『旬~味彩の匠~』の“冷製ラビオリ「谷山に花が美しく咲く」”を再現!

得する生きる方と、尊敬される生き方は相反する物だと知ってから、もう大分経ちました。
独り言ですみません、あんこです。

本日作ってみる漫画再現料理は、『旬~味彩の匠~』八巻の中で、主人公・旬君が会長に「新しい冷製パスタが食べたい」と注文されて試行錯誤しながら作った“冷製ラビオリ「谷山に花が美しく咲く」”です!
冷製ラビオリ「谷山に花が美しく咲く」図
この冷製ラビオリは形も変わっていますが中身も相当変わっていて、何と中にはヴィシソワーズ(ジャガイモの冷製スープ)が入っています。上に乗っているのもただのゼリーではなく、コンソメスープをゼラチンで固めたものです。
ラビオリの秘密1
ラビオリの秘密2
さらに言えばラビオリ生地も一工夫がされており、普通の生地にシーチキンが練りこんであるという凝りぶり。何でもラビオリ生地とジャガイモは炭水化物同士だからしつこくならないように、ツナサンドを食べるような軽さを再現したかったからだそうです。
シーチキンの秘密
見れば見るほどおいしそうだったので、どんな味か気になっていました。

そんなこんなで、レッツ再現調理!
まず最初に作るのは、ヴィシソワーズのゼリー。薄切りにした玉ねぎをバターを溶かしたフライパンで炒め、キツネ色になったら蒸したジャガイモ、鶏がらスープ、塩こしょうを適量入れ、ジャガイモが煮崩れるまでよく煮ます。
冷製ラビオリ1
ジャガイモがドロドロになったら火を止め、一旦こし器でなめらかになるまでこします。ペースト状になったら鍋に戻し、牛乳を入れて少し煮てから冷まします(通常のヴィシソワーズだったらここまでです)。
冷製ラビオリ2
荒熱が取れたらゼラチンを加えてよく混ぜ、冷蔵庫で冷やして固めておきます。これでヴィシソワーズのゼリーの出来上がり。
冷製ラビオリ3
その間、生地に練りこむシーチキン作りをします。耐熱容器にオリーブ油、マグロの赤身ブロック、ローリエ、タイム、ローズマリーを入れて190度で約四十分熱します。
冷製ラビオリ4
中にまで熱が十分通っていたらオリーブ油からマグロを取り出し、細かくほぐしたらシーチキンの出来上がり。香りもよくてヘルシーそうなので、気に入りました。
冷製ラビオリ5
冷製ラビオリ6
この時、市販のコンソメスープにゼラチンを入れてかき混ぜて冷蔵庫で固め始めておきます(写真は固まった後のもの)。
冷製ラビオリ13
次にラビオリ生地作り。小麦粉を入れたボウルの中に卵、塩、オリーブオイル、そして先程作ったシーチキンを加え、表面にツヤが出てなめらかになるまでよくこねます。あらかたまとまったらラップに包み、三十分位冷蔵庫で寝かします。
冷製ラビオリ7冷製ラビオリ8
生地を寝かし終えたら打ち粉をまぶしながら麺棒で薄く伸ばします。
冷製ラビオリ9
生地を近くで見るとこんな感じです。ブツブツして見えるのはタイムやローズマリーで、ツナはほとんど分からなくなっています。
冷製ラビオリ10
この生地を四角に切っていき、真ん中にヴィシソワーズのゼリーを乗せ、作中通り花のような包み方で包んでいきます。余談ですが、この作業かなりてこずらされました(疲れた…orz)。
冷製ラビオリ11
ちょっとグチャグチャになってしまいましたが、少しはそれっぽく出来た…かもしれません。このラビオリを塩を少量入れたお湯で茹で、冷蔵庫で冷やしておきます。
冷製ラビオリ12
最後にお皿の上にサラダ菜とラビオリを乗せ、一つ一つにコンソメゼリーを飾っていったら、“冷製ラビオリ「谷山に花が美しく咲く」”の完成です!
冷製ラビオリ14
作中にあった物ほどきれいではありませんが、そこそこ似せれたとは思います。コンソメゼリーの輝きが美しいです。
冷製ラビオリ15
さて、問題は味なので実食!いただきまーす。


パクッ。
ニッチャ、ニッチャ、ミシミシ。ドロッ…。


・・・・・・・。
ぐぐぐ…。


うーん、久々の大失敗。はっきり言っておいしくないです。というか地味にマズイです。『ミスター味っ子』の“下仲主任のサラダ風冷やし中華”以来失敗はなかったので、すっかり油断してました。いえ、むしろまずさはこっちの方が遥かに上なので、よりパワーアップして出戻られてきたような感じです。
シーチキンが練りこまれているせいか生地がガチガチに硬く、作中で言われている「かすかにハムを食べているような」味はしませんでした(手作りシーチキンはそのまま食べたらおいしかったので、シーチキンのせいではなさそうです)。強いて言うなら、ちょびっとだけ肉っぽい風味がしたくらいです。特にねじった部分がパサパサで硬くてまずかったです。
中から出てくるヴィシソワーズも、少量のせいかどうしてもざらっとした舌触りのほうが後味に残りがちでした。ただ、コンソメゼリーは普通においしかったです。

『旬~味彩の匠~』に関する再現料理は全ておいしかったので安心しきっていましたが、思いも寄らぬ形で安全神話が崩れました。もっとも私の腕が悪すぎるからこうなったのかもしれませんので(というか一番有力ですね)、どなたか料理上手な方にリベンジしていただきたいです…。

●出典)『旬~味彩の匠~』 高倉みどり/講談社
     『DEATH NOTE』 原作:大場つぐみ 作画:小畑健/集英社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2011.08.11 Thu 15:13  |  

何食ってもウマーって人かと思ってたんで(失礼!)夜神総一郎さんの渋面みて思わず吹きそうになりました。これからも楽しく読ませて頂きますんでよろしくお願いします。

  • #-
  • nil
  • URL

2011.08.16 Tue 23:36  |  nilさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

はい、実は大抵の料理を「おいしい!」と感じる舌な為、
周囲からは「あてにならない…」とややあきれられがちです;
夜神さんの渋い顔は、不味い物を食べたときの自分の表情に通じるものが
ある為、つい出してしまいました;。何ともいえない表情で、未だに好きです(^^;)。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

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  • あんこ
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
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