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『どんぶり委員長』の“文明開化の香りするカレーパン丼”を再現!

 最近、夫から手塚治虫先生の『ミッドナイト』『シュマリ』という作品を紹介されて読んでいるのですが、これが面白くてすっかりハマっています。
 『ミッドナイト』は不思議なタクシー運転手が様々なお客さんを乗せる一話完結のお話、『シュマリ』は未開の北海道へ妻を捜しにやってきた元武士の男が数奇な人生を歩むお話なのですが、これが面白いです。
 潔癖で理想主義で頑固な十代の時に読んでいたら、また違った感想を持っていたであろうエピソードも結構あるのですが、今読むと「そういうこともあるよね」という感じで、時の流れをしみじみ感じます。

 どうも、『ゴールデンカムイ』といい、『シュマリ』といい、『ろくでなしブルース』といい、主人公の想い人よりも周囲の一途な女性キャラの方が魅力的だと思う当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて委員長が是非にと吉田君にお願いして作ってもらった“文明開化の香りするカレーパン丼”です!
文明開化の香りするカレーパン丼図
 ある日、食堂でお昼ご飯を買おうと列に並んでいた委員長は、「カツ丼はじめました!400円」という冷やし中華始めましたノリで貼られているポスターに目が釘付けになり、一気にカツ丼気分になります。
 早い・安い・旨いと三拍子揃った立ち食い蕎麦屋さんでもカツ丼一杯七百円ぐらいするご時世、たった四百円で大盛りカツ丼が食べられるなんて、まさに学生の特権だと思います←社員食堂でもカツ丼はお手頃に食べられますが、その頃にはもう胃袋弱体の兆しが見えてきて、ヘビーな物を思うように食べられなくなっているのが切ない所)。
 そこで委員長は大喜びでカツ丼を注文しようとするのですが、後ろに並んでいた「ご飯はともだち!」な大食い系男子が『孤独のグルメ』の五郎さんの如く大盛り予告宣言をした為、急に恥ずかしくなって「カ…カレーパンください…」とひよっていました;。
 せめてカツサンドなら追体験しやすかったはずですが、トンカツは好きな豚肉料理ランキング男性部門で「圧倒的じゃないか、我が軍は」的人気を誇る男性オーラ全開な食べ物ですので、か弱いくらいに薄く白い食パン程度ではとてもごまかせないと思い、苦肉の策でオシャレに見えなくもない貴重な肉入りパンであるカレーパンに希望を託したものと思われます。
 まるで周囲の冷やかしが気になって素直になれず、正反対の行動をしては好きな女子からどんどん遠ざかっていく小学生男子のような行動で、人目や陰口にびくともせず欲しい物へ猛突進していく肉食系女子のポジティブさを見習って欲しいと感じたものです←そのまま真っ直ぐな心で年を重ねると、懐かしのオバタリアンへと進化する確率が激増するのが唯一の不安ですが…。現実のポケモンは残酷です)。
「委員長、カツ丼はじめたってよ」という展開だったのに…
 おかげで、「あーあ…何でパンなんて買っちゃったんだろ…」「朝ごはんも食パン食べたし…お昼にも食べるとどうも物足りないというか…味気ないというか…」とがっかり気分でパンを食べ始める委員長でしたが、一口食べるとその考えを一変!
 バターが香り高いクロワッサンといい、まろやかな甘さのアンパンといい、朝に食べたトーストとは一味違う味わいばかりで「思ってたより美味しい!!」と委員長は喜び、その結果「やっぱりオシャレな女子のランチといえば…パンよね!!さよなら!!どんぶり!!」と熱い手の平返しで丼とあっさり決別する始末で、危うく『どんぶり委員長』から『パン食委員長』になりそうな事態に発展していました;。
 かつて、『ルパン三世』にて永遠の魔性の女・峰不二子さんは「裏切りは女のアクセサリーよ」という名言を残しましたが、初心の極みな女子高生である委員長にすらそんな女の業が潜んでいたのかと思うと、何とも複雑な気持ちになったものです。
 しかし、メインのカレーパンを食べた時に「油で揚がったサクサクのパン生地と旨みが凝縮されたカレーとの素晴らしいマッチング…」「ああ!!これで、ご飯を思いっきりかっ込みたい!!」という丼脳が再び目覚め、目が合った瞬間ニュータイプの如く委員長の心を読み取った吉田君がその無茶苦茶な依頼を引き受ける事になっていました。
 低炭水化物ダイエットが常識レベルで世に普及した今、あえて炭水化物に炭水化物を乗せるというオラオラ攻めの姿勢はロンドン・コーリングばりにロックとしか言う他ありませんが(←男子にモテるオシャレ女子から一千光年遠ざかった印象)、フライドバターといい、グラタンコロッケバーガーといい、もこみち流ショートパスタ入りドリアといい、カロリーの暴力は狂気の沙汰ほど面白いので、読んでいてワクワクしたのを覚えています。
カレーパンがおいしいあまりに丼にして欲しいとお願いしてきた委員長;
 こうして、委員長の「何事も固定観念を捨てて行動してみないと、新しい事は生まれないと思うの」「そう…先人たちが洋のパンとインドのカレーを結びつけたようにね」という言葉に影響されて吉田君が作ったのが、この“文明開化の香りするカレーパン丼”です!
 作り方は簡単で、フライパン(又は丼鍋)へ醤油・みりん・お酒・お水・粉末鰹出汁を入れて煮立て、一口大に切ったカレーパンを加えて少し煮込み、溶き卵を回しかけて半熟になるまで火を通した後にご飯へ乗せ、福神漬けと刻みパセリをトッピングしたら出来上がりです。
 ポイントは、なるべくカレーパン全体にお出汁を含ませるようにして煮ること、溶き卵は最初に半量だけ入れて弱火で二分程煮てから残りの溶き卵を加えることの二点で、こうすると口当たり最高な丼に仕上がるとの事でした。
 委員長曰く、「そ…そ…想像を飛び越えてきたーっ!!!」「しっとりじゅわっとした食感と、後からやってくるカレーとお米の旨み…なんだか新感覚の和風カレーを食べてるみたい…!!」 「カレーパン、お米、卵、そして和風ダシ…それら全てがバランスよく調和し合って…カレーでもパンでもない…独立したカレーパン丼という新しい食べ物になっている…!!」だそうで、感激しながらかっ込んでいました。
 おまけに、丼物にしては珍しく全体的に柔らかくてお肉の塊もなくスルスル入るせいか、「カレーパン丼は飲み物です!!」というウガンダ=トラさんもびっくりな衝撃発言をジャンプ漫画によくある擬音をバックにしながらしており、吉田君から「それ、完全にデブキャラの発想だぞ…」と呆れられていました;(『TVチャンピオン極』のデブ飯選手権に登場した「日本のマヨネーズは世界一!」「油Party」「焼き豚ナポリタン丼は素晴らしい国宝ですね」に匹敵するパワーワードだと思います)。
カレーどころか、丼まで飲み物だと言い切ってしまった委員長;
 以前『クッキングパパ』の“パン丼”を再現し、パンとご飯はむしろ合うという結論は出ていたものの、カレーパンを卵でとじてご飯で食べていたのは後にも先にも『どんぶり委員長』だけで非常に興味津々だった為、再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、煮込み作業。
 フライパン(又は丼鍋)へお水、お酒、みりん、醤油、鰹出汁の素を入れて中火にかけ、沸騰したら一口大に切ったカレーパンを加えて煮込みます。
※三番目の画像を見てお分かりになる通り、カレーパンは丼つゆをものすごく吸ってフライパンから消失しやすい為、一人前作るだけでも通常の二~三人前くらいの量の丼つゆで煮る事をお勧めします…。
文明開化の香りするカレーパン丼1
文明開化の香りするカレーパン丼2
文明開化の香りするカレーパン丼3
 カレーパンが丼つゆを吸いきって煮立ってきたら、半量の溶き卵を回しかけてフタをした後弱火で約二分煮込み、さらに残りの溶き卵をさっと回しかけます。
 数秒経って半熟直前くらいになったらすぐに火からおろし、そのまま炊きたてのご飯をよそっておいた丼へ移します。
文明開化の香りするカレーパン丼4
文明開化の香りするカレーパン丼5
 具を全て丼に乗せたらその傍らに福神漬けを盛り付け、仕上げに上から刻んだパセリを散らせば“文明開化の香りするカレーパン丼”の完成です!
文明開化の香りするカレーパン丼6
 カレーパンだと言われなければ一口フライに見紛うまともなビジュアルで、一見しただけではカレーパン丼というエキセントリックな創作丼だとは到底分かりません。
 匂いも時々カレーの香りがほんの少ししますが、それよりも丼つゆの和な香りの方が先立つ感じで、完全に隠れています…。
 変り種料理は見た目が完全に隠れていても、匂いでその存在に気づく確率が高いので、大した擬態っぷりだと思います(←『攻殻機動隊』の光学迷彩レベルの見事さです)。
文明開化の香りするカレーパン丼7
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
文明開化の香りするカレーパン丼8


 さて、感想は…本当に、カレーでもパンでもない新感覚な丼でびっくり!一食の価値ありと断言出来るおいしさです!
※本当は、委員長はこんなに運動神経が良くありませんのであくまで想像です
 出汁を吸ってフワフワテロテロのお麩みたいになったカレーパンの衣から、とろみが強くもったりとした餡のような舌触りのカレーがトロリと溢れるのを甘いご飯ががっちり受け止めており、一風変わった和風カレー丼に仕上がっています。
 意外にもカレーパンは溶けたり混ざったりせずそのままの形を保っており、スパイシーなカレー・和風醤油味の揚げ衣風のパン・甘辛い半熟卵が口の中に入って初めて一体化する感じで、単調さが微塵もないメリハリのある後味なのが印象的(←カレー南蛮ほどカレーがダイレクトに舌に来ない分、繊細さすら感じます)。
 作中で「カツ丼みたい」と言われていましたが、まさしくその通りな食感と醍醐味に生まれ変わっており、例えるなら「豚肉の代わりにカレーを包んで揚げた変わり種の特濃カツ丼」というイメージの一品で、一旦揚げたからこそ出る香ばしい風味と、ギュッと凝縮されている濃いカレーの旨味がご飯にぴったりでした。
 口当たり的にはクリームコロッケ丼にも似ていると感じましたが、こちらの方がご飯との相性も男飯度もこってりかつあっさり感も遥かに上で、個人的にはカツ丼に次ぐ完成度の高さだと思います。
 本物のカツの衣とは違い小麦粉の部分が分厚い為、パン自体が様々な旨味を吸って肉に匹敵するジューシーなおかずになっており、しっとりしつつも程よいコシが残ってコクのあるパンは、まるで油麩みたいな味わいだと感じました。
 カレーパンのカレーは揚げたパンに負けないよう作られるせいか、通常のカレーよりも粘度が強くかなり深みがあって濃厚、それでいて辛さと甘さのバランスがよくマイルドなのが特徴。
 その熟成された味つけはパンだけでなくご飯にもよく合っており、飛びきり上等で舌触りが滑らかなキーマカレーっぽくもあるな~と色々発見があって面白かったです。


 夫共々、真剣に「カレーパン丼という新しいジャンルがあってもいい」「お店で売れる」「一度食べたらハマる」と論じ合った程上出来な丼で、作者の市川ヒロシ先生の先見の明と料理センスの凄さに改めて驚いたものです。
 夫に至っては、「これが晩飯に出てきたら嬉しい」と評価していました。
 福神漬けのパリパリした歯触りと甘じょっぱさが箸休めとしてとても優秀でしたので、あらかじめ別皿にも多めに用意して頂く事を推奨いたします。


P.S.
 AKHさん、キンメさん、ほーりーさん、kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『じったんの時短レシピ』の“長芋の寒天寄せ”を再現!

 先日、プリンの新しい食べ方はないかな~と思って調べてみたのですが、プッチンプリンの公式サイトにあるレシピ一覧に「スライスプッチン」という、一見ただプリンをスライスしただけの一品があり、衝撃を受けました。
 慌ててレシピを確認したところ、さすがにただスライスするだけなのではなく、何と凍らせてから切って羊羹風にして食べるというおやつで、ほっとしました;。
 その昔、期間限定で出ていた甘くない冷奴プッチンプリンというのがありましたが、それを凍らせたら高野豆腐っぽい味になったんだろうか…と妄想が膨らみます。

 どうも、プリンに醤油というベタなネタは子どもの頃に一回試したっきり二度としていない当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『じったんの時短レシピ』にて珠里さんが決戦の時に備えて美肌を手に入れようとして作った“長芋の寒天寄せ”です!
長芋の寒天寄せ図
 前回、栃木県での失恋傷心旅行を経て完全復活した珠里さんですが、新しい出会いは意外にもすぐに訪れます。
 その男性とは、年上のサラリーマン・水野彰さん(←関係ないですが、「水野」という苗字を目にすると必ず『美少女戦士セーラームーン』水野亜美ちゃんを思い出します。1990年代アニメが直撃していた幼少期を過ごしていたので…)!
 出会った場所は親友・光恵さんの結婚式で、珠里さんは新婦側の友人、水野さんは新郎側の友人という、お見合いの次くらいに手堅いシチュエーション。
 こういう場合、結婚式の後の二次会がきっかけで知り合うパターンが多いのですが、水野さんの場合はブーケトスの際に勢いあまった珠里さんに偶然ぶつかられて以来気になり、式の最中ずっと目で追ってしまうという、一目惚れの一歩手前のような状態になった模様(←食パンをくわえて「遅刻、遅刻~!」と言いながら走る美少女とぶつかったらその子が運命の子だったという、少女漫画界では親の顔よりよく見るトラディショナルな恋の始まりですね)。

 普段はいい男探しに余念がないものの、親友の結婚に感動するあまり水野さんの事は眼中になかった珠里さんですが、帰り際に雨が降り出して困っていた時に「わぁ!!式のとき晴れててよかったねぇ!!」「傘ないの?だめじゃん、梅雨なのに」と水野さんとエンカウントして話しかけられるという、恋愛ゲーム界では定番過ぎて安心感すら覚える雨宿りイベントが勃発。
 このまま相合傘かと思いきや、「はい。今度返して!」と傘と名刺を素早く渡してそのまま友達の傘に入っていくという、確実に次に繋げる高度テクを披露して去っていました。
 三十代主婦としては、女性の扱い方やら誘い方やらに妙なこなれ感を感じて逆に警戒してしまいますが、珠里さんはまだ若くて初々しい女性なので、素直にドキドキワクワクしていました(←「これが若さか…」とかつて自分も持っていた若さを懐かしんで泣いていたクワトロ大尉みたいな気分です)。
光恵さんの結婚式に参加した時、偶然であった新郎側の出席者に彼が!
 その後、光恵さんが夫から聞き出した情報によると、水野さんは三十二歳独身で会社役員の次男、中高とバスケ部に所属してキャプテンを経験している爽やかスポーツマン、身長も高く甘いマスクで物腰も優しい為ついたあだ名が「王子」、一流製薬会社の営業マンで正社員という、今時おとぎ話でも登場しないくらい現実離れした高嶺の花である事が判明←これに対抗できる漫画界の高スペック女子は、『ドラゴンボール』のブルマさんくらいだと思います)。
 女性にモテる事必至なので、本来ならスターリングラードの戦いを彷彿とさせる激戦をライバルと繰り広げる覚悟が必要な相手でしたが、珠里さんは幸運にも水野さんの方から積極的にアタックされるという、まさに白馬の王子様が鴨鍋セットとガスコンロを担いで自らやって来るかの如き夢の展開を迎えていました。
 しかし肝心の珠里さんはそれを嬉しく思いつつも、変化が怖くて逃げ腰になるという事態に。
 その為、同じく親友の菜月さんは「あんたねぇ、ピュアな中高生じゃないのよ。相手は積極的な大の大人、じったんが夢見てた展開じゃない」と発破をかけ、光恵さんは「不安は期待の裏返しでしょ?今さら傷つくのが怖いんだろうけど…いつまでも恋に臆病になってちゃダメ」と優しく背中を押してしました。

 ちなみに、菜月さんは彼氏持ちのモテ女子で珠里さんよりも経験豊富なせいか、「勝負下着をつけなさい!!」「見せる見せないの問題じゃないの、自分の気合の問題よ!」という含蓄溢れるアドバイスをしており、珠里さんを圧倒していました;。
 一見奇策に見えますが、漢の中の漢である『花の慶次』の慶さんも、「褌だけはいつもきれいにしておけ」という名言を残していますし、意外と効果絶大なのかもしれません。
 なお、慶さんは「褌は男の最後の着衣だ!紫や金の褌なんかあるか!! これこそ、己の心の様に輝く白であるべきだ!!」とも言っていますが、何とゼクシィの調査でも白の勝負下着はベスト3入りしており、その慧眼には感心しました。
この上なく爽やかなスポーツマンで、あだ名は王子と言う超優良物件親友はそれぞれ違った立場から恋のアドバイスをしていました
 その後、色々はっきりさせる為に水野さんに会いに行こうと決心した珠里さんは、自分に自信をつけようとある料理を晩御飯に作ります。
 それが、この“長芋の寒天寄せ”です!
 作り方は非常に簡単で、煮溶かした寒天にすりおろした長芋を加えてよく混ぜ、ラップを敷いた型に入れて粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて冷やし固め、最後にわさびと白だしをかけたらもう出来上がりです。
 ポイントは、寒天は事前に水でふやかして細かく千切ってから使うこと、長芋と寒天はなかなか混ざりにくいのでしっかりかき混ぜることの二点で、こうすると舌触りよく仕上がるそうです。
 何でも、寒天の成分はほぼ食物繊維でゼロカロリーに近く、ダイエットしつつ肌をツルツルにするにはうってつけのヘルシーフードとの事で、女性の味方と言っても過言ではないな~と感心しました。
 動物性の食材は一切使わないので、お寺では精進料理として作られる事も多いようです(←珠里さんはわさびを使用してますが、梅肉・きゅうりの緑酢・粒ウニを乗せても合うのだとか)。
 珠里さん曰く、「ん~!!プルプルすぎないこの食感♡」「長芋のザクザク感が最高」な一品らしく、それなりに日持ちがするので常備菜にも出来ると喜んでいました。
寒天はゼロカロリーでほとんどが食物繊維という、女性の味方みたいな食材!
 先日棚の整理をしていると、ひょっこり寒天が出てきたのでこれ幸いに再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、固める液作り。
 棒寒天を小鍋に入れた水に浸してなじませながら細かくちぎり、火にかけて煮溶かします。
 二分くらい沸騰させて寒天が完全に溶けたのを確認したら、皮を剥いてすりおろしておいた長芋を投入し、ゴムベラを使ってしっかり混ぜ合わせます。
長芋の寒天寄せ1
長芋の寒天寄せ2
長芋の寒天寄せ3
 寒天液と長芋がよく混ざりきったら、熱い内にラップを敷いておいた型へ流しこんで粗熱が取れるまで放置し、そのまま冷蔵庫に入れて冷やし固めます。
※型の底を氷水につけるとすぐ粗熱が取れますので、時短になります。
長芋の寒天寄せ4
長芋の寒天寄せ5
 寒天が完全に冷えて固まったのを確認したら取り出し、食べやすいサイズに切って上に練りわさびをちょこんと乗せ、仕上げに白だしをかければ“長芋の寒天寄せ”の完成です!
長芋の寒天寄せ6
 予想していた以上に「ちゃんとしてます」感のある佇まいで、ぱっと見ではとてもあんな短時間で作ったとは思えない料理です。
 寒天と長芋の組み合わせはもちろん、寒天にわさびや白だしをかけるのも初めてですので、どういう感じの味なのか分からずドキドキします。
長芋の寒天寄せ7
 それでは、ひんやり冷たい内ににいざ実食!
 いただきまーすっ!
長芋の寒天寄せ8


 さて、感想は…見た目以上に色んな味がする不思議な美味しさ!日本人に生まれてよかったと思う乙な一品です!
 艶やかで涼しげな舌触りの寒天に、すりおろしてもなおザクザクとした歯触りの長芋が一体化して不思議な二重奏になっており、こういう料理にしては珍しくどの部分を食べてもまんべんなくアクセントが効いてて食感が楽しいです。
 プルプルと柔らかく細かくとろけるゼリーとは違い、寒天は杏仁豆腐のようにブルルンと滑らかな口当たりと、さっくりとした歯切れのいい噛み応えが特徴的で、見た目よりも意外に食べ応えがありました。
 ただ、普通の寒天と異なるのは長芋によって全体についた粘りで、噛むごとにとろみが出てどことなくあたりの柔らかい旨さになっていたのが優しい感じでよかったです。
 長芋のあっさりとして素朴ながらも滋味深い味わいを、白だしの濃い出汁の旨味と強めの塩気が上品に引き出しており、まるで気のきいた小料理屋に出てくる突き出しみたいな粋な仕上がりになっていました。
 不思議な事に、すりおろすと強くなりがちな長芋のアルカリっぽい匂いや独特の癖が、寒天で封じ込められたのか全く感じられず、するっと爽やかに頂けるのが個人的に嬉しかったです。
 例えるなら「長芋のわさび漬け風寒天寄せ」というイメージで、そのままだとやや単調になるのを、わさびのツンとくる鮮やかな風味とピリリとした辛味が一段上の和食にランクアップさせ、味を引き締めているのがナイスでした。


 これまで寒天と聞くと、あんみつに入っている甘い味ばかり連想していたのですが、こちらを食べてすぐ「おかず系も断然あり!」と鞍替えしました。
 簡単で材料費もかからないのになかなか凝った味がしますので、忙しいけれど本格的な副菜を一品付け足したい時とかにおすすめです。


●出典)『じったんの時短レシピ』2巻 岡村みのり/講談社
     『じったんの時短レシピ』3巻 岡村みのり/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『紺田照の合法レシピ』の“モツの入った味噌焼きほうとう”を再現!

 以前、大好きなこちらの漫画で「生キャラメル信玄もちロールケーキ」というお菓子が登場したのを発見し、「すごい斬新なお菓子を考えついたな~」とすっかり架空のお菓子と決め付けていたのですが、後日本当に実在している事がわかりびっくりしました。
 さすがに生キャラメルソースはかかっていないですが、プレーンの「信玄もち生ロールケーキ」はちゃんと売られており、どんな味か激しく気になりました。
 生キャラメルソースを作れるようになったら、お取り寄せして再現してみようと思います。

 どうも、グリコのキャラメルの歯にくっついて取れそうで取れない、あの何ともいえない歯がゆさが時々妙に恋しくなる当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて紺田君が新人研修中の風景を参考にして作った夕食・“モツの入った味噌焼きほうとう”です!
モツの入った味噌焼きほうとう図
 ある日、霜降肉組へ原木豪君という新人組員が入ってきます。
 彼は外見がピコ太郎似の暴走族「バラン」の元総長で、狼須さんに憧れてこの世界に入ったそうなんですが、狼須さんがいなくなるなり「下っ端のパシリなんてまっぴらごめんっすね」というぶっちゃけ発言をして先輩に逆らいまくった為、一気に険悪なムードになります(←男性には甘く、女性には厳しくと態度を使い分けるお局系女子みたいな性格ですね;)。
 上下関係の厳しい極道界でこんな真似をしたら『ベルセルク』の蝕の如く血の雨が降りそうですが、幸か不幸かこの場にはイマイチ威厳がない丸長さんや美濃さんくらいしかおらず、キレても逆に「やれるもんならどうぞ、先輩」「オレ手加減出来ないタチなんでよろしくっす。この間も3人病院送りにしちまいました」という地獄のミサワ臭がぷんぷんする脅しをされ、一触即発状態になっていました。
 手っ取り早く上位に立とうとする為なのか、こういう相手に噛み付くような煽りをする人物は昔から一定数存在しますが、そういうのを聞くたび「…あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ」という『BLEACH』の藍染惣右介のセリフが頭に蘇ります。

 結局、これ以上揉め事が大きくならぬようにと判断した美濃さんから「お前が教育係だ」と言われて紺田君は原木君を押し付けられ、一緒に薬の売人を特定しに外出する事になってしまいました(←絵面だけだと「毒を以て毒を制する」風に見えますが、紺田君は至って真面目で心優しい優秀な組員ですので、非常に気の毒でした…)。
 敵対組織の幹部からも恐れられる程凄みがある紺田君の姿を見ても、「頼みますよ先輩。足引っ張らないで下さいね」と原木君はドヤ顔をしており、怖い物知らずって恐ろしいな~と苦笑しました(←大航海時代、銃が何なのか分からずいきなりベタベタ触ってクック船長に射殺された、名もなきポリネシア人先住民くらい危機察知能力が欠如しています)。
 こういう未熟なのに強気な発言をするキャラは、後々余計な事をしまくって捕まるという足手まとい系ヒロインになり、涙目で助けられる確率がスカウターが爆発するレベルで急上昇しますので、気をつけた方がいいと思います。
入ってきたばかりでなかなかの煽りをしてくる元暴走族の頭・原木君
 数時間後、紺田君は持ち前の鋭い勘と深い洞察力で薬の売人らしき人物を発見して尾行し、とうとう薬の隠し場所である寂れた神社を発見します。
 仲間がいたら危険なので慎重に動こうとする紺田君ですが、「なんか腰引けてないっすか?」「こりゃ~ちょろい仕事だぜ~」と謎のポジティブシンキング状態になった原木君が突っ走って中へ踏み込んでしまい、その結果あっさり銃を突きつけられたお二人は神社の裏手に連行されます←ゲーテはかつて「活動的な馬鹿より恐ろしいものはない」と言っていましたが、心底そう思います)。
 原木君は「ひ…1人ずつオレとタイマン勝負しろコラ!」という売人側には一ミリもメリットがない提案を無謀にもしますが、案の定売人は呆れて「何ほざいてんだテメェ…ガキの喧嘩じゃないんだぞ。これはなぁ…処刑なんだよ」『キル・ビル』風にジャージ姿で日本刀を突きつけた為、半泣き状態になっていました(←「道場は芝居をするところではござらぬ」と言われてネゴシエーションに失敗した『シグルイ』の伊良子清玄を思い出します。考えてみれば、ゲームや漫画に出てくる悪の組織は律儀に一人ずつ刺客を差し向け、複数で待ち構える主人公サイドと戦わせますのでかなり良心的ですね。部下にとってはすごいブラック派遣企業)。

 こうして五ページもしない内に全てのフラグを回収した原木君ですが、紺田君は「諦めろ。極道は往生際が肝心だ」と言って相手を油断させながら刀を真剣白刃取りで取り上げ、一気に売人集団を捕まえるというヒーローのような活躍をしていました。
 帰り道、さすがの原木君も反省して紺田君に謝るのですが、紺田君は「恐怖は生きる上で必要な感情だ。飲み込んで糧にする事だな」とまるでこの道ウン十年の親分のような含蓄のある励ましをしており、「狼須さんに匹敵する大きな人だ。この人に…ついて行こう…!!」と男惚れされていました。
 女性のみならず男性をも虜にするこのイケメン力、バトル漫画風に数字化してみたら『封神演義』の妲己ちゃん並に高い数値がはじき出されそうです。
相手を油断させて真剣白刃取りを成功させ、見事形勢逆転したすごいお人器が大きすぎて地平線が見えそうなレベルの紺田君に、原木くんはすっかり心服
 その後、帰宅した紺田君は「いささかトラブルの多い新人研修になってしまったな…」とお疲れな様子を見せつつも、冷蔵庫に合った食材である料理を作り出します。
 それが、この“モツの入った味噌焼きほうとう”!
 作り方は簡単で、シマチョウ・玉ねぎ・にんじん・キャベツをしんなりするまで炒め、茹で立てのほうとうを加えて混ぜたら味噌・お酒・オイスターソース・醤油を混ぜて作ったタレを入れ、全体にしっかりなじませたら出来上がりです。
 ポイントは、野菜を入れる前にシマチョウだけでこんがりするまで焼くこと、その際に出てくる余分な脂はきっちりふき取ること、ほうとうは必ず生タイプの温かい物を使うことの三点で、こうすると臭みのないツルッとした仕上がりになると書かれていました。
 調べた所、どうやら焼きほうとうはご当地グルメとして複数の地域に存在するらしく、味も味噌味以外にも梅味・醤油味・やきそば味など色々あるみたいですが、さすがにホルモンをあわせた大胆なレシピは存在しませんでした(←何でも、銃を突きつけられてプルプル震えていた原木君を見てホルモンを連想したようで、なかなかドSな発想力です;)。
 紺田君曰く、「野菜の威勢のいい歯触り」「ほうとう麺のモチモチした食感が良い」「俺の胃を完全に制している!!伝説に残る味だ」だそうで、一気に平らげていました。
あれだけの修羅場を新人研修と言い、刀でほうとうを連想する紺田君強すぎです煮ても焼いてもおいしいホルモンを見て原木君を連想する紺田君
 大手スーパーでシマチョウをお得に購入することが出来ましたので再現する事にしました。
 作中には大体の工程とコツが記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、シマチョウの下ごしらえ。
 フライパンへシマチョウを並べ、弱火で肉側の方に適度な焦げ目がつくまでじっくり焼き、臭みの元となる余分な油をキッチンペーパー等でこまめに取り除いていきます。
※あんまり焼きすぎると、脂がなくなりすぎてスカスカになりますので、ちょうどいい頃合を見極めて下さい。
モツの入った味噌焼きほうとう1
モツの入った味噌焼きほうとう2
 次は、炒め作業。
 シマチョウに焼き目がついて臭みが消えたら、スライスした玉ねぎと薄い短冊切りにしたにんじんを入れて炒め、しんなりしてきたらザク切りにしたキャベツを投入して炒め合わせます。
モツの入った味噌焼きほうとう3
モツの入った味噌焼きほうとう4
 キャベツに油が回って火が通ってきたら、茹で立ての温かいほうとうを加えてさっと混ぜます。
 そこへ、味噌、お酒、オイスターソース、醤油をよく混ぜ合わせて作った味噌ダレを加え、全体になじむまでしっかりと和えながら炒めます。
モツの入った味噌焼きほうとう5
モツの入った味噌焼きほうとう6
 ほうとうや野菜類に味噌ダレが絡みきったら火からおろし、そのまま手早くお皿へ盛り付ければ“モツの入った味噌焼きほうとう”の完成です!
モツの入った味噌焼きほうとう7
 焼けた味噌の芳しい香りと、キャベツの緑やにんじんのオレンジといった色鮮やかな色彩が激しく食欲に揺さぶりをかける幹事で、空腹時にはたまりません。
 モツもほうとうも味噌とはゴールデンカップルなので心配無用ですが、全部一緒に炒めちゃうのは初めてですので、一体どんな味になるのか楽しみです。
モツの入った味噌焼きほうとう8
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
モツの入った味噌焼きほうとう9


 さて、感想は…こ○っちゃん系のパンチが効いた旨さ!モツ特有の癖がある味わいを、強すぎず柔すぎない穏やかなコシを持つごん太麺ががっちり受け止めています!
紺田くんの胃を完全に制するという偉業を達成した、武田信玄公
 シマチョウのこってり甘い脂のコクが溶け込んだ辛口の焼き味噌ダレは、正肉を使った時よりもガツンと肉出汁が効いた奥行きのある仕上がりで、砂糖やみりんは一切使っていないのに脂分の力で後口が甘いです。
 B級グルメ風のワイルドで濃厚な味付けは本場のほんわかした味噌ほうとうとは正反対ですが、それが少し焼き目がついて香ばしいほうとうによく合っていました。
 オイスターソースが入っているせいか、中華料理店の焼きそばを彷彿とさせる旨味エキスがたっぷり絡んだ病み付きになる麺の味が印象的で、牡蠣醤油系の熟成された塩気が全体をほんのりエスニック風にまとめて上げていました。
 表面は水沢うどんみたいな艶と透明感のあるツルツル感、内側は生のフェットチーネのようなムチムチモチモチとした噛み応えのほうとうはなかなかボリューム満点で、きしめんよりやや厚みがある分、濃いめの味噌味が染み込ても小麦粉本来の素朴な風味がしっかり生き残っていました。
 シマチョウは肉側はコリコリした弾力のある歯応え、外側はふわふわとろけるような舌触りと表裏でかなり味が異なる為一度で二度おいしく、同じく重厚な食べ味のほうとうとぴったりでよかったです。
 さっくりと優しい口当たりのにんじんと玉ねぎ、ザクザクした食感とミルキーな甘味がたまらないキャベツが味噌ダレと相性抜群で、日本版回鍋肉ともいうべき甘さ控えめでまったりした味わいがシンプルなほうとうとマッチしていました。


 個性の強い味噌ダレなので細い中華麺には合いませんが、ほうとうみたいな太麺系にはすごく合う感じで、何なら麺を抜いてご飯に合わせてもいけそうです。
 ビールやハイボールにぴったりなおつまみ系の食事でもありますので、お昼ご飯としてではなく晩御飯として食べるのに向いている料理だな~と思いました(←そもそも、味噌味のモツという時点でお酒を我慢するのは酷な旨さです;)。


P.S.
 ほーりーさん、コメントをしてくださりありがとうございます。
 コメントはスマホで一読したのですが、どうやら隣り合っている承認ボタンと削除ボタンを間違って押してしまったらしく、再度読もうとした時にコメントが消えているのに、今気がつきました…。
 大変嬉しい内容でしたので、自分自身ショックを受けております。
 杜撰な管理でご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『花のズボラ飯』の“ブタキム島ラッキョ炒め”を再現!

 先日、実に十数年ぶりにちょっとした山登りをしたのですが、思っていた以上に体力が低下しているのを実感してショックを受けましたorz。
 歩くのは苦にならないタイプなので少し自信があったのですが、「登る」は「歩く」と違って太ももと腹筋に非常に負担がかかる全身運動で、ちょっとした地獄を見ました。
 「そういえば、小学校の頃ある山登りでビリになって、最後方の先生から半ギレされながら登った事があったなぁ…鬼に見えたなぁ…」と切ない記憶が蘇りつつも何とか頂上まで辿りつきましたが、ゲンキンなもので、さっきまではきつくてしょうがなかったのに上からの景色を見た途端、疲れは全て爽快感に変わりました。
 下山する時も背中に羽が生えたようにひょいっと下りられ、このランナーズハイみたいな高揚感はクセになるかも…と思いました(←帰宅後の全身筋肉痛でその考えは吹っ飛びましたが)。

 どうも、身長が高い方なのでバスケ部に勧誘されて入部したものの、すぐ運動音痴なのが露呈して空気部員になった過去がある当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『花のズボラ飯』にて花さんが空腹に負けずお隣さんからおすそ分けされた食材を使って作った“ブタキム島ラッキョ炒め”です!
ブタキム島ラッキョ炒め図
 ある日、健康診断を受ける為に病院へ来た花さんは検査着に着替え、何と一番最初に採血をされる事になります。
 病院や地域によって違いはあると思いますが、当管理人が行っていた病院では身体測定・視力&聴力検査・血圧測定等で徐々に盛り上げてから迎える中盤のボス的位置だったので、出だしから「採血でーす」とか言われたら怖すぎて心臓バクバクになりそうです;『ドラゴンボール』で天下一武道会後、クリリンがいきなりタンバリンに殺されていたのを初めて見た時と同じ心臓のざわめきが訪れる予感)。
 花さんの方も実は採血は苦手だそうで、「いくつになっても…何度やられても、採血って全然慣れない」「見れない…見れないからなお恐怖。恐ろしい針が突き刺されて生き血が、抜かれているなんて。オソロシ過ぎる」と、まるでギャンブル中に窮地に陥るカイジ並に冷や汗をダラダラ流していました。
 二十年近く血液を賭けて麻雀する漫画を読んでいたせいで感覚が麻痺しがちですが、よくよく考えれば人間は1/3の血液を失うと死に直面する脆い生き物、花さんが感じる恐怖は本能的に正しい反応だと思います…。

 やっと採血が終了した後もまだまだ検査は続き、身体測定→視力&聴力検査→心電図検査→腹部超音波検査→X線検査など、一階から三階まで歩き回って様々な検査を受けた花さんですが、最終的には歩き疲れてぐったりしていました(←当管理人の場合、病院ですれ違う大勢の方が同じ検査着を着て所在なさげにウロウロしているのを見る度、どこか巨大な実験施設に収容されている被験者みたいな気分になり、昔のSF系少女漫画の世界にいるような非日常感に浸って少しワクワクしますが…え、そんな変態当管理人だけですか?)。
 大きい病院だと、移動範囲が広すぎてちょっとしたトライアスロンをしている気分になりますので、日頃車やバスを多用しているズボラさんにはきついのが難点ですね;。
 それにしても、このお話に出てくる看護師さんは若くて魅力的な美人さんばかりで、一コマだけの登場でもキャラ属性が透けて見えるのが萌えた為、水沢悦子先生監修の病院を舞台にした恋愛シュミレーションゲームがあったら面白そうだな…と感じました。
子どもの頃から血を抜く時は恐ろしすぎて直視できない花さん;美人看護師さんがめまぐるしく入れ替わる健康診断…これは天国ですね!
 その後、花さんはお昼頃に検査を終えてようやく自由の身になるのですが、昨日の夜八時から絶食して極限の空腹状態だった為ふらふらになっており、そのまま食料を買いにスーパーへ直行していました;。
 二ヶ月も断食するという超上級者コースで骨と皮の状態になったブッダに比べれば大した苦行ではないのかもしれませんが、当管理人含めデリケートな現代人は一日抜くだけでも食の煩悩が『もののけ姫』タタリ神の如く暴れだしますので、花さんの行動に激しく共感したものです。
 むしろ、トンカツ定食とか鰻重といった胃袋にガツンとくる外食をせず、わざわざ家に帰ってからの自炊を選んだだけでもズボラ主婦とは信じがたい偉業だと尊敬したのを覚えています←人間ドッグ後、「玄米茶さえ飲んでおけば何をどれだけ食おうと大丈夫!」を合言葉に居酒屋で暴食していたつの丸先生のレポ漫画を読んだ後だと、余計そう感じます)。

 とはいえ、無意識の内に胃が限界を迎えていたのかレジ前で魔が差して桜餅を追加し、帰り道に冬の肉まん感覚で歩き食いをするという部活帰りの中学生みたいな行動をしてしまっていましたが、花さん曰く「でも空腹は心を荒ませるわ」「そうよ!!くじけそうな心を桜餅で繋いだのよ」との事で、ちょっと元気になっていました。
 お菓子一つでそこまで体力回復できるのかと突っ込まれそうですが、あんな小さな江崎グリコのキャラメルすら「一粒300メートル」走れるエネルギーが含まれていますので、その約十四倍のカロリーを持つ桜餅だったら、帰宅&調理するエネルギーをチャージするくらい楽勝だったろうと推測されますむしろオーバー気味かと
胃袋がきれいにすっからかん状態で、不覚にも涙が出そうになる花さんレジ前にあった桜餅を買い食いすることにより、ちょっと元気が出てきました
 こうして何とか帰宅した花さんは、お隣に住んでいる一昔前のヒッピー風な自由人カップル・高円寺さんと小野さんから偶然沖縄の島らっきょうをお土産に頂き、そちらも飛び入り参加させてある料理を作ることにします。
 それが、この“ブタキム島ラッキョ炒め”です!
 作り方は簡単で、ごま油をしいて熱したフライパンへ豚バラ肉・玉ねぎ・キャベツ・島らっきょう・キムチを入れてよく炒め、全体にキムチが行き渡った所でニラを投入し、手早く混ぜ合わせたらもう出来上がりです。
 ポイントは、キムチは豚肉に火が通った後に入れること、ニラは最後に軽くさっと炒める程度に留めることの二点で、こうすると全体に味がなじみ程良い食感に仕上がるようです。
 花さんが言うには、「この島ちゃんがいい味出してる!!」「豚肉とキムチとガッチリ手を結んで…新しい味を作り出している!!」「もはや狂気のウマさ!!」との事で、予想以上の活躍っぷりに驚いていました。
 調べた所、島らっきょうは本州のらっきょうに比べて小ぶりで辛いのが特徴だそうで、本場ではチャンプルーや甘酢漬けにしたり、そのままお味噌をつけて食べるのがスタンダードな食べ方なのだとか。
 チャンプルーと聞くとゴーヤ・スパム・素麺などを真っ先に連想しますが、巷には豚キムチチャンプルーというレシピもちゃんとあるらしいので、島らっきょうを足しても案外合うかも知れない…と俄然興味が湧いたものです。
お隣さんカップルから沖縄の島ラッキョウをおすそ分けされるという嬉しいイベントが!
 島らっきょうの旬は春で、当管理人の近所にあるスーパーも早々と取り扱いを始めていた為、これ幸いとばかりに再現する事にしました。
 作中には大体の作り方が書かれていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、炒め作業。
 ごま油を入れて熱したフライパンへ、食べやすい大きさに切った豚バラ肉のスライスを投入し、表面に軽い焦げ目がつくまでざっと炒めます。
 そこへくし形地切りにした玉ねぎと、ザク切りにしたキャベツを加え、混ぜ合わせます。
ブタキム島ラッキョ炒め1
ブタキム島ラッキョ炒め2
 全体が油が回ってしんなりしてきたら、上の長い軸部分を切り取っておいた島らっきょうを入れ、手早く炒め合わせます。
※軸部分はそのまま味噌をつけてかじったり、浅漬けにするとおいしいです。
ブタキム島ラッキョ炒め3
ブタキム島ラッキョ炒め4
 豚バラ肉に完全に火が通ったら本格キムチを投入してしっかり混ぜ合わせ、最後に適当に切ったニラを加えて軽く炒めます。
ブタキム島ラッキョ炒め5
ブタキム島ラッキョ炒め6
 ニラがしなっとしてきたらすぐに火を止めてお皿へ盛り付け、お茶碗によそった白ご飯と一緒にテーブルへ運べば“ブタキム島ラッキョ炒め”の完成です!
ブタキム島ラッキョ炒め7
 キムチの汁で染め上がった野菜と豚肉、そしてにんにくの胃袋をかきむしるような香りが激しく食欲をそそり、一刻も早く食したい衝動に駆られます。
 豚キムチ自体は数え切れないくらい食べてきましたが、島らっきょうを入れるという選択肢はこれまでに一度もなかった為、一体どういう味になっているのか楽しみです。
ブタキム島ラッキョ炒め8
 それでは、熱々の内にご飯へたっぷり乗せていざ実食!
 いただきまーすっ!
ブタキム島ラッキョ炒め9


 さて、感想は…こんなに色んな具が入っているのに、島らっきょうの存在感が一際強くて美味し!ご飯が進んでしょうがない絶品おかずです!
幸せのあまり、空想の世界で豚さんとくるくると回っておかわりする花さん
 キムチの海鮮系の旨味が効いた熟成出汁と、練れてまろやかになった辛酸っぱさはそのままでもご飯によく合いますが、ここへ炒めて活性化した豚バラ肉の濃厚な脂分とごま油の香ばしさが加わると、もはや天文学的な相性の良さへと昇華します。
 肉と野菜のエキスが溶け込んでコクが倍増したキムチの汁で焼きしゃぶ状態になり、わずかにとろみがついてつゆだくになった豚バラ肉は、それだけできもうおかわり必至な仕上がりでした。
 生のままだと臭いも癖も結構きついキムチのにんにく風味ですが、加熱したおかげでそれらが和らぎ食欲をくすぐる力強い旨味のみが残っており、ややマイルドながっつり系ともいうべきちょうどいい塩梅になっています。
 調味料なしだと薄味にならないか心配でしたが、キムチオンリーでも塩気はバシッと決まっていて、旨辛いともいうべきにんにく塩辛味でキャベツや玉ねぎの甘味をぐっと増すのに役立っていました(←不思議ですが、塩や醤油で味を濃くするとこの繊細な旨塩味は逆に弱まる気がします)。
 島らっきょうはパリパリしゃっきりした歯応え、ツンと鼻を抜ける野性的で鮮烈な香気、ピリリとくるさっぱりした辛さが特徴的で、食感だけはか細いらっきょうに似ているイメージですが、その他は全くの別物。
 野趣溢れる島らっきょうの瑞々しい汁気は、豚バラ肉の甘やかでこってりしたジューシーな肉汁を何倍にも引き立てつつ脂のしつこさを抑えており、例えるならねぎま串みたいな組み合わせだな~と思いました。


 ニラもキムチの汁でしなっとしたニラキムチ状態になっているのがご飯にピッタリで、個人的にカレーと匹敵する程ご飯がないと困る料理だと感じました。
 前回の再現「このきざわさアボカドがあるなら、肉のおかずなくてもいいよ」という衝撃発言をした夫も、この豚キムチは大層気に入ったようでご飯をお代わりしまくり、二人で三合炊いたお米をあっという間に食べ尽くしました;。
 一見目立たちませんが、島らっきょうの食感があるのとないのとでは本当に味ががらりと違ってきますので、食べていて面白かったです。


P.S.
 AKHさん、ほーりーさん、kawajunさん、コメントとご質問を下さりありがとうございます。
 当管理人の推しである梅が枝餅のお店は、「やす武」さんです。
 餡子の甘さが舌にべっとり残らない上品かつ後口のいい甘さで、お餅は表面はパリッと、中はモチッとした対比が効いてて香ばしいのが好みです(←店内が甘味兼お食事処になってます。定番の甘い物はもちろん、お蕎麦も天ぷらも誠実な美味しさで嬉しくなるので、おすすめです)。

○AKHさん→唐辛子をコショウと呼ぶ方、いらっしゃったんですね!身近な例だけでいい加減な情報を書いてしまい、申し訳ございませんorz。周囲にちょっと聞いてみたんですが、農家の方や、柚子胡椒発祥の地・筑豊地方や山間部にお住まいの方は一部そうやって呼ぶ事もあるとの事で、興味深かったです。
○ほーりーさん→はい、北海道乳業株式会社さんのフルーツサラダヨーグルトと、ダノンヨーグルトのいちご味をブレンドして使いました。福岡は美味しい蕎麦屋はかなり限られる&それなりのお値段になる事が多いので、蕎麦の名店がいっぱいある茨城は個人的にすごく羨ましいです…。
○kawajunさん→何と、ぶら○モリでも取り上げられたんですね!地元民でも樹齢数百年のクスノキ群を見過ごす方が多いので、目に留めて頂けて嬉しいです。目の前にすると、圧倒されます。仰るとおり、梅が枝餅は小腹がすいた時に程よいサイズなので冷凍すると渉ります。


●出典)『花のズボラ飯』 原作:久住昌之 作画:水沢悦子/秋田書店
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

『じったんの時短レシピ』の“いちごのヨーグルトアイス”を再現!

 新元号「令和」の典拠となった万葉集の一節の舞台が太宰府と知り、福岡県民としては一度聖地(?)巡礼をしておこうと思って先日行ってきたのですが、この時期は桜見物のお客さんも多いせいか、なかなかの賑わいを見せていました。
 太宰府天満宮の梅の花はとうに散ってしまって跡形もありませんでしたが、今を盛りに咲き誇る桜の花と大勢の参拝客の組み合わせは見るからにめでたい感じで、ほのぼのした気分になりました。
 ただ、ちょっとショックだったのは自分にとっての「推し」梅が枝餅店のお客が少なく、他のお店が一人勝ち状態で長蛇の列だった事で、「ここも親切でおいしいんだけどな~」と切ない気持ちになりました(←その人気店も良いお店なので、喜ぶべきなんですが…)。

 どうも、焼きたてのパリッとして粘りのある梅が枝餅も、お持ち帰り用のラップの中でもっちりクニャッとした梅が枝餅も大好きな当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『じったんの時短レシピ』にて珠里さんがいちご狩りで摘んできた新鮮ないちごを使って作った“いちごのヨーグルトアイス”です!
いちごのヨーグルトアイス図
 前回失恋して大ショックを受けた珠里さんですが、親友の光恵さんと一緒に傷心ツアーと称して栃木県へ遊びに行き、帰る頃にはすっかり立ち直ります。
 作中の描写によると、華厳の滝や日光東照宮といったパワースポット巡りをしたり、宇都宮餃子に舌鼓を打ったり、いちご狩りで摘みたてのとちおとめを満喫してきたそうで、傷心ツアーというよりはキラキラOLの女子旅っぽくて「たくましいな~」と思いました。
 演歌から得た知識が根強いせいか、失恋に傷ついた女性は北へ向かい、凍えそうなカモメを見つめたり着てはもらえぬセーターを編んだりして泣くというイメージが強いのですが、現代の女性は人の多い賑やかな場所で陽気にバカンスをとるのが定番になっているみたいです;←終わった恋は聖帝サウザー様の如く「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」で漢らしく切り捨て、ひたすら直進行軍するのが新時代のトレンドですね!)。

 それにしても、都道府県魅力度ランキングではワースト5に入りがちな栃木県ですが、上記のような鉄板の観光名所も多く、餃子・いちご・そば・那須高原のチーズケーキといった美味な名物が勢ぞろいしていますし、伝説のギャグ漫画・『× ―ペケ―』の舞台でもあって魅力満載ですので、某テレビ番組のインタビューで栃木県の魅力を聞かれた一般県民の方が「ないんだな、それが」と素晴らしい笑顔で言ったのは、改めて謙遜だと感じました。
 むしろ、おいしい名物や飲食店はともかく、他県の方に自信を持ってお勧めできる観光スポットが全くない福岡県の方が深刻だと地元民は思いますので、当管理人の方こそ「ないんだな、それが」と言いたくなったものです(←太宰府天満宮やマリンワールドはいい所ですが、どちらかと言えば「地元民が気楽に行く所」というイメージのラフな名所なんですよね…)。
前回振られた珠里さんは、栃木へ傷心ツアーに行っていました。
 その後、お二人は珠里さんの家へ戻って一休みするのですが、その際に光恵さんは「じったんてどーいうのがタイプなの?」と女子トーク界では非常にベタな議題を取り上げます。
 光恵さんは結婚直前の彼氏と、現実的な視点で堅実な恋愛をしている感じでしたが、珠里さんは彼氏いない歴が長引いてる為か、いまいちリアルなビジョンを持てずにいる模様。
 それでいて、未来の彼氏に対する期待はバブル崩壊前の株価のように高まっており、「優しくてー、さわやかでー」「イケメンで、まじめで、背が高くて、次男で、細マッチョで、スポーツマンで、正社員で」などと要望は天井知らずで、十人中九人が「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」と夜神月ばりに突っ込みそうななくらいマズイ状態になっていました;(←珠里さんは二十代後半と若い為、「まだあわてるような時間じゃない」という『スラムダンク』の仙道君みたいな意見もありそうですが、この頃からどんどん時間の加速度は増していきますので、楽観視するのはあまりに危険です)。
 漫画の名言で「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!!!」というセリフがありますが、あまりに「好き」の条件が過酷過ぎると出会う確率が天文学的な数値になっちゃいますので、やりすぎは禁物だと思います。

 案の定、光恵さんも「こじらせてんなー」とすっかり呆れており、夢の世界に水を差されて威圧感がすごい珠里さんから危うく詰め寄らせそうになっていました;。
 口は完璧に笑っているのに、目だけマジな殺気を放っているのが恐ろしいですが、「笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である」と『シグルイ』でも語られていますし、珠里さんの怒りの程を思えばこれくらい狂気が含まれていても、何ら不思議はないのかもしれません。
理想だけが一人歩きした珠里さんをこじらせてると診断;自分でも薄々気づいているみたいですが、現実から目をそらしております…
 そうこうしている内に、珠里さんはいちご狩りで摘んで持ち帰ってきたいちごを使ったデザートを作り、汗ばむ陽気でほてった体をクールダウンさせる事にします。
 それが、この“いちごのヨーグルトアイス”です!
 作り方はとても簡単で、ヘタを取ったいちごを冷凍保存袋に入れてつぶし、加糖のフルーツヨーグルトを加えてよく混ぜ、そのまま約二時間冷凍庫で凍らせたら出来上がりです。
 ポイントは、いちごはあまり細かくつぶし過ぎないこと、フルーツヨーグルトは脂肪ゼロではない加糖タイプを使うことの二点で、こうするとちょうどいい甘さでちゃんとアイスっぽく仕上がると書かれていました。
 非常に単純なので、当初は似たレシピがネットにありそうだと考えていたのですが、何と加糖ヨーグルト+フルーツのみというレシピは他に全く見当たらず、大抵が生クリーム・牛乳・蜂蜜・レモン汁などが使われ、ヨーグルトもプレーンタイプがほとんどだったので驚きです。
 光恵さん曰く、「何、これ。すっごく上品!!」「さっぱりしてるし、これは暑い日にもってこいだわ!!」だそうで、さっきまでの冷めた目はどこへやらで目がキラキラ輝いていました。
 フローズンヨーグルトっぽい味ではと予想されますが、いちごやフルーツでより甘やかに仕立てているのが最大の違いで、珠里さんは「ヨーグルトはりんごとかアロエでも美味しい」と話していました。
アイスのベースに使うのは、何と市販の加糖ヨーグルトカップ!ジップロックに入れて潰して混ぜて冷やすだけで出来上がります
 そろそろいちごの価格が落ち着いてきたので、これをいい機会に再現する事にしました。
 作中には分量表記付きの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下ごしらえ。
 いちごを流水で洗った後にキッチンペーパー等で水気をよくふき取り、ヘタを取り除いたら冷凍用保存袋に入れてぎゅぎゅっと手でつぶします(←あんまり細かくし過ぎない方が食感が残って美味しいです)。
いちごのヨーグルトアイス1
いちごのヨーグルトアイス2
 次は、混ぜ作業。
 いちごを大体つぶし終えたら、市販されている加糖タイプのフルーツヨーグルト(←食べ切りサイズのカップヨーグルトコーナーに置いてあります)を投入し、しっかり封をして袋の上から揉みこみつつよく混ぜます。
 全てが混ざりきったら袋を平たくならして冷凍庫へしまい、約二時間かけて凍らせます。
※フルーツヨーグルトは何故か「脂肪ゼロ」と銘打たれている物が多いですが、脂肪分がちゃんと含まれている物を使った方が出来がいいです。加糖で、尚且つ無脂肪ではないヨーグルトをご使用下さい。
いちごのヨーグルトアイス3
いちごのヨーグルトアイス4
いちごのヨーグルトアイス5
 時間が経ってアイスが程よく凍っているのを確認したら袋の上から折ってほぐし混ぜ、そのまま器へ移せば“いちごのヨーグルトアイス”の完成です!
いちごのヨーグルトアイス6
 可愛らしいミルキーピンク色のアイスに、いちごの紅色や他のフルーツのカラフルな色がキラキラと映えており、見るだけでもウキウキした気分になります。
 ヨーグルトとフルーツを混ぜるだけで本当にアイスっぽくなるのか少し半信半疑ですが、実際に食べて確かめてみようと思います。
いちごのヨーグルトアイス7
 それでは、アイスが溶けない内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
いちごのヨーグルトアイス8


 さて、感想は…さっぱり感とこっくり感が両立した稀有な出来映え!高嶺の花のお嬢様を思わせる品のいい美味しさにうっとりします!
 ヨーグルトのまろやかなコクと優しい酸味がベースになった密度の濃いいちご味で、どこを食べてもいちごの果肉がゴロゴロ出てきてジューシーなのが特徴的。
 アイスのクリーミーにとろける舌触りと、シャーベットのシャリシャリした食感を足して二で割ったような味で、極薄のかき氷を思わせる涼しげな口溶けがこの上なく繊細でした。
 乳脂肪分の高いアイスクリームみたいな重厚感はないですが、その代わりべっとりした重さがなく初夏の風のように軽やかで、それでいてまったりと滑らかな口当たりで本物のアイスに近い仕上がりでもあるのが何とも不思議です。
 見た目は甘々そうに見えますが、実際はさらりとしたあっさり上品な甘さで、いちごを贅沢に使用したからこそ出せるはち切れんばかりのフルーティーな甘酸っぱさがたまりません。
 フルーツヨーグルトに入っている様々な果物のおかげで、いちごだけでは出ない複雑な甘味がプラスされており、まるで高級なトロピカルフルーツアイスを食べているような奥行きが生まれているのに感心でした(←中でもパインとみかんがいちごに合っており、白くまみたいなほんのり南国チックな余韻が残るのが爽やかでよかったです)。
 いちごの種がプチプチとランダムに弾けて口の中を賑やかにし、程よいアクセントになっているのが楽しく、まさに「食べる」アイスというイメージでした。


 冷やす時間を一時間にして作るフローズンドリンクもすっきりした旨さで、徐々に暑くなるこれからの季節にピッタリなデザートだと思いました。
 いちごの種類によっても味が微妙に変わりそうなので、色々試したいと思います。


P.S.
 無記名さん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『じったんの時短レシピ』 岡村みのり/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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