『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“絶品ちりめんトースト&ちくわちーずトースト”を再現!

 先日イオンへ行った際、ピエトロの新メニューが次々と映っては消える電光掲示板をぼんやり眺めた事があったのですが、ナポリタンやペスカトーレといった常識的メニューの中に「絶望スパゲティ」という珍妙なメニューが混ざっているのを発見し、思わずぎょっとしました。
 後にネットで調べた所、本来の名前は「鰯と香味野菜のペペロンチーノ風」みたいなんですが、一説によると「鰯の仕込みや、たっぷりの野菜を極小に刻む下ごしらえに調理人が絶望してしまうから」という理由でそういう別名がイタリアでついたとの事で、苦笑しました。
 当管理人としては、麺がおいしいのならむしろ具は少しでいいと考えるタイプな為、逆に興味が湧いた出来事でした。

 どうも、名前が変わっていて味が想像できないメニューを見るとつい注文する悪癖がある当管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて一、二を争うほどお手軽だと言われていた“絶品ちりめんトースト&ちくわちーずトースト”です!
絶品ちりめんトースト図ちくわちーずトースト図
 それは、今から三年前のある日の事。
 『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』は連載二周年を迎えていたのですが、毎回八ページと比較的少ないページ数にも関わらず既に多数のお便りを頂いていたようで、編集者Aさんを含め三人で盛り上がります。
 広田先生は「とにかく芝田先生のレシピはカンタンなのに…おいしい!まさに魔法のレシピなのですよ!!」と断言されており、芝田先生は「いやーんうれしーっ。全員楽サイコーッって思ってそう」とご謙遜のお言葉をおっしゃりつつ頬を赤く染められていました。

 正直、個人的には「作るのが楽ですぐ出来るレシピ」は玉石混淆で、実際に作ってみたら「確かにすぐ作れるし嘘は言っていないけど…作っててあんまりワクワクしない。もっと言うならそんなにおいしくな(ry」というワガママな悩みが発生しがちなジャンルだと思っているのですが(←これは以前広田先生も某話でぼやかれていた本音で、初見時はすごく共感したものです…)、芝田先生のレシピのすごい所は「とても簡単なのに、想像がつかない美味しさに仕上がる」所で、だからこそ急激に人気上昇したんだろうな~と納得しました。
 段々料理に慣れてくると、「この調味料とあの調味料を合わせたら、大体こんな感じになるだろう」という一種の勘が発達し、昔『ミスター味っ子』で堺一馬君が言っていた「頭で料理を食う」概念が育ってくるのですが、芝田先生はそういう固定概念をいい意味でぶち壊してくれますので、料理を始めた頃の初心を思い出させてくれるありがたい方だと常々感謝しています。
魔法のレシピの中でも、とにかく簡単であっという間に作れるので尺を強引に伸ばしたと告白されてました;
 そんな芝田先生が、ご自身で「レシピっていうようなものじゃないくらいカーンタンなのよ!」「とにかくビックリ簡単なのにおいしーいトースト!」と太鼓判を押してご紹介されたのが、この“絶品ちりめんトースト&ちくわちーずトースト”です!
 作り方はものすごく簡単で、出汁の素・醤油・マヨネーズを混ぜて作ったマヨソースを食パンに塗り、一枚はちりめんじゃこ、もう一枚はちくわととろけるチーズを散らし、そのままオーブントースターでこんがり焼いたらもう出来上がりです。
 ポイントは、パンの耳が少し焦げるくらいにまで焼き上げることで(←“絶品ちりめんトースト”はちりめんじゃこがカリッとするまでがベスト)、当初は「本当にこれだけでいいんだろうか…」とちょっぴり不安になった程でした;。

 なお、肝心の味ですが、実際に試食された広田先生と編集者Aさんが仰るには「なななんじゃコラ~~~~!!」「先生!コレは予想を上回るうまさですよ!!マヨネーズが想像以上にしっかり味がついていてパンと合う!」「ちりめんがカリッとしていて止まらぬうまさっ」「ほんとだ!ありがちな味と思ってたけど、意外と深みのある味のトーストですね!!」だそうで、驚愕されていました。
 何でも、そのままおやつとして食べるのは勿論、一口大に切ったらおつまみとしてもいける使い勝手のいい味みたいで、作中では「なんか家呑みでお披露目したらソンケーされそうな…」「女子に嫉妬されますねー。男子にはうけそう」と推測されていました。
 確かに、こういうちゃちゃっと作れるのに想像と違う料理は人の印象に強く刻みこまれますので、さりげなく自分の存在をアピールするのにいいかも…としみじみ感じたものです←当管理人は男女混合家呑みというリア充の香り漂う予定は一切ありませんので、あくまで他の若人の方々がという意味でorz)。
一口食べた時、思わず驚愕する独特のおいしさみたいで、とくにマヨネーズが絶品みたいですみんなで家呑みというシチュエーションになった時、パパッと作ったら大うけしそうな味だそうです
 ちなみにこのトースト、広田先生の次女さんが特に気に入られているみたいで、「あー明日学校かー」とほんのり憂鬱になっている時に広田先生が「明日はちりめんトーストにしたげるよ」と約束されると「ほんと!?」と目を輝かせ、翌朝朝食として“絶品ちりめんトースト&ちくわちーずトースト”を出すと元気に登校するというほほえましいエピソードが掲載されていました。
 当管理人自身、小さい頃は毎朝母が作る朝食が何よりの活力になっていた記憶がありますので、当時を懐かしく思い返したものです(←焼きたてほやほやの卵焼きと、毎日具が変わるお味噌汁の組み合わせは最強で、サザエさん症候群で「あー学校嫌だな~」となっていても、朝のお楽しみを思えば何とか乗り切れました。昔から食い意地だけは張ってます;)。
お子さん達が月曜日に学校へ行くのを憂鬱そうにしている時、翌朝作るのを約束されるとの事
 たまたま冷蔵庫に材料が全て揃っている事に気づいた為、再現する事にしました。
 作中には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 という事で、レッツ再現調理!
 まずは、マヨソース作り。ボウルへマヨネーズ、粉末出汁の素、醤油を入れてスプーン等でぐるぐるとよ~く混ぜ合わせます。
 マヨネーズに調味料が十分に行き渡り、トロリとなめらかなソース状になってきたら、マヨソースは出来上がりです!
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト1
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト2
 次は、焼き作業。
 スライスされた食パン(出来れば八枚切りが好ましいですが、ない場合はお好みのサイズでOKです)へ先程のマヨソースをまんべんなく塗り、一枚はその上からちりめんじゃこをパラパラ散らし、もう一枚は輪切りにしたちくわととろけるチーズを乗せ、オーブントースターでパンの耳が少し焦げてカリッとしてくるくらいまで焼きます。
 ※ちりめんじゃこの方は、じゃこが耳同様カリッとするまで火を通すのがベストの焼き加減です。
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト3
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト4
 両方とも耳がちょっと焦げて香ばしくなってきたらオーブントースターから取り出し、すぐさまお皿へ移せば“絶品ちりめんトースト&ちくわちーずトースト”の完成です!
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト5
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト7
 ちりめんじゃこもちくわも磯の香りが強く、そこへマヨネーズのとろけるような香りが混ざっているせいか、この上なく心とろかす風味に仕上がっています。
 まるで焼きプリンの表面みたいに魅惑の焦げ具合に焼き上がっていますので、一体どんな味がするのかとても楽しみです!
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト6
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト8
 それでは、焼きたてほやほやの内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト9
絶品ちりめんトーストちくわちーずトースト10


 さて、感想はと言いますと…予想していた味とは全く違ってて旨し!両方ともかなり凝った味です!
 だしの素の濃い魚介風味と、醤油の奥深い塩気が組合わさって生まれた和風醤油味は、同じ海の物であるちりめんじゃこやちくわと相性抜群で、噛むごとに潮の香りが立ち上ります。
 広田先生が仰る通り、「マヨネーズが想像以上にしっかり味がついていてパンと合う!いわば和風ピザトーストなんですけどくどくない!」というイメージで、不思議とマヨネーズのこってり感が軽減されてあっさりしたコクなのがナイスでした。
 “絶品ちりめんトースト”は、面白い事に明太子フランスとアンチョビマヨトーストを足して二で割った感じで、単にちりめんじゃこを乗せて焼いただけとは思えない程熟成した旨味があるのが特徴的で、ちりめんじゃこの外はカリっと香ばしく、中はぷりっとした弾力なのがたまりません。
 一方、“ちくわちーずトースト”はちくわの練り物特有のふんわり優しい味をチーズがねっとりトロ~ッと丸ごと包み込み、ほんわか癒される後口なのが印象的(←ちくチーズにそっくりな美味しさですが、温かいせいか口当たりがさらに柔らかで両者の一体感が増していました)。
 二つとも、耳近くのマヨがついている部分がやや焦げかけてザクッとクリスピーになっているのが美味で、アメリカンドッグのカリカリ部分に似た醍醐味を味わえるのがよかったです。


 焼きたてが格別なのは勿論ですが、マヨソースがしっかりしてますので冷めても不味くなることはないです。
 こんなに簡単で材料費もかからないのに、白ワインにもビールにもすごく合いますので、よく家呑みされる方には是非おすすめしたいです!

●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ おやつ編』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
    (2014フォアミセス1月号別冊ふろく)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
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