『喰いタン』の“夜食用ボロネーゼスパゲティ”を再現!

今日で今年が終わりますが、何だかあっという間だったような気がします。十代の時より時の流れが確実に速くなっている上、世の中も目まぐるしく変わっていってますが、来年も出来る限り自分のペースを大事にしながら頑張ろうと思います。
どうも、あんこです。今年最後の記事なので、気合を入れて書きます!

今日再現する漫画料理は、『喰いタン』にて主人公・高野先生がとある女性漫画家さんにレシピを教わりながら実際に作ってもらい、食べて「旨味ーーー!」と絶叫した“夜食用ボロネーゼスパゲティ”です!
夜食用ボロネーゼスパゲティ図
『喰いタン』とは、作中に出てくる秘書の京子さん曰く「料理と推理とグダグダなギャグとの華麗な融合」(『喰いタン』十五巻より抜粋)を実現化した漫画で、探偵と小説家を兼業している大食家の先生・高野聖也が秘書・出水京子さんと一緒に知恵と味覚を駆使しながら難事件を解決していくという秀作漫画です。
ちなみに皆さんもご存知だと思いますが、『喰いタン』の作者・寺沢先生は過去に『ミスター味っ子』を描いていた事で有名な方です。あまり取材や試食や検証をしないで描いていた前作とは全く違い、この作品では結構まともなレシピや料理の豆知識が多々出てきます。食べ物に関する事件ばかりですので普通の推理漫画とは一味違った感じで面白いですし、いろんな方にお勧めしたい漫画です。
今回作るのは、十五巻に載っていたFile100.「美人漫画家の手料理を喰いまくる!!」内で高野先生の小説を漫画化する事になった女性漫画家さんが高野先生にお願いされて作った簡易版ボロネーゼスパゲティ。使う材料はオリーブ油、塩、こしょう、挽き肉、玉ねぎ、にんにく、トマトピューレ(はっきりと種類は明記されてませんでしたが、他の巻で高野先生が「ボロネーゼは最後にトマトピューレを味を調える程度に加えるだけが特徴」というような事を言っていましたので、それに準じました)と普通のレシピよりかなり少なく、作り方も単純でしたが、簡素な料理を好む日本人の血が騒ぐせいかとてもおいしそうに見えました。
夜食用ボロネーゼスパゲティ作り方1
メタボ大食家の常か、私は「夜食」という言葉に非常に弱い人間なので、読んでいる内にむしょ~に食べたくなってきました。ちょうどハンバーグ用に買って余っていた挽き肉もあることですし、早速試してみます!

という訳で、レッツ再現調理!
まずは、材料の下ごしらえ。玉ねぎは出来るだけ細かく刻み、にんにくは漫画家さんがアドバイスした方法で芯を丁寧に取り除いてからスライスします(今まで私はわざわざ真っ二つに切ってから取ってました^^;)。
にんにくの下ごしらえ
夜食用ボロネーゼスパゲティ1夜食用ボロネーゼスパゲティ2
次は、ソース作り。
フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火で熱し、にんにくの香りが立ってきたら挽き肉を入れて中火~強火で炒めます。挽き肉の半分以上に火が通ったら玉ねぎも加え、さらに炒めます。
※母が言うには、最初に挽き肉を炒めている時、あまり動かさずに焦げ目を程々につけた方が肉がおいしくなるとの事だったので、それに従いました。
夜食用ボロネーゼスパゲティ3夜食用ボロネーゼスパゲティ4
夜食用ボロネーゼスパゲティ5
この時点で塩、こしょうを振り入れ、さっと混ぜます。ただ、塩だけは後々ソースに茹で汁を投入したりするので、しょっぱくならないようにやや控えめにしておきます。
夜食用ボロネーゼスパゲティ6夜食用ボロネーゼスパゲティ7
ソースを作っている間、スパゲティも準備します。
別の鍋にお湯を沸かし、沸騰したら味がつくくらいの量の塩を入れて溶かしてスパゲティを茹でます。その際、茹で汁をソースに少々加える事を忘れずに。
夜食用ボロネーゼスパゲティ8夜食用ボロネーゼスパゲティ9
ソースと茹で汁が十分に混ざったら、今度はトマトピューレを濃くなりすぎない程度に投入し、味の調節をしながら混ぜ合わせます。全体的に水っぽさがなくなってとろみがついたら、ソースは出来上がりです。
夜食用ボロネーゼスパゲティ10夜食用ボロネーゼスパゲティ11
スパゲティが茹で上がったらザルにあけて手早く湯きりをし、ソースの入ったフライパンに入れてざっと和えます。
夜食用ボロネーゼスパゲティ12
スパゲティにソースがよく絡んだらお皿に盛りつけ、仕上げにフライパンに残っているソースを上にかければ“夜食用ボロネーゼスパゲティ”の完成です!
夜食用ボロネーゼスパゲティ13
作中に書いてある通り、最低限の材料しか使わなかったのでどうなることかとハラハラしていましたが、結構まともな出来栄えだったので安心しました。挽き肉やトマトの香りがなんとも食欲をそそってくれます。
夜食用ボロネーゼスパゲティ14
それでは、スパゲティが伸びてしまわない内にいざ実食!いただきます!
夜食用ボロネーゼスパゲティ15

さて、食べた感想はというと…肉々していて旨し(゜∀゜)!
肉と玉ねぎとにんにくの三種類しか具が入っていないのに、びっくりするくらい重厚感があります。ありきたりな材料をパッパッと炒めてごく短時間しか煮ていないというかなり適当な手順なのに、こんなに旨さが凝縮されるとは思ってもみませんでした。調味料は塩とこしょうのみですが、それが逆に素材の良さをギリギリまで引き出している感じです。
挽き肉の濃ゆいコク、玉ねぎの奥深い甘味、にんにくの力強い風味がトマトの爽やかな甘酸っぱさとよく合っており、これらが一体となったソースがスパゲティに絡むとたまらない味になります。「ミートソース」という名前通り、トマトよりも肉が主体となったソースだと思いました。作中で高野先生は「肉と野菜、スパゲティの小麦の旨味が、口中に小宇宙を形作る爆発するが如き鮮烈な旨味ッ」「濃厚な味の塊が喉をすべり落ち、胃の腑に落ち込む充実感たるやッ」と非常に興奮しておいしさを表現していますが、確かにそう言いたくなるかも…と感じる程、上出来でした(でもやっぱり、ちょっと大袈裟かな~^^;)。

夜食用にしては結構ボリュームがありすぎる観がありますが(特に女の子は敬遠しそうです…)、夕食としてなら間違いなく合格点なスパゲティです。お好みでワインやスパイス、ハーブを足して作ってもおいしそうなので、これからもちょくちょくバージョンを変えたりしながら作ってみます(^^)。

●出典)『喰いタン』 寺沢大介/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2009.12.31 Thu 14:06  |  

何か、「スパムコメント」にされちゃったんですけど?(笑)

  • #-
  • パクチョン
  • URL

2009.12.31 Thu 15:25  |  パクチョンさん、初めまして。

こんにちは、当ブログの管理人・あんこです。
わざわざご指摘をして下さり、ありがとうございます。

ご迷惑をおかけし、不快な気持ちをさせてしまって申し訳ございませんでした。
ただ今、禁止ワードを全削除して空っぽの状態に戻しました。
現在残っているのは、大分前にスパムコメントを何度も繰り返した方々の禁止IPの設定のみです。
あと、これは昨日私が試した事ですが、「であいけい」(漢字だと書き込めないのでひらがなにしました)など極端なワードを入力しただけでもコメント投稿が阻まれてしまうようです。

未熟な点が多々ありますが、ご了承して頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.01.11 Mon 19:49  |  パスタ美味そう・・・・・・

どうも、今回これを作ってみたので、今更ながらコメントします、たつです。
中華の調理師のクセに、会社の都合で和食やイタリアンのレストランにたびたび勤めさせられ、下手をすれば今現在、本職の中華料理よりもてんぷら、煮物、パスタなどが得意料理になってしまっているたつです・・・・・・orz
まぁ、それはともかく。
自分もパスタは安い上に腹が膨れるのでよく作って食べますが、もっぱら簡単シンプルな、ぺペロンチーノかオレガノ無しのマリナーラ(ホールトマト、オリーブオイル、ニンニク、オレガノだけのソース)のみ、たまにはちがうのをを食べたいと思った時、これを思い出したので早速作ってみました。
 まずひき肉を買って・・・・・・・・ひき肉が手に入ると条件反射で餃子、シュウマイ、マーボー豆腐のいずれかにしてしまうたつですが、そこをぐっと堪え、調理開始、完成、試食。
・・・・・・・・美味いです! これはウマイ! 今後定番の仲間入りしそうです! 食いタンを読んでない自分は、このブログがなければこのレシピを一勝知らないままだったでしょう、あんこさんに感謝です!
今後も再現料理を頑張ってください!

  • #HfMzn2gY
  • 職業・調理師 たつ
  • URL
  • Edit

2010.01.11 Mon 19:53  |  管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • #

2010.01.11 Mon 22:35  |  職業・調理師 たつさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

たつさんは中華の調理師さんだったんですか!中華料理はスピードが問われたり熱気との戦いがきつかったりと、かなり大変だと聞いております…すごいですね。餃子、シューマイ、マーボー豆腐…みんな大好物です(´Д`*)チュウカイチバン!
その上、中華のみならず、和食やイタリアンまでプロとしてこなしていられるとはΣ(゜Д゜;)!たつさんのスペックのすごさに、改めて衝撃を受けました。
ですので、たつさんが喰いタンのボロネーゼスパゲティを試食して「ウマイ」という感想を述べられているのを読んだ時、とても光栄で嬉しかったです!私も早速、オレガノ抜きのマリナーラをお昼に作ってみようと思います(恥ずかしながら、私はこのパスタをずっと単純に「トマトスパ」と言ってました…orz)。
これからも楽しんで頂けるよう色んな再現料理を作っていきますので、お時間が空いた時に見て頂けると幸いです。

P.S.
非公開コメントで貴重なアドバイスをして下さり、ありがとうございます。
素人な上にまだ未熟な身なので、全く知りませんでした…勉強になります。次回から気をつけて調理をしてみますね(画像にもしっかりおさめてみます)!
私個人の勝手な意見としては、これ以後もたつさんにドンドンご指摘をして頂きたいと思っております。
ご覧になられた通り私は全くの料理初心者で、勉強がおいつかないのもあって味が落ちる調理法を知らず知らずの内に載せてしまう事があります。ですので、たつさんのご都合がよろしい時に気楽にお答え出来る範囲で教えて頂けると、とても有り難いです。
何だか、逆に気を使わせてしまったみたいですみません。お心遣いをして下さり、ありがとうございました。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.01.20 Wed 14:30  |  

以前から度々拝見しております、はじめまして。

自分も昨夜作ってみたのですが、確かに肉々してウマーでした。
ちょっと横着してトマトピューレの代わりにトマトケチャップを使っちゃいましたが
(昔、家庭科の授業でピューレの代用でケチャップを使っても出来る、
みたいなことを教わってたのでそれに倣っちゃいました)、
これはこれで良かったです。
ただ、ちょっと水分が少なめになったせいもあって、ソースがちょいと絡みにくいものになっちゃいました。( ̄-  ̄ )

これからも再現料理の方を楽しみにしております。
ではでは~。

  • #Gjv7Ofbc
  • pommy
  • URL
  • Edit

2010.01.20 Wed 17:08  |  pommyさん、初めまして。

こんにちは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをしてくださり、ありがとうございます。

再現の、そのまた再現をして頂いたと聞き、嬉しいです(^^)。
仰るとおり、ケチャップでも全然大丈夫だと思います。
ケチャップはトマトピューレに香辛料と砂糖を加えて煮詰めたようなものですので、
少し甘めになる他は問題ない感じです。
ただ、水気を補う必要がありますので、そういった場合はスパゲティの茹で汁を
程よく付け足して調整した方がいいかもしれませんね(以前、失敗した事あり;)。

これからも色んな再現料理を作っていきますので、
いつか時間が空いた時にでもまた見て頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
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 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
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