『旬~味彩の匠~』の“倉そばのカレー丼”を再現!

どうも、あんこです。
技来先生に「『拳闘暗黒伝セスタス』は絶対再開するんですよね?あれで終わりじゃないですよね?信じていいんですよね、先生(血涙)!」とファンレターを送るべきかどうか迷っている今日この頃です。

今回作る漫画の再現料理は、『旬~味彩の匠~』二巻で主人公のおじいちゃんが幼かった頃のS&C(どう考えてもあの会社のパロディですね^^;)の会長に作ってあげた“倉そばのカレー丼”です!
倉そばのカレー丼図
このカレーの秘密は出汁にあり、何と和の野菜で作ったブーケガルニで煮出した出汁を使用しています。カブの葉、せり、柚子の皮などの香りが濃い日本独特の和野菜で出汁をとる事により、カレーに清涼感を出す事がポイントとなっているそうです。
和風ブーケガルニ
ちなみにメインの具はカブで、ふろふき大根のような食感が和風なカレーに合うと主人公・旬君は話していました。
カレー丼の主役の具
珍しい料理なので前々から気になっており、是非食べてみたいと思っていました。

では、早速調理開始!
最初に、和風ブーケガルニを作り出汁をとっていきます。ちなみに今回ブーケガルニとして使用するのはせり、大根の葉、カブの葉、太ねぎ、そして柚子の皮です。出来るだけ香りが強い物を選んでみました。
ブーケガルニの野菜
これらを丁寧に洗い、ザルにあげて水気をきっときます。
洗った和野菜
この間に鰹出汁を煮出しておき、かえしとあわせてそばつゆを作っておきます。作中の記述によると、鰹出汁のそばつゆは味の決め手として必要なのだそうです。
鰹だしも忘れずに自家製かえし

野菜から水気がきれたらザルから取り出し、水と一緒に鍋の中に入れてしばらく煮込みます。
ブーケガルニ1
30分経過。まだまだ出汁が取れそうなので、さらに放置。この時点から既に野菜のむせかえるような香りが凄かったです。
30分経過!
そして1時間経過。大分煮詰まって野菜のエキスが出きった感じになったので、ここらへんで火を消しました。
1時間後!
鍋から和風ブーケガルニを取り出し、出汁を清潔な布巾をしいたザルで漉しておきます。この時、台所は清涼な香りが漂っていてとても清々しかったです。野菜って結構香りがあるんだなと思いました。
絞り作業和風ブーケガルニの出汁

仕上げに、カレーの煮込み作業。
先程とった和風ブーケガルニの出汁を鍋に入れて熱し、そこに主役の具であるカブを投入します。
主役の具・カブ登場
鍋にふたをしてコトコト弱火で煮込んでいる間に豚肉を塩と酒で軽く炒めておいたり、とろみつけ用の山芋を適量すっておきます(作中によると、片栗粉ではなく山芋のとろろでカレーにとろみをつけるのだそうです)。
豚肉ジャージャー。山芋しょりしょり。
カブが柔らかく煮えたらS&B(登場する人がS&Cの会長さんなら、カレー粉もやはりこれだと思って使いました(・∀・)!)のカレーミックスと豚肉、そばつゆを入れ、味がなじむ程度に軽く煮ます。
S&Cとくるからにはこれでしょう!カレー煮込み作業
火を消す直前にすっておいた山芋を入れてかき混ぜてルーの出来上がり。あとは丼ご飯の上にかければ、“倉そばのカレー丼”の完成です!それでは、いただきまーす!
倉そばのカレー丼完成図

味の感想ですが、これはすごい。今まで味わった事がないおいしさです。作中で「香りの和音」「マイナスイオンを全身にあびているような爽快感」と表現
※実は、マイナスイオンは特に科学根拠はないそうです。
一口目でまず感じるのはカレーの匂いと味なのですが、その数秒後に何ともいえない野菜の爽やかな香りが少しずつ、でも確実に鼻を通り過ぎていきます。出来上がった時のカレーを見て、正直「カレーのスパイスで和風ブーケガルニの風味が分からなくなっちゃってるな~。野菜意味なかったかな?」と思っていたのですが、食べてみるとそんなに消えていませんでした。確かに一口二口ではわかりにくいかもしれませんが、何口も食べている内に徐々に和風ブーケガルニの香りや風味が主張していくのがはっきりわかります。そのせいか、どれだけ食べても全く胃にもたれませんでした(試食してもらった母も「野菜の風味がする。せりの香りとネギの甘味が強い」と言っていました)。野菜の甘い、何ともいえない出汁がきいていて美味です。
そして具のカブですが、これがまたとろっと口の中で優しくとけてとてもおいしかったです。カレーにカブって合うんだな~と感心しました。このカブにも和風ブーケガルニの風味が染みこんでいたので、香りがすごくよかったです。あと、とろみをつけるために入れた山芋も、予想以上にとろみつけの役にたっておりカレーにも合っていました。これはもう、新しい形の和風カレーとして認めてもいいと思います。

胃の調子が悪いけどカレーを食べたい、もしくは今日はさっぱりしたカレーを食べたい!という方にオススメです。サラサラとお茶漬け感覚でいけるので、うどんなどの麺類にあわせてもいいと思います。

●出典)『旬~味彩の匠~』 高倉みどり/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
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 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
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