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『どんぶり委員長』の“こってり&さっぱりのコロッケ2食丼”を再現!

 近所のスーパーにある唐揚げコーナーの近くへ行くと、どういうケミストリーを起こしているのか、チキンラーメンの香りが激しく漂ってくる為困惑します。
 恐らく、チキンラーメンの材料であるチキンエキスが揚げられた時の匂いと、鶏肉が揚がる匂いが酷似しているからだと推測されます。
 おかげで、惣菜コーナーを横切るたびジャンクフード欲が燃え上がり、先日とうとうチキンラーメン5袋入りを購入しました(←本当は1つでよかったのですが、1袋91円という微妙に割高な値段だったため、割安なまとめ買いをしました。我ながら貧乏性です)。
 あの唐揚げ売り場にチキンラーメンを置いたら、案外つられて買う人がいるのでは…と余計なことを考えたものです。

 どうも、毎年クリスマスになると七面鳥を一度は食べてみたいと思うものの、生前の恐竜みたいな姿を見ると怖気付き、結局鶏肉のほうを選んでしまう当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、 『どんぶり委員長』にて吉田君が委員長に半ば強引に要求されて作った“こってり&さっぱりのコロッケ2食丼”です!
こってり&さっぱりのコロッケ2色丼図
 それは、委員長が吉田君に初めて丼を作ってもらってから、まだそんなに経っていなかった頃のこと。
 HRの際、下校時に買い食いするのは学校の風紀が乱れるのでやめて欲しいと注意した委員長ですが、そのわずか数分後に吉田君がお肉屋さんでコロッケを買い食いしているのを発見し、「吉田ァァァァ!!!」とお嬢様にあるまじき絶叫をします(←『クレヨンしんちゃん』のみさえを彷彿とさせる見事な叫び芸です;)。
 真面目な風紀委員というと、『コータローまかりとおる!』の渡瀬麻由美ちゃんを思い出しますが、飄々として叱責をごまかす吉田君の姿もまたコータロー君に似ており、懐かしい気持ちになったものです。
 しかし、吉田君は「おーす委員長」「ここのコロッケちょーウマいんだぜ」と全く意に介さずのんびりしており、それどころか「あ、ちょっと食ってみる?マジでウマいから!!」とやや強引にコロッケを委員長の口にもっていって食べさせ、なし崩し的に共犯関係にさせるという既成事実を作っていました(『ナニワ金融道』の、被害者がほんのちょっとの油断でごく自然に犯罪に巻き込まれるシーンを思い起こさせる凄腕っぷり)。
 ちなみに、この時吉田君と委員長は気づいていませんが、食べかけのコロッケを介して間接キスをしています(←ドリンクやおかしの共有はよく見ますが、コロッケは初めて見ました;)。
 第二話にしてなかなかの急接近っぷりですが、この世には第一話終盤でほぼ初対面の主人公がヒロインの涙をぬぐいつつも「お前を殺す」と言って立ち去るというフリーフォール並みに高低差のある展開を迎えるカップルもいますので、ある意味これくらいで済んでよかったのかもしれません。
HRで買い食い禁止を言い渡されたのに、懲りない吉田君
 その後、揚げたてコロッケの美味しさにすっかり魅了された委員長は「このコロッケで思いっきりどんぶりメシをかっ込みたい!!」という丼欲に憑りつかれ、なんと吉田君の買い食い写真を携帯で撮って「この写真を生活指導の先生に見せます!!」「見逃してほしい?」「だったらこのコロッケでアタシにどんぶり作りなさいっ!!!」と脅します(←脅迫も校則的&刑法的にヤバイと思うのですが、それを突っ込んだらおしまいですのでスルーします)。
 その為、吉田君は「な…なんだ…なんなんだこの強引な展開は…」とメタ的な思考をしつつも、渋々コロッケ丼を作ることになります。
 とはいえ、後に自分から丼を作ることもあるくらい委員長にベタ惚れ協力的になる吉田君ですが、まだこの頃は恋心どころか人として好意があるのかどうかすらも怪しい状態で、「何でオレがお前に作んなきゃいけねーんだよ!!」「…で、材料は?さすがにそこまで面倒みねーぞ」「(キャベツの千切りを委員長にお願いしてから)いいだろ、それくらい手伝ってくれても。だいたいなんでオレがお前に…」など、仮にも美少女に対してかなりの塩対応。
 「だったら壁にでも話してろよ。」という伝説のセリフを女性キャラに言い放って全国のゲーマーたちを凍り付かせた、『FF8』スコールを思わせる容赦ないクールさに痺れます。
 後期には様々な無茶ぶりをされても惚れた弱みで頑張っていた吉田君の姿を知るだけに、脅迫されてもなお立場が強い初期の吉田君の姿を見て、恋って人を変えるんだな~と甘酸っぱい気持ちになったものです。
のちには自分から丼を作るようになる吉田君も、最初は塩対応
 けれども、委員長が慣れないながらも一生懸命手伝ってくれるのを見る内に態度が軟化した吉田君は、仏頂面だったのが徐々に笑顔になり、楽しく調理をします。
 その際に作られたのが、この“こってり&さっぱりのコロッケ2食丼”です!
 作り方は簡単で、丼ご飯の半分に海苔、もう半分にバターを置いてさらに千切りキャベツと一口大に切ったコロッケを乗せ、バター面の上へウスターソースとマヨネーズ、海苔面の上へ大根おろしとポン酢をトッピングし、最後に刻み葱を散らしたら出来上がりです。
 ポイントは、炊き立ての熱々ご飯を使うこと、コロッケをご飯の上へ移す時は広げつつ乗せることの二点で、こうするととろけたバターをコロッケがよく絡んで美味になるそうです。
 実は過去、『旬~味彩の匠~』の“ぽんぽんコロッケ丼”『旬~味彩の匠~』の“アボカドマヨのコロッケ丼”というコロッケ丼を再現したことがあるのですが、ソースやポン酢を使ったコロッケ丼はまだ試したことがない…というよりは発想自体がなかった為、初見時は衝撃を受けました。
 コロッケ&ご飯と聞くと、『こち亀』両さんが作中で提唱していた下町コロッケの食べ方を真っ先に思い出しますが、あちらでも確かにソースでビタビタになったコロッケはご飯が進むと書いてありましたし、案外いけるのかもしれません。
 ちなみに、このエピソード以来吉田君と委員長は急に打ち解けていくため、そういった意味でも特に記憶に残っている一話です。
意外とノリがいい委員長に、吉田君もにっこり笑顔
 やっと近所で理想的なポテトコロッケを揚げるお肉屋さんを新規開拓した為、この嬉しさが薄れない内に記念に再現することにしました。
 作中には分量付きの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、下地の丼の準備。
 丼容器へ炊き立ての熱いご飯をよそい、その上の半分へ薄く切ったバター、もう半分に刻み海苔を乗せます。
 そこへ、千切りにしたキャベツをどっさり乗せます(←キャベツを乗せると下に何があるのか全く分からなくなり、後々調味料をかける時に困りますので、丼の模様とかでバターと海苔の位置を覚えておいたほうがいいです)。
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼1
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼2
 この上へ、オーブントースターで軽く温めなおし、包丁で一口大にざっくり切っておいたコロッケを広げて乗せます(←関係ないですが、中の様子が見える窓がある袋って、かわいくて好きです)。
 その際、バターを乗せているご飯のエリアへウスターソースをまんべんなくかけ、マヨネーズをうねうねと絞ります。
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼3
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼4
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼5
 続けて、海苔を乗せているご飯のエリアへ汁気を軽くきった大根おろしをたっぷりかけ、上からポン酢を振りかけます。
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼6
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼7
 大根おろしの上へ刻んだ小ねぎをパラリとふりかけ、お箸と一緒にテーブルへ運べば“こってり&さっぱりのコロッケ2食丼”の完成です!
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼8
 全体的に茶色っぽい丼になってしまいましたが、刻みネギの緑やマヨネーズの黄色のおかげで、色合い的にはそこまで悪くないと思います。
 ソース味やおろし味のコロッケ丼はまだ未食のため、いったいどんな味になるのか楽しみです!
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼9
 それでは、冷めないうちにいざ実食!
 いただきまーすっ!
こってり&さっぱりのコロッケ2食丼10


 さて、感想ですが…正反対の味が楽しめて一度で二度美味しい丼!ろくろ食い必須の癖になる一杯です!
秘儀・制圧直前のろくろ食い総攻撃!
 当初はコロッケを切って大丈夫か心配でしたが、少なくともソースコロッケの方はサクサク感が残っています。
 おろしコロッケの方はさすがにしんなりしていますが、おろしカツみたいにポン酢を吸ってジュワザクッとしたジューシーな食感が美味で、むしろご飯のおかずに最適な感じに進化していました。
 コロッケの原型を残しつつもご飯に馴染んで一体化しているのがよく、チグハグ感はなくてちゃんと「丼の具」になっています。
 ソースコロッケは、ソース味のマヨ唐丼をコロッケに置き換えたような味で、濃厚かつスパイシーな味付け。
 マヨネーズがこってり効いているせいかジャンクな後口ですが、照り焼きソースではなく辛口のウスターソースを使用している為、くどくなっていないのが魅力的でした。
 ソースカツ丼っぽいキリッと甘辛い味わいですが、バターのクリーミーなコクが甘く絡んでくるので、どことなくまろやかな仕上がりで、想像していたよりも甘口で食べやすかったです。
 おろしコロッケは、大根おろしのさっぱりした汁気とポン酢のすっきりした酸味が効いた、爽快な味付け。
 ポン酢のあっさりした塩気が、かえってじゃがいもの甘味や牛挽き肉の旨味を引き出していて、コロッケをそのまま食べるよりも個々の味がよく伝わりました。
 甘苦い大根おろしや磯の風味が香ばしい海苔といった和の薬味のおかげで、コロッケの油っこさが程よく軽減されているのがナイスです。
 そして、意外と活躍していたのが千切りキャベツ!
 コロッケとご飯という炭水化物同士の組み合わせで、どうしても重くなりそうになるのを、シャキシャキした軽い歯触りで見事に相殺して食欲を増させてくれるのが最高で、名脇役だと感じました。


 ほとんどが炭水化物でできているマックの「グラコロ」並みにカロリーマシマシですが、それでも食べたらやめられない、止まらない、まるでかっぱえびせんのような中毒性のある丼です。
 コロッケの代わりに、唐揚げやメンチカツで代用して作ってみても合いそうです。


P.S.
 通行人さん、カイトさん、kawajunさん、間違いのご指摘とコメントを下さりありがとうございます。
 前置きが思いつかないばかりに更新が遅れることがあるため、楽しんでいただけるととてもうれしいです。
 タイ料理好きですので、「ティーヌン」さんの「トムヤムラーメン」のお話を読んで猛烈に食べたくなりました…いつかコロナが落ち着いたら、東京に住んでいる妹と一緒に食べに行きたいです。
 今年は思わぬ災厄があり、異例尽くしの本当に激動の一年でした。
 来年は、皆様とそのご家族の方々にたくさんの幸せが訪れる一年であるよう、心よりお祈りしております。
 

●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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