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『どんぶり委員長』の“夏だぜ生ハム生タマゴ丼”を再現!

 最近、今まで時間が取れなくてできなかった『レイトン教授vs逆転裁判』をプレイしているのですが、恐ろしいことに二十代半ばなら一日中ゲームできていたはずが、三十二歳になった今は小休憩を挟まないと集中力が持続できないようになっており、ショックを受けました…。
 どうやら二歳年上の夫も同じ現象を実感していたようで、やっぱり若い内は力いっぱい遊んでおかないとだめだ!と改めて思ったものです。

 どうも、とりあえず夏が目前だしプールで泳いで体力作りしようかな~と相変わらず行き当たりばったりな人生を歩んでいる当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて夏バテしている委員長のために吉田君が急遽作った“夏だぜ生ハム生タマゴ丼”です!
夏だぜ生ハム生タマゴ丼図
 それは、ある夏休みの登校日のこと。
 やっと授業がHRが終わって帰ろうとしていた委員長はすっかり夏バテ気味で、どんなにきつくても宿題・部活・塾は内申書に響くから休めないと思い、すっかり憂鬱な気持ちになります。
 「休み」って割には休ませる気全くないだろ?!と心の中で叫んでいた大量の宿題…自由研究…夏期講習…ああ、懐かしいです←長年、夏休みの宿題は初期に終わらせるのが得策だと考えていましたが、まさにそのタイプだった夫は「あれは楽だが、夏休みが終わった時には勉強をすっかり忘れて馬鹿になる。お勧めしない」と言われ、結局コツコツやる以外道はないのだと今更ながら実感しました)。
 大人になってお盆休みや有給が発生するようになれば自由に時間を使えるようになるのかな~と当時は遠い目になったものでしたが、大人になったらなったで宿題以上に厳しい仕事と終わりなき家事と解決しない親戚付き合いが待ち構えていて休む暇など皆無だった為、真の夏休みは老後にしか存在しないものと諦めた今日この頃です。

 そんな矢先、英語の補習で居残りをしていた吉田君と鉢合わせした委員長は、「14時までにプリント終わらせるの手伝って」とアイスをおごられつつお願いされるのですが、丁度お腹がすいていたこともあり、夏の食欲がない時でもおいしく食べられる丼を作るなら手伝ってもいいと承諾していました。
 ちなみにこの時、時間は13時…たった一時間でレシピ考案・材料調達・調理・プリント解答・提出をしなくてはならなくなった吉田君は、気の毒にも炎天下の中お店へ駆け出して行きます(←先生の目に留まっていたら、確実に「え、逃亡!?」とびっくりしたことでしょう;)。
 それにしても、一巻の時点では依頼を出されなければ委員長がどんな丼を食べたいのか分からなかった吉田君ですが、この話が載っている二巻の頃になるともはやシチュエーションから委員長の大体の希望が予測できるようになったみたいで、ただの同級生から専属料理人にチェンジしたような観があります;←まあ、古来から「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」と言いますし、食いしん坊の委員長なら案外胃袋を落とすのが一番効果的なアタックなのかもしれません)。
アイスをおごった上に丼作りまで引き受けることになってました;
 三十分後、やっと買い物を終えて委員長の待つ家庭科室へ戻ってきた吉田君は、火もフライパンも使わず、何と約三分(!)という早業で丼を作り上げます。
 それが、この“夏だぜ生ハム生タマゴ丼”です!
 作り方はすごく簡単で、生ハム・きゅうり・醤油・お酢・砂糖・おろしにんにく・ごま油・コチュジャン・白ごま・水を混ぜ合わせたものを丼ご飯の上へ乗せ、最後に仕上げに生の卵黄を盛り付けたらもう出来上がりです。
 ポイントは、具とタレを混ぜるときはボウルではなくビニール袋(薄いのを使うとすぐに破れてしまうので頑丈なものを使用!)に入れて混ぜるというよりはよく揉みこむことで、こうすることによって短時間でも味がきっちり染みやすいとの事でした。

 吉田君としては、限られた時間で超手早く作りたい、暑い中火を使いたくないという一心でこんなレシピになったそうですが、それでもちゃんとおいしそうで独創性のあるレシピを考え付くのですからさすがです。
 正直、生ハムと丼ご飯という組み合わせは意外すぎて味の予想が付かなかったのですが、考えてみれば数年前から徹底した品質管理で実現した牛トロフレーク(ご飯の熱で解凍しながら頂く生の牛肉のフレークで、ネギトロ丼感覚で美味なのだとか)も熱々ご飯にぴったりみたいですし、生ハムもありなのかも…とその可能性に考えさせられました。
ビニール袋で揉むことで、タレがしっかりしみて具もやわらかくなります
 その後、委員長は喜びのあまり「夏だに生ハミ生タマどん!?」とかみかみになりつつ丼をかっ込みますが(←当管理人も大好物を目の前にすると口がユルユルになるせいか、同じ状態になります;)、「ひと口食べた瞬間…夏なのに食欲全開っ!!!」とすぐに元気を取り戻していました。
 委員長曰く、「このキュウリのシャキシャキの歯ごたえが清涼感を増して…暑い夏でもガンガン食べ進められるどんぶりになってるわ!」「やっぱり このコチュジャンの辛みが食欲を呼び起こすのね!!」と大満足な出来だったようで、おかげで吉田君のプリント提出を14時ジャストで間に合わせていました。

 なお、委員長は問題を解く時、余程丼に集中していたみたいで何と丼片手にペンをスラスラ走らせており、こんな姿を「委員長=堅くて真面目な優等生」としてすっかり信じきっている先生や生徒に見られたらどうなることやらと冷や冷やしました←もしかしたら、案外ギャップ萌えで打ち解けやすく思われて結果オーライになるかもですが…)。
 『どんぶり委員長』はドラマ版『孤独のグルメ』並に食事中のモノローグが長く、読むだけでどんどんお腹がすいてくるのが特徴的ですが(←たまにメルヘンチックな表現が挟まるのも少し似てますし;)、さすがの五郎ちゃんもパソコン片手にご飯を食べているシーンはありませんでしたので、丼へのなりふり構わなさは料理漫画界でも一、二を争うのでは…と苦笑いしました。
委員長のどことなく独特なメルヘン感想は、五郎ちゃんと少し似ています
 最近九州は日に日に暑くなってきており、火を使わなくて済む上にさっと作れそうなこのレシピは魅力的で再現してみることにしました。
 単行本には分量つきの詳細なレシピが記載されていることですし、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下準備。
 生ハムは自分にとって食べやすい一口大に切り、きゅうりは千切りにしておきます。
 その間、ボウルへ醤油、お酢、砂糖、おろしにんにく、ごま油、コチュジャン、白ごま、水を入れて混ぜ合わせ、タレを作っておきます。
夏だぜ生ハム生タマゴ丼1
夏だぜ生ハム生タマゴ丼2
 次は、味付け作業。
 清潔で頑丈なビニール袋へ、先ほどの生ハム、きゅうり、タレを入れて袋の外からよく揉み合わせ、具に味をしっかりなじませておきます。
 タレの量が生ハムやきゅうりに吸われて減り、見た目があめ色になってくったりしてきたら頃合です(←そんなに時間はかからないです)。
夏だぜ生ハム生タマゴ丼3
夏だぜ生ハム生タマゴ丼4
 タレごと生ハムときゅうりを炊きたて丼ご飯の上へ盛り付け、最後に卵黄を真ん中へ落とせば“夏だぜ生ハム生タマゴ丼”の完成です!
夏だぜ生ハム生タマゴ丼5
 色合いが薄いピンク色なせいか、ぱっと見はネギトロ丼チックな感じで、そこまで違和感はなかったです。
 ほんのり漂うごま油の香りがいい感じですし、これなら確かに食欲がない時でも「じゃあ一口…」と思わず手が伸びそうな~と思いました。
夏だぜ生ハム生タマゴ丼6
 それでは、卵黄をつぶして絡めていざ実食!
 いっただきま~す!
夏だぜ生ハム生タマゴ丼7


 さて、味はと言いますと…夏にぴったりな食欲増進100%な丼!生ハムがここまで完成度の高い丼の具になるとは驚きです!
 程よい塩加減で食べやすい生ハムに、にんにく醤油の旨味とごま油の香ばしさが効いた甘辛酸っぱいコチュジャンダレが相性ぴったりで 、そこに卵黄のコクが絡まってまろやかさがプラスされるとパクパクいけちゃいます。
 イメージ的に「焼肉屋でランチタイムに出てくるお得な丼」って感じで、まぐろユッケ丼のまぐろを生ハムに置き換えたような美味しさでした。
 まぐろユッケの場合、材料が魚ですのでしっかりした味でもどことなくあっさりしていますが、こちらは生ハム使用なので豚肉の濃い旨さがガツンとくるこってりした味わいで、結構ボリュームがあるのが印象的です。
 とはいえ、がっつり系の味付けでも酢のおかげで中華風ドレッシング風ともいえなくもない仕上がりのタレになっている為、後味はさっぱりキレがいいのが特徴的でした(←このタレが染みて少し酢飯風になったご飯と、生ハムが熟成する過程で生まれた何とも言えない深い塩気が意外に合っててびっくりしましたが、考えてみれば回転寿司でも前から定番の組み合わせですね)。
 ナムルっぽくなったしんなりシャキシャキしたきゅうりと、ほんのり酢が染みて柔らかさのなかにシコシコ感が生まれて締めハム(?)状態になった生ハムがよく合ってて美味で、白ごまのプチプチ感がいいアクセントになってました。

 気温が熱いときは台所に立つのも億劫な為、火も使わず時間もかからずおいしいこちらのレシピは本当に助かります。
 ご飯の上に乗せるのはもちろん、軽くトーストしたパンやスライスしたフランスパンに乗せても合いましたので、夏場にはお世話になりそうです。

P.S.
 銀猫さん、kawajunさん、そして今までブログ拍手欄にてコメントくださった皆様、ありがとうございます。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2018.05.28 Mon 21:57  |  

あんこさん、こんばんは。
更新が続いて嬉しいです。
肉の満足感を味わえながら後味は酢でさっぱりと夏に合いそうな丼ものですね~。
あとはメニュー完成写真が素晴らしい。背景の(おそらく)巻き簀が爽やかさに一味かってますね!
それでは無理をなさらずに…。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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