『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“イタリアン親子丼”を再現!

 約一か月前のある朝、某情報番組で火事の報道があったのですが、右上に出るシンプルなテロップで「火事」と表記されるべき所が「家事」になっており、びっくりしました;。
 その為、てっきり後で訂正があるのかな?と思って見ていたのですが、結局番組は何事もなかったかのようにそのまま終わり、二度びっくりしました。
 誤字脱字が頻繁にあるブログを運営している身として、「自分も気を付けないと…」と改めて反省したものですorz(←念の為番組名は伏せますが、ネットで調べた所、元々誤字が多い事で有名な番組だそうです;)。

 どうも、コメント欄にて誤字をご指摘されるたびに「やってしまった!」と「ありがとうございます!」という気持ちが交差し、ご一報された方に深い感謝の念を抱く当管理人・あんこです(←月代紫苑さん、先日はありがとうございました!)。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて広田先生が絶賛されていた“イタリアン親子丼”です!
イタリアン親子丼図
 日頃、「外食って楽しいよね」「おいしいのはもちろん、未知の味に出会えたりして、やはり外食っていい」(←確かに!地味に食卓のマンネリ化が防げて助かります)と公言されている広田先生。
 ある時はチョコケーキにゴボウが、またある時はカレーうどんにとろろが入っているのを発見され、最初は「驚きの組み合わせ!」とびっくりされたそうなのですが、ご自分だったらまず試さないそれらの料理は不思議と美味しかったそうで、毎回いい刺激を受けられているご様子でした。

 正直、お店の方からすると変わった組み合わせは受け入れられるかどうか一種の博打である為、試すのは結構な勇気がいると思うのですが(←事実、以前某イタリアン系ブッフェ店で食べた蜂蜜とブルーチーズのピザは、我が家は「おいしい!」と大うけしたものの、隣のテーブルからは「無理!」という声が飛び交ってましたorz)、当管理人は「思いつきもしなかったけど、これは美味しい!すごい」という発見が大好きですので、食事中にお店側の遊び心や挑戦心が料理から垣間見えると、つい頬がゆるみます。

 しかし、意外にも広田先生が外食をされる機会自体はそこまで多くないとの事で、初めて知った時は少し驚いたものです。
 と言いますのも、広田先生のお宅はご主人・長女さん・長男さん・次女さんも含めた五人家族で、仮に一人千円だけ食べたとしても、合計で五千円かかってお財布に優しくない為。
 それだけならまだしも、「今日はちょっと色々食べよう」と思い立ってドリンクバーやデザート、生ビールも注文してしまった日には、軽く一万円を超えてしまうのがとても恐ろしいのだそうで、あるコマで「一万あればTシャツ何枚買える!?」と顔面蒼白で叫ばれていました(^^;)。
 昔は元行員のくせに細かい計算が大の苦手でしたが、歳をとるにつれ、「○円あったら、あれやこれがいくつ買える!?」と瞬時に換算するのが得意になった為、非常に共感したのを覚えています;。
五人家族だと、一人千円食べると五千円、デザートやドリンクバーをつけると一万円!
 今回ご紹介するのは、芝田先生が「外食に行った気分にさせる、オシャレで意外なおいしさのイタリアンカフェ飯」として、外食好きな広田先生に教えられていた“イタリアン親子丼”です!
 作り方は簡単で、熱したフライパンへ鶏肉と玉ネギを入れて炒め、トマトホール缶・コンソメ・砂糖を投入して煮込んだ後、とろけるチーズと溶き卵を加えてフタをして火を通し、最後にご飯と一緒にお皿へ盛り付けたら出来上がりです。
 ポイントは、煮込む際にヘラでトマトをつぶしながら煮込むことと、溶き卵が半分くらい固まったらフタを外して二~三回だけ軽く混ぜることの二つで、相変わらず初心者でも失敗の心配がまずない、いいレシピを考えられるな~と感心しました。

 ぱっと見はお洒落で凝った料理に見えるのですが、あらかじめお肉さえ用意しておけば後は常備品で作れますし、調理にかかる時間は何と約10分(!?)で済むとの事で、忙しくて帰りが遅い時でもレトルト並にパパッと準備できるのが素晴らしいです。
 おまけに、味はレトルトを超える本格的で手作り感のある美味しさな上、野菜もしっかり取れて栄養的に申し分がないのが嬉しく、まさにいい事づくめのレシピだと感じました。

 何でも、この料理は鶏肉ではなく牛肉や豚肉で代用して他人丼風にしたり、とろけるチーズの代わりにクリームチーズを使ってリッチな味にしたり、雑穀米やバジルを使用してカフェ飯度をさらに高めたり、にんにくやオリーブ油を足してこってり系にするなど様々なバリエーションがあるとの事で、夢が広がります。
 ちなみに、牛肉を使うと「高級なハッシュドビーフ風」、豚肉を使うと「おかず感の強い庶民的な味」に仕上がると作中で語られており、激しく興味をそそられます(←牛肉にクリームチーズを合わせると、よりハッシュドビーフっぽさが高まりそうですね)。
安くて簡単、お肉さえ買えば後は常備品ですぐに作れるので、忙しい日の夕食に!
 その後、実際に食べられた広田先生は「あーーーーーーーーうまいコレー!!」「トマトの酸味が卵とチーズでやわらいでいて、コクも増している」「さながら高級なトマトオムレツ食べてる感じ」「トマトのおかげで塩分控えめでもしっかり目の味で満足!!」と語られ、大興奮されていました(←広田先生の感想は毎回分かりやすく、食欲をそそるものばかりですので、すごく助かっています)。
 芝田先生が何回も試作を重ねて完成されたレシピなだけあり、極限まで手間を削られているのに味は見事に手抜き感ゼロだったそうで、ご家族にも大好評だったようです。
 中でも、長女さんは「芝田先生天才!!」と断言されたり、ご主人に至りましては「…芝田先生?(のレシピだろコレ)」と即座に見抜かれた模様で;、芝田先生への信頼度はまさにうなぎ上りみたいみたいでした。

 なお、トマトとチーズ入りの親子丼自体はネット上でも類似レシピが沢山見つかったのですが、ここまで洋風寄り&シンプルな作り方はまたしても見当たらず、改めて「芝田先生すごいな~」と思ったものです。
高級なトマトオムレツを食べているかのような美味しさだそうで、口当たりもほんわか!
 最近、スーパーでトマトホール缶が安売りされていた為再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、炒め作業。熱したフライパンへ一口大に切った鶏肉を入れ、中に火が通るまで炒めます(←テフロン加工のフライパンだと焦げ付きにくい為、ノンオイルで作れてお勧めですが、ない場合はオリーブ油をしくといい風味が出るそうです)。
 鶏肉が焼けてきたら薄くスライスした玉ネギを投入し、しんなりしてくるまで炒め合わせます。
イタリアン親子丼1
イタリアン親子丼2
 次は、煮込み作業。
 玉ネギに火が通ってきたら、トマトホール缶、砂糖、コンソメを一気に加え、トマトの果肉を細かくつぶしながら約一分煮たてます。
 やがて、コンソメが完全に溶けきったらとろけるチーズをパラパラと全体に散らします(←直前まで冷凍保存した物や、太目にカットされたチーズだと溶けきらない可能性がありますので、冷蔵保存した細めのチーズを使った方がいいかもしれません)。
イタリアン親子丼3
イタリアン親子丼4
 チーズを入れた直後、すぐに溶き卵を回しかけてフタをし、中火でグツグツ火を通して卵をふっくら蒸すようにして固めます。
 途中、卵が半分くらい半熟状に固まったのを確認したらすかさずフタを取り、ヘラのようなもので軽く二~三回かき回し、火からおろします。
イタリアン親子丼5
イタリアン親子丼6
 この出来立ての具を、熱々ご飯をよそっておいたお皿へ盛り付け、仕上げに刻んだパセリを振りかければ“イタリアン親子丼”の完成です!
イタリアン親子丼7
 作中で表現されていた通り、チーズのおかげか表面がツヤツヤに輝いているのがとても美味しそうで、これは食べる前から期待が持てます。
 卵が見るからにホワッホワなのが食欲をそそり、短時間で作った割には豪華そうなイメージで、一体どういう味がするのか楽しみです!
イタリアン親子丼8
 それでは、ご飯に絡めていざ実食!
 いっただっきま~す!
イタリアン親子丼9


 さて、感想はといいますと…見た目よりも断然優しい味で美味し!がっつり系と思いきや、すごくあっさりした後口です!
 鶏のトマト煮は酸っぱい物に当たる事も珍しくないのですが、これは卵とチーズと砂糖がやんわり効いている為マイルドな甘酸っぱさにまで中和されており、まるでフルーツトマトを使ったかのように甘さが際立つ味わいになっています。
 例えるとするなら、「鰹や昆布の代わりにトマトで出汁を取った洋風親子丼」というイメージで、トマトから出た強烈な旨味成分がしっかり効いているのがたまりません。
 玉ネギのしんなりかつシャキシャキした食感と、鶏のグムグムした弾力のある歯応えが、柔らかい口当たりの煮込みの中でいいアクセントになっています。
 塩は一切入れていませんが、チーズの熟成された塩気と、コンソメのまろやかなコクのおかげでちょうどいい塩加減になっており、和風親子丼に似た胃が休まる味付けになっているのが印象的でした。
 半熟卵にチーズが溶け込んで混然一体となり、フワフワトロリと少しずつ崩れながら口の中へ広がっていくのが贅沢な感じで、広田先生が仰る通り「トマトケチャップじゃない方の、さながら高級なトマトオムレツ」みたいな仕上がりが特徴的です。
 ノンオイル仕立てなので全然油っこくない、どことなく爽やかな甘口トマト味で、チーズオムレツみたいな味がするのにさっぱり軽くていくらでも入りそうでした。


 正直、もっと濃ゆい味を想像していましたが、こんなにしみじみ落ち着いた美味しさならクタクタに疲れた時でもスルッと頂けそうです。
 他にも色々な応用バージョンがありますので、近々また試してみようと思います。

●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
     (月刊フォアミセス 2014年12月号掲載分)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2015.02.01 Sun 21:05  |  

先日は失礼いたしました。
こちらのブログはどの記事も読みごたえがあり、また料理の感想が「美味しい」の一言にとどまらず、表現豊かで素晴らしいと思っております。
更新を楽しみに毎日訪れております。

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
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 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
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