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『どんぶり委員長』の“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”を再現!

 数日前、夫が「肉にかけると何でも美味しくなる魔法のスパイスがあるらしいから、取り寄せてみた」と言って、「マキシマム」というスパイス調味料をネット通販で購入したんですが(魔法のスパイスというワードとか、簡素で妙に軽い小包で届いた事もあり、一瞬そっち方面の怪しいおハーブを連想してしまったのは内緒)、これが本当に肉料理にぴったりで衝撃でした。
 最初はステーキにかけたんですが、肉の臭みを消して旨味の輪郭をはっきりさせる優れもので、安いお肉でもお店みたいなビシッと決まった味になります。
 何と、肉とは関係ないチャーハン・スープ・野菜サラダにかけてもいけるみたいですので、一度試してみる予定です。

 どうも、 マキシマムザホルモンを連想して思い出し、ホルモンにかけてみても合うかもしれないとふと考えた当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて委員長が吉田君のサポートを受けながら初めて作った“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”です!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼図
 前日の帰り道、洋食屋さんの窓から見えた鉄板焼きハンバーグに心奪われた委員長は、朝一番に「アタシのためにハンバーグでどんぶり作ってくれる!?」「どうせ今日提出する英語の課題やってないんでしょ?それを教えてあげる代わりにアタシのために…」と理論武装して唐突に吉田君にお願いします。
 普段だったら「だから何で俺が…」と文句を言いながらも丼を用意するのが様式美の流れなのですが、実は吉田君の得意料理はハンバーグで、いつかは作ってあげたいと思いつつ「自分から言うのも違うかなー」と今まで構想を温めていたとの事で、すんなりOKしていました(←嬉しいはずなのに、思いも寄らぬ反応に「えーっ!?」と青ざめていた委員長が妙にリアルでした。もしかしたら、最初は嫌がっている吉田君を何だかんだでその気にさせる過程も密かな楽しみだったのかもしれません;)。

 ちなみにこの時、吉田君は「ハンバーグのどんぶり食べたいんだよな?」「でも今日は用事があるから明日でもいいか?」と聞いて委員長が素直に頷くのをいいことに、「じゃ、英語の他に数学の課題も教えてもらっていいか?」とドサクサにまぎれて報酬を増加させていました;。
勉強が出来てしっかりしているのは委員長ですが、交渉上手で要領がいいのは吉田君の方で、お互いに足りないものを補いあえていい関係だと思います(´∀`)。
吉田君がこんなに良い笑顔で丼作りを了承するの初めて見ました;
 しかし翌日、前夜に料理をしていて利き手を怪我した吉田君は料理が出来ない状態になっており、委員長は大ショックを受けます;。
 何でも、突き指した後切り傷とヤケドをいっぺんにしてしまったそうで読むだけでも痛々しく、思わず指を押さえてしまったものです一体何を作っていてこんな重症を負ったのか、激しく気になります…もしかして、手作りピザ!?←材料を包丁で材料を切って切り傷、生地を叩きつけている時に突き指、焼こうとしてオーブンで火傷と推理)。
 なので、委員長はすっかり諦めモードに陥っていたのですが吉田君はやる気満々で、「俺が隣で作り方を教えるから」委員長が代わりに丼を作ってみようと提案し、委員長を「ムリムリムリムリ!!」DIO風にさらにパニック状態にさせていました。
 なお委員長のお料理スキルは、親子丼を作ろうとして炭化した何かになったり、塩水を作ってと言われて相撲の立会い並に塩を入れようとしたり、キャベツを千切りにしようとして三分の一カットにしたり、切って混ぜて乗せるだけの丼でも家で再現できなかったりと、まるで噛み切れないパスタや黒こげと半生が両立した唐揚げを作ったかつての当管理人を彷彿とさせる程の初心者レベル(←大昔、○mm幅という表記がレシピにあったらいちいち定規で測って切っていたのは未だに黒歴史orz)。
 いきなりそんなことを言われても、「怪我」「生焼け」「食中毒」など失敗する未来予想図が生々しすぎて、ぶっつけ本番では挑戦したくないだろうな~と苦笑しました。
運悪く負傷した吉田君の代わりに、なんと自分で作ることに;
 けれども、吉田君は委員長の為に勝利が苦手な超初心者でも危険なしでおいしく作れるレシピを考えており、おそるおそる委員長はハンバーグ作りに取り掛かることにします。
 その際、ドタバタしつつも吉田君の的確な指示を受けながら何とか委員長が作り上げたのが、この“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”です!
 作り方は簡単で、電子レンジにかけた玉ねぎ・牛乳に浸した食パン・コンビーフをよくこね合わせてフライパンで両面を焼いてご飯に乗せ、仕上げにフライパンに残った油に醤油と水を加えてソースにしたものをかけ、クレソンとバターを乗せたら出来上がりです。
 ポイントは、ハンバーグの片面がしっかり固まるまで弱火でじっくり火を通してからひっくり返すことで、こうするとコンビーフを使っている分柔らかいタネもちゃんと焼きあがると説明がありました(どうやら、卵みたいな粘りのあるつなぎが入っていないのが崩れやすい原因みたいです)。
 ネットにあるコンビーフハンバーグのレシピはほとんどが合いびき肉使用のもので、ここまでシンプルかつ独創的なレシピは存在しなかった為どんな出来栄えになるか全然想像できず、委員長と同じくらいドキドキしたのを覚えています(^^;)。

 吉田君曰く、「コンビーフは牛肉を塩漬けにしたもので、サラダとかにそのまま使えるから、生のままでも食べられるしハラ壊す心配もないだろ?」という理由でコンビーフを選んだとの事で、確かにこれなら敷居が低くて安心かも…と感心しました(←何気に難易度が高い味付けも、始めから味がついているコンビーフを使う事によって最小限に抑えられているのもありがたし!)。
 玉ねぎも本当は炒める所を電子レンジ使用にして焦がさないようにしたり、両手で空気を抜く作業もボウルに叩きつけるだけでいいようにしたりと、随所に吉田君の気配りが行き届いており、「委員長は愛されているな~」と思わずニヤニヤしたものです。
 お味の方も、「こ…このコンビーフの塩気の効いたコクのある肉感!!」「タマネギの甘みとつなぎの食パンの柔らかさも相まって…どこに出しても恥ずかしくないハンバーグに仕上がってる…」とかなりの高クオリティだったみたいですし、吉田君のアイディア力のすごさが浮き彫りになったお話でした。
そのままでも食べられるコンビーフなら、生焼けの心配もしなくてよし!
 何故か作中に出てきたような缶入りコンビーフがお店で見つからず作れていなかったのですが(←プラスチックで微妙に量が少ないタイプしか見つからず)、あるコンビニで偶然発見したので再現することにしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下準備。
 食パンは耳を取ってあらかじめ牛乳に浸して柔らかくしておき、玉ねぎはみじん切りにした後ラップをして約一分半ほど電子レンジにかけ、程よく熱が通ったら荒熱を取っておきます。
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼1
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼2
 次は、混ぜ込み作業。
 ボウルへ先ほどの食パンと玉ねぎ、コンビーフを入れてよく練り合わせ、両手に叩きつけながら空気を抜きつつ小判型に整形します(←通常のタネと違って少し柔らかめですので、形崩れに要注意です)。
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼3
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼4
 今度は、いよいよ焼き作業。
 油をひいて弱火に熱したフライパンへさっきのタネをいれ、片面に火が通るまでじっくりゆっくり待ちます(←この時、慌ててひっくり返そうとするとグズグズになってしまいますので気をつけて下さい)。
 焼けているのを確認したら慎重にひっくり返してもう片面もじっくり焼いて内も外もしっかり火を通し、焼けたら炊き立てご飯を盛った丼へ乗せます。
 その間、フライパンに残った肉汁や油に醤油と水を加えて煮詰め、ハンバーグ用のソースを用意しておきます。
 ※このタネ、当管理人の手際が悪かったからかもしれませんが、初心者というよりはむしろ上級者向けといいたくなるほど、すごく扱いづらいです…。ちゃんと焼いたつもりでもフライパンに焦げ目がくっついて中がデロ~ンと露出したり、いつまでたっても中が固まる様子がなかったりと、とにかくちゃんと焼けるのに時間がかかりますので、根気強く様子を見てあげてください(^^;)。
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼5
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼6
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼7
 出来立て熱々のソースをハンバーグ丼に回しかけて中央にバターをのせ、最後にちぎったクレソンを上に添えれば“ビギナーズコンビーフハンバーグ丼”の完成です!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼8
 見るからに肉々しくてそそるビジュアルのハンバーグで、ひき肉を使っていないとは思えないくらい本格的な出来栄えにわくわくします。
 クレソンの緑とバターの黄色が食欲をそそりますし、これは味の方にも期待が持てます!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼9
 それでは、とろとろのバターにハンバーグを絡めていざ実食!
 いっただっきま~す!
ビギナーズコンビーフハンバーグ丼10


 さて、味の感想は…普通のハンバーグとは一線を画する味わいで美味し!コンビーフならではの洋風なスパイシーさが効いたパテですが、恐ろしい程ご飯に合います!
 肉汁たっぷりで柔らかい口当たりですが、ふっくらジューシーというよりはふわふわトロトロ〜とひとりでにとろけていく優しい味のハンバーグで、ご飯との一体感がすごいです。
 とはいえ、コンビーフのしなやかなようで噛めば噛むほど味が出てくる絶妙な噛み応えの繊維はそのままですので、単に柔らかいだけではない凝った食感なのが飽きを防いでナイスでした(←しっかりした舌触りなものの脂分でしっとりしている肉がホロリとほどけていく様は、豚の角煮を食べる時の醍醐味に似ているかもしれません)。
 この癒し系ともいえる穏やかなコクを持つハンバーグに、牛の旨味が効いた奥深く香ばしいバター醤油のソースが相性ぴったりでした。
 牛肉しか使っていないハンバーグは旨さが濃い分硬い肉質と独特の癖が特徴的ですが、こちらは牛脂たっぷりでハーブの豊かな風味で臭み消しがされてあるコンビーフを使い、玉ねぎや食パンをつなぎにして旨味はそのままに口当たりだけマイルドにしている為、牛肉100%とも合挽き肉とも全く違った新しい美味しさになっています。
 不思議な事に、チーズ系は一切入れていないのにチーズハンバーグっぽい味わいなのが印象的でした。
 このこってりハンバーグの後味を、少しツンとくる辛味があってシャキシャキ爽やかなクレソンがさっぱりリフレッシュしてくれるのがよかったです。


 正直、焼く作業が結構難しかったので初心者向けとは言いがたいのですが;、味はとてもおいしいので挑戦の価値ありだと思いました(←仮に中が半生のまま引き上げたとしても、食中毒の心配はないので安心ですし)。
 パンに乗せてチーズと一緒に焼いてもいけそうですし、また作ってみたいな~と思いました。


P.S.
 ろくぞうさん、くいいじももんさん、かなたさん、コメントを下さりありがとうございます。
 そして、更新をほぼ停止していた間に拍手コメントを下さっていた野際さん、定点観測者さん、rikkoさん、SAYAKAさん、はなびしさん、かえるさん、いちさん、センさん、ありがとうございました(チェックが漏れていました、お礼が遅くなり申し訳ございません)。
※ろくぞうさんのコメントはもう一つありましたが、内容が全く同じで二重投稿かな?と思いましたので、後の方だけ承認せずにそのままにしています。もし何かございましたら、ご指摘おねがいしますm(_ _)m。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『紺田照の合法レシピ』の“ねば~る山芋ペペロンチーノ”を再現!

 今から数ヶ月前、お気に入りの納豆・「糸の力」が生産工場の機械の不具合が原因でお店から姿を消したことがあり、一時納豆ジプシーになったことがありました。
 色々な納豆を食べ比べして、どれもそれぞれのよさがあってとてもおいしかったんですが、納豆料理を作る際には「糸の力」だったら出せる強力で大量のねば泡がないとどうも物足りなく、ほとほと困りました;。
 ただ、ご飯に乗せて食べる分には大粒納豆の方がおいしいかもしれない、ひき割り納豆は青魚や酢飯と相性がいいけどイカにはあまり合わない気がするなど新しい発見がありましたので、強制的に食生活が変わるのもたまにはいいかもしれないと感じたものです。

 どうも、納豆に刻みネギ・バター・めんつゆ・醤油(たまにレモン汁を入れても美味)をパスタに合わせて作る納豆パスタが好物の当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて紺田君がある山でとってきた食材を使って作った“ねば~る山芋ペペロンチーノ”です!
ねば~る山芋ペペロンチーノ図
 ある夜、紺田君はいつも通り幹部組員・狼須さん(“なんちゃってアンチョビとポテトのパリパリピザ”を作ってもらって以来、すっかり紺田君がお気に入りになった模様)の警護をしながら街を歩いていたのですが、そんな中いきなり刃物を持った男に襲撃され、狼須さんを庇ってお腹を刺されるという事件が起きます。
 いつも泰然自若な紺田君ですので、刃物で刺されても平然として「大丈夫です」とか言いそうなイメージがあったのですが、刺された次のコマでは血を吐いてすぐに意識を失っており、心配すると同時に「そりゃそうか!」と不謹慎ながら妙に納得したのを覚えています;。

 幸い、ポケットに携帯していたスプーン型おろし金が刃物に刺さって一命はとりとめたものの(←女子力が高いと生存率も上がるんですね、勉強になります)、狼須さんと紺田君を暗殺未遂された霜降肉組が黙っているはずがなく、数日後に犯人・八下国幸さんを特定して拉致してとある山中に連行し、見せしめとして銃殺&穴に埋めることを紺田くんに命じて二人きりにしていました。
 先輩組員曰く、「コイツに腹刺されたんだ、ムカついてるだろう?好きなだけブチ込んでやれ」との事ですので、ご褒美的な意味で譲られたみたいですが…すみません、当管理人だったら正直かなりありがた迷惑です;
 普段はぎりぎりのきわどい所でギャグっぽくなる描写ですので笑えますが、この時は珍しくハードボイルドかつガチな展開でしたので、「あれ…?おかしいな、これヤクザ漫画だったっけ?(※ヤクザが主人公です)」と首をかしげつつも緊張したのを覚えています。
不意打ちでしたのでかなりピンチでしたが、紺田君が間一髪間に合ってました
 その後、紺田君は八下さんの「嫁と娘の声を聞かせてくれ…」という望みを叶えて電話させてあげるのですが、日頃の行いが行いだったせいか、奥さんからは「今何時だと思ってんの?どうせまた博打なんでしょう?」と呆れられ、娘さんからはお遊戯会に行く約束を破ったものあって「お父さんのバカー!!大っ嫌い!!」と叫ばれ、ブツ切りされていました(´д`;)。
 組に入ってからは博打で借金まみれ、稼ぎは奥さん頼りで酒に溺れては喧嘩する毎日だと話していましたので仕方がないのかもしれませんが、こんな電話が最後になってしまったらどれだけ後味が悪く辛い思いをするだろうと、お二人の気持ちを想像するだけで気が重くなったのを覚えています。

 しかし、本来であったら八下さんは殺されていたはずですが、報酬で再起を図りたくて無謀な計画に乗ったこと、昔から何をやっても堪え性がないんだという最期の言葉に何か感じる物があったらしい紺田君は、「…実はさっきから気になっていてな、この山芋が」「山芋は地中深くに生育し大きい物で1メートル以上。掘り出すのは数時間を要する重労働だ」「いいか…この山芋を掘ったらお前を始末する。絶対に逃げるんじゃないぞ」とわざと背中を見せて天然物の山芋を掘り始め、八下さんを漢泣きさせて逃がしていました。
 ダチョウ倶楽部の「押すなよ!絶対に押すなよ!!」並にお約束で優しい救い船の出し方に、初見時は温かい気持ちになったものです。
 ただ、その時の紺田君の顔が威圧感があって怖すぎるので、お笑いに疎い方だと本気で逃げるなと圧をかけているように誤解される危険性もあったかもしれない…と読み返しててふと思いました;。
天然の山芋堀りを口実に、優しい助け船を出していました…美しい話です
 それから数時間後、ひと仕事終えて帰宅した紺田君がとれたての立派な山芋とありあわせの材料で作った夕食が、この“ねば~る山芋ペペロンチーノ”です!
 作り方は簡単で、にんにく・唐辛子・オリーブ油・ベーコンを炒めた後パスタの茹で汁を加えて乳化させたフライパンへ茹でたてのパスタとニラを加えて混ぜ、仕上げにわさび入りのとろろ・タコ・刻み海苔を飾り付けたら出来上がりです。
 ポイントは、油と茹で汁の乳化をしっかりしてとろとろのソース状に仕立てること、練りわさびがとろろ全体に行き渡るよう気をつけること(←詳しいやり方はこちらの公式ページに載ってます)の二点で、見た目の派手さの割りにはお手軽に作れそうで驚きました。
 山芋を使ったパスタはそこそこありますが、ペペロンチーノとの組み合わせ、それもタコやニラを具にした物は前代未聞だった為、紺田君の挑戦精神は改めてすごいな~と思います(←思いつきで食材を足したり、逆にうっかり切らしていて代用したりと、臨機応変さが毎回すごいです)。 

 実際に食べた紺田君が言うには、「パスタ山に積もった美味しいとろろ雪。この山なら遭難しても構わない!」「ワサビが効いた山芋の濃厚な旨み、舎弟のニラも風味と歯応えで良い仕事をする。山出身同士相性がいい」な仕上がりのパスタで、上に乗っているタコも「敵対する海出身にもかかわらず山の幸組との相性抜群…!」だったようで、満足げでした。
 そして、食事しながら「現実もこう上手くいけばな…」「田舎にでも逃げて地道にやり直すと良い。粘り強く」と心の中で呟き、山芋に八下さんの前途を祈っていました。
 ちなみに、ロープでぐるぐる巻きにされた八下さんを思い出して山芋とパスタの組み合わせを思いついたようで、あんな仕事をしている最中でも料理のことを考えられる紺田君…恐ろしい子!と震えました;。
ペペロンチーノの上に、何とわさび入りの山芋をのせてしまう斬新な発想!
 ずっと気になっていた料理だったものの勇気が出ず、今日までのばしのばしにしてきましたが、そろそろ本格的に試してみたくなったので再現することにしました。
 単行本には分量つきの詳細なレシピが記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います。


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下ごしらえ。
 山芋は皮をむいてすりおろした後に練りわさびを加えてよく混ぜ合わせておき、スライスしたにんにくと種を取って輪切りにした赤唐辛子はオリーブ油が入っているフライパンへ入れ、弱火でじっくり火を通しておきます。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ1
ねば〜る山芋ペペロンチーノ2
 次は、炒め作業。
 先ほどのフライパンからにんにくの香りが立ってきたら、食べやすくきったベーコンを投入してこんがりするまで炒め、途中パスタの茹で汁を少量ずつ注いでよ~く乳化させます。
 ※パスタの茹で汁は一気に加えないこと、その都度フライパンをゆすりながら木べらで混ぜること、パスタの茹で汁は白っぽくなった茹で上がる直前のものを使うこと、混ぜあがりがドレッシングみたいにとろんとした状態になっていることを気をつければ、失敗はないと思います…たぶん(←時々失敗してるので、いまいち自信がないですorz)。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ3
ねば〜る山芋ペペロンチーノ4
 ソースが乳化したら茹で上がったばかりのパスタを入れてがーっと混ぜ合わせ、パスタにソースがしっかり絡まったら切ったニラを投入してざっくり混ぜます。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ5
ねば〜る山芋ペペロンチーノ6
 ニラがしなっとしてきたらすぐにお皿へ移してぶつ切りにしたタコをトッピングし、最後にとろろと刻み海苔をかければ“ねば~る山芋ペペロンチーノ”の完成です!
ねば〜る山芋ペペロンチーノ7
 タコの赤、ニラの緑、とろろの白、海苔の黒、パスタの黄色など色の取り合わせがとても鮮やかで、見た目はかなり完成度が高いです。
 ただ、食材の組み合わせは全くの未知数で味の想像はつかない為、ドキドキします;。
ねば〜る山芋ペペロンチーノ8
 それでは、とろろをパスタに絡めていざ実食!
 いただきまーすっ!
ねば〜る山芋ペペロンチーノ9


 さて、味の感想は…一口目からガツンとくるパワー系な美味さ!紺田君の言う通り、疲労回復を腹で感じる一品です!
 にんにくの力強い風味が濃厚なオーソドックスな旨辛いペペロンチーノと、野趣溢れる強い甘さでしんなりシャキッとしたやや半生のニラが相性ぴったりで、これはありだと思いました。
 この個性的すぎるこってりしたパスタを、わさびのキリッとした辛さが効いたとろろがねっとりと絡んでまろやかにしているのがナイスで、後口は不思議と切れがよくあっさりしつこくないのが印象的です。
 ニラがあまりに合いすぎて、山芋がなければ「バリ硬麺を使った塩焼きそば風パスタ」というイメージになっていた所でしたが、とろろの圧倒的な「和」の味わいが遥かに上を行っている為、最終的には「イタリアン風滋養強壮ワイルドとろろそば」っぽい一皿に仕上がってるなと感じました。
 この山の幸感が強いトロトロソースや具に、意外にもコリコリした歯応えと滋味のある優しい甘味の海の幸・タコがよく合っていて、海苔の磯の香りも相まって何とも複雑で無国籍チックなおいしさになっています。
 驚くべきことに、ニラとタコと山芋の三位一体さの前ではあのジューシーな旨味の塊みたいなベーコンですら存在が霞んでただの添え物となっていた為、もはやシーフード系パスタと名乗ってもいいくらいでした。


 そのままのとろろがパスタに合うとは思っていなかった為、いい意味で衝撃を受けました.。
 とろろ・オクラ・納豆・めかぶなどに卵や出汁醤油を合わせたねばねば丼の具をパスタに乗せてもいけるかも…とただいま思案中です。


P.S.
 kawajunさん、この度はコメントと誤字のご指摘をしてくださり、ありがとうございましたm(_ _)m。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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