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『駅弁大集合』の“手押し焼き鯖寿し”を再現!

 今では大好きな鯖の味噌煮の缶詰ですが、実は小学生の頃給食でよく出ていた鯖の味噌煮のホイル焼きは少し苦手で、給食のプリントで見かけるたび緊張が走っていました。
 身の部分はトロトロで好きだったんですが、問題は骨の部分で、ちゃんと子どもでも食べやすいように柔らかくさっくりした食感になっていたのですが、ご飯とあわせるとうっとなって憂鬱になっていたものです(←夫はそんな骨も含めて好きだったみたいで、今でも鯖の味噌煮は大好物)。
 けれども、それからX年経った現在はビールに合う事が分かってやっと骨も好きになっており、「今考えてみたら、あれは酒の肴向きの大人っぽい味つけだったのかな?」としみじみ感じております。

 どうも、鯖の酢締めやお刺身も小さい頃から好物で、「この子は絶対お酒好きになる」と両親から予言された事がある当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『駅弁大集合』にて亀さんが会社の部下と一緒に食べる為に森口さんへリクエストした“手押し焼き鯖寿し”です!
手押し焼き鯖寿し図
 次期社長の専務相手でも遠慮なくケンカする程気が強い平島主任といい、鉄道&駅弁マニアで超がつく程おっちょこちょいな吉井さんといい、丸亀商事の営業部はアクが強くて個性的なキャラが多いのですが、そんな中でも一際目立つ佐治主任という営業マンがいます。
 佐治主任は四十五歳バツ2(←両方の元妻との間に娘一人ずつあり)ですが、一向に懲りず女性好きのままで、会社の女性社員に「若いのに夏バテなんて言って、昨晩カレシと燃えすぎたんじゃないの?」と挨拶代わりに言ったり、「前ちゃ~ん、相変わらずかわいいね。今度一緒に食事なんてどう?」と頭を撫でたりしては「佐治主任、今のセクハラですよ」とじんましんが出るくらい嫌われているという、なかなか濃ゆ~い人物;。
 それでも懲りずに派手で若いスーツを着たり、長めの髪を染めてパーマしたり、メンズフレグランスをつけてオシャレなちょいワル親父ファッションを貫くのですが、肝心の女性陣からは「白髪隠しの茶髪も、加齢臭隠しの香水もみんなキライ!」「あの髪型もキモイ~年いくつだっての?」「臭いしギラついてるしアレルギーが出るなんて、佐治じゃなくてサバ治よね」と容赦なく陰口を叩かれており、似たキャラである高田純次さんパンツェッタ・ジローラモさんだったらどんな適当な発言や格好でもスルーされるのにこの差は何なんだろうと苦笑したものです。
 年々、「テクハラ」「ブラハラ」「オワハラ」「スモハラ」「マリハラ」などのニューフェイスが誕生し、様々なハラスメントが群雄割拠している昨今、あえてセクハラ一筋でコンプライアンスに立ち向かう…ある意味骨のある益荒男と言えなくもない、かもしれません;。

 このように一見とんだチャラ男に見える佐治主任ですが、実は娘さん達に対しては誠実で、養育費をそれぞれに毎月まじめに払っています。
 特に長女の美鈴さんは、「私、再婚することにしたの。もちろん美鈴の養育費は払ってもらいます。でも新しい父親と美鈴のために20歳になるまで会わないって約束してほしいの」と一人目の元奥さんに決められてからは18年間、一目見る事も叶わないまま律儀にお金を振込み続けたみたいで、今年20歳になる美鈴さんにやっと会える事を楽しみにしているようでした(←二人目の元奥さんとの間に生まれた次女・愛さんとはたまに会って軽口を叩きあう仲で、父に似て少しチャラ系な甘え上手;)。
 専務や亀さん曰く、「あの茶髪や香水も自分も奮い立たせるために、わざとやってるのかもしれませんね」「ヤツが本当に隠しているのは白髪でも加齢臭でもない、もっと別のものじゃよ。<寂しさ>じゃよ」だそうで、自由気ままに生きているようでも芯がある所は雲のジュウザにちょっと似ているかも…と思いました。
アクが強くて個性的な営業課の中で一際目立つ社員・佐治さん
 けれども、最後の養育費を払って数日後、佐治主任は元奥さんからやっぱり美鈴と会わないで欲しいと電話で告げられます。
 元奥さんが言うには、「今の父親とうまくいってるのよ。今さら波風立てたくないの。わかってよ」だそうですが、当然佐治主任は納得いかずに怒り、「それじゃ、約束が違うじゃないか!」「俺は美鈴の父親だ!娘に会って何が悪い!18年も我慢したんだ!娘に…美鈴に会わせろ!!」と受話器越しに叫びます。
 しかし、元奥さんは「美鈴のためを思うのなら会わないで!あなたも養育の義務は終わったんだから―もう私たちのことは忘れて、自分のこれからのことを考えたらどうかしら…」と取りつく島もなく電話を切っており、佐治主任は絶望していました。
 安定している家庭を乱したくないという元奥さんの気持ちも分からなくはないですが、ちゃんと養育費を支払っている父親は約二割しかいない世の中で、何十年もの間誠意と覚悟を持って娘さんの人生を支えてきた父親に対し、あまりに酷な仕打ちではないかと胸が痛んだのを覚えています。

 おかげで翌日、すっかり意気消沈した佐治主任は髪を元の色に戻して短く切り、地味で暗い色合いのスーツを身につけ、香水もやめて出社し、まるで別人のように暗くなって仕事に取り掛かります(←得意先の方が見ても気付かないんじゃと思うレベルの豹変っぷりで、まるで就活する為いきなり真面目な見た目にイメチェンした大学生っぽいな~と感じました;)。
 あまりの変わりように会社の人達は騒然となり、いつもなら辛辣な態度を取る女性社員の方々も「佐治主任どうしちゃったのかしら…?」「なんかフツーのおじさんね」「うん…脂がぬけちゃって白髪も目立ってるし…」「前の方がよかった…かな?」「私も前のほうが好きかも…」と普通に心配していました。
 日頃は煙たがって犬猿の仲でも、いざ変わっておかしい方向にいったら「一体どうした!?」と気になって元に戻って欲しいと願うあたり、内心では何だかんだで認めているんだな~と安心するシーンで、まるで『NARUTO』のナルトとサスケ、『美味しんぼ』の海原雄山と山岡士郎、『リーガル・ハイ』の古美門研介と黛真知子みたいな関係だと思ったものです。
あんなに若々しくてオシャレ好きだったのに、すっかり老け込みます…正直、この仕打ちは刺されてもおかしくないと思います…;
 その後、佐治主任は亀さんから社長室に呼び出され、一緒に会食をしようとあるお弁当を女性社員の前ちゃんに持ってこさせます。
 それが、この“手押し焼き鯖寿し”です!
 作り方は意外と簡単で、鯖の身の方は塩だけ、皮の方は醤油・日本酒・みりんのタレを塗って味つけし、魚焼きグリルで両面とも程よく焼き上げ、椎茸の甘煮とガリを埋め込んだ昆布風味の酢飯に乗せてラップで包み、全体の形を手で整えたら出来上がりです。
 ポイントは、塩をふるのは身の方だけで皮の方には振らないこと、鯖を焼く時はホイルなどを被せて絶対に焦げないよう気をつけることの二点で、こうするとより本物っぽく仕上がると書かれていました。
 元々は福井駅で売られている駅弁で、何と職人が一つ一つ手押しして作っているというこだわりようで、脂の乗った鯖とシャリが口の中でふんわりと崩れる食感が絶妙。
 四段重ねの具と酢飯を手押しで優しくまとめるのが美味しさの秘訣だそうで、一口食べると鯖寿司の概念が変わる為、色んな方におすすめしたい駅弁です。

 当初は「急に会食だなんて、何か私に用事でも…?」と不思議がっていた佐治主任ですが、亀さんから「何を言っとるんだ、君が誘ったんだろ。今度一緒に食事でもって?」「おっと言うの忘れとった、彼女、前島くんじゃないんだよ」「ちょいと頼まれてね、社内では偽名を使ってたんだ。お母さんにしかられるのでキミに内緒にしてほしいって言われてねえ」「でももうハタチになったからいいんじゃろ?」と言われ、前ちゃんの顔を見てまさかと衝撃を受けます。
 その予感は大当たりで、前島さんの本名は西山美鈴、正真正銘佐治主任の娘さん。
 何でも、高校卒業後に事務員として偶然派遣されたのが丸亀商事で、実の娘と気付かずセクハラ発言をしてくる父に苦笑いしつつも働く姿をかっこいいと密かに見守っていた模様(←親としては黒歴史極まりないですね;)。
 未成年の内は母との約束を重んじて秘密にしていたものの、二十歳になったら親子の名乗りをあげようと前々から決めていたそうで、それを知った亀さんが社長室を使ってセッティングしてくれたとの事でした(←普段は堅物ですが、こういう時は大岡越前ばりに粋な計らいをしてくれる所がナイス!)。
 幼い頃に生き別れになったままでしたが、美鈴さんにはちゃんと佐治主任の心が伝わっており、「この18年頑張ってくれて本当にありがとう。お父さん」と笑顔でお礼を言っていました。
現在、全国の駅弁大会でひっぱりだこの人気で外れなしのサバ寿司です!佐治さんの18年間の頑張りは、ちゃんと娘さんに届いていました
 いい鯖をお手頃価格で手に入れたので、作ってみることにしました。
 作中には分量と焼き時間などが詳細に書かれたレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、椎茸の甘煮と酢飯の下準備。
 小鍋へ薄くスライスした椎茸、日本酒、砂糖、醤油を入れて弱火~中火にかけ、水分がなくなってトロリとしてくるまでゆっくり煮詰めます。
 煮汁が無くなって椎茸が色づいたら火からおろし、冷蔵庫で冷やしておきます。
 その間、お酢、砂糖、塩、昆布を入れて電子レンジで約一分加熱して作った寿司酢を、少し硬めに炊いた炊き立てご飯に回しかけ、うちわで扇ぎながら切るように混ぜ合わせます(←あるなら寿司桶を使うと便利です)。
手押し焼き鯖寿し1
手押し焼き鯖寿し2
手押し焼き鯖寿し3
 次は、焼き鯖作り。
 魚焼きグリルに火をつけて数分あたためている間、鯖の身からヒレと腹骨を切り取り、骨を一本一本丁寧に抜いていきます(←魚専用の骨抜きがあると便利です)。
 骨を全て取り終えたら身の方だけに塩をふってなじませ、魚焼きグリルに乗せて身の方を上にして焼きます。
手押し焼き鯖寿し4
手押し焼き鯖寿し5
手押し焼き鯖寿し6
 表面がふっくらと焼けたらひっくり返して皮の方を上にして、日本酒、みりん、醤油を混ぜて作ったタレを塗り、皮が焦げないようにホイルを上からかけてじっくり焼きます。
 身に火が通ったのを確認したらホイルを外して表面が色づく程度に数秒焼き、ほんのりと軽~い焦げ目がついたらすぐに取り出します。
 あんまり焼き時間が長いと身がパサパサになるので、要注意です。
※作中では「とにかく表面が焦げないように気をつける」と書かれていたので注意していたつもりだったのですが、うっかり焦がしてしまいました…orz。慎重にしたつもりでもこれなので、何度も様子を見ながら焼くことをお勧めします。
手押し焼き鯖寿し7
手押し焼き鯖寿し8
手押し焼き鯖寿し9
 ここまできたら、いよいよ手押し作業。
 まな板に大きくラップを敷き、鯖の身と同じ形になるよう酢飯をよそい、真ん中一直線をちょっとだけへこませて椎茸の甘煮を乗せます。
手押し焼き鯖寿し10
手押し焼き鯖寿し11
 椎茸の甘煮の上に汁気をしっかり切ったガリを乗せて焼き鯖をかぶせ、そのままラップでくるんで全体の形を手で優しく押しながら整えていきます。
 鯖の身と酢飯が一体化したら、水でさっと濡らした包丁で六等分に切ります(←面倒ですが、包丁はその都度洗い流してから切ったほうが断然きれいに仕上がります)。
手押し焼き鯖寿し12
手押し焼き鯖寿し13
 切り終えたら新しいラップに包んで少しなじませ、最後に竹の皮や容器などに移せば“手押し焼き鯖寿し”の完成です!
手押し焼き鯖寿し14
 うっすらと金色がかった何ともいえない艶を帯びていて、生の鯖寿司が銀色がかったベールをまとっているのと対照的だな~と思います。
 しかし、下に載せた本物の手押し焼き鯖寿しの方が焦げがないのに黄金色に光っていて、一体どうしたらこんな色合いになるんだろうと唸りました。
 果たして、本物と同じ味になっているのか…食べてはっきりさせます!
手押し焼き鯖寿し15
本物の焼き鯖寿司1
本物の焼き鯖寿司2
本物の焼き鯖寿司3
 それでは、取り分けていざ実食!
 いっただっきまーす!
手押し焼き鯖寿し16


 さて、感想は…本物といい勝負と言っていい程の出来栄えでうっとり!生の鯖寿司とは一味違った玄人好みの渋い美味しさです!
 表面の皮はみりん優しい甘さが舌に響く照り焼き風醤油味、裏面の身は塩がバシッと効いた塩焼きしめ鯖味で、ただの焼き鯖とは思えない奥深い味に仕上がっています。
 どっしり脂の乗った重厚な鯖のコクを酢飯がしっかり受け止め、こっくり甘辛い椎茸の旨煮が強烈な旨味エキスを足し、爽やかな風味のガリがフルーティーな酸味でキリッとまとめているのがすごくバランスがよく、まさに四重奏の旨さだと感激しました。
 本物は焼き方に秘訣があるらしく、しっかり焼けているのに皮に焼けた感がなくて少しむちっとした膜みたいになっているのですが、こちらはむっちり感も若干あるものの一度パリッと焼けた皮ならではの香ばしさを帯びたしっとり感が強く、それはそれでおいしかったです。
 酢飯はほぼ本物と同じで、酸味が控えめでほんのり甘酸っぱい昆布がほのかに香る上品な味付けが鯖の旨さを邪魔する事なく引き立て、後口をさっぱりさせていました。
 ただ、本物は具と酢飯がきっちり分かれて脂分が少し染みる程度になっていたのに、こちらは鯖や椎茸のタレが結構染みて少しだらしない馴れ合い的な味になり、穴子寿しの酢飯っぽい別の美味さになっていたのがちょっと惜しかったです。
 型を使っていない為握り寿司と箱寿司の中間みたいな口当たりで、みっちり詰まっているのですが噛むとホロリと簡単にほぐれて空気が通るのが心地よく、おにぎり的な味わいでもあるな~と思いました。
 見た目は地味ですが、椎茸のプリプリツルンとした滑らかな舌触りと、ガリのシャリシャリザクッとした小気味良い歯触りが入り交じると口の中はかなり賑やかになる感じで、華やかな印象のお寿司です。


 本物の方は脂が特に乗っているノルウェー産の鯖を使用しているせいか、鯖の味がもっと濃い気がしましたが、ご家庭でここまで善戦できるのなら充分だと思います。
 鯖好きの夫も「うまい!」と何度も言いながら丸一本ぺろりと平らげており、好評でした(←実は二本分作っており、残ったら明日に回すつもりだったのですが…当管理人もあまりの旨さに一日で食べきっちゃって当日なくなりました;)。
 時間が経てば経つほど酢飯と鯖がなじんでおいしくなるので、ちょっと贅沢にお弁当に入れて持っていくのもありです。


P.S.
 ましろさん、kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『駅弁大集合』 原作:守靖ヒロヤ 作画:上農ヒロ昭/日本文芸社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『まかない君』の“サバと春菊のスパゲッティ”を再現!

 うちのキジ白猫(オス)は冬になると、当管理人が座っているコタツ布団の上に高確率で丸くなって寝るのですが、当管理人を母と思っている節がある白黒猫(メス)はそれを「自分だけずるい!」と思うのか、ニャーニャー鳴いてものすごく強引にお尻をタイトな隙間にねじこんで座ってきます;。
 突然四~五キロ近くの重しダイナマイトボディーが寄りかかったキジ白猫は、一瞬「何だ?」と言いたげに眠そうなまぶたを開けてこちらを見てくるのですが、基本白黒猫には甘いので事態を把握すると苦悶の表情のまま眠る感じで、おかしいやら気の毒やらでほろ苦く笑ってしまいます。
 家に来た当初は弱々しくて儚げな乙女でしたが、最近は見た目の可愛さはそのままでも中身は関西マダムのようなたくましさを身につけた隠れ強気な性格になってきており、「ちょっとだけ昔に戻ってもいいんだよ?」と思っている今日この頃です…。

 どうも、猫には肉系のフードを与えるのが望ましいという情報を知ったものの、我が家の猫達はおやつだと魚系(←猫用減塩カツオ節など)の方が圧倒的に好物なので悩んでいる当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『まかない君』にて浩平君が材料不足で急遽メニュー変更した時に作った“サバと春菊のスパゲッティ”です!
サバと春菊のスパゲッティ図
 個性豊かな従姉妹たちに囲まれているのもあり、一番大人しそうで常識人に見える浩平君ですが、大学ではなかなかエキセントリックな謎のサークルに所属するなど、結構大胆な一面があります。
 幼い頃は近所に落ちていたどんぐりをかじったり、海水浴に行くと海草をかじりながら海から出てきたりするというアグレッシブな拾い食いもしていたようで、何だかRPGのフィールドで木の実とか薬草をゲットして食べて回復する勇者みたいだな~と苦笑しました(←思えば当管理人も小さい頃は全てが未知に満ちていて、ちょっと離れた場所を歩くだけでもクエスト攻略気分だった気がします。椿の蜜を舐めたり、グミの実をおやつ代わりにしたりと、今だったらしない事でも平気でしてました;)。
 あと、食卓にも時々変わった食材が登場していたようで、ヤツメウナギがおかずとして出された模様。
 実は、ヤツメウナギはシーラカンスやオオサンショウウオ同様「生きた化石」として有名であり、生物学的に非常に興味深く貴重な存在のはずなのですが、食用禁止とされて保護されている他の同胞達と違って普通に巣鴨辺りで蒲焼きになって食べられて続けているという、彼らからしたら「なんやねん!」と突っ込みたくなってもおかしくない、ちょっと気の毒な生物(´∀`;)。
 浩平君の家ではブツ切りにして煮付けにされていたようで、味は「脂っこくて割とおいしかった」そうですが、頭の方はSFホラーのクリーチャーみたいであまり食欲をそそる見た目ではなかったらしく、「頭には栄養がある。それは成長期の君が食べるべきものだ」「ありがとう父さん。でも、やっぱり一家の大黒柱が食べるのがスジだよね」と言い合いながらお父さんと押し付け合いをしたのだとか(←ネットで頭部を拝見した所、『エイリアンVSプレデター』ならぬ「ワラスボVSヤツメウナギ」があってもおかしくないグロさ迫力でしたので、気持ちは分かりますが…)。
 結局、頭はお母さんが食べて「食べ物で遊ぶな」と怒られたそうですが、その姿はまるでリスの脳みそやカワウソの頭を「脳や目玉は栄養がある」としてありがたく「ヒンナヒンナ(食べ物に感謝する言葉)」するアシリパさんに通じる物があっただろうな~と思い、ほっこりしました。
その昔、グロいヤツメウナギの頭を父と押し付け合いしたことあり;
 その頃、椎名誠先生の『全日本食えば食える図鑑』という珍食界では有名な作品を読んでいたそうなので、この路線のまま成長したら『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』みたいな雑食系グルメコメディの主人公になってもおかしくなかったのですが、浩平君はどうやらそっち系の興味はなかったらしく、ごく一般的な食の好みのまま成長したようでした。
 もし浩平君が椎名先生や桐谷さんの如く食の冒険者になっていたら、『まかない君』というよりは『キワモノ君』となり、弥生ちゃんが過去に作った料理とは違う意味で「むごたらしい食卓」になっていた可能性が高いので、浩平君がノーマル属性でよかったと胸を撫で下ろしました;。
 ただ、全く影響を受けなかった訳ではなく、椎名先生が別のエッセイで書いた「しょう油マヨネーズスパゲッティ」(←バターをまぶしたスパゲッティにマヨネーズとしょう油をたらしてかき混ぜるだけで完成!)が初めて作った料理で、それを楽しくておいしいと感じたのが料理を始めたきっかけだったとの事←生クリームをパスタに合わせたら「地獄行きだ、死ぬほど罪深いね」と言ったイタリア人の方が見たら激怒しそうな案件の料理ですが、純日本人の夫は「いいんじゃない?バターとマヨネーズと醤油、うまいじゃん」ときょとんとしていました。イタリア人にとってのパスタ=日本人にとってのお寿司でしょうから、無理ないかもしれませんが…;)。
 『美味しんぼ』の山岡さんや『ミスター味っ子』の陽一君は、料理人の親から影響を受けたり特異な才能があったがゆえ、そして『クッキングパパ』の荒岩主任は忙しい母に代わって必要に迫られてに料理を始めたという感じで別世界の人間というイメージですが、当管理人も浩平君と同じくこういう何気ない事がきっかけで料理を始めた為、親近感を覚えたものです。
今や立派なオシャレ料理を作る浩平君ですが、入り口は何と椎名誠さんでした!
 そんな浩平君が、お米を買ってくるのを忘れた時にたまたま買ってきていた材料で作った夕食が、この“サバと春菊のスパゲッティ”です!
 作り方は簡単で、焼いて骨を抜いてほぐした塩サバ・にんにく・オリーブ油・春菊を炒めたら茹で上がったスパゲティと粗挽き黒胡椒を加えて混ぜ、仕上げにみじん切り&すりおろした新玉ねぎ・塩・レモン汁・オリーブ油を合わせて作ったソースをかけたら出来上がりです。
 ポイントは、塩サバを焼く時は多めのオリーブ油でふっくらと焼き上げること、塩サバが焼けてきたら臭みが移った油をキッチンペーパー等で入念に拭き取ることの二点で、こうするとしっとりして臭くないサバに仕上がると作中で説明されていました。
 普通、サバ定食にするつもりでご飯がなかったら、仕方なく他のメニューにするか慌てて買いなおしに行くかの二択になりそうなものですが、浩平君はこともなげに「米が無ければパスタを食べればいい」「文句があるなら鯖街道へいらっしゃい!」と冗談交じりにすぐ発想転換してパスタとサバを合体しており、とんだ『ベルばら』のポリニャック公爵夫人だと考えつつもやるな~と思いました(←妄想の世界とはいえ、まさか浩平君が女装をするとは想像もしなかったのでちょっとびっくり;)。
 浩平君曰く、「本来なら焼きサバにかけるつもりだったけど、今回はスパゲッティの付け合せに使おう」という理由で新玉ねぎソースを添えたそうで、まるで洋風おろしそばっぽいな~とその斬新なアイディアに感心しました。
文句があるなら鯖街道…こんなポリニャック公爵夫人は嫌だ(笑)
 行きつけのスーパーで塩サバが安売りされていたので再現する事にしました。
 作中には詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、新玉ねぎのソース作り。
 ボウルへすりおろした新玉ねぎ、みじん切りにした新玉ねぎ、塩、レモン汁、オリーブ油を加え、スプーンか菜箸でよ~くかき混ぜます。
 調味料が新玉ねぎに行き渡ってトロリとしたら、ソースは出来上がりです。
サバと春菊のスパゲッティ1
サバと春菊のスパゲッティ2
 次は、塩サバの下準備。
 オリーブ油を少し多めに入れて熱したフライパンへ、塩サバの皮が下になるよう並べていき、こんがりした焼き目がつくまで中火でじっくり焼きます。
 いい具合に火が通ってきたらひっくり返して身の方も焼き、中にまで熱が入ったのを確認したらキッチンペーパー等で臭みが移った油をきっちりふき取り、火を止めます。
 塩サバの身が熱い内に骨を丁寧に取り除き、身をほぐしておきます。
サバと春菊のスパゲッティ3
サバと春菊のスパゲッティ4
サバと春菊のスパゲッティ5
 ここまできたら、いよいよ炒め作業。
 ほぐしたサバの身が入ったフライパンへみじん切りにしたにんにくを投入し、再度オリーブ油を回しかけて中火にかけます。
 にんにくのいい香りが立ち上ってきたら、ザク切りにした春菊を入れて手早く炒め合わせます(←最初に茎だけ入れて少し経ってから葉を入れると、火の通りが均等になります)。
サバと春菊のスパゲッティ6
サバと春菊のスパゲッティ7
 春菊がしなっとしてきたら、茹で上がって湯きりしたばかりのスパゲティを加え、続けて粗挽き黒こしょうを振りかけてしっかり混ぜ合わせます。
サバと春菊のスパゲッティ8
サバと春菊のスパゲッティ9
 スパゲティと具がよく混ざったらすぐにお皿へ移し、その傍らへ小皿に盛り付けた新玉ねぎのソースを添えれば“サバと春菊のスパゲッティ”の完成です!
サバと春菊のスパゲッティ10
 春菊の緑色が見るからに色鮮やかで、にんにくの香りとあいまって食欲をそそります。
 パスタ料理にソースが別添えされているというのは初めてですが、果たしてどんな味になるのか、予想がつかないだけに楽しみです!
サバと春菊のスパゲッティ11
 それでは、新玉ねぎのソースをかけていざ実食!
 いっただっきまーす!
サバと春菊のスパゲッティ12


 さて、感想は…シンプルなのに後引く、まさにサバが主役の料理!青魚の中のではサバが一番パスタに合うと実感させられます!
サバと春菊のスパゲッティ13
 味付けはサバ味のペペロンチーノというイメージですが、にんにくの力強い風味をさらに上回る程サバの旨味はこってりしていて、噛むごとに青魚のトロと言いたくなるような濃厚なコクがガツンと口の中に溢れます。
 肉系のパスタも濃い旨さですが、サバの脂は肉に匹敵するほど濃いのにより繊細でじんわりと舌に広がって染みる感じなのが癒される印象で、青魚好きには堪えられません。
 切り身を一からほぐしたおかげで、バラバラになっても身の一片一片がジューシーでしっとりしてパサつきが全くなく、しんなりシャキシャキした食感でほろ苦いアクセントがたまらない春菊とも相性バッチリです。
 ソースはオリーブ油でコーティングされているせいか、おろし玉ねぎとは思えないくらい滑らかなとろみがついてパスタにまったりと絡みやすく、まるで玉ねぎの味がするとろろみたいでした(←パスタなのに山かけそばみたいな醍醐味で面白し!)。
 新玉ねぎなので辛味も癖も控えめで瑞々しく、フレッシュでさっぱりした甘さが塩サバの味わい深い塩気を効果的に引き出しており、大根おろしをかけた焼きサバみたいな旨さになっているのが特徴的です。
 レモンの爽やかな酸味が加わると途端に品よくあっさり頂ける味付けへと変化し、塩レモンペペロンチーノともいうべき清々しい後口になるのが面白く、一度で二度おいしい一皿でした。


 ご飯に合うものは麺に合うとよく言われていますが、確かにご飯と負けず劣らずサバとパスタはぴったりの組み合わせでした。
 塩サバはそのままご飯と一緒に食べると単調になりがちですが、こちらのレシピなら最後まで飽きずに新鮮な気持ちのまま食べられますので、色んな方にお勧めしたいです。


P.S.
 ノリスケさん、無記名さん、キンメさん、コメントを下さりありがとうございます。
 あと蛇足ですが、先日『こまったさんのラーメン』の“ハム玉ラーメン”と、『こまったさんのオムレツ』の“納豆オムレツ”の料理写真をもう一度撮り直して再アップしました。


●出典)『まかない君』4巻 西川魯介/白泉社
     『まかない君』5巻 西川魯介/白泉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『ミスター味っ子』の“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”を再現!

 北海道で電車に乗った時、夫と二人で窓の外を眺めては流れ行く風景を楽しんでいたのですが、その内に夫が「平たい屋根の家が多いけど、雪おろしが大変なんじゃないかな?」と疑問を持ち出し、そういう目線が全くなかった当管理人は驚きました。
 調べた所、平たい屋根のおうちは無落雪屋根がほとんどだそうで、除雪作業中の転落や落雪による事故を防ぐ為次第にそういった建築が増えたらしく、普段瓦屋根の家ばかり見慣れた身としては新鮮に感じました。
 また、北海道は外は凍えそうなくらい寒くても、一旦建物に入りさえすれば暑いくらい暖房がきいていてすぐにポカポカになるのが非常にありがたかったのですが、九州に帰ってからというものの「建物の中なのに寒い!こっちの方が気温は高いのに!」と震える日々が続いており、「北海道はもっと温かかったのに…」と恋しがるという逆転現象に悩んでいる今日この頃です。

 どうも、宿泊先のホテルの朝食で出ていた牧場こだわり牛乳の透き通った味わいが未だに忘れられない当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ミスター味っ子』にて陽一君が第29回味皇GPの最終決戦で作った“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”です!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ図味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ・断面図
 味皇GPに初挑戦&初優勝して一年経った頃、陽一君はまたもやその年の味皇GPに招待され、喜んで参加する事にします(←詳しくはこちら)。
 前回は肉料理の天才・小西和也さんや、味皇料理会フランス料理部主任・下仲基之さんといった経験豊富な年上の料理人がライバルでしたが、今回は堺一馬君を筆頭に同年代の天才料理少年のみで出場者が固められており、平均年齢が大幅に引き下げられているのが特徴。
 そのせいか、出てくる料理も若さゆえの斬新な発想の物ばかりで、例えば「よもぎ入りバンズにオキアミのハンバーグを挟んだバーガー」「蟹の甲羅の粉末をかけたトマトソースパスタ」「あんこ入りのお餅に輪切りの大根を合体させて同時に口に入れさせるお雑煮」など、よくも悪くも常人には思いつかないような料理が勢揃いなのが印象的でした(←地域おこしの為、無秩序に特産品を合体させただけのB級グルメのアイディアに通じる物があるように感じたのは内緒)。

 一馬君も二回目の参戦で大分慣れたせいか、今年も司会を務める丸井さんのノートに「味の貴公子・堺一馬」と落書きをするイタズラをしたり、他の出場メンバーも「頑張ろう!」「お互い検討を祈ろう」とスポーツマンシップ溢れる言葉をかけるなど、昨年『幽遊白書』の暗黒武術会ばりにピリピリしたムードだったのが嘘みたいに爽やかな勝負となっており、全体的に和やかな雰囲気なのにほっとしたものです←考えてみれば、こんなに目立つキャラなのに一馬君っていわゆる二つ名がないんですよね。一応「カレーの天才」と呼ばれてはいますが、「ミスター味っ子」「皇帝の料理番」「素材の魔術師」に比べたら地味で定着していないイメージですので、少しは気にしていたのかな?と複雑な気持ちになりました;)。 
 日頃は『鉄鍋のジャン』の登場人物並にケンカ上等な態度で挑戦者と渡り合っている陽一君ですが、味皇GPでは自分が認める顔なじみの料理人と戦うのが余程嬉しいのか、一馬君が突っかかってきても余裕でかわして上機嫌に対応しており、いつもこんな感じだったらトラブルは減るのにな~と苦笑します。
いよいよ二回目味皇GP参加で、同年代ばかりの料理勝負に陽一君も燃えていました
 常識外れの新しい料理を追及して「オレの料理は常に革命やっ」と豪語する一馬君といい、皇帝の料理人の家系で味仙人から数々の奥義を受け継いでいる香港の料理人・劉虎峰君といい、皆強敵ばかりで苦戦する陽一君ですが、中でも一番手強かったのが陽一君に唯一勝利した経験のある博多の料理人・中江兵太君!
 亡き両親から引き継いで耕した畑で自家栽培した最高品質の野菜、幼い頃から培ってきた本物の食材を見極める眼力、冒険はせず確実に美味しい料理を作るセンスを持つかなりの強敵で、大人気ない大人と癖がすごい子どもが多い『ミスター味っ子』界において、一~二を争う程心が広い人格者でもありました←但し、納得のいく一皿を作れないと『美味しんぼ』の海原雄山氏と同じくらい激しく料理をひっくり返すという、気難しい陶芸家みたいな癖を持っているのが玉にキズ;)。
 何しろ、大会中何度も陽一君に不利な状況を作るチャンスがあっても、正々堂々と勝負したいという理由でカニの目利きやトチもちの弱点を教えるなど徹底した聖人っぷりで、そのスケールの大きさにはあの小西さんすら気圧されていました(←これがカイジばりに「勝たなきゃダメだ」という信念を持つジャンだったら、「一人脱落!」といい笑顔でスルーしていた事でしょう;)。
 今回もその能力をいかんなく発揮し、とうとう最終決戦で陽一君と一騎打ちする事になります。

 この時、二人に出された最後の課題料理が「ビーフステーキ」!
 松坂牛・近江牛・米沢牛・神戸牛など、最高の牛肉は日本各地にあるはずなのですが、兵太君と陽一君は何故かそれらには目もくれず、ネットや口コミ検索もせず自分で直接農場という農場を歩き回って探し、とうとう無名でも日本一の牛を探し当てます(←一昔前の刑事ドラマで「捜査は足で稼げ」というのがありましたが、まさか料理人の食材探しも同様とは…!運動不足の当管理人だったら、真っ先にネットショッピングでポチって終了になりそうです)。
 けれども陽一君の方が一足遅く、ステーキに最適だと言われるサーロインとヒレの部位は兵太君によって既に持ち帰られており、結局悩んだ末に「他の牛を使うよりは」と残されたランプ肉で勝負に挑む羽目になります。
天才料理少年グループの中で、唯一陽一君に買ったことがある中江兵太君中江君に材料探しで先を越され、残されたランプ肉で勝負に出ることに!
 兵太君が作るTボーンステーキはサーロインとヒレが両方楽しめる贅沢なステーキの王様なのに対し、陽一君はランプという一つの部位で対抗しなければいけないのがネックで、「ランプ肉一つだと単調すぎる。これ一つでTボーンに対抗できる二つの味わいが出せないだろうか!!」と大いに悩みます。
 そして考えに考えた末、陽一君が閃いた画期的な料理が、この“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”です!
 作り方は結構お手軽で、ランプ肉の中央に大きな穴をあけて刻んだカキを加えたレモンバターソースをたっぷり詰め込み、中に火が通るまでじっくり焼き上げたら出来上がりです。
 ランプ肉は肉汁は多いものの脂のコクが少ないのが弱点の部位だそうですが、陽一君はそれをバターソースでカバーし、カキでランプだけでは出ない強烈な旨味を足して一つの部位でも満足できるように仕上げたとの事で、審査員であるブラボーおじさんから「素材において劣る材料でここまでみごとに調理するとは、まさにブラボーの味わいだ!!」と絶賛されていました。

 如何にも漫画チックなトンデモ料理に見えますが、何とこちらの料理の原型は海外で本当に実在しているというのだから、事実は小説よりも奇なり!
 料理名はカーペットバッグステーキで、イギリス系のアメリカ移民が考案した物が海を渡ってオーストラリアに伝わり、1950年代~1960年代に爆発的に流行していたそうで、未だに現地では名物として生き残っているようです。
 カキと牛肉という、一見何の脈絡もない相反する組み合わせですが、実際に食べたらこれが絶品らしいので、最初にこの調理法を試した方はアイス天ぷらを初めて作った方並にすごいと思いました。
 ただ、基本的なレシピや味つけは同じではあるものの、部位はランプではなくヒレが使われる事が多い・ソースも中には入れず最後に上からかける・穴ではなく切れ目を入れてカキを詰める・サイズは大人の顔くらいはある陽一君バージョンよりもやや小ぶりであるなど細かい部分は違っていますので、元ネタとはいえてももはや同一料理とはいえないかもしれないです(←改めて画像を見返すと、いきなりステーキの1ポンドステーキを彷彿とさせる見事な厚切りっぷりでびっくりします;)。
 何と、肉にカキを合わせるという離れ業をやってのけていました!レモンバターにカキをあわせた特製ソースで、ランプ肉の弱点をカバーこうして見ると、ステーキと言うよりはローストビーフの塊みたいな大きさ;
 肉のど真ん中に穴をあけ、どろどろに溶けるソースを詰め込み、中央まで火を通すなんて出来るんだろうか…と何度も怖気ついては避けてきた料理ですが、ルネッサンス情熱さえあれば何とかなったこれまでの再現を思い出し、作ってみることにしました。
 作中には大体の手順と材料が載っていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、牛肉の下準備。
 常温に戻したランプ肉の塊を用意して適度な大きさに切り分け、切った断面からナイフで中の肉を適度に切り抜き、程よい空洞を作り出します(←切った一部の肉は後でフタ代わりに使うので、別に取っておきます)。
※中から切り出したお肉は多少断面が粗くなりますが、味自体は変わらずそのままですので、普通に焼肉にして食べたり、お弁当におかずに使ったりしました。おいしかったです。
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ1
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ2
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ3
 次は、中に入れる特製カキソース作り。
 中火にかけたフライパンへバターを入れて溶かしたら、流水で汚れを落として余分な水気をふき取っておいた生カキを投入し、両面にさっと焦げ目をつけます。
 そこへ塩、こしょう、刻んだパセリ、レモン汁を加えて手早く混ぜ合わせ、中が半生なくらいですぐに火からおろし、二~三等分くらいに切ります。
 全てきり終えたらボウルへ入れ、常温に戻しておいた別のバターも足してよく練り混ぜます。
※表面だけ解凍した冷凍カキを使うと、すぐに火が入りきらず半熟に仕上がりやすいのでおすすめです。
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ4
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ5
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ6
 そのまま冷蔵庫に入れて数十分放置し、大体固形状に固まったら先程用意しておいたランプ肉の空洞へぎゅうぎゅうに詰め入れ、取っておいた端部分のお肉できっちりフタをします。
※どうしてもゆるゆるになってしっかり肉でフタが出来ない場合は、爪楊枝を何箇所かに分けて肉を固定すると後々焼きやすいです。
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ7
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ8
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ9
 ここまできたら、いよいよ焼き作業。
 強めの中火に熱したフライパンへ先程のランプ肉を入れ、全ての面に焦げ目がつくようくるくる回しながらまんべんなく焼き固めていきます。
 全面にいい焼き色がついたらやや深めの耐熱皿へ入れ、熱したオーブンでじっくり焼きます。
 時間が経ち、中の肉がミディアムレアくらいに焼けてきたのを確認したらオーブンから取り出し、アルミホイルを巻いて余熱でゆっくりと熱を浸透させます。
※焼き時間と温度はお好みでOKです。当管理人の場合、最近低温調理に興味がでてきた為、110~120度くらいの温度で60分近くかけて焼いてみました。 
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ10
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ11
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ12
 余熱が行き渡ったらホイルをはがし、中のソースがこぼれないようそっとお皿へ移してテーブルへ運べば“味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ”の完成です!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ13
 ステーキと言うよりはもはやローストビーフという感じのビックサイズで、原作通りのサイズとはいえこれで本当にいいのだろうかとちょっとドキドキしました;。
 焼いている最中肉汁は少し出ましたが、中のソースは意外とそこまで出てこなかったのが地味に驚きで、恐る恐る包丁で切り分けると、初めて中から大量のカキとレモンバターソースがドドドワッと流れ出し、思わず歓声を上げました。
 ダイナミックな見た目といい、ステーキなのにカキとレモンの香りが強いところといい、色々規格外すぎてどんな味がするのか非常にワクワクします…!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ14
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ15
 それでは、一口大に切り分けていざ実食!
 いっただっきまーす!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ17


 さて、感想は…ジューシーなステーキとプリプリ震えてとろけるカキの取り合わせが絶妙で美味し!全く正反対な食材なのに、喧嘩する事なく調和してます!
味吉陽一特製カキソース入りランプステーキ16
 簡単に歯が通るくらい柔らかく、キメの細かい肉質のランプはヒレと酷似していますが、ヒレよりもざっくりと引き締まったワイルドな歯応えがあり、噛めば噛む程肉汁がロースと同じくらいジュワジュワと溢れるのが特徴的。
 しかしどの部位とも違うのはその肉汁の質で、ロースやカルビは脂がこってりしすぎて食べ続けているとどうしても飽きますが、ランプは上品かつあっさりした味わいで脂分も控えめで、それ自体がもはや極上のスープみたいな味でいくらでもスイスイ食べられる為、刺身で例えるなら本マグロの赤身っぽいなと思います。
 この脂の少なさは単調さにも繋がるので何らかのインパクトが欲しい所でありますが、それを果たしているのがバターソースで、焼かれていく内に肉汁と一体化してさらに深みが出たバターが程よいコクをプラスしてしっとり潤しており、芳しいアクセントがプラスされています←牛脂を重ねて旨味の濃い赤身に霜降り肉の甘い味わいをドッキングさせるという、肉のいい所取りをした陽一君のボッチステーキに近い物があると感心しました)。
 レモンの爽やかでフルーティーな酸味が後口をさっぱりさせるせいか、バターソースとは信じられない程軽やかかつ垢抜けた味付けなのが印象的で、おかげで結構な塊肉だというのにあっという間に完食した程です。
 驚くべき事に、カキの強い磯の風味とミルキーなエキスは牛肉の重厚な旨味と抜群の相性で、チグハグどころか美味しさが何倍にもアップしたリッチな仕上がりになっていました。
 うまく言えませんが、肉類と魚類のWスープ的な複雑な旨さで、貝類ならではのまろやかで濃密な甘さを帯びた塩気が肉の自然な甘味をぐっと効果的に引き立てており、個人的に「さっぱり塩レモン味のシーフード版ロッシーニ風ステーキ」というイメージだと感じました。


 肉と海鮮を一緒にしたらゴッチャになりそうだと考えていましたが、実際は予想を遥かに凌駕する旨さで、「これがあるからミスター味っ子料理はやめられない」としみじみ思います。
 カキ&ステーキ好きの夫は一口食べるや否や「うまい!!」とメチャクチャ笑顔になり、当管理人と争うようにしてバクバクと平らげていました(^^;)。
 ランプが手に入りにくい時はヒレ、厚みが充分にない時は上にカキソースを乗せるだけでも似た感じでおいしく仕上がりそうですので、今後もちょくちょく作りたいな~と感じた再現でした。


P.S.
 ほーりーさん、再現するほど金も道具もない(泣)さん、kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。
 うちの猫たちをお誉めいただけて嬉しいです(^^*)。また、いい写真があったらアップしますね。


●出典)文庫版『ミスター味っ子』7巻 寺沢大介/講談社
     文庫版『ミスター味っ子』8巻 寺沢大介/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『こまったさんのラーメン』の“マーボラーメン”を再現!

 年末年始の北海道旅行中、小樽にあるほとんどのお店がお休みでシャッター街状態になっており、それでも諦めずに極寒でも陽気な外国人観光客の方々に混じってありがたくも元旦営業している海鮮丼屋さんにたどり着いたのですが、当然の如く行列で少し絶望orz。
 とはいえ、せっかくここまで来たのだから本場の海鮮を食べたいと夫共々外で待っていたのですが、途中にある狭い小道の一部が踏み固められすぎてスケート場のリンク状態になっており、何も知らずに通りかかる人が滑って転ぶというトラップの床状態になっていてガクブルしました;(←当管理人含め、皆一丸となって転びかけた方々をキャッチしました。助け合いの精神、全国共通だと実感)。
 どうやったらこの問題を解決できるんだろうと待ち時間がてら考えていたのですが、新しく来た観光客の方が新しい雪を足で何度も蹴りいれてツルツル状態をあっという間に無効化し、見事トラップは解除されていました。
 ほとんどが国籍が違う人同士だったので言葉を交わすことはありませんでしたが、その場の空気が「おおー!」「すご~い!」「よかった、よかった」という喜びムードに染まっていたのははっきり分かり、たったこれだけの事ですが脳内で「We are the world~♪」の曲が流れました。

 どうも、海鮮丼に入っていた北海道産エゾバフンウニの濃厚でとろけるような甘さが未だに忘れられない当ブログの管理人・あんこです。


 本日作る再現料理は、『こまったさんのラーメン』にてこまったさんが夫のヤマさんと食べる為に作った“マーボラーメン”です!
こまったさんのマーボラーメン図
 これまで色んな不思議な世界に迷い込んだこまったさんですが、今回ご紹介するお話はそれまでご紹介してきたメルヘンな世界とは一味違った、『世にも奇妙な物語』チックなお話。
 ある日、こまったさんの花屋にホンコンやきそばに載っているステレオタイプの中国人みたいなおじさんが宅配業者としてやってくるのですが、サインをして荷物を受け取って振り返るとバラ一輪を残して大量の花が忽然と消えており、頭が?だらけになります。
 普通だったら「新手の外国人窃盗グループ!?」「警察に連絡しないと…!」と慌てる所ですが、ある時はスパゲティの川に流されてアフリカの大草原に迷い込み、またある時は「オムレツ作りに失敗したらうちに帰れない」と言われてオムレツ島に軟禁されたり、またまたある時は人食い鬼に捕まって危うく食べられかけるなど、なかなか波乱万丈な異世界ライフを送ってきたこまったさんには取るに足らない事だったらしく、「だれから、おくってきたのかしら」「これで、よし!」とのん気に言いながら荷物に入っていたヒヤシンスの球根をガラス瓶に活けていました。
 『Vガンダム』で初恋の女性であるカテジナさんにナイフで脇腹を刺されても、「…まったく」と呟いて軽くスルーしたウッソ君に通じる物があるたくましい精神力です。

 これだけでも結構な事件ですが、その直後、何故か中国風の服を着た夫・ヤマさんが「花がないから、花やはおしまい。きょうからうちはこまったラーメンだ」と言ってさっさとお店を片付け、ラーメン屋に改装し始めます(←週の半分だけラーメン屋をやってる美容室とか、本屋も兼業しているラーメン屋の話は聞いたことがありますが、花屋からラーメン屋の転身は大胆すぎるのか未だに見た事がないです;)。
 大抵の事には動じないこまったさんもこれには珍しく怒り、「わたし、いやよ。ラーメンや、はんたい。わたしは、花やのこまったさんですからね」とバイクに飛び乗り、「かってにすればいいわ」と店を出て行っていました。
 ほんのりファンタジーが入った児童書とは思えぬドキュメンタリー番組のようなリアル展開に、子どもの頃は「大丈夫かな…?」とドギマギしたのを覚えています;。
いきなりやってきてラーメン屋にすると言い出す夫に仰天するこまったさん
 しかし、バイクはこまったさんの意思とは無関係に知らない町へ走り出して色んなお店へ連れ回され、いつの間にかバイクの後ろについていた小さい荷車に野菜や肉や魚がどんどん投げ込まれ、最終的にはすっかりラーメン屋さんと化した元・花屋さんの所へと戻されてしまいます(←こちらの作品が発表されたのは1988年ですが、既に完全自動運転車みたいな乗り物が登場している事に驚き!作者である寺村輝夫先生の先見の明に脱帽です)。
 不思議な力で知らず知らずの内に買い物係にされていた事を知ったこまったさんは、シリーズで一、二を争う程激怒するのですが、自分が活けていた球根から何と本物の縮れ中華麺が生えてきたり、「きみでなければ、できないよ」とヤマさんにうまく乗せられて野菜炒めを作ったり、行列で並んでいるお客さんにラーメンを出していく内、段々その気になっていきます。
 その昔、イギリスのBBCは「スイスではスパゲッティが豊作を迎えています」と言って木に生るパスタを収穫する様子をニュースで流すという、まるで虚構新聞民明書房みたいなトンデモネタをエイプリルフールに流したそうですが、この球根から勝手に麺が生えてくるというのも似た匂いがするな~と感じたものです←二十歳くらいの時に初めて『魁!!男塾』を読んでしばらく民明書房を真剣に信じていた当管理人は、幼少期の時も当然の如く「へ~、麺って球根から生えるんだ」と信じていました)。
 ちなみに、こまったラーメンの値段は一杯100円。
 確かに現在でも100円でラーメンを出すお店はちらほらありますので、全く実現不可能という訳ではないんでしょうが、こまったラーメンの場合、豚ばら肉・にんじん・白菜・椎茸・玉ねぎ・ピーマン・たけのこを合わせて炒めた野菜炒めなどをラーメン二郎級にどっさりと乗せてこの価格ですので、このご時世では神レベルのコスパ最強店だと思います。
最初は怒っていたこまったさんも、徐々に楽しくなってきていました。
 その後、こまったさんは冒頭に出てきた怪しいホンコンおじさんが鳴らした大量の爆竹の音でやっと現実世界に戻り、とっくに閉店時間な事に気付いて店じまいをします。
 そして、家に帰ってから先程のこまったラーメンで得たインスピレーションを元に、夕食にラーメンを作っていました。
 それが、この“マーボラーメン”です!
 作り方はとても簡単で、油をひいて熱した中華鍋ににんにく・赤唐辛子・挽き肉・豆腐を入れて炒め、中華スープ・ケチャップ・味噌・水溶き片栗粉で作った合わせ調味料を加えて煮込み、市販の醤油味のインスタントラーメンの上に乗せたら出来上がりです。
 ポイントは、豆腐はあらかじめ下茹でしておくこと、仕上げにごま油をたらす事の二点で、こうすると豆腐に味がよく染みた香り高い麻婆豆腐になるとのことでした。

 実はこのケチャップ味の麻婆豆腐レシピ、カゴメ様も推奨している作り方でもあり、公式HPに近いレシピも掲載されていました。
 麻婆豆腐と言うと、本格的に作ろうとしたら豆板醤・甜麺醤・豆鼓・花山椒といった本場の調味料が必要な、ちょっと手のかかる料理というイメージですが、こちらのレシピは家によくある材料で気軽に作れるのが魅力的です。
 ちなみに、“マーボラーメン”を食べて余計火がついたのか、食事中こまったさんは「わたし、こまったラーメンのおみせ、やろうかしら」と言ってヤマさんをぎょっとさせており、九官鳥のムノ君に「コマッタ、コマッタ」と冷や汗をかかせていました;(←のび太君にはドラえもん、しんのすけ君にはシロ、ガジェット警部にはブレインというように、おっちょこちょいな主人公にはしっかり者の相棒がお約束で傍にいるものですが、こまったさんにとってはそれはムノ君という感じです。夫のヤマさんの立場がないですが)。
仕上げにごま油を少しだけたらすのがコツで、見るからに美味しそうでした
 麻婆豆腐といえば思いっきりスパイスを利かせたものばかり作っており、こういういい意味でラフな物はめっきり作っていなかった為、どういう感じか気になって再現する事にしました。
 作中にはカラー絵つきで詳細なレシピが載っていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、豆腐の下ごしらえ。
 木綿豆腐はサイコロ状の大きさに揃えて切って軽く水切りし、塩を少し入れてぐらぐら沸騰させたお湯へ入れて下茹でします。
 再度お湯が沸騰してきて豆腐がプルプル震えてきたらザルにあけ、湯きりをしておきます。
マーボラーメン1
マーボラーメン2
 次は、マーボ豆腐作り。
 中華鍋(又はフライパン)に油をしいたら、みじん切りにしたにんにく、種を取って輪切りにした唐辛子を加えて火にかけ、香りが出るまで熱を通します。
 いい匂いがしてきたら合い挽き肉を投入して強火で炒め、パラッとしてきたら先程の豆腐を入れてざっと混ぜ合わせます。
マーボラーメン3
マーボラーメン4
マーボラーメン5
 豆腐と挽き肉に香味野菜が行き渡ってなじんだら、味噌、ケチャップ、中華スープをしっかり混ぜ合わせて作った調味ソースを注ぎ、グツグツ煮込みます。
 少しずつ煮詰まって味がついてきたら水溶き片栗粉を回しかけて手早く混ぜ、とろみがついたらごま油をひとたらししてさっとあおります。
マーボラーメン6
マーボラーメン7
 その間、自分の好きな醤油味の袋ラーメンを用意して裏面に載っている手順通りに作り、丼容器へ盛り付けておきます。
※スープは気持ち薄めにした方が、後々塩気のバランスがよくなります。
マーボラーメン8
マーボラーメン9
 出来立ての醤油ラーメンへ熱々のマーボ豆腐をたっぷりかけ、麺がのびない内に急いでテーブルへ運べば“マーボラーメン”の完成です!
マーボラーメン10
 今まで色んなアレンジ麻婆豆腐を食べてきましたが、麻婆味のラーメンはさすがに食べたことがなかった為、見た目はおいしそうだとは思いつつも「不思議な絵面だな…」と思いました;。
 ただ、香りは如何にも中華風で芳しく期待が持てましたので、どんな味がするのか楽しみです!
マーボラーメン11
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
マーボラーメン12


 さて、感想は…中華街風のラーメンっぽくて美味!麻婆を乗せるだけなのに、どうしてこんな本格的な味になるのか不思議です!
 豆板醤を入れず輪切り唐辛子だけ使っているせいか、通常の麻婆豆腐よりも比較的まろやかな辛さで、トマト由来の甘酸っぱい旨味と挽き肉のコクが口の中に広がる中、最後に控えめながらもピリッとスパイシーな後口が残るのが爽やかです。
 そのままだとあっさりなオーソドックス系中華そば的スープも、麻婆豆腐が入る事によって坦々麺や台湾ラーメンを思わせる刺激的で奥行きのある旨味のピリ辛のスープに変身し、食べ応えと深みがぐっと増していました。
 本場風の味というよりは、 陳建民さんが日本の家庭にあわせて作ったなんちゃって風の味という感じですが、ソースの主張が強すぎないおかげでラーメンが付け足しにならず、両方とも存在感があって丁度いいバランスで調和しているのがよかったです。
 一度茹でた豆腐は水分が抜けているせいかスープをぐいぐい吸い込んで濃厚な味わいになり、ふわふわの豆腐にはないしっかりした食感で挽き肉に負けない豆の味が凝縮したような旨さが特徴的でした。
 また、とろみのついた麻婆ソースがスープに溶け込むせいか、まるであんかけラーメンみたいなトロンとした口当たりの麺になっており、見た目よりも優しい味わいになっているのが印象的。
 とろみでコーティングされた滑らかな舌触りの麺は広東麺っぽい上品な味わいで、たったこれだけなのにいつも食べるラーメンよりもワンランク上の美味しさになっていて満足です。


 袋ラーメンのアレンジは今まで色々と見てきましたが、こんな単純なやり方で味がガラッと変わるとは思わず、いい勉強になりました。
 塩ラーメンでやってみてもまた違った感じでおいしそうですので、また試したいな~と思います。


P.S.
 恭さん、kawajunさん、コメントとご指摘下さりありがとうございます。
 あと、本文には全く関係ないんですが、以前リクエストを頂いたうちの猫の写真と、簡単な性格を下に載せます(←二匹とも、それぞれ生後一ヶ月頃に保護して出会いました。名前は他にちゃんとあります;)。


○オス猫(二歳半、去勢済)
 野良出身。やんちゃで社交的かつ図太い性格。自分で扉を開け、自由に家の中を行き来できる。夫には懐いてるものの、当管理人とその母には牙を剥く(←しかし、当管理人の膝で暖を取ったりじゃれつく一面も。飴と鞭の使い方が上手すぎて末恐ろしいので、人間じゃなくてよかった)。同居しているメス猫は赤ちゃん猫だった頃からすごく可愛がっており、今でもよく猫だんご状態になっている。
オス猫二歳
○メス猫(一歳半、避妊済)
 野良出身。臆病で内気な性格だが、パニックになると壁を走りかねない身体能力を披露。当管理人とおやつが大好きで、両者の気配がしたらどんな遠くからでもすっ飛んで来て甘える。飼い主に似て社交下手と思いきや、ご飯が欲しい時は夫にぶりっこしておねだり出来るので、当管理人よりは社会性がある事が判明。オス猫の事は恋人というより、いい遊び相手のお兄ちゃんと思っている模様。
メス猫一歳


●出典)『こまったさんのラーメン』 原作:寺村輝夫 作画:岡本颯子/あかね書房
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『名物駅弁ゆったり旅行気分』の“辛子めんたい弁当”を再現!

 実は去年の大晦日から今年のお正月にかけ、夫と一緒に三日間北海道へ行って来たのですが、九州の雪がかわいく見える程の積雪量に驚き、連日寒さに震えつつも雪景色の美しさに感嘆しました。
 正直、こんなに雪があったら何度も転倒するのではとヒヤヒヤしたのですが、よく見るとあちこちに滑り止めの砂利のような物が撒かれており、おかげで一度しか転びませんでした(←白い雪に黒い点々が混じっている様子はドラゴンフルーツの断面っぽく、歩いている時「果物食べたいな…」とふざけた事を考えていました;)。
 こんなに寒かったら、相乗効果でラーメンをおいしく頂けそうだとワクワクしていたのですが、残念ながら時期が年末年始のお休みシーズンとかぶっていたせいかお目当てのお店には行けず、結局そのまま帰りました(←完全なリサーチ不足orz)。
 また夏頃に行きたいと思っていますので、その時は同じく行きそびれたサッポロビール園や動物園の帰りに食べにいけたらいいなと考えています。

 どうも、元旦に小樽へ行くと見事にほとんどのお店が閉まっており、吹雪いてきた中夫と共に海鮮丼目指して歩き回ったのは今となってはいい思い出な当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『名物駅弁ゆったり旅行気分』にて宮本寿乃さんが駅弁好きの社長の為に初めて自分一人で作った“辛子めんたい弁当”です!
辛子めんたい弁当図
 ある日、亀さんはいつも通りお昼タイムに駅弁を食べながら息子の専務とお話するのですが、「よくもまあ毎日駅弁ばかりで飽きないですね。たまには外で食べるとか、知り合いや友人と会食するとかないんですか?」と呆れ混じりにアドバイスされます(←専務の気持ちも分かりますが、最近の駅弁はカレーラーメンうどん蕎麦おかゆほうとう鍋お茶漬けオムライスなど個性的なお弁当が目白押しですので、飽きるどころかどんどん夢中になっても仕方ないんじゃないかな?と感じました;)。
 しかし、亀さん曰く「知り合い、友人のほとんどは隠居か引退して会長職だ。現役を退いた連中と話をしたってしょうがないじゃろ」だそうで、かと言って会長職になるつもりはなく生涯現役か、もしくはすっぱり会社を辞めるかのどちらかしか道はないみたいでした。
 世間の様子を見ていると、かつて白河上皇が行った院政政治のような、表向きは引退に見せかけて裏から操る現役バリバリの会長はまだまだ数多いと思わされますが、亀さんもお友達もそんな事は微塵も考えていないようで、平和だな~とほのぼのしました(←次世代を信じてくれているからこそ出来る事でしょうね)。

 会社を立ち上げて四十年以上日本中を駆け回り、列車を乗り継ぐ合間に食べる駅弁が何よりの楽しみだった亀さんは「駅弁はな、いろんな思い出の詰まったワシの唯一無二の特別な存在だ。これさえあれば他になにもいらぬよ」とも語っており、ある意味会社と同等のライフワークなのだと思います。 
 すると、お茶を出しに来て一部始終を聞いていた宮本さんは「わかりました、社長の老後は私と森口さんにおまかせください!引退されたあとも毎日なんちゃって駅弁をお持ちしますから」と使命感たっぷりに伝えるのですが、間髪いれずに「それはつまり将来、森口と一緒になってるってことか?」と亀さんから返され、照れた宮本さんは「ち、違いますよ~そんなわけないでしょ(`д´*)!」とムキになって否定していました。
 お互い意識していい雰囲気になっているのに、意地を張るやら友達感覚になるやらでなかなか進展しない仲の二人というと『らんま1/2』の乱馬とあかねが思い浮かびますが、少々じれったくてもそれはそれで微笑ましい関係ですので、からかいつつも無理に進展させようとせず見守る周囲の気持ちは分かる気がしたものです(←あんまりのんびりしすぎると、長すぎた春どころか蕾も開かず終わってしまう危険性も無きにしも非ずですが…恐らく、そうなる前に亀さん達がキューピットになってくれるので大丈夫でしょう;)。
会社創業時にあちこちへ飛び回り、何十年も駅弁になじんできた亀さんならではの言葉
 そして、宮本さんは戻り間際に「福岡へ出張に行ってる平島女史から連絡があったら、帰りになにか駅弁を買ってくるように伝えてくれ」とお願いされるのですが、いざ平島さんから電話がかかってくるとおすすめの辛子明太子について話が盛り上がり、すっかり忘れてしまいます。
 電話を切った後に気付いて慌ててかけ直したものの、平島さんは飛行機に乗る為に電源をオフにしていて全く通じず、その上「ホンモノがダメでもなんちゃってがあるわ…!」と藁にもすがるような気持ちで森口さんのいる総務課へ走りだすも、何とインフルエンザで早退した事が判明し、真っ青になっていました;。
 この時、事情を話して謝る手段もあったはずですが、亀さんを怒らせて雷が落ちるのが怖いがっかりさせたくない宮本さんは一大決心し、平島さんからお土産で頂いた辛子明太子を使って駅弁を自力で作ろうと決意します。

 とはいえ、森口さんの指導の下だったら多くの駅弁を作っていたものの、自分一人で駅弁を作った事がない宮本さんはどの駅弁なら作れそうかネットで探すのですが、博多名物からしめんたい弁当といい、小倉駅の辛子明太子弁当といい、ほとんどの駅弁が唐揚げ・卵焼き・かまぼこ・高菜漬け・筑前煮・紅白なます・鯖のみりん焼き・黒豚の生姜焼きといった細々としたおかずがてんこ盛りで、「うわ~今からこんなの作れないわよ~。作り方、森口さんに聞きたいけど熱でダウンしてるし~」と料理が苦手な宮本さんは嘆いていました(←こうして見ると、駅弁のおかずって真面目に作ると地味に手間がかかる物ばかりだな~としみじみ実感します。そして、お酒の肴率が非常に高し!)。
 その昔、『美味しんぼ』の栗田さんが一人で美食倶楽部へ行った際、雄山氏に「縁起がよいと同時にうまい、めでたい席にふさわしい飲み物」をこの場で考えろと無茶振りされた時並のピンチだと思いましたが、栗田さんと違って宮本さんは最近やっと酢飯を一人で作れるようになった料理初心者ですので、より絶望的な状況だと感じたものです;。
 その為、一瞬「…このお弁当ってご飯と明太子さえ入れておけば、あとはスーパーのお惣菜コーナーで手に入りそうなものばかりじゃない」「ラッキー!!」と考えて楽しようとする一幕があったものの、脳裏に「それじゃつまんないだろ」と無意識の内にスタンド化していた森口さんの言葉が蘇り、渋々踏みとどまっていました(←さすがにスーパーのお惣菜そのままだと手作りじゃないとバレバレですが、野菜の直売所などで扱われている手作りお惣菜だったら完全犯罪できそうです;。こちらとかすごいクオリティですし…むしろ当管理人の手料理より彩りよくておいしそry)。
ある明太子弁当を出来合いのお惣菜を詰めて作ろうとしたら、幻聴が…;
 すると、隣で情報探しを手伝っていた太田先輩が「辛子めんたい弁当なら、佐賀にもひとつあるみたいよ」とある駅弁を見つけ出し、「これなら私でも作れるかも」と思った宮本さんは、帰宅後になんちゃって駅弁作りに取り掛かります。
 それが、この“辛子めんたい弁当”です!
 作り方は簡単で、みりんを混ぜて電子レンジで熱を通した辛子明太子のほぐし身を酢飯に乗せ、パサつかないよう仕上げた焼き明太子を上に飾りつけ、傍らに卵焼き・菜の花のおひたし・大根の漬物を添えたらできあがりです。
 元々は鳥栖駅という所で中央軒様が2004年から売り出していた比較的新しい駅弁だったそうで、ご飯に明太子を惜しげなくたっぷりまぶしている為、フタをあけると真っ赤な見た目がインパクト大なお弁当だったみたいです。
 残念ながら2015年に終売になりましたので現物は見ていないのですが、「酢めしの甘さが辛子明太子になじみ、辛さをおいしさに変えてくれています」という出来栄えだったとの事で、ついてくる海苔の小袋で味をより繊細にできるのが嬉しいお弁当だったと説明されていました。

 品数が少ないので楽勝かと思われていましたが、卵焼きを巻いたり明太子をしっとり焼き上げるのが想像以上に難しく、結局妹さんやおばあちゃんに手伝ってもらっていました;。
 おばあちゃんが言うには、辛子明太子を焼くのは魚焼きグリルが一番やりやすいのだそうで、受け皿にお水を入れてあらかじめ三分くらい火をつけてグリル内を湿度高めに温め、弱火で五分程度かけてゆっくり熱を通すのがおいしく焼けるコツだと話していました←かつて『美味しんぼ』の近城さんは、「タラコなんか焼いちまったらカチカチのボソボソで、まるで乾いた粘土の塊かじるようなもんじゃないか!」と言っていましたが、このやり方で焼いた明太子なら大丈夫そうですね…多分;)。
 おかげで何とか“辛子めんたい弁当”を用意できた宮本さんは、日頃頑固な亀さんから「ごちそうさま、おいしかったよ。ありがとう」と感謝の言葉をもらうことが出来、「きのうからもうどうしようかって…ひとりで作るのなんて初めてだし…森口さんはいないし聞けないし、もう心細くって」「でも…おいしいって言われたとたん全部吹き飛んじゃいました」と張り詰めていた糸が切れて大泣きしていました。
辛子明太子が主役のお弁当があるなんて、地元民も知りませんでした卵焼きは失敗続きだった為、結局おばあちゃんが代理で作ってました;
 実物を知らないのに作っていいのか迷いましたが、知らないだけに余計食べてみたくなって作ってみることにしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います。


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、他の具の準備。
 ネット上の感想を見る限り、卵焼きはお弁当によくある甘い味わいっぽかったので、卵液に塩、砂糖、みりん、お水などを入れて味つけした物をくるくる巻き上げ、巻きすで形を整えて作ります(←一旦ラップで巻いてから巻くと、洗い物をする時ぐっと楽になります)。
 辛子明太子のほぐし身は、皮からしごき取った明太子へみりんを足して混ぜた物にラップをかけて電子レンジで約一分加熱し、取り出してからお箸でまんべんなく混ぜ合わせてからまた電子レンジに約一分かけ、余熱で熱を通します。
辛子めんたい弁当1
辛子めんたい弁当2
辛子めんたい弁当8
 菜の花のおひたしは、沸騰したお湯に数十秒だけ菜の花の茎を浸した後穂先まで入れてさっと茹で、すぐに冷水にとって冷やしてから余分な水気を絞って一口大に切ります。
 この菜の花を、少量のお湯で溶いた顆粒だし、醤油、みりん、お水を入れて混ぜた調味液に加えて軽く混ぜ、全体に味が染みるまで寝かせておきます。
辛子めんたい弁当6
辛子めんたい弁当7
 次は、酢飯作り。
 研いだお米と昆布を炊飯器に入れて通常よりもやや少なめの水加減にし、そのまま普通に炊きます。
 炊けたら昆布を取り出して酢桶に移し、砂糖、塩、お酢を合わせて作った寿司酢を回しかけ、うちわであおぎつつ切るようにしてシャシャッと混ぜ合わせます。
辛子めんたい弁当3
辛子めんたい弁当4
辛子めんたい弁当5
 今度は、焼き明太子作り。
 魚焼きグリルの受け皿に水を張って火をつけ、三分以上温めたら明太子を入れて約五分くらいかけて焼き、こまめに様子を見てこげる前に火を落とします。
 火を消したらすぐにひっくり返してまた魚焼きグリルに戻して約三分放置し、余熱でじっくり中まで熱を通します。
※明太子はあっという間に火が通りやすいのに均等に火を入れるのが難しい厄介な食材ですので、グリルは弱火で何度も中をチェックしながら焼いた方が良いです。
辛子めんたい弁当9
辛子めんたい弁当10
辛子めんたい弁当11
 ここまできたら、いよいよ盛り付け作業。
 お弁当箱へ先程の酢飯をふわっとよそい、その上に辛子明太子のほぐし身を乗せてまぶします(←思ったよりも濃くないので、結構どっさり乗せちゃってOKです)。
 その横側に、食べやすいサイズに切った卵焼き、菜の花のおひたし、大根の漬物を彩りよく入れ込みます。
辛子めんたい弁当12
辛子めんたい弁当13
 酢飯に辛子明太子のほぐし身を塗り終えたら半分に切った焼き明太子を飾りつけ、最後に刻み海苔をいつでもかけられるようスタンバイしたら“辛子めんたい弁当”の完成です!
辛子めんたい弁当14
 赤一色と言うよりはピンク一色のかわいらしいお弁当で、その昔『となりのトトロ』に出てきたお弁当のご飯を思い出します(←本物は明太子ではなく、桜でんぷがピンク色の正体みたいですが)。
 ブツ切りにした明太子がゴロゴロ乗っている様は迫力満点で、一体どういう味がするのかワクワクします。
辛子めんたい弁当15
 それでは、酢飯に辛子明太子を絡めていざ実食!
 いっただっきま~す!
辛子めんたい弁当16


 さて、感想は…グリルで焼いただけでこんなにガラッと明太子の味が違うとはびっくり!明太子好き歓喜必至のあっさりした純和風お弁当です!
辛子めんたい弁当17
 焼き明太子はパサついた物しか食べた事がなかったのであまり好きではなかったのですが、こちらは生ではないのにしっとりしているという絶妙なミディアムレアの焼き加減で、蒸し焼き仕立てっぽいのに皮がパリッと小気味良く破けて香ばしいのがたまりません(←シャウ○ッセンのウインナーを割るCMみたいな爽やかな食感で、ちょっと感激)。
 生の時よりも辛味が落ち着いて大分マイルドになり、粒の一つ一つが立っていてプチプチッと存在感も明確にはっきり弾け、火が通る事によって魚卵特有のねっとり濃厚なコクがより強まって引き立てられていました。
 一方、レンジのほぐし明太子はウェルダン気味で明太子ソースっぽい滑らかなペースト状のイメージですが、それがかえって酢飯になじんで一体感が増しており、食べやすくてよかったです。
 昆布の風味が効いた上品に甘酸っぱい酢飯に、生臭さが完全になくなってほんのり甘じょっぱくなった明太子、そして磯の香り漂う海苔が合わさると、「明太子おにぎり風シンプルちらし寿司」ともいうべき美味しさに変化する感じで、何気に海苔は明太子と酢飯を結びつけてて重要だと思いました。
 時折、菜の花のおひたしのほろ苦くてさっぱりした出汁醤油味、卵焼きの舌にじんわり染みる優しい甘味、漬物のすっきりした塩味がいい箸休めなって目先を変えているのがバランスよく、明太子を一番美味しく食べられる理想のお弁当スタイルだと感じました。


 生の明太子はご飯にはぴったりなものの、衛生面でお弁当に入れるのは躊躇していましたが、こちらなら火を通しているので安心して持ち運び出来るのが嬉しいです(←ただ、海苔がないと明太子と酢飯の相性はごく平凡なものですので、海苔は絶対必要です!)。
 ちなみに夫にも試食してもらった所、焼き明太子の全くパサついていない口当たりに感心しており、海苔と明太子の相性の良さを再確認しているようでした。


P.S.
 一読者さん、AKHさん、無記名さん、ゴローさん、ほーりーさん、コメントとご指摘を下さりありがとうございます。すみません、完全に見落としたまま更新していました…orz。ご指摘箇所訂正しております、ありがとうございました!


●出典)『名物駅弁ゆったり旅行気分』 原作:守靖ヒロヤ 作画:上農ヒロ昭/日本文芸社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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