『美味しんぼ』の“簡単うどん”を再現!

一度会ったきりのマサル君の職場の同僚が、マサル君と一緒にバイキングへ行った時「マサルさんの彼女ってこういうのいっぱい食べそうな感じですね~」と言ったそうです。ろくろく話もしたことがない人間にすら本性がバレている事に、軽くショックを受けました。もっとも、私のメタボな体型を見て「肥満=大食い」という図式を思い浮かべただけかもしれませんが…。
こんにちは、煩悩の塊人間あんこです。

本日再現する漫画料理は、『美味しんぼ』にて山岡さんが大阪から単身赴任してきた社員さんに「簡単に出来て、なおかつうまい」と言って作り食べてもらった“簡単うどん”です!
簡単うどん図
レシピは本当~に簡単で、丼にうどん・ネギ・梅干し・鰹節・醤油を入れて熱湯をかければすぐに出来上がります。それでいて味は最高らしく、作中でも偏屈な社員さんから「こないにアホみたいに簡単に作ったうどんが、こないにうまいなんて!」と大笑いさせる事に成功していました。
材料もありふれていて身近なものばかりですし、「本当においしいのなら、是非定番にしたい」と思い作ってみる事にしました。

と言う訳で、再現調理はじめ!
まず材料の準備。ネギ(長ネギやわけぎなど、こうとうネギのたぐいがいいそうです)を細かく刻み、梅干しの種を取ってちぎっておきます。
簡単うどん1簡単うどん2
次にうどんですが、これは乾麺でも生麺でも好きな方でいいようです。山岡さんがおすすめするうどんは「モチモチシコシコしていて、具合がいい」秋田産の稲庭うどんだそうですが、今回私は地元九州産小麦100%の細めでつるつるした生うどんを使用しました。
簡単うどん3
このうどんを袋に書いた時間通りに茹で、茹で上がったらざるにあけて水でよく洗います(乾麺の場合、乾物臭さが取れるまで)。
簡単うどん4簡単うどん5
洗い終わったら水気をきって丼の中へ盛り、その上に山岡さん曰く「うそ!というくらい」鰹節をたっぷり乗せ、さらに梅干し、ネギをところどころにいっぱい散らします。
簡単うどん6簡単うどん7
簡単うどん8簡単うどん9
そこへ醤油をざっとかけ回し、麺全体がほぐれる程度の量のお湯をかけます。
簡単うどん10簡単うどん11
これをよくかき混ぜたら、“簡単うどん”の完成です!
簡単うどん12
山岡さんの言った通り、とても簡単にすぐ出来上がったので少し感動しました。確かにこれなら、普段料理をしない人でも何とかなりそうです。
簡単うどん13
では、肝心の味を確かめる為にいざ実食!いただきまーす。
簡単うどん14

味の感想ですが…何かモソモソする(´Д`;)。
大変残念ですが、いっぱい入れた鰹節がうどんにたくさん絡み付いてきて味を台無しにしていました。
つゆ自体は結構おいしいです。濃い鰹だしと爽やかな酸味の梅干しが溶け込んだつゆに、シャキシャキしたネギが鮮やかな香味を付け加えており、簡単にできたとは思えないような旨さになっています。例えるなら、関西風の上品なお吸い物といった感じの仕上がりです。
しかし、せっかくのつゆも鰹節によっておいしさが半減。噛めば噛む程ミシミシと硬い鰹節がふんわりつるつるしたうどんの後味を完全に消しており、つゆのほのかな良さを帳消しにしていました。

だしを取った後に鰹節を取り除けば、そこそこおいしく食べられると思いますが…それじゃあ意味がないし、勿体無いですね(^^;)。かと言って鰹節を少なめにすれば、今度は薄味になりすぎますし…。決してまずい訳ではないだけに、ちょっと困ってしまった再現でした。

◎追記(2010年3月3日更新)
約一年前は上記のような一方的結論に至りましたが、本日当ブログにコメントをして下さった方のアドバイスを参考して「本枯れ節」を薄く削って出来たかつお節で"簡単うどん"を再現してみた所、何と見事においしく出来上がりました!
本枯れ節薄削り
簡単うどん訂正1簡単うどん訂正2
極薄に削られたかつお節は口の中でほとんど引っ掛かる事もなくふわふわとしており、うどんやお出汁の邪魔をする事はありませんでした。ほのかな酸味がきいた上品なお吸い物風のおつゆがうどんとよく合っていて、結構おいしかったです。シャキシャキしたねぎもいいアクセントになってますし、一気に好きになりました。
どうやら以前作った時に感じたあのモソモソと硬い食感は、使用したかつお節がやや細かい破片入りの削り節だった事から発生したみたいです。
以上のように、かつお節さえきちんとした物を使えば山岡さんが言ったようにおいしく出来上がる事が判明しました。結論としては、「簡単うどんは、材料さえ気をつければおいしい!」です。
長い間、私の間違った調理法のせいで勘違いな感想を無責任に掲載し続けてしまい、誠に申し訳ございませんでした。不快になられた方がおりましたら、本当にすみません。

●出典)『美味しんぼ』 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2009.12.29 Tue 22:23  |  

再現してみたことがあるのですが、
確かにこれ、微妙な味ですよね…

  • #-
  • んんー
  • URL

2009.12.29 Tue 23:20  |  んんーさん、初めまして。

こんばんは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをしてくださり、ありがとうございます。

んんーさんも簡単うどんを再現して、同じくがっかりなさったんですね…。
実を言うと、ずっと「私の舌がおかしいのかな…?」と思い悩んでいたので、同じ意見の方がいてすごくほっとしました(^^;)。
見た目はなかなかおいしそうだったんですが、味は…見事に裏切られました(´・ω・`)。

  • #xNYelOkA
  • あんこ
  • URL
  • Edit

2010.01.03 Sun 20:21  |  

初めまして。

たしか「おせん」という漫画で鰹節をテーマにしていたときがあり、
本枯れ節を使ったお茶漬けを作っていました。

出汁をとるなら花鰹とほとんど差はないけど、鰹節自体を食べてみると全然違う・・・という描写だったので、このうどんも本枯れ節を使ったらよくなるのでは・・・
と思ったんですけど本枯れ節なんか使うと全然簡単じゃなくなりますよね(^^;)

  • #-
  • 矢代
  • URL

2010.01.04 Mon 00:36  |  矢代さん、初めまして。

こんばんは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

本枯れ節!その発想は全くなかったので、うかつでした(゜Д゜;)!
確かにそれを使って簡単うどんを作ったら、ゴワゴワミシミシした嫌な食感を感じる事のない簡単うどんを作れるかもしれません。
ただ、そうすると矢代さんのおっしゃる通り手軽ではなくなる訳で…難しいですねorz。
情報を下さり、感謝致します。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2012.01.09 Mon 18:37  |  初めまして。

初めまして。
凪緒♪と申します。
最初はクッキングパパのレシピを探して、あんこさんのブログへたどり着きました。
私も料理マンガ系好きなので、再現が大変面白く拝見しております。
この料理、私も試した事あります^^
(地元が、稲庭うどんのある市です。今は隣県に住んでいますが^^;)
稲庭うどん自体が、もっと細くて、喉越しは柔らかいのにシコシコした食感なので、ぜひ試してもらえたらと思いました。
これからも楽しみにしております(o´▽`o)

  • #mQop/nM.
  • 凪緒♪
  • URL
  • Edit

2015.10.30 Fri 12:12  |  子供の頃から食べていました。

物心がついた頃(40年くらい前)から
茹でた乾麺に鰹節、ネギ、味の素、醤油をかけて食べていました。
熱湯ではなく、ゆで汁を使うことにより
少しトロっとした汁になり、よく麺に絡みます。
鰹節のかけすぎに注意しながら
是非お試しください。

  • #-
  • さなぎ
  • URL

2015.12.16 Wed 19:50  |  うどん

よっく、楽しませてもらっています。うどん県をふくむ四国以外では、うどんという食品の評価はビミョーなもんがあるように思います。美味しんぼにおいても、うどんそのものではなく、具材や味付けがメインの話になっている気がします。素材そのものの味について常に言及する作品なのに。あんこさんのブログ内では、クッキングパパの手打ちうどんのかいが、良かったです。

  • #-
  • まーく
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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
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 …『夢色パティシエール』


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