『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“魔法のレンコンハンバーグ”を再現!

 何年も前からコンビニで出回っている定番中華まんの一つに豚の角煮まんがありますが、当管理人の舌がおかしいのか「そもそも塊肉が入っていない」「そこそこ大きいけど、か、固い…」「味付けがこってりし過ぎるような」と感じてしまう物ばかりで、なかなか満足できなかったのですが(←なら注文するのをやめればいいのですが、一冬に一回はどうしても魔が差して注文→がっかりのループorz)、先日やっと当管理人好みの豚の角煮まんを見つけました。
 それは、ミ○ストップの「手包み豚角煮まん」
 大きい豚の角煮がゴロンと景気よく入っていて、しかもちゃんと本物の角煮みたいに柔らかいのが嬉しく、おかげで相方さん共々がっかりせずにいただくことが出来ています。

 どうも、「ここのチーズピザまんはちゃんとチーズが伸びるのがいいな~」と思って調べると、モッツァレラチーズ100%であると知って納得した管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて芝田先生が広田先生の大好物を使って作った“魔法のレンコンハンバーグ”です!
魔法のレンコンハンバーグ図
 実は、野菜の中ではレンコンが一番大好きだと公言されている広田先生。
 秋になって新物のレンコンが出荷される時期になると、毎年ソワソワしながら何を作ろうか迷われるのだそうで、大量のレンコン料理のイメージを頭に思い浮かべては、まるで大量のケーキを目の前をした乙女のように頬を染めて「キャー」と浮かれているシーンが作中にて描かれていました(^^*)。
 定番のきんぴらをはじめ、天ぷら、フライ、煮物、変わり所ではピクルスや竜田揚げも好んで食されるとの事で、確かにどれもこれも魅力的なレンコン料理ばかりでこちらまで歓声をあげそうになりました;。
 個人的に、レンコン料理は上記の物に加え、薄くスライスして軽く茹でた物すりごまマヨネーズを和えて作るサラダや、レンコンのすりおろしを練りこんだ鶏団子入りのお鍋、あとひき肉をレンコンで両側からサンドイッチして揚げたはさみ揚げも大好きですので、レンコンは応用が利かないように見えて意外と懐が深い食材だったんだな~と改めて見直したものです。
 また、蓮根は美味なだけではなく、レモンに匹敵する量のビタミンC・滋養強壮に役立つムチン・免疫力をアップさせるレクチン・体の悪い物質をすっきり流してくれる食物繊維などがたっぷり含まれていて栄養も豊富で、体に優しい野菜でもありますので、体調を崩しがちな冬の時期に積極的に摂取する広田先生の行動は、まさに理に適っているのだな~と感心させられました。
蓮根が大好物な広田先生は、秋から冬にかけて蓮根料理をせっせと作られるのだとか
 そんなレンコンLOVEの広田先生に、芝田先生が気を利かせてご厚意で教えて下さっていたのが、この“魔法のレンコンハンバーグ”!
 作り方はすごく簡単で、荒く切ったレンコン・みじん切りにしたレンコン・合いびき肉・塩・こしょう・生卵・ナツメグをボウルでよーく混ぜて成型し、油をひいたフライパンで両面を蒸し焼きにして上から自家製タルタルソースをかけたら、もう出来上がりです(←タルタルソースではなく、ケチャップやとんかつソース等をブレンドして作る特製ソースをかけても美味しいのだとか)。
 ここまで読んで頂いたらもう分かります通り、何とこのハンバーグ、調味料を除けば材料はレンコン・卵・合いびき肉だけの三つだけで作れてしまうという、前代未聞の型破りレシピ!
 玉ネギもパン粉も牛乳も使わなくて本当に美味しいハンバーグになるのか、マニュアル至上主義の料理初心者としては非常に不安になりますが;、芝田先生がおっしゃるには、レンコンのでんぷんがパン粉のような役割をはたして肉汁を封じ込めつつふんわりした口当たりにしてくれるみたいで、読んでいて「なんて大胆で柔軟な発想力!」と目からウロコが落ちたのを覚えています。
 試食された広田先生曰く、「肉汁がレンコンのでんぷんで閉じ込められていて、しっとりおいしい」「大きめに切ったレンコンがジューシィでザックザクして、レンコンマニアが歓喜する食感!!」という、レンコンファンの為に存在するようなハンバーグとの事で、初見時はこの感想文を読むだけでゴクリと喉がなっちゃいました;。
 なお、ポイントは大きめに切る方のレンコンは小指の頭くらいのサイズにして表面からゴロゴロ飛び出すくらい大量に入れる事だそうで、こうするとレンコン特有の歯ごたえがさらに楽しめますとお勧めされていました。
蓮根の切り方を二種類にわけて混ぜ込むだけで、蓮根の食感を存分に楽しめますれんこんを大きめに切り、ゴロゴロ見えるくらいに入れると美味なのだとか
 ちなみに後日、広田先生がお子さんのお友達の保護者が開催した飲み会でこの“魔法のレンコンハンバーグ”を持ち寄って参加した所、意外にもお父さん達から大好評だった模様で、飲み会終了後に奥様方から「レシピ教えて!」の大合唱があったのだとか;。
 どうやらおかずとしてだけではなく、おつまみとしても優秀なおかずだったみたいで、飲兵衛にはありがたいレシピだな~と思いました。
 我が家でハンバーグのソースといえば、肉汁が残っている使用後のフライパンにケチャップと醤油を垂らして作る和風ケチャップソースくらいでしたので、タルタルソースと聞いても最初は今一つピンと来なかったのですが、考えてみればマヨネーズ&ハンバーグの組み合わせはハンバーガーでその相性の良さが既に立証されていますので、これは味が気になる…と好奇心が刺激されたものです。
女性好みのレシピかと思いきや、何と男性受けもしたそうで、いろんな方からレシピ教えてコールが!
 先日、丸々とでかい泥つきレンコンを手に入れて即座にこのレシピを思い出したので、再現する事を決意しました。
 作中には分量つきの詳細なレシピが書かれていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、ハンバーグのパテ作り。流水で泥を落としたレンコンを二等分にし(←皮はとってもとらなくても大丈夫です。皮を取る場合は、大雑把な千切りにしてきんぴらにするとシャキシャキして美味です)、半分は細かくみじん切り、もう半分は約二~三センチくらいのゴロンとしたやや大き目のサイズに切ります。
 その後、ボウルへ合いびき肉、生卵、塩、こしょう、ナツメグパウダー、みじん切りにした方のレンコンを投入し、よ~く練り合わせます。
魔法のレンコンハンバーグ1
魔法のレンコンハンバーグ2
 やがて、ひき肉がふわっとして白い糸を引くくらい混ざって来たら大きめに切ったレンコンも加え、手で砕いてしまわぬよう注意しながらそっと混ぜ合わせます(←結構ぐしゃっと潰しやすいので要注意です;)。
 レンコンが混ざりきったら、楕円形に成形した後空気を抜いて真ん中をへこませ、薄く油をひいて中火で熱したフライパンに並べ、フタをして焼きます。
魔法のレンコンハンバーグ3
魔法のレンコンハンバーグ4
魔法のレンコンハンバーグ5
 途中、フタを開けてハンバーグの表面が白くなっているのと、片面がこんがり焦げ目がついているのを確認したらひっくり返し、もう片面もフタをしたままじっくり蒸し焼きにします。
 その間、一つのボウルへ茹で卵のみじん切り・水にさらした後しっかり水気を切った玉ネギのみじん切り・マヨネーズ・蜂蜜を混ぜてタルタルソース、そしてもう一つのボウルにケチャップ・とんかつソース・蜂蜜を混ぜて特製ソースを作成しておきます。
 ※タルタルソースだとこってりまろやかモリモリ系、特製ソースだとどこか懐かしいがっつり甘辛系に仕上がりますので、お好みで選んでください。当管理人的には、食べ比べてみると違いが分かって面白いので、一回だけは両方用意して下さることをおすすめします。
魔法のレンコンハンバーグ6
魔法のレンコンハンバーグ7
魔法のレンコンハンバーグ8
 ハンバーグの中心まで火が通ったらお皿へ盛り付け、茹でたブロッコリー、プチトマト、にんじんグラッセを傍らへ飾り付け、上から先程のタルタルソース(又は特製ソース)をたっぷりかけて刻んだパセリを散らせば“魔法のレンコンハンバーグ”の完成です!
魔法のレンコンハンバーグ9
 一見して分かるくらいゴロゴロ入っているレンコンの塊が豪快な感じで、これはかなり食べ応えがありそうです。
 何より、タルタルソースのカラフルな黄色とパセリの鮮やかな緑色が綺麗で、見るからに「ご馳走!」というイメージで食欲がわいてきます。
 こんなに大きなレンコンの入ったハンバーグを食べるのは初めてですので、一体どんな味がするのかとても楽しみです!
魔法のレンコンハンバーグ10
魔法のレンコンハンバーグ11
 それでは、一口分切っていざ実食!
 いっただっきま~すっ!
魔法のレンコンハンバーグ12


 さて、味はと言いますと…これはレンコン好きには垂涎ものな旨さ!意外とジューシーなのがたまりません!
 パン粉代わりに入っている細かく切られたレンコンのおかげでパテがしっとりと潤っており、噛むごとにレンコンに吸い込まれた熱々の肉汁がジュッと溢れてくるのにうっとりしました。
 レンコン効果か、普通のハンバーグよりも少しむっちりした弾力が増している上、根菜特有の素朴で力強い甘味がどことなく効いているのがよかったです。
 後からナツメグの甘やかで清涼感のある風味がふわ~っと漂い、肉の臭みを打ち消しつつ全体に高級感をプラスしていたのがナイスでした。
 大きく切られた汁気たっぷりのレンコンを噛み当てた時、「ザクッ!」「ジャキッ!」「カシュッ!」と旨味エキスを吹き出しつつ色んな食感を残しながら小気味よく砕けていく様がもう爽快で、歯に嬉しい一品です。
 また、非常にシンプルな材料のみで作られている為、肉の旨味が封じ込められている割には油っこさが全くないヘルシーであっさりした味わいなのが食べやすく、肉料理にしてはいくらでも入りそうな気がしました。
 この軽い後口のハンバーグに、蜂蜜の自然な甘さとマヨネーズのコクが美味なタルタルソースが加わると、しつこくならないちょうどいい加減でこってりした美味さが追加され、チキン南蛮感覚でバクバクいけます。


 特製ソースだと、とんかつソースのスパイシーさが効いた昔の洋食屋風の甘辛いケチャップ味が効いていて、よりご飯が進む仕上がりになります(←母にはタルタルソースが、相方さんには特製ソースが好評でした)。
 蓮根は一年中出回りますのでいつでも作れますが、出来れば甘味も粘りも増す十一月~三月にかけての旬の時期に作られる事をお勧めします。
魔法のレンコンハンバーグ13

●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
    (月刊フォアミセス 2013年12月号掲載分)

『作って食べよう!全国有名駅弁』の“あなごちらし寿し”を再現!

 「シェフの気まぐれサラダ」が本当に気まぐれで作られている訳ではないことは、もうだいぶ前から有名になっている事実ですが(←実際は、余っていたり安かったりする有り合わせの材料で作っているケースがほとんど;)、偽装表示問題が持ち上がってこういった名づけが気軽にできなくなっていると知り、ちょっと窮屈に感じています。
 その為、先日「嘘をつかず、尚且つそこそこ洒落たオブラートに包んでこういったサラダを提供するには、どういう名称がいいのだろう…」とぼんやり思案していたのですが、その結果、「シェフの憂鬱サラダ」という名称が頭に浮かんできました。
 しかし、周囲の人々に提案した所「食べる気がしない」「マイナスイメージ」「誰がお金を出してまで憂鬱を買いたがるのか」と猛烈な突っ込みを受けてしまい、あえなく撃沈しましたorz。
 薄々分かっていたことですが、どうやら当管理人はネーミングセンスがゼロのようです。

 どうも、将来子どもの名前をつける時にうっかり変な名前をつけないよう気をつけねば…と自戒の念を強めた管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『作って食べよう!全国有名駅弁』にて森口さんが宮本さんの留守中に亀さんへ差し入れした“あなごちらし寿し”です!
あなごちらし寿し図
 入社二年目の初夏、宮本さんはお友達の結婚式へ出席する為に思い切って三日連続の有給を申請し、久々に故郷・小倉へ戻る事にします。
 無論、第一の目的はお友達の幸せを祝いにいく事でしたが、それと同じくらい目的だったのは「九州の美味しい物を堪能する事」「大好きな駅弁を沢山食べまくる事」だったようで、その証拠に宮本さんは小倉駅に着くや否や早速駅弁を購入しており、合流したお友達のえっちゃんから「何で駅弁?これから遊びに行くとに…?」と訝しまれていました;。
 考えてみれば、宮本さんが森口さんの影響を受けて駅弁好きになったのは上京した直後の事ですから、えっちゃんからすれば「一体東京で何が…?駅弁ブーム?」と不思議に思っても無理からぬことかもしれません。
 なお、宮本さんは小倉で羽のばしするのが余程嬉しかったらしく、こっそり仕事中の先輩・太田さんへ向けて「やっぱりふるさとはいいですよ~」「海が近いから海産物が新鮮でおいしくて」「小倉ってけっこう色んな駅弁をたくさん売ってるんですよ~」「太らないように気をつけま~す」とノリノリの写メ付きメールを到着早々送信しているのですが、<社長室・太田>で送るつもりがうっかり<社長>で送ってしまい、気の毒に太田さんは「何故キミ宛のメールがワシのところにきとるんじゃ?」とおかんむりな社長・亀さんから呼び出されてしまってました;(←どうやら、メールにあった「あ、社長にはナイショですよー、食いしん坊の社長なら絶対に買ってこいとか言うにきまってるもの」という一文にムスッと拗ねた模様)。
 それにしても、画像に写っている駅弁を食べる宮本さんの笑顔が本当に幸せそうで、「この分だと、危惧している通り確実に太りそうだな~(´∀`;)」と苦笑したものです。
すっかりくつろぎ旅モードに入った宮本さんは、太田先輩へ駅弁写メ入りメールを送信します
 当然、太田さんは宮本さんに間違いを指摘しようとするのですが、亀さんの「面白いからこのままにしておこう」という言葉によって、その後も宮本さんは色気よりも食い気なメールを社長に読まれ続けるという晒し者状態になってしまい、最終的には「本当にこやつは食べ物の事ばかりじゃなー。添付写真も食べ物ばっかりじゃないか」と呆れ笑いされています;。
 それにしても、普通部下の「きっと社長よだれ流してうらやましがるけんねーウフフ」「でも、かわいそうやから社長にもなにかお土産に何か駅弁買うていってやるばい(^^)/」という本音暴露メールをみたら、大抵の社長さんは「○○、帰ったら覚えとけよ!」と激怒しそうなものですが(←読んでいるこちらまでヒヤヒヤしました;)、亀さんはまるでケンカしつつも仲がいい孫娘へ言い返すかの如く「フン、なにがかわいそうじゃ、ちっとも羨ましくなんぞないわい!ぜーんぜん羨ましくないぞ、ぜーんぜん!!」とパソコンの前で強がるくらいで全く根に持たなかったり、それに対して太田さんも「どうやら今日の駅弁はこれのようね」とまるで察しのいいしっかり者なお姉さんといった風情のコメントをしたりと、むしろ親密度がアップしている感じで、着々と亀さんが日頃から目標にしている「皆が家族のような会社」になっていっている様子がとても微笑ましかったです。
 個人的に、こういう開放的で自由に意見を言い合える社風の会社の方が抑圧された環境の会社よりもずっと将来性を感じますし、効率もアップするのでは?と思っています(←もっとも、そのせいで宮本さんは休暇が明ける寸前、「コラ!早く戻ってこないとイスがなくなっちまうぞ!」という文章と亀さんの怒り顔ドアップの写メ付きメールが送られて肝を冷やしていますので、これはこれで結構怖い職場なのですが;。とはいえ、あんまり社員を野放しにし過ぎても問題ですので、これくらい恐ろしい上司がいた方がちょうどいいのかもしれません)。
宮本さんが予想していた通り、亀さんは九州の駅弁を非常に羨ましがってました
 ちなみに、この時宮本さんが食べているのを見て羨ましくなった亀さんが森口さんにリクエストして作ってもらったなんちゃって駅弁が、この“あなごちらし寿し”です!
 作り方は意外と簡単で、昆布入りの特製合わせ酢を炊き立てご飯が入った炊飯器へ加えて作った即席温寿司を弁当箱に詰め、その上へさくらでんぷ、錦糸卵、刻み海苔、そして日本酒・醤油・みりん・砂糖・しょうがの絞り汁で和えたあなごの蒲焼きを散らしたらもう出来上がりです。
 “あなごちらし寿し”とは、1965年2月に日本で二番目に発売されたあなご寿司の駅弁なのですが、何十年過ぎても人気は一向に衰えず現在まで発売され続けている、超ロングセラーな駅弁です。
 普通の酢飯ではなく、関西風の温寿司仕立てにしているのが特徴だそうで、バリエーションとしてはわさび飯バージョンもありますと作中で説明されていました。
 本来なら、蒸し器で蒸して作るのが正しい作り方なのですが(以前こちらで再現した事があります)、森口さんは何と炊飯器に直接寿司酢を投入して混ぜて保温するというかなり手抜き…もとい、簡単な作り方を考案していた為、初見時はびっくりしました;。
 一見乱暴な調理法に見えますが、森口さんが言うには十分「あり」なのでだそうで、本物にこだわる時はともかく、急いでいる時や面倒な時にさっと作りたい時には便利な裏技だと思います。
 実はその際、森口さんはいつも手伝ってくれる宮本さんがいなかった為、急遽料理初心者の吉井君を応援に呼んでいたのですが、あんまりお手軽なのでそれでもちゃちゃっと短時間で作れており、そのせいで吉井君は「何だ簡単じゃないですか。それとも私が天才なのか、ニャッハッハッ」と勘違いし、完全に調子に乗っていました;。
いつもは宮本さんとなんちゃって駅弁作りをしますが、今回は代理として吉井さんが参戦;
 とはいえ、吉井君が宮本さんそっくりにちょこまか動いて賑やかな空気にしてくれたおかげで、森口さんも宮本さんがいない物足りなさを何とか補えたようですし(←「もしかして、いなくて寂しかったりして?」とニヤニヤからかってくる太田さんに「んな訳ないでしょ、これで仕事に集中できますよ」とムキになってるシーンがありましたが、明らかに落ち着かない様子で、当管理人も同じくニヤニヤしました)、亀さんも前日から待ち焦がれた“あなごちらし寿し”を食べられてご機嫌になれましたし、全てが丸く収まってほっとしたエピソードでした。
 また、表面上は目立ちませんが宮本さんがいないとどことなくソワソワし、落ち着かない気持ちになる森口さんの心の変化がさりげなく描かれていたのが個人的に嬉しく、何の根拠もないのに「よしっ、あともう一息!」とつい力んでしまったのを覚えています;。
昨日、メールを見て以来ずっと食べたがっていたあなご寿しを食べられて、この笑顔!
 先日、鮮魚店の加工品コーナーでおいしそうなアナゴの蒲焼きを見つけましたので、再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピが書かれてありますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、あなごの下準備。包丁であなごの蒲焼きを真っ二つにした後、約五ミリ幅の細切りにしてボウルへ入れます。
 そこへ、あらかじめ日本酒、醤油、みりん、砂糖、しょうがの絞り汁を煮立ててタレ仕立てにしたものをかけて混ぜ、味をなじませておきます(←付属の蒲焼きたれがある場合は、それを足してもOKです)。
あなごちらし寿し1
あなごちらし寿し2
あなごちらし寿し3
 その間、炊き立てご飯が入っている炊飯器のお窯へお酢、砂糖、塩、昆布の切れ端を混ぜてレンジに軽くかけた合わせ酢を回しかけてしゃもじでさっくり混ぜ、温寿司仕立ての酢飯にします(←混ぜてすぐに使うのではなく、約三十分くらい保温で放置して酸味を飛ばしてから使った方がいいです)。
 あと、片栗粉と塩を入れた溶き卵を薄く焼いて作った薄焼き卵をやや短めの千切りにし、錦糸卵にしておきます。
あなごちらし寿し5
あなごちらし寿し6
あなごちらし寿し4
 ここまできたら、次は盛り付け作業。
 木製のお弁当箱(当管理人は、本物の容器を洗って保管したものを使用しました)に笹の葉代わりの大きいばらんを敷いて、先程の酢飯をふんわりよそって上からさくらでんぷを散らし、さらに錦糸卵と刻み海苔を飾り付けます。
 この時、右の隅っこにガリを添える事を忘れないようご注意です。
あなごちらし寿し7
あなごちらし寿し8
あなごちらし寿し9
 あらかた具を乗せ終えたら仕上げにあなごをバランスよく配置し、割りばしを傍らへ置けば“あなごちらし寿し”の完成です!
あなごちらし寿し10
 上の画像が本物、下の画像がなんちゃっての方ですが、本物のあなごがふっくら柔らかく煮えている感じがうまく出せていないのに見比べて気付き、ちょっと落ち込みました;。
 ただ、その他の酢飯や錦糸卵は見た目だとほぼそっくりに作れているように見えた為、ほっと一安心しました。
 果たして、なんちゃってあなごちらし寿しは本物のあなごちらし寿しにどれくらい近づけているのか…食べて確認してみようと思います!
あなごちらし寿し11
あなごちらし寿し12
 それでは、お箸で一口分とっていざ実食!
 いっただっきまーす!
あなごちらし寿し13


 さて、味はと言いますと…本家のあなごちらしと同じくらい美味し!あなごのおかげでご馳走感のある味わいになってます!
 ホロホロッと柔らかでしっかり甘辛いあなごと、昆布の出汁がほのかに染みてふっくらした噛み心地の酢飯が相性抜群で、この二つだけだと重くなりそうな所をさくらでんぷのじわ~っと強烈に効いてくる幸せな甘さが優しく和らげ、一つにまとめてくれているのいいです。
 本家のあなごちらしは一口食べて「結構甘い!」と分かる程砂糖が入ってて、疲れが吹っ飛ぶ甘々な味わいなんですが、なんちゃっての方はやや甘味が控え目な感じで、駅弁としてだけではなく普段使いとして食べてちょうどいい甘さ加減なのに感心しました。
 海苔から漂う磯の風味があなごの旨味をさり気なく引き立て、錦糸卵のふんわりした食感がいいアクセントになっているのがナイスで、中盤まで食べ進んだ時に口の中が甘ったるくなりかけたのをガリの強い甘酢っぱさがキリッと引き締めてくれるのがよかったです。
 あなごは鰻に比べると脂が控え目で身も薄いですが、程よく脂が乗っているのにあっさりトロリとなめらかにとろけていくのが濃厚な鰻とはまた違った旨さで、しょうがのキリリとシャープな爽やかさが活きた特製蒲焼きダレがさっぱりした後口を増しているのが堪えられません。
 また、当初は「炊飯器で温寿司風になるのかな?」と不安でしたが、確かに酸味は本物より若干立っているものの酢の酸っぱさは大体飛んでそれらしく仕上がっていましたので、お弁当として気軽に食べるなら十分ありなんじゃないかな?と感じました。


 冷めても美味しくいただける、まさにお弁当向けのちらし寿司です。
 食べる前、さくらでんぷのあの強い甘さはどうも得意ではなかったのですが、このあなごちらしのおかげで一気に「あり!」と思えるようになりましたので、感謝しています。

●出典)『作って食べよう!全国有名駅弁』 原作:守靖ヒロヤ 作画:上農ヒロ昭/日本文芸社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『くーねるまるた』の“するめ出汁のみそラーメン”を再現!

 バレンタインから数日たったある日、知り合いの看護師の方とホワイトデーが話題にのぼったことがあるんですが、その方の上司である医師は毎年人数分の某高級ハンドクリーム(約二千円相当)を丁寧にラッピングしてお返ししているとの事で、仰天しました。
 ラッピングはお店の方がしているにしても、費用は想像しただけで心臓が跳ね上がるものがありますので、お返しも所変わればここまでゴージャスになるんだな~と感心したものです。
 なお、某商社に勤めていた知人は、女性が二人しかいない部署だったせいか一度高級ブランドの財布を共同でお返しされた事があると話しており、これまたひっくり返りました;(←※以上のお話はあくまで一部の職場のお話ですので、すべての看護師さんやOLさんがそのようなお返しを受けていると思いこんだ訳ではございません;)。

 どうも、ここまで力の入ったお返しだと逆に恐縮するのでお菓子でお返しされるのが気楽でいいな~と怯んだ小心者な管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『くーねるまるた』にてマルタさんが元旦に作って食べた2014年初のご飯・“するめ出汁のみそラーメン”です!
するめ出汁のみそラーメン図
 それは、気持ちよく晴れた元旦の午前中の事。
 マルタさんは近所にある神社へ初詣に行くのですが、そこで何と大吉のおみくじを引きます。
 何でも、おみくじによると「新しいことに挑戦すると吉」「陽がのぼる海原を渡すような強い運気のなかにあります」のだそうで、それを知ったマルタさんは早速何を新しく試すべきか考えていました(←ちなみに、マルタさんは神前でお願い事をするのではなく、「オブリガータ(ありがとう)」とお礼を言うに留めています。謙虚だな~と感心しましたが、もしかしたら宗教が違うという理由で遠慮をしたのかもしれません)。
 なお、個人的に気になったのはチラリと見えたおみくじに「縁結び金運の神様におすがりしましょう」の一文が載っていた事で、これは日本の神様からも「ご縁もお金も、さっぱりないのう…(´・ω・`)。くれぐれも気を付けて」と心配されている証拠なんだろうかと、苦笑しました。
 どちらにしろ、かなり鋭い所をついたおみくじなのは間違いありませんので、マルタさんが今年も強運かつ元気に美味しい物を食べられる確率はとても高いと予想されます(←ただ、金運はともかく縁結びはほとんどの読者の方々が望まない展開ですので、マルタさん同様この一文だけはスルーでOKだと思います)。
2014年初のくーねるまるたは、神社へ参拝しに行くマルタさんの姿が描かれました
 その後、マルタさんは引き続き「何だろう、<新しいこと>って…習い事?」とあれこれ思い悩みながら帰宅するのですが、郵便受けには年賀状がいくつか来ていた為、一旦思案を中断します。
 どうやら、<笑明館>の住人は現在全員が里帰り中みたいで、北海道からは由利絵さん、岡山県からは美緒子さんより年賀状が届いており、その他にも去年お世話になったゆかりの方々から年賀状がたくさん来ていて、マルタさんは思いがけず楽しいひと時を過ごせたようでした毎年、年賀状を見る度「今年もこの人からきた」「あー…今年はこなかったか;。来年はご遠慮しよう」「しまった、予想外にこの人から来た!急いで年賀状を出さねば!」と喜んだり落ち込んだり慌てたりとバタバタしますので、マルタさんのように安定した顔触れから来るのは羨ましいです;)。
 中には、ポルトガルに住んでいる陽気なお母さんから届いた新年のカードもあったそうで(←昔はクリスマスカードが新年祝いも兼ねたメッセージになっていたようですが、最近では海外もぼちぼち新年をお祝いしてカードを贈る習慣が根付きつつあるようです)、冗談好きなお母さんのいつものジョークに、ご家族の近況にまで触れる事が出来、マルタさんは幸せそうに笑っていました。
 しかし、一枚だけマルタさんが困った顔になったのは、神永さんから「おーい!酒のつまみになりそうな年賀状があったから送るぞー」という文章と共に届いたするめ入りの年賀状で、おかげで神永さんは和歌山県のご出身なのだという事が判明しました(←正式名称は「するめ~る」で、和歌山南漁業協組合の方が販売されています。詳しくはこちら)。
 如何にも飲兵衛の神永さんらしいセレクトですが、もしかしたら神永さんなりに「マルタは食いしん坊だから食いもんの方が嬉しいだろう」と予想して選んだかもしれませんので、そう思うとなかなか微笑ましい年賀状です。
お正月、神永さんが面白さ優先でするめいり年賀状を送ってきていました;
 そんなこんなで、年賀状を眺めていく内にお腹が鳴ったマルタさんは(←去年はその都度「あっ!」と赤くなって恥ずかしがっていましたが、もう慣れたのか「私のお腹も元気そうで何より!」とたくましく開き直っていました;。ちょっぴり寂しいような…orz)、冷蔵庫に残っていたもやしと卵、そして去年由利絵さんからもらっていたインスタント味噌ラーメンを見ていいアイディアが閃き、すぐに調理に取り掛かります。
 その際、マルタさんが作ったのがこの“するめ出汁のみそラーメン”です!
 作り方は安定の簡単さで、はさみで小さく切ったするめを水や日本酒と共にボウルで一時間浸けた物を、バターで炒めてしんなりしたもやしが入っているフライパンに投入してそのまま火を通し、沸騰したらスープの素と麺(あらかじめ別の鍋で茹でておいた物を使用しても可)を加えて煮たら出来上がりです。
 マルタさん曰く「イッカー!!」「すごい!予想以上!!イカの出汁が効いて濃厚ぉぉ~!!!」なくらい、イカの旨味がいい仕事をしているラーメンに仕上がるとの事で、作中でも夢中になって食していました。
 調べてみますと、何でもグルタミン酸が豊富な味噌と、イノシン酸が豊富なイカが組み合わさると相乗効果で旨味が何倍にも跳ね上がるのだそうで、偶然とはいえ非常に理に適った料理をとっさに思い付いたマルタさんに感心したものです
 どうやら、神社で見たおみくじの「新しいことに挑戦すると吉」に触発されてこのような試みを思い付いたのだそうで、「新年早々、新しい試みで大吉スタートですよ~☆」と満面の笑みでスープをすすっていました。 
マルタさん曰く、「イッカー!!」な味わいの味噌ラーメンだったとか。
 本当に、するめの旨さは味噌ラーメンの中でもそこまで活きるのかどうか気になって仕方がありませんでしたので、再現を決意しました。
 作中には大体の調理工程が載っていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、するめの下ごしらえ。お好みのするめ(今回は奮発して、二杯分で600円くらいのお高いタイプを使用しました)をキッチンばさみでチョキチョキと細かく切ってボウルに入れ、そこへお水と日本酒を加えて約一時間放置します。
 この時、イカの後ろにある透明の骨を丁寧に取り除くのがコツです。
 ※ラーメンに使うお水の量を袋の裏でしっかり確認して、それ以上入れないよう気をつけます。
するめ出汁のみそラーメン1
するめ出汁のみそラーメン2
するめ出汁のみそラーメン3
 次は、炒め煮作業。
 バターを入れて中火にかけた深めのフライパンへもやしを投入して炒め、少ししんなりしたらすぐに先程のするめ入りのお水を流し込んで煮ます(シャキッとしたもやしがお好きな場合は数十秒も炒めたら十分です)。
 沸騰してきたら麺を加えて既定の時間通り火を通し、火を消してからスープの素を振りかけてざっと混ぜ合わせます。
 ※麺を別の小鍋であらかじめ茹でて置いてから、スープの素と同時に入れてもOKです。
するめ出汁のみそラーメン4
するめ出汁のみそラーメン5
するめ出汁のみそラーメン6
 スープの素がお湯全体へ完全に溶けこんだらラーメン用の丼へそのまま移し、すぐさまテーブルへと運べば“するめ出汁のみそラーメン”の完成です!
するめ出汁のみそラーメン7
 イカとバターの入り混じったそそる香りが湯気となってテーブルを漂い、何とも温かな気持ちにさせてくれます。
 元は乾物のするめとはいえ、こうして見てみると生のイカを炒めた物とさほど差はない感じで、十分美味しそうでした。
 味噌ラーメンはそこそこ濃い味ですのでするめいかの出汁が負けてしまわないか心配ですが、実際に食べて確かめてみようと思います。
するめ出汁のみそラーメン8
するめ出汁のみそラーメン9
 それでは、出来立て熱々の内にいざ実食!
 いただきま~すっ!
するめ出汁のみそラーメン10


 さて、味はと言いますと…思っていたよりも落ち着いた美味しさ!マルタさんの言う通り、「イッカ~!」な味わいです!
 正直、一口食べてわかる程イカイカしたスープではなく、最初はちょっと海鮮風味が漂う味噌ラーメンというイメージなのですが、二口三口と食べ進めていく内に突然イカの濃厚な出汁が口の中でその存在を主張し、あっさりしつつも後引く仕上がりになっています。
 材料が材料ですのでこってり系を想像していたんですが、意外にもスルスルいける軽さで、ラーメンスープというよりは「イカの洋風すまし汁」という印象を受けました。
 味噌の奥深い塩気と、バターの豊かなコクが濃過ぎず薄過ぎずマイルドに効いており、イカの熟成された旨さをより引き立てているのがよかったです(←塩味や醤油味のラーメンだとシンプルな味付けの分、イカというよりは「するめ」っぽさが前面に出そうですし、とんこつ味だとイカの味わい自体が掻き消えますので、味噌が一番だと思いました)。
 生イカの新鮮でジューシーなエキスも美味ですが、するめ特有の練れた旨味出汁もしみじみおいしくて和みます。
 焼きイカみたいなプリプリ感を保ちつつコリコリな噛み応えが増し、噛めば噛む程甘味が増すするめと、弾むようにシャキシャキした食感の半生もやしの相性が抜群で、ツルツルの麺と共に食が進みました。

 するめは水に浸けて放置すると、生いかとするめの中間のような面白い美味しさになりますので、一度は試してみる価値があると思います。
 するめの出汁は何と合わせてもいけるくらい万能ですので、おすすめです!


◎おまけ
 上記では高めのするめ&味噌ラーメンで作りましたが、後日ふと「もっとお手軽な材料で作ったらどうなんだろう?」と思い、再挑戦してみました。
 この時使ったのは、三杯分入って280円のタイ産するめと、サッポロ一番味噌ラーメンです(なお、するめの量は全く同じになるようあらかじめ計って使いました)。
するめ出汁のみそラーメン 番外編1
するめ出汁のみそラーメン 番外編2
するめ出汁のみそラーメン 番外編3
 出来上がってみますと、見た目は多少違っていたものの(←サッポロ一番の方が濃いめそうな印象を受けました)、大体は同じでした。
 サッポロ一番の方は七味唐辛子がついてきますので、赤い彩りが味的にも見た目的にもアクセントになっている感じでよかったです。
 それでは、麺がのびない内に実食してみようと思います!
するめ出汁のみそラーメン 番外編4
するめ出汁のみそラーメン 番外編5
 さて、味ですが…正直、安いするめと高いするめにそこまで違いはありませんでした;。
 強いて言いますと、安い方は乾物特有の癖が若干残っていて生らしさは高い方に叶わない感じでしたが、出汁の出具合や固さはほぼ同じですので、匂いはあまり気にしないという方はどちらでもいいと思います。
 一方、味噌ラーメンの差ですが、ラ王の方はあっさり上品で優しい合わせ味噌味サッポロ一番はしっかり濃くてピリ辛な赤味噌味で、どれもするめイカとよく合っていました。
 前者はとことんリアル指向、後者は袋麺ならではの良さを追求する指向ですが、どちらもするめやバターと相性がよかったです。
 ただ、あえて好み別に分けるとするなら、イカの旨味をダイレクトに感じたい場合はラ王、「味噌ラーメン」という範疇でバランスよく美味しく食べたい場合はサッポロ一番というイメージでした。
もしかしたら、この二つ以外の味噌ラーメンでもっとするめと相性がいい物があるかもしれませんので、近々また実験してみようと思っています。
するめ出汁のみそラーメン 番外編6
するめ出汁のみそラーメン 番外編7

●出典)『くーねるまるた』 高尾じんぐ/小学館
   (週刊ビッグコミックスピリッツ NO6 2014年1月22日号掲載分 通算NO1684)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『クッキングパパ』の“きんしゃい屋流かしわレバーの煮つけ”を再現!

 先日、1960年代のロック界で「30才以上の人間は信じるな」という言葉が流布されていたと知り、ちょっとした衝撃を受けました。
 もっと詳しく調べてみると、最初に言ったのは反体制運動の指導者ジェリー・ルービンかボブ・ディランだそうで、明日をも知れぬロッカーらしい反骨精神の台詞という評価があったり、心理学的にもある程度年を取ると柔軟さが失われて自分の生き方以外に不寛容になりやすいのであながち間違いではないという見解の一文があったり、かと思えば「むしろ30歳以下が信用できない」と断言されている方がいたりと、諸説入り乱れていました。
 当管理人自身、あと2年したら30歳になるので他人事ではないのですが、不寛容にならないよう自身を律したいというのが精一杯の結論でした。

 どうも、永井路子先生が書いた歴史小説・『望みしは何ぞ』の中にあった「能信は眼を据えている。ときに三十一歳。みずから賭に乗りだすにふさわしい年齢である」という一文に心震え、何もないのに30歳になったらちょっとした冒険をしたくなっている管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『クッキングパパ』にてきんしゃい屋のママがレバー定食のおまけとして出した“きんしゃい屋流かしわレバーの煮つけ”です!
かしわレバーの煮付け図
 それは、荒岩主任ときんしゃい屋のママがまだ出会ったばかりで、お店の方も開店して半年くらいしか経っていなかった頃の事。
 昼食を食べに行くお店がマンネリ化して飽きを感じてきた田中君が、「何食べようか悩む」と言って迷っているのを聞いた荒岩主任は、お昼時間に田中君、虹子さん、けいこちゃん、そしてちょうど商談に来ていたティートさんを連れ、きんしゃい屋を紹介がてら連れていく事にします(会社から食べに行って帰ってこられる距離のお店はどうしても限られますし、出前のお弁当も同じ料理のローテーションが多かったりで興奮しにくくなりますので、田中君の気持ちはよ~く分かります;)。
 残念ながら入店早々、「へえ~小さくて汚い店だな~」と悪気なく暴言を吐いた田中君は一発でマークされるほど嫌われてしまいましたが(←「この豚バラ煮込みは出来損ないだ、食べられないよ」と言い放った初期の山岡さん並に一緒にご飯を食べたくないキャラですね;)、ごつい男性が好みのママはがっちりした体格のティートさんを一目見るなり惚れ込み、「うち、あんたみたいなでかい外人さん好きた~い。シビレルー」「結婚しようバイッ!!」「よかやんねっ、まだ独りもんやろ!!うちが面倒みちゃるバイ」と積極的に言い寄ります;。
 ただ意外にも、普段は大の字がつくほどの女性好きなティートさんもママは珍しく守備範囲外だったようで、喜ぶどころか「ワッ、ダメ!ワタシ、イタリアニジョールジャートイウ婚約者ガイマース!!」と断固拒否して逃げ回っていました。 
 後に、熊本県出身の小柄な肥後もっこす・白川さんと出会った時は真剣な恋に目覚めたせいか、付き合う前はストレートにぶつかる事は出来なくなっていましたが、この頃は荒岩主任といい、ティートさんといい、好きになると深く考えず一直線にアタックするのが少女のように可愛らしく、微笑ましいです(←今思えば、ティートさんに対する行為はアイドルの追っかけに近い感情だったのかもしれません)。
何と、あの女好きの権化ともいえるティートさんを逃げさせていました;
 さすがに責任を感じたのか、荒岩主任はティートさんを助けるべく「まっまっ、今日は飯を食いに来た訳で」と言ってママを我に返させ、本日のおすすめメニューを聞きます。
 実はこの日、ママは個人的に一押しなレバー定食を日替わり定食のメニューに採用していたみたいで、イマイチぴんときてなかったみんなに「あんたら一人暮らしは滅多にレバーやら食べんやろ?」「レバーは鉄、ビタミン、タンパクの宝庫!!すごく体によかっちゃけん。それにうちのはとってもうまかとよ!」と引き込まれるようなスマイルで宣伝し、結局全員にレバー料理を食べてもらえるよう話をつけます。
 その際、ママがレバー定食を用意する前にサービスとして荒岩主任達に出したのが、この“きんしゃい屋流かしわレバーの煮つけ”です!
 作り方はそこそこ簡単で、醤油・砂糖・お酒・みりん・しょうがを煮たたせた鍋に鶏レバーを入れて火を通してすぐ取り出し、水と里芋を足して弱火で十五分以上煮込んでから再度鶏レバーを戻し入れ、ひと煮立ちさせたら出来上がりです。
 ママ曰く「鶏レバーの味が染み込んだ里芋がメチャうまよっ!」との事で、臭みが少ない鶏のレバーを使用している為、作る手間も大してかからないと説明していました。
 正直、単品として売っても十分お金が取れそうなくらい魅惑的な一品だと思うのですが、それを突き出し代わりに「ほいっ!」と気軽に提供できるママは太っ腹だな~と感心したのを覚えています。
 単価を安く設定しているものの中身が貧相なおかず(場合によっては偽装有)を出されてがっかりさせられるよりは、こういう気前のいいサービスをされた方が少々値が張っても「また行きたい」という気持ちにもなりますし、こういう試みは是非続けて欲しいという一心でお金を落としたくなりますので、ママの姿勢は見習うべきところが多いと思いました。
きんしゃい屋のママが「栄養があるしおいしい!」と一押しするレバー定食!
 幸い、イタリア人のティートさんの口に“きんしゃい屋流かしわレバーの煮つけ”はあったようで、少し怯えながらも「オッ、オイシイデース」と言われていた為、ママの思いが報われてよかったな~と初見時は嬉しく感じた物です。
 その後、メインを作っている時に近所で起こった喧嘩を見る為にママがお店を出ていったり、火にかかったままのフライパンを荒岩主任が慌てて引き継いだりと、ちょっとしたゴタゴタはありましたが;、お料理自体は好評で皆満足しており、後々常連になっていました(メインの“ニラレバとじ”は五年前に再現しましたが、確かに美味しかったです!)。
 それにしても、愛おしのティートさんにはデレデレしながら「ティートちゃんはお金いらないー♡ウフッ」と言っていたのに、慌てて辞退したティートさんにかぶせるようにして田中君が「じゃあ、代わりに俺の分ただに」と名乗り出たのに「ボケッ!警察に突き出すぞ!」と鬼のような形相で怒っていたのには苦笑いで、よっぽど新しく開いたばかりの自慢のお店を小さい&汚い呼ばわりされたのが許せなかったんだろうな~と同情しました(^^;)。
すっかりママに気圧されてしまっているものの、煮物の美味しさは本物らしく頷いてました;
 先日、新鮮な鶏レバーを安く仕入れる事が出来ましたので、再現してみる事にしました。
 作中には詳細なレシピとポイントが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下準備。鶏レバーは流水でよく洗って血の塊を取り除き、大雑把な血抜きをしてから食べやすい大きさに切って水気をきります(←ママは「鶏のモツは臭みがすくないので血抜きはしなくていいと」と話していましたので、さっと程度の処理にしましたが、徹底的に血抜きされる方は牛乳か烏龍茶を使用される事をお勧めします)。
 里芋は泥を洗い流してから皮を剥き、一口大に切って水に浸しておきます。
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け1
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け2
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け3
 次は、煮込み作業。
 鍋へ醤油を入れて強火にかけ、煮立ってきたらしょうがのスライス、砂糖、お酒、みりんを加え、沸騰したら弱火にして鶏レバーを投入し、落し蓋をして煮ます。
 この時、アクが結構出てきますので、こまめに取り除くのがコツです。
 ※余っていた心臓部分は、別の鍋にて同じ味付けで煮てもおつまみになって美味です。
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け4
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け5
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け6
 鶏レバーに火が通って色づいてきたら、固くならない内にすぐボウルへ一旦取り出して水を足し、里芋を入れて落し蓋をしたら弱火で十五分近くコトコト煮ます。
 里芋の表面に味が染みてきたら、先程の鶏レバーを加えてもうひと煮立ちさせます。
 ※もし時間に余裕がありましたら、一晩放置した方がより味が浸透して美味しくなります。
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け7
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け8
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け9
 里芋と鶏レバーに煮汁の味が絡んだら火を止め、そのまま深さのある器へと盛り付ければ“きんしゃい屋流かしわレバーの煮つけ”の完成です!
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け10
 鶏レバーがちょっとグロイ気もしますが;、全体的に味がよく染みておいしそうです。
 しょうがの香りがきいているとはいえ、鶏レバー特有の濃いめの匂いもしっかりするのですが、新鮮な物を使っている為かえって食欲をそそられました。
 レバーが苦手な方にはともかく、レバー好きの方にはたまらない一品になっていると思いますので、どんな味か楽しみです。
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け11
 それでは、熱い内にいざ実食!
 いっただっきまーすっ!
きんしゃい屋流かしわレバーの煮付け12


 さて、味はと言いますと…ママの言う通り、メチャうま!意外にも、里芋にレバーがよく合います。
 レバーはあっという間に火が通る為、気がつけばガチガチに硬くてボソッとした口当たりになりがちですが、作中にあった通り弱火で煮た後すぐに取り出して仕上げる際に足したせいか、煮物とは思えないくらいしっとりと仕上がっています。
 余熱調理のやり方に似ているせいかレバーから余計な水分が奪われず、クリーミーでプルンと柔らかい食感になっているのがナイスで、ゆっくり噛み締めるとほぐれるというよりはねっとりと濃厚なペースト状になり、まるでレバーパテを食べているみたいな気分になりました。
 まろやかに甘辛いしょうが醤油味の煮汁も、レバーのこってりした味わいと相性ぴったりで、レバー特有の癖を逆に病み付きになる旨さへと見事に生まれ変わらせていました(←居酒屋にあるような「レバーの甘辛煮」を、もっとあっさりさせたような味付けです)。
 一方、里芋は力強い粘りを帯びたホコホコ感が存在感抜群で、レバーの濃い旨味を十分に染み込ませつつも、独特の土気を思わせるどっしりとした素朴な甘味が活きたままだったのが印象に残りました。
 里芋からでた粘りのおかげで煮汁にうっすらとろみがつき、ちょうど葛餡みたいな塩梅でレバーや里芋に絡んでいるのが食べやすくてよかったです。


 レバーに里芋が負けてしまわないか心配でしたが、そんなことは全くなく両方ともちゃんと美味しかったので、ほっとしました。
 冷めても美味しいので、お弁当に入れてもいいんじゃないかな~とも感じました。

●出典)『クッキングパパ』 うえやまとち/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“マシュマロ生チョコ”を再現!

 先日、コンビニへちょっとした買い物をしに立ち寄ると、バレンタインコーナーの棚に色鮮やかな「タブレットチョコ」なるチョコがあり、思わず目を奪われました。
 茶色一色ではなく、ある物は抹茶にホワイトチョコで花を描いたデザイン、ある物はビターチョコにフリーズドライしたいちごを散りばめたデザイン、ある者はホワイトチョコにカラフルなドライフルーツを絵画のようにはめたデザインなど、食べるのが惜しくなるほどアートな感じで、購入層の中には食べずにしばらく飾られる方も一部いるんじゃないのかな?と苦笑しました。
 
 どうも、まるでバレンタインなど存在しないかのように「春のいちごフェア!」「いちごの新作菓子続々登場!」というのぼりだけを掲げている近所の和菓子屋さんを密かに応援している管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて芝田先生がスーパーにある材料だけで作れると言ってご紹介されていた“マシュマロ生チョコ”です!
マシュマロ生チョコ図
 普段は面倒くさがり屋な広田先生ですが、お洒落なレシピ本を見て「これウマそう!食べたい!」と夢を見るのはお好きなようで、その都度衝動的にお高いお菓子の材料を買い込んでは「絶対作る!」と決意する事は度々あると、作中で語られていました(←実は、当管理人もよくあります。祭りは準備期間が一番楽しいのと同様、料理も作る前の「ああなるかな?」「こうなるかな?」と妄想する時間が一番面白いのです;)。
 しかし、材料を買ったはいいものの実際に作るのはやっぱり面倒→そのまま三か月以上放置→もはや何を作りたかったのかすら忘れて「ワオ!賞味期限きれてる、捨てなきゃ!」とそのままゴミ箱行き→また「これウマそう!食べたい!」と思うお菓子が(以下略)という負のサイクルを何度も繰り返されていたみたいで、芝田先生から「エー、なんでそうなるのかしら?あたしは毎日作っても平気よー」とびっくりされていました;。
 広田先生がおっしゃるには、お菓子は買った方がおいしいケースが多いのもやる気をそがれる原因の一つらしく、一日三食毎日作って料理に疲れている身としては、途中から「いっそ買った方が手っ取り早いのかも…」と思わされることもしばしばだったとの事で、これは思ったよりも深刻で説得力のある理由だな~と感じたものです(←材料費が市販品の倍かかったというのに、味はむしろ市販品が上だった…という残念な体験のある管理人には、痛いほど共感できますorz)。
買った方がおいしいお菓子が多い中、なかなか市販されてないのに簡単美味しいお菓子が!
 そんな時、芝田先生が「なあんだ!それならすっごくいいお菓子があるわよ♡カーンタンでおいしくて、片付けもラク!!」と非常にそそる宣伝をしながら広田先生に教えられていたレシピが、この“マシュマロ生チョコ”です!
 作り方は本当に簡単で、中火にかけた鍋でバターとマシュマロを溶かしたらすぐに火を止めて板チョコ・ラム酒・生クリームを入れて混ぜ、全体が溶けて一体化したら水で濡らしたタッパーに入れて冷凍庫で約二十分冷やし固めたら、もう出来上がりです。
 作中で芝田先生はこの生チョコを「これはあまり市販されてない味だと思うわ!ホントにおいしいから」と説明していらっしゃるのですが、実際に試食された広田先生も「ん!?ななななんだろ、この口の中でシュ~~~ッてとろける感じ…。あと、食感もよくある生チョコとちょっとちがう…!」「チョコのくどさが減って生チョコが爽やかな感じ…!な…なに、このウマサは!!」と大絶賛しておられますので、かなり説得力を感じたのを覚えています。
 どうやら、バターと一緒に溶かしたマシュマロの効用でチョコに独特の食感とまろやかさが生まれるようで、それまでチョコとマシュマロの組み合わせといえばスーパーでよく売られている駄菓子(これです)やマシュマロを浮かべたココアくらいしか思い浮かばなかった為、目から鱗で衝撃的だったものです。
 ともあれ、材料はどれもスーパーでそろう物ばかり、材料費もバターを除けばほとんどが安価、おまけに手間いらず…これなら芝田先生がおっしゃる通り時間が空いた時にでもササッと作れますので、忙しい奥様方にぴったりのお菓子だな~と感心しました。
よくある生チョコと違って、シュ~ッと口の中でとろけていくのが印象的だとか。
 ちなみに、広田先生がこの“マシュマロ生チョコ”を周囲の方々に振る舞ったところ「うわおいしい!」「どうやって作ったの?」と反響がすごかったらしく、あまりの出来の良さに自信をつけた広田先生は、何と後日上京して編集部の皆さんに直接味見をしてもらいに行かれるという、かなり積極的な行動をとられていました;。
 普段は静岡にいらっしゃる広田先生のいきなりの訪問に、担当編集のAさんとその同僚の方は「キャーッ、本当に来た!」「うわっ、なんか匂う」とまるで田舎の母親が突如職場に乱入したかのような拒絶っぷりとてもびっくりされており、編集長も「あーわざわざ、へー静岡から」と面食らったご様子だったみたいですが、いざ“マシュマロ生チョコ”を差し入れされると「ウマイ!」「おいし~!」と反応は上々だったようで、ドヤ顔をしながら静岡へ戻って行ったと話されていました(´∀`;)。
 心から自慢できる手作りお菓子が完成すると、つい誰かに食べてもらいたくなるのは当管理人も同じですのでお気持ちはよく分かるのですが、(実際はここまでじゃないにしても;)「社交辞令を真に受けて、本当に来たぞー!」とゴジラ襲来か何かのように思われるのでは…と考えるだけで心が折れてしまいそうですので、目の前で色々いじられても全然ブレなかった広田先生はすごいな~と尊敬したエピソードでした。
あんまり好評だったので、わざわざ上京して編集者の方々にたべてもらったそうです
 バレンタインが近づくにつれ、何か新しく挑戦したいという気持ちがあった為再現する事にしました。
 作中には詳しい分量つきレシピがありますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、チョコ液作り。無塩バターを入れた小鍋を弱めの中火にかけて溶かし、完全に液体状になったらマシュマロを投入して木べらでまんべんなく混ぜ合わせます。
 マシュマロとバターが混ざってくると、段々バター餅みたいな状態になっていきますので、それまで手を休ませずに丁寧に混ぜた方がいいです。
マシュマロ生チョコ1
マシュマロ生チョコ2
マシュマロ生チョコ3
 マシュマロが原型をとどめなくなるまで溶けたら必ず火を止め、包丁で細かく刻んでおいた板チョコ(スイートでもビターでもOK!)を加えてすぐに手早く混ぜ合わせます。
 途中、ラム酒と生クリームも入れてヘラでよくかき混ぜます(ない場合はいれなくても大丈夫ですが、入れた方が味も風味も深みが増しますし、断然高級感が出ます)。
マシュマロ生チョコ4
マシュマロ生チョコ5
マシュマロ生チョコ6
 やがて、材料全てが混ざってチョコがなめらかな液体状になったら、水で軽く濡らしておいた中サイズのタッパーへ流し込み、タッパーを揺するなどして表面を平らにします。
 表面をならし終えたらフタをし、そのまま冷凍庫にしまって二十分以上冷やします。
 ※チョコが固まったのを確認したら冷蔵庫に移し、一時間程時間を置いて少し柔らかくすると、より繊細な口当たりになりますのでお勧めです。
マシュマロ生チョコ7
マシュマロ生チョコ8
マシュマロ生チョコ9
 チョコが固まったら一旦まな板に取り出して温めた包丁で一口大に切り、そのままお皿へ移せば“マシュマロ生チョコ”の完成です!
マシュマロ生チョコ10
 香りはごく普通の生チョコ風ですが、切った時や刺した時の手ごたえは生チョコに比べると少し違う感じで(←生チョコと柔らかさは同じなのですが、こちらの方がコシがある感じがします)、これは味も結構違っていそうだな~とワクワクします。
 洋酒のいい香りもしてそこそこ本格派な感じで、板チョコでパパッと作ったようには見えない出来栄えでした。
 生チョコは何回か食べた事があるものの、こういった一味違うタイプの物は食べた事がない為、どんな味がするか楽しみです。
マシュマロ生チョコ11
 それでは、爪楊枝で刺していざ実食!
 いただきま~すっ!
マシュマロ生チョコ12


 さて、味の感想ですが…生チョコのようで生チョコとはひと味違う美味しさ!これはハマります!
 通常お店で売られている生チョコは、口に含んだ途端あっけない程トロ~ッと柔らかく溶けていく上品な口当たりが醍醐味なのですが、この生チョコは溶けるのにちょっぴり時間差があるのが特徴的。
 かと言って決して硬いのではなく、噛み締めた時にスッと滑らかに歯が通って「あ、ちゃんと生チョコ風に柔らかい」と思った次の瞬間、あれよあれよという間にシュ~ッと舌の上で溶け消えていく不思議な舌触りで、気がつけば洋酒の高級感溢れる香りと、生クリームによってまろやかになったチョコの甘味が口の中に残っているだけの状態になります。
 広田先生が作中でおっしゃっていた通り、「ねっとりしているのにサラリととろける」「チョコのくどさが減って生チョコが爽やかな感じ」ともいうべき衝撃的な味わいで、それまで生チョコといえば口溶けがいい代わりに濃厚過ぎて飽きやすいチョコだと感じていた先入観が、一気に取り払われる心境になりました。
 マシュマロに含まれる卵白のおかげでチョコのこってり感が軽減され、またゼラチンやコーンスターチのせいかまるで「とびきり溶けやすくて歯にくっつかないキャラメル風」と例えたくなるような懐かしい食感へと変身していて、確かにこれは市販されていない独特の旨さだな~と感心させられます。


 このままでも十分美味しいですが、コーンフレークや荒く刻んだマシュマロを入れても目先が変わっていい感じで、色々と応用がきくレシピでした。
 一風変わった生チョコを食べたい時にお勧めしたい一品です。

●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ おやつ編』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
   (2014フォアミセス1月号別冊ふろく)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
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 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

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・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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