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『まかない君』の“オイルサーディンとゆずこしょうとゆかりのパスタ ”を再現!

 先日、特に不都合はなかったものの今自分の歯がどんな状態か気になり、実に数十年ぶりに歯医者さんへ行ったのですが、「キレイないい歯ですね~」と褒められ、ほっとしました。
 生まれて三十年以上経ちますが、お世辞抜きで心からキレイといわれたのは恐らくこの時が初めてだと思います、危うくときめきかけました(←※注:褒められたのは歯だけです)。
 強いて言うなら歯茎が僅かに炎症を起こしていたり、歯石が少しついていたみたいですがそれ以外は良好のようで、強い歯の遺伝子をくれた親に感謝です。

 どうも、「痛くなったら手を上げてください」と言われたものの口の中より開きっぱなしの顎の方が痛く、こういう場合はどうしたらいいのか迷った当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『まかない君』にて浩平君の後輩・郷古ひとみさんが弥生ちゃんと一緒に作った“オイルサーディンとゆずこしょうとゆかりのパスタ ”です!
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ図
 それは、ある秋の事。
 あれ以来、ひとみさんと弥生ちゃんは不思議とウマがあって二人でちょくちょく会うようになり、この日もひとみさんの家へ弥生ちゃんが遊びに行きます。
 一時は佳乃さんの「でもさ、いままではただの先輩後輩だとしても、再会をきっかけにこれからどうなるかはわからないよね」「この広い東京で再会するなんて、これは偶然じゃなくて必然じゃないのかな?」という意味深な言葉もあり、浩平君を入れた三角関係になるのかな?と思っていたのですが、どうやらひとみさんは浩平君が…というより男性そのものが得意ではないとの事で、この先付き合うことはないと断言していました(←浩平君も弥生ちゃんが好きでひとみさんに恋愛感情がない為めでたしめでたしなのですが、こうまではっきり言われてしまうと、逆にこちらがふられた気がして妙に切なくなりますね;)。

 実を言いますと、ひとみさんは百合チックといいますか女の子の方が好きな傾向があるみたいで、弥生ちゃんと会って二回目くらいに「お姉様って読んでいいですか?」と聞いたり、急接近して顔が真っ赤になったりと、この上なく初々しい乙女な反応がこれでもか!とばかりに描写されており、何故か読んでいるこちらが赤面してしまいました;(←このお話の副題が「我が胸に姫百合は咲き」なのもズバリって感じです)。
 同性愛とまではいかなくても、憧れの同性を恋にも似たときめきを持って密やかに慕う様子は、『ベルサイユのばら』のオスカル&ロザリーの組み合わせや、一昔前のお嬢様女子高小説(←コバルト文庫の『クララ白書』)や『マリア様がみてる』などが有名ですね)を彷彿とさせる感じで、懐かしいようなほろ甘いような気持ちを持って眺めたものです。
ひょんなことで知り合ってから、本当に仲良しになった弥生ちゃんとひとみさん
 中でも、実際にありそうなシチュエーションで「これは男女問わず好きな人相手だとドキドキするだろうな~」と思ったのが、お互いの眼鏡を交換してかけあいこするシーン。
 好きな人の私物を自分に合わせるだけでもより親しくなった気がして心躍りますが、自分が普段からよく身につけているものを相手がつけてくれるとにこにこ感がすごいので、ひとみさんの幸せそうな姿をさもありなんとほほえましく思いました(←「お風呂あがりに男物のシャツを借りて着て、だぼっとしているのを恥ずかしがる彼女にときめく主人公」という王道パターンにちょっと似ているかもしれません)。

 それにしても、ひとみさんが弥生ちゃんに眼鏡をかけてあげようとした際に「…ん、そこじゃない」「もっと上…そこ」とかなりきわどい指示をした時はひとみさん同様、読者の当管理人までドギマギしました;。
 こういう、人と場合によってはセクハラ扱いになること必至なやり取りって結構ありそうですので、知らない内にやらかさないよう気をつけなくては…と思わず姿勢を正したものです(←但し弥生ちゃんの場合、100%他意がないのが丸わかりですので、変な想像をする自分の方が不純なのだという辱めを受けた気分になるのが辛い所;)。
眼鏡のこうかんこって、どことなくどきどきする行為ですよね
 今回再現するのは、小腹がすいてお昼ご飯を食べようかとなった時にひとみさんが弥生ちゃんに色々教えながら作った“オイルサーディンとゆずこしょうとゆかりのパスタ ”。
 作り方はお手軽で、にんにく・オリーブ油・オイルサーディンをちょうどいい加減になるまで炒めたところへ、ゆずこしょう・砂糖・白ワインを合わせた物を加えて混ぜ、仕上げに茹でたパスタとゆかりを和えたらもう出来上がりです。
 ポイントは、ゆずこしょうを白ワインで溶く時に砂糖を少量くわえることで、こうするとゆずこしょうだけだと角が立った味になるのを丸くしてくれるのだとか。
 ゆずこしょうとは古くからの付き合いでしたが、そういう繊細な技があるとは今まで露とも知らず、無骨に餃子やお鍋やマヨネーズに合わせるだけだった(一応は)九州人の当管理人…料理って本当、残酷なまでに人柄が表れますねorz。
 パスタにさっぱりしたゆかりを合わせるのも女性らしい発想力で、何かといえばごっついクリーム系パスタを作ってばかりの当管理人は、目からうろこになったのを覚えています(←自分の発想ばかりで料理しているとすぐマンネリ状態に陥るため、目先を変えてくれる料理漫画はかなり助かります)。
六歳から九州人である当管理人も、初耳でした…他の料理でも試します
 中途半端にあまっていたゆずこしょうと、安売りで手に入れたオイルサーディンが家にあったので、ちょうどいい機会と思い再現することにしました。
 作中には詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います! 


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下準備。
 ボウルへゆずこしょうと砂糖を入れて白ワインを注ぎ、スプーン等でよく溶いてなじませます。
 その間、フライパンにはオリーブ油とみじん切りにしたにんにくを入れて弱火にかけ、焦がさぬよう気をつけながらじっくり火を通します。
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ1
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ2
 次は、炒め作業。
 先ほどのフライパンからにんにくの香りが立ってきたらオイルサーディンを投入し、ちょうどいい加減に火が通ったら用意しておいたゆずこしょう入り白ワインを加えてしっかり混ぜます。
 この時、油と白ワインがよくなじんでトロンと半白濁状のとろみになるまで混ぜると後々パスタに絡みやすいですし、おいしさもぐっとアップします。
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ3
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ4
 そこへ、少し固めに茹でたパスタを入れてよ~く混ぜ合わせ、パスタにソースが絡みきったらゆかり(三島食品㈱の登録商標の製品です)をふりかけてざっと混ぜます。
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ5
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ6
 ゆかりがパスタに混ざりきったら先にパスタの方をお皿へ盛り付け、最後にオイルサーディンを上へ飾り付ければ“オイルサーディンとゆずこしょうとゆかりのパスタ ”の完成です!
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ7
 もっとゆかりの鮮やかな紅色が強く出るのではと予想していたのですが、そこまで自己主張せず、ぱっと見は「赤茶けたパセリ?」という感じでした。
 ゆかりとゆずの香りがふんわり漂うのが品がよく、色もあいまって見るからに女子っぽいパスタです。
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ8
 それでは、パスタが伸びない内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
オイルサーディンとゆず胡椒とゆかりのパスタ9


 さて、味の感想は…初めて食べるはずなのに、しっくり感が尋常じゃない組み合わせでびっくり!文句抜きで 定番にしたい美味さです!
 にんにくのがっつり風味とオイルサーディンの濃厚な旨味エキスが溶け込んだコシのあるピリ辛パスタに、ゆかりのさっぱりした酸味と梅特有の優しい香りがふわっと効いていて、食が進みます。
 梅干しを使ったパスタほど酸っぱさや存在感は大きくないのですが、それでもどことなく和風っぽい上品な仕上がりなのが特徴的でした。
 ゆかりはあくまで補助的な役割でやんわり控えめに効いている感じで、主役はゆずこしょうとオイルサーディンの二つに抑えられており、全てがバランスよく調和しているのがよかったです。
 基本的には「オイルサーディン入りペペロンチーノ」というイメージなんですが、唐辛子のピリッとしたのが続くドライな辛さと異なり、ゆずこしょうは最初はビリッとくるものの後口すっきりな爽快な辛さという辛味の質の違いが興味深く、斬新な味だなーと思いました(←砂糖のおかげか、そのまま使うよりも確かにちょっとだけ辛さに丸みがあり、まろやかになっていたのに感心)。
 オイルソースはあっさり系が多い気がしますが、こちらはホロホロに柔らかくて青魚特有の重厚な脂分がたまらないオイルサーディンが全体にガツンとパンチをきかせている為、結構こってりした味わいです。


 ゆかりは少ないと大人しすぎる味になりますので、結構多めにいれちゃって大丈夫です。
 ご飯に合うものはやっぱりパスタと合うんだな~と再確認した再現でした。

P.S.
 おビールさん、キンメさん、ラーマさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『まかない君』 西川魯介/白泉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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