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『紺田照の合法レシピ』の“高野豆腐のゴボウサラダホットサンド”を再現!

 最近、近所でお祭りがあったので少し立ち寄ってみたのですが、定番屋台の中に何とケバブを売る屋台があり、びっくりしました(←後々調べてみたところ、今ではすっかりポピュラーな屋台みたいですね)。
 よくよく見てみると他にもクロワッサンたい焼き、ステーキ、サーターアンダギーなど、子どもの頃には考えられなかったものばかり乱立しており、近頃は国際色豊かなんだな~と感心しました。
 久々のお祭りでうきうきしていた為(←ここ数年バタバタしていたので通り過ぎてました…)、買ってみようか迷ったのですが、値段を見ると千円あれば豪遊できていた時代の人間としては財布も心臓もヒュンと縮み上がるものばかりで、結局そそくさと帰宅しました;。

 どうも、金魚すくいよりもヨーヨーすくい派だった当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて紺田君が職場での日常風景をヒントに作り出した夕食・“高野豆腐のゴボウサラダホットサンド”です!
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド図
 それは、紺田君が霜降肉組の若頭・狼須さんや先輩方と、ある借金滞納顧客を事務所で説得という名のスリリングな脅迫をしていた時のこと。
 殺伐とした事務所には場違いな、可憐なお嬢さんが迷い込みます。
 お嬢さんの名前は麦野美空さんで、何とあの狼須さんの一人娘!
 美空さんが言うには、一年前まで仲がよかった狼須さんとお母さんが何故いきなり離婚したのかずっと納得していなかったらしく、どうしてもよりを戻して欲しくて知り合いづてで情報を集め、ようやく事務所にたどり着いたとの事でした←まだ13歳なのにしっかりしているな~と思う反面、そういえば『ズッコケ三人組』シリーズでも小学六年のハチベエ達がお父さん探しで飛び回った事があったな~と懐かしく思い出しました。この年頃の子どもって、大人が思ってるよりずっと色々考えてる気がします)。
 実を言いますと、狼須さんは長年自分の職業を探偵だと美空さんに偽っていたらしく、ドスが突き刺さったテーブルや、裸で正座したままの顧客を見て怪しまれるのですが(←犯罪を追う側ではなく、犯罪を作り出してる側の匂いがプンプンしますね~;)、紺田君が機転を利かせて「彼も助手の1人です。ある事件の検証のため脱いでいたんです」と話してくれたおかげでうまくごまかせ、狼須さんをほっとさせてました。
 毎度ながら、プロの役者と見紛う程のアドリブ能力の高さに脱帽します。
 かつて、『名探偵コナン』で阿笠博士が「冷静、沈着、かつ慎重に…これが君の好きなホームズじゃろ?」という名言を残した事がありますが、紺田君ならその条件ぴったりですので、余裕でホームズ級の探偵になれるんじゃないかな~と思いました←ただ、尾行も聞き込みも威圧感のある外見が邪魔してうまくいかなさそうなので、ワトソン級の助手が必須ですが…)。
独身貴族に見えた狼須さんでしたが、何とバツ一子持ちでした!
 本当は今も狼須さんは元奥さんと美空さんが大切で、よりを戻せるなら戻したい気持ちでいるのですが、数年前に若頭になって敵が増えてからは毎日が物騒な事ばかりで、「これ以上一緒にいたら家族に危険が及ぶ」と断腸の想いで離婚したとの事(←いつも女性を周囲に集めていたのは、元から女好きで羽を伸ばしたい気持ちもあったでしょうが、家族と共に生きれない寂しさもあっての事なんだろうなと切ない気持ちになったものです)。
 その為、今更真実を言う訳にはいかなかった狼須さんは「家庭を持って改めて気付いたんだ。俺には独り身が性に合ってるってな」「お前らの顔を見るだけでウンザリだぜ」と強がりの大嘘を言い、美空ちゃんをそのまま帰らせていました。
 親サイドの年齢ですので、子どもを思うがゆえの優しい嘘だというのは痛いほど分かりますが、必死に探し求めてやっと会えた親からもらった言葉がこれだと、心が折れるどころじゃないんじゃ…と読んでてハラハラしたのを覚えています。

 その様子を見ていて放っておけなかった紺田君は、見送りという名目で美空さんの後ろをついていき、「狼須さん…お父さんはその…」と珍しく口ごもりながら本当の事を話すかどうか迷っていました。
 普段は器用なのに、誰かを想って行動する時は温かくも不器用な思いやりを示すところが紺田君の可愛気で、長所なんだよな~としみじみ感じます。
 しかし、紺田君の心配は杞憂で、聡明な美空さんは狼須さんの大嘘を「嘘つくと鼻の穴が開く」という独特の癖で全て見抜いており(←こういう細かい癖を把握してるのって、家族だなぁって感じします…)、「バカだなぁパパ…」「でも良かった…私やママのこと嫌いになったわけじゃなくって」と涙ぐみながら喜んでおり、一安心しました。
 それにしても、薄々ヤ○ザの事務所だと分かっていながら堂々と入ってきたり、どう見ても拷問寸前の裸姿の顧客を見ても落ち着いていたりと、こう見えて美空さんは腹が据わっている所が父・狼須さんとそっくりなんだな~と苦笑しました。
嘘をついてでも娘さんを守ろうとしていましたが、あっさり見破られてました;
 その後、帰宅した紺田くんは家に残っていた賞味期限間近の高野豆腐とカニカマを使い、先輩から身包みはがされて追い込まれる顧客の姿をヒントにある創作料理を作ります(←相変わらず発想がえぐい個性的ですねorz)。
 それが、この“高野豆腐のゴボウサラダホットサンド”です!
 作り方は簡単で、水に浸して水分を絞った後横半分に切った高野豆腐にバターを塗り、ゴボウ・カニカマ・マヨネーズ・塩・こしょう・すりゴマを和えて作ったゴボウサラダを挟み、ホットサンドメーカーで両面がこんがりするまで焼いたら出来上がりです。
 ポイントは、ゴボウは丸めたアルミホイルで身包みをそっと剥がした後ささがきにしてしっかりあく抜きすること、高野豆腐の水分抜きは表面がぼろぼろにならないようゆっくりと圧力をかけて行うことの二点で、こうするとゴボウサラダがくどくならず高野豆腐もうまく焼けるのだとか。
 初見時は「高野豆腐がパン代わりになるのかな…?」と半信半疑でしたが、ネットで調べてみるとこれが意外とそっくりに仕上がるらしく、紺田君も「ほう、上出来だ」「外はカリッと中はモッチリ!」と満足そうでした。
 炭水化物抜き&糖質制限まで出来るところが健康的にもダイエット的にも嬉しいですし、これは画期的な発明なんじゃないかと想います。
紺田君が言うと、監獄か何かにぶちこんでいるようで物騒ですね
 前々から高野豆腐が本当にパン同然になるのかすごく気になっており、遂に好奇心を抑えられなくなり再現を決意しました(←ちょうどダイエット中でしたし)。
 作中には詳細な作り方がきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと想います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、中に挟む具の準備。
 ボウルへ細かく裂いたカニカマ、ささがきにしてアク抜きした後さっと下茹でして水気をきったゴボウ、すりゴマ、マヨネーズ、塩、こしょうを入れ、よく混ぜ合わせておきます。
※ゴボウはささがきにする前、丸めたアルミホイルでこすって泥汚れや皮を取り除いた方がいいです。
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド1
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド2
 次は、焼き作業。
 水に浸した後しっかり水分を搾り取っておいた高野豆腐を半分の厚さに切り分け、それぞれ片面にだけバターを塗り、バターを塗った方が外側になるようホットサンドメーカーへセットします。
 その上へ先ほどの具を乗せ、さらに高野豆腐を乗せて挟み(←こちらもバターを塗った面が外側に来るようにしてください)、ホットサンドメーカーのフタをセットして閉じ込め、両面が焼けるまでじっくりと火を通します。
※高野豆腐はいきなり力をこめて絞ると破けたり潰れてしまいがちですので、ゆっくりと優しく、それでいて着実に両手でそっとプレスして少しずつ水分をとることをお勧めします。
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド3
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド4
 高野豆腐の外側がこんがりと狐色に焼けたら取り出し、半分に切ってレタスを飾ったお皿へ盛り付ければ“高野豆腐のゴボウサラダホットサンド”の完成です!
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド5
 紺田君のホットサンドメーカーと違い、うちのホットサンドメーカーは焼くと同時に切れ目が自動的に入るタイプだった為、原作とはかなり違った見た目になってしまいました|||orz|||。
 しかし、ぱっと見は本物のパンに似ている色合いと質感で、触ってみてもそこまで違和感を感じないという完成度の高さで、これは味の方にも期待が持てます!
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド6
 それでは、焼きたての内にいざ実食!
 いただきますっ!
高野豆腐のゴボウサラダホットサンド7


 さて、味の感想は…本当にパンを食べたような満足感があるのに、全く新しい味わいにもなってて美味!むしろ、本物を使ったホットサンドより癖になるかもです!
 表面のカリッとした噛み応えと、最初のふっくらフカフカした柔らかい食感は耳をとってトーストした食パンにそっくりですが、噛むごとに徐々に増していく大豆由来の優しい自然な甘味と、本物のパンよりもしっとりふんわりした口当たりが主張してくる為、「ん?え、コレ豆腐?」となります。
 ただその違和感はむしろ心地よく、一定以上火を通すとどうしても硬くパサパサになるパンとは違い、高野豆腐は全く乾燥せずふんわりしたまま、それでいてパンみたいにさっくりした噛み心地なのが絶品でたまりません。
 味の方はバタートースト風焼き豆腐という感じですが、豆腐料理だと必ずある汁気がないので不思議な感覚になりました(←一番近い物を挙げるなら徹底的に水切りして焼いた豆腐ステーキですが、あれよりも豆腐のキメがさらに細かくてみっちりと密度が濃く、しなやかな食感というのが特徴的です)。
 この淡白でありながらバターの旨味が染みてコクもあるという面白い生地に、まろやかに香ばしくこってりしたすりごまマヨネーズ味の温野菜サラダがぴったりで、和のようで洋な一品に仕上がっていました。
 アクを抜いて上品な風味になったゴボウのザクザクした歯触りと、カニカマの甘塩っぱさがいいアクセントになっており、濃い味の割には後口があっさりしているのがよかったです。
 あと、面白いことに時間が経つと固焼きした卵の白身っぽい味(?)にもなってました。


 炭水化物抜きだと、お腹がいっぱいでもどこか物足りない気がして落ち着かなくなる事がほとんどでしたが、こちらはパンっぽさがちゃんと演出できているせいか全然気になりませんでした。
 具は豆腐に合うものだったら何でも合いそうでしたので、また試してみようと思います。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2018.07.30 Mon 18:16  |  

本当になんでこう可笑しな発想出来るんだろうかw
さておき、ホットサンドメーカーが有れば即作って見たいですコレ!!

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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