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『紺田照の合法レシピ』の“角切り具材のラーメン炊き込みご飯”を再現!

 先日、昔あった珍商品や珍メニューで夫と話が盛り上がったのですが、その時「むか~し、すっごくむか~しにマックがカレーを出しているのを見たことがある」と聞き、仰天しました。
 ネットで調べてみると本当で、その上何とチャーハンまで出ていた時期があるのもこちらで知り、「迷走色々と挑戦していたんだな~」と複雑な気持ちになりました。
 正直、当時見かけても怪しんで食べなかったとは思いますが、今考えるとハンバーガー店でご飯なんて逆にレアな気がしますので、「話の種に食べてみたかったな~」と惜しく感じています。

 どうも、後々後悔しないようにネタメニューを頼みまくっているせいか地雷遭遇率がかつてない程急上昇している当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にて紺田君が仕事先での騒動をきっかけに作り出した“角切り具材のラーメン炊き込みご飯”です!
角切り具材のラーメン炊き込みご飯図
 十八歳とは思えない程老けている大人びている紺田君は、高校で生徒のみならず教師からも恐れられて浮いているのですが、そんな中唯一臆する事なく接してくれる友達がいます。
 その友達とは、同じクラスメイトの春 真希さん!
  小さい頃から空手をしている健康的な美少女で、根っから明るくフレンドリーな性格で皆から好かれており、紺田君もその性格を密かに羨ましがっていました(←ヒロイン的空手少女というと、電柱にヒビを入れる・チェーンロックしたドアを蹴破る・走る車の窓を破壊する・ナイフを切断する・銃弾を避けるなど、倒すにはもう範馬勇次郎ケンシロウを連れてくるしかないレベルの超人・『名探偵コナン』毛利蘭さんを思い出しますが、真希さんは今の所ちゃんと人間レベルの強さですのでほっとしてます;)。
 最初は普通に友達として仲がいい感じでしたが、自覚なく男前な言動と行動を示すおかげでモテまくるという天性のレディーキラーっぷりを発揮する紺田君に真希さんはすっかりときめいており、最近ではほのかな恋心を抱いているようでした。
 大抵のハーレム漫画は主人公の好かれる理由が希薄なケースが多いですが、紺田君の場合ヤ○ザな暴漢から文字通り命がけで守ったり、ホスト顔負けのイケメンなフォローをしたり、普段無表情な分たま~に見せる微笑がお宝級などモテない方がおかしい描写ばかりですので、かつて前代未聞の円満な脱衣ハーレムエンドを迎えた『ギャンブルフィッシュ』みたいな最終回になってもおかしくないとさえ考えています。

 ちなみに、そんな真希さんがもうすぐ誕生日を迎えようとしている紺田君にプレゼントを贈ろうと、ある服屋さんに行くシーンがあるのですが、「オニクロ」というどう見てもユニクロをパロった名前で吹き出しそうになりました;。
 ユニクロといえばお手頃かつ高品質な商品が有名で、どんなに高くても一万円もあれば上質なコートが手に入るのですが、「オニクロ」は税抜きで二万八千円というその名通り鬼のような価格設定になっており、「全然お金足りない、どうしよ…」と真希さんを困らせていました。
 なお、出血大セールと銘打ってこの価格…現実で庶民派アパレル業界がそんな価格で統一しようものなら、その昔約七千人のフランスの主婦が「パンを寄越せ」と行進したヴェルサイユ行進の如く、日本の主婦達も平成最後の一揆とばかりに抗議の行進を始めそうです。
ユニクロのパロディでここまでおら付いている名前は初めてです…
 結局、紺田君に納得のいくプレゼントを渡したい真希さんは、急遽引越しセンターで短期バイトをする事になるのですが、そこで作業中に依頼主である「オニクロ」の代表取締役・紅花ゆのさんから一億円の花瓶を割った疑惑をかけられ、全責任を押し付けられそうになります(←関係ないですが、ニッチェ江上敬子さんの髪型に似ているな~と思いました;)。
 けれども、偶然紅花さんに取立てをしに来た紺田君が現場の様子を冷静に見て、「花瓶の底に氷とビー玉を仕込み、時間が経つと氷が溶けて倒れるという自作自演だったんでしょう」と名推理を披露し、安物の花瓶で一億円の補償金を手に入れて借金返済しようとした事を見抜いたおかげで、無事疑いは晴れていました。
 氷やビー玉といった小道具を使ったトリックというと真っ先にコナン君が思い浮かぶのですが、高校生探偵という立場は金田一君と同じでもあり、程よくミックスしているな~と苦笑しました←『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』の中だと、紺田君は「メチャクチャ怪しすぎて逆に犯人じゃない容疑者」枠のキャラとして扱われそうですが;)。
 それにしても、料理要素、格闘要素、学園モノ要素、恋愛要素、シュールなギャグ要素とただでさえ飽和状態な作品なのに、ここにきて推理モノ要素まで投入されるとは思ってもいなかった為、頭が混乱したのを覚えていますorz。
オシャレ上級者じゃないと許されないヘアーをするとは…恐るべし!コナン君や金田一君ばりの名推理を披露し、まきちゃんを救う紺田君でした
 その後、無事紅花さんの取り立てを終わらせて帰宅した紺田君は「担保の品を結構な数運んで体力を使った事だし、米と肉を食べよう」と決め、仕事中に得たインスピレーションを元に夕食を作ります。
 その際に出来たのが、この“角切り具材のラーメン炊き込みご飯”です!
 作り方は簡単で、角切りにした大根・にんじん・椎茸・ベーコンブロックをごま油で炒め、即席豚骨ラーメンのスープ・その麺・お米・水と一緒に土鍋に入れ、そのまま普通に炊飯したら出来上がりです。
 ポイントは、具材は軽く焦げ目がつくまでしっかり炒めること、即席ラーメンの粉末スープはそのまま入れずにお湯で溶いてから入れること、麺は細かく砕いてから使うことの三点で、アレンジしたい場合はお水を何割か牛乳にしてもおいしいと語られていました。
 使われた即席ラーメンは、「チャカオラ」というチャルメラをパロった豚骨味タイプの商品でしたが、パッケージがいつもの優しそうなおじさんではなくイタリアンマフィア風の物騒なおじさんに代わっており、ラーメンすらオラついているなんてこの世界に平穏はないのか…と軽く絶望しかけたものです;。
 実際に食べた紺田君曰く、「ベーコンの歯応えと麺の旨みが強力。大根やニンジンのほっくり感…椎茸の深い風味とコクで戦力アップだ」「ラーメンスープが染みたご飯がたまらない!」「この炊き込みご飯、実に旨楽しい!!」だそうで、いそいそとおかわりしている姿が微笑ましかったです。
何と、味付けはチャカオラ(チャルメラ)とんこつ味を使用していました!
 豚骨スープでご飯を炊くというのは今まで聞いたこともなかった為躊躇していましたが、「どんな味がするのか気になる」という好奇心の方が勝り再現する事にしました。
 作中には大体の手順が記載されている上、こちらにも分量つきの詳しいレシピがご紹介されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、具の下準備。
 ごま油をしいて中火に熱したフライパンへ、皮を剥いて角切りにした大根、にんじん、椎茸、ブロックベーコンを投入し、全体に軽く焦げ目が付くまで炒めます。
角切り具材のラーメン炊き込みご飯1
角切り具材のラーメン炊き込みご飯2
 その間、チャルメラ豚骨味の麺を手で細かく砕き、粉末スープと調味油はボウルに入れて少々のお湯を加え、ざっと溶いておきます。
※のどかな表情でラッパを持ついつものおじさんの姿にほっとします;。しかし、スープの豚骨臭は福岡県民である当管理人でもちょっと驚く程強かったので、豚骨の匂いが苦手な方はマイルドなインスタント豚骨ラーメンを使うのもアリかもしれません。
角切り具材のラーメン炊き込みご飯3
角切り具材のラーメン炊き込みご飯4
角切り具材のラーメン炊き込みご飯5
 次は、炊き込み作業。
 土鍋(又は炊飯鍋)へ、といで水気をきったお米、先程の溶いたスープ、お水、炒めた具材、砕いた麺を入れてフタをし、そのまま普通に炊きます。
 炊き上がったらしゃもじで全体をさっくり混ぜ、少し蒸らします。
※少し塩気を薄く感じたら、塩とこしょうで微調整してもOKです。
角切り具材のラーメン炊き込みご飯6
角切り具材のラーメン炊き込みご飯7
角切り具材のラーメン炊き込みご飯8
 ご飯全域に具材や麺が行き渡ったらお茶碗へよそい、急いでテーブルへ運べば“角切り具材のラーメン炊き込みご飯”の完成です!
角切り具材のラーメン炊き込みご飯9
 目隠しして匂いだけかいだら、確実に「あっ、豚骨ラーメン!」と言ってしまうくらいそのまんまな香りなのですが、実際は炊き込みご飯なので奇妙な気持ちになります;。
 豚骨ラーメンとは長年慣れ親しんでいる仲ですが、こういう一面を見るのは初めてですので、一体どういう味になるのかドキドキします。
角切り具材のラーメン炊き込みご飯10
 それでは、冷めない内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
角切り具材のラーメン炊き込みご飯11


 さて、感想は…香りの強烈さに反し、どちらかといえばあっさり感が勝った意外な美味しさ!同じ材料のはずなのに、ラーメンライスよりも遥かに品よく出来ててびっくりしました。
 味付けは中華おこわ風の塩ごま油味ですが、噛めば噛む程こっくりとした豚肉の出汁や奥深いコクがじわじわと口の中一杯に広がり、シンプルながらも後を引く味になっていました。
 豚骨スープを飲んでいる時の醍醐味に似ていますが、それよりも塩気・しつこさ・油っこさが薄まってぐっと食べやすくなっているのに、豚の純粋な旨味エキスはより凝縮されている感じで、ベーコンから出た甘やかな脂分と相まってすごくしみじみとした奥行きのあるご飯に仕上がっています。
 旨味成分が濃厚なのでこってりしているといえばしているんですが、ご飯の甘味で中和されているのか和風炊き込みご飯のような上品っぽい後口で、例えるなら「博多ラーメン屋のまかない風あっさり塩系炊き込みチャーハン」というイメージでした。
 この不思議なご飯に、ベーコンの熟成された塩気、にんじんの優しい甘味、大根のさっぱりしたジューシーさ、椎茸の深い風味が効いたコリコリ感がぴったりで、紺田君の言う通り実に旨楽しいです。
 あと、ラーメンの麺は完全に伸びていたものの、ふにゃふにゃな中にも最低限ギリギリのコシは残っており、柔らかいようでシコシコ感のある食感はそばめしのジャンクな味わいにも通じる物があると思いました。
 ご飯入りですが麺の量も結構あるせいか時々すすり食いするような場面もあり、まるで汁ぬき豚骨ラーメンを食べているような不思議な気持ちになる事も多々あって、何だかおかしい気持ちになったものです。


 本物の豚骨ラーメン風に刻みネギや紅しょうがをトッピングすると、とてもしっくりきておいしかったです(←恐らく、きくらげ・海苔・白ゴマ・味玉を乗せてもいけると思います)。
 冷めるとあっさり感はより強まっていましたので、お弁当にもいいかもと感じました。


P.S.
 キンメさん、ロッサさん、ノリスケさん、kawajunさん、ゴローさん、コメントして下さりありがとうございます。
 キンメさんからのお気遣いのお言葉、痛み入りました。いつもお心配りありがとうございます。
 ロッサさんとゴローさんからの木守りのお話、大変勉強になりました。風流な習わし、私も見習いたいです。ご指摘ありがとうございます。
 ノリスケさんとkawajunさんからご指摘頂いた前記事の件、どちらもごもっともで「確かに!」と思いました。特に、町会長さんの視点は「そういう考え方ならあの行動もしっくり来る」と目から鱗でしたので、町会長さんへの当たりを少し和らげた文章に置き換えました;。
 皆様からのご意見やご質問は、いつもありがたく参考にさせて頂いております。改めて感謝です。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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