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『裏の家の魔女先生』の“イギリス海軍サンドウィッチ”を再現!

 「STAY HOME」の期間中、自宅で積みプラならぬ積みDVDと化していた昔の映画やドラマを見る機会が増え、おかげで色んな名作を見ることが出来ました。
 『ポセイドン・アドベンチャー』『海底47m』『フライトプラン』『フォーガットン』『花村大介』『真実の行方』『汚れた舌』『ミッション:8ミニッツ』など、どれも面白かったのですが、中でも大好きになったのが地上波の再放送で何話かとり溜めしていた『喧嘩屋右近』
 1990年代に放送されていた作品で、『るろうに剣心』に出てくる鵜堂刃衛のモデルにもなった凄腕の揉め事仲裁屋・右近と、その恋女房・お弦が様々な事件を解決していく痛快時代劇なのですが、これが面白いです!
 元々時代劇に興味がある方ではなかったのですが、地味にしっかりしている時代考証といい、右近とお弦の粋なやり取りといい、『ルパン三世』ばりに儲け話にとんと縁がないオチといい秀逸な脚本で、すっかりハマりました。
 しかし、どういう訳かこの作品未だにDVD化どころかビデオ化すらされておらず、たま~にTV局が気まぐれにブツ切りで再放送するのを待たないと視聴できないレア作品の為、未だにまとめて見る事が出来ずにいます…orz。
 ブルーレイ化して下さったら、何ヶ月でも「STAY HOME」するのに…とヤキモキしている今日この頃です。

 どうも、夫から「よく飽きないね…」と驚愕されるほど家にいるのが大好きな生粋の引きこもりインドア派の当ブログの管理人・あんこです。
※今回はいつも以上にネタバレが激しいので、それ系の記事が嫌な方は解説部分を飛ばすことをおすすめします。


 本日再現する漫画料理は、『裏の家の魔女先生』にて沙希子さんがある小さなお客さんのご希望に応えて作った“イギリス海軍サンドウィッチ”です!
海軍サンド図
 蛍太君が夢魔に危うく襲われそうになった翌日、幼なじみの深冬さんと一緒に沙希子さんの家へ遊びに行くのですが、そこには思わぬ先客がいました。
 黒いセーラー服を着た8歳くらいの女の子で、名前はオト・ヴィリデスさん。
 沙希子さん曰く「親類のこども」だそうで、一見男の子に見えるくらいボーイッシュなかわいい顔立ちで、今となっては貴重なボクっ娘な言葉使いが特徴的でした(←最近だと最上もがさんが有名ですが、個人的には『少女革命ウテナ』のウテナや『ぷよぷよ』のアルルが真っ先に思い浮かびます。だから年齢がバレると何度言えばry)。
 顔立ちは『まかない君』に出てくる凛さんの小さい頃といった感じなものの、性格は見た目通りもっと子どもっぽく自由気ままな感じで、ズケズケと発言する様子はどちらかといえば弥生ちゃん似。
 中性的な細いスタイルの持ち主ですが、結構な大食いで、蛍太君たちと会う直前まで一人前のラーメンを食べていたのに、スープまで完食するやいなや「サキコ!もっとなにか!パン!パンが食べたい!」とさらに食事を要求し、周囲を唖然とさせていました;。
 その勢いたるや、まるでフードファイターや部活帰りの体育会系男子みたいで、初見時はギャル曽根さんに負けぬ食欲に驚いたものです。
新しい不思議な女の子キャラ・オトちゃん
 それもそのはず、実はオトさんは人間の子どもではなく、沙希子さんの魔界での師匠兼お目付け役で、その本性は大きい化け猫の姿をした魔女(?)でした。
 魔女といえば黒猫…というのはもはや常識レベルの組み合わせですが、使い魔ではなく本人が猫というのは新しいパターンです(←オトさんは完全な黒猫ではなく、黒多めのはちわれ柄というのも珍しさに拍車をかけています)。
 今の所、オトさんが明らかにしている姿は人間の子ども・大きな化け猫・子猫の3つですが、子猫姿の時はさらに子どもっぽい気分になるのか沙希子さんに「なでろ」と命令したり、「オヤツにはちゅーるが必要だ!忘れずに買ってくるように!」と要求したりと、しゃべれる以外はごく普通の猫と一緒で苦笑しました。
 猫は地味に味の好みがうるさく、まぐろ味はよくてもまぐろ&贅沢ロブスター味はダメ、かつお味はよくてもとりささみ味は断固拒否!といった細かい指定がある為、事前に聞いて確認できるなんて羨ましいな…と感じたのを覚えています(←なので、うっかり味の確認をせずにまとめ買いをすると地獄をみます)。

 なお、オトさんによると魔女には「真名」があるらしく、その名前で命じられると無理にでも従わなければならないルールがあるようですが、沙希子さんもオトさんもお互いの真名を知っているいるせいか力が拮抗しているらしく、今の所はお互い様子見といった関係みたいでした(←もっとも、オトさんは沙希子さんに危害を加える気も連れ戻す気もなく、単に好奇心でやって来たようですが)。
 今後、まだお二人の正体に気づいていない蛍太君たちの背後でどんな不思議な出来事がおこるのか、ちょっと楽しみです。
なんと人間ではなく、異形の姿をした師匠でした;
 今回ご紹介するのは、パンを所望したオトさんの為、沙希子さんが深冬さんに手伝ってもらいながら用意した“イギリス海軍サンドウィッチ”!
 作り方はすごく簡単で、コンビーフ・玉ねぎ・塩・こしょう・マヨネーズをよく混ぜ合わせた物をサンドイウィッチ用の食パンで挟み、食べやすい大きさに切ったらもう出来上がりです。
 ポイントは、玉ねぎはみじん切りにして生のまま使うこと、コンビーフはフォークでよくほぐしてから使うことの2点で、こうすると玉ねぎの風味が利いた本場風の味になるとのこと。
 沙希子さんがいうには、「軍艦の夜の見張りが眠気覚ましに食べた夜食のレシピなのです」だそうで、生玉ねぎのピリッとした味がこのレシピの肝なのだとか。
 ネットで調べた所、確かにイギリスでは定番のサンドみたいですが、軍隊ではない一般家庭ではザワークラウトやピクルスを挟むレシピが主流っぽかったです(←詳しくはこちら)。
 ただ、日本でよく見かけるコンビーフのホットサンドはNYだとルーベンサンドと呼ばれていて、生の食パンに挟まれているイギリスのサンドとは微妙に区別されていた為、意外と奥の深い世界なのかもしれない…と感じたものです。
居眠りばかりの当管理人、興味しんしんなサンドイッチ
 生の玉ねぎと生のコンビーフというコンビはシンプルながらも今まで試した事がなかった為、どんな感じなんだろうと気になって再現する事にしました。
 作中には大体の手順が紹介されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、具の準備。
 ボウルへ缶から取り出したコンビーフを入れてフォーク等でよ~くほぐし、続けてみじん切りにした生玉ねぎを加えてしっかり混ぜ合わせます。
 コンビーフが全部ほぐれて生玉ねぎが行き渡ったら、塩、こしょう、マヨネーズを投入し、味付けします。
海軍サンド1
海軍サンド2
海軍サンド3
 マヨネーズが全体になじみきったら、サンドイッチ用に薄くスライスされた食パンの上へ平らにならしながら塗りつけ、その上にまた食パンを乗せてサンドします。
※耳は取っても取らなくてもいいのですが、今回はオーソドックスに取って作りました。
海軍サンド4
海軍サンド5
 食パンと具がくっついたのを確認したら包丁で食べやすいサイズにカットし、そのままお皿へ盛り付ければ“イギリス海軍サンドウィッチ”の完成です!
海軍サンド6
 コンビーフだけ挟んだタイプの、それも火を通していないサンドイッチを見るのは初めてですが、元々そのまま食べてもOKな食材のせいか、そこまで違和感はなかったです。
 生玉ねぎの辛さは正直あまり得意な方ではないのでちょっと心配ですが、沙希子さんと海軍(!?)を信じて食べてみようと思います!
海軍サンド7
 それでは、いざ実食!
 いただきまーすっ!
海軍サンド8


 さて、味の感想は…想像していたよりもマイルドな仕上がりでほっと一安心!簡単なのに完成された美味しさです!
 熟成して旨辛い塩気が効いたコンビーフと、こってりしたコクを持つマヨネーズがガツンとくる、濃厚な味わいのサンドイッチ。
 似た味を挙げるならツナマヨですが、こちらは魚臭さがなく香辛料のいい香りがほのかにしたり、ほぐれてもなお存在感のある肉の繊維が食べ応えあったり、塩漬け牛肉ならではの厚みのある旨味が主張してきたりと、格の違いを感じさせられるのが印象的でした。
 火を通していないコンビーフを食べるのは初めてでしたが、硬いとか脂っぽいという事は全くなく、しっとりホロホロとした優しい口当たりで食べやすかったです。
 辛味成分がマヨネーズに包まれて緩和しているのか、始めの一口は玉ねぎの小気味いいシャキシャキ感が心地いいだけで辛くなかったものの、徐々にピリピリと辛さが後追いして「…キタキタキタ~!」となるのがスリリングで、色んな意味で刺激的でした。
 例えるならマスタードに近いキレのいい辛さで、唐辛子みたいにずーっと辛さのピークが続く訳ではなく、山を越えたらすっと引くのが助かります。
 その為、後口は少々ひりつくものの、耐えられなくなるまで辛くなるという事はなかったので、辛い物が苦手な方でもいけるんじゃないかな?と思いました(←なので、眠気覚まし効果は微妙かも…ほぼほぼ玉ねぎならいけるかもですが;)。
 逆に、コンビーフマヨの塩味で辛さだけではなく、火を通した玉ねぎにはないフレッシュな甘味が引き出されていましたので、生玉ねぎの魅力を再発見できたのがよかったです。


 食べる前は「色合い的に、きゅうりやレタスみたいな野菜を挟みたい…」とウズウズしましたが、肉とパンだけという組み合わせなのに思ったよりもくどくなく、パクパク食べられました。
 「海軍」と冠されているだけあり、コーヒーよりもお酒のつまみ向けな仕上がりです(←夜の見張りに酒盛りなんて懲罰ものでしょうが)。
 耳をつけたままズボラに食べてもおいしかったので、料理が面倒な方にもおすすめです。


P.S.
 キンメさん、kawajunさん、うなぎさん、コメントを下さりありがとうございます!
 もし夢が並行世界へのダイブだとしたら、すごくワクワクしますね。
 『マトリックス』や『攻殻機動隊』ばりにSFチックな設定ですが、ロマンがあります。


◎追記(2020.7.31)
 原作ではマヨネーズの量はあまり多くなかったみたいですとのご指摘をお受けした為、気になって再度レシピのページを注意深く見てマヨネーズ控えめにして作ってみた所、前より断然眠気覚ましに向いた仕上がりになりました!
 マヨネーズが少なめなので当然ですが、玉ねぎの辛みがツンとくる大人な味わいですので、マヨネーズが苦手な方やお仕事中の方にはうってつけです。
 気分によってマヨネーズの量を変えたり、マスタードを足してみても面白いかもしれません。
 この度は、再現度が正確ではない記事をアップしてしまい、申し訳ございませんでした。
 kawajunさん、アドバイスして下さりありがとうございます。


●出典)『裏の家の魔女先生』 西川魯介/秋田書店
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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