲティ1
イワシのスパゲティ2
 次は、パスタソース作り。フライパンへやや多めのオリーブオイル、芯を取って薄くスライスしたにんにく、種を取って輪切りにした赤唐辛子を入れて弱火で熱し、香りが出てきたら中火にして先程のイワシを並べて両面焼きます。
 ※レシピコーナーで、イワシの代わりにアジやサバで代用してもおいしいとご紹介されていましたので、それらの魚で色々試してみても面白そうです。
イワシのスパゲティ3
イワシのスパゲティ4
 イワシの両面がコンガリ焼けたら別皿に取り、イワシを焼いたフライパンでそのまま皮を湯剥きにしてザク切りした生トマト(タネは取っても取らなくてもOKです)を投入して炒めます。これは好みですが、木ベラで潰しながら煮詰めていくとスパゲティと絡みやすくなって味も凝縮するのでおすすめです。
 ※強火でさっと煮ると酸味が強めに、弱火でじっくり煮ると甘みが強みになります。
イワシのスパゲティ5
イワシのスパゲティ6
 やがて生トマトが煮えてソース状になってきたら茹でたてのスパゲティを加えて塩、こしょうで味付けしながらざっと混ぜ合わせます(個人的に、やや細めなスパゲティの方がソースとの相性がいいように感じましたので、そちらを推奨いたします)。
イワシのスパゲティ7
イワシのスパゲティ8
 スパゲティにトマトソースが十分絡んだらお皿へ盛りつけてその上にイワシのソテーを乗せ、仕上げにに刻んだパセリを散らせば“イワシのスパゲティ”の完成です!
イワシのスパゲティ9
 トマト色に赤く染まったスパゲティ、鮮やかな緑色のパセリ、鈍く銀色に光るイワシの色合いがきれいで、安く作れる割には気持ちが華やぐ一皿です。コンガリ焼けたイワシとにんにくのがっつりした香りが強烈に胃袋を刺激する為、ワインというよりはビールが似合うイタリアンだと思いました。夜に晩御飯として食べるスパゲティというよりは、太陽の光が降り注ぐお昼頃に「今日は休みだから、ちょっと羽目をはずそう!」と言いながら発泡酒のプルトップをプシュッと開けて食すのが似合うイメージです(^^;)。
イワシのスパゲティ10
 それでは、麺がのびてしまわない内にいざ実食!いただきます!
イワシのスパゲティ11

 さて、味の感想はと言いますと…素朴な一品ですが心温まる懐かしい味で美味し!安上がりでおいしいイタ飯の決定版です!
 イワシのこってりかつ深い旨味エキスを十分に溶け込ませたほんのり甘酸っぱいトマトソース本当に美味で、このソースを隅々まで絡ませたコシのあるスパゲティを一口すすると癖になります。生トマトを使ったおかげで非常にフレッシュかつ爽やかな後口で、見た目の割にはスルスルッと軽くあっさり頂けるのが印象的でした。
 一言で言うならば「イワシのガーリックソテー乗せアラビアータスパゲティ」というイメージで、イワシの少し癖のある旨さをややピリ辛で刺激的な味付けのソースがキリッと引き締めているのがよかったです。また、個人的に刻みたてのパセリのすっきりした香りがイワシの臭みをやんわり押さえているのが好印象でした。
 にんにく風味のオリーブ油で外はカリッと、中はホロホロに揚げ焼きされたイワシのコクがたまらなく、トマトの酸味とうまい具合に調和しています。シンプルな塩焼き風のイワシなのですがそれがかえって功を成し、トマトのさっぱり感を活かした美味しさになっていました。煮込むのではなく焼くだけに止めたせいかイワシのくどくない脂分が身にギュッと閉じ込められたまま火が通っており、パサつく事なく口の中でとろけそうな出来栄えなのが嬉しかったです。

 お金がなくてもこんなに美味しいスパゲティが作れるとは…と、改めてパスタの懐の深さを思い知りました。生トマトをホールトマトやカットトマトに代えてみてもよさげです。それにしても、エビス○ールみたいなお高いビールよりも最安値で薄い某発泡酒の方がこのスパゲティにぴったりだったのには「さすが安上がりのイタメシ!」と妙に感心&ありがたい気持ちになった再現でした;。

●出典)『クッキングパパ』 うえやまとち/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
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 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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