『どんぶり委員長』の“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”を再現!

 つい最近、実家の母が東京にいる妹の家へ二週間ほど遊びに行った事があったのですが、その時お隣さんから毎夜強烈なセロリ臭が漂い、ミステリーな気持ちになったと打ち明けられました。
 妹がいうには、その前はカレーの匂いが夜になる度換気扇を通じて猛烈に漂ってきていたそうなのですが、最近はセロリの匂いに切り替わったそうで(←数日どころの騒ぎではなく、半年レベルで毎晩そんな感じだったそうです)、母は「凝る料理が変わったのかしら?」、妹は「いや、あれは多分入浴剤の香りだよ」など、様々な憶測をして日々を過ごしたそうです。
 とりあえず、今度はもっと芳しい香りがマイブームになるといいねと三人でラインで語り合っている今日この頃です。

 どうも、セロリの葉と一緒に浴槽で揺られているとポトフになった気分になれてちょっと面白そうだな~と妄想した当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて吉田君がコンビニで委員長に依頼されて作った“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”です!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼図
 現代っ子にしては珍しいことに、委員長はコンビニに入った事がほとんどなかったのですが、ある朝シャープペンの芯を切らしていたことを思い出してフラっと立ち寄り、そこで偶然吉田君と鉢合わせします。
 最初は漫画雑誌を手にしていた吉田君に「禁止されてるでしょ!」と真面目に怒っていた委員長ですが、店内にエスプレッソマシンやホットスナックコーナーが設置されているのを発見してからは「い…今のコンビニって淹れたてのコーヒーが飲めるんだ…」「ウソでしょ…ここ揚げ物屋さん!?」とそっちの方に気がとられ、吉田君から「お前いつの時代の人だよ」と少し引いていました;。

 吉田君は呆れ顔でしたが、普段会社(又は学校)と家の往復ばかりで休みも家で寝るか趣味に没頭するかで日常を過ごしていると、ハッと気がつけば世の近代化からすっかり取り残されていた…というのは社会人にも学生にも非常にありがちな話の為、委員長を責めないでやってほしいと同情したものです今から数年前、未だに旧式の定期券で通勤していると六十代の母から「何でSUGOCASuica定期にしないの?色々便利よ?これ一つでバスにも乗れるし、ポイントも三倍溜まるし…」と心底不思議そうにアドバイスされた時には衝撃を受け、それ以来世の動きに敏感になろうと決意したのは今となってはいい思い出です…orz)。

 その際、委員長はコンビニ店内で揚げられるチキンの様子にすっかり魅せられ、いつもの如く唐突にレジ前で「この揚げたてのチキンでアタシのためにどんぶり作ってくれる?」と安定の上から目線で吉田君にお願いしていました(^^;)。
 どうやら店員さんは、ワガママで変わり者なドS彼女に振り回されるかわいそうな彼氏という風に吉田君を捉えたそうで、「お…おいくつ必要ですか…?」と完全に腫れ物に触れるような対応をされており、朝から大変な目にあったな~と苦笑しました。
コンビニでいきなり丼要請を出された吉田君と、戸惑う気の毒な店員さん;
 こうして放課後、何だかんだ言いつつ委員長を憎からず思ってる吉田君がコンビニで購入した材料(←一応委員長から材料費は貰っていましたが、今回は足りなかったみたいできっちり差額を請求していました。いい加減系キャラに見えて、実は父子家庭で普段家計や家事を担っているしっかり者な一面が垣間見えるシーンです)で作ったのが、この“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”です!
 作り方はとても簡単で、食べやすいサイズに切った揚げチキンと千切り野菜サラダを炊き立てご飯の上へ移し、その上からタマゴサラダ・和風ドレッシング・醤油をよく混ぜた即席タルタルソースをかけたらもう出来上がりです!
 ポイントは、チキンは必ず電子レンジかオーブントースターで温め直してから使うことと、ソースを作る時は全体が一体化するまでしっかりかき混ぜることの二つで、コンビニで材料を買うだけであっという間に準備できるお手軽さが嬉しいレシピです。

 当管理人にとってタマゴサラダは、コンビニではよく見かけるもののその地味さと味の予想のつきにくさからいつもスルーしてしまっていたお惣菜の一つだったのですが、調べてみると要は「タマゴサンドの中身」みたいな物だそうで、味の想像がすぐ出来る分俄然身近に感じました。
 また、恥ずかしながら当管理人はコンビニに別売りのドレッシングが置いてあることを今回で初めて知ったのですが、デイリーポータルZ様がかつてアップされた企画によりますと各コンビニによってかなり違いがあるそうですので、奥が深いな~と思ったものです。
定番サラダに比べて地味なイメージのタマゴサラダですが、今回大活躍!和風ドレッシングと醤油を加えて混ぜるだけで、立派なタルタルソースに大変身!
 切って混ぜるだけでの時短丼となると、気になるのは「ちゃんと美味しいのか?」という一点につきますが、その後いそいそと食べた委員長によりますと「す…すごいこれ…!!」「ポイントはこれに絡まる即席のタルタルソース!!このタマゴび甘みと和風ドレッシングの酸味が絶妙なバランスで、チキンとごはんがより濃厚で濃密な関係になるように橋渡ししてくれている…!!」というべき見事な味わいみたいで、感想待ちの吉田君を無視してひたすらかっ込んでいました。
 ちなみに、その単純すぎる工程を目の当たりにした委員長は私でも作れるはずだと考え、「もう一杯おウチで作ろ♡」と張り切るのですが、単行本についているおまけページではそれでも失敗した様子が描かれており、「アタシの料理センスって一体…」と落ち込んでいました;。
 失敗しようがないあのレシピで、果たしてどんなオリジナル要素をプラスしたのか…逆に傍で見てみたい気になったエピソードです。
切って混ぜて乗せるだけの簡単丼なのに、何故か美味しく作れない委員長;
 先日、「時間がない時に出来る再現は…!」と部屋中をあさった時にこのレシピを見つけ、急いで再現しました。
 作中には詳細なレシピがきっちり記載されてますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、タルタルソース作り。ボウルへコンビニで買ったタマゴサラダとサラダ用和風ドレッシングを入れてスプーンでよ~く混ぜ合わせ、醤油で濃くなり過ぎぬよう程よく味付けします。
 材料が完全に混ざったら、タルタルソースは準備OKです!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼1
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼2
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼3
 その間、コンビニで買ったサラダの千切りキャベツ(←トマト入りのちょうどいいサラダが見つからなかったので、これだけはスーパーの物を使っちゃいました;)を炊き立ての丼ご飯の上へ乗せたり、レンジ等でコンビニのチキンカツを温め直して、食べやすいサイズに切っておきます。
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼4
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼5
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼6
 先程のサラダご飯の上へチキンカツを移してタルタルソースをトロ~っとかけ、仕上げにトマトやレタス等を飾り付ければ“オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼”の完成です!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼7
 黄色がかったツヤツヤのタルタルソース、トマトの赤やキャベツの緑が目にも鮮やかなサラダ、香ばしく揚がったチキンカツが見るからに食欲をそそる感じで、これは委員長が興奮するのも無理はないと感じました。
 タルタルソースとご飯はご飯に合うのかちょっと心配ですが、吉田君の腕を信じて素直に食べてみようと思います。
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼8
 それでは、タルタルソースをたっぷり絡めていざ実食!
 いただきまーすっ!
オールコンビニ素材の和風チキン南蛮丼9


 さて、味はと言いますと…ジャンクですがヘルシーで爽やかでもある、不思議なおいしさ!ちょっとしたお菓子感覚で食べられる新しい丼です!
 フライドチキン系の洋風な味で、スパイスが効いたカリザクッと固い歯応えの衣の揚げチキンはどちらかと言えばご飯に合いにくい方の味付けですが、ねっとり濃厚な醤油風味の甘辛タルタルソースが、ご飯との相性をぴったりにさせる橋渡し役になってくれてます。
 ステーキハウスによく置いてあるような和風の甘酸っぱい粒々オニオンのドレッシングと、ソース状になっても尚ホクホクまろやかに甘い卵サラダが合体したタルタルソースは、出来合いのタルタルソースよりもこってりして黄身の旨味や存在感が強く、肉により合うよう特化しているのがナイスでした。
 また、白身が大ぶりに切られてゴロゴロ入っているせいか口の中で占める割合が大きく、プリプリ感が堪能できるのも白身好きとしてはよかったです。
 ドレッシングに砂糖醤油が含まれるせいか、ちょっと照り焼きチックな味わいになっているのも面白く感じました。
 コンビニチキン特有の肉汁やな油分がたっぷり滴るジューシーな感じと、とにかくふんわり柔らかい肉質は普通のチキンカツとは全然違い、おかずというよりは本当にスナック惣菜というイメージですが、これはこれで新しい旨さの丼だと感心します(←こちらの方が遥かに本格的ですが、駄菓子のソースカツでカツ丼を作ってみた!みたいなノリに近い所が;)。
 シャキシャキしたキャベツの千切りが小気味良いアクセントに、甘酸っぱいトマトが後口さっぱりなソース風に、そしてプチプチコーンの甘さが時折味を変化させるのがいい感じでした。
 チキン南蛮というよりは「卵主役のタルタルソースをたっぷりかけたサラダ仕立てのチキンカツ丼」という印象で、思ったよりもマヨ控え目でくどくないのが嬉しかったです。


 このタルタルソースは生野菜と合わせるのはもちろん、照焼きの上にかけたり、パンにつけたり、揚げ物にまぶしてもいけそうです。
 短時間で用意出来る割には味がびしっと決まるので、おすすめです。
 今回はセブンイレブン製のタマゴサラダと和風ドレッシングを使用しましたが、他コンビニの商品を使ったらまた違った味になるかもしれませんので、もし目を見張るような違いがありましたら近々ご報告したいと思います。

P.S.
 コメントを下さった皆様、ありがとうございます!いつも読んでは元気を頂き、今後の再現料理活動の参考にしております。出来る限り、毎月最低でも一~二回は再現しようと考えておりますので、ご縁がありましたらよろしくお願いします。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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