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『クッキングパパ』の“本場イタリアのスパゲティ”を再現!

 ツキノワグマの赤ちゃんをテレビで見て、うちの犬がまだ子犬だった頃にツキノワグマの子どもに間違われて困惑した思い出が蘇りました。
 こんにちは、あんこです。


 今回再現してみる漫画料理は、『クッキングパパ』二巻で初登場した女好きのイタリア人・ティートさんが「本場イタリアの味」と言って荒岩さん一家や夢子さんにごちそうした“本場イタリアのスパゲティ”です!
本場イタリアのスパゲティ図
 スパゲティと言えば日本風ミートソースやナポリタンが主流だった当時(このお話が載っている『クッキングパパ』二巻は1986年に発行)において、このレシピは画期的だったのではと勝手に推測しています。
 詳しく読んでみると、ぺペロンチーノと材料は非常に似ているのですが作り方が全く異なっており、どんな感じなのか気になっていました。
 唯一苦手な野菜・セロリを使うのが不安ですが、早速再現してみようと思います。


 では、調理開始!
 まず最初に、野菜を切ります(作中ではスパゲティを茹でている間とあったんですが、不安だったので切る作業だけ早めにしました)。
 玉ねぎ、にんにく、セロリはみじん切りに、マッシュルームは薄切りにしておきます。
本場のスパゲティ1
 その後、スパゲティを塩を多めに入れたお湯で茹で始めます。
本場のスパゲティ2
 ここからは急いで作業。フライパンにバター(作中ではマーガリンです)を入れて熱します。
本場のスパゲティ3
 そこににんにく、たまねぎ、セロリ、マッシュルームを入れ、塩とブラックペッパーで少し強めに味付けしながら炒めます(実を言うと、後々ここでミスをしていた事が発覚。本当はセロリは葉だけ使用で、炒める時には入れずに生で和えるのが正しい作り方です。慌てていたので気付きませんでした…再現度低くてすみませんorz)。。
 玉ねぎが透き通るまで火が通ったら、後で加えるソースの出来上がりです。
本場のスパゲティ4
 スパゲティがちょっと硬めに茹で上がったらザルにあけて水気を切り、ボウルに入れてオリーブ油をたっぷり、塩こしょうを軽く入れてよくかき混ぜます。
 なお、この料理はスパゲティとオリーブ油がよければよい程いいと書いてあったので、スパゲティはイタリア産、オリーブ油は「ラニエリ」のエクストラバージンを使用しました。
本場のスパゲティ5本場のスパゲティ6
 このスパゲティをお皿に盛って先程のソースをかけ、上から粉チーズを好みの量だけふったら(本来なら、この時にセロリの葉を散らします)“本場イタリアのスパゲティ”の完成です!
本場のスパゲティ7
 ティートさんの言う通り、オリーブ油の香りがたまりません。
 マッシュルームの匂いも意外と強く、食欲をそそります。
本場のスパゲティ8
 全体をよく混ぜてから、いざ実食!いただきまーす。
本場のスパゲティ9

 さて、食べた感想はというと…これは美味!すごくいいです!
 一口食べるごとにオリーブ油の品のいい香りが強く漂い、リッチな気分になりました。
 火を通さない生のオリーブ油だからこそ、この香りが出るんだと思います。
 香味野菜やきのこ、粉チーズの風味がパスタの旨みを最大限まで引き出していて、とてもおいしかったです。
 パスタやオリーブ油の質がよければよい程、それらが全面に出て来る料理に感じました。
 今までに食べた事があるようなないような変わった味で、強いて言うならペペロンチーノが一番似た味なんですが、それよりもずっとさっぱりしていて全然油っこくありませんでした。
 その上、セロリやマッシュルームのコクがプラスされた感じなので、いくら食べても飽きがこない味です。
 セロリは苦手だったんですが、これなら平気でした。

かなり手軽に作れますし、これなら毎日食べても負担にならずおいしく食べられると思いました。 パスタ料理に新たな定番が加わって、満足です!

 


◎追記(2018.9.22)
 原作とは明らかに違う箇所があるのに強引に調理を続けて記事を発表してしまい、ずっと後悔しつつも放置してしまっていたので、改めて再現をやり直してみることにしました(←画像も汚いので再アップしたかったのもあります)。
 長年、中途半端な状態のまま記事を掲載して誠に申し訳ございません。
 今度こそ、ちゃんとした正しいレシピで作ってみようと思います!


 ということで、レッツ再現調理!
 まずは、ソース作り。
 フライパンへバターとみじん切りにしたにんにくを入れて弱火で炒め、いい香りがしてきたらみじん切りにした玉ねぎと、薄くスライスしたマッシュルームを投入して混ぜます。
本場イタリアのスパゲティ1
本場イタリアのスパゲティ2
 塩とこしょうで少し辛めに味付けし、玉ねぎが透き通ってきたらソースは準備OKです。
 その間、セロリの葉部分だけをみじん切りにしておきます(←白い茎の部分はスープやミートソース、牛肉のオイスター炒めに使えます)。
本場イタリアのスパゲティ3
 次は、パスタの用意。
 お好みのパスタを塩を入れて沸騰させたたっぷりのお湯でアルデンテになるまで茹で、茹で上がったらすぐにザルにあけて湯きりし、ボウルに入れてエキストラバージンオリーブオイル、塩、こしょうを加えてざっとかき混ぜます。
※パスタはブイトーニが一番だと作中で説明されてますが、十年前に国内で販売中止になって以来どこのスーパーでも手に入る訳ではなくなりましたので、ツルツル感が比較的似ているバリラを代用品としておすすめします。
本場イタリアのスパゲティ4
 パスタをお皿に盛り付けて上から先程のソースをたっぷりかけ、仕上げに刻んだセロリの葉を散らして粉チーズをふりかければ“本場イタリアのスパゲティ”の完成です!
本場イタリアのスパゲティ5
 セロリの茎ではなく葉、それも生のままかけて使うなんて発想は今でもなかなかみない物ですが、見た目的にはお店みたいにおしゃれで美味しそうです。
 結局、再度調べてはみたものの原型のパスタは何だったのか見つからないままで心残りですが、気を取り直していただこうと思います!
本場イタリアのスパゲティ6
 それでは、ソースとトッピングをパスタに絡めていざ実食!
 いっただっきま~す。
本場イタリアのスパゲティ7

 さて、味の感想ですが…単純な材料なのにしっかりした味わいで美味!茎と葉では全然味が違い、いくらでも入りそうです!
 炒めた茎とは違い生の葉は香りがとてもフレッシュなんですが、思ったよりもセロリ独特の癖が強い酸っぱいような匂いはそこまで主張せず、逆にすっきりとした清涼感のある心地よい香気だけが強まっていました(←セロリが苦手なはずの夫でも、言われるまでセロリの葉と気付かなかったくらいです)。
 おかげでオリーブ油がたっぷり絡んだパスタでも後口は軽く、食感もサクサクシャキッと爽やかで、唐辛子が入ってなくて味が単調になりそうなのを引き締める役割を果たしていました。
 粉チーズの熟成された塩気が全体にアクセントをつけると同時に、野菜の自然な甘味を引き立てているのがナイスです。
 ペペロンチーノと非常に似ていますが、炒め玉ねぎの優しい甘味とマッシュルームのふくよかなコクが入り混じり、より旨味が複雑で若干甘めの味わいになっている所と、加熱するとどうしても弱くなるオリーブ油の瑞々しい果実のような風味が、パスタに生のまま絡めてソースを別添えする事でくっきりと浮かびあがっている所が違っていました。
 ぺペロンチーノをにんにくがドライに効いた辛めのガッツリ系とするなら、こちらはにんにくの刺激が香味野菜でまろやかになっている分、あっさりツルツルいける甘辛マイルド系というイメージです(←前者はこってりラーメン的、後者はざるそば的な美味しさという感じでしょうか)。


●出典)『クッキングパパ』 うえやまとち/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2016.07.22 Fri 19:55  |  作ってみました( ´ ▽ ` )ノ

あんこさん、こんばんは。梅雨明けで暑い毎日が続きますが、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
一昨日、『鉄鍋のジャン!』の単行本13巻に出ていたレシピ「野菜の甘酢がけ」が無性に食べたくなり、セロリを使い、葉っぱが余ったのでこのパスタを作りました(甘酢がけもウマーでした(*^o^*))
肉類も入らず味付けは塩コショウだけなのに、バターの香りと玉ねぎの甘さが効いて、不思議と美味しいソースでパスタがいけましたね。『美味しんぼ』の海原雄山のニンニクパスタもこのパスタ同様、美味しいんだろうな〜と、妄想を膨らませる次第です。
これからもブログ記事を楽しく拝読させていただきます(≧∇≦)では、また〜。

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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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