『クッキングカンタンタン』の“タラジャガホワイトシチュー”を再現!

皆様、明けましておめでとうございます!
今年も慢心せず、初心に戻って公私ともども頑張っていきたいと気持ちを新たにしております。ふつつか者ですが、今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。
こんにちは、あんこです。

本日再現する漫画料理は『クッキングカンタンタン』にてとある小説家の先生がアイディアに行き詰っていた時に奥さんが出した夕食“タラジャガホワイトシチュー”です!
タラジャガホワイトシチュー図
作中でこの先生は、あまりにネタが思い浮かばない事が原因で一瞬「白い家…白い猫…白い紙…わ~、真っ白だあ…」と無我の白い世界に旅立ちます(大学時代、文学サークルの締め切りに苦しんでいた事をまざまざと思い出しました;)。どうやら書きたい事は若い頃にたいがい書き尽くしてしまったらしく、思わず「頭の中まーーーっ白で、なーーーんも浮かんでこんよ…」と素人である奥さんに弱音を吐いてしまいます。
すると奥さんは事もなげに、「いっその事、その白い世界の事を書くのはどうです?」とアドバイスします。それでも先生は諦め顔で「ダメダメ、あそこ白いだけでホントな~んもないもん(´・ω・`)」と言い返すのですが、奥さんは「あら、白もいろいろですわよー。このシチューのようにね」とほがらかに言い、差し出したのがこの真っ白なシチューです。
タラジャガホワイトシチュー漫画1
タラジャガホワイトシチュー漫画2
このシチューは肉、生クリーム、ホワイトソースを一切使わず、とろみは水溶き片栗粉のみでつけるという徹底的な和テイストのシチュー。さっぱりしていて体の負担にならない上に、神経の疲れに効く材料ばかり(牛乳、じゃがいも、タラなど)入っているので、気が楽になる作用まであるのだそうです。
真っ白で和風というのがお正月にぴったりな気がしたので、早速再現してみようと思います。

という訳で、レッツ再現調理!
まずは、材料の用意。玉ねぎは薄切り、えのきは根元を切り落としてほぐし、タラは四つに切って塩こしょうを軽くふっておきます。
タラジャガホワイトシチュー1タラジャガホワイトシチュー2
タラジャガホワイトシチュー3
じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、ラップでくるんで電子レンジにかけて柔らかくします。
タラジャガホワイトシチュー4タラジャガホワイトシチュー5
次は炒め作業。
鍋にバターを入れて中火にかけ、バターが溶けてきたら玉ねぎを加えて透き通るまで炒めます。この時、白く仕上げる為に玉ねぎはなるべく焦がさないよう注意します。
タラジャガホワイトシチュー6タラジャガホワイトシチュー7
玉ねぎがしんなりしてきたら、その上にエノキとタラを乗せてお酒(白ワインでも可)をふりかけ、フタをして強火で三分蒸し煮にします。ちなみに、途中で焦げ付かせない為に何度か鍋を揺するのがポイントとの事。
タラジャガホワイトシチュー8タラジャガホワイトシチュー9
タラジャガホワイトシチュー10
タラの身が白くプリッとなったら、牛乳、砕いた固形チキンスープの素、じゃがいもを投入し、さっと混ぜたらフタをして強火のまま煮ます。
タラジャガホワイトシチュー11タラジャガホワイトシチュー12
タラジャガホワイトシチュー13
煮立ってきたら火を弱め、沸騰しないように弱火にして約十分煮ます。仕上げに水溶き片栗粉を回し入れ、タラの身が崩れないようにそっと混ぜます。
タラジャガホワイトシチュー14タラジャガホワイトシチュー15
全体にいいとろみがついたら火を止め、スープ皿に好きな量だけつげば“タラジャガホワイトシチュー”の完成です!
タラジャガホワイトシチュー16
全くの白ではありませんが、パッと見は確かに白いです。牛乳の上品で混じりっ気のないいい香りが印象的なシチューで、見るからに温まりそうです。
タラジャガホワイトシチュー17
それでは、熱い内にいざ実食!いただきます。
タラジャガホワイトシチュー18

さて、味の感想ですが…体中に染みわたるおいしさです(*´Д`)シアワセ。
見た目はとてもシンプルで、一見素っ気なさそうにすら見えますが、一口すすると意外にも色んな味がする事に気付かされます。ホクホクしてなめらかな口当たりの男爵イモ、独特の甘さでとろけそうな玉ねぎ、舌の上でホロッと柔らかくほどけて磯の旨味が楽しめる甘塩タラ、ザクザクした食感が心地いいエノキなど、様々な具材の旨さのエキスが溶け出しており、作中で奥さんが言っていた通り「白も色々」だと実感しました。余計な脂っぽさがない上に魚特有の臭みが一切なく(これはお酒のおかげですね)、牛乳の優しい風味が隅々にまで活きているので、飲むごとにじわじわと癒されていきます。
あと、片栗粉がいい仕事をしているのに感心しました。これのおかげでシチューにちょうどよいとろみがつき、ただのスープになるのを防いでくれています。また、甘塩タラのほのかな塩気もこのシチューに合っていて最適でした。ホワイトソースは一切使っていないはずなのに、程よいコクが全体にふわ~と広がっており、いくら食べても胃にもたれる事がなかったのが嬉しかったです。シチューとチャウダーを足してちょうど二で割った感じで、かなり完成度の高い和風シチューだと思いました。

真っ白で和風なシチューを食べたせいか、気が引き締まった感じがします。連日宴会続きな方にも安心してお出しできるような感じがしました。

本年が、皆様にとってよいお年になるようお祈り申し上げます。

●出典)『クッキングカンタンタン』 たけだみりこ/永岡書店
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
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 …『まかない君』
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・再現料理を予定中の漫画:
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