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『どんぶり委員長』の“サプライズカレーマボチ丼”を再現!

 猫が二匹いるので結構な頻度で猫砂を買いに行くんですが、パッケージが個性的な商品が多く、つい観察してしまいます。
 マリ◯ッコリ風のスケベな目をした白黒猫がモチーフだったり、一昔前の何ともいえない猫イラストで原色ハデハデなデザインだったり、洋服を着て二本足で立っているリアル絵の猫が立ち◯ョンするという謎の構図だったり、実写だと何故か高確率でアメリカンショートヘアがモデルだったりと、見ているだけで飽きません。
 中身の砂も色んな長所が売りになってて面白いのですが、唯一「そこまでこだわらなくてもいいんじゃ…」と思ったのは四万十檜という天然の木を素材にした猫砂で、そんな貴重そうな木をわざわざ使わなくてもと感じたものです。

 どうも、布団に入ろうと毛布をめくると猫達が既にとろけており、「何するんじゃ~…」と言いたげなネムネムお目々をしているのを見るとほっこりする当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『どんぶり委員長』にて吉田君が委員長の誕生日の翌日に作った“サプライズカレーマボチ丼”です!
サプライズカレーマボチ丼図
 ある日、吉田君らクラスの有志は委員長の誕生日を明日に控え、ちょっとしたプレゼントやお菓子を持ち寄ってサプライズパーティーを開こうと密かに計画するのですが、偶然その背後を通りかかった委員長はうっかり全てを聞いてしまいます←これが某推理漫画に出てくるお酒の名前がコードネームの黒ずくめの男達だったら鉄バット攻撃されて非常に危険でしたので、料理漫画でよかったと思いました)。
 コミュ力があってこういうイベントに慣れている方だったら卒なく対処できそうですが、真面目で融通が利かない性格の委員長にそんな器用なアドリブが出来る訳がなく、帰宅してから「どんな反応をするべきか」を真剣に悩んでいて同情しました;。
 二~三人参加のサプライズパーティーでもこんなに緊張するのですから、これが大勢の人間を公共の場で巻き込むフラッシュモブだったりしたらもうパニック状態になっていたと推測されますので、ある意味これくらいで済んでラッキーだったと思います…。
 しかし、幾度練習しても「えーっ、プ…プレゼントぉ!?わ~い!!う~れし~い~!!」といつものキャラと違いすぎてわざとらしい演技になったり、「プ…プププププププレプレプレプレゼゼゼ…!?」とゲシュタルト崩壊みたいなオーバーリアクションになったり、「あ、どーも」とクールビューティーを通り越して友達を失いそうな塩対応になったりと、どれも問題がありすぎてイマイチ決めきれずにいました。
 まあ、演劇界のサラブレッドと呼ばれる姫川亜弓さんと即興で演技対決出来ちゃう北島マヤさんじゃあるまいし、ごく普通の女子高生なら無理のない反応ですよね;。
自分に対するサプライズ計画をうっかり聞いてしまった委員長、絶望…!
 翌日、結局いい案が浮かばないまま本番を迎えた委員長は、ガッチガチに固まりながら「び、びっくり!!!驚き!!!」「開いた口がふさがらない!!!」「寝耳に水!!!」「鳩が豆鉄砲を食ったよう!!!」と極めて挙動不審に反応してしまい、吉田君達から何となくお察しされていましたorz(←余談ですが、この時委員長がしていた真ん丸すぎる目は『よつばと!』のよつばがびっくりした時の目にそっくりで、デジャブを感じます;)。
 恐らく、表情やしぐさで自然な演技が出来ないのなら、せめて言葉だけでも「こんなサプライズ全然知らなかった!」と強調したかったんだと思うのですが、まるで汚職政治家のお役所言葉な記者会見の如く堅苦しくて白々しい言葉のオンパレードだった為、完全に逆効果だったな~と苦笑しました。

 そして帰り道、「もしかしてこの事知ってた?」と気まずそうに聞いた吉田君に、委員長は本当の事を話して謝るのですが、「も…もちろんみんなの気持ちはとっても嬉しいんだけど、せっかくだったらホントにサプライズにしたかったな…」という本音も漏らしていました(←日頃、丼への好奇心のあまり何度も恋愛フラグをへし折っている委員長の貴重な乙女心シーンです;)。
 その言葉を聞いた吉田君はちょっとしんみりするのですが、「だからさ吉田君…」「アタシのためにサプライズでどんぶり作ってくれる!?」と委員長から唐突に依頼され、「今までで一番の難題じゃね!?」と完全に意表を疲れて戸惑っていました。
 吉田君には気の毒ですが、委員長は振り回されるより、吉田君を丼愛で振り回す姿の方がしっくりくる為、このシーンを見る度「それでこそどんぶり委員長!」と感じてほっとします。
結局、いつも通り吉田君が無理難題の丼作りをする事になってました;
 こうして誕生日の翌日、吉田君がいつもの家庭科室で委員長の為に作ってくれたのが、この“サプライズカレーマボチ丼”です!
 作り方は簡単で、熱したフライパンで牛豚合い挽き肉・麻婆豆腐の素・豆腐を炒め煮して、途中カマンベール入りチーズとカレー粉を加えてさらに煮込み、ご飯の上にかけて刻んだ長ネギをまぶし、半熟卵を乗せたら出来上がりです。
 ポイントは、カマンベール入りチーズは豆腐の大きさに合わせて切ることで、こうするとチーズがすぐに溶けにくくなる上、豆腐と見分けがつかなくなって食べた時びっくりさせられるというお遊び要素もプラスできると語られていました。
 パッと見はただの麻婆豆腐に見えますが、一口食べるとカレー味も同時に口に広がり、もう何口か食べるとチーズが出てきたりするという二段構えのサプライズが潜んでいる面白い一品で、中華とインド料理が見事に入り混じったコラボ丼だと思いました(←生クリーム味トマト味といった変り種が出たり、グラタンパスタのソースに使われたりなど、麻婆豆腐には色んな可能性があるな~と実感させられます)。
 実際に食べた委員長曰く、「考えてみれば、ひき肉も入ってて味にクセのない豆腐も入ってるから、スパイシーなカレーと合わないワケがない!!」「マーボー豆腐とカレーのお互いの辛さや香りが一層引き立つ!!」「こ…これは!!チーズ!!」「この絶妙なとろけ具合が、カレー風味のマーボー豆腐とごはんに絶妙に口の中で絡み合い…もう、たまらなく絶妙!!」だそうで、あまりの美味しさに身悶えていました。
一瞬、もこみちさんの塩ファサーに似ているな~と思いました;幾重にも仕掛けられたサプライズに、驚きまくっていました!
 以前、麻婆カレーという市販のレトルト商品を食べてその相性の良さは既に知っていた為、それをさらに丼にしてチーズもあわせたらどんな感じになるか知りたくて再現する事にしました。
 作中には詳細な分量つきのレシピがきっちり記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、炒め作業。
 熱したフライパンへ牛豚合い挽き肉を入れて細かく切るようにして混ぜながら炒め、香ばしく火が通って色が変わってきたら市販の麻婆豆腐の素を加え、ざっと合わせます。 
サプライズカレーマボチ丼1
サプライズカレーマボチ丼2
サプライズカレーマボチ丼3
 次は、煮込み作業。
 火力を強火にして煮立て、ソースが挽き肉にしっかりなじんだのを確認したらさいの目切りにした木綿豆腐を加え、形を崩さないよう気をつけながらそっと混ぜてから中火で煮込みます。
サプライズカレーマボチ丼4
サプライズカレーマボチ丼5
 少し経って豆腐にソースが染みこんで来たら、豆腐と同じサイズのさいの目切りにしたカマンベール入りチーズを投入して混ぜ、カレー粉を振りかけて合わせた後少し煮ます。
 その間、水でさっと濡らしておいた平皿に生卵を落として爪楊枝で数箇所穴をあけ、電子レンジに三十秒くらいかけて半熟状になるまで熱を通しておきます。
※素についてきていたスパイス小袋は、この段階で入れておきます。
サプライズカレーマボチ丼6
サプライズカレーマボチ丼7
サプライズカレーマボチ丼8
 炊き立てご飯をよそっておいた丼容器に先程の麻婆豆腐をかけて刻んだ長ネギを全体に散らし、真ん中に半熟卵を乗せれば“サプライズカレーマボチ丼”の完成です!
サプライズカレーマボチ丼9
 見た目はごく普通の麻婆豆腐にそっくりですが、香りはカレーの方が圧倒的に目立つ感じで、見れば見る程頭が混乱してます;。
 チーズも思った以上に豆腐へ擬態出来ている感じで見分けがつかず、一体どういう味になっているのか非常に楽しみです!
サプライズカレーマボチ丼10
 それでは、熱々の内にいざ実食!
 いっただっきまーす!
サプライズカレーマボチ丼11


 さて、感想は…色んな辛さが交差して生まれる複雑な味わいにうっとり!半熟の黄身とカレーの相性が鉄板過ぎで、ご飯が進むおいしさです!
 麻婆豆腐とカレーの割合は2:8で圧倒的にカレーが強く表に出ており、カレーの香辛料が奥行きのある風味が即席とは思えぬ深みを出しています。
 ソースの量に対して挽き肉があまりに多いせいか、普通の麻婆豆腐よりも肉々しくコクがある印象で、脂を吸って肉っぽい旨味が増した豆腐と共にご飯へ絡めると結構食べ応えがありました。
 例えるとするなら「麻婆豆腐入りでとろみのある中華風キーマカレー丼」という感じで、唐辛子や山椒といった中華のスパイスと、カレーの香り高いスパイスが幾重にも混じりあって二重奏を奏で、他のカレー料理にはないエキゾチックなスパイシーさが出ているのがたまりません。
 カマンベール入りチーズは他のチーズに比べて一、二を争う程まろやかかつこってりしており、チーズならではの濃厚なコクが活きているのに酸味がマイルドな味わいはクリームチーズに似ていて、ピリ辛な麻婆ソースを時折中和してくれるのが絶妙な箸休めになっていました。
 それなりに大きい塊なのにねっとりトロリと簡単にとろけるチーズが麻婆風カレーのご飯に合わさると、その一口だけこの上なくクリーミーでリッチなチーズカレーを食べている気分になり、ほっこりします。
 生の長ネギのシャリシャリシャキッとした小気味良い食感と、清涼感溢れる香りが後口を爽やかにするのが地味にいい仕事をしており、全体を引き締める重要なアクセントになっていました。
 かなり辛くて舌にピリピリと響く刺激的な味付けなので好みが分かれそうですが、辛い物&エスニック好きは中毒になりそうな一品です。


 夫には何の前情報も教えず食べてもらったのですが、匂いで即座にカレー入りだと見破られはしたものの「これ、旨いな!」とすごく喜んで瞬く間に平らげており、チーズも合うと言っていて大好評でした。
 ごま油をたらして新しい風味をプラスしたり、納豆を足してもおいしかったです。


P.S.
 ほーりーさん、銀猫さん、kawajunさん、ここさん、とめさん、おもちさん、コメントを下さりありがとうございます。
 平成が終わり新しい時代が始まる2019年が、当ブログにお越しになる皆様にとって幸多き一年となりますよう、心からお祈りしております。


●出典)『どんぶり委員長』 市川ヒロシ/双葉社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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