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『紺田照の合法レシピ』の“スタミナバクダン丼”を再現!

 うちの白黒メス猫の身体能力はちょっと凄く、ねずみのおもちゃを操ってジャンプさせると助走なしでも1.5mは軽く飛びます。
 それも垂直飛びだけではなく、フリスビーの如く横に回転しながら飛んだり、ひねりを入れて一回転しながら飛んだり、身体を大きく反りながら飛んだりとバリエーション豊富で、滞空時間も長いほうなので一瞬バレリーナに見紛う程です。
 おかげで当管理人の飼い主馬鹿はますます進行しており、白黒メス猫をジャンプさせるたびに「空飛ぶ妖精!(←すかさず夫が「こんな太い妖精がいるか!」と突っ込みますが無視)」「まるでニジンスキーの再来!」とベタ褒めしています。

 どうも、キジ白オス猫はもはや寝っ転がらないとネズミのおもちゃと戯れなくなってきており、何だか切ない当ブログの管理人・あんこです。


 本日再現する漫画料理は、『紺田照の合法レシピ』にてデンジャラスなドライブをした紺田君が体力を回復する為に作った“スタミナバクダン丼”です!
スタミナバクダン丼図
 ある抗争仕事中、狼須さんから車の免許をとるよう命じられた紺田君は、元組員で今は足を洗っている自動車学校の教官・岩下剛志さんの指導を受ける事になります。
 岩下さんは『カイジ』利根川さんみたいな重厚感のあるツイードダブルのスーツと、長州小力さんを強面にさせたような顔立ちがチャームポイントの男性で、その昔よその暴力団組員を車で引きずり回すという昔の西部劇っぽい刑罰ヤンチャをした経験アリ←霜降肉組には、「他流の者、伊達にして帰すべし」という虎眼流みたいな教えがあるのでしょうか…?)。
 ご本人曰くカタギに戻ったとの事ですが、「減点だ、ブレーキが急過ぎる。尋問でいきなり殺すアホがいるか?ブレーキも同じだ、じっくりとやれ」という、映画に出てくるマフィアっぽい小粋かつ物騒な例えで紺田君を威嚇。
 おまけに、「もう赤信号だ、轢き殺すぞコラァ!ルールを守らねぇとぶち殺すぞ!」と繁忙期に殺気立っているガラの悪いトラック運転手のような怒号を放つなど、引退どころか現役バリバリのオーラを醸し出しており、紺田君も「この教官は一筋縄ではいかないようだ」と気を引き締めていました。
 今や学校の先生は保護者からも教育委員会からも世論からも圧力がかかる為、もはやサービス業かと思われる程生徒に低姿勢になってきているそうですが、自動車学校は生徒自らが望んでやってくるというスタイルなせいか、関連検索ワードは未だに「怖い」「高圧的」「怒鳴る」などで溢れ返っており、岩下さんのような教官も実は結構いるのかも…と恐ろしく感じたものです←そもそも、「教官」という響きが怖いというか軍隊みたいですよね…。『フルメタル・ジャケット』ハートマン軍曹を連想します)。
免許を取るため、上司からもらった軍資金を元手に自動車教習学校へ入学!
 そんなこんなでスリリングな路上教習を受けていたある日、お二人は岩下さんに恨みを持つと言う『SAW』ジグソウ似の犯人により、時速90km以上で走り続けないと爆発する車に乗せられるという死のドライビングの罠にかけられますこの時あの時その時も思いましたが、安定の治安の悪さに震えます。紺田くんの住む町は、『名探偵コナン』米花町『ジョジョ』杜王町並に危険な場所だと思います…)。
 爆弾を動かしてもドカン、ドアや窓のスイッチに触ってもドカンという絶望的状況で、さすがの岩下さんも「なっ!?なんだとぉ!?」MMR風に焦り、「おいてめぇ、早く俺と運転替われ!」と言うのですが、意外にも紺田君は神がかった運転技術を駆使し、人や車をうまくよけてハイスピードで走り続けます。
 実は紺田君、以前先輩の丸長さんに誘われてゲーセンでレースゲームをやりこんでいたそうで、その結果『頭文字D』も真っ青なドリフト技術を習得したのだとか。
 遊びに関する事は不得意ですが、どうやらシステマ真剣白刃取り肉の袋詰め・運転技術といった実用的な事に関しては上手に出来るみたいで、器用なのか不器用なのかよく分からなくて苦笑したものです(←ギャンブル・スポーツ・ゲーム・漫画・プラモデルなど遊びなら何でもござれな『こち亀』両さんとは正反対の存在ですね;)。

 結局、機転をきかせた紺田君が車の窓を割って脱出&車は猛スピードのまま海へ突っ込ませて大爆発させ、死のドライブから無事生還していました『西部警察』やハリウッドのアクション映画を思わせるド派手な爆破シーンで、ある意味自動車学校のいい宣伝になったんじゃ…と不謹慎な考えが頭をよぎってしまいました)。
 90kmの速度で空中に投げ出された車から海へ飛び込めばその衝撃はかなりの物だと思うのですが、紺田君と岩下さんは全身がびしょびしょになるだけで済んでおり、まるで宇宙空間を褌一丁で泳ぎ回った『魁!!男塾』江田島平八塾長並にタフな体をしているな~と感心したのを覚えています。
このやり取り、MMRの「な、なんだってー!」をふと思い出しました;ゲームが苦手な紺田君ですが、この車のゲームだけは上達した模様
 その後、犯人が岩下さんに再びボコられて警察に逮捕されたのを見届けた紺田君は帰宅し、クタクタになった体をシャワーで温めてから夕食作りに取り掛かります(←この時バスローブを着ているのですが、どう見ても幹部組員にしか見えぬ貫禄で、とても十八歳とは思えません;)。
 こうして、紺田君が「爆弾」「常に動いていないと死んでしまう」というキーワードをヒントに作った夕食が、この“スタミナバクダン丼”です!
 作り方は簡単で、丼ご飯の上にマグロの刺身・納豆・たくあん・アボカド・卵の黄身・刻み海苔を乗せ、上からにんにく醤油漬けとコチュジャンをよく混ぜ合わせて作ったタレを回しかければもう出来上がりです。
 ポイントは、納豆は極小粒タイプを使うこと、納豆は何も入れないまましっかりかき混ぜてからタレを入れること、たくあんは千切りにして水気をきること、にんにく醤油漬けはみじん切りタイプを使うことの四点で、単純な料理なだけに下ごしらえが大切みたいでした。
 通常、ばくだん丼は納豆・卵・マグロの他にオクラや山芋を入れる事が多いですが、こちらはスタミナをつけるのが目的なせいか、アボカドやにんにくといった濃い食材が代わりに入っているのが特徴。
 コチュジャンがききすぎて辛い時はマヨネーズをトッピングした方がいいそうで、「ふぅ…辛みがマイルドになった。さすが料理界の爆発物処理班だ」と紺田君もその存在に救われていました。
常に走っていないと死ぬ車に乗っていた事からマグロを連想
 にんにく醤油漬けがいい具合に浸かったので、いい機会だと思い再現する事にしました。
 単行本のカバーに詳しい分量つきのレシピがきっちり記載されていましたので、早速その通りに作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、材料の下準備。
 お刺身用のマグロのサクは食べやすいサイズにそぎ切りにし、アボカドは皮をむいて角切りに、たくあんは細切りにして漬け汁をしっかり絞ります。
スタミナバクダン丼1
 納豆は何も入れていない状態のまま白い糸がたっぷり出てくるまで何度もかき混ぜ、途中付属のタレを加えて丹念に練り混ぜておきます。
 その間、小皿に入れたにんにく醤油漬けへコチュジャンを調合してよく混ぜ合わせ、タレを作っておきます(←丸ごとにんにくの場合、みじん切りにしてから使います)。
※市販のにんにく醤油漬けでもいいですが、煮沸消毒した瓶へみじん切りにしたにんにくと醤油を入れ、丸一日放置するだけで簡単に自作できますので、そちらをおすすめします。長期保存は出来ませんが、冷蔵庫で一週間は持ちます。
スタミナバクダン丼2
 次は、盛り付け作業。
 炊きたてご飯をよそった丼へ先程の納豆、アボカド、たくあん、マグロの刺身を彩りよく飾りつけ、真ん中に生の卵黄をそっと落とします。
 全ての具を盛り終えたら、周囲に軽く刻み海苔を散らします。
スタミナバクダン丼3
スタミナバクダン丼4
スタミナバクダン丼5
 にんにく醤油漬けとコチュジャンのタレを具にたっぷり回しかけ、マヨネーズと一緒にテーブルへ運べば“スタミナバクダン丼”の完成です!
スタミナバクダン丼6
 生にんにくならではの強烈な香りと、唐辛子の力強い香りが組み合わさり、空腹時には危険なレベルの食欲をそそる丼に仕上がっています。
 マグロの赤・アボカドの緑・たくあんの黄色・納豆の茶色・卵黄のオレンジの取り合わせがとてもカラフルで美しく、これは味の方にも期待が持てます!
スタミナバクダン丼7
 それでは、黄身を崩し少し混ぜていざ実食!
 いただきまーすっ!
スタミナバクダン丼8


 さて、感想は…口の中でガツンときて爆発するような美味しさ!唐辛子の刺激的な風味が隅々まで染み渡った、これぞ男飯といった丼物です!
こんな物騒なボンバーマンは嫌だ!といいたくなるクオリティー
 生にんにく特有のカァ~!と力が湧いてくるパワフルな風味と、コチュジャンのピリッとした辛甘さが効いたエキゾチックな醤油ダレが個性的な具を一つにまとめており、ご飯にもぴったり合っています(←すごくさっぱりして甘さ控えめな焼肉のタレみたいな味でもありました)。
 にんにくから溶け出たエキスのせいか丸みのある塩気になってて、ワイルド系な味付けの割にはトロンとしたまろやかな口当たりで、甘口醤油やたまり醤油に似たこっくりと熟成した旨味が特徴的です。
 この濃厚な辛味噌風味の醤油は納豆やアボカドと相性抜群で、納豆はにんにくを増量したキムチ納豆風のご飯泥棒な旨さ、アボカドは韓国風のパンチが効いたヅケっぽい仕上がりになっており、肉なしとは思えぬボリューム満点な味わいが印象的でした。
 たくあんのパリパリボリボリとした歯応えと昔懐かしい和の甘じょっぱさがいいアクセントになり、だらけそうになるのを適度に引き締めているのがたまりません。
 例えるなら「焼肉屋さんのごま油抜き海鮮ユッケ風バクダン丼」で、卵黄の濃く甘いコクがマグロにまったりと絡み、 旨味をさらに引き立てているのがよかったです。
 ここにマヨネーズを加えると、打って変わってマイルドで優しいこってり感のある味わいに変化するイメージで、七味マヨや明太マヨかけご飯に似た醍醐味がありました(←アボカドには勿論、何とマグロとよく合っててびっくり!)。
スタミナバクダン丼9


 生のマグロに生にんにくはヘビーなんじゃ…と想像していましたが、意外にもマグロの味は濃くてにんにくをしっかり受け止めており、ご飯が進む旨さでした。
 納豆が苦手な夫にも納豆抜き(←その代わりにアボカドを増量しました)バージョンも作って食べてもらいましたが、「これ合うねー、にんにくが効いてる!」と喜んでおり、一風変わったアボカドマグロ丼としておいしく頂けたようでした。
 作中ではコチュジャンを入れすぎると辛いと書かれていましたが、単行本にある分量ならそこまで辛くありませんでしたので、辛い物が嫌な方でもスルッと食べられそうな一品です。


P.S.
 シビレフグ太郎さん、コメントを下さりありがとうございます。


●出典)『紺田照の合法レシピ』 馬田イスケ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
※レシピの分量や詳しい内容は、以前こちらでご説明した通り完全非公開に致しております。

Comment

2019.05.12 Sun 21:47  |  No title

いつも楽しみに拝見させて頂いております。
今後も色々な料理の再現、心より楽しみにしています。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
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