『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“マシュマロ生チョコ”を再現!

 先日、コンビニへちょっとした買い物をしに立ち寄ると、バレンタインコーナーの棚に色鮮やかな「タブレットチョコ」なるチョコがあり、思わず目を奪われました。
 茶色一色ではなく、ある物は抹茶にホワイトチョコで花を描いたデザイン、ある物はビターチョコにフリーズドライしたいちごを散りばめたデザイン、ある者はホワイトチョコにカラフルなドライフルーツを絵画のようにはめたデザインなど、食べるのが惜しくなるほどアートな感じで、購入層の中には食べずにしばらく飾られる方も一部いるんじゃないのかな?と苦笑しました。
 
 どうも、まるでバレンタインなど存在しないかのように「春のいちごフェア!」「いちごの新作菓子続々登場!」というのぼりだけを掲げている近所の和菓子屋さんを密かに応援している管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて芝田先生がスーパーにある材料だけで作れると言ってご紹介されていた“マシュマロ生チョコ”です!
マシュマロ生チョコ図
 普段は面倒くさがり屋な広田先生ですが、お洒落なレシピ本を見て「これウマそう!食べたい!」と夢を見るのはお好きなようで、その都度衝動的にお高いお菓子の材料を買い込んでは「絶対作る!」と決意する事は度々あると、作中で語られていました(←実は、当管理人もよくあります。祭りは準備期間が一番楽しいのと同様、料理も作る前の「ああなるかな?」「こうなるかな?」と妄想する時間が一番面白いのです;)。
 しかし、材料を買ったはいいものの実際に作るのはやっぱり面倒→そのまま三か月以上放置→もはや何を作りたかったのかすら忘れて「ワオ!賞味期限きれてる、捨てなきゃ!」とそのままゴミ箱行き→また「これウマそう!食べたい!」と思うお菓子が(以下略)という負のサイクルを何度も繰り返されていたみたいで、芝田先生から「エー、なんでそうなるのかしら?あたしは毎日作っても平気よー」とびっくりされていました;。
 広田先生がおっしゃるには、お菓子は買った方がおいしいケースが多いのもやる気をそがれる原因の一つらしく、一日三食毎日作って料理に疲れている身としては、途中から「いっそ買った方が手っ取り早いのかも…」と思わされることもしばしばだったとの事で、これは思ったよりも深刻で説得力のある理由だな~と感じたものです(←材料費が市販品の倍かかったというのに、味はむしろ市販品が上だった…という残念な体験のある管理人には、痛いほど共感できますorz)。
買った方がおいしいお菓子が多い中、なかなか市販されてないのに簡単美味しいお菓子が!
 そんな時、芝田先生が「なあんだ!それならすっごくいいお菓子があるわよ♡カーンタンでおいしくて、片付けもラク!!」と非常にそそる宣伝をしながら広田先生に教えられていたレシピが、この“マシュマロ生チョコ”です!
 作り方は本当に簡単で、中火にかけた鍋でバターとマシュマロを溶かしたらすぐに火を止めて板チョコ・ラム酒・生クリームを入れて混ぜ、全体が溶けて一体化したら水で濡らしたタッパーに入れて冷凍庫で約二十分冷やし固めたら、もう出来上がりです。
 作中で芝田先生はこの生チョコを「これはあまり市販されてない味だと思うわ!ホントにおいしいから」と説明していらっしゃるのですが、実際に試食された広田先生も「ん!?ななななんだろ、この口の中でシュ~~~ッてとろける感じ…。あと、食感もよくある生チョコとちょっとちがう…!」「チョコのくどさが減って生チョコが爽やかな感じ…!な…なに、このウマサは!!」と大絶賛しておられますので、かなり説得力を感じたのを覚えています。
 どうやら、バターと一緒に溶かしたマシュマロの効用でチョコに独特の食感とまろやかさが生まれるようで、それまでチョコとマシュマロの組み合わせといえばスーパーでよく売られている駄菓子(これです)やマシュマロを浮かべたココアくらいしか思い浮かばなかった為、目から鱗で衝撃的だったものです。
 ともあれ、材料はどれもスーパーでそろう物ばかり、材料費もバターを除けばほとんどが安価、おまけに手間いらず…これなら芝田先生がおっしゃる通り時間が空いた時にでもササッと作れますので、忙しい奥様方にぴったりのお菓子だな~と感心しました。
よくある生チョコと違って、シュ~ッと口の中でとろけていくのが印象的だとか。
 ちなみに、広田先生がこの“マシュマロ生チョコ”を周囲の方々に振る舞ったところ「うわおいしい!」「どうやって作ったの?」と反響がすごかったらしく、あまりの出来の良さに自信をつけた広田先生は、何と後日上京して編集部の皆さんに直接味見をしてもらいに行かれるという、かなり積極的な行動をとられていました;。
 普段は静岡にいらっしゃる広田先生のいきなりの訪問に、担当編集のAさんとその同僚の方は「キャーッ、本当に来た!」「うわっ、なんか匂う」とまるで田舎の母親が突如職場に乱入したかのような拒絶っぷりとてもびっくりされており、編集長も「あーわざわざ、へー静岡から」と面食らったご様子だったみたいですが、いざ“マシュマロ生チョコ”を差し入れされると「ウマイ!」「おいし~!」と反応は上々だったようで、ドヤ顔をしながら静岡へ戻って行ったと話されていました(´∀`;)。
 心から自慢できる手作りお菓子が完成すると、つい誰かに食べてもらいたくなるのは当管理人も同じですのでお気持ちはよく分かるのですが、(実際はここまでじゃないにしても;)「社交辞令を真に受けて、本当に来たぞー!」とゴジラ襲来か何かのように思われるのでは…と考えるだけで心が折れてしまいそうですので、目の前で色々いじられても全然ブレなかった広田先生はすごいな~と尊敬したエピソードでした。
あんまり好評だったので、わざわざ上京して編集者の方々にたべてもらったそうです
 バレンタインが近づくにつれ、何か新しく挑戦したいという気持ちがあった為再現する事にしました。
 作中には詳しい分量つきレシピがありますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、チョコ液作り。無塩バターを入れた小鍋を弱めの中火にかけて溶かし、完全に液体状になったらマシュマロを投入して木べらでまんべんなく混ぜ合わせます。
 マシュマロとバターが混ざってくると、段々バター餅みたいな状態になっていきますので、それまで手を休ませずに丁寧に混ぜた方がいいです。
マシュマロ生チョコ1
マシュマロ生チョコ2
マシュマロ生チョコ3
 マシュマロが原型をとどめなくなるまで溶けたら必ず火を止め、包丁で細かく刻んでおいた板チョコ(スイートでもビターでもOK!)を加えてすぐに手早く混ぜ合わせます。
 途中、ラム酒と生クリームも入れてヘラでよくかき混ぜます(ない場合はいれなくても大丈夫ですが、入れた方が味も風味も深みが増しますし、断然高級感が出ます)。
マシュマロ生チョコ4
マシュマロ生チョコ5
マシュマロ生チョコ6
 やがて、材料全てが混ざってチョコがなめらかな液体状になったら、水で軽く濡らしておいた中サイズのタッパーへ流し込み、タッパーを揺するなどして表面を平らにします。
 表面をならし終えたらフタをし、そのまま冷凍庫にしまって二十分以上冷やします。
 ※チョコが固まったのを確認したら冷蔵庫に移し、一時間程時間を置いて少し柔らかくすると、より繊細な口当たりになりますのでお勧めです。
マシュマロ生チョコ7
マシュマロ生チョコ8
マシュマロ生チョコ9
 チョコが固まったら一旦まな板に取り出して温めた包丁で一口大に切り、そのままお皿へ移せば“マシュマロ生チョコ”の完成です!
マシュマロ生チョコ10
 香りはごく普通の生チョコ風ですが、切った時や刺した時の手ごたえは生チョコに比べると少し違う感じで(←生チョコと柔らかさは同じなのですが、こちらの方がコシがある感じがします)、これは味も結構違っていそうだな~とワクワクします。
 洋酒のいい香りもしてそこそこ本格派な感じで、板チョコでパパッと作ったようには見えない出来栄えでした。
 生チョコは何回か食べた事があるものの、こういった一味違うタイプの物は食べた事がない為、どんな味がするか楽しみです。
マシュマロ生チョコ11
 それでは、爪楊枝で刺していざ実食!
 いただきま~すっ!
マシュマロ生チョコ12


 さて、味の感想ですが…生チョコのようで生チョコとはひと味違う美味しさ!これはハマります!
 通常お店で売られている生チョコは、口に含んだ途端あっけない程トロ~ッと柔らかく溶けていく上品な口当たりが醍醐味なのですが、この生チョコは溶けるのにちょっぴり時間差があるのが特徴的。
 かと言って決して硬いのではなく、噛み締めた時にスッと滑らかに歯が通って「あ、ちゃんと生チョコ風に柔らかい」と思った次の瞬間、あれよあれよという間にシュ~ッと舌の上で溶け消えていく不思議な舌触りで、気がつけば洋酒の高級感溢れる香りと、生クリームによってまろやかになったチョコの甘味が口の中に残っているだけの状態になります。
 広田先生が作中でおっしゃっていた通り、「ねっとりしているのにサラリととろける」「チョコのくどさが減って生チョコが爽やかな感じ」ともいうべき衝撃的な味わいで、それまで生チョコといえば口溶けがいい代わりに濃厚過ぎて飽きやすいチョコだと感じていた先入観が、一気に取り払われる心境になりました。
 マシュマロに含まれる卵白のおかげでチョコのこってり感が軽減され、またゼラチンやコーンスターチのせいかまるで「とびきり溶けやすくて歯にくっつかないキャラメル風」と例えたくなるような懐かしい食感へと変身していて、確かにこれは市販されていない独特の旨さだな~と感心させられます。


 このままでも十分美味しいですが、コーンフレークや荒く刻んだマシュマロを入れても目先が変わっていい感じで、色々と応用がきくレシピでした。
 一風変わった生チョコを食べたい時にお勧めしたい一品です。

●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ おやつ編』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
   (2014フォアミセス1月号別冊ふろく)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://luckyclover7.blog27.fc2.com/tb.php/1003-e7acd41d
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

Copyright © あんこ