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『じったんの時短レシピ』の“いちごのヨーグルトアイス”を再現!

 新元号「令和」の典拠となった万葉集の一節の舞台が太宰府と知り、福岡県民としては一度聖地(?)巡礼をしておこうと思って先日行ってきたのですが、この時期は桜見物のお客さんも多いせいか、なかなかの賑わいを見せていました。
 太宰府天満宮の梅の花はとうに散ってしまって跡形もありませんでしたが、今を盛りに咲き誇る桜の花と大勢の参拝客の組み合わせは見るからにめでたい感じで、ほのぼのした気分になりました。
 ただ、ちょっとショックだったのは自分にとっての「推し」梅が枝餅店のお客が少なく、他のお店が一人勝ち状態で長蛇の列だった事で、「ここも親切でおいしいんだけどな~」と切ない気持ちになりました(←その人気店も良いお店なので、喜ぶべきなんですが…)。

 どうも、焼きたてのパリッとして粘りのある梅が枝餅も、お持ち帰り用のラップの中でもっちりクニャッとした梅が枝餅も大好きな当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『じったんの時短レシピ』にて珠里さんがいちご狩りで摘んできた新鮮ないちごを使って作った“いちごのヨーグルトアイス”です!
いちごのヨーグルトアイス図
 前回失恋して大ショックを受けた珠里さんですが、親友の光恵さんと一緒に傷心ツアーと称して栃木県へ遊びに行き、帰る頃にはすっかり立ち直ります。
 作中の描写によると、華厳の滝や日光東照宮といったパワースポット巡りをしたり、宇都宮餃子に舌鼓を打ったり、いちご狩りで摘みたてのとちおとめを満喫してきたそうで、傷心ツアーというよりはキラキラOLの女子旅っぽくて「たくましいな~」と思いました。
 演歌から得た知識が根強いせいか、失恋に傷ついた女性は北へ向かい、凍えそうなカモメを見つめたり着てはもらえぬセーターを編んだりして泣くというイメージが強いのですが、現代の女性は人の多い賑やかな場所で陽気にバカンスをとるのが定番になっているみたいです;←終わった恋は聖帝サウザー様の如く「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」で漢らしく切り捨て、ひたすら直進行軍するのが新時代のトレンドですね!)。

 それにしても、都道府県魅力度ランキングではワースト5に入りがちな栃木県ですが、上記のような鉄板の観光名所も多く、餃子・いちご・そば・那須高原のチーズケーキといった美味な名物が勢ぞろいしていますし、伝説のギャグ漫画・『× ―ペケ―』の舞台でもあって魅力満載ですので、某テレビ番組のインタビューで栃木県の魅力を聞かれた一般県民の方が「ないんだな、それが」と素晴らしい笑顔で言ったのは、改めて謙遜だと感じました。
 むしろ、おいしい名物や飲食店はともかく、他県の方に自信を持ってお勧めできる観光スポットが全くない福岡県の方が深刻だと地元民は思いますので、当管理人の方こそ「ないんだな、それが」と言いたくなったものです(←太宰府天満宮やマリンワールドはいい所ですが、どちらかと言えば「地元民が気楽に行く所」というイメージのラフな名所なんですよね…)。
前回振られた珠里さんは、栃木へ傷心ツアーに行っていました。
 その後、お二人は珠里さんの家へ戻って一休みするのですが、その際に光恵さんは「じったんてどーいうのがタイプなの?」と女子トーク界では非常にベタな議題を取り上げます。
 光恵さんは結婚直前の彼氏と、現実的な視点で堅実な恋愛をしている感じでしたが、珠里さんは彼氏いない歴が長引いてる為か、いまいちリアルなビジョンを持てずにいる模様。
 それでいて、未来の彼氏に対する期待はバブル崩壊前の株価のように高まっており、「優しくてー、さわやかでー」「イケメンで、まじめで、背が高くて、次男で、細マッチョで、スポーツマンで、正社員で」などと要望は天井知らずで、十人中九人が「駄目だこいつ…早くなんとかしないと…」と夜神月ばりに突っ込みそうななくらいマズイ状態になっていました;(←珠里さんは二十代後半と若い為、「まだあわてるような時間じゃない」という『スラムダンク』の仙道君みたいな意見もありそうですが、この頃からどんどん時間の加速度は増していきますので、楽観視するのはあまりに危険です)。
 漫画の名言で「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ!!!」というセリフがありますが、あまりに「好き」の条件が過酷過ぎると出会う確率が天文学的な数値になっちゃいますので、やりすぎは禁物だと思います。

 案の定、光恵さんも「こじらせてんなー」とすっかり呆れており、夢の世界に水を差されて威圧感がすごい珠里さんから危うく詰め寄らせそうになっていました;。
 口は完璧に笑っているのに、目だけマジな殺気を放っているのが恐ろしいですが、「笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である」と『シグルイ』でも語られていますし、珠里さんの怒りの程を思えばこれくらい狂気が含まれていても、何ら不思議はないのかもしれません。
理想だけが一人歩きした珠里さんをこじらせてると診断;自分でも薄々気づいているみたいですが、現実から目をそらしております…
 そうこうしている内に、珠里さんはいちご狩りで摘んで持ち帰ってきたいちごを使ったデザートを作り、汗ばむ陽気でほてった体をクールダウンさせる事にします。
 それが、この“いちごのヨーグルトアイス”です!
 作り方はとても簡単で、ヘタを取ったいちごを冷凍保存袋に入れてつぶし、加糖のフルーツヨーグルトを加えてよく混ぜ、そのまま約二時間冷凍庫で凍らせたら出来上がりです。
 ポイントは、いちごはあまり細かくつぶし過ぎないこと、フルーツヨーグルトは脂肪ゼロではない加糖タイプを使うことの二点で、こうするとちょうどいい甘さでちゃんとアイスっぽく仕上がると書かれていました。
 非常に単純なので、当初は似たレシピがネットにありそうだと考えていたのですが、何と加糖ヨーグルト+フルーツのみというレシピは他に全く見当たらず、大抵が生クリーム・牛乳・蜂蜜・レモン汁などが使われ、ヨーグルトもプレーンタイプがほとんどだったので驚きです。
 光恵さん曰く、「何、これ。すっごく上品!!」「さっぱりしてるし、これは暑い日にもってこいだわ!!」だそうで、さっきまでの冷めた目はどこへやらで目がキラキラ輝いていました。
 フローズンヨーグルトっぽい味ではと予想されますが、いちごやフルーツでより甘やかに仕立てているのが最大の違いで、珠里さんは「ヨーグルトはりんごとかアロエでも美味しい」と話していました。
アイスのベースに使うのは、何と市販の加糖ヨーグルトカップ!ジップロックに入れて潰して混ぜて冷やすだけで出来上がります
 そろそろいちごの価格が落ち着いてきたので、これをいい機会に再現する事にしました。
 作中には分量表記付きの詳細なレシピが記載されていますので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下ごしらえ。
 いちごを流水で洗った後にキッチンペーパー等で水気をよくふき取り、ヘタを取り除いたら冷凍用保存袋に入れてぎゅぎゅっと手でつぶします(←あんまり細かくし過ぎない方が食感が残って美味しいです)。
いちごのヨーグルトアイス1
いちごのヨーグルトアイス2
 次は、混ぜ作業。
 いちごを大体つぶし終えたら、市販されている加糖タイプのフルーツヨーグルト(←食べ切りサイズのカップヨーグルトコーナーに置いてあります)を投入し、しっかり封をして袋の上から揉みこみつつよく混ぜます。
 全てが混ざりきったら袋を平たくならして冷凍庫へしまい、約二時間かけて凍らせます。
※フルーツヨーグルトは何故か「脂肪ゼロ」と銘打たれている物が多いですが、脂肪分がちゃんと含まれている物を使った方が出来がいいです。加糖で、尚且つ無脂肪ではないヨーグルトをご使用下さい。
いちごのヨーグルトアイス3
いちごのヨーグルトアイス4
いちごのヨーグルトアイス5
 時間が経ってアイスが程よく凍っているのを確認したら袋の上から折ってほぐし混ぜ、そのまま器へ移せば“いちごのヨーグルトアイス”の完成です!
いちごのヨーグルトアイス6
 可愛らしいミルキーピンク色のアイスに、いちごの紅色や他のフルーツのカラフルな色がキラキラと映えており、見るだけでもウキウキした気分になります。
 ヨーグルトとフルーツを混ぜるだけで本当にアイスっぽくなるのか少し半信半疑ですが、実際に食べて確かめてみようと思います。
いちごのヨーグルトアイス7
 それでは、アイスが溶けない内にいざ実食!
 いただきまーすっ!
いちごのヨーグルトアイス8


 さて、感想は…さっぱり感とこっくり感が両立した稀有な出来映え!高嶺の花のお嬢様を思わせる品のいい美味しさにうっとりします!
 ヨーグルトのまろやかなコクと優しい酸味がベースになった密度の濃いいちご味で、どこを食べてもいちごの果肉がゴロゴロ出てきてジューシーなのが特徴的。
 アイスのクリーミーにとろける舌触りと、シャーベットのシャリシャリした食感を足して二で割ったような味で、極薄のかき氷を思わせる涼しげな口溶けがこの上なく繊細でした。
 乳脂肪分の高いアイスクリームみたいな重厚感はないですが、その代わりべっとりした重さがなく初夏の風のように軽やかで、それでいてまったりと滑らかな口当たりで本物のアイスに近い仕上がりでもあるのが何とも不思議です。
 見た目は甘々そうに見えますが、実際はさらりとしたあっさり上品な甘さで、いちごを贅沢に使用したからこそ出せるはち切れんばかりのフルーティーな甘酸っぱさがたまりません。
 フルーツヨーグルトに入っている様々な果物のおかげで、いちごだけでは出ない複雑な甘味がプラスされており、まるで高級なトロピカルフルーツアイスを食べているような奥行きが生まれているのに感心でした(←中でもパインとみかんがいちごに合っており、白くまみたいなほんのり南国チックな余韻が残るのが爽やかでよかったです)。
 いちごの種がプチプチとランダムに弾けて口の中を賑やかにし、程よいアクセントになっているのが楽しく、まさに「食べる」アイスというイメージでした。


 冷やす時間を一時間にして作るフローズンドリンクもすっきりした旨さで、徐々に暑くなるこれからの季節にピッタリなデザートだと思いました。
 いちごの種類によっても味が微妙に変わりそうなので、色々試したいと思います。


P.S.
 無記名さん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『じったんの時短レシピ』 岡村みのり/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2019.04.14 Sun 08:55  |  No title

こんにちは、あんこさん!

再現料理の話題から外れるんですけど、あんこさんのオススメの梅ヶ枝餅ってどこですか?毎2年ごとに親戚に会いに福岡に行って太宰府天満宮行くんですけど、いつも行き当たりばったりでお餅買っているので、たまにはオススメの所をちゃんと調べて買うのも良いな、と思って。昔の再現料理記事のどこかであんこさんがおススメの梅ヶ枝餅のお店の名前を言ってたのですが、その記事どれだったか忘れてしまいました。

もう一つ、前にコメントで言おうと思ってたんですけど、久留米育ちの私の叔父夫婦は唐辛子を「コショウ」と言っていました!
「今年はコショウが豊作でね!何に使おうか悩んでる所」と言う叔父に「コショウなんて作ってるんだ!面白い!コショウの株見たい!」って私が返してるのを聞いた東京に出たけど里帰り中のいとこが「ちょっと、テーブルコショウのコショウじゃないよ。唐辛子の事。こっちの人唐辛子の事コショウって言うから」と丁寧に教えてくれました。ほぼ一部の農家が唐辛子の事をコショウって呼んでるのかもしれません。私の叔父夫婦がマイノリティだったとは!ありえます。

  • #-
  • AKH
  • URL

2019.04.15 Mon 10:31  |  魅力度ランキング笑

あんこさんこんにちは。

とっても春らしい再現で美味しそうですね( ´∀`)
簡単そうなので私も作ってみようと思います。
フルーツヨーグルトは絵からすると北乳さんのかな⁇

魅力度ランキング最下位の茨城に住まう私としては栃木県も福岡県も大変素敵な場所に思えるのですが、地元の方は返って関心がないものなんでしょうかねえ(´;ω;`)笑

太宰府の梅ヶ枝餅はクッキングパパで見て、昔からいいなあって思ってたのですが、北関東では全く手に入らずまだ食べた事ないです。
あんこさんの推し梅ヶ枝餅が食べたいです。

次回も楽しみしております。

  • #-
  • ほーりー
  • URL

2019.04.17 Wed 17:38  |  春といえば

あんこさん、こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
春といえば桜ですが、梅や苺も外せませんね。今回のメニューは苺の甘酸っぱい味とピンク色の可愛らしいビジュアルが、春のムードを盛り上げてくれますね。じったんこと珠里さんは色々と恋愛観をこじらせ気味であるものの、今回のエピソードのように友人にめぐまれているおかげで最終的に素敵な男性と結ばれる結果になりなによりです(^_^;)
新元号「令和」が発表になった前後でニュースやぶらタ◯リで太宰府天満宮が取り上げられていて、九州に行く度に参拝したのを思い出しました。飛梅の他にも樹齢数百年のクスノキ群もそれは見事なものでした。梅ヶ枝餅は出来立ても美味しいですし、沢山購入して持ち帰り、冷凍してしばらくの間、楽しませてもらっています。ちょっとした軽食に良いんですよね。また穏やかな季節に行きたいものですね。
これからも再現料理記事、楽しみにしています。では、また〜。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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