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『紺田照の合法レシピ』の“鶏手羽元と蕪のオーブン焼き”を再現!

 先日、家族揃ってある居酒屋へ行ったのですが、メニュー表を見るとほとんどの料理名に「!!」が多用されており、読むだけで疲れました;。
 限りなく近い例を挙げるなら、「情熱!!チャーハン」とか、「ジューシィー!!肉団子」とか、「激おすすめ!!店長の刺身盛」という感じで、味に自信があるからこそかな?と思いました(←実際、おいしかったです)。
 ただ、「熱々!!アヒージョ」は思わず油風呂を連想してしまい、危うく吹きかけて不審者になる所でしたorz。

 どうも、料理を選んでいる時ずっと『魁!!男塾』が頭に思い浮かんでいた当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて紺田君が霜降肉組の組長・美月さんとその息子・羽牟助君の為に作った“鶏手羽元と蕪のオーブン焼き”です!
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き図
 ある日、紺田君は霜降肉組の美しき五代目組長・美月さんに命じられ、あるスーパーで月に一度行われる大規模タイムセールに参加します。
 紺田君は腕っ節の強さと強面が評判の、どちらかといえばカチコミ要員と見なされている組員な為、一緒についてきた羽牟助君から不思議がられていましたが、美月さん曰く「ウチの人選能力を舐めたらアカンで」「あの“袋詰め”の手際の良さは相当なもんや」だそうで、前からお買い物要員として目をつけていたみたいでした。
 大きいお屋敷や手入れの行き届いたお庭から察するに結構なお金持ちですので、スーパーの特売を日頃からチェックしているとは意外でしたが、考えてみればお金持ちほど普段は質素な生活をしていると言いますし、無駄使いをせずいざという時に備えてきっちり貯金している姿勢は部下からすると頼もしい限りだろうな~と思います←かつてマイケル=ジャクソンが「This and this and this…」と欲しい物を片っ端から大人買いして伝説になった通称マイケル買いや、『セレベスト織田信長』みたいにセレブ中のセレブ達が既存の「贅沢」という概念が崩壊するレベルで繰り広げるラグジュアリーなおもてなしバトルみたいに、庶民感覚で読んでいたら気が狂いそうになるお金持ち伝説の方が、見ている分には夢があって好きですが…)。

 ただ気になるのは、回想シーンに出てきた袋詰め画像で、ちょうど人間くらいの大きさの物をシートに包んだ紺田君が「3体何とか入りました」と恐ろしい発言をしていた事ですが…。
 これまで紺田君は、ロシア出張の際にマフィアからシステマを習得したり、上司を銃弾から護衛している内に武器を持たせた阿修羅をスタンド化したオーラを自在に出したり、先輩にゲーセンのレーシングゲームを鍛えられてプロも驚きのドリフトを身につけたりと、仕事中の業務がきっかけで私生活でも役立つ技術を身につけていましたが、まさか食料の袋詰めという所帯じみた技術をも上達させるとは…ここまでくると、もはや天晴れです。
 …きっと、築地でマグロの出荷を手伝っていたんでしょうね!大型のマグロは、身長2m近くになるのも珍しくないですし(←視線を逸らしながら)!
大規模タイムセールは太古の狩猟生活を呼び覚ますのか、血が騒ぎます。
 定番野菜のみならず、お肉類まで詰め放題という破格のセールでしたが、紺田君が美月さんに指令されていた今回の標的は、「手ごろな価格のわりにボリューミーでゴージャス感のある鶏肉界の豪腕」と紺田君も絶賛していた部位・鶏手羽元!
 しかし、お買い得品を前に普段の三割増くらい殺気立っている主婦たちの中においても(←イ○ンの火曜市や激安スーパーではよくある事。当管理人もセール会場では荒野を彷徨う一匹の獣になります)、一際異彩を放つ凄腕の主婦が紺田君に目をつけてぶつかり、「あら?ごめんなさいボウヤ、迷子かしら?」と威嚇します。
 その名も、詰め地獄の蕪子!
 どう見ても「あんた地獄に堕ちるわよ!」で有名な細木○子さんにそっくりですが全くの別人で、今までのセールで余程やりたい放題を繰り返してきたのか、周囲の奥様方から「大変…あの人が来ちゃった」「もう…おしまいだわ」とヒソヒソされて避けられていました(←その様子は、まるで『真・三國無双』で「りょ、呂布だぁー!!」と絶望して逃げる兵士の姿に似ていなくもなかったです;)。

 しかし、紺田君も闇社会の修羅場でもまれてきた身、「なかなか良い威圧感を持っているな」と感心したものの、「俺も組長の命を受けている。負ける訳にはいかない」と気を取り直し、鶏手羽元をまるで肉の花束のように無駄なく大量に袋へ詰め、周囲から感嘆されていました(お二人のセリフだけ見ていると、とてもスーパーの小競り合いだとは思えません;。どちらかと言えば、バトル漫画のボス戦っぽいかと…←注:料理漫画です)。
 それを見て「このガキ生意気な…」とカチンときた蕪子さんは、自分の取り分を増やす為にわざとトングで紺田君の袋を裂いてやろうと画策し、「アンタ…地獄に落とすわよ!!」と襲い掛かろうとしますが(←「堕ちる」ではなく「落とす」なのが本家よりも凶悪度が増してますね。『蜘蛛の糸』のカンダタに負けない悪役っぷりです)、何と誤って自分の袋を破ってしまうというドジっ子シーンを披露してしまい、無常にもセールタイムは終了していました。
 このまま立ち去っても良かったはずなのですが、「手羽元の煮物…だんなと息子の好物なのに…」と急に善なる母へとクラスチェンジして嘆く蕪子さんに、何と紺田君は「少し取り過ぎたみたいです」「折半で取り引きしませんか?」と鶏手羽元を分けていました。
 齢十八歳にしてこの聖人っぷり…当管理人だったら後光が差して見えて、思わず拝んでしまいそうです。
どう見ても「地獄に落ちるわよ」で有名な占い師・細木○子さんに激似で冷や汗
  その後、紺田君は美月さんと羽牟助君にお願いされて鶏手羽元で夕食を作る事になり、もみくちゃになった店内と蕪子さんから着想を得てある新料理を作ることにします。
 それが、この“鶏手羽元と蕪のオーブン焼き”です!
 作り方はとても簡単で、鶏手羽元に塩麹・にんにく・お酒・粗挽きブラックペッパーを合わせてぐちゃぐちゃにもみ込み、三十分ほど寝かせてからくし形切りにした蕪と一緒に高温のオーブンで焼き上げて出来上がりです。
 ポイントは、鶏手羽元は骨に沿って包丁で切れ目を数箇所入れることと、オーブンで焼く時は途中ひっくり返して表裏を焼くようにすることの二点で、こうすると味が全体によく染みこむと説明されていました。
 塩麹に漬けた鶏手羽元をオーブンで焼く料理は今や定番となっていますが、そこに蕪やにんにく、粗挽きブラックペッパーを合わせたレシピは意外にも見かけない為、これは紺田君の完全な創作レシピといえそうです。
 実際に食べた美月さんによると、「な、なんちゅう旨さや!!」「パリッとした皮に対ししっとりと軟らかな肉の食感と旨み…」「これで杯交わしてもええくらいやわ…!!」な美味しさだったそうで、羽牟助君も「蕪も甘くてごっつ旨い!!」と目を輝かせながら食べていました。
2ブラックペッパーの雨を大量に降らし、刺激的なおいしさに!
 やっと蕪がお手頃価格でスーパーに出回るようになってきたので、再現することにしました。
 作中には詳細なレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います(←ちなみに、分量つきの詳しいレシピはこちらに載っています)!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、鶏肉の下ごしらえ。
 鶏手羽元は包丁で骨に沿ってあちこちに切り込みを入れ、ボウルに入れます。
 そこへ塩麹、おろしにんにく、お酒、粗挽きブラックペッパーを投入し、手でよ~くもみ込んで味をなじませ、三十分程冷蔵庫で寝かせます。
 ※シンプルな料理ですので、ブラックペッパーは挽き立てがおすすめです。当管理人の場合、すり鉢でホールのブラックペッパーを叩き潰してから使いました。
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き1
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き2
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き3
 次は、焼き作業。
 蕪は茎を一センチくらい残して葉を切り落とし、茎部分についている泥をしっかり洗い落としてから皮をむいてくし形に切ります(←この料理に葉は使いませんが、蕪の葉は栄養満点で味も美味なので、ベーコンやコンソメと一緒に炒めて副菜にしました)。
 この蕪と、先程の漬け終わった鶏手羽元をクッキングシートを敷いた天板に並べ、高温のオーブンで焼きます。
 片面が焼けたのを確認したらひっくり返し、もう一度オーブンに入れて裏側も焼きます。
 ※焼き時間のおおよその目安は、片面十分ずつだそうです。
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き4
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き5
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き6
 何度か様子見して全体に火が通っているのを確認したらオーブンから取り出し、そのままお皿へ盛り付ければ“鶏手羽元と蕪のオーブン焼き”の完成です!
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き7
 香ばしく焼けたにんにくと鶏肉の香りが強烈に漂い、食欲をそそります(←焼いている最中から既にその香りはキッチンに広がっており、「おいしそうな匂いがする」と夫もいち早く気付いていました;)。
 見た目も蕪の緑と白がこんがり焼けた鶏肉の色合いに映えて見るからにおいしそうで、画像を撮りながら「早く食べたい…!」とうずうずしました。
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き8
 それでは、冷めない内に取り分けていざ実食!
 いっただっきま~す!
鶏手羽元と蕪のオーブン焼き9


 さて、味の感想は…和風仕立てのようでどこかエスニックのような不思議な美味しさ!蕪の絶妙な火の通り加減が病み付きになります!
 塩麹のふくよかで熟成された塩気と、にんにくのガツンとくる力強い風味が融合した甘辛にんにく塩味が濃厚な鶏手羽元にばっちり合っており、優しいのにこってり系という一風変わった美味しさに仕上がっていました。
 挽き立てブラックペッパーの目が覚めるくらいスパイシーな香気がいいアクセントになっており、癒し系な味付けにも関わらずキレのいい後口になっているのが特徴的です。
 にんにく塩味はよくも悪くも味がはっきり濃い為、最初は夢中で食べてても途中からペースが落ちやすいのですが、こちらは塩麹を使用して複雑かつマイルドな塩気で刺激をやんわり抑え、尚且つ塩味と同じ比率でまったりした甘味が効いているので最後まで飽きずに食べられました。
 塩麹効果で柔らかい肉質になった鶏肉に、蕪から出た滋味深いエキスが染み込み、さらにしっとりしているのがよかったです。
 半生状態に焼いた蕪のシャクシャクボリッとした小気味良い歯応えと、煮た蕪の透明感すら感じるホロリとほどける淡い口当たりが両立しており、噛めば噛むほど肉厚な蕪からジューシーな甘いおつゆがジュワジュワと溢れるのにうっとりします(←茎と葉の瑞々しい歯触りもナイス!)。
 鶏肉のがっつりした濃口の旨味と、蕪のあっさり爽やかな味わいの対比が見事な一品で、交互に食べると止まりませんでした。


 塩麹とにんにくの組み合わせは初めてでしたが、正反対の味わいなのにこんなにもぴったり合うとは思わず、びっくりしました。
 鶏肉以外でも使えそうな味付けですので、色々試してみる予定です!


P.S.
 無記名さん、ノリスケさん、おもちさん、kawajunさん、コメントして下さりありがとうございます。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2018.10.21 Sun 22:43  |  

何これ凄っい酒と合いそう!!明日の晩酌はコレで決まりです!!

  • #-
  • URL

2018.10.22 Mon 15:35  |  

これは私も時々作ります。お手軽に一品できますし、料理ができない人でも間違いのない味になる、貴重なレシピですね。馬田先生に感謝。

ちなみに、うちはオーブンがないので、魚焼きグリルで代用してます。

2018.10.22 Mon 21:40  |  

ミスター味っ子の寿司勝負の回のレシピが見られないのが残念です。消してしまったのでしょうか。

  • #-
  • URL

2018.10.23 Tue 02:07  |  お寿司はこれから…!

上の方のコメントにある「お寿司勝負のレシピ」は寿司虎との勝負で陽一くんが考案したものですね。時々「再現料理まとめ」のリンクだけが先に公開される事があるので、たぶん記事はこれからアップされると思います。もう少しお待ちになったらいかがでしょうか。
今回の料理とは関係ありませんが、記事冒頭の「!」がすごい居酒屋さんの話で某ファンロードに投稿された「ジョジョ風サザエさん」という替え歌の歌詞を思い出しました(´∀`)

お魚ッ! くわえたッ! ドラ猫!
追っかけてェェェェ!!
裸足でッ! 駆けてくッ!
愉快なサザァァァァエさん!!!

プチネタ失礼しました。では、また〜。

  • #jkZ6tFIc
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プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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