皆様に、改めて感謝です。

 前々記事をアップして以来、当ブログへ沢山の励ましのコメント&拍手を下さった皆様、誠にありがとうございます。
 正直、長文で読みづらく癖のある当ブログにここまで反響があるとは思っておりませんでしたので、一つ一つありがたく拝見しては、皆様のご配慮に満ちた優しいお言葉に感謝しました。
 そして、「やっぱり、どんなに時間がなくても続けていきたい」という想いが改めて胸にこみ上げてきました。
 不束者な当管理人ですが、今後もご縁がありましたらよろしくお願い致します。

 また、いちこさん。
 先日はレシピ非公開の件についてご提案下さり、ありがとうございます。
 実は一度、それも検討して実験してみたんですが、ただでさえごちゃごちゃしているTOPがさらにカオスな有様になりましたので、当分は今のままでいくことにいたしました。
 お気遣い痛み入ります。


P.S.
 非公開コメントを下さったちょっとごめんなさいさん、先日はご指摘ありがとうございました。
 実は、上記の御礼のお言葉は前記事のラストに記載させていたんですが、目立ちにくい位置ゆえ一見分かりにくく、皆様からの反響を無視したまま記事だけアップするという失礼な態度に取られても仕方がない、不誠実な事をしていました。
 前から、何らかのご返信や連絡事項は記事の最後にPSという形で表記していた為、その延長線上でアップしてしまってました。
 お返事不要との事でしたが、その事に気づかさせてくださり、感謝致します。
 ご質問やアドバイス、多大な反響コメントにはなるべく迅速にご返信しようと努力しているのですが、最近は仕事の時間も休みも不定期な事からどうしてもすぐには手が届かず、非常に歯がゆい思いをしております(←大変胸が痛む事ながら、その他の善意によって頂く励ましのコメントは必ず目を通しつつも、右のプロフィール欄にてご説明している時間や体力上の理由でご返信するのを休まさせて頂いています)。
 その優柔不断さを傲慢に感じられ、「誰かと交流する気はない、問いかけに答えるつもりはない」 と受け取られても仕方のない対応をとり、ご不快な気持ちにさせてしまったこと、改めてお詫び致します。

 現状で行動を起こせていない以上、説得力がないかもしれませんが、皆様との交流や思いを完全無視したままブログを続けたいとは思っておりません。
 コメントの返信という形では難しいですが、コメント欄にて頂いたご情報やお気持ちは、調理方法にしろ、文の書き方にしろ、再現させて頂く作品や料理のチョイスにしろ、前置きの内容にしろ、モチベーションにしろ、何らかの形で記事に必ず反映したいと考えております。

 六年近く再現ブログをしても、上記のように未熟なままの当管理人ですが、もしご縁がありましたら宜しくお願い致します。

『じったんの時短レシピ』の“じったん流しょうが焼き”を再現!

 先日、某スリランカカレー屋さん(←行きつけのお店とはまた別)へ相方さんと初めて行ったんですが、何故か扉の前に無表情かつ無言なスリランカ人の男性(?)が二人入口を塞ぐようにして立っており、一瞬回れ右をしかけましたorz。
 幸い、コミュ力抜群&人懐っこいを通り越してもはや図々しいと職場で評されている相方さんが「どもっ☆入りま~す!」と笑顔で割って入っていくのをコバンザメの如くぴったりとくっついて入店できましたが、一人だったら確実に入れませんでしたので、一人飯を極める為には相方さんの鉄の心臓を見習わねば…と反省したものです。
 あ、ちなみにカレーはとてもおいしかったです(^^)。

 どうも、店内に貼ってあった「野生動物の出現場所が詳細に載っているスリランカ地図」に目が釘づけになった当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『じったんの時短レシピ』に主人公・吉永珠里さんがある日の夕食に作った“じったん流しょうが焼き”です!
じったん流生姜焼き図
 『じったんの時短レシピ』とは、アクセサリー関係の会社で仕事が早く的確だと評されている20代後半の独身チーフ・吉永珠里さん(←あだ名はじったん)が、私生活でもその時間短縮術を活かして「手早い・おいしい・楽しい」と三拍子揃ったお料理を作る日常を描いた、スピーディー系グルメ漫画です。

 どこかミュージカルを彷彿とさせる大袈裟で少しファンタジーが入った表現と、1話につき7~10Pという比較的短いページ数の中でテンポよく話がまとまっていて爽快な読後感は『3人分クッキング』『花のズボラ飯』にやや似ていますが、色気がないように見えて実はかなりスタイルがいい珠里さんの口元や胸元のエロスがちらりと描かれている所は『まかない君』に通じるものもあり、全体的にバランスよくまとまっているのが特徴的。
 題名に偽りなく、どの料理も最短2分・最長でも19分しかかからないお手軽さは勿論、基本的に特別な材料も器具もいらずカロリーも高すぎない物が多いのが素晴らしく、女性ならではの視線を活かしているな~という印象が残りました。

 三年半前に彼氏と別れて以来なかなかいいご縁に恵まれず、作中で何度も失恋しては車田泣きも真っ青な大泣きシーンを何度も披露している珠里さんですが;、根っからの明るい性格と立ち直りの早さで一向にめげず、常に前向きに出会いを模索する姿が読んでいて清々しく、「うまくいくといいな~」と応援しているつもりが、段々「私も頑張ろう!」と読んでいるこちらが反対に励まされるという逆転現象が起きてしまうのも、また魅力の一つでもあります。

 あと、生まれも育ちも高知県出身の珠里さんは地元の特産品や土佐料理を愛してやまず、作中でもちょこちょこ高知ゆかりの料理を作るのが特徴的(←高知県出身の主人公が出てくるグルメ漫画は、当管理人が知る限りこちらだけです)。
 ゆず茶・カツオのタタキ・すだちうどんなどといった地元色の濃い料理の数々はどれもそそるものばかりで、単に時短であればいいという訳ではなく、ちゃんと季節感やこだわりが垣間見えるのが個人的に高ポイントでした。
二十×歳、徳島出身彼氏な一人暮らしな日々を送る料理上手な女性・じったんが主人公。
 今回ご紹介するのは、2話目「しょうがストック」のお話。
 前々から同じ職場の課長にほのかな恋心を抱き、「今日も吉永はがんばってるなぁ。お前等も見習えー」という言葉に胸をときめかせていた珠里さんですが、その僅か数日後に課長が結婚のご報告&お相手は自分の同期でこの度寿退社するというダブルでショックな事実を知り、自宅に帰るや否や大声で泣き叫びながらキッチンへ駆け出します…←別れた後の気まずさを考えると、社内恋愛は水面下で進めるのが正しい作法なのかもしれませんが、珠里さんのように密かな片思いをしている人々にとってはまさに青天の霹靂だろうな~と同情しました;)。

 どうやら、珠里さんが「課長にもっと評価されたい!」と連日残業して仕事に全力投球している間、お二人はほぼ定時上がりで愛を深め合っていたみたいで、珠里さんの不器用さとアピールする所のズレっぷりに、似た者同士のよしみで思わず涙が出そうになったものですorz←いい所を見せようと作業中、ふと「誰か見ているかな?」と後ろを振り向くと、誰も見ていないどころか自分そっちのけで皆が談笑していた時に感じる寂寥感に近い物がありますね…)。
 おかげですっかりやさぐれモードに突入した珠里さんは、「吉永珠里2×歳彼氏いない歴3年半。お局まっしぐら…」と虚ろな状態で調理を始め、実家から届いた巨大しょうがを全部すりおろして大量にあまらせてしまいます。
憧れの職場の上司が同僚と社内恋愛結婚してひどく悲しみ、グロッキーな表情でしょうがをすりすり;
 そんな時、珠里さんがおろししょうがをたっぷり使って三分以内に作り上げたのが、この“じったん流しょうが焼き”です!
 作り方はすごく簡単で、ボウルへおろししょうが・豚細切れ肉・醤油・お水を入れて揉みこみ、ちょっぴり寝かせて中火のフライパンでこんがり焼いたらもう出来上がりです。
 ポイントはおろしたての新鮮なしょうがを惜しみなく使うことと、お水はしょうがと豚肉と醤油をしっかり混ぜてから加えることの二つで、料理初心者でも安心して作れるシンプルな手順に感嘆したものです。

 初見時は、「しょうが焼きなのに、砂糖やみりんを使わない?!」「臭み消しのお酒も入れない!」「それどころか、お水まで入れちゃうのか…」と色んな意味で衝撃的なレシピでしたが、考えてみれば焼いた豚肉にしょうが醤油をかけるだけでも十分美味しいので味的には問題なさそうですし、お水を揉みこむという下ごしらえも「加熱すると肉の中の水分はどうしても蒸発するが、あらかじめ水分を外部から足しておくと残る水分は多くなり、結果的にお肉は柔らかく仕上がる」という根拠があるそうなので、意外と侮れない調理法かもしれません。

 その後、珠里さんは焼きたてほやほやの“じったん流しょうが焼き”を頬張って「絶世絶品~!」「しょうがが利いててあつあつで…これはもうあれよクレオパトラよ!この美味しさ世界三大美女級よ!!」とすっかり元気を取り戻し、最終的には「イケメン新入社員に期待よ~!」とポジティブに締め括っていました;。
料理酒でも砂糖でもみりんでもなく、くわえるのはなんと水!衝撃が走ったものです
 ちょうど材料が手元にあり、以前からどんな味か気になっていたのもあって再現する事にしました。
 作中には詳しいレシピが載っていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、豚肉の下準備。ボウルへたっぷりしょうがをすりおろし、食べやすいサイズに切った豚こま切れ肉を投入してざっとなじませます。
 ※普通のしょうがでもいいですが、新しょうがを使った方が風味もよく辛味もそこまで強くないのでおすすめです。
じったん流しょうが焼き1
じったん流しょうが焼き2
じったん流しょうが焼き3
 そこへ醤油をたらして手でよ~く揉み合わせ、お水を足して再度で手でざっくり揉んだら少し時間を置いて全体をなじませます。
 これで、豚肉は準備完了です!
じったん流しょうが焼き4
じったん流しょうが焼き5
じったん流しょうが焼き6
 次は、焼き作業。
 中火で熱したフライパンへ先程の豚肉を漬け汁ごと加え、軽く焼き色がつくまで焼きます(←漬け汁が多めだったら、一旦お肉だけ取り出して漬け汁を煮詰め、最後にお肉を戻し入れて絡めるという方法もありです)。
じったん流しょうが焼き7
 豚肉にしっかり熱が通ってほのかに焼き色がついたら火からおろし、レタスやトマトを飾っておいたお皿へ盛り付ければ“じったん流しょうが焼き”の完成です!
じったん流しょうが焼き8
 普通の生姜焼きに比べるとやや汁気が目立ちますが、しょうがの香気が倍以上にぶわっと立ち上る為、それだけでもう食欲がそそられます。
 たったあれだけの調味料で本当に味がちゃんとついているのか心配ですが、ここはじったんを信じて食べてみようと思います! 
じったん流しょうが焼き9
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
じったん流しょうが焼き10


 さて、感想はと言いますと…すごく爽やかな美味さ!単純に見えて、実はかなり計算された複雑な味わいに衝撃です!
 おろししょうがのキリリとフレッシュで清々しい辛味と、豚肉から染み出た濃厚な旨味エキスが醤油に奥深い味付けを施し、まるで何かの素を使ったかのような凝った仕上がりになってます。
 けれど、それでいて市販の合わせ調味料にはないすっきりしてベタつかない爽快な後口が印象的で、いくら食べても一向に飽きませんでした(←おろししょうがのホワホワシャリシャリした優しく心地よい口当たりは、手作りならではの良さ!)。
 砂糖やみりんは一切使っていませんが、しょうがの素朴で自然な甘味がほのかに効いているせいかほんのり甘辛く、その絶妙な塩梅が後を引かせます。
 当初は水っぽい出来にならないか心配でしたが、しょうがの酵素パワーで固い筋が緩和した豚肉は逆に水分を程よく含んでふっくらし、結果片栗粉をまぶして茹でた豚しゃぶみたいにしっとり柔らかい肉質になっててナイスでした。
 唯一の弱点は、こんがり焼いた肉特有の香ばしさが不足し、「しょうが焼き」というよりは「しょうがソースの炒め煮」っぽくなっている所ですが、再その分しょうがの風味や長所がまんべんなく活かされた一品になっている為、十分満足できるレシピだと感じました。


 ご飯のお供、ビールのおつまみ、お弁当のおかずにも向いている最強の生姜焼きで、ここ数日はハイローテーションで作っていました。
 しょうがをたっぷり摂取できるので体にもいいですし、色んな方に一押ししたいです。


●出典)『じったんの時短レシピ』 岡村みのり/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

ブログ更新が遅れる事のお詫び

 こんにちは、あんこです。

 数年前から三~四日に一度の更新頻度を保ってきた当ブログですが、最近仕事量が増えた事や、私生活でも色々すべき事が増えた影響で、誠に遺憾ですが、これからしばらくは不定期更新に切り替えます(既に、常に五個以上は温存してきたブログのストックは尽きてしまいました)。
 個人的にはとても残念で、尚且つ大変ありがたいことに当ブログの更新を楽しみにして下さっている方に申し訳ないという想いがとても強かったのですが、ここで完璧を求めるがあまりに更新を完全に停止してしまうより、細々とでも続けて行くことが最善だと考え、今回の措置に踏み切りました。

 恐れ入りますが、ご了承の程頂けますと幸いです。

P.S.
 また余裕ができましたら元のペースに戻しますので、宜しくお願いします。
 あと、最近コメント欄にて分量公開をご希望されている皆様へのご返答ですが、当ブログは前々からレシピは非公開する旨を発表しております。恐れ入りますが、今後同じ質問が来た場合は返答をいたしかねますので、何卒ご了承の程宜しくお願い致します。

『3人分クッキング』の“エスニックそーみんちゃんぷるー”を再現!

 最近、一人○○をデビューする機会が多いです。
 とはいっても、一人ネカフェ、一人喫茶店、一人映画、一人カラオケ、一人定食屋など、そこまで大した事ではないんですが、最初はドキドキしても実際にやってみると「何だ、全然平気だ」と目からウロコが落ちるあの清々しい爽快感が中毒になっており、最近ではどんな一人○○をしてみようかワクワクしています(←…と知人に話した所、「何、相方と別れたの?」と言われましたが、そうではありません;)。

 どうも、今のところ一人焼肉と一人居酒屋と一人バーが三大関門だと考えている当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『3人分クッキング』にてまどりさんが素麺を消費する為に作った“エスニックそーみんちゃんぷるー”です!
エスニックそーみんちゃんぷるー図
 それは、肌寒くなって来た初秋のある日の事。
 まどりさんは大学の教授から「君ん所、ルームシェアだったな…あげる」という言葉と共に、好意で余った素麺を譲ってもらいます←当管理人も経験があるのですが、お中元のシーズンは真夏の時期と丸被りするせいか素麺が届く率が結構高かったらしく、結果素麺に飽きた教授から分けてもらう機会がそこそこ多かったです。もっとも、他にもお裾分け希望する苦学同級生は多かった為、じゃんけん争奪戦に買って初めて頂けましたが…;)。
 しかし家に帰ると、あゆむさんとほずみさんも同じ理由でバイト先の店長から素麺を大量に分けられていた事が判明し、お三方とも「毎日の夕食を素麺にしないと、賞味期限内での消費が間に合わない」という嫌な予感を感じ取って暗い雰囲気になっていました。
 素麺は乾物ですので、「数年でも持つんじゃないかな?」と思いがちですが、意外にもスーパーで売られているような半生麺は三か月程度、箱に入っているものでも一年そこそこが消費限度になっている為、一度にどっと手に入っても持て余す気持ちはよく分かったものです…。
素麺のもらいものって結構ありますので、他人事ではありませんでした…何故か被るんですよね
 数分後、気を取り直したあゆむさんは「まどり、大量の素麺を飽きずに食べられる料理のアイデアとかいつもみたいにあるんだろ?」と尋ねるのですが、百戦錬磨なまどりさんも素麺料理のレパートリーはそこまでなかったようで、少し悩んだ後「こうなったら数で勝負!みんなでアイデアを出し合って思いついた物を片っ端から試作してみましょう!」と苦し紛れに提案していました(←一品くらいなら心当たりがあるみたいでしたが、さすがに数週間飽きずに食べられる魔法のレシピは存在しなかったみたいで、「そりゃそうだよな~、どんなに美味しくても同じ味なら飽きそう」と苦笑しました)。
 その際、まどりさんがあゆむさんの「居酒屋でよく頼むそーみんちゃんぷるーをリクエストさせてもらおう!」という言葉をヒントに考えついた素麺料理の一つが、この“エスニックそーみんちゃんぷるー”です!

 作り方は簡単で、キャベツ・ニラ・ツナ・塩・こしょう・顆粒かつお出汁・カレー粉を熱したフライパンで炒め、最後に茹でた素麺を混ぜ合わせたら出来上がりです。
 ポイントは、油漬けタイプのツナ缶に入っている油で具材を炒めることと、素麺は普通に食べる物よりも固めに茹でておくことの二つで、暑い時期でも手軽に作れそうな所が嬉しかったです。
 そーみんちゃんぷるーは醤油味のレシピが多い為、カレー味はイマイチ想像が尽きませんでしたが、食材の組み合わせを考えてみれば「極細のカレーうどん」ととれなくもなかった為、これはこれでありかもしれない…と感じたものです。
全くの無策でしたが、三人寄れば文殊の知恵作戦でアイディアを出し合います
 その後、実際に試食したあゆむさんとまどりさんは「スパァイスィィィィ」「カレー粉入れて大正解ですよ!カラウマ~」と大喜びし、完全な見切り発車でも予想以上にうまくいったことに感動していました。
 実を言いますと、この他にもまどりさんはほずみさんの「こってりしてなくていいから、ラーメンっぽくできないかな」というリクエストで“鶏そば風にゅうめん”、自身の好みで“冷製カッペリーニ風冷やし素麺”も考え出していたのですが、一番独創性のあって美味しそうだったのは“エスニックそーみんちゃんぷるー”で、強く印象に残ったのを覚えています(←両方とも、『3人分クッキング』にレシピが収録されています)。

 おかげで、どのレシピで数週間を乗り切るか三人で話し合った時、「もうローテーションしなくていいよ、○○を毎日でも食べよう!」とそれぞれの推し麺(?)を巡って大激論が繰り広げられるのですが、その数秒後にまどりさんの実家から新たに素麺が届き、毎夕食と言わず毎日三食素麺でもいいくらい在庫が増えたのに皆悲鳴を上げていましたorz。
 どんなに美味しい食べ物でも、「適量」というのは大事だな~と実感したエピソードでした;。
ちゃんぷるーにカレー粉を入れるのは珍しいですが、これがなかなか合うみたいでした
 まだ初秋どころか夏すらきていませんが、ちょうど家に素麺があったので再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、炒め作業。油漬けタイプのツナ缶の油をフライパンへひいて火にかけ、手でちぎったキャベツとニラ、ツナを投入して炒めます(←ニラはすごく火が通りやすいので、キャベツが炒まってから入れた方がいいです)。
エスニックそーみんちゃんぷるー1
エスニックそーみんちゃんぷるー2
エスニックそーみんちゃんぷるー3
 キャベツにやや火が通ってきたら、塩、こしょう、顆粒かつお出汁で味を調え、最後にカレー粉を加えて風味と辛味をプラスします。
 全体にカレー粉が行き渡ったら、固めに茹でた素麺を足してざっと炒め合わせます(←「普通に食べたら、ちょっと気になるくらい固いかな?」がちょうどいいです)。
 この時、素麺はダマになりやすいのでブチブチ千切らないよう気を付けながらほぐし炒めます。
エスニックそーみんちゃんぷるー4
エスニックそーみんちゃんぷるー5
エスニックそーみんちゃんぷるー6
 素麺に調味料の味がなじんで来たらすぐに火からおろし、そのままお皿へ盛り付ければ“エスニックそーみんちゃんぷるー”の完成です!
エスニックそーみんちゃんぷるー7
 予想では茶色一色のイメージだったんですが、実際に作ってみると意外にもキャベツとニラの緑が主張しており、体によさそうなイメージです。
 素麺でちゃんぷるーを作った事は何度もありますが、カレー味は全く食べた事がない為、どんな感じかワクワクします。
エスニックそーみんちゃんぷるー8
 それでは、麺が冷めない内にいざ実食!
 いただきまーす!
エスニックそーみんちゃんぷるー9


 さて、感想はと言いますと…ツナと素麺の相性の良さに驚愕する美味しさ!カレー粉がいい仕事してます!
 素麺を炒めたらコシがなくなってぐにゃぐにゃになりそうで怖かったんですが、固めに茹でたせいかちゃんと歯応えは残っており、かえって独特の香ばしさと一風違うしなやかな弾力が生まれて一石二鳥な仕上がりになっています。
 口当たりはビーフンに似ているのですが、あちらはどこか乾いてモサモサした食感とざらついた表面なのに対し、こちらはもっちり滑らかな歯応えとツルツルッとした舌触りが特徴的で、豪快に見えて繊細な味わいだと思いました(←ビーフンは調味料が絡む感じなのに対し、素麺は調味料が染みている感じなのが印象的です)。
 ツナ缶の油のギュッと濃縮された野趣溢れるカツオエキスと、顆粒だしの奥深いカツオ出汁が相乗効果で濃い旨味を醸し出し、シンプルながらも癖になる和風カレー味でした。
 ビリビリッと来た後スカッと抜けていく爽やかな辛さと、スパイス特有のエキゾチックな香りがただのそーみんちゃんぷるーを刺激的で目新しい旨さにし、単調さをなくしているのがよかったです。
 ニラのにんにくっぽい風味、ツナの適度なボリューム感、キャベツの瑞々しい甘味がカレー味にぴったりで素麺によく合い、いい箸休めになっててナイスでした。


 ビールとメチャクチャ相性がよく、晩酌がすすんだ一皿です。
 このちゃんぷるーは勿論、“鶏そば風にゅうめん”も“冷製カッペリーニ風冷やし素麺”もおいしかったので、いろんな方にお勧めしたいです。

●出典)『3人分クッキング』 futa/一迅社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『華中華』の“手作りラー油のニラ玉チャーハン”を再現!

 まだ五月になったばかりだというのに、連日猛暑&強烈な紫外線続きでぐったりしております(←当管理人は九州に住んでいます)。
 五月でこれなら、夏は一体どうなるのか…と内心震え上がっていますが、こういう日の仕事終わりに飲むキンキンに冷えたビールはまた格別ですので、暑いのも悪くないな~と早くも自己防衛本能が発動している今日この頃です。

 どうも、こんなに暑いのに「まだ七月じゃないから」という理由でクーラーをつける事が出来ない職場で軽く熱中症になりかかっている当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『華中華』にてハナちゃんが上海亭の昔の味を引き継いで作った“手作りラー油のニラ玉チャーハン”です!
手作りラー油のニラ玉チャーハン図
 それは、アサリや春キャベツを使ったチャーハンとその価格について、一悶着あった数日後のこと(詳しくはこちらこちらです)。
 ハナちゃんの大叔父である竹三郎さんが、「横浜中華街チャーハン対決」の時のようにまたロー・サンチクという架空の人物になりきって、見込みがあるものの利益重視で味が落ちてきているお店を食べ歩きしては欠点を指摘する「世直し食べ歩き」をし始めます。
 どうやら、竹三郎さんは料理人として直接料理する道は引退した時点ですっぱり諦めたようなのですが、間接的にこれまでの経験と知識を総動員して横浜中華街をよりよくしていきたいという意志は常に持ち続け、それが「世直し食べ歩き」の実行に繋がったそうなのですが、ほとんどのお店は「ただのクレーム」「ただ暇を持てあましたヤツ」「一体何が目的だ?」と認識し、その誤りを正すお店はごく少数だったみたいでした。
 正直、竹三郎さんのしている事は長い目で見ればそのお店の為になる事ですので、大半のお店側の反応はちょっと残念でしたが、ある意味竹三郎さんのしている行動は道場破りのような不躾で押しつけがましい部分もなくはない為、素直に聞き入れられなくても仕方がないかもしれない…と色々考えさせられたものです(←なお、竹三郎さんは自身でもそういう自覚はあったようで、迷惑料代わりなのか値段がどんなに安くても一万円を丸々置いていってました)。
名店なのにむざむざ劣化していくのが耐えられず、世直し食べ歩きをし始めます
 その後、竹三郎さんはとうとう「上海亭」へもたどり着き、ハナちゃんは相手が大叔父さんだとは露とも知らずドキドキしながらニラ玉チャーハン(←以前ご紹介した“ニラ玉チャーハン”とは違い、ニラの香りと食感を最大限まで活かしたリニューアル版です)を出します。
 結果…竹三郎さんの評価は幸い「可」だったそうで、「300円でここまでのチャーハンを作るとは立派だ」と満面の笑みでパクパク食べるのですが、奇妙な事に少しだけ残し、ハナちゃんにこんな言葉を言い残します。
 それは、「だが…最後の一口まで食べ終えるには至らぬ…」「ニラと卵、ご飯の絡み具合はいいのだが…ゆっくりと味わいながら食べるというより、腹を満たすだけのチャーハンともいえる。これは、年寄りにとっては苦痛だ」「何故か…?それはこの店…<上海亭らしいパンチ>がないからだ」というもの。

 個人的には、安くておいしくてお腹も満たされれば十分なのでは…と思うのですが、竹三郎さんとしては上海亭を将来的に継いでいくハナちゃんがその伝統と味と技法を全く受け継いでいないのは実にもったいないと考え、あえて苦言を呈したと話していました。
 老舗が次の後継者へ代がわりし、お店もメニューも材料も一新した途端、閑古鳥が鳴くようになったというお話はそう珍しくありませんので竹三郎さんの心配も杞憂とはいいがたいのですが、自分の味を確立するようになった上に昔の上海亭の味を知らないハナちゃんにとっては、さぞかし難題だったろうな~と初見時は苦笑いしたものです。
ハナちゃんの作ったニラ玉チャーハンは味は良かったものの、パンチが足りないと酷評
 その後、竹三郎さんの「上海亭らしいパンチ」という台詞に反応したおじいさんが、「うちでは海老と五目の二種類だけで、ニラ玉チャーハンは作ってなかったんだがなぁ」「でも、ニラ玉定食は出していた。あれは評判が良くて…上からかけた<特製ラー油醤油>が効いててご飯が進むってな」と言ったのを聞いたハナちゃんが、「そのラー油が間違いなく上海亭の味…パンチなんです!」と気づき、おじいさんから当時のレシピを教わりながら作り上げたのがこの“手作りラー油のニラ玉チャーハン”です!
 作り方は簡単で、国産の一味赤唐辛子・お水・米酢・熱した油で作った手作りラー油へ醤油を混ぜ合わせ、ごま油で風味付けして作ったニラ玉チャーハンの上へお好みでかけたら出来上がりです。

 ポイントは、ニラは炒めすぎずサッと火を通すにとどめることと、熱した油を一味赤唐辛子へ合わせる際は間髪入れずにかき混ぜることの二つで、「手作り」という響きの割にそこまで難しくなさそうでほっとしました(←大昔再現した“飲めるラー油のチャーハン”の特製ラー油は、結構手間がかかった記憶がありますので…)。
 おじいさん曰く「お酢の酸味がラー油を旨くする!」との事で、市販のラー油にはないどことなく甘やかな風味にハナちゃんは感動していました。

 こうして翌日、ハナちゃんは今のハナちゃんの味と昔の上海亭の技法が入り混じった新しい“手作りラー油のニラ玉チャーハン”を竹三郎さんに試食してもらうのですが…結果は当然大成功!
 単調なニラ玉に手作りラー油が変化をつけてくれているとお客さん達に大好評で、上海亭は前以上に繁盛していました。
昔の上海亭伝統の味が、現在の上海亭へと受け継がれた瞬間です。
 久々に手作りラー油の良さを実感したくなりましたので、再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピもきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、手作りラー油醤油の用意。ボウルへ国産の一味赤唐辛子、お水、米酢を投入して泡立て器でよ~くかき混ぜ、全体にしっかりとなじませます。
 お水と米酢を唐辛子が隅々まで吸い込んだのを確認したら、白い煙がもくもく出るまで熱した油を一気に注ぎ、間髪入れずにガーッと混ぜ合わせます(←大変危険ですので、火傷と火事に要注意です!!)。
 油に赤唐辛子の辛味と風味が溶け込んだらそこへ醤油を入れ、再度かき混ぜたら手作りラー油醤油は出来上がりです!
 ※作りたても十分美味ですが、今回は原作通り一晩寝かせた物を使用します。
手作りラー油のニラ玉チャーハン1
手作りラー油のニラ玉チャーハン2
手作りラー油のニラ玉チャーハン3
 次は、ニラ玉チャーハン作り。
 熱したフライパン(又は中華鍋)へゴマ油をなじませ、刻んだニラを加えて焦がさぬよう気を付けながらさっと炒めます。
 ニラに半分火が通ったら溶き卵を回しかけて混ぜてニラ玉にし、すぐさまご飯を投入してパラパラになるまでフライパンをあおりながらよく混ぜ合わせます。
手作りラー油のニラ玉チャーハン4
手作りラー油のニラ玉チャーハン5
手作りラー油のニラ玉チャーハン6
 ご飯全域にニラと卵とごま油が行き渡り、ふんわりかつパラッとしてきたら塩とこしょうで味付けし、刻みネギを加えて香ばしくなるまでもうひと炒めします。
 これでニラ玉チャーハンは準備万端ですので、お皿へ丸く盛り付けます。
手作りラー油のニラ玉チャーハン7
手作りラー油のニラ玉チャーハン8
 この丸く盛り付けたニラ玉チャーハンの上から、あらかじめ寝かせておいた手作りラー油醤油をかければ“手作りラー油のニラ玉チャーハン”の完成です!
手作りラー油のニラ玉チャーハン9
 見た目はなかなか強烈ですが;、ハナちゃんの言う通り単に辛いだけではなくどことなく甘い芳香がぶわっと立ち上り、それが猛烈に食欲を誘います(←『鉄鍋のジャン!』の飲むラー油に少し近い物がありました)。
 お酢と醤油入りの手作りラー油を食べるのは初めてですので、一体どういう味わいなのかとても楽しみです。
手作りラー油のニラ玉チャーハン10
 それでは、チャーハンにラー油を絡ませていざ実食!
 いっただっきま~す!
手作りラー油のニラ玉チャーハン11


 さて、感想はと言いますと…単に辛いだけではない複雑な美味しさに絶句!出汁は一切入れてないのに、深みが半端ないです!
 ニラ玉チャーハン単品は、醤油が入っていない分あっさりした塩ごま油味でニラ本来のねっとりした甘さや、シャキシャキと小気味良い食感が活きた優しい味わいが特徴的。
 しかし、作中で言われてた通り若干薄味でパンチが足りず、そのままだとすぐに飽きてしまうのが弱点でした。
 が、その欠点を巧みに長所に変えて何倍にも味を膨らませてくれるのが、手作りラー油!
 一口目は確かにガツンと辛いのですが、そのすぐ後にスカッとしてさっぱり爽快な酢の酸味と、奥行きがあって香り高い不思議な甘味が辛さを軽減させ、病み付きになります。
 ラー油のおかげで旨味がさらに濃くなった醤油が全体的に物足りない塩分を補い、メリハリのついたがっつり系のチャーハンへと変身させているのが見事でした。
 出来立てほやほやのラー油の風味はどこか甘やかで清々しく、それがニラの味わいをかえって引き立てているのが特徴的です。
 まさに「辛旨い」「辛ずっぱい」としかいいようのない独特な塩気で、例えるとするなら「ラー油入りで数段スパイシーな餃子のタレ」をかけて食べているみたいだと感じました。


 チャーハンにかけて食べるのはもちろん、ニラ玉や餃子にかけて食べたり、焼いたお肉にかけて食べるのにも向いていると思いました。
 一味ではなく、七味で作ってみても違った感じでおいしくなりそうです。

●出典)『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
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 …『BAR・レモンハート』
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 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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