『花のズボラ飯』の“サバネギご飯&サバマヨご飯”を再現!

 毎年夏になると、スーパーでよく特売されているとろ~りれん乳三昧シリーズのいちご味と宇治抹茶味を交互に買って食べ、暑さを吹き飛ばしています。
 練乳が入っているのに甘くなりすぎず、ちょうどいいバランスでしゃりしゃり頂け、程よく体が涼しくなるのがいい感じです。
 個人的にはブラックモンブランも好きなんですが、あれは食べているとクランチがボロボロこぼれて部屋も服も汚れやすい為、食べる場所を選ぶのが唯一の難点です;。

 どうも、この季節になるたび熊本蜂楽饅頭の蜂蜜をベースにしたふわふわかき氷が懐かしくなる管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『花のズボラ飯』にて花さんが疲れてぐったりした時に手早く用意した“サバネギご飯&サバマヨご飯”です!
サバネギご飯サバマヨご飯図
 ある初夏の日、ちょうど本屋の仕事がお休みだった花さんは、いよいよお腹が目立ってきて出産間近になったミズキさんの部屋を掃除しに行きます。
 正直、「花さん=足の踏み場もないほど豪快に散らかった部屋」というイメージが根強い為ハラハラしましたが、花さんは「人んちだと張り切っちゃうのよね」というタイプで意外にも手際よく作業を終えられたらしく、ミズキさん同様「花にお掃除とかしてもらっちゃうなんて信じられないよ」と感慨深い気持ちになりました;(←よくよく思い返せば、花さんはこれまでも必要な時は信じられないくらいの集中力を発揮して部屋を綺麗にしていましたので、やればできる子なんだと思います。ただ、持続力がないからすぐ汚れてしまうだけで…;)。
 一時期は色々と迷って不安定になっていたミズキさんでしたが(詳しくはこちら)、現在は花さんの献身的なサポートのおかげもあって大分落ち着いており、よかったな~と一安心です。
大分お腹が大きくなってきたミズキさんの部屋のお掃除をしに出かけていた花さん
 帰り間際の会話によりますと、どうやら近々ミズキさん夫婦と花さん&ゴロさん夫婦の四人で手巻き寿司大会を開く予定だそうで、それも花さんのモチベーションをアップするのに一役買っていたみたいでした。
 花さん曰く、「ゴロは食うよぉ、手巻き寿司の鬼だから」「ゴロはなんでも巻くよ、アボカドもニンジンもチーズも…オクラだってシシャモだって、魚肉ソーセージまで巻くからね。放っといたら、冷蔵庫の中のもの洗いざらい巻くよ」という、鍋奉行ならぬ手巻き奉行との事で、アボカドはともかくニンジンやシシャモまで巻くとは…と衝撃を受けたものです;。

 今は100円回転寿司が広く定着しましたので、準備に手間と時間がかかる&費用もそれなりにかかる手巻き寿司をする機会は昔よりもガクンと減った気がしますが、好きな物を好きなだけ巻けるフリーダムな手巻き寿司は、自分の手を加える余地がない回転寿司とはまた違った魅力がありますので、読んでいて羨ましくなりました(←親の目を盗んでいくら+ウニ+イカという贅沢な組み合わせにしてササッと食べたり、『将太の寿司』に影響されてマグロをヅケ風にして巻いたら塩辛くなりすぎて(´・ω・`)な顔になったり、タクアン+マヨネーズをウケ狙いで巻いたら案外いけてびっくりしたりなど、手巻き寿司には結構思い出があります)。
ミズキさん夫婦と花さん&ゴロさん夫婦で、合同手巻き寿司パーティーをする予定;
 その後、帰宅した花さんは久々に掃除した疲れでソファーへ倒れこみ、「腹はへった。でもなんも作る気力無し」と放心状態になるのですが、やっとの事で冷凍ご飯を解凍し、キッチンを物色し始めます。
 こういう時、瓶詰とか漬け物とかレトルトがあったら助かるのですが、こんな性も根も尽き果てた時に限って何も出てこないもので、見つかるのはネギやじゃがいもといったご飯のおかずにはならない野菜、作るのに時間がかかる季節外れのトマトシチューのルー、賞味期限の切れた北海道スープカリーの素という微妙な顔ぶれのみで、一人ツッコミしつつも静かに落ち込んでいく花さんが気の毒になりました;(←先日、当管理人も冷蔵庫整理をしたんですが、化石のようになったドライトマトや賞味期限が過ぎたドレッシングが発掘されるたびに自責の念に駆られた為、花さんが暗くなるのも無理ないと思いましたorz)。
 しかしその時、花さんは運よく買ったきり忘れていたサバの水煮缶を発見し、涙ぐみながら「いやったぁあ!!これでいいじゃん!!」と大喜びしていました。
疲れてご飯を作るのが面倒だった時、偶然サバ缶を見つけ出して歓喜した花さん;
 この時、花さんが「こうなるとガゼン…一本のネギが働いてくれるのよね~♪」とご機嫌になりながらちゃちゃっと用意したのが、“サバネギご飯&サバマヨご飯”です!
 作り方はものすごく簡単で、“サバネギご飯”はご飯の上にサバの缶詰のサバ・缶汁・千切り長ネギ・醤油を乗せるだけ、“サバマヨご飯”は“サバネギご飯”の上にマヨネーズと七味唐辛子をかけるだけで、もう出来上がります。

 花さんが言うには「ネギを刻むだけで、安いサバ缶がご馳走に昇格する!!」一品だそうで、コツはとにかく長ネギをたっぷり使う事だと書かれていました。
 とてもシンプルなレシピですので、有名な食べ方なのかな~とあちこちで調べてみたんですが、びっくりする事に同じ組み合わせのご飯は今の所どこにも見当たらなかった為、こういう簡単料理で被らないのはある意味すごい事だなーと花さんを尊敬しました。
 なお、“サバマヨご飯”は「マヨネーズと醤油と七味のトリオの完璧さは!居酒屋のアタリメで証明されている!!」という直感で急遽作ったとの事で、初見時は「確かに!」と激しく納得したものです;(←となると、これは晩ご飯兼おつまみ向けの一品かもしれません…ゴクリ)。

 ちなみに、食後花さんはゴロさんと何を食べたか電話で報告し合っていたのですが、奇遇な事に二人とも同じ時間にサバの水煮缶を食べた事が発覚しており、「あははは、やだー信じられない」「ウチら、胃袋が異空間で繋がってんじゃないの?」と大爆笑していました。
 仲がいいご夫婦ほどシンクロ率が高くなるとよく言われていますが、さすがに胃袋まで連動している例は今まで見た事がない為、食いしん坊なお二人らしい気の合い方だな~と苦笑しました;。
シンプルなさばご飯の他に、居酒屋のあたりめ風のさばご飯も発明していました。
 やっとサバの水煮缶を扱っているスーパーを見つけた為、再現する事にしました(←一時期本当に見かけませんでしたので、焦りました;)。
 作中で大体の作り方が分かりやすく説明されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、食材の下準備。長ネギを縦に細く千切りにして水にさらし、辛みが抜けたらキッチンペーパーで水気をしっかりふき取って、白髪ネギに仕立てます(←本当は白い部分だけで作るんですが、花さんはあまりこだわっていない様子ですので、緑色の部分も使っちゃって大丈夫だと思います;)。
 その間、サバの水煮缶からサバを二等分にして取り出し、二つのお茶碗によそった熱々ご飯の上へそれぞれ大雑把にほぐしながら乗せ、両方とも上から白髪ネギ→醤油→サバの水煮缶の缶汁の順に材料をかけておきます。
 一つはそのままでOKですが、もう一つのお茶碗はそこへさらにマヨネーズを絞り、七味唐辛子を振りかけます。
サバネギご飯サバマヨご飯1
サバネギご飯サバマヨご飯2
サバネギご飯サバマヨご飯3
 両方とも材料を乗せ終えたらすぐさまテーブルへ運び、傍らにお箸を添えれば“サバネギご飯&サバマヨご飯”の完成です! 
サバネギご飯サバマヨご飯4
 ご飯の熱でほんのり温まったおかげで、ただ乗せただけとは信じられないくらい醤油とネギと七味の香りがふわりと立ち上り、食欲がそそられます。
 サバの水煮缶で料理を作った事はありますが、こういうぶっかけご飯風に仕立てたことは一度もありませんので、どういう味になっているのかワクワクします!
サバネギご飯サバマヨご飯5
 それでは、ご飯が冷めない内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
サバネギご飯サバマヨご飯6
サバネギご飯サバマヨご飯7


 さて、感想はと言いますと…たった一手間でサバの水煮がご馳走ご飯に大変身!あっという間に作れてこの味わいは素晴らしいです!
サバネギご飯サバマヨご飯8
 最初は「こんな単純な味付けで大丈夫かな…」と心配でしたが、サバは白っぽい見た目によらず光り物特有の濃厚な脂分と、ガツンときてとろけるような旨味エキスが効いており、塩と醤油だけの味付けが返ってサバの美味しさをシンプルに引き立てている印象を受けました←ご飯の熱のおかげで、乗せる前は硬めだった身が温め直したかのように柔らかい口当たりになっていたのがナイスです)。
 このこってりしたサバに、程よい辛味とシャキシャキシャリッと張りのある食感の刻みネギがよく合っていて、缶詰にありがちな金物っぽい癖を見事に打ち消していました。
 時々、歯が当たるだけでサクサクホロッと崩れるくらいもろくなった骨に口の中で遭遇するのですが、全く気にならずむしろ「あったあった!」と目先が変わる感じで嬉しくなります。
 個人的に、こういう丼物はご飯にもちゃんと食べやすいよう味がついているか気になるんですが、これは水煮のちょっぴり塩気を帯びたおいしい出汁が茶碗の底にまで届いてしっとり絡んでいる為、サバなしでも十分満足して頂けました。
 一方、サバマヨの方はハナさんの言う通り「居酒屋のあたりめ」風の味付けで、七味マヨのピリ辛なのにまろやかな味わいがサバを刺激的な美味しさに変化させており、よかったです。
 ツナマヨネーズをサバに置き換えたような、そのまんまな味ではあるのですが;、一味にはない七味の爽やかで香り高い風味のせいか、ワンランク上の仕上がりになっているのに感心しました。
サバネギご飯サバマヨご飯9


 所要時間三分で作れる割には満足度の高いぶっかけご飯で、蒸し暑くて食欲がない時でもこれならペロリといけちゃいます。
 このままでも美味ですが、お好みでごま油をたらしたり、ポン酢をかけてみたり、わさびやゆず胡椒を足してみてもいけそうですので、色々試してみたいな~と思いました。


P.S.
 志麻さん、先日は非公開コメントにて温かいお言葉とご質問を下さり、ありがとうございます。実を言いますと、志麻さんから提示して頂いた作品は、私が何年も前に少しだけ目を通して以来、題名も箸者名も忘れてそれっきりになっていた小説と大変内容が似ており、もしかしたら…と只今興奮しております。作品を確認次第、再現料理にチャレンジしたいと思っておりますので、その際は宜しければお目通しして頂けますと幸いです。教えて下さり、感謝致します。

●出典)『花のズボラ飯』 原作:久住昌之 作画:水沢悦子/秋田書店
    (季刊「もっと!」 VOL.7 2014年 08月01日増刊号掲載分)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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2014.08.23 Sat 01:11  |  管理人のみ閲覧できます

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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