『花のズボラ飯』の“花さん流セリまみれ蕎麦”を再現!

 先日、冷蔵庫の野菜室にうっかり放置したまま忘れていたにんじんを発見しました。
 幸い腐ってはいなかったのですが、全身に白い産毛のような根っこ(?)がいくつも張っている状態で、「生きているんだな…」と妙に生々しい気持ちになり、ありがたく全部にんじんしりしりにして頂きました。
 一瞬、「まるでスネ毛がもじゃもじゃ生えた足見たいだな~」と思ったのは家族には内緒です;。

 どうも、新鮮な玉ネギを切った時乳白色の汁がだらだら流れたのをみて「殺生してるな…」と食材に対するありがたみが否応にも増した管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『花のズボラ飯』にて花さんがピクニック先で買った新鮮なセリで作った“花さん流セリまみれ蕎麦”です!
そば花さん流セリまみれ蕎麦図
 ある晴れた春の休日、花さんは近所にある川沿いの道へ足をのばし、久々にハイキング気分でのんびり歩く事にします。
 元々ズボラなハナさんは面倒な事が苦手で、仕事以外で外を出歩くシーンはあまりなかったのですが、さすがにここ数日の春の訪れっぷりにじっとはしていられなくなったようで、歩き出してすぐに「あー気持ちいい!!出てきて正解!!」と嬉しそうに言っていました。
 この日、花さんはつぶしたコロッケと千切りキャベツをバタートーストに挟んで作ったコロッケサンドと、紅茶○伝のロイヤルミルクティーを持参していたのですが、ポカポカ陽気の青空の下で食べると美味しさもひとしおらしく、「うんま~い!!」と涙ながらに喜んでいました;(←確かに、お弁当は室内で食べるのと、外で食べるのとでは段違いに味が違うと思います。非日常的な解放感と、新鮮な空気で味がワンランク上がるからかな?と個人的に推測しています)。
 花さん曰く、「ちょっと時間がたって冷めたトーストサンドって、シナッとした香ばしさが最高にうまい。キャベツにソースもなじんでバターもきいてて」「こればかりは出来たてより、ゼーッタイウマい!!」のだそうですが、当管理人も全くの同感で、読んでて思わず「塩昆布入りのおにぎりも、そこに追加して下さい!」と要望したくなったほどでした;。
 作りたて、握りたてもいいですが、たまにはこういう「なじんだからこそ生まれる美味しさ」もいいよな~としみじみします。
サンドイッチと紅茶を持参し、久々にピクニックをしに行った花さん。
 その後、春の空気を満喫しきった花さんは帰路に就くのですが、その途中、道端で穏やかなおばあさんが販売している野菜に目が留まり、少し立ち寄ります。
 当初は特にお目当ての野菜がなかった花さんですが、おばあさんが何気なく言った「セリがもう終わりだけど、おいしいよ。セリそばにすると」「簡単でおいしいよ」という言葉に興味がそそられ、「え。どうやるんですか?」と質問責めにします。
 急に食いついてきた花さんにしどろもどろになりつつ、それでも分かりやすく説明しようと一生懸命話し出したおばあさんによりますと(←段々、「そんな大層なレシピでもないんだけど…」と言いたげにアセアセする様子に萌えました)、茹でた乾麺のそばをおつゆの鍋へ入れる際、切ったセリを入れてちょっと煮るだけですぐに出来上がるとの事で、長年培ってきた簡単でうまい物センサーが反応した花さんはすぐに作る事を決意してました;。
 今回の花さんのように、生産者の方へ直接レシピを伺う機会は残念ながらあまりないのですが、野菜の直売所に置いてあるレシピはセリそばのように意表を突かれるお手軽さ&おいしそうな料理ばかりで外れがありませんので、読んでいていいな~と羨ましくなったのを覚えています。
畑の傍にある直売所で、思わぬ美味しそうなレシピと出会ってしまいます;
 そしてその日の夕方、花さんがおばあさんから買ったセリを使い少々アレンジして作った夕食が、この“花さん流セリまみれ蕎麦”です!
 作り方はオリジナル同様簡単で、茹でた後に一旦水でしめた乾麺のそばと刻んだセリを、麺つゆを薄めて温めて用意したそばつゆへ加え、そばが温まったら器へ移して千切った海苔をかけ、最後にわさびをちょんと添えたら出来上がりです。
 ポイントはセリを一束分贅沢に使う事で、セリをたっぷり入れると香りが俄然よくなると作中で花さんが力説していました。
 ちなみに、海苔とわさびを加えるのは完全に花さんのアイディアで、両方とも食べている時に「ひらめいた!これに焼き海苔を入れる!!」「海苔かけってことは花巻蕎麦だから、これも合うはず!」と完全に勘で投入したのが大当たりしたとの事で、相変わらずの美食コーディネーターっぷりだな~と苦笑しました;。
 なお、調べてみた所、どうやらセリそばは静岡県の郷土料理だそうで、そちらの方では一緒に煮るのではなくかけそばの上に茹でたセリをたっぷり乗せるのが本式みたいでした。
 なので、もしかしたらあのおばあさんの出身地は静岡県なのかもしれません。
 こういう、言葉には出さずとも食事や習慣によって縁の地が自然と伝わってくる感覚は、何だかいいな~とほのぼのした回でした。
いつも通り神がかった花さんのアイディア力は、セリ蕎麦を倍以上の美味しさにします
 先日、セリが野菜の直売所にて安売りされていましたので、再現する事にしました。
 作中には詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下準備。セリは泥を丁寧に洗い流した後に食べやすい長さにザク切りし、おつゆは小鍋へラベルの割合表通りお水で割った麺つゆを入れておく事で用意します。
 一方、蕎麦は袋の裏面に書いてある通りの茹で方を守って茹でた後ザルにあけ、冷水でぬめりをとってしめておきます。
花さん流せりそば1
花さん流せりそば2
花さん流せりそば3
 次は、火入れ作業。
 先程のおつゆ入り小鍋を火にかけ、沸騰させたらよく水気をきった蕎麦とセリを投入し、再度沸騰してくるまで待ちます。
 数十秒後、一度下がったおつゆの温度がまた上がってきてふつふついいますので、その時蕎麦が温まっているのを確認したらざっとひと混ぜし、すぐに火を消します。
 ※セリはあっという間に火が通りますので、短すぎるくらいが頃合いです。
花さん流せりそば4
花さん流せりそば5
花さん流せりそば6
 この温まったばかりのセリ入り蕎麦をおつゆごと丼容器へ一気に入れ、仕上げに千切った海苔を上から散らして傍らにわさびを添えれば“花さん流セリまみれ蕎麦”の完成です!
花さん流せりそば7
 セリの瑞々しい緑色が茶色っぽい丼の中で輝き、食欲をそそります。
 ほんのり熱が通ったセリから漂う野趣あふれる清涼な香りが心地よく、思ったよりも蕎麦の香りを邪魔していないのにほっとしました。
 一体どういう味になるか今一つ想像できませんが、実際に食べて確認してみようと思います!
花さん流せりそば8
 それでは、麺がのびない内にわさびを溶かしていざ実食!
 いっただっきま~すっ!
花さん流せりそば9


 さて、味はと言いますと…予想以上にセリが活きてて旨し!単純な割に後引く味わいです!
 シコシコした歯応えで喉越しがい蕎麦と、半煮えでしんなりしつつも十分シャキシャキザクザクと鮮やかな食感のセリがぴったりで、一口食べると箸が止まりません。
 鰹出汁が効いた甘辛いおつゆ、海苔から薫る磯の風味、わさびのツンとくる和の辛味の絶妙な組み合わせは、例えるなら「温かいざる蕎麦味」ともいうべき美味しさでそばに合わないはずがなく、初めて食べるはずなのに何だか懐かしい気持ちになります。
 最初は花さん同様「せりは個性が強いし、こんなに入れたら多すぎなんじゃ…」と心配でしたが、セリのフレッシュなアクセントが加わる事によって蕎麦の味わい深い旨味がより引き立つのがちょうどいい塩梅で、抜群の相性でした(←野菜が美味しくたっぷり取れてヘルシーなのが体に嬉しく、むしろもっと入れてもいいくらいです;)。
 セリを噛み締めた時に鼻腔を通り過ぎる、野草を思わせる清々しい香気が春らしさを実感させるのが趣深く、癖になりました。
 不思議な事に、セリ自体は柑橘類っぽい味は全くしないにも関わらず、まるでカボスかすだちを絞ったような爽快な香りが口の中に残る感じで、それが一段とさっぱり感を強調しています。


 セリだけでここまで味に変化があるとは思わなかった為、目から鱗です。
 作り方が簡単な割にはかけそばよりもぐんと味がアップしますので、ズボラな方にもそうでない方にもおすすめな一杯です。

●出典)『花のズボラ飯』 原作:久住昌之 作画:水沢悦子/秋田書店
   (季刊「もっと!」 VOL.6 エレガンスイブ5月1日増刊号掲載分)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

たけのこの味噌煮のレシピ

 コメント欄にて無記名さんからたけのこの味噌煮のレシピについてご質問がありましたので、大まかなレシピをこの記事に記したいと思います。
 一応、分量は母から確認しましたが、たけのこの大きさによっては少々変動するとの事でしたので、出来ましたらちょこちょこ味見をしてご自分好みにご調節して頂けますと幸いです。

 ※以前、喫茶店風ナポリタンレシピのご質問をされた方もいらっしゃったのでその確認もしようとしたのですが、(当時食べに行った喫茶店で使われていた)鯨ベーコンが見つかったら色々レシピが変わるかもしれないから…という理由で正確な分量は教えてもらえませんでしたので、当分お答えできない状態です;。申し訳ございません。


◎たけのこの味噌煮
材料<2~3人分>
・下茹で済のたけのこ…1株(400g程度)
・合わせ味噌      …大さじ4
・合わせ出汁      …適量(鍋やたけのこの大きさによって変動)
・砂糖           …大さじ1.5
・日本酒         …大さじ2
・油            …大さじ1.5
作り方
①たけのこは流水で軽く洗った後ザルにあけて水気をきり、1.3mmくらいの厚さのいちょう切り(小さい所は半月切りでOK)にします。
 ※この料理は穂先よりも中間~下部分の食感がある所の方が美味しくなります。
  その為、穂先部分はもったいないので他の料理に流用する事をお勧めします。
②油を鍋にひいて中火で熱し、たけのこを入れたら油分が全体になじむよう軽く炒めます。
 ※後々煮ますので、そこまでしっかり炒めなくて大丈夫です。焦げないよう注意します。
③たけのこに油がなじみだしたら、合わせ出汁をヒタヒタになるよう注ぎ、中火~弱火の中間の火加減で煮ます。
④沸騰してきたら砂糖と日本酒を投入し、味見をしつつフタをしてコトコト煮ます。
⑤味がたけのこに染みたら、味噌を半分だけ入れて溶かし、弱火で煮ます。
⑥出汁の量が半分くらいになったら残り半分の味噌を溶かし入れ、また少し煮ます。
⑦ふつふつしてきたら火を消し、フタをしたまま冷まして味をたけのこに含ませます。
⑧食べる前にまた煮詰め、水分がほぼ飛んでトロリとしたら火を消し、
 器へ味噌ごと盛り付けたら完成です!
 ※この時、山椒の葉をあしらうと、見た目も風味も増します。

『あさめしまえ』の“中華がゆ&白菜の甘酢漬け&塩たまご”を再現!

 知人が四柱推命にはまっていた頃、ある占い関係の本を好意で貸されて読んでいた時期があったのですが、 その中に一つだけ興味深い記述があったのを覚えています。
 それは、強過ぎる縁が必ずしもいいものとは限らないという事。
 よく、少女漫画では「運命の人」と呼ばれる強い縁で結ばれた異性が理想だという書かれ方がされていますが、その本によりますと、「精神的に成熟したもの同士でないと、結び付きが強過ぎるがゆえにお互いに我を忘れて相手に溺れ、却って周囲から孤立して災いを呼ぶこともある」との事で(←大分前に読んだのでうろ覚えですが;)、当時は複雑に感じたものです。
 この事を思い出すたび、小説『みをつくし料理帖』の中で、易者・水原東西が「強い運を持つ者が必ずしも幸せとは限らんのや。器以上の運であれば、却って不幸になる」という台詞も、連動して頭に蘇ります。

 どうも、今の所はおみくじするくらいしか占いと縁がない管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『あさめしまえ』にて主人公・日高元さんが恩人である早夜子さんのお友達・夕さんの為に作った“中華がゆ&白菜の甘酢漬け&塩たまご”です!
中華がゆ図塩たまご図
 『あさめしまえ』とは、十三歳の時から約六年以上もの間、食堂<アサメシマエ>の一人娘・早夜子さんによって朝ご飯にも温かな会話にも飢えていた所を救われた主人公・日高元さんが料理人の道へと進み、二十八歳になった頃に前店主の死と人の流れが変わった事が原因で食堂が閉まってしまう事を知って自分が<アサメシマエ>を継ぐことを決意し、あれこれ迷ったり失敗したりしつつも、徐々に周囲のお客さん達へ朝ご飯の持つ力を伝えていく日々を描いた、朝ご食限定食堂漫画です。
 経営に携わるのは初めてながらも、素人なりに「青空のまえの、夜をこえてくるひとたち」の為、夜の疲れをときほぐす優しいメニュー作りに励んで少しずつ周囲の人達に受け入れられていく元さんの健闘ぶり、そして昔から密かに憧れていたものの一足早く結婚して今はバツイチ子持ちになった早夜子さんへの複雑な想いが、読んでいて応援してくなる感じで、この先どうなるのか続きが気になります。
 恥ずかしながら、当管理人は朝食に対して「ご飯と味噌汁の和食系」or「トーストと牛乳の洋食系」という大雑把な図式しか頭になかったのですが;、『あさめしまえ』に出てくる朝ご飯はそれだけに留まらず、豚の生姜焼きと野菜がたっぷり入ったピタパンや、具沢山のお手軽手巻き寿司など多種多様で、見ているだけで「こんな朝食食べてみたい!」とワクワクしてくる作品です。
 また、料理漫画では珍しく分量と手順が作中できっちり書かれているのが大変ありがたく、当管理人のような不器用人間でも気軽に試しやすいのが高ポイントでした(←レシピがさっぱり分からない料理を再現する場合、作中に出てくる調理手順をヒントに、様々な料理本やネットレシピとにらめっこして一からレシピを構築していきますので、本当に助かりますorz)。
主人公・日高元さんは、小さい頃に救われた定食屋「アサメシマエ」を継ぐことを決意します
 ちなみに、この作品に出てくる中で当管理人が一番好きな台詞は、早夜子さんが出会ったばかりの元少年に朝食を出しながら言った「夜のかなしさってね、ずっとは続かないよ。朝ごはんひとつで気も変わる」
 楽しい事が永遠に続く事がないように、悲しい事が永遠に続く事もない。一見絶望的でも、ほっと気が抜けたその先に一握りの希望が待っているという気がして、個人的に大好きな言葉です。

 それにしても、単に日が出ているか出ていないかという違いに過ぎないですし、大げさかもしれませんが、それでも夜には何らかの魔力が潜んでいるような気がしてなりません。
 嫌な事ばかり思い出してもう二度と立ち直れないような気になったり、降り積もった疲労と焦燥感で余裕が持てず攻撃的になったり、後から読んだら赤面するような黒歴史文章を真剣に書いてしまったり…←高校時代、友達に渡す前に何となく読み返した手紙がまさしくそれで、「事前にチェックしてよかった~!」と嫌な汗をかいたのを覚えています;)。
 けれども、夜が明けて日が表を照り始める時間、朝ご飯を食べてエネルギーを補給すると、軽い悩みの時は前夜の憂鬱が嘘のように消え失せてすっかり元気が出ていますし、重い悩みの時でも「やるしかない!」と腹を据えるだけの力は湧いてきますので、非科学的だとは思うものの、やはり太陽の光には夜の悪夢をかき消す何かがあるのかな?と思います。
早夜子さんのこの一言と、昔ながらの朝食で、荒れていた日高少年の心は救われます
 今回ご紹介するエピソードは、偶然<アサメシマエ>で早夜子さんが再会した中学の陸上部時代からの腐れ縁的友達・夕さんのお話。
 その昔、鮮やかなフォームで走り早夜子さんの目を奪った夕さんでしたが、今は陸上とは何の縁もない住宅会社で営業をしており、ストレスから毎晩飲み歩いて早夜子さんを心配させます。
 夕さん自身、これではいけないと薄々思いつつも、自分と同じ三十四歳なのにちゃんと子供を育てつつ仕事もこなしている早夜子さんに真っ向から注意されると、反省よりも「私なんて自分の面倒も見られないのに」「そうやって正されるたび、自分にうんざりするのよ」という劣等感から素直に受け入れられず、ついにある夜、お洒落なフレンチバルでちょっとした喧嘩別れをしちゃっていました。

 いくら「腐れ縁」でも環境の違いで簡単に切れやすい事からお誘いするのもつい慎重になる気持ち、ままならない仕事に対する気持ちをお酒で紛らわす事によって起こる負のスパイラルなど、夕さんには共感するシーンがいくつもあった為胃が痛くなりましたが;、中でも重くのしかかったのは、「…なんか、競られる魚みたいだなぁ」という述懐。
 これは、夕さんがお昼休みに食堂で隣にいるグループが「だって30越えてそのまま結婚しないでってさぁ」「子どもいないんだからもうちょっと残業も出来るでしょ」「やっぱり離婚するらしいけどね、負け負け」と笑いながら噂話をしているのを漏れ聞いた時に感じた想いなのですが、それを聞いても夕さんは怒るでも何でもなく、ただ諦念に満ちた表情で早夜子さん共々魚と一緒に転がされ、「妻バツ・子あり」「独身・出産未」という張り紙をされて競られている妄想をしているのが何ともきついです。
 数年前、題名も忘れたある本で「三十代に入ると、男も女も周囲から露骨に人生の中間採点をされて好き勝手言われやすい」という一句があって震えあがった物でしたが、恐ろしい事に二十八になった途端、当管理人も数名の同級生もその片鱗があちこちで見え始めている為、最近では「いざ伝え聞いても動じないくらい腹をくくらないとね~」と励まし合っています;。
三十代前半、競られる魚のような気持ちになる事が多々あり、落ち込む夕さん
 その後、早夜子さんは怒って息子の旭君を預かっている元さんのいる<アサメシマエ>へ戻るのですが、一部始終を聞いた元さんは「弱ってる時に正論で抑え込まれると逃げるよ」「あ~、夜中にややこしいもん食って口論してたら、そりゃ戦争になっちゃうわ」と推察し(←確かに、薄暗い店内で夜アルコールが入っている時に難しい話し合いをしようとしても、あまりうまくいかないような気がします;)、今から夕さんに連絡してまた朝に<アサメシマエ>へ来てもらうよう話してもらえないか、お願いします。
 こうして翌朝、二日酔いですっかり気分が悪くなった夕さんに元さんが出したのが、“中華がゆ&白菜の甘酢漬け&塩たまご”の朝食セットです!
 作り方はどれも簡単で、“中華がゆ”は鶏胸肉で取ったスープで水を吸わせたお米を入れて四十~五十分コトコト煮るだけ、“白菜の甘酢漬け”は塩をふって水気を絞った白菜をお酢・砂糖・ごま油・赤唐辛子が入ったボウルへ入れて何度か混ぜて放置するだけ、“塩たまご”は高濃度の塩水に茹で卵を八時間以上浸したら出来上がりです。
 連日の飲み過ぎでボロボロになっている夕さんに、荒れた胃を休めつつ元気になれるよう元さんが作った朝食ですが、その狙いは大当たりし、一口食べただけで夕さんは眼をぎゅっと閉じ、声にならない声を出して感動していました;。
 白がゆだと素っ気なさすぎて、そこそこ健康な時は単品だとあまり食が進みにくいものですが、中華がゆだとお米だけでなく鶏の旨味もプラスされている為やや食べ応えがあり、健康体の時でも食欲が湧きやすいとの事で、勉強になったのを覚えています(←お酒を飲む時は、タンパク質も一緒にとると胃や肝臓を守ってくれるみたいです)。

 自分がベラベラしゃべるよりも、元さんのおかゆを一口食べて一瞬で食の大切さを知った夕さんの様子に、最初はちょっと拗ねていた早夜子さんでしたが、朝の陽ざしの力と温かな湯気に助けられて無事仲直りできていた様子で、思わずほっとした回でした。 
確かに、夜中にアルコール入ったまま口論すると、もめる率が高い気がします;飲み過ぎた翌朝に食べる中華粥は素晴らしいものだったらしく、声を失ってました;
 先日、二日酔いになった朝にふとこの“中華がゆ”を思い出し、「今こそリアルな再現レポートができるのでは…」と考え、再現してみました(注:結論から申しますとそんな事は一切なく、いつも通り凡庸でしたorz)。
 作中にはかなり詳しいレシピがありますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、付け合わせの“白菜の甘酢漬け”と“塩たまご”作り。
 “白菜の甘酢漬け”は、約五センチの長さの細切りにした白菜(葉と芯の両方使います)と塩をビニール袋に入れて揉んだら上におもしを置いて約十分置き、白菜から水気が出てきたらキッチンペーパーに包んで水気をギュッと絞ります。
 この白菜と、お酢、砂糖、ごま油、輪切りした赤唐辛子を一緒にボウルへ入れてラップを密着させてまた十分放置し、上と下を入れ替えて再度十分放置したら用意万端です。
 これは、軽く漬け汁を切ってから小皿へ盛っておきます。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご1
 “塩たまご”は、ほんのり黄身が生っぽくなるまで茹でて殻をむいた茹で卵を、濃いめの塩水が入ったタッパーへ浸してフタをし、八時間以上放置したら準備OKです。
 これは、三ケ月型に切って小皿に並べておきます。
 ※奇遇にも、“塩たまご”だけは試作の為に前日の内に仕込んでいました;。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご2
 次は、“中華がゆ”作り。
 鶏胸肉、水、塩をお鍋に入れて弱火でじっくり火を通し、鶏胸肉の中心にまで火が通っているのを確認したら鶏胸肉を取り出し、茹で汁はスープとして、鶏胸肉は細く裂いた後に塩を混ぜて付け合わせの一種にします。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご3
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご4
 このスープを大鍋に入れて強火で沸騰させ、研いだ後三十分以上水に浸けて吸水させ、ザルにあけて水気をきっておいたお米を加えて一~二回混ぜます。
 再び沸騰してきたら弱火にし、コトコト静かな火加減を守りつつ四十~五十分程煮込み、途中何度か軽く混ぜます(←あまり混ぜすぎると粘りが出てきますので要注意)。
 お米が完全にスープを吸い込みきり、全体が艶々とろりとしてご飯の粒の方が目立つようになったら、“中華がゆ”は出来上がりです。
 これは、出来上がったばかりの熱々を器へよそい、その上へ針しょうが、白髪ねぎ、刻んだ三つ葉、松の実、クコの実を飾り付けておきます。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご5
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご6
 先程の中華がゆをテーブルへ運び、その傍へ白菜の甘酢漬け、鶏胸肉のさき身、ザーサイ、干しエビを寄せ盛りしたお皿と、塩たまごを乗せた小皿を添えれば“中華がゆ&白菜の甘酢漬け&塩たまご”の完成です!
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご7
 普段は炊き立てご飯が好きなのもあり、おかゆを作ったのは久方ぶりだったのですが、改めてみるとこれはこれでそそるものがあるな~としみじみしました。
 おかゆを引きたてる為の付け合わせがたくさんあるのもそうですが、おかゆ自体の透明感のある乳白色がとても美しくて体によさそうで、何の根拠もないのに「これを食べたら健康になる!」という気持ちにさせられます。
 香りもお米の甘やかなものばかりでなく、鶏スープの奥ゆかしい風味が漂うのも食欲を誘う感じで、一体どういう仕上がりになっているのか楽しみです。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご8
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご11
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご12


 さて、味の感想ですが…胃も心もほっと落ち着くおいしさ。体を労りたい時に最適な、五臓六腑に染みる朝ご飯です。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご10
 それまで、お粥は風邪をひいた時でないとあまりに淡泊な味過ぎてすぐ飽きていたのですが、これは同じ淡泊でもぐっと奥行きのある味わいで食が進みました。
 最初はお米の滋味深い甘さが広がり、そのすぐ後に鶏胸肉のあっさりした中にもコクがある上品な出汁がじわ~っと広がる感じで、味自体は薄く塩をふっただけなのに驚く程旨味がくっきり濃いのが特徴的です。
 正直、出汁にお酒や香味野菜を入れなくて大丈夫か心配だったんですが、臭みの元になる脂がほとんどない胸肉を使ったせいか嫌な臭気は残っておらず、少しあった匂いも長ネギなどのトッピングのおかげで瞬時に消された為助かりました。
 出汁を隅々まで吸ってホロホロに柔らかくなったお米も、お米から出たまろやかで優しいとろみエキスも美味で、一口ごとに全身へ滋養が染み渡る心地になります。
 白髪ネギのシャリシャリした小気味よい歯触り、しょうがのキリリと爽やかな辛味、三つ葉のすっきり清涼な香りが単調になりがちなお粥の味にメリハリをつけ、松の実のコリコリ感とクコの実の甘酸っぱさはいいアクセントになっていました。
 白菜の甘酢漬けはごま油の風味が効いて甘味も酸味も程よく和らいでいる為、サラダ感覚で大量に食べるられますし(←中華春雨をもっとさっぱりさせたイメージの味です)、塩たまごも白身や黄身へ均等に塩味がついていて食べやすいのがよかったです。
中華がゆ白菜の甘酢漬け塩たまご9


 ザーサイも鶏胸肉もよかったですが、トッピングの中でも一際気に入ったのは干しエビで、ほんの少しかけるだけで本格度も風味もぐっと増して癖になりました。
 塩たまごの塩水は二~三日持ちますので、また卵をつけて塩たまごを作ったり、今度は野菜をつけて漬け物風にしたり出来るなど、応用がきいたので満足でした。

P.S.
 無記名さん、前回ご質問して下さりありがとうございます。件のたけのこの煮物ですが、一応母に大雑把な分量と共に大体の手順を教えてもらえたのですが、いかんせん作り方が微細過ぎてここに書きますと更にごちゃごちゃになりそうでしたので、近い内に単独の記事として投稿しようと思います。ごく平凡な家庭料理でもったいぶるようなレシピでもありませんのに、お手数をおかけし申し訳ございません。

●出典)『あさめしまえ』 北駒生/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『なんちゃって駅弁』の“小倉のかしわめし”を再現!

 先日、独身OLのすべてという作品をネット上で拝見したのですが、独身OLあるあるネタ・適度に効いている毒・各所に散りばめられたJPOPや漫画(特にジョジョ)のオマージュシーンで久々に涙が出るほど笑い、迷わず一巻を購入しました。
 単なる愚痴シーンだけで終わらず、ちょっとバイオレンスでマニアックなギャグや、様々なネタをモチーフとした痛快なギャグを挟み込んで爽快感をプラスしている為、読後がじめっとしないのがいいです。
 全体的にかわいい絵柄なんですが、その中で最もファンシーに描かれているノブ子さんが「究極の生命体(アルティメット・シイング)」という矛盾っぷりが面白く、目が離せません。
 どこにでもいそうで決してどこにもいないアラサーOL三人組の奇妙な友情(?)が見たい方にはおすすめです。

 どうも、タマ子さんと同じく長期休暇中に『金田一少年の事件簿』第一期全27巻を読破した事がある管理人・あんこです(←ちなみにそのシーンを注意深く観察した結果、タマ子さんの手元にある単行本は18巻19巻だと判明しました)。


 本日再現する漫画料理は、『なんちゃって駅弁』にて宮本さんがある社長さんに食べてもらいたいと思って作った“小倉のかしわめし”です!
小倉のかしわめし図
 宮本さんが丸亀商事に入社して数か月が経過した頃、社長の亀さんから直々に入社案内のラフを作るようにと言われて会社の特徴をまとめようとするのですが、入って日がまだ浅いせいかうまく文章にまとめる事が出来ず、頭を悩ませることになります。
 一度、困り果てた宮本さんは太田先輩に「何かいいアイディアないですか~?」と頼ろうとするのですが、「それがいけないの。あなたこの数か月ここで何をしていたの?何時間かかってもいいから、ちゃんと自分で考えなさい」と正論で説得されてしまい、あえなく撃沈していました;。
 一見厳しいようですが、始めの内は多少きつくとも仕事を頭にも身体にもガンガン叩き込んで鍛えた方が確実に力がつきますし、何より仕事のペースをつかんで効率化できるようになると自分の為になりますので、太田先輩の言う事は至極もっともだと感じました(←その昔、パナソニックの創業者である松下幸之助氏「先憂後楽」という言葉を経営者に必要な理念として話された事は有名ですが、これは経営者だけでなく別の意味で従業員にもあてはめられる言葉だと思います。人から言われるよりも一歩二歩先んじて動けば、周囲は勿論自分自身に大きくプラスすると考えています)。
 そんなある日、亀さんの元へ北九州の老舗菓子メーカー・「つる平」の社長が商談で訪れるのですが、その時お土産で小倉日記を頂いた宮本さんは、つかの間故郷の小倉を懐かしむと同時に、ある思い出がよみがえります。
 宮本さんがまだ幼かった頃、当時お母さんも働いていた事情があって土曜日はよくお婆ちゃんの家に預けられていたみたいなんですが、その時近所にかしわめしのお弁当を作る工場があったこともあり、現地人としては珍しく現地の有名駅弁であるかしわめしを何度も食べていたのだそうで、一旦思い出した途端「社長に食べてもらいたい!」という気持ちが抑えられなくなり、すぐ森口さんに明日のなんちゃって駅弁をかしわめしにしてらもうようお願いしに行っていました。
 亀さんは駅弁好きですので、昔を思い出す前の宮本さんが「食べませんよ、地元の駅弁なんて!」というのにイマイチ納得がいっていない様子でしたが、当管理人自身福岡の駅弁は「いつでも食べられるし、そもそも食べる機会がないし…」とかしわめし以外はほぼ食べた事がありませんし、それどころか地元の観光地すら「気が向いたら気軽に行けるだろうし…(←そのくせ、時間が出来たら県外の方が足が向くという矛盾;)」とほとんど訪れませんので、宮本さんの言う事はかなり共感しました;。
小さい頃、お婆ちゃんが自分の為に買ってきてくれていたかしわめしの思い出が読みがります
 どちらかと言うと、普段は森口さんが提案するのを「ふ~ん」「え、そんな駅弁あったんだ」という感じで受動的に駅弁再現に協力していた宮本さんでしたが、この時初めて能動的に「作りたい。そして食べて欲しい」と主張したのに森口さんは嬉しくなったらしく、善は急げとばかりにその日の夜に一緒に仕込みをしていました。
 この時、宮本さんが書いた絵と情報を頼りに森口さん主導で作られたのが、この“小倉のかしわめし”です!
 実を言いますと、一口にかしわめしと言っても実は作っているメーカーは結構多く、未だにホームで立ち売りしている折尾駅のかしわめし(今年の一月、所用で折尾駅に立ち寄った際「か~しわ!」という呼び声があったのにはびっくりしました;)、日本一早く販売した鳥栖駅のかしわめし、鶏肉を刻まないタイプの珍しい都城駅のかしわめしなど色々あるのですが、どうやら宮本さんの思い出のかしわめしは歴史も古い北九州駅弁当のかしわめしだったらしく、作中ではその駅弁に似せるべく奮闘していました。
 鶏スープの炊き込みご飯の上に、甘辛く煮た鶏肉・錦糸卵・海苔を斜めの線を描くように載せているだけのお弁当なんですが、単純なだけに鶏の出汁の奥深さを堪能する事が出来る一品で、当管理人自身何度か食したことがあります。
 作り方意外とお手軽で、水・鶏手羽先・鶏手羽中・昆布・干ししいたけで取った出汁と調味料でご飯を炊いてお弁当に薄く敷き詰め、その上へ細長く大雑把にきざんだ鶏もも肉と出汁をとった後に骨からはがしてミンチにした鶏手羽先と鶏手羽中の肉を砂糖・日本酒・みりん・醤油で甘辛く煮つけた物、錦糸卵、刻み海苔を乗せ、仕上げに紅しょうがを中央にちょんと飾ったら出来上がりです。
 本当は、炊き込みご飯用の鶏スープを作るには鶏ガラや沢山の香辛料を使って六時間以上(!?)煮込まなければならなかったそうなのですが、今回みたいに作り置きせずに少しだけすぐに使う鶏スープなら上記の材料を二十分そこそこ煮込んで作る即席スープで十分だとの事で、作る側としてはほっと胸を撫で下ろしたものです;。
 森口さん曰く、「このそいだような細かい肉と、手で刻んだ大きな肉が混在するのがこの駅弁の特徴なんだ」だそうで、正直そういった事を全く意識せず「おいし~なー♪」とのん気にパクパク食べていた当管理人は大いに反省しましたorz(←まるで使い古されたJ-POPの歌詞みたいですが、あまりに近すぎてその重要性に全く気が付きませんでした;)。
かしわめしの肉は、そぼろっぽいのと少し大きい切り身が混ざっているのが特徴です。
 その後、宮本さんは亀さんと、東京のホテルに止まっていた「つる平」の社長さんのお二人にこの“小倉のかしわめし”を届けるのですが、その際宮本さんは亀さんからどこのかしわめしだと聞かれて答えていく内、「昨日昔を思い出したら、急に懐かしくなっちゃって…是非社長にも私の中の<かしわめし>をお届けしたくなったんです」と正直な心の内を打ち明けて、亀さんから微笑されていました。
 どうやら、亀さんは太田さんからこっそり「宮本は社内案内作りに苦労しているようです」と報告を受けていたらしく、その言葉を聞いて「それじゃよ。君に頼んだ会社案内は」「うちの仕事も、それと同じという事だ。商品、企画、アイディア…これらを心を込めてクライアントに届けるのがワシらの仕事だ。君のこの<かしわめし>のようにな」とさりげなく仕事のヒントを与えており、宮本さんをハッとさせていました。
 誰かに何かを伝える…それも、文章だけで正確に表現する事の難しさは当管理人自身が常に直面している事態ですので、宮本さんの悩みと焦燥と苦しみはすごく分かります。
 度々、その難しさに「もう無理です!ギブアーップ…!と『賭博黙示録カイジ』の藤野さんばりに叫びたくなりますが(今もそうです…orz)、それと同時に、過去に胸へ染み入るような名文を残された幾人もの方々は才能だけに胡坐をかかず、努力と労苦を惜しまなかったからこそ書けたというのもまた事実であると思う為、誰の心にも響く名文レベルとまでは一生いかなくとも、いつかごく一部の方にでも僅かながら伝わる文章が書けられたら…という必死の思いで、恥を忍びながらも諦めず細々と書き続けている次第です。
かしわめしを作って届ける事により、思いがけず仕事に役立っていた宮本さん
 先日、機会があって久々にかしわめしの駅弁を食べられたため、再現を決意しました。
 幸い、作中には分量つきの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、特製スープと鶏出汁炊き込みご飯作り。大きめの鍋へ水、鶏手羽先、鶏手羽中、昆布、干ししいたけを投入して強火で煮たて、次から次へと大量に出てくるアクを丁寧に取り除きます(←手羽先の方は、肉が分厚い所に隠し包丁を入れておきます)。
 アクがほぼ出なくなったら中火にして煮込み、段々スープが澄んできたら弱めの中火に火力を切り替え、二十分以上コトコト煮込みます。
 水の量が当初の半分くらいになったらペーパータオルで漉し、冷めたら特製スープの出来上がりです。
小倉のかしわめし1
小倉のかしわめし2
小倉のかしわめし3
 このスープと、醤油、日本酒、砂糖、塩、生米を炊飯器にセットして少し時間を置き、そのまま普通に炊いたら鶏出汁炊き込みご飯は準備完了です。
 炊けたら、忘れずしゃもじでさっくりと切るように混ぜておきます。
小倉のかしわめし4
小倉のかしわめし5
小倉のかしわめし6
 次は、お肉の準備。
 スープをとった後に残った鶏手羽先と鶏手羽中の骨からお肉をはがし取り、フードプロセッサーで細かいミンチ状にします(←「大体細かくなったかな?」というくらいで機械を止めてOKです)。
 このミンチ肉と、包丁で小さく細長いそぎ切りにしておいた皮付き鶏もも肉をボウルに入れ(←宮本さんが言っている通りかなり切りにくくて泣けますので、よく研いだ包丁で根気強く切った方がいいです)、日本酒をふってなじませます。
小倉のかしわめし7
小倉のかしわめし8
小倉のかしわめし9
 このお肉を、砂糖、日本酒、みりん、醤油を沸騰させておいた小鍋へ加え、四本の菜箸でまんべんなくかき混ぜながら煮詰めていきます(←汁気が少し残るくらいがちょうどいい煮加減です)。
 煮えたら一旦お皿へ取り出し、人肌にまで冷ましたらお肉は用意万端です。
小倉のかしわめし10
小倉のかしわめし11
小倉のかしわめし12
 ここまできたら、いよいよ盛り付け作業。
 四角いお弁当箱に鶏出汁炊き込みご飯を薄く平たくよそい、三か所に煮た鶏肉、刻み海苔、錦糸卵を飾り付けます(お箸を二か所に橋渡ししてから盛ると綺麗に盛れます)。
 この時、なるべくまっすぐになるよう慎重に仕上げた方が美しい出来栄えになります。
小倉のかしわめし13
小倉のかしわめし14
小倉のかしわめし15
 具を全部盛り終えたらお箸をどけ、最後に中央へ汁気を切った紅しょうがをちょこんと乗せれば“小倉のかしわめし”の完成です!
小倉のかしわめし16
 残念ながら、モデルとなった「小倉のかしわめし」は掛け紙も中身もリニューアルされてビジュアルがガラッと変わってしまっていた為、本物となんちゃって駅弁を並べても別物にしか見えないという悲しい事態になってしまいましたが;、ご飯の色合いだけは酷似していました。
 黄金の鶏スープで炊かれてそそる香りに仕上がった薄茶色のご飯に、薄焼き卵の黄色、海苔の黒、紅しょうがの赤が映えています。
 ちょっとお肉の大きさに誤差がでていますが、果たして味の方はどうなのか、食べて確かめてみようと思います!
小倉のかしわめし19
小倉のかしわめし17
 それでは、ご飯とお肉を一緒にお箸でつかんでいざ実食!
 いただきま~すっ!
小倉のかしわめし18


 さて、味はと言いますと…多少誤差はあるものの、なかなか似ていて旨し!鶏の風味をギュッと封じ込めたご飯が秀逸です!
 煮た鶏肉は、薄い色合いであっさり上品な味付けの本物より、色も味も大分濃いめでしっかり煮含められた感じの甘辛醤油味でしたが、これはこれでご飯が進むおかずになっていて美味でした。
 骨の回りについているお肉や鶏皮も使用したせいか、正肉だけ使った鶏そぼろよりも鶏の旨さが濃厚でコクがあり、食べ進めていくごとにどんどん味が膨らんでいくのがたまらなかったです←改めて、骨から出るエキスや鶏皮の脂分は強烈な旨味成分なのだと再確認しました)。
 本物同様、細かいフレーク状になってしっとりホロホロした優しい口当たりのそぼろ部分と、やや大きめで鶏もも肉ならではの張りのある噛み応えが特徴的なそぎ肉部分にちゃんと分かれ、バラバラな食感なのが返って飽きを防いでいてよかったです。
 一方ご飯は、鶏の出汁を隅々まで吸ってシンプルながらも味わい深い出来栄えになっており、噛めば噛む程鶏の滋味が淡くもはっきりと広がっていくのにうっとりしました。
 福岡名物のかしわめしをさらに品よく、丁寧に仕上げたイメージで、鶏好きには堪えられない一品です。
 ふんわりした口当たりの錦糸卵や、磯の風味が強い海苔によって目先が変わったり、舌にキュッとくる酸味の紅しょうがが味を引き締めるのがナイスでした。


 正直、大抵の駅弁は「冷めてても美味しいけど、温め直した方がもっと美味しいだろうな…」と感じやすいのですが、これはむしろ冷めた方が美味ですので、お弁当に最適な一品です。
 お肉はともかく、ご飯は本物そのものと言っていい程そっくりに出来上がりましたので、今後も気が向いたら作ろうと思った再現でした。

●出典)『なんちゃって駅弁』 原作:守靖ヒロヤ 作画:上農ヒロ昭/実業之日本社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

『クッキングパパ』の“バンブーグ”を再現!

 たけのこの皮をむいていると、植物というよりはまるで動物の皮をむいているような気になり、複雑な気持ちになる事があります。
 といいますのも、産毛が生えている所といい、植物の皮にしてはまるで獣皮のような手触りといい、表面を撫でていると動物の背を撫でているような気分になったりと、いちいち細かく胸が痛むからで、個人的にはあさりを熱湯に投入する時並に胃がギリギリする瞬間です(←結局食べるんですが;)。

 どうも、実家の影響でたけのこの煮物は甘辛味噌味が一番しっくりくる管理人・あんこです(←ご飯のおかずには勿論、お酒のつまみにもいいのでおすすめです)。


 本日再現する漫画料理は、『クッキングパパ』にてみゆきちゃんの友達・一樹君が荒岩係長の為に作った“バンブーグ”です!
バンブーグ図
 ある春の日、もうすぐ小学五年生になるみゆきちゃんとリナちゃんは、博多近郊にある山へたけのこ堀りをしに行きます。
 小さい頃から活発で外を走り回るのが大好きだったみゆきちゃんは興奮し、「犬じゃないんだからー」と言われるほど夢中になってあっちを掘り、こっちを堀りと大はしゃぎしていましたが、力仕事が苦手なリナちゃんは「あたしの分も頑張って!」「みゆきちゃん、あんただけが頼りよ!」と最初からみゆきちゃんにお願いしており、ちゃっかりしてるな~と苦笑しました;(←作中の応援の仕方を見るに、人の心をくすぐるのがかなり上手でしたので、魔性の女になる素質は十分あると思います;)。
 一見正反対でチグハグな組み合わせに見えますが、足りないところをお互い補う友達関係は現実でも結構よくあるものですので、見ていて微笑ましかったです。
 この時、偶然同じ山へ来ていた一樹君(こちらこちらのお話に登場しています)とばったり会ったみゆきちゃんは、少しの間「何本掘れた?」「ざっと10本というところかな」などと立ち話をするのですが、その際に「うちのとうちゃんは何でも好きだけど、たけのこは特に春を感じるから好きだってー」という情報を知った一樹君は、以前荒岩係長には料理を教わって随分助かった事もあり、翌日お礼に美味しいたけのこ料理を作りに行くことを約束していました。

 ちなみに一樹君が去った後、みゆきちゃんはリナちゃんから「あんたこの頃、一樹君と仲がよかねー」と冷やかされていましたが、早熟なリナちゃんに比べてそういう面にはからっきし興味がないみゆきちゃんは「はあ?」と訳が分からない様子で、少しほっとしました;。
 思い返せば、当管理人も友達と「男子の中では誰が好き?」とこそばゆい話をし合うようになったのはちょうどこのくらいの年齢だった為、みゆきちゃんもとうとうそういう話題が上る歳になったか~と、懐かしいような寂しいような不思議な気持ちになります。
荒岩さんに恩返しする意味もあって、大好物のたけのこ料理を作りに来た一樹くん
 そして翌日、約束通り材料を持参した一樹君は妹・ナナちゃんを連れて荒岩家へやって来、「オレもこのごろ腕を上げてさー」「たけのこたっぷりのハンバーグを作るのさ」と言って意気揚々と調理開始するのですが、初心者ゆえのうっかりミスで合挽き肉ではなくステーキ肉を買ってきたり(←正直、かなり大胆な間違いだな~とびっくりしました;)、何故か水っぽくてびちゃびちゃのハンバーグを焼いてしまったりと失敗だらけで、途中何度も「どうしよ~っ、オレのバカッ、バカッ」「ダメだ、うまくないよー」と混乱していました。
 幸い、ステーキ肉は荒岩家にミートミンサーという文明の利器があったおかげですぐミンチに出来ましたが(←荒岩家は調理器具の宝庫だな~とつくづく感心します;)、どうしてベチャッとなったのかはみゆきちゃんにもナナちゃんにも分からず、一樹君はますます落ち込んでしまいます。
 おそらく、お母さんから習い始めて自信がついた料理がハンバーグだったからこそ、たけのこハンバーグというアレンジ料理を選んだんだじゃないかな~?と推測されますが、実際に自分で用意する段になるとあれこれ予想外な事が起きてパニックになっちゃう気持ちは当管理人もよ~く分かる為、読んでいてほろ苦い気持ちになりましたorz。
たけのこのみじん切りをそのまま入れたハンバーグは、水っぽくてベチャベチャしていました;
 しかし、傍には今やすっかり料理に目覚めつつある失敗の達人・虹子さんがいた為、ベチャベチャになったのは水分が多いたけのこをそのまま使ったからだと原因が分かり、軽く炒めて水気を飛ばす事によって簡単に解決していましたので、見ているこちらまでほっとしました。
 それにしても、一巻では鍋を黒焦げにして危うくアパートを火事にしかけた虹子さんが、百一巻目にして的確なアドバイスを出来るようになるまで成長するとは…何やら感慨深いです(つД`)。
 こうして、一樹君が虹子さんやみゆきちゃんのアドバイスを受けつつ色々改良して作り上げたのが、この“バンブーグ”です!
 作り方はちょっと手がかかるものの基本的には簡単で、ゴマ油で炒めたたけのこ・バターで炒めた玉ネギ・しいたけ・牛ひき肉・塩・こしょうを練り合わせて作ったタネを、やや分厚く輪切りにして中をくり抜いて器状にしたたけのこの中へ詰めて両面を焼き、仕上げにハンバーグを焼いた後のフライパンにコンソメスープやケチャップなどを溶かして作ったソースをお皿に広げ、その上へ先程焼いたハンバーグを乗せたら出来上がりです。

 ごま油とバターの両方を使うとは意外でしたが、こうするとかえって風味が高まるのだそうで、読んでて感心したものです。
 実を言いますと、たけのこを器にして使うのはみゆきちゃんの発案で、一見破天荒ながらも的確なアイディア力は虹子さん譲りなのかな?と思いました。
 実はこの頃、荒岩係長は琉国大学(琉球大学がモデルと思われます)へ進学したまこと君を訪ねて沖縄に滞在していたのですが、“バンブーグ”が完成したちょうどその時に帰宅しており、部屋へ入るや否やすぐに一口食べて「うまいっ、うまいゾ一樹君」と大喜びしていました。
 味が美味しかったのはもちろん、ちゃんと自分の事を覚えていてくれてお礼をしてくれた、一樹君の心が嬉しくて余計喜んだろうな~とほのぼのした回でした。
失敗続きだった虹子さんも、料理のアドバイスが出来るくらいに成長しましたつД`)たけのこの器を使ってハンバーグを焼くのは、実はみゆきちゃんのアイディアでした。
 先日、自宅でたけのこを大量に下茹でしましたので、いい機会だと思い再現する事にしました。
 作中には詳細な分量付きレシピが記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、たけのこの下準備。皮をむいて汚れを洗い流し、穂先の部分へ縦一文字に切れ目を入れた生のたけのこを(イボの部分はこの時に切り取ってOKです)、米ぬか、赤唐辛子、お水を入れた大鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にして一~二時間煮ます。
 時間が経ったら火を消して茹で汁に浸したままたけのこを冷まし、人肌程度になったら冷水入りのボウルに浸けておきます。
 これで、たけのこは調理出来ます。
 ※米ぬかや赤唐辛子がない場合は、生米か重曹を入れて煮ても可です。
バンブーグ1
バンブーグ2
バンブーグ3
 次は、ハンバーグのタネとたけのこの器作り。
 先程のたけのこの中央部分を厚めにカットし、底が抜けないよう慎重かつギリギリに中身を切り取るかくり抜くかして、たけのこの器を作ります。
 その時に取り出したたけのこの中身と、上部分と下部分のたけのこは全てみじん切りにし、ごま油をひいた中火のフライパンで水分が飛ぶまで炒めて塩で味付けし、あらかた水気が飛んだら別器に移して冷ましておきます。
バンブーグ4
バンブーグ5
バンブーグ6
 この炒めたけのこと、みじん切りにした後バターで透き通るまで炒めて十分冷ました玉ネギ、細かく刻んだしいたけ、牛ひき肉、塩、こしょうをボウルへ入れ、粘りが出てくるまでよく練ります。
 これで、ハンバーグのタネは出来上がりです。
 その間、たけのこの器全体に軽く塩とこしょうを振り、穴の部分へは小麦粉をまぶしてはたいておきます。
バンブーグ8
バンブーグ9
バンブーグ7
 次は、いよいよ焼き作業。
 さっきのタネを油をなじませた両手で丸い形に成形しつつ空気を抜き、たけのこの器へ隙間なく詰めて中央を小さくへこまします(たけのこの穴の高さに合わせず、たっぷり入れた方がいいです)。
 このハンバーグ入りたけのこを、油を引いて弱火~中火に熱したフライパンに並べ、最初はたけのこの面から焼きます。
 やがて、たけのこの底に焼き目がついてきたら、今度はハンバーグの部分が焼けるようひっくり返し、そのままじっくり火を通します。
バンブーグ10
バンブーグ11
バンブーグ12
 ハンバーグの面に焦げ目が出来て香ばしく焼けたらまたひっくり返し、今度はフタをしてハンバーグの中に火が通るまで蒸し焼きにします(焦げないよう、時々フタを開けて確認する事をおすすめします)。
 竹串でハンバーグの中央を刺し、透明な汁が出るようになったら、焼き上がりです。
 この時、焼けたハンバーグを手早く他の器へ取り出して再度火にかけ、コンソメスープ、ケチャップ、ワイン、醤油、塩、こしょうを投入して木べらでこそげるようにして混ぜ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけてソースを作ります。
バンブーグ13
バンブーグ14
バンブーグ15
 お皿の中央へ出来立てのケチャップソースを広げ、その上へ熱々のハンバーグを盛れば“バンブーグ”の完成です!
バンブーグ16
 深紅の色に染まったソース、淡い黄色が美しいたけのこ、見るからに香ばしそうな茶色のハンバーグの三色の取り合わせが綺麗です(クレソンか、山椒の葉を飾り付けたらもっと彩り豊かになりそうです)。
 思っていたよりも香りが強く、まるでにんにくを入れたかのようなパンチのある風味で、結構食べ応えがありそうなイメージです。
 たけのことハンバーグは果たして合うのか、実際に食べて確かめてみようと思います!
バンブーグ17
バンブーグ18
 それでは、熱々の内に切り分けていざ実食!
 いっただっきま~す。
バンブーグ19


 さて、味はと言いますと…見た目よりもずっとガツンとした味わいで衝撃!たけのこの器は見た目的にも味的にも必要です!
 水煮にはない甘くて瑞々しい汁気が繊維を噛み砕くごとにジュッと溢れ出るたけのこと、何故かにんにくを使ったようながっつり系のワイルドなジューシーなハンバーグは、一見合わないように見えて実はよく合っておりびっくりしました。
 たけのこの器はザクザクと歯に心地よい豪快な歯応え、ハンバーグの中のたけのこはサクサクコリコリと可愛らしい適度なアクセントになっていて、たけのこを二重に楽しめるのがいいです。
 意外とゴマ油とバターはそこまでぶつかっておらず、どちらともその存在感は曖昧になっていましたが、ハンバーグを噛み締める度にそこはかとなく漂う香ばしさはゴマ油、香り高いコクはバターのおかげだと感じた為、一口では分からない複雑な奥行きが生まれていた事だけでも別々の油脂で炒めた価値はあったと思いました。
 牛肉100%のハンバーグは重厚でやや硬めの生地が特徴的ですが、これはたけのこの器がその癖の強さをしっかり受け止めている上、椎茸のシコシコした食感と深い風味、玉葱の柔らかい口当たりとねっとりした甘味が牛肉のこってり感を和らげて程よい和風味に仕立てている為、あまりしつこくないのがよかったです。
 醤油とワインが効いた大人向けの甘辛いケチャップソースはハンバーグだけでなく、たけのことの相性も結構よく、これはご飯だけでなくビールやワインとも合いそうだな~と思いました。


 たけのこの旨味はお肉によって消えるどころか、むしろ味の強い物と合わさる事によってその存在の大きさをアピールしていた為、「たけのこって意外と味が濃いんだな~」と感心しました。
 但し、後日水煮のたけのこで再現してみますと、危惧していた通りたけのこの食感も味もハンバーグによってやや薄まっていましたので、これは春の季節に茹でたてのたけのこで作るのが無難そうです。

●出典)『クッキングパパ』 うえやまとち/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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