『くーねるまるた』の“ハニーマスタードチキンWITHカレー”を再現!

 大学時代、「カレールーでカレーを作る場合は、箱の裏に書いてあるレシピ通りに作るのが一番おいしい」という情報をTVで初めて知った時はかなり衝撃で、「そんな…!隠し味を入れる作業はすごく楽しいのに…」と心の中で崩れ落ちたのを覚えています;。
 というのも、それまで当管理人はカレーの鍋を沸騰させた時のぼこぼこした泡を見るたび魔女の鍋を連想し、「ヘッヘッ、ねればねるほど色が変わって…」と好奇心を刺激されて色々隠し味を足すという実験を楽しむタイプだったのですが(←「そんなタイプはお前しかいない」と突っ込まれた事有;)、それでも懐の大きいカレーは毎回美味しく仕上がってくれた為、お手軽に実験気分を楽しめたからです。
 けれども、試しに箱通り作ると確かにオーソドックスな感じでおいしく、「何も加えず美味しいなら、それに越したことはない(´・ω・`)」と反省して箱を見ながら作る日々が続いていました。
 しかし、それから何年かたって再現料理で様々な成功隠し味を知って以来(こちらとかこちらとかこちらとかこちらとか…あ、でもこちらだけは失敗でしたのでご注意をorz)、「生クリームを仕上げに散らそう」→「チーズはトッピングにあるくらいだから、溶かして大丈夫なはず…」→「白味噌を溶かしてみよう!」と段々大胆になってきている為、隠し味派への復帰の日は近いです…;。

 どうも、時空を超えて「いや、それもう復帰してるよ!」という総ツッコミをヒシヒシと感じている当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『くーねるまるた』にてマルタさんがカレー煎餅の袋を使って作った“ハニーマスタードチキンWITHカレー”です!
ハニーマスタードチキンWITHカレー図
 それは、初詣してしばらく経った頃の事(詳しくはこちら)。
 コタツの中で緑茶を飲みつつ食べるおやつを探しに、マルタさんはスーパーのお菓子コーナーへ足を運ぶのですが、そこで醤油煎餅を買うべきか、カレー煎餅を買うべきか、真剣に悩みます;。
 マルタさんが言うには、「カレー煎餅の弱点は、手が汚れること。読書をしながらつまむには、少し向いてなかったりなのですが…時々、無性に食べたくなります」との事で、思わず当管理人も「確かに!」と深く頷いてしまいました。
 煎餅のほとんどはティッシュで軽く拭くだけで汚れが気にならなくなるのに、カレー煎餅はスパイスと油が合体しているせいかちょっと拭くだけではなかなか汚れは落ちず匂いも残る為、確かに読書中には禁物のおやつだな~と、つい苦笑しました。

 「読書中、小腹がすいた時につまむおやつは一体何が最適なのか?」というのは、当管理人も日頃から気になっているテーマなのですが(←我ながらくだらないな~と思うのですが;)、ポッキーは軽すぎる・パンだと重すぎる・アイスは崩落が気になって集中できない・ポテチは本に油がつきやすいのが気になって諦めた為、未だ自分にとっての理想の読書おやつは見つかっておりません。
 一度、ポテチをお箸で食べると手が汚れないという情報を知った時は「これだ!」と思い、試してみた事もあったのですが、指だと全然気にならないのにお箸だと急にお行儀悪く思えて罪悪感が刺激されたり、何よりお箸を使いつつ本を読むのは案外難しいという致命的な弱点もあり、最終的にはとん挫しました;。
醤油煎餅にするべきか…カレー煎餅にするべきか…彼方立てれば此方が立たぬで悩みます;
 その後、散々悩んだ結果マルタさんは醤油煎餅を選んでレジに並ぶのですが、前に並んでいる人の買い物かごにカレールーや玉ネギが入っているのを見つけた途端、頭の中がカレー一色に染まってしまい、結局ダッシュで醤油煎餅をカレー煎餅へと取り換えに行っていました;。
 他の方のかごをみるのは、正直あまりよろしくない行為なのかもしれませんが、マルタさんのように自分が本当に食べたい物に気づけたり、おかげで買い忘れた物を思い出したり、「この店にはこういう商品もあるのか!」と新しい発見があったりと、結構参考になる事も多い為、読んでて激しく共感したものです。
 家に帰ったマルタさんは、やはり本を読みながらカレー煎餅をつまむのは躊躇したみたいで、三時のおやつタイムにのんびりお茶しながら食べていましたが、色々制限がありつつも十分至福そうな笑顔で、ほっこり癒されました(カレー煎餅は一枚一枚が分厚く食べでがある為、「夕食前に食べたら危険なのでは…」と初見時は心配していたのですが、調べてみると意外にも一枚41kcalとそこまで高カロリーではなかったので、安心しました;←以前、プチ歌舞伎揚げのカロリーにびっくらこいた事がありましたので…;)。
一旦醤油煎餅に心を決めたものの、前のお客さんのかごに入ってたカレールーのパックでノックアウト;
 それから数時間後、近所のお肉屋さんで特売されていた鶏もも肉とカレー煎餅の袋を使ってマルタさんが用意した夕食が、この“ハニーマスタードチキンWITHカレー”です!
 作り方はとても簡単で、カレー煎餅の空き袋へ切って塩こしょうした鶏もも肉を入れてシャカシャカ振って味付けし、オリーブ油をひいて熱したフライパンで両面を焼いて蜂蜜と粒マスタードを投入し、よく炒め合わせたら出来上がりです。
 ポイントは、鶏もも肉を焼く時は皮から焼いてパリッとさせることと、ひっくり返したらフタをして蒸し焼きにすることの二つだけで(←こうすると、焦げる事なくジューシーに仕上がるみたいです)、一見洒落ているのに料理初心者でも安心して作れる便利な料理だな~と、好感を抱いたものです。

 カレー煎餅をシャカシャカ振りながらついでに踊るマルタさんは、喜びの舞の時とは違い、スナップをきかせたノリノリダンス(←死語でしょうか…?)なのが妙に楽しそうで、見ていてほのぼのさせられます。
 ちなみに、熱の入ったシャカシャカの末に出来上がった“ハニーマスタードチキンWITHカレー”は、マルタさん曰く「ハチミツの甘味と、粒マスタードの酸味、少しジャンクなカレーの風味で夢見心地のおいしさ」に出来上がったみたいで、一口食べた途端満面の笑みを浮かべていました。
 こういう再利用レシピは見ていて清々しいので、個人的に嬉しかったエピソードでした。
マルタさん喜びの舞いバージョン3!千税袋を無心にシャカシャカしているマルタさんかわいいです
 最近、何故か近所でカレー煎餅を扱うお店が激減した為慌てて探していたのですが、先日やっと見つかったので再現する事にしました。
 作中には絵入りで大体のレシピがかかれてますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、鶏肉の下ごしらえ。鶏もも肉を食べやすく一口大に切ったら塩、こしょうを振って軽く味付けし、カレー煎餅の袋(煎餅は必ず取り出してから!)に入れてシャカシャカふります。
 この時、踊っても踊らなくてもOKですが、踊るとなんだか楽しいです。
 鶏もも肉全体にカレー風味がついたのを確認したら、準備OKです。

 ※正直、思ったよりもカレー煎餅の袋にはお粉が入っておらず、シャカシャカしても「…うーん」と頭を抱えたくなるくらいしか鶏肉につかなかった為、ちょっとズルしてカレー煎餅にせっせと直接鶏肉をすりつけて味付けしました;。煎餅はさすがにそのまま食べるのは怖いので、オーブントースターでこんがり焼いてから食べましたが、風味は変わらずおいしかったです。
ハニーマスタードチキンWITHカレー1
ハニーマスタードチキンWITHカレー2
ハニーマスタードチキンWITHカレー3
 次は、焼き作業。
 オリーブ油をひいて熱したフライパンへ先程の鶏肉を皮を下にして並べ、皮がカリッとしてきたら裏返してフタをし、蒸し焼きにします。
 鶏肉の中まで火が通ったら、蜂蜜と粒マスタード(液体状の黄色いマスタードも風味づけにプラスすると、尚旨し)を回しかけてよく混ぜ、鶏肉へ絡めるようにして炒めます。
ハニーマスタードチキンWITHカレー4
ハニーマスタードチキンWITHカレー5
ハニーマスタードチキンWITHカレー6
 肉汁と調味料がしっかり混ざってソース状になり、鶏肉にもまんべんなく絡んだら火からおろし、そのままお皿へ盛り付ければ“ハニーマスタードチキンWITHカレー”の完成です!
ハニーマスタードチキンWITHカレー7
 原作に載っている蜂蜜の量が結構大胆だった為、「どうなるかな?」とハラハラしていたのですが、出来てみるとちゃんとおいしそうに焼けていてほっとしました;。
 火が通った蜂蜜特有の艶めかしい香りが食欲を掻き立てますので、どういう味がするのか楽しみです!
ハニーマスタードチキンWITHカレー8
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いっただっきま~すっ!
ハニーマスタードチキンWITHカレー9


 さて、感想はといいますと…見た目によらず、おつまみ向けな味わいで美味し!洒落たレストランにいるような気分になれます!
 パリパリに焼き上がった香ばしい鶏皮をバリッと勢いよく噛み締めた途端、まず口に広がるのは蜂蜜のこっくり濃密な大人の甘さと、粒マスタードの香り高い酸味が混然となったソースの味で、意外にもカレーの香りは最後にフワリと漂うに留まっている感じでびっくりしました。
 どちらかと言えばカレー粉は主役というより、ハニーマスタードソースの夢のように甘やかな後口を本格的なスパイシー風味でキリッと引き締め、だれないようにする名脇役というイメージで、ある意味絶妙なさじ加減だな~と感心しました。
 正直、レシピの分量だとかなり甘々になりそうだと最初は怖かったんですが、火を通したり他の調味料を合わせたせいか、ガツンとパンチがきいた甘味ではあるものの上白糖みたいにストレートにくる甘さではなく、みりんや三温糖のように静かに訴えかけてくるコクのある甘さだった為、塩味と全く反発する事なく融合していたのがよかったです←例えるとするなら、「洋風蜂蜜の照り焼き」というべき美味しさでした)。
 ねっとりつややかな甘ダレに、あられみたいにサクサクした煎餅の破片のアクセントが心地よく、なかなか完成度が高い一品だと思います。


 カレー風味なのにカレーの香りがガツンと来ない料理は初めてで、驚きました;。
 マルタさんの言う通り、刻んでサンドイッチの具にしたらかなり美味しそうですので、今度試してみようと思います。


P.S.
 コメント欄にて御礼のコメントを下さる皆様、誠にありがとうございます。
 当管理人にとっては過分なお言葉ばかりで、毎回恐縮しております。
 皆様のご厚意に恥じないよう、精進していきます。

 あと、ファンデーションさん。先日は非公開コメント欄にてご指摘して下さり、ありがとうございます。
 あのスパイスの組み合わせは自力で考えた物ではなく、『華中華』16巻にて細かく明記されていた全二十種類を、そのままご用意させて頂きました(基本的に、当ブログにて再現する料理は、原則作中に明記してある物だけで作るようにしております。どうしても想像で補う必要がある時は、複数の料理サイトやレシピ本、知人や身内の意見を参考にし、独自に手を加えた組み合わせで調理するようにしていますが、ご指摘された再現料理は想像で補う必要がなかった為、そのままのレシピで作りました)。
 その作品は現在手元にない為、該当する箇所はまだ確認しておりませんが、念の為自力で調べてみようと思います。
 私と致しましては、当ブログにて再現させて頂いた漫画・小説・アニメ・児童書の料理は全て各原作者様が知識と想像力を駆使して作り上げた唯一無二の著作物で、当管理人はあくまで「その著作物を使ってありがたくお料理させて頂いている一ファン」に過ぎず、「当ブログにて頂く再現料理に対するお褒めのお言葉の大部分は、各原作者様に向けられているもので、当管理人はそのお言葉を仲介する末端の代理人に過ぎない」と考えております。
 ですので、当ブログで頂く好評価をさも自分の実力かのように勘違いしているという印象を皆様に与え、ご不快な気持ちにさせてしまわぬよう、極力心がけてブログ運営をしてきたつもりでしたが、本当にそのつもりでしかなかった事を痛感させられ、深く反省しております。
 以後はさらに気をつけてブログ運営を続け、上記のような自己認識を持って記事を作成しているという事実を皆様にご認識頂けるよう、尽力していく所存です。
 ご連絡感謝いたします。


●出典)『くーねるまるた』 高尾じんぐ/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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2014.10.19 Sun 01:26  |  管理人のみ閲覧できます

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2014.10.19 Sun 21:18  |  管理人のみ閲覧できます

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2014.10.20 Mon 16:21  |  管理人のみ閲覧できます

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2014.10.23 Thu 16:28  |  まるたさんはカワイイ

あんこさん、こんにちは。いつも楽しく拝見しています。

この話だと、「晩ご飯食べられなくなっちゃう」と
カレーせんべいを残すまるたさんもカワイイですね。

この作品は、作者さんがあえていろいろな画風というか
表現にチャレンジしているのも面白いです。

カレーせんべいは、最近コンビニで見かけることが多く
なったので、時々買ってます。味付けがあまり化学調味料
を感じなくて、スパイスが効いてて美味しいですよね。

とりとめのない話ですみません。これからも楽しみに
してます。では〜。

  • #SFo5/nok
  • kawajun
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プロフィール

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
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