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『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“魔法のミートパイ”を再現!

 数日前、夫の会社の方から憧れだった猫ちぐらをプレゼントされたのですが、早速猫たちが代わる代わる入っており微笑ましく感じています(←二匹一緒の時もありますが、どちらかと言えば下のお転婆なメス猫よりも、上のマイペースなオス猫が一匹で使うことが多いです)。
 てっきり猫ブームが来てから生み出された新しいグッズかと思っていたのですが、調べたところ何と正式な物は大正時代、原型のような物は江戸時代から既に存在していたそうで、猫に快適に過ごして欲しいと願う猫好きはいつの世も存在していたのだな~とほのぼのしました。

 どうも、猫ちぐらの色が程よく焼かれたパイ生地の色にそっくりな為、猫が中にいる時は「猫パイ状態」と心の中で密かに呼んでいる当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて芝田先生が広田先生にリクエストされて教えられていた“魔法のミートパイ”です!
魔法のミートパイ図
 それは、広田先生がまだ芝田先生のお料理教室の生徒だった頃のこと。
 芝田先生のレシピはほとんどが斬新で美味しく、市販の物を凌駕するお料理ばかりだったのですが、他の方から「先生のミートパイ食べたら他のは食べれないわー」と特にお勧めされ、俄然興味を抱かれます(←こんなに絶賛されたら、料理研究家としても主婦としてもかなり自信がつきそうです。かつて料理漫画・『てんまんアラカルト』「本当に美味い料理はね、トラウマになるんだ」という衝撃的なセリフが出た事があるんですがある意味それは正しく、真に美味で印象的な料理は心につき刺さったままず~っと残るんですよね…勿論、表裏一体で同レベルまずくてもきっちり残りますけど)。
 他の方々に聞かれてみても、「アレはうまい!!」「アレはおいしーわ」とすごく印象に残っていたようで、広田先生はすっかりその気になられて「つ…つくってみたい!!そのミートパイっ」「てか食べたい!!」とすぐに芝田先生へ講義の予約を入れられていました。

 ミートパイって響きはとても魅力的なんですが、自分が作ってみるのは大変そうといいますか、正直面倒くさそうな予感がビシバシしていましたので、「広田先生、毎日のご飯作りがきつい、簡単に作れるのがいいとイントロにて高確率で仰っているけど大丈夫だろうか…」と初見時は余計なお世話なことを考えたものです;。
 何しろ、日本に匹敵するほど調理や食べる事に手間隙かける美食大国・フランスがミートパイの有力な発祥元ともいわれていますし(※諸説あります)。
芝田先生のレシピって、こういう口コミが多いので信用がおけます
 案の定、芝田先生のレシピは超本格派で手間のかかるものだったらしく、生地から手作りし、具もあれこれ作り、オーブンに入れてからも何か手順があったみたいで、「いや コレ大変…」と最後の方はぐったりされていました;。
 感動するほど美味しい料理は、大抵手がかかるもの…と分かってはいますが、疲れて「もうこれでいいんじゃないかな…」と心が折れたくなる気持ちは痛いほどよく分かります(←ちなみに、最近当管理人は大量の濃厚なホワイトソースのロールキャベツを作ろうとして包んでいた時、途中「キャベツとひき肉のクリーム煮にしようかな…バスクリンの登別カルルス温泉の素を入れたお湯のように、この鍋も乳白色に染まって中が見えなくなるだろうし…」と危うく邪心が騒ぎそうになりました。すぐに正気に戻って全部包みましたがorz)。
 けれども、いざ焼き立てを食べてみるとそれはもう格別の旨さだったそうで、「(作るのは大変ですので)あれ以来作ってないです」「でも、先生のミートパイを食べたら他のミートパイを食べれない…というのは本当で、事実、他の市販品を食べても食べてもイマイチぐっとこない…」と仰っており、すごいな~と感心しました。
 当管理人も芝田先生のレシピを繰り返し作るたび、どんどん舌が肥えて他のレシピじゃ満足できなくなっている為、信憑性があるな~と思います。
既製品に満足できないほど美味なんて…一度実物のパイを食べてみたいです!
 その後、芝田先生は広田先生のリクエストを受けられたのか、とにかく簡単かつさらにおいしくなった新しいミートパイのレシピを考案されます。
 それが、この“魔法のミートパイ”です!
 作り方は本当にお手軽で、ガラムマサラ・塩・小麦粉を混ぜた豚挽き肉と玉ねぎを炒めて作った具を解凍した冷凍パイシートに乗せ、さらにそこへ半分に切ったゆで卵を乗せて冷凍パイシートでふたをし、ふちをフォークで押さえて卵黄をぬってオーブンで焼いたら出来上がりです。
 ポイントは、豚挽き肉に調味料を合わせるときはもみ込むのではなくなじませる程度にさっと混ぜるくらいに留めることで、かえって手順が楽になっているのに驚いたものです(←ひき肉系は白っぽくなるまで練るという大変な作業がつきものですので;)。

 通常、ミートパイはミートソース系の甘酸っぱい具か、ビーフシチュー風のこってりした具が入っている事が多いのですが、芝田先生のレシピは材料も味付けもこれ以上ないくらいシンプルで、かなり驚いたのを覚えています。
 何でも、ガラムマサラの風味が普通の味付けを本格的にしてくれるのだそうで、確かにこれは外ではお目にかかれなさそう…と興味津々になりました。
 広田先生が仰るには「まさにアメリカンパイって感じで肉汁たっぷり!」「しかも卵がいい感じにコクを出してボリュームもUP!!ミンチと卵が合わないわけがない!!」なお味だそうで、事実他の方にもとても好評だったそうです(←何とある男性は、「持ち帰って妻にも食べさせてあげたいと思って」とわざわざ一切れ残して持ち帰られたとの事。『サザエさん』などに登場するお父さんの折り詰め的存在にされるなんて、絶対美味しいに決まってます!)。
ゆで卵が入っているだけでも、何かスペシャルがあってワクワク
 先日『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』を読み返していた時、偶然ミートパイのお話が目に留まり、「そういえば、作ってみようと思ってそのままだった!」と気づき再現することにしました。
 作中には詳細な分量つきのレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、具の準備。
 豚挽き肉にガラムマサラと塩をふりかけてなじませるようにしてざっくり混ぜ、軽く混ざったら小麦粉をまぶしてさらに混ぜます(←決してもみこまず、あくまでもさっと程度にするのがコツです)。
魔法のミートパイ1
魔法のミートパイ2
 ざっと混ざったら中火に熱したフライパンで炒め、豚挽き肉に火が通ったら玉ねぎのみじん切りを投入して透き通ってくるまでいため合わせます。
 炒め終えたら火からおろし、そのまま冷ましておいたら具は出来上がりです。
魔法のミートパイ3
魔法のミートパイ4
 次は、パイの成型作業。
 袋の裏の説明通りに解凍した冷凍パイシートをオーブンシートに乗せ、パイシートのど真ん中へ先ほど冷ました具を細長く載せていきます。
 はみ出さずきっちり乗せたら、半分にカットしたゆで卵を並べます。
魔法のミートパイ5
魔法のミートパイ6
 そこへさらにパイシートを被せたら、端っこをフォークでギュっギュっと押しつぶすようにしてくっつけ、卵の黄身を全体にまんべんなくぬります(←刷毛でやると断然やりやすいです。当管理人はうっかり実家から持ってくるのを忘れたのでスプーン使用でしたが、非常にやりづらかったです…)。
 この生地を、200度に熱した余熱ありのオーブンで約二十分焼きます。
魔法のミートパイ7
魔法のミートパイ8
 パイがこんがりと香ばしく焼けたのを確認したらオーブンから取り出し、荒熱が取れた後お皿へ移せば“魔法のミートパイ”の完成です!
魔法のミートパイ9
 シュークリーム屋さんやデパ地下の焼き菓子コーナーでよく漂っている、焼きたてパイならではの芳醇なバターの香りが濃密に香ってくるのが至福です…(´Д`*)。
 こんもり盛り上がったゆで卵のふくらみだけでもワクワク感がすごいですが、切ってゆで卵の黄身の美しい黄色が姿を現したときは食欲の跳ね上がり方が半端なく、早くザクッとかぶりつきたい!とうずうずしました。
魔法のミートパイ10
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いっただっきま~す!
魔法のミートパイ11


 さて、味の感想は…確かにこれは他ではそうそう味わえなさそうな高級感溢れる旨さ!すごくシンプルなのに、かえって後を引きます!
 バターの心とろかす芳しい風味と、熱々サックサクな口当たりが堪らない香ばしいイ生地を噛み破ると、中からスパイシーかつ肉々した歯応えの挽き肉がたっぷりふわりと飛び出すのが最高に贅沢な感じで、まるでレストランで特別な日に食べているかのようなリッチな気分に浸れます。
 ガラムマサラだからこそ出せる複雑で深みのある香り高さが効いたあっさり塩味のせいか、ボリューム満点のはずなのに恐ろしいくらいの量を食べちゃいました(←カレー粉の清涼な香味に似てますが何かが決定的に違い、カレー粉よりもさっぱりしてスパイスの主張がやや奥ゆかしいイメージ)。
 小麦粉をまぶしたおかげでパサついた感じはなく、そこそこジューシーでしとっと柔らかなお肉に仕上がっており、豚肉特有の癖のない甘やかな肉汁が舌に広がります。
 オーソドックスな濃厚トマト味のミートパイもおいしいですが、こちらはジャンク感がなくさらに品があって大人っぽい一皿になっている印象で、夜にワインやビールと合わせて頂くのも乙そうです。
 このただでさえ美味なパイに、玉ねぎの優しいサクサク感、茹で卵の黄身のホクホク感、白身の淡白なプリプリ感が加わり絶妙なアクセントまでプラスされると、もはや完璧としか言いようがない高クオリティさでした。


 時間がたってしんなり冷めても、オーブントースターに数分かけるだけですぐに焼きたてザクザクの美味しさが復活するのがありがたいです。
 普段、あまりこういうパイ系となじみがない夫に食べてもらったところ、「うまい!!また作って!」と喜ばれましたので、男性にも受けが良さそうです。


P.S.
 kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
     (月刊フォアミセス 2014年7月号掲載分)
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2018.06.17 Sun 21:20  |  嬉しいです!

楽しく拝見させていただいたところ、更新が度々になり、久しぶりに訪れたら更新再開されていて、とても嬉しいです!あんこさんのお体に取り巻く全てを優先にですが、今後もあんこさんのブログ楽しみにしています!
私も猫飼ってまして、脱走されたときの気持ち、共感します!

  • #-
  • なぎ
  • URL

2018.06.27 Wed 18:17  |  

更新再開、ありがとうございます!
はじめてコメントさせて頂きます、みかみと申します。

こちらのブログを拝見して、ママの味♥魔法のおかわりレシピの一巻を購入致しました。
私もこの作品のレシピをいくつもリピートしておりまして、日常の大切な一食になっています。そこでお伺いしたいのですが、あんこさんが再現されているママの味♥魔法のおかわりレシピ、のレシピはどこに収録されているのでしょうか。一巻には掲載されていないレシピも多く、もしかして雑誌で連載されていたレシピで、本にはなっていないのでしょうか。

どの再現もとても美味しそうで私も是非作ってみたいと思い、ご連絡させて頂きました。

お手すきの際にでもご返信頂けました幸いです。
天気が崩れがちになって参りました、どうか御自愛下さい。

  • #-
  • みかみ
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プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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