『酒のほそ道』の“うな肝チーズ焼き”を再現!

 今年は丑の日が一回こっきりな為、うなぎは前回の再現料理のみ食べて満足しておこうと考えていたのですが、先日とうとう我慢できずにひつまぶしを作って食べてしまいました;。
 白焼きも美味しいですが、もはや脳内で「うなぎ=タレの味」とインプットされているのだな~としみじみ実感した今日この頃です。

 どうも、その昔文豪の宇野千代さんが自作して食べたというアナゴのバター焼きが気になってしょうがない当管理人・あんこです。


 今回再現する漫画料理は、『酒のほそ道』にて主人公・岩間宗達さんが二の丑が来る前に家で作った“うな肝チーズ焼き”です!
うな肝チーズ焼き図
 丑の日が二度あったある年の夏、宗達さんは「そういえば、こないだの丑の日に食いそびれたな」と一の丑の日が過ぎ去った後にはたと気付きます。
 実を言いますと宗達さんはうなぎが大好物で(と言うより、食べること全般が大好きなんですが;)、毎年夏になると必ずと言っていい程うなぎ屋へ食べに行くお話が掲載されているのですが、この時は珍しく食べ逃してしまった様子。
 案の定、急にうなぎ欲(?)が刺激されてしまった宗達さんは、思い立ったが吉日とばかりに「よし、今日食うか!」と二の丑を待たずに家でうなぎ料理を作る事を決めます。
 本音ではお店で本格的なうな重を食べたかったようですが、「うなぎは家で食べた方が安上がり」だと判断してぐっと我慢したらしき描写が作中でちらりとあり、思わず「ですよね~!」と当管理人も力強く頷いてしまいました;。
 特に、それまでは運がよければ千二百円くらいで買えていた国産うなぎの蒲焼きが、今年はどこへ行っても千六百円~千九百円くらいでしか売られていないという前代未聞のうなぎ高値の年だった為、余計に痛感していますorz(どうやら、今年はうなぎの稚魚が不漁だった事が高騰の原因だったそうです)。
 ただ一つ難点を挙げるとするなら、スーパーで買ったうなぎにありがちな硬さ&脂っぽさですが、これらは宗達さんが推奨していた「表裏に熱湯をかける→水分を拭いてタレを塗る→焼き網で炙る」という宗達流うなぎの下ごしらえ法や、前回ご紹介した市販のウナギをふっくらした焼き立て状態に戻す方法でほぼ完璧に解消できる為、そこまで気にならないと思います。
家でうなぎ料理を作って食べた方が安上がりと判断した宗達さん;
 その際、宗達さんは合計四種類のうなぎ料理(“宗達流肝入りうざく”、“宗達流山いも入りう巻き”、“うな肝チーズ焼き”、“うなぎあんかけそうめん”。ちなみに、全部作中にてレシピが公開されています!)を作成しているのですが、それらの中でも一際創作性に溢れていて目に留まったのがこの“うな肝チーズ焼き”!
 作り方はものすごくお手軽で、温めなおした市販のうなぎの肝・蒲焼きのタレ・青ネギ・チーズをバターを塗った耐熱容器に入れ、オーブントースターで焼いたらもう出来上がりです。
 宗達さん曰く「和洋折衷でボリュームあるね」との事で、見るからにビールに合いそうなんですが、意外にも日本酒のロックと相性がいいと言われていた為ちょっと驚きました。
 ともあれ、作中で宗達さんはこれらのうなぎ料理を前に「しかし、うなぎ屋で飲むより酒がすすんで弱っちゃうな(´∀`*)」全然弱っていない表情で至極満足そうに晩酌をしており、読んでいて思わず羨ましくなりました;。
 確かに、外食している時だと「この料理はお酒にぴったりそうだけど、ビール一杯に五百円は勇気がいる…」とアルコール類の割高な値段に尻込みしてなかなか頼めませんし、仮に調子に乗って注文しまくってしまうとお会計の時にすっかり酔いが醒めてしまいますので、家だと安心してついグラスが進んでしまう宗達さんにはかなり共感してしまいます;。
 何より、周囲への気兼ねなしにのびのびと飲めるのは大いに魅力的ですし、懐が寂しい時期には家飲み万歳ですね。
満足な出来栄えの自作ウナギ料理に舌鼓を打ち、お酒が進む宗達さん
 しかし、気分的にもお財布的にも安心して「ふ~。やっぱり、家で食って正解だった…」と言いながらうなぎを平らげたにも関わらず、宗達さんは二の丑の日になるとうなぎ屋へ駆け込み、衝動的にうな重をかっ込んでいました。
 最初にこのオチを見た時は、「結局高くついてる~Σ(´Д`;)!」と激しく突っ込んでしまいましたが、『酒のほそ道』読者にとって宗達さんの風見鶏並みに頻繁な趣旨変えはもはや日常茶飯事ですので、今ではすっかり慣れました;。
 その為最近では、宗達さんが作中で何かこだわりを主張するのを紙面で読むたび「今回はどれくらい趣旨変えしてくれるんだろう(その時々によって、全面・五割・変わらず・本当は変わったけれど意地を張るのどれかに変化します)」と少しワクワクしながら最後のページをめくるのが楽しみになっています(^^)。
最後の最後はウナギ屋さんのうな重で〆てました
 うなぎの価格が上がっている最中だったので「来年に持ち越そうか…」と諦め気味だったのですが、あるスーパーで国産物が破格のお値段で売られているのを見つけ、内心ガッツポーズをしながらすぐさま購入しました。
 詳しいレシピが作中に載っている事ですし、早速なるべく忠実に再現してみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、うなぎの肝の下処理。市販のうなぎの肝(大抵、串打ちされて素焼きにした状態で売られています)を串から外し、網かグリルで両面をこんがり炙ります。
 表面が香ばしくなってきたら火からおろし、バターを薄く塗った耐熱容器へ入れます。
 ※もし匂いが気になる場合は、日本酒を振りかけてから炙ると大分マシになります。
うな肝チーズ焼き1
うな肝チーズ焼き2
 うなぎの肝全体に蒲焼きのタレを回しかけながらまぶし、その上から刻んだ青ネギとピザ用チーズをたっぷりかけます。
 そのままオーブントースターへ入れ、約五~十五分かけて火の通り具合を観察しながら焼きます(今回は原作レシピ通りの具しか加えませんでしたが、個人的にごぼうの千切りをプラスしても美味しそうだと感じました)。
うな肝チーズ焼き3
うな肝チーズ焼き4
うな肝チーズ焼き5
 チーズの表面がこんがり焼けて縁がカリッとしてきたら取り出し、日本酒のロックと一緒に机へ運べば“うな肝チーズ焼き”の完成です!
うな肝チーズ焼き6
 色味に乏しそうだと予想していましたが、ネギの青さが辛うじて茶色一色の殺風景な料理になるのを防いでおり、バランスがいいように感じました。
 うなぎのタレの香ばしい香りが鼻腔をくすぐって胃袋へ直撃し、「これは日本酒に合いそうだな~」と一気に食欲が呼び覚まされます。
 器の縁にやや焦げてくっついているカリカリチーズが見るからに美味しそうで、早く食べたいと思わず喉が鳴りました。
うな肝チーズ焼き7
 それでは、熱々のうな肝にチーズをたっぷり絡めていざ実食!
 いっただきまーす!
うな肝チーズ焼き8


 さて、味の感想はと言いますと…意外な事に、キリリと冷えた日本酒がぐいぐい進む乙な味!濃いめなうなぎの肝が心もちマイルドになっています!
 うなぎの肝を食べるのは初めてだったのでドキドキしましたが、いざ食べてみると鶏のレバーにも結構似たイメージの深くて密な味わいだった為、びっくりです。
 ただ、鶏のレバーよりもずっと癖や臭みが少なく、やはりどんなにそっくりでも喉に消える時のくどくないあっさり感は「魚!」と実感させられるには十分なもので、予想以上にさっぱりした旨味なのが印象的でした。
 脂分は控え目でほんのり苦味があったものの、蒲焼きのタレのおかげで濃厚な甘辛さがプラスされており、うなぎ本体とは全く別の次元の旨さです。
 また、焼いた肉類のレバーみたいに「ジャクッ!」とした食感が少々あるものの、コリコリした独特の歯触りがあるのがまた違った感じで美味だな~と思いました。

 ほんのり蒸し焼きにされた刻んだネギの鮮やかな香りとしゃっきりした歯触りがわずかに残るうなぎ特有の匂いを程よく消しており、いいアクセントを与えています(考えてみれば、ひつまぶしでうなぎとネギの相性の良さは実証済みでした;)。
 あと、とろけたチーズのコクとまろやかな塩気がうなぎの肝と驚くくらいよく合っており、相乗効果でさらに深い味になっていました。
 バターの風味がなじんでいても違和感がなく、お酒には勿論ご飯にもぴったりそうだったので、いっそドリア風にしてみても良さげです。


 食べながら内心、「うなぎは和洋折衷料理の食材としてはかなり優秀な魚かも…」と思いました。
 国産物を選んだとしても、ウナギ本体よりもぐっとお安く購入できますので、お財布が厳しい時に栄養を漬けたい時にはうってつけの食材なんじゃないかな~と感じました。

○追記
 あのー様、先日は当ブログコメント欄でごもっともなご指摘をして下さり、感謝いたします。
 基本的に、このブログで使用されている記事の画像と文章は、それぞれの出版物等から引用しており、引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 その為、各著作物のご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡を頂き次第速やかに削除させて頂こうと考えております。
 また、他に私が再現料理を始めるようになってから固く誓っている事は、「正式な申し出をせずに人様の作品を使わせて頂いている以上、自身の営利になるような事は一切しない」という事もあります。
 その為、アフィリエイトを始めとする自分の利益に繋がる事は極力控えておりますが、もしこれは営利活動ではないかと気になる点がございましたら、当方までご連絡頂けますと大変ありがたいです。
 
 最後に、無記名様、11様、kawajun様、コメント欄にてありがたいお言葉を下さり、誠にありがとうございました。

●出典)『酒のほそ道レシピ 四季の味特別編』 ラズウェル細木/日本文芸社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『信長のシェフ』の“宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ”を再現!

 漫画だと登場人物の絵は既に固定されている為、二次創作や他の漫画家さんがかかれた絵を見てもあまり混乱はないのですが、小説の場合自分の頭の中で勝手に想像して朧気ながらも「こんな感じ」という絵を構成している為、ひょんな事で他の方のイメージされた絵を拝見する機会があると、「え?!全く他人だ!」と不意打ちでびっくりさせられる事があります。
 ただ、二次元系の小説の場合は割りと早くイメージ変更が出来るのであまり問題はないのですが、リアル系の小説の場合はドラマ&映画であまりにもイメージが違う俳優さんが演じているとずっと違和感が拭えないタイプな為、脳内イメージの世界は奥が深いな~と思います。
 どうも、『風と共に去りぬ』に出演しているヴィヴィアン・リー役のスカーレット・オハラくらい、息を呑むようなはまり役は未だ一度も見たことがない管理人・あんこです。


 今回再現する漫画料理は、『信長のシェフ』にて主人公・ケンがタイムリップした戦国時代の京都で初めて調理した料理・“宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ”です!
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ図
 織田信長に“湯づけ 信長風”を献上して気に入られ、料理頭として任命されてからはすっかり信長にとってなくてはならない存在になっている現代の料理人・ケンですが、一五六八年の京都へタイムスリップしたばかりの時は早々に命の危険に晒され、かなり大変な状態でした;。
 実を言いますと、ケンは軽い記憶喪失になっている為どうして戦国時代へタイムスリップしたのか、また誰とこの世界へやってきたのかが物語で未だ語られていないので詳細は不明なのですが、少なくとも第一話目では上司らしき男性といきなり野盗に追われるという非常にデンジャラスな登場の仕方をしています。
 思えば、同じ戦国時代タイムスリップ物である漫画『炎トリッパー』、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』、小説『戦国自衛隊』も主人公は何がなんだか分からぬ内に戦闘シーンに巻き込まれて混乱する…というのがほとんどの導入パターンになっている為、「タイムスリップ初日=戦場に飛ばされて命がピンチ!」というのは、もはやタイムスリップ物ではお約束的な展開なのかもしれません(唯一、最近の作品では『信長協奏曲』の主人公はしょっぱなから戦場に紛れ込むという不運は避けられていますが、その代わり本物の織田信長から本物として生きるよう<信長>の役を押し付けられている為、ある意味それ以上のトラブルに巻き込まれたと言っても過言ではないです;)。
 結局、上司らしき男性は矢を撃たれたのが原因でほぼ即死し、ケンは川へ飛び込んで一時避難したのが功をなして運よく命が助かるのですが、そんな時にケンを助けてくれたのが京の下町で鍛冶屋を営んでいる女性・夏さん。
 最初は川からずぶ濡れ&変わった服装&一言も話さない状態で出てきたケンを少し警戒していた様子でしたが、生きるか死ぬかの瀬戸際だというのに偶然捕まえたウナギ(ちなみに、戦国時代では京の宇治川でよく取れた事からウナギは<宇治丸>と呼ばれていたのだとか)を持ってぼ~っと突っ立っていたのを夏さんからひどく面白がられて、とりあえず悪人ではないと判断され、一旦夏さんの家で着替えに来るようにと誘われてついていくことにします。
生きるか死ぬかの瀬戸際の時、ケンは偶然宇治丸(鰻)を獲ります
 それからケンは、夏さんの家で戦国時代の着物に着替えてひとまず落ち着くのですが、夏さんからこれまでの経緯を聞かれたものの「何も覚えていない」としか言いようがなく、お互いどうしたものかと困惑しあいます。
 けれども、お腹が減ったまま話していても出るのは悪い考えだと判断した夏さんが取ったばかりのウナギを手に「こいつは蒲焼きがうまいんだ、料理してくらぁ」と言って立ち上がった際、ケンは頭の中で「料理――!」と何かが目覚めるような感覚に陥り、思わず「俺がやります」と夏さんを呼びとめます。
 そうして、ウナギを小刀だけで手早く捌き、味噌・塩・酢だけしか調味料がないという限られた環境の中でケンが即興で作った、いわば戦国時代に流れてきてから初めて作った料理が、この“宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ”です!

 この時代、ウナギは大雑把な筒切りにして串刺しにして焼いて食べるのが主流でしたが、ケンは現代で主流な開きにして炙り焼きにする方法で火を通し、醤油がなくてタレが作れないのを塩焼きにして刻みネギを振り掛ける事でカバーし、さらに味が単調にならないよう味噌で味付けした干し大根を添えて美味しい丼に仕上げていました。
 こうして、ケンが料理人の血が騒いで調理した“宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ”は夏さんから「こんなに骨っぽくなくてさっぱりした宇治丸、食ったことねえよ!」「お前、料理達者だな!」と大絶賛されます。
 また、さらに続けて「きっとお前は、どこかの城の料理人だったんだよ」と夏さんから確信ありげに言われた事がキッカケで、ケンは早い段階で料理人としての自覚を徐々に取り戻していった為、夏さんは色んな意味でまさにケンの恩人だと思いました(最悪の場合、料理人の記憶を思い出す機会もなく野たれ死にしていた可能性もありえますので…)。
 それにしても、元の時代ではフレンチの料理人だったケンがどうしてウナギの捌き方を知っているんだろう…と読んでてちょっと疑問に感じましたが、考えてみれば調理学校時代に実習の一環として習ったのが記憶のどこかに残ってたのかもしれません(^^;)。
味噌、塩、酢のみで、驚くべき事に醤油がまだ存在していませんでした
 その後、ケンはなんと約七ヶ月という決して短くない期間を夏さんの居候として過ごしているのですが、その間も料理人としての本分を忘れないようにする為か、定期的にフレンチの技法で作りあげた和洋折衷料理(“鯉と牛蒡のパエリア”、“鴨焼きまんじゅう”など、創作性溢れるものばかりでした)をご近所に振る舞い、下町長屋の人たちを虜にします。
 やがて、ケンの料理があまりにも好評だったせいか次第におすそ分け→テイクアウト方式の商売→長屋の入り口で大々的に販売するにまでエスカレートし、遂に「料理達者」として京中に名を馳せるまでケンは有名になっちゃってました;。
 正直、全くゼロの状況から己の腕一本でここまでのし上げれるケンは相当に優秀な料理人だと思いますので、現代での地位はどんな物なのか非常に気になります。
 このまま順調に過ごしていた場合、ケンは『信長のシェフ』ではなく『京のシェフ』として夏さんと共に平凡な一生を送っていた可能性が高かったと推測されるのですが、皮肉にもこの類稀な料理の腕が織田信長の運命にケンを引き寄せる事となり、世にも数奇な人生を歩ませる事となります…。
 
 そういった背景を念頭において読むと、“宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ”は色んな意味で感慨深い料理です。
やがてケンの料理の腕は京中の人気と話題を得、一気に有名になります
 今日は土用の丑の日だった為、どちらにしろウナギを食べようと前々から計画していたのですが、どうせなら再現料理に繋がるものを食べようと思い、再現する事にしました。
 今年は異様にウナギが高く半ば涙目でしたが(´;ω;`)、何とか国産物を手に入れる事が出来ましたし、暑気払いの為にも早速作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、付け合せである干し大根の味噌和え作り。
 この料理は全く作り方が乗っていなかった為、多分に想像に頼るしかないのですが、干し大根は完全に戻してシンナリさせるよりははりはり漬けのような歯ごたえの方が和え物に最適そうだと考え、水に浸すのではなく軽く水洗いした後そのまま放置し、やや戻ったのを確認したらしっかり水気をきるやり方で戻しました。
 この干し大根に、強火で煮立ててアルコール分を飛ばした日本酒を少し加えて柔らかくしたお味噌を加え、お箸でよ~くかき混ぜます。
 全体にお味噌が行き渡ったら味見をし、ちょうどいい塩加減になったのを確認したら干し大根の味噌和えは出来上がりです!
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ1
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ2
 次は、ウナギの下準備。
 ウナギはあらかじめ開いて白焼きにしたものを用意し、以前にご紹介した市販のウナギをふっくらした焼き立て状態に戻す方法で温めなおします。
 途中、塩をやや強めに振って味付けし、全体的に身がしっとりしてプリプリした肉質になってきたらウナギは準備OKです。
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ3
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ4
 ここまできたら、後は盛り付け。
 丼へ炊き立ての白ご飯をよそい、その上からフライパンに残ったウナギの肉汁をたらして干し大根の味噌和えをたっぷり飾りつけます。
 そこへ塩焼きにしたウナギを二枚(もしくは、大きく切ったものを一枚でも可)乗せます。
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ5
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ6
 塩焼きウナギを盛り付け終えたら刻んだ長ネギを多めに散らし、お箸を傍らへ添えれば“宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ”の完成です!
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ7
 パッと見だとほとんど白色が支配している丼で、食べる前から既にこの上なくあっさりしてそうな印象を受けました。
 塩焼きウナギの乳白色、ご飯の白色、そして長ネギの緑色が目にも鮮やかで、見るからに涼しげで爽やかな夏向けの丼だと思います。
 あと、当初は「白焼きのウナギを素人が塩焼きにしたら、パッサパサになるんじゃないだろうか…」と内心ビクビクしていたのですが、ウナギの脂は思った以上に強烈で、足りないどころかご飯にジュワジュワ染みて行っていたのでほっと胸を撫でおろしました。
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ8
 それでは、出来たて熱々の内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
宇治丸のネギ塩焼き 干し大根の味噌和えのせ9


 さて、味の感想ですが…ウナギの味がガツンとストレートに分かって美味し!全く薄味ではない、むしろ濃密な味わいです!

 ウナギの旨味をぐっと引き出しつつ後口をギリギリまであっさりさせた感じのシンプル塩味で、タレを塗った蒲焼きよりもパンチが欠けてはいるのですが、その分ウナギの繊細かつ淡泊な白身魚に近い旨味は完璧に引き出せている為甲乙つけがたかったです。
 肝心のウナギの身は本格的に蒸したりしなかったせいか、ある程度柔らかではありつつも川魚を連想させるような野趣溢れるしっかりめの噛み応えで、皮側のプルプルしたゼラチン質の歯触りがたまりませんでした。
 このジューシーなウナギから滴り落ちた豊富な脂分がご飯へ程よく絡んだのが功をなし、噛めば噛む程ウナギのさっぱりしつつもサラリと味わい深い脂を堪能出来る白ご飯に仕上がっており、それが鰻重とはまたひと味違う魅力を演出していますそれぞれ例を挙げるとするなら、十勝豚丼と塩ダレ豚丼の違いという感じでした)。

 味噌の郷愁を誘う温かな味わいと複雑な塩気が染み込んだ、パリパリシャキシャキした張りのある食感の干し大根がいい副菜になっており、ウナギと交互に食べ進めると止まらなくなります。
 一言で例えるなら「酸味のない味噌味のはりはり漬け」というイメージで、ご飯にぴったりでした。
 ネギのシャリシャリ感と爽やかな風味、そしてわずかな辛味が全体を引き締めてくれるのがバランスよく、単に「白焼きウナギが乗った丼ご飯」ではない、立派な丼料理になっていたのに感嘆しました。


 それまでは「ウナギはあの甘~いタレがあるからこそ旨し!」と考えていましたが、白焼きには白焼きのよさがあるのだとやっと理解しました。
 タレつきのこってりしたうな丼もいいかもしれませんが、暑くてなかなか食欲が出にくい夏は、こういうさっぱりしたウナ丼もたまにはいいと思います。

●出典)『信長のシェフ』 原作:西村ミツル 作画:梶川卓郎/芳文社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『セイシュンの食卓』の“愛の美血丼”を再現!

 最近、郷田マモラ先生の『モリのアサガオ』、平野耕太先生の『ドリフターズ』、森下裕美先生の『ここだけのふたり!』に集中的にはまり、何度も読み返しています。
 実を言いますと、これらの作品は書評で知って購入したのではなく、たまたま行った本屋さんで別の探し物をしている時にたまたま気になって手にとったのがきっかけで購入した作品の為、人との間だけではなく本とも縁というものは存在するのだな~と実感しています。

 どうも、ネット通販ではありえないこういう偶然の出会いがあるから本屋巡りは侮れないと思う今日この頃な管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『セイシュンの食卓』にてある吸血鬼に見初められた女性が自分の血を美味しくする為に作った“愛の美血丼”です!
愛の美血丼図
 今回ご紹介するエピソードは、理想の美貌と血液を兼ね備えた花嫁を求める紳士的な吸血鬼と、その吸血鬼に血を吸われる事を了承した儚げな女性のお話。
 一見ダンディなこの吸血鬼は実はかなり好みにうるさく、「透き通るような白い肌」「抱きしめると折れてしまいそうな細い腰」で、尚且つ吸血をOKしてもらえる女性という難しい条件の美女を探していたそうなのですが、長年の放浪によってようやくそんな希有な女性を発見!
 「これぞ、我輩の理想の花嫁!」と内心ウキウキしながら女性に最終確認をし、精一杯クールにキメながらいざ血を吸おうと女性の首に牙を突き立てるのですが、その数秒後、予想だにしなかった問題が吸血鬼の前に立ちはだかる事となります…。
理想的な女性を見つけ、早速血を吸おうとする吸血鬼
 それは、肝心の血が思わず吐き出してしまうほど薄くて不味かったという事!
 残念ながら、女性の見た目はまさに吸血鬼の理想そのものだったのですが、どうやら健康に難があって血の状態がベストとは言い難い状態だったのが原因で、味的にも栄養的にもマズマズな血になっていたとの事;。
 おかげで吸血は一時中断となり、吸血鬼は不味いのを我慢すべきかどうか真剣に悩むのですが、吸血鬼が迷っている間に女性は「質、量共に超特上の血に!」「血ぃ増やしたる~!」と大いに燃え、その結果健康的な肉体になる為にトレーニングをしたり、バランスのとれた食生活を送って体質改善をしたりします。
 吸血鬼から面と向かって「不味い!」と評価された経験はない為(ただ、部屋に蚊がいたらどんなに人がいても必ず刺されるので、当管理人の血はなかなか旨い部類なのでは…と考えてます;)、彼女の気持ちがどんなものだったのかは想像するしかないのですが、確かに「見た目はすごく美味しそうだけど、味は吐くほど不味かった」と言われたらちょっぴり屈辱を感じそうですね;。
 ただ、いくら好きな男性から「(血が)期待はずれだった」と言われた事でショックを受けたとはいえ、丈夫ではない体を押してここまでたくましい決心と行動力を発揮するとは、儚げに見えてその実は相当に気が強い体育会系な性格の女性だったのでは…と思わざるを得ません;。
青白くてほっそり=血が薄い=マズイという単純な理論に気付いてました;
 その際、女性が血を増やす為に毎日運動の合間に食べた丼が、この“愛の美血丼”!
 作り方はかなり簡単で、血抜きをした生の鶏レバーを日本酒・みりん・醤油・にんにくを加えて煮立てたお鍋へ投入して火を通し、最後にごま油をふってご飯に乗せ、長ネギと七味唐辛子を散らしたら出来上がりです(ちなみに、この料理の副題は“レバーのにんにく煮丼”です)。
 鶏レバーは貧血の改善に効果がある他、増血作用、代謝促進、皮膚機能の正常化、肝機能の活性化にも役立つ食品で、健康回復にはまさにうってつけの食材。
 おかげで元・儚げな女性は見るからに健康的で血色のいいアスリート風な女性へと変貌を遂げ、病院からお墨付きをもらうくらい量が多くて濃い血の持ち主になり、吸血鬼に「さっ、吸って☆」と自ら迫るほどになるのですが、吸血鬼は理想の花嫁像からかけ離れてしまった女性を前にして明らかにがっかりした表情に;。
 そして、遂には勝手ながら「あ…僕は遠慮しときます」と吸血を断って恐る恐る逃げようとするのですが、すっかり生まれ変わった女性にその言い訳は通用せず、後ろから羽交い絞めにされて「てめ~っ。あたしの血が吸えないって言うのぉ?!」まるで一気飲みを強要するアルハラ上司みたいなセリフをぶつけられてしまってました(^^;)。
 正直、優柔不断に悩みすぎた自業自得だと言えなくもないのですが、ジタバタしながら「ひ~、ごかんべんを!愛のない吸血は僕にはできましぇ~んっ!」と子どもみたいに泣く吸血鬼のシーンは少々気の毒に感じたのを覚えています;。
健康になったおかげでおいしくて濃い血に!しかし、理想の花嫁像からは…;
 最近、貧血なのか立ちくらみが頻発していた矢先だった当管理人としては、まさに渡りに船な料理だった為再現を決意しました。
 ちゃんと詳細なレシピがある事ですし、早速作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、レバーの下処理。さっと水洗いしてぶつ切りにした鶏レバー(必ずついてくる心臓部分は別に取っておき、しょうがや醤油などと一緒に甘辛く煮付けて別のおかずにします。お酒のおつまみにナイスです!)をボウルに入れ、塩と酢を上からかけて軽く揉んだら流水を何度もかえながらよく洗って血抜きします。
 大分レバーの色が白っぽくなったらザルにあけ、余分な水気をきっておきます。
愛の美血丼1
愛の美血丼2
 次は、煮る作業。
 小鍋へ芯を取ってスライスしたにんにく、日本酒、醤油、みりんを入れて火にかけ、煮立って日本酒のアルコール成分が飛んだのを確認したら先程の鶏レバーを投入します。
 鶏レバー全体に煮汁が絡まって中にまで熱が通ったら、ごま油をふりかけて一旦火を止めて混ぜます。
 ※あまり火を通しすぎると硬くなるので、そこそこの火加減が肝心です。また、冷めてからまた温め直すとあじがよく染みるので、その方法もお勧めです。
愛の美血丼3
愛の美血丼4
愛の美血丼5
 ごま油が鶏レバーになじんだら丼ご飯の上へどっさり乗せ、七味唐辛子をふって斜め薄切りにした長ネギを飾り付ければ“愛の美血丼”の完成です!
愛の美血丼6
 ネギの緑色があるせいか、予想よりもさっぱりしてそうな出来栄えでした。
 にんにくのこってりした匂い、七味唐辛子から漂うチンピの爽やかな香りや山椒の鮮やかな風味が、いい具合に食欲をかき立ててくれます。
 レバーと白いご飯の相性は果たしていいのか、ドキドキさせられます。
愛の美血丼7
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いただきますっ!
愛の美血丼8


 さて、味の感想はと言いますと…意外とあっさり胃におさまる味わいで旨しっ!レバーの臭みがほとんど消えている為、スルッと頂けます!
 鶏レバーと白ご飯の組み合わせが本当に合うのか少し不安だったのですが、こっくり深くてパンチの効いたにんにく醤油味がいい仲立ちとなっており、うまい具合にご飯とマッチするように仕上がっていました。
 みりんのほのかな甘味が後味を柔らかい物にしているせいか、しっかりした醤油味でありつつも全くくどく感じないのがよかったです。
 どちらかと言えば淡泊な鶏レバーとは対照的に、濃厚でがっつりした美味さのにんにくが時折強烈に口の中を刺激するのがご飯とぴったりで、それがまた丼としての完成度をぐっと高めていました。
 ごま油の香ばしい風味、七味唐辛子の香り豊かなピリ辛さ、長ネギのシャリシャリした小気味良い食感が単調さを防ぐ程よいアクセントとなっており、食欲が増進させてくれる為暑さで食欲がなくても箸が進む感じです。
 基本的な味は定番メニューでよく挙げられる鶏レバーの甘辛煮に似ており、ごま油や七味に含まれる香辛料の香りがプラスされている分ちょっと中華風みたいなイメージを持ちました。
 この料理の場合、煮詰めるまでいかずにさっと火を通すだけに止めている為、煮物とは違って鶏レバー特有の滑らかでクリーミーな舌触りがちゃんと残っているのが特徴的です。


 確かにこんな栄養満点な丼を毎日食べたら、健康的になって血も改善されるだろうな~と感心しました;。
 レバーとご飯は合わないのではとずっと考えていましたが、濃いめな味にしたら何でもご飯にぴったりになるのだと実感した再現でした。

●出典)『セイシュンの食卓 愛の丼ぶり編』 たけだみりこ/メディアファクトリー
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『華中華』の“塩もやしチャーハン”を再現!

 先日、あちことのお得意先やお客さんからお褒めの言葉を数多く頂く機会があったのですが、内心嫌われているのでは…と思っていた方からも思いがけず温かい言葉を貰えた為、ものすごく嬉しかったです。
 たとえ半分社交辞令が入っていたとしても、自分のした事が無駄ではなかった事、誰かにほんの僅かでも喜んで感謝される事が確かにあったのだと考えると、ありがたく心に染み入るひと時でした。
 その為、今朝目覚めてからは、まるでお気に入りの飴玉をいつまでも名残惜しく繰り返し舐めるかのようにそれらの言葉を思い返し、幸せな気分に浸っています。

 どうも、未熟な私のような人間に御礼をして下さった方々に対して、改めて感謝の気持ちを実感している管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『華中華』にてハナちゃんが島野さんの何気ない一言で思いついた三百円チャーハン第七弾・“塩もやしチャーハン”です!
塩もやしチャーハン図
 前回、生命保険のCM撮影現場にひょんなことが原因で紛れ込んだハナちゃんは、監督の直感的なひらめきで現場の片付け作業をする姿を半ば強引に撮られ、最終的には何と本当にTVでそのワンシーンを本人の許可なしで「今を懸命に生き、努力するその先に未来がある…」「21世紀のシンデレラ」というキャッチコピー付きで放映されるまで至ってしまいます。
 ちなみに、初放映されたその日ハナちゃんはTVを見る間もなく熟睡し、何も知らないまま早朝出勤したものですので、いわば不意打ちのような状態で経営者でもあるマダム・奈可子さん達に呼び出されます。
 満点大飯店では副業を禁止している為、奈可子さんの夫兼オーナー・計太郎さん(…とはいうものの、実質的な経営は前オーナーの娘でやり手である奈可子さんの手に握られている為、内外共に‘お飾りオーナー’として扱われる事もしばしば;。ただ、以前銀行に在籍していた時に培った人脈は大した物があり、最近ではコネを最大限に活かした戦略を取って奈可子さんから見直されています)からきつい口調で詰問されるのですが、ハナちゃんの口からエビ一箱しか出演料を貰っていないと聞き、さすがにずっこけていました;。
 正直、現金を受け取ったのであれば責めようもあったでしょうが、撮影の余りを現物支給されただけだと言われたら「副業したな!」と怒るに怒れなくて内心困ったろうな~と計太郎さんに少し同情します(^^;)。

 そして、一部始終を聞いた奈可子さんは「なるほどね…いかにもあなたらしくて、お間抜けなお話ね」とまるでナチの女看守の如き冷たい視線をハナちゃんに向けつつ呆れた様子でしたが、商魂たくましい奈可子さんはお金を二重に稼ぐ案を考え出し、ハナちゃんへのお咎めをやめにすることにします。
 その策とは、店頭でハナちゃんのCMを大画面TVで流して「この21世紀のシンデレラは、私どもの満点大飯店で頑張っている子です。そして、この子を指導しているのは当店が誇るカリスマ料理人・島野敏郎です」と大々的に宣伝する事によってお客を呼び寄せ、その上保険会社から「うちの従業員がCMに出ていますし、お店でもCMを流しますので…」という理由で定期的に宣伝費を出してもらうという、まさに一石二鳥の作戦。
 この不況の世の中、安くて美味しい料理を出すお店が生き残る事を知りつつ一応は高級店の部類に入る満点大飯店は値段で勝負できない事を奈可子さんは痛感しており、それならばイメージ戦略しかないとの事でこんな荒業をやってのけたとの事でした。
 一応、この作戦は功をなして徐々に満点大飯店は業績が伸びて行くのですが、いやはや…正直、すごいな~と感心しつつも楊貴妃さんが作中で漏らした「友達にはなりたくないタイプだね!」というセリフを否定できません;。
保険のCMに出演した事から、あちこちで人気が出たハナちゃん
 しかし、いい評判が立つと同時に根も葉もない嫌な噂が立つようになるのはどの世界でも同じなようで、このCMを見た中華街の方の中には「何だ、あのフレーズ…まるで未来は、お華一人だけにあるかのような言いっぷりだな!」「この中華街で頑張っているのは、あの子だけじゃないのに…私達だって頑張ってるのにね!」「下働きの華子ってのはタレント気取りで調子に乗ってるらしいぜ!」と感じ、心無い中傷をする人たちも出てきてしまいます。
 ハナちゃんは一向に変わらず、それどころか「‘今を懸命に生き、努力するその先に未来がある…’、この言葉は、日本全国で頑張って頑張ってらっしゃる方達、そして中華街で働く皆さんや先輩達の為にある言葉だと思います!」と言って慢心せずに働いているのに、こういう事態になるのは悲しい事だと思いました。
 悪口は言う時も言われる時も後で何だかどっと疲れが押し寄せてくるので、戦うべき相手は他人ではなくむしろ自分なのかもしれません。
人気と誤解により、中華街の人たちからねたまれて嫌われて行ってしまいます
 けれども、CM撮影の料理を作るという副業をしていた事をハナちゃんからばらされなかったおかげでクビをまぬがれた島野さんも(恐ろしい事に、マダム奈可子さんはCMの料理を一目見て「島野が作ったのでは…」と勘が働いたようで、ハナちゃんに問い詰めていました;)、悪い噂を流した後も変わらず優しく接してきて雑用を頑張るハナちゃんの姿を見たチビ太・ヒョロ吉・ブーちゃんの意地悪三人組も、ようやくハナちゃんのよさが分かってきたのかこの頃を境にいじめをやめるようになります。
 特に島野さんの心の変化が急激な感じで、おかげで当初は「嫌味なオカマ」として描かれ方だったのが、途中から「世話好きで気風のいいオネエキャラ」になってきた為読んでいて安堵したのを覚えています。
 それにしても、自分達で悪評を立てておいて自分達で火消しするのは相当恥ずかしかったでしょうに、それでも中華街中の人たちに「華子はちっとも選ぶってなかった。俺たちの妬みだった!」と言って回ったチビ太さんら三人組は、ちょっと見直しました;。

 今回作ってみるのは、あまりにも腕が細くて白いのに驚いて心配した島野さんが「まるでもやしみたい!栄養つけなさいよ!」と言ったのをヒントにハナちゃんが考え出した、“塩もやしチャーハン”!
 作り方は超がつくほど簡単で、ごま油でさっと炒めてラー油と塩で味付けしたもやしを数秒ザルに入れて余分な水分を取り、熱々の基本チャーハンの上へ乗せたらあっという間に出来上がりです。
 もやしとラー油は相性がぴったりなので、普段から副菜として組み合わせる事が多い食材なんですが、チャーハンの具として活用する事は全く思いつかなかったので初見時はびっくりした記憶があります。
島野さんが言った「もやしみたい」の一言がヒントで生まれたチャーハンチビ太先輩達が誤解を解いてくれてました。グッジョブ!
 安くて栄養満点なもやしとラー油をチャーハンと一緒に食べるとどんな感じなんだろうと思うと、前々から気になっていました。
 早速、作中にあるレシピを出来る限り忠実に再現してみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、もやしの下準備。流水で洗った後水気を切ったもやしを、ごま油を入れて強火で熱した中華鍋(又はフライパン)で十五秒だけざっと炒め、塩とやや多めのラー油で味付けします。
 ※この料理はシャキシャキ感が命なので、「半生上等!」な感じで炒めた方が断然美味しくなります。ただ、生っぽいもやしが苦手な方は、もうちょっと火入れしてから使うなどお好みの炒め加減にしておくのも可です。
塩もやしチャーハン1
塩もやしチャーハン2
 炒めたもやしはすぐにボウルつきのザルへあけ、余分な水分をきっておきます。
 その間、猛スピードで中華鍋(又はフライパン)で以前に作り方をご紹介したハナちゃん流基本チャーハンのレシピ通りに基本チャーハンを作り上げ、お皿へ丸い形に盛りつけます。
塩もやしチャーハン3
塩もやしチャーハン4
 この基本チャーハンの上に、先程の熱々シャキシャキの塩もやしをチャーハンが見えなくなるまでどっさり乗せれば“塩もやしチャーハン”の完成です!
塩もやしチャーハン5
 もやしのピンと張りのある様子が見るからに口当たりがよさそうで、食欲がないときでもごくりと喉が鳴ります。
 火を通しすぎてしまったもやしは鈍くすけた白色になりますが、しゃっきり火を通したもやしは光るような透明感のある白色で、綺麗だと感じました。
 ラー油の刺激的な香りがふわっと漂うのが辛い物すきにはたまらない感じです。
塩もやしチャーハン6
 それでは、チャーハンともやしをレンゲで一緒に持ち上げ、いざ実食!
 いただきま~すっ!
塩もやしチャーハン7


 さて、味の感想ですが…ちゃんともやしがメインになっていて旨し!軽い口当たりでいくらでもいけそうです!
 十五秒しか時間をかけずにもやしを炒めた事はなかった為、最初は「生っぽいのでは…」と心配していたのですが、そこまで生!と強調される感じの口当たりではなく程よい半生なもやしで、チャーハンとぴったりの相性です。
 もやしにしかない、口の中で弾むような独特のシャキシャキした食感がとても爽やかで、シャリシャリと噛み締めるたびに瑞々しい旨味エキスが溢れ出るのがたまりませんでした。
 半生のもやしには清々しい何とも言えない香りがすっと立ちのぼるのが特徴的なのですが、この芳香がチャーハンの後口をさらにすっきりさせる役割を果たしているのでチャーハンにしてはかなりさっぱりした一品に仕上がっています。
 また、炒め過ぎたもやし炒めにありがちな水っぽさは全くない為チャーハンのパラパラ感は損なわれていませんでした。
 ラー油と塩だけのシンプルでドライなピリ辛味がもやしの旨さをちょうどいい具合に引き立てている上、ごま油のコクある風味が香ばしさをプラスしているので、単に乗せているだけでも基本チャーハンに美味しさを格段に向上させています。
 このもやしに一番近い料理を挙げるとするならラーメン屋さんによくおいてある辛いもやしナムルで、あれをもっとしゃっきり歯応えよくあっさり塩味にしたような感じの味わいだと思いました。
 材料費がかからない割に単純ながらも飽きのこないチャーハンなので、末永く定番化したい一皿です。


 もやしの瑞々しさがとても鮮やかな印象を与える一品で、夏らしいチャーハンだと思います。
 もやしとラー油くらいしか使用しないシンプルな料理ですので、安価な物よりも品質のいい物で作ることをおすすめします。

●出典) 『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『幸せレストラン』の“フォアグラ丼”を再現!

 どういうわけか、最近近所のイ○ンで昔の同級生と何年ぶりかの再会をする機会が増えています。
 ある日は中学生の時の同級生、またある日は高校生の時の同級生…数日前など、元銀行の同期にまでばったり再会しており、おかげでその度に「どこかでお茶しよう」となっている為、臨時出費が凄い事になっています。

 どうも、某同級生が先生と結婚したという情報を知って思わず「いつから付き合っていたの?」と何よりも優先して聞いてしまった当管理人・あんこです。


 今回再現する漫画料理は、『幸せレストラン』にて主人公・山津耕助君の義母・有子さんがお客さんの為に特別に作った“フォアグラ丼”です!
フォアグラ丼図
 漫画『幸せレストラン』とは、幼い頃に志半ばで亡くなった名フレンチシェフの父・テルさんの残した黄金のレシピノートを頼りに、実家のレストランを本格的なフレンチレストランとして再び復活させようと燃える高校生・山津耕助君と、たった三日間だけの結婚生活ですぐに夫を亡くした後もなおシェフ兼店主としてレストランを切り盛りし続け、まだ小さかった義理の息子である耕助君を女手一つで育ててきた心優しい義母・有子さんの二人が、レストラン・<ドールハウス>を舞台にお客さん達を心のこもった料理で幸せにしていくという、サービスを重視したハートフル系レストラン漫画です。
 下の扉絵を見ると仲が良さそうに見えますが、物語当初の耕助君はお父さんの夢の集大成である<ドールハウス>を、「客に合わせて丼物やお茶漬け、肉じゃがまで出してしまう―。仏料理店ではなく、まるで大衆食堂だ(耕助君談)」という姿に変えてしまった有子さんにずっと反発心を抱き続けており、高校生になってからは厨房に立って料理修行をしつつ本物のフランス料理を作ろうと有子さんに対してムキになる毎日を過ごしています;。
 けれども、二人のお料理を食べ比べるとお客さん達は二つとも美味しいと言いつつ最終的には有子さんの作る料理の方を評価することがほとんど。
 そして、有子さんの料理に心震えたお客さんは周囲に「<ドールハウス>に来た人はみんな幸せになる」「ドアを開ける時には、世界が違って見える」という言葉を広めるのです。
 その理由は、耕助君は自分の料理の腕自慢&お父さんのレシピを忠実に再現する事を優先してしまいがちなのに対し、有子さんは「今、お客さんは何を一番食べたいのか」を真摯になって考え心をこめた仕事をする為。

 実を言いますと、耕助君は小さすぎて覚えていなかったようですが、テルさんは死の間際に「来たお客さんが帰る時幸せになって、ドアを開けたら世界が違って見えるような、そんなレストランにしてくれ」という遺言を残したとの事。
 その事もあって、有子さんは忠実な再現よりもお客さんへのサービスを優先するようになったようで、だからこそフランス料理という枠のみに拘らないレストランにしたそうです。
 その為、耕助君の周りの人達は「父さんのフランス料理だけを店で出すんだ!」という情熱が先走って空回りしがちな耕助君に苦笑しつつ、「有子ママにはまだまだ叶わないね」という視線を向けがちです(なので、内心「まるで『美味しんぼ』中期以降の山岡さんが雄山タンがらみでからかわれる様子そっくりだ」と感じました;)。

 これは、作中で耕助君と微妙な仲になっている幼なじみの女の子・江越愛ちゃんが言っていたセリフですが、「有子ママってきっとお客様の<後ろ側>まで見えるのね。レシピとかそういう決まりごとを越えて…何ていうか、その人の望みとか状態とか…」という一言に全てが凝縮されているように思います。
 その昔、当管理人は学生時代にあるデパートでバイトをした事があるのですが、お店に出る前に受ける研修で「サービスとは、決して型にはまったものではない。<相手がしてほしいことをする>、これこそがサービスの原点である」という一文を教わった事がありますが、有子さんがお客さんから選ばれる理由は上記を徹底しているからだと感じました。
 この作品を読んでいると、先代譲りの本格的で美味しい料理も勿論お店には大切な要素ですが、それを提供する人間の方は前の時代のままで留まるのではなく、常に臨機応変に応対して行く事とが必要なのだと実感させられます。
 
 そして、一巻の終わり頃に耕助君もやっとその事実に気付いて徐々に歩み寄ろうとするのですが、残念ながら『幸せレストラン』は途中から何故か耕助君が全国へ料理修行をしに行く超展開になってしまう為、あまり<ドールハウス>がメインにならない話ばかりになってしまいますorz。
 その為、あまり二巻以降はおすすめできないのですが、初期は料理もサービスも感心させられる事しきりですので、そちらの方を推奨いたします(^^;)。 
三日で夫を亡くして以来ずっと義理の息子・耕助君と暮らしている有子ママ
 本日ご紹介するエピソードは、記念すべき第一話にて<ドールハウス>のディナータイム時に小さな息子さんを連れてお食事にやってきた、ある男性のお話。
 普段はあまり食事にこだわらないものの、以前に一度だけランチタイムで食べた“フォアグラ丼”の感動が忘れられず、息子さんの誕生日祝いとしてどうしてもご馳走したくてやって来たと語る男性でしたが、実はそのメニューは有子さんが気まぐれでランチで提供していたメニュー表にないお料理。
 それを知った男性は遠慮して別の料理を頼もうとしますが、散々お父さんからその美味しさを聞かされていたらしい息子さんがフォアグラがどんなに高級か知らずに「ほあぐらっておいしいんでしょ?僕食べてみたい」とあどけなく言う様子を見た有子さんは、ちょうど運よくいいフォアグラを安く仕入れていたのもあって、特別にあの時と同じランチ価格である千九百円円で“フォアグラ丼”二人分をお出しする事にします。
ランチで食べたフォアグラ丼を息子の誕生日に食べさせたいと来店したお父さん
 しかし、丼料理というフランス料理からかけ離れた物をまた作ろうとする事を知った耕助君は「フォアグラ丼なんてそもそもうちのメニューにはないんだ!」と激怒し、うちはボランティアでやっているんじゃないのに原価を割ってしまったらどうするんだと詰め寄ります。
 けれども、有子さんはちゃんと利益を考えつつお客さんにも満足してもらえるような特製“フォアグラ丼”をお二人に提供し、耕助君を不承不承ながらも納得させていました;。
 作り方はそこそこ手が込んでいて、ソテーしたフォアグラと夏野菜をパテにしたフォアグラを混ぜ込んだバターライスの上に乗せ、<ドールハウス>自慢のフォンをベースにした醤油甘辛ダレをかけたら出来上がりです。

 どうやら前にお出しした“フォアグラ丼”は、本格ソースを絡めたフォアグラのソテーをそのまま豪快にシンプルなバターライスの上へ乗せた大人っぽい一品だったようですが、原価を抑える為に「フォアグラはいくつかに切り分け、形の崩れた物はパテにしてバターライスに入れてボリュームアップ」「フォアグラの量がやや少なくなる分は、旬の夏野菜をちりばめる事によってカバー」「ソースはフォンを活かしつつも充分美味しい蜂蜜入り甘辛ダレ」といった風に臨機応変にレシピを変更したそうで、おかげで男性は大喜びで有子さんに感謝していました。
 おまけに、蜂蜜を入れたのはどうやらまだ小さい息子さんの味覚に合うようにと考えたからだとの事で、おかげで男性は嬉しそうな息子さんの横顔を見つつ「ここはやはり幸せレストランだ」と確信していました。
元々ないメニューを原価無視で出す事はないと激怒する耕助君フォアグラを使いながら低価格かつ満足度はそのままな丼を作る有子ママ
 高級食材であるフォアグラと今まで全く縁のなかった当管理人が、いきなりこんなハードルの高い料理を作っていいものかどうか散々迷いましたが、作中に出てくる“フォアグラ丼”があんまり美味しそうで好奇心がうずうずして止まらなくなり、ついに先日思い切って購入しちゃいました;(思い切るのに、ざっと二年かかりましたorz)。
 作中に簡易的なレシピもありますし、驚くべきごとに料理本やネット上でも数多くの資料に恵まれた為、それらを参考に早速再現してみようと思います! 


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、フォアグラの下準備。あらかじめ食べやすい大きさにスライスされたフォアグラを、油をひかずに中火で熱したフライパンに並べ、両面にこんがりした焼き色がつくようにソテーします。
 いい頃合で火が通ったらすぐに取り出し、二口で食べきるくらいのサイズに切り分けます(形が崩れている部分は後にパテにして使用するので、別に取っておきます)。
 ※その際、あんまり焼きすぎてしまうと旨味の素である脂が抜けすぎてしまいますので、余熱で中に火が通るくらいでさっと取り出すのがベストです。
フォアグラ丼1
フォアグラ丼2
フォアグラ丼3
 次は、特製バターライス作り。
 前もってバターと炒め玉ねぎを加えて炊いておいたバターライスへ、ソテーにしたフォアグラを漉し器ですりつぶしながら漉して作ったパテを熱々の内に投入し、さっくり混ぜ込みます。
 ご飯全体にパテが混ざってうっすら色づいたら、特製バターライスの出来上がりです!
フォアグラ丼4
フォアグラ丼5
フォアグラ丼6
 その間に、フォアグラを焼くのに使ってまだ脂分が残っているフライパンへ白ワインを注いで強火でアルコール分を飛ばし、そこへ醤油、蜂蜜、バルサミコ酢、フォン・ド・ボー(残念ながら、市販の物を使用;)を加えて煮詰めます。
 量が2/3程度にまで減り、味見をしつつ自分好みになるよう塩加減の微調整をしたら、特製甘辛ダレは準備OKです。
フォアグラ丼7
フォアグラ丼8
 ここまできたら、いよいよ盛り付け作業。
 丼に先程用意した特製バターライスをよそい、その上へ刻んだキャベツ(意外ですが、作中の絵にそれらしい描写があったので用意しました;)→少量の油でソテーしたアスパラ・ナス・ピーマン→ダイス状に切ったトマト→ソテーした切っておいたフォアグラの順に具を手早く乗せていきます。
フォアグラ丼9
フォアグラ丼10
フォアグラ丼11
 具を全部乗せ終えたら丼全体へ特製甘辛ダレをやや多めに回しかけ、テーブルへお箸と共に運べば“フォアグラ丼”の完成です!
フォアグラ丼12
 トマトの赤、アスパラやピーマンの緑、ナスの紫がソテーによって一層鮮やかになっており、甘辛フォアグラの白によく映えています。
 香りの方も、何ともいえない艶かしい胃袋を鷲掴みにされる素晴らしさで、見た目は丼なのにフランス料理みたいな品のよさを感じさせられました。
 見るからに夏らしいイメージの一品で、一体どんな味がするのか非常に楽しみです!
フォアグラ丼13
 それでは、出来立てほやほやの内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
フォアグラ丼14


 さて、味の感想ですが…和と洋がうまく手を取り合って融合した、高級感溢れる贅沢な味わい。夏野菜の爽やかさがフォアグラとよく合っています!
 初めてフォアグラを食べましたが、レバーみたいな独特の奥深いコクがありつつもとろけるように甘い味わいが特徴的で、脂肪を多く含むせいかこの上なく濃厚な旨味を感じました。
 しかし、レバーを連想させる味わいでありながらもぱさつき・筋・硬さという物が全くなく、サラリとどこまでもなめらかに舌の上をすべるような口当たりが印象的で、特に噛んだ時のふんわり柔らかいまるで羽毛布団みたいに優しく儚い食感は、他の食材では類を見ないものです。
 レバーと部位は同じなのに例えようのない無二の味は、さすが世界三大珍味の内の一つだと言わざるを得ません。

 強いて言うなら「癖や苦味を全部抜いてババロアに仕立てた極上のレバー」というイメージで、ムースやババロアにそっくりなジュワジュワした歯触りやまろやかさが強く記憶に残ります。
 濃厚ではあるものの不思議としつこさやくどさを感じさせないまったりした旨さのフォアグラに、バルサミコ酢のフルーティーな酸味と蜂蜜の自然な甘味がベースとなった甘辛醤油ダレと相性抜群で、思わず溜め息をつきました。

 正直、フォアグラのパテ入りバターライスはこってりそうだと覚悟していたのですが意外とあっさりめで、バターの香り高さがほんのり効いたご飯からフォアグラの風味がフワッと控え目に漂うくらいで留まっています玉ねぎとフォアグラのそれぞれ違う甘さが複雑に入り交じり、噛むごとに奥行きが広がる出来栄えでした)。
 夏野菜のはち切れんばかりにフレッシュな味わいがフォアグラの濃い旨味と調和し、味が膨らみすぎる所をバルサミコ酢の優雅な酸味でキリッと引き締める、そんな印象のバランスがいい創作丼でした。



 フォアグラに、キャベツのシャキシャキ感、トマトの甘酸っぱさ、アスパラのサクサクした軽やかな食感、ピーマンのほろ苦さ、ナスのジューシー感とばっちり合っており、いい箸休めになっています。
 肉にありがちな臭味が感じられないので、むしろフォアグラは肉が苦手な方向きな食材ではないだろうかと思いました。
 
●出典)『幸せレストラン』 中西やすひろ/少年画報社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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