『旬~味彩の匠~』の“地卵ダブル丼”を再現!

こんにちは。今朝『賭博覇王伝 零』の第二部が嫌な始まり方をする夢を見てしまい、軽くショックを受けたあんこです(末崎もユウキも多分死んでないはず!(`Д´))。

今回再現する料理は、『旬~味彩の匠~』二巻で主人公が地鶏丼勝負の際、対戦相手が地鶏肉をメインに丼を作るのに対抗し、地卵をメインにして作った丼“地卵ダブル丼”です。
地卵ダブル丼図
この“地卵ダブル丼”は中身が変わっていて、何と普通のケチャップライスの代わりにシンガポール風チキンライスが入っています(シンガポール風チキンライスとは、お米を鶏がらスープや鶏肉と一緒に炊いて作る、一種のシンプルな炊き込みご飯のような物の事。鶏の旨味を存分に味えるのが特徴的な料理です)。
本場のチキンライス
このご飯の上へさらに生の地鶏の卵黄を乗せ、その回りを丼つゆで味付けされたオムレツ状の卵で包む事により、「濃厚な卵かけご飯」「鶏の旨味が全て包まれた丼」ともいうべき和風オムライス丼が出来上がるのだそうです。
潰れずに丸のままの形を保っていた卵黄が、スプーンに触れた時にはじけてご飯に流れる瞬間が本当においしそうで、実際に作ったらどんな感じなんだろうとすごく気になってました。
地卵ダブル丼の断面
今回は出来る限り細部まで再現したかったので、奮発して秋田で唯一自然循環型農場で比内地鶏を育てている養鶏場から比内地鶏の卵をお取り寄せしました(同時にお肉もお取り寄せしましたので、後日対戦相手の作った地鶏丼も再現します)。本当は作中に登場する奥久慈しゃもで再現したかったのですが、なかなか納得できるものが見つからなかったので断念しました。

まずはシンガポール風チキンライス作り。
うっかり画像を撮るのを忘れていましたが、実は一週間程前に自家製鶏がらスープをとっていたので、そのスープでご飯を炊きました。味付けは醤油を少々たらすだけにしておきました。
チキンライス

次に卵の味付けとなる丼つゆ作り。
主人公の旬君は料理の決め手として、実家に代々伝わってきた秘伝のかえしやそばつゆを使っている記述が多かったので、おそらく丼つゆもそうだったのではと予想し、前もってかえしを作り一ヵ月熟成させておきました。
自家製かえし
このかえしを、作中の記述どおり昆布だしで割り、丼つゆは出来上がりです。
昆布だし特製丼つゆ

さて、最後に仕上げの卵焼き作業と成型作業です。
早速卵のパックを開けて確認。持ってみると普通の卵よりやや重く、殻が丈夫でしっかりしているのが分かりました。
比内地鶏の卵
開けた状態
割ってみて、質の良さを再確認。白身が分厚くて黄身がこんもりとしており、箸でつまんでもびくともしませんでした。さすが比内地鶏の卵!
※余談ですが、てっぺんに入れる卵黄を用意する為に殻で黄身と白身をわけようとしたら、何と白身が黄身にぴったりくっついたまま離れず、そのまま十秒以上たれさがってました…(゜д゜;)!試しにオムレツ生地用の卵も同じ事をしてみましたが、全てそんな感じでした。両手がふさがっていて写真が撮れなかったのが無念です。こんな事は初めてだったので驚きました。
黄身つまみ!
この卵を丼つゆと一緒に適度に溶きます。
溶いた状態の卵
フライパンを熱して一気に卵を流しいれ、さっとかき混ぜてオムレツ状の丼のフタを作ります。焼きすぎず、フワトロの半熟状態になるように注意しました!
オムレツ状のフタ
半熟状に焼きあがったらすばやくボウルにすべりこませ、卵黄を入れ、チキンライスを入れてすばやくひっくり返します。作中の表現はこんな感じです↓。
ヒロインの彩ちゃんが一気に振ります!
という訳で、私も同じく「ブン」!
ブンッ!
フタを外したら、“地卵ダブル丼”の完成です!
うまく包めずに仕上がってしまったのでグチャグチャですがorz、何とか丸く出来たのでよしとします…(練習した時は破れたりめくれたり割れたりと、かなり失敗しました…この作業は相当難しいです)。
地卵ダブル丼完成

では、実食!まずは、卵黄をつけていない状態の卵とチキンライスからいただきます!
断面…かな?
ふむ…確かにこれはオムライスではないです。うまくいえませんが、卵は「かために焼いた親子丼の卵」で、ご飯は「駅弁かしわめしのご飯」という感じです。意外なことに、鶏がらスープで炊いたご飯は折尾のかしわめしに味も香りもそっくりでした。素朴ながらも鶏の出汁がきいており、なかなかのお味です。
次は、卵黄をつけた状態で実食(残念ながら、断面を撮ろうとしたら卵黄が下まで滑り落ちていってしまった為上にあったような画像は撮れませんでした。無念!)。
断面がかろうじて見えます
おお、まさしく作中で言われていたように「濃厚な卵かけご飯」のような味!とろりとした卵黄がチキンライスに絡み、地卵のおいしさが直接舌に伝わってきます。

さて、総合的な味の評価ですが…私の腕の未熟さを差し引いても、まだ未完成な味なのではと思いました。オムレツ状のフタも、卵黄も、チキンライスも、単品としてはとてもおいしいのですが、これだけで食べるのは正直味が淡白すぎるように感じました。
せめて天津飯のように上にあんをかけるとか、もしくはチキンライスを鶏がらスープで炊いただけの白飯にするよりもっと濃い味付けをした方が最後まで飽きずにさらにおいしくなるのでは?と思ってしまいました。ただ、素材の味をシンプルに楽しみたい方には好まれるかもしれません。
地卵がおいしいだけに、少し残念な結果となってしまいました。

●出典)『旬~味彩の匠~』 高倉みどり/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
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・再現料理を予定中の漫画:
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