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『どんぶり委員長』の“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”を再現!

 スーパーで納豆売り場を見ていた時、「そういえば五年前、お城納豆にくまモンが印刷された‘なっとうだモン’って商品があったな~。全然見ないけど終売したのかな?」とふと思い、帰宅して丸美屋のHPを見ました。
 すると、確かに‘なっとうだモン’はなくなっていたのですが、一昨年と去年に熊本城復興支援プロジェクトで本当の意味でのお城納豆を販売していたことを知り、びっくりしました。
 今年はまだ売られていないようですが、お店で見かけたら必ず買おうと思います。
 
 どうも、熊本城の全復旧が終わるのは2039年の予定と知り、2020年に東京オリンピックが決定した時同様「その頃、自分はどうなってるんだろう…」と遠い目になった当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて吉田君が納豆が嫌いな委員長の為に作った“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”です!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼図
 ある朝、登校中に偶然会った吉田君と委員長は一緒に教室へ向かうのですが、吉田君が朝食に食べた納豆の事について話しだした途端、委員長は「いいいいいいいっ!!」「キライキライ大っキライ!!」とすごい勢いで断言します(←この激しい「嫌い」の連呼、『ヱヴァンゲリオン』のアスカや『ふしぎの海のナディア』のナディアを思い出しました;。そういえば三人とも、すごく気が強くて頑固な所は共通していますね^^;)。
 どうやら委員長は納豆を一度も食べていないものの、初めて見た時から嫌いでたまらなかったらしく、吉田君がフォローしようとするも「まずあの香り」→「くさいっ!!」、「あのねばり」→「気持ち悪いっ!!」、「そしてあの味」→「ありえないっ!!」と食い気味に完全拒否しており、「…何か人の悪口にも聞こえてきた気が…」(←確かに!)と吉田君を落ち込ませていました。
 食べ物の好き嫌いは理屈ではありませんので仕方ないですが、自分が好きな物を聞く耳持たずで猛烈に拒絶されると、不思議と自分まで否定されているような感覚にちょっとだけなりますので、吉田君が思わず胸にグサッと来るシーンは非常に共感したものです←「同じ釜の飯を食う」とは、真反対なシチュエーションになるからでしょうか?うまい例えが思いつきません;)。
 お餅もとろろもトルコアイスもコシヒカリも、粘りが強ければ強いほど喜ばれるのに、納豆は別格扱いで嫌われてしまう…不憫でなりません(つД`)。
納豆のことを嫌がっているはずなのに、自分のことを言われている気分に;
 ここまで嫌いだったらもはやそっとしておいた方がいいと思うのですが、吉田君は委員長が単なる食わず嫌いなのが引っかかったようで、いつもと違って自分から「お前のために納豆で美味しいどんぶり作ってやるよ!!」と大コマで宣言するのですが、次の大コマで「断る!!」と委員長からすぐに力強く宣言返しされており、ずっこけました(←何故かFF8の斬鉄剣返しのシーンを思い出しました;。恐らく、インパクトの大きさと予想外な所が似ていたからと予想)。
 しかし、委員長は丼自体は食べたかったようで、「昨日の晩ごはんキーマカレーだったんだけど、改めて思ったの、ひき肉の旨みって最高だなって!!」「というワケでアタシのためにひき肉でどんぶり作ってくれる?」と唐突に依頼し、吉田君が断るのをスルーして学校へ直行していました。
 ひき肉を使ったおかずはご飯に合う物が多いので、委員長の気持ちはよく分かるのですが、普段はお餅・カレーパン・トムヤムクン・博多ラーメン・ピザ・じゃがバターなど変わった食材での丼リクエストが目立つので、初見時は「あれ、意外と普通…?」と失礼な事を考えたのを覚えています(←※委員長はウケ狙いで食材指定をしている訳ではありません)。
まさかまさかの丼拒否!!委員長の弱点が見つかりました;
 そして放課後、吉田君は委員長の希望通りひき肉を使いつつ、何と納豆をも美味しく食べられちゃう創作丼を生み出して委員長の度肝を抜かします。
 それが、今回ご紹介するこの“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”です!
 作り方は簡単で、おろしにんにく・おろししょうが・味噌・料理酒・牛豚合いびき肉を炒めて作った肉味噌に、料理酒と醤油を加えてよく炒めた納豆を混ぜ合わせてご飯に乗せ、仕上げに刻みネギとラー油をかけたら出来上がりです。

 ポイントは、納豆をしっかり炒めて粘りをなくした後に料理酒と醤油で香り付けと味付けを済ませることで、こうすると粘りも匂いも大分マシになると作中で説明されていました。
 あと、ラー油の香りが最後のダメ押しで納豆の癖をやわらげてくれるとの事で、日頃のデリカシーのなさ(例:体重を気にする委員長に「どんぶりの食べすぎで最近、太ったんじゃね?」と致命的な失言)が嘘のように細かい気配りがきいた丼だな~と感心です。
 以前、『セイシュンの食卓』の“ひきわり納豆丼”という同じくひき肉+納豆の丼を作ったことがありますが、あちらはにんにくバターしょう油で洋風かつシンプルな味付けだったのに対し、こちらは和風かつそこそこ濃い目な味付けになっている為かえって味の想像がつかず、どんな仕上がりになるんだろうと気になったものです。

 正直、何をしても納豆が苦手な当管理人の夫みたいな人間もいるので心配だったのですが、幸い委員長の場合は本当に食わず嫌いだったようで、「しょう油の風味も相まってごはんとの相性バッチリ!」「今まで納豆を食べなかったのって…人生損してたかしら…」「この肉みそと一緒に食べると納豆が見事に一体化して…まるでお肉みたい…!!」と絶賛しており、吉田君と同じくほっと胸を撫で下ろしました;。
 嫌いなものを無理して食べることはないですが、美味しい選択肢は数が多い方が人生楽しくなると思いますので、そういう意味で納豆好きになってくれてよかったな~と思った回でした。
よく炒め、醤油と日本酒で味付けすることで納豆の匂いはかなりましに!
 たまたま冷蔵庫に残っていた材料を確認した所まさにこの丼の材料で、「これは作ってみなくては!」と思い再現することにしました。
 巻末には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、肉味噌作り。
 中火に熱したフライパンへ牛豚合いびき肉、おろしにんにく、おろししょうがを入れて炒めます。
 ひき肉の色が白っぽく変わってきたら料理酒と味噌を加えて混ぜ合わせ、汁っぽさがなくなって全体に味がよく染みこんだら別器へ移しておきます。
 これで肉味噌は準備万端です!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼1
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼2
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼3
 次は、納豆の炒め作業。
 油をひいて熱したフライパンへ納豆を入れてよーく炒め、パラパラし出したら料理酒と醤油を加えて香り付けと共に味付けをします。
 そこへ先ほど取っておいた肉味噌を投入してしっかり炒め合わせます。
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼4
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼5
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼6
 この納豆肉味噌を炊き立てご飯をよそった丼の上へたっぷり乗せ、最後に刻んだ長ネギを中央に散らしてラー油を振り掛ければ“ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼”の完成です!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼7
 醤油や味噌、にんにく、ラー油などの強く香ばしい匂いが漂うため、丼からは納豆の匂いはさほど感じません(台所はまだ少し残ってますが)。
 和風っぽいと思ってましたが中華風っぽくもありますので、一体どんな味かするのか楽しみです!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼8
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いただきま~すっ!
ピリ辛肉みそ隠れ納豆丼9


 さて、味の感想は…納豆の旨さはそのままに癖だけ緩和してて美味しい!大豆製品同士なので相性がすごくよく、しっくりくるお味です!
 味噌の熟成されたふくよかな風味と深い塩気が、ジューシーで濃いエキスがたまらない牛豚挽き肉によく染み込み、ご飯が激しく進みます。
 納豆本来の味や臭いは肉味噌の濃厚な味付けによってあまり目立たなくなっていますが、あの粘り強いコクだけはしっかり生き残って存在を主張し、肉味噌をさらに奥行きのあるものにしていて感心しました。
 委員長の言う通り挽き肉に混ざると本当に肉っぽくて、にんにくの強い旨味が効いてるのもあってパンチの効いた漢飯というイメージですが、物が大豆なのでお腹にガツンとたまりつつどことなくヘルシーな味わいなのが特徴的です。
 材料はほぼ和な感じですが、最後のラー油でエキゾチックかつ刺激的な辛さがプラスされ、中華風なピリ辛にんにく味噌味に仕上がっている為、「豆腐ととろみを抜きにした和風麻婆納豆丼」っぽいかもと思いました。
 ただ、挽き肉系料理には珍しい事に甘味が全くなく、そのせいか後味がすっきりシャープな辛口で、よくある麻婆味とはまた違った感じの美味しさなのがよかったです。
 ネギのシャリシャリした小気味良い食感と清涼で瑞々しい辛味が要所でいいアクセントになっており、最後まで飽きずに食べられました。


 ラー油の代わりにに七味唐辛子を振っても合いそうですし、海苔をかけてもさらに和風になってよさげですし、自分で色々トッピングして工夫の余地がありそうなのが魅力なレシピだと思います。
 吉田君が言うには、ここに生卵を落として食べても抜群においしいみたいですので、今度試してみようと思います(←目玉焼きとか半熟卵を落としてもいけそうですね)!


P.S.
 なぎさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2018.06.21 Thu 23:26  |  久しぶりにブックマークを!

久しぶりにブックマークをクリックしたら前と変わらずまったりとしたブログがありました(^O^)/
又のんびり気楽にお願いします(⌒_⌒)

  • #-
  • なおかた
  • URL

2018.06.22 Fri 22:36  |  帰ってきてくれてました

料理漫画集めが趣味の為、何度もここを見返してましたが、帰ってきたんですね(^^)
お体無理せずにのんびり更新してくださいね(T_T)

  • #-
  • 自由人
  • URL

2018.06.23 Sat 21:05  |  買いました!

 あんこさん、こんばんは(^^)

 こちらで紹介されているこの『どんぶり委員長』が楽しそうに思ったので、全4巻買い揃えました!
 で、読んでみたのですが、本当に面白い!
 吉田くん、健気ですねぇ……(笑)

 もちろん、紹介されていたどんぶりも、どれも美味しそうで!
 それに、簡単に作れそうなものが多く、近いうちに私も再現してみたいな、と思いました(^^)

 そうそう。
 いくつか前にあんこさんが紹介されていた調味料“マキシマム”、声優の安元洋貴さんも、フォトブックで紹介していました。
 その時に「なんだか便利そうな調味料だなぁ」と思ったのですが、近所のお店には売ってなくて……
 あと、安元さんが紹介されていた調味料には、“サラダエレガンス”というものもありました。こちらも、お肉料理にもいいとのこと。
 楽天であったので、買おうかどうか迷っています(^^;

 今回の納豆丼も、面白いですね(^^)
 話の展開も、あんこさんも書かれているように、委員長の反応が面白かったです。

 それでは。

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  • 銀猫
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プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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