『セイシュンの食卓』の“コロッと変身丼”を再現!

 先日、仕事帰りに何か甘い物が食べたくなってスーパーのお菓子売り場へ立ち寄ったのですが、その際定番のルマンドやレーズンサンドに交じってホワイトロリータなる商品が並んでいるのを発見し、一瞬衝撃を受けました;。
 調べた所、どうやらこのロリータはいわゆるロ○コ○を意味する訳ではなく、単に「ロータリー式の回転機で製造する行程で”ヒネル、ネジル”ということから生まれたイメージされた合成語」だったそうで、すぐにいかがわしい意味に捉えてしまった自分を恥じましたorz。

 どうも、「これが逆にブラックロリータだったとしたら、真っ先にゴスロリのイメージがくるからかえっていかがわしくなく聞こえる」と実にどうでもいい事を考えた管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『セイシュンの食卓』にてある二面性が激しすぎる女性が恋人の為に作った“コロッと変身丼”です!
コロッと変身丼図
 今回ご紹介するエピソードは、テンションの差が激しすぎる年上の彼女に振り回され、ほとほと疲れている男性・田川さんのお話。
 田川さんが言うには、交際前の彼女はしっかり者で大人の女性というイメージだったそうですが、いざ付き合ってみると「ねえぇ~、タッくーん」「な、なに?」「えへっ、何でもな~い♥」とベタベタ甘えたり、「用もないのに呼ぶなよー」と少し怒っただけで「冷たい言い方…あたしの事もう愛してないのね…」とすぐに涙ぐんだり、かと思えば慌てて優しくした次の瞬間に「うっそぴょ~ん!」と変顔をして図にのったりするなど、まるで子どもそのものな性格だったみたいで、田川さんは引くのを通り越してただただ圧倒されていました。
 正直、この彼女さんが取っている行動や言動は男性が「鬱陶しい…」と感じる確率がかなり高いデンジャラスな物ばかりですので、初見時はすごい勇気だな~と感心したものでしたが、ある意味これは田川さんの愛情を信じ切っているからこそできる究極のじゃれつきだと言えなくもない為、ちょっと羨ましくなりました;。
 幸い、一見迷惑そうにふるまってはいるものの、田川さんは彼女のそんな一面をも魅力的に感じているらしく、何だかんだ言いつつもそのノリに付き合っていましたので、思わずこちらまでほっとしました(←もしかしたら、一種のギャップ萌えなのかもしれません;)。
付き合ってみると予想以上にギャップが激しく、彼は困惑していました;
 ちなみに、彼女は田川さんと同じ会社に勤め、おまけに同じ部署で働いているのですが、役職は何と課長で田川さんはその部下。
 だからと言って二人きりの時のような甘い表情は職場で一切見せず、仕事中は眉を吊り上げて大声で指示を出すか駆けずり回るかのどちらかしない凄腕っぷりで、確かにこんなかっこいいキャリアウーマンが急に甘えん坊に変身したら、そりゃ~最初はドギマギするだろうな~と苦笑しました;。
 個人的に、職場恋愛で一番気になるのは周囲に関係がばれないかどうかですが、このお二人に限っては彼女が「何この企画書!?全然ダメ!!明日までにやり直してっ!!いいわねっ?!」「ったくもー、いつまでたっても半人前なんだから!」と容赦なく田川さんをしごいている為バレる可能性はほとんどなく、それどころか「相変わらず怖え~なうちの課長。彼氏が出来たって噂は嘘だったのかな」と彼氏の存在すら疑われている有様でしたorz。
 ここまで外と内の関係が違うと、その内頭が混乱しないか見ていてハラハラしますが(←大昔、当管理人は職場でうっかり相方さんをあだ名で呼びかけて冷や汗をかいた経験があります;)、どうやら田川さんも彼女もこの二面性のある生活を案外楽しんでいるらしく、午前中は「明日までに書類提出!」と自分で言っておきながら、夜は「ダメ~♡お仕事なんかさせたげないわん♡」と絡んでくる彼女に対し、田川さんも「明日までにやれって言ったの誰だよ;」と口では不満を呟きながらもほろ苦く笑っていましたので、これはこれでいい関係だな~と思いました。
プライベートでは甘々な彼女も、職場ではビシバシ厳しいキャリアウーマン
 そんな彼女が、ある夜に田川さんの為に作ったのがこの“コロッと変身丼”!
 作り方はとても簡単で、クリームコロッケ・牛乳・グリンピース・ハムを煮て作った具入りソースをピザ用チーズと共にご飯の上へかけ、オーブントースターでこんがり焼いたら出来上がりです。
 冷めるとベシャッとしてイマイチな味になってしまいがちなクリームコロッケも、この方法なら美味しくクリーミーな味の丼へと変身するとの事で、何なら揚げる前のコロッケで作ってもOKと書かれてい為度肝を抜かれました;。
 ただ一つの注意点は、オーブントースターを使って焼きますので上がつっかからないよう浅めの器へ浅く盛る事だそうで、それさえ守ればまず失敗の危険性はないと説明されていました。
 当初は「クリームコロッケをグチャグチャにして丼に…?」と怪訝に思ったものでしたが、その昔ポテトコロッケを潰して作ったスープが美味しかった事を思い出し、俄然好奇心が騒いだのを覚えています。
オーブントースターを使用しますので、浅めの器で上がつっかららないようにするのがポイント
 クリームコロッケ自体、そこまで好きという訳ではなかったので再現する機会を何度も見送っていたのですが、いい加減試してすっきりしたいという気持ちの方が強まりましたので、再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、上にかける具入りソース作り。小鍋へお好みのクリームコロッケ(手作りコロッケと市販のコロッケ、どちらでも可。なるべく衣が薄い物を使った方がいいです)、牛乳、冷凍グリンピースを投入して火にかけ、コロッケをお玉の底で崩しながら煮ます。
 ※下の画像のコロッケは一回目に試した一番安いクリームコロッケですが、味的には二回目に試したお店のお高いクリームコロッケの方が断然美味でした;。うっかり調理工程を撮り忘れ、ご紹介できなかった事を後悔orz。
コロッと変身丼1
コロッと変身丼2
 コロッケに牛乳がなじんで沸騰してきたら、みじん切りにしたハムを加えてさらに煮ます(←ハムは多めの方がおいしいです)。
 全体がトロッとしてきたら、具入りソースの出来上がりです。
コロッと変身丼3
コロッと変身丼4
 次は、焼き作業。
 オーブントースターに入るサイズの底の浅い器へ、ご飯→具入りソース→ピザ用チーズの順に具材を盛りつけ、そのままオーブントースターで軽く焦げ目がつくまで焼きます。
 ※オーブントースターに入れる時に上がつっかからないよう、なるべく低く盛るのがコツです。
コロッと変身丼5
コロッと変身丼6
 チーズがこんがりきつね色に焼きあがったらオーブントースターから取り出し、熱々の内にスプーンと共にテーブルへ運べば“コロッと変身丼”の完成です!
コロッと変身丼7
 表面にコロッケの衣が少し出ていたせいか、チーズの香りよりも揚げ物特有の香ばしい匂いがやや強く、食欲をそそられました。
 パセリをかけないので彩りが乏しくならないか心配でしたが、意外とグリンピースの緑色やハムのピンク色がいい仕事をしていて、そこまで殺風景な出来にならずほっとしました。
 理屈では「いけそう」と思うものの、ここまで大胆な組み合わせは生まれて初めてですので、一体どんな味がするのかドキドキします;。
コロッと変身丼8
 それでは、チーズがのびる内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
コロッと変身丼9


 さて、味はと言いますと…食べる前の不安が一気に吹き飛ぶ旨さ!意外としっくりくる落ち着いた味わいで、ほっと癒されます。
 似ている食べ物を挙げるとするならドリアなんですが、コロッケに入っているホワイトソースのみでただでさえ普通のドリアよりもソースが少ない所に、牛乳がたっぷり入ってのばされているせいか後味が格段に軽くあっさりしたクリーム味で、見た目によらずスルッと胃に収まります。
 クリームコロッケは強烈な個性のない味付けですので、これとご飯だけだったらぼんやりした味わいになったと思うのですが、強い塩気の効いたトロトロチーズによって全体がうまくまとまっていた為、バランスがいいな~と感心しました。
 牛乳を吸ってフワフワホロホロになったコロッケの衣が不思議といい具になっており、噛むごとに香ばしい油分が染み出てちょうどいいコクをプラスしています。
 作中では「クリーミー」と表現されていましたが、どちらかと言えばやや滑らかさにはかけるものの、ほんわか優しいなんちゃってクリーム味というイメージでした。
 ハムの旨味やシコシコした歯触り、グリーンピースのプチプチ弾ける食感や瑞々しい汁気がいいアクセントになり、クリームとチーズによってよく言えばまったりまろやか、悪く言えば単調になるのを防いでいてよかったです。


 温かい内はいいのですが、何故か冷めるといきなり衣がくどく感じられますので、これは熱々の時に一気に食べるのが向いています(←コロッケの出来の良さにかなり左右される料理ですので、一個何十円という激安コロッケは避けた方が無難です;)。
 コロッケはなるべく、薄い物よりも中身がたっぷりつまったタイプの物がおすすめです。

P.S.
 青子さん、前回は非公開コメントを下さりありがとうございます。早速ご紹介していただいた作品に興味を抱き拝見しましたが、仰る通りどのお話にも美味しそうな料理やお酒がご紹介されている上、ストーリーも心暖まるものばかりで、これは是非書籍を手に入れて再現したいな~と思いました(何でもかんでも再現に結びつけてしまい、すみません;)。素敵な作品とのご縁を作ってくださり、感謝致します。
 また、ライズさんからリクエストして頂きました『信長のシェフ』の再現ですが、当ブログでは何度か再現をして記事も書いておりますので、ご確認してくださると幸いです。分かりづらい表記で申し訳ございません。


●出典)『セイシュンの食卓 愛の丼ぶり編』 たけだみりこ/メディアファクトリー
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2014.04.15 Tue 21:57  |  


ホワイトロリータは結構昔から在りますよ?…私も初めて見た時は一瞬停止しました(笑)

コーンフロスト系の商品でシスコーンっていうのを見た時も停止しましたが(笑)


  • #-
  • URL
(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://luckyclover7.blog27.fc2.com/tb.php/1019-77e66147
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

Copyright © あんこ