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『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』の“クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン”を再現!

 当管理人が小さい頃、インスタントの中で一番身近だった焼きそばは日清焼そばの袋麺でした(←当時は、麺と海老が躍動感たっぷりに箸で引き寄せられている所が真ん中で四角く囲われているデザイン)。
 カップ焼きそばのUFOマルちゃん焼そば3人前も好きでしたが、甘辛いソースで子どもでも楽々食べられるそれらよりも、少しピリッとくるスパイシーでドライな後味の日清焼そばの袋麺の方が「少しだけ大人」って感じがして、母が夜食で食べているのを分けてもらっている時嬉しかったのを覚えています。
 また、お湯を沸かして入れるだけの袋麺と違い、麺をフライパンの中でじゅくじゅく煮て水分が飛ばしたり、香ばしくなったところに粉状のソースを入れて一瞬にして茶色に染めたりするなど、製作工程に変化があるのが見ていて面白く、大人になった今でも想像するだけでワクワクします(←大人になってからはめっきりインスタント麺を食べなくなった為、多少美化されているかもしれません;)。

 どうも、焼きそばに青海苔や紅生姜をトッピングする良さが分かったのは大人になってからだった当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』にて広田先生が絶賛されていた“クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン”です!
クセになる桜えび焼きそば図桜えびチャーハン図
 実は広田先生のご出身地は静岡で、日本で桜えびが唯一とれる事で有名な県。
 漁獲地である由比地区では、毎年GWになると由比桜えびまつりが開催され、何と生の桜えびや揚げたての桜えびのかき揚げ、桜えび入りラーメン、桜えびクリームコロッケ、桜えびピッツァをお安く食べられるそうで、初見時は「目黒のさんま祭と同じくらい参加したい…!」とお腹がすいたのを覚えています。
 その為、昔から慣れ親しんだ食材でいらっしゃったみたいですが、調理法は長らく王道にして究極の「かきあげ一択」だったそうで、あまり食べることはなかったと仰っていました←作中の絵から察するに、『美味しんぼ』の「桜えび大作戦」に登場したような、つなぎはほんのちょっとのほぼほぼ桜えびの贅沢なかきあげみたいで、羨ましかったです)。

 確かに、当管理人自身明太子で有名な福岡の人間ですが、だからといって「地元の人だからこそ知る真に美味な料理法!」「いつもの明太子がガラッと変わる新しい食べ方」という物は全く知らず、周囲もあまり冒険しない方が多い気がします←「明太子の一番美味しい食べ方は?」と聞かれたら「明太子ご飯!」ともはや料理ですらない返事をする福岡人は、当管理人以外にも結構いらっしゃるのではないかと…え、違いますか;?)。
 何しろ、明太子をとんこつラーメンのトッピングにする事に対しても「あ、こっちではそういう食べ方しませんよ」と表面上はにこやかでも、内心は「亜流としてならともかく、それが地元で当たり前って表現はちょっと…(#^ω^)ピキピキ」となる方が根強い傾向にありますので(注:当管理人の周囲でのみの調査)、地元の人間はむしろ名物に対して保守的になりがちなのかも…と思ったものです←ちなみに、山口出身の母に名物であるシロサバフグの一番おいしい調理法を聞いた所、「から揚げ、次にちり鍋」と至極当たり前な料理名が返ってきました)。
 お店に出てくるような斬新で手間をかけた料理も魅力的ですし、他の方に作って頂く分には大歓迎なものの、家で自分が普段使い用に作るとなると、結局シンプル・イズ・ベストなレシピが一番コスパがよくて充分おいしいのが原因かもしれません;。
地元静岡の名産・桜えびは、いつもかき揚げにされていたとのこと。
 しかし、簡単なのにプロ並に美味しくなるオリジナルレシピが多い芝田先生の手にかかると、王道料理に勝るとも劣らないリピートレシピが生まれるのですごいと思います(←特に、『ママの味♥芝田里枝の魔法のおかわりレシピ』に収録されている“魔法のフワフワハンバーグ&カルボナーラポテトグラタン”と“魔法のポークチャップ”は、当管理人の中で確立されていた定番レシピを揺るがす程すごかったので、宜しければ是非ご一読されてみて下さい!)。
 今回ご紹介するのは、そんな芝田先生が広田先生に教えられていた“クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン”!
 作り方は両方ともお手軽で、“クセになる桜えび焼きそば”はゴマ油を入れて熱したフライパンで焼きそば麺・キャベツ・生桜えび・出汁の素・醤油を炒めたら出来上がり、“桜えびチャーハン”はゴマ油を入れて熱したフライパンでご飯・生桜えび・塩昆布・出汁の素・醤油・小ネギを炒めたら出来上がりです。
 材料も少なく所要時間も僅か五分という短さ、肝心のレシピも文字にすると恐ろしい程簡単で、下手をすれば○美屋の中華の素シリーズを使った料理よりも手間いらずなんじゃ…と感じました。

 しかしこの“クセになる桜えび焼きそば”、広田先生が「何これスゲーうまい!!」とたまらずおかわりされ、編集部の試食タイムでも「何これ、ホテルの中華みたい!!」とちょっとした騒ぎになり、後々他の奥様方に振舞うとレシピを聞かれる程、一味違う美味しさだったと語られていました。
 正直、芝田先生のレシピを一度も作っていない時に聞いていたら半信半疑だったと思いますが、過去に色々再現して「何故この材料で、こんな本格的な味に?!『アウターゾーン』に出てきた魔女狩りの村に迷い込んでたら、即刻捕まるほどの魔法ですよ!」と毎回唸ってきましたので、さもありなんと納得したものです。
出すたびに必ずレシピを聞かれる、なのに非常にシンプルなレシピの桜えび焼きそば!
 “桜えびチャーハン”も芝田先生が「桜えびの素晴らしさを表すもう1品」として作中で教えられていたレシピで、こちらも広田先生は「これも激うま!!」「桜えび焼きそばとの違いは塩こんぶだけど、これが白飯に深みある味わいを与えて」と感動されていました。
 意外にも、こちらは冷めた後もまた違った感じで美味だそうで、「時間がたったほうが味が染みておいしい気がする」「お弁当に向いてるんじゃ…」と考察されていました←握ってしばらく後の、周りのご飯をこっくり茶色に染め上げた濃密な塩昆布おにぎりが好きな当管理人としては、すごくそそる表現でした)。
 『美味しんぼ』で山岡さんがチャーハンの美味しさについて「米の飯のうまさを味わうのが一番の目的」と言っていましたが、こちらのチャーハンも桜えびを堪能しつつご飯の旨さを効果的に楽しめそうなシンプルさですので、そういう意味でもいいな~と思います。
 ネットでも調べてみたんですが、やはりどちらもここまで簡単で材料が少ないレシピは存在しておらず(←野菜や卵も加えて具沢山にしているレシピがほとんどでした)、安定のオリジナル率でした。
 おそらく、美味しさの秘訣は干した物や茹でた物ではなく生桜えびをそのまま使い、熱が通ることで滲みでるエキスを最大限に活用していることにあるのかな?と予想しています。
桜えびチャーハンは熱々でも美味ですが、冷めても美味だそうです
 先日、冷凍した生の桜えびを購入したので作ってみることにしました。
 単行本には詳細な手順と分量がきっちり明記されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、“クセになる桜えび焼きそば”作り。
 ゴマ油を入れて熱したフライパンへ焼きそば麺をほぐしながら入れ、全体に油をなじませたら食べやすいサイズに切ったキャベツを入れて火を通し、生桜えびを投入してざっと炒めます(←焼きそば麺は、電子レンジで一分程温めてから使うとほぐれやすいです)。
 そこへ出汁の素と醤油を加えて味付けし、まんべんなく混ぜ合わせます。
※非常にシンプルな材料ですので、出汁の素は普段使いの物よりちょっといい物を使用される事をお勧めします。さらに味がグレードアップして、文句なしに料理店の味になります。
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン1
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン2
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン3
 次は、“桜えびチャーハン”作り。
 フライパンにごま油をひいて熱し、ご飯を入れて油がなじんでパラッとしてくるまで炒め、生桜えびと塩昆布を投入してしっかり炒め合わせます。
 ご飯に具が行き渡ったら、出汁の素と醤油を加えて全体に味がつくまでさっくり混ぜ、最後に細かく刻んだ小ネギをパラパラッと入れてさらにいためます。
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン4
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン5
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン6
 それぞれ炒め終えたらすぐに火からおろし、お皿へ盛り付けてテーブルへ運べば“クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン”の完成です!
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン7
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン10
 今回、初めて生桜えびを炒めてみてわかったんですが、独特の何ともいえない甘やかな香りがするんですね…これだけでもすごく食欲をそそります。
 近くで見ると、海の宝石と呼ばれる美しさが納得できる鮮やかな桜色で、味の方はどういう感じなのか気になって仕方がありません!
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン8
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン11
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン9
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン12


 さて、味の感想は…生から火を通した桜えびだけが持つ新鮮な甘さや食感が美味!桜えびの甘さが麺とご飯をワンランク上の味わいに仕立ててます!
 焼きそばは、醤油のまろやかな塩気もかすかに活きているものの、基本はシンプルなあっさり海鮮塩焼きそばな味付け。
 優しい旨味の合わせ出汁と、桜えびの香ばしい甘味エキスが効いていて奥行きのある和風塩味に仕上がっています。
 噛むごとに、釜揚げっぽくなった瑞々しい桜えびの汁気がじわじわ弾け、シャキシャキキャベツやシコシコ麺に絡むのが何とも贅沢な後味で、広田先生が「高級中華の味」と例えられたのも頷けました。
 大きい海老が入った焼きそばもおいしいですが、桜えびは小さいので麺と一緒に大量に食べやすく、その分味が濃くなって調和しやすいのがよかったです。
 チャーハンは、焼きそばと材料が同じなのが信じられない程ガラッと違う印象の一品で衝撃!
 合わせ出汁がベースですがそれよりも存在感が強いのが塩昆布で、濃密でガツンと来る昆布出汁の旨味がご飯に溶けて馴染んでいるのでキリリとした出汁醤油味になっています。
 塩気がやや強めな分桜えびの甘味がさらに際立っており、焼きそばが「静」の旨さならこちらは「動」の旨さで力強い印象を受けました。
 桜えびは殻も身も何もかもを丸ごと堪能できるからこそ生まれる複雑な旨さが特徴ですが、この純和風チャーハンはふっくらご飯と共にしっかり噛み締める事でそれらを実感させられる感じです。
 両方とも桜えびの繊細で品のいい甘さを引き出していますが、焼きそばは儚げな口当たりに、チャーハンはプリプリサクサクした小気味良い食感に仕上がっており、正反対な出来映えだったのが興味深かったです。


 正直、最終的に火を通すなら生桜えびじゃなくてもいいのでは…とも思ったのですが、後日干し海老で同レシピを再現した所、そこそこおいしかったもののやはり決定的に完成度が違っており、「やっぱり生を使ったほうがいい」と実感しました。
 当管理人も夫も両方大好きなのですが、紙一重の差で言うなら“桜えびチャーハン”で、冷めた後でも塩昆布がなじんでさらにおいしくなるという一度で二度おいしい所が決定打となりました。
 また、芝田先生はおまけで“クセになる桜えび焼きそば”にラー油をかけてみてもおいしいと仰っていたので試してみたのですが、癒し系の味が打って変わって「薫り高い四川風ピリ辛海老焼きそば」みたいになりましたので、こちらもおすすめです!
クセになる桜えび焼きそば&桜えびチャーハン13


◯追記
 HALさん、ゑのさん、無記名さん、kawajunさん、コメントを下さりありがとうございます。

 そして、この度北海道地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 北海道は当管理人の妹と母もお世話になった地で、今年から来年にかけて観光に参ろうとしていた矢先での出来事であり、大変心を痛めております。
 被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。


●出典)『ママの味♥芝田里枝の魔法のおかわりレシピ』 作者:広田奈都美 監修:芝田里枝/秋田書店
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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