FC2ブログ

『華中華』の“ペペロンチーノしらすチャーハン”を再現!

 東京に滞在していた時、『孤独のグルメ』Season5の第一話でご紹介された焼肉屋・「寿苑」さんで夕食をとった事があるんですが、五郎さんの言う通りおいしすぎて一同感動しました。
 タン塩は分厚いのに柔らかくてごま塩ダレとぴったり、上カルビは濃厚でジューシー、キムチも辛さと酸味が丁度良く、どれも絶品だったんですが、中でも頭一つ抜けていたのがガーリックハラミ!
 柔らかいのにしっかりした弾力があり、噛めば噛むほどコクのある肉汁がジュワジュワといつまでも溢れ出てくるのがこの上なく美味で、「これは近い将来、絶対夫と一緒に食べに行きたい…!」と心の中で強く思いました。
 クーラーがないので全身汗だくになり、服を着たままシャワーを浴びたくなる程でしたが、時折通り抜けるほのかな風が肌に心地よく、お店の方々が親切で感じのいい接客をされていたこともあり、当管理人の中で一、二を争う程の名店として記憶に残っています。

 どうも、妹がお昼を自由に食べにいける部署にいた頃「孤独のグルメごっこ」をしていたと知り、間違いなく自分の姉妹だな…と実感した当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『華中華』にて華ちゃんの元先輩・チビ太さんが新たに考案した“ペペロンチーノしらすチャーハン”です!
ペペロンチーノしらすチャーハン図
 前回、ハナちゃんが提案した三浦海岸チャーハンバトル大会は大盛況を博し、中でも明さんの海の家「楽々亭」は現状第一位になるという大成功を収めます。
 しかし、意外にも満点大飯店のビーチハウスはピタッと客足が止まり、お昼のかき入れ時だというのに閑古鳥が鳴く有様となってしまいます。
 その原因は、値段の高さ!
 「楽々亭」を始めとする他の海の家は平均六百円くらいでそこそこ手に取りやすいお値段なのに対し、満点大飯店のチャーハンは一皿千円と気軽に食べにくい価格設定で、高いお金を出さなくても色んなしらすチャーハンを食べられるようになった今、急に売り上げが落ちたのでは…とハナちゃん達は分析していました。
 確かに、たった数百円の違いでも桁が一つ違ってきたら途端に高く思えて買いにくくなりますので、これは大きいハンデだな…と読んでいて思いました。
 近年、大型連休でも家でのんびりコースや日帰りコースで済ませるご家庭が大半を占め(興味深い統計がありました)、海辺で遊ぶ時もあらかじめスーパーなどで購入した飲食物で済ませる傾向にあるくらい各家庭の財布の紐は固くなっていますので、むしろチャーハンバトルが盛り上がっただけでも御の字だろうな…としみじみ思いました;(←持ち込みに厳しい印象のディ○ニーも、最近はペットボトル飲料の持ち込みをなし崩し的に黙認しているみたいですし、時代ですね…)。
 尚且つ、島野料理長が考えた熱い黒酢餡のかかった天津飯風のしらすチャーハンだと、真夏日で弱った胃にはヘビー過ぎるという弱点もあったそうで、改めて単に美味しいだけでは売れないんだな…と痛感しました(←そう考えるとBBQって凄いですね。熱くてボリュームもあって手間もかかるのに、安定の人気…やっぱり野外だと、みんなでワイワイ盛り上がれるタイプの料理が強いです)。
意外にも苦戦する満点大飯店の弱点を冷静に分析します
 そして折悪しく、思いがけず大イベントになった事を知ったマダム奈可子さんから「程ほどに勝つよう手伝ってきて」と派遣されて来た島野料理長にこの事態を知られ、チビ太さんは大目玉を食らいます。
 この時、チビ太さんは恐る恐る値下げを提案するのですが、「満点大飯店は値下げするような安いお店じゃないのは、よーく分かっているはずでしょ、チビ太」という島野料理長の言葉通り、今更ブランドイメージを下げるのは最もしてはいけない悪手だというのが満点大飯店の総意であった為、あえなく却下されます←約十年以上前に行われたハンバーガーや牛丼の値下げ戦争は、一度下がったブランドイメージやロイヤリティは簡単には戻らない、本来の適正価格で来てくれていた得意客が来店しなくなるなど色んな弊害がありましたので、気持ちは分かるような気がします)。
 そこで、偶然ビーチハウスへアドバイスをしに来ていたハナちゃんが提案したのが、満点大飯店が材料的にも技術的にも六百円で出しても不自然ではない新作チャーハンを代わりにお店に出すことで、その役をチビ太さんに任せてみては…とお願いします。
 当然、島野料理長は「何を言うの、この子はまだ半人前よ」と慌てて反対するのですが(←不甲斐ないけどかわいい息子にそんな負担はかけさせられない!と心配するお母さんチックな言い方で苦笑;)、少し前にチビ太さんが“ペペロンチーノ・チャーハン”という他にないオリジナリティのあるチャーハンを生み出したことを知るや否や、チビ太さんにそれとしらすを合体させた新チャーハンをすぐに試作するよう命じます。
以前、創作ペペロンチーノチャーハンを作った事を島野さんに伝えます。
 その際、チビ太さんが自分なりに考えて発明したチャーハンが、この“ペペロンチーノしらすチャーハン”です!
 作り方はお手軽で、オリーブ油・にんにく・赤唐辛子・塩・しらすを炒め合わせた所へご飯を入れてざっと混ぜ、仕上げに刻んだバジルの葉を加えて炒めたらもう出来上がりです。
 ポイントは、オリーブ油とバジルとしらすは多めに使ってそれぞれの風味が強く出るようにすること、最初ににんにくを炒める時だけ弱火でじっくりにして香りを出しつつ焦げないようにすることの二点で、材料と手順が少ない分こういう細かい所で味が左右されるんだろうな~と思いました。
 シンプルに塩だけで味付けしている分、どのしらすチャーハンよりもしらすの香りと味がより引き立ってそうですし、見た目もバジルの緑色がきれいでさっぱりしてそうなのがお客さんの気をひきつけそうな感じだな~と初めて見た時は感心したものです。
 その後、一口食べた島野料理長は「(チビ太さんに話しかけられて)うるさいわね。今、余韻にひたってるとこなの、邪魔しないで…」「悔しいけどこのチャーハンは本当に美味しいわ!」とチビ太さんの力を認めて“ペペロンチーノしらすチャーハン”を大々的に売り出し、見事三浦海岸チャーハンバトルで逆転優勝することに成功していました(^^)。
ペペロンチーノチャーハンにバジルを加え、さらに夏向けに!
 東京から帰る時、あるスーパーで新鮮なバジルの大容量サイズが安く売られているのを発見し(ザル一杯で299円!)、すぐさま購入して再現することを決めました。
 単行本には分量つきの詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います! 


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、具の炒め作業。
 弱火に熱したフライパン(又は中華鍋)へ多めのオリーブ油と細かく刻んだにんにくを入れ、焦がさないようじっくり時間をかけながら熱を通します。
 やがて、にんにくのいい香りがたってほんの少しだけ色づいてきたら輪切りにした赤唐辛子と塩を加えてさらに火を通し、途中しらすを加えたら中火に切り換えてざっと炒め合わせます。
ペペロンチーノしらすチャーハン1
ペペロンチーノしらすチャーハン2
ペペロンチーノしらすチャーハン3
 しらすに油がなじんできたらご飯を投入してパラッとしてくるまでしっかり混ぜ合わせ、ご飯全体が油でコーティングされたのを確認したら塩気を微調整し、刻んだ新鮮な生バジルをたっぷり入れて手早く炒めます。
ペペロンチーノしらすチャーハン4
ペペロンチーノしらすチャーハン5
 バジルとチャーハンが混ざったらすぐに火からおろし、仕上げに丸く盛り付けて生バジルをトッピングすれば“ペペロンチーノしらすチャーハン”の完成です!
ペペロンチーノしらすチャーハン6
 生バジルの鮮やかな緑色とすっきりした香りがとても清々しい印象のチャーハンで、夏場に海の家で出されたら確かに見栄えがよくてインスタ映えしそうです。
 パスタなら間違いなくありな組み合わせですが、ご飯でも果たしておいしいのか…食べて確認してみようと思います!
ペペロンチーノしらすチャーハン7
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いただきまーすっ!!
ペペロンチーノしらすチャーハン8


 さて、味の感想は…シンプル・イズ・ベストな味わいで旨し!しらすとにんにくの相性がこんなにいいとは衝撃です!
 にんにくのワイルドかつパンチの効いた旨味と、しらすの磯の香りをまとった潮味が溶け込んだオリーブ油がご飯一粒一粒をコーティングしているのが何とも美味で、単純なのに噛めば噛むほど味わい深くなっていくのがたまりません。
 味付けはまんまご飯版ペペロンチーノという感じで、単純なようで奥行きのあるほんのりピリ辛なにんにく塩味が特徴的ですが、例えるとするなら「イタリアン仕立てのフレッシュバジルとしらすのガーリックライス」という印象で、より日本人好みに仕上がっているのがナイスです。
 卵やネギなどが定番の具が入っておらず他の具も少ない為、くどくて単調になるのではと心配でしたが、バジルのスーッと鼻を抜ける爽快な風味がチャーハン全体に行き渡っているせいかしつこさがなく、バジルの食感もザクザクシャリシャリと意外に存在感があったので、物足りなさはありませんでした(←逆に具が多いと味のバランスが崩れ、旨味が濃いご飯に集中出来なさそうなのでこれがギリギリのラインだったと思います)。
 最初の一口はにんにくが強いですが、食べ進めていく内にしらすからにじみ出る潮気を帯びた海の幸ならではのコクがどんどん色濃くなっていくイメージで、これはれっきとしたシーフードチャーハンだと感じました。


 味が濃い目なせいか、不思議と冷めてもそのままおいしく頂けました(←がっつりにんにく味ですので、残念ながらお弁当には不向きですが;)。
 女性受けしそうな見た目ですが、夫に試食してもらったところ意外と受けがよかったので、男性にもおすすめしたいチャーハンです。


P.S.
 kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2018.08.02 Thu 18:07  |  うおォン

あんこさん、こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
焼肉「寿苑」に行かれたのですね!うらやましい…(*´∀`*)「孤独のグルメ」はリアルタイムで視聴したのがこのseason5の第1話からだったので、特に印象に残っています。「深夜に焼肉とは何てうらやまケシカラン!」と喉を鳴らしたものです。
白いご飯と共にバクバク食べる五郎ちゃんこと松重豊さんの食べっぷりは実に爽快でしたね!冷房も無く煙にまみれながら溶鉱炉に燃料をくべるが如く肉を貪る様は、観てるこっちまで熱くなりました。ごま油+白ごまのゴマゴマタレで食べるタンは特に美味しそうでしたね。そして、ガーリックハラミ!生の刻みニンニクを乗せて食べるハラミはビールやご飯を呼びそう!久住先生が「深夜にこんなもの見せられたらたまらない」と言っていたのが良くわかります。次は是非ご主人も一緒に召し上がられると良いですね。
長々と失礼しました。これからも再現料理記事、楽しみにしています。では、また〜。

  • #jkZ6tFIc
  • kawajun
  • URL
  • Edit

2018.08.10 Fri 06:30  |  忘れてましたー

あんこさん、おはようございます。いつも楽しく拝見しています。
↑のコメントで、最初に書こう書こうと思っていたことを、書き進むうちにすっかり忘れていました。(;´д`)
1つ目は、あんこさんも「稲田堤の幸福な獣」になったんですね! ということです。無心にご飯とお肉をほうばる、五郎さんのような体験をされたのかと。
もう1つは、孤独のグルメごっこをされる妹さんも脳内で「こういうのでいいんだよ」「いいじゃないか、いいじゃないか」「!そういうのもあるのか!」等、五郎さんのお決まりのセリフをつぶやいているのかな、ということです。アタリもハズレもひっくるめて出てきた食事を楽しむ。五郎さんのひとり飯ライフは見習いたくもありますね。
取り留めのない話を失礼しました。では、また〜。

  • #-
  • kawajun
  • URL
(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://luckyclover7.blog27.fc2.com/tb.php/1186-c5e088b9
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

Copyright © あんこ