『美味しんぼ』の“煮込み餃子麺”を再現!

成人女性が「女子」と自称他称されていたり、「歴史の本を読むのが好きです」と言うと「歴女なんだ~」と返されるおかしな風潮に、何だかむず痒くなってきている今日この頃(マスコミのおかげですね、ほんとうにありがとうござry)。おととい、早くもっとマシな呼び名が出来たらいいのにね~と相方・マサル君に話すと、「じゃあ、おなごってのはどう?」と返されました。うへっ、おなごとは恐れ入った(by野武士のグルメ帯文)。
どうも、何かと言うとゴローちゃんを思い出すあんこです。

今日再現する漫画料理は、『美味しんぼ』の東西新聞社恒例の「夜食自慢大会」にてある社員が紹介した“煮込み餃子麺”です!
煮込み餃子麺図
作中では、実に様々な人達が「自分の夜食が一番!」と言わんばかりに自作の夜食を紹介していたんですが、中でも異彩を放っていたのがこの“煮込み餃子麺”です。作り方は手軽で(餃子を一から作るのでしたらそうでないかもしれませんが;)、焼き餃子をお湯で煮たものの中に中華麺、醤油、ラー油を入れてざっと混ぜるだけで出来上がります。
煮込み餃子麺作り方
スープには何も手を加えない為、本当に単純な作り。しかし、ブラックさんは「このざっかけなさが嬉しい」と述べており、他の社員さんも「こんなのありかよ」「でもうまい」と好評でした。
餃子麺を食べたブラックさん
何だか気になったので、早速再現してみます!

という事で、レッツ再現調理!
まずは、餃子作りから。今回も餃子のあんは前の餃子作成の時と同じく、こちらの方のレシピを参考にして作らせていただきました(私の場合、あんは調味料を入れる前に挽き肉と塩だけで白っぽくなるまでよく練り上げたり、時々エビのぶつ切りを入れたりします。中華スープの素をお湯で溶いたものを入れてもジューシーになっていいです)。ちなみに、ニラをうっかり買い忘れてしまったのでニラなしバージョンになってしまいました…無念;。
このあんを、餃子の皮へせっせと包んだら、とりあえず餃子の出来上がりです。実を言うとこの包み作業、昔から大好きなのでかなり楽しんでしました(^^*)。
煮込み餃子麺2煮込み餃子麺3
この餃子を、ホットプレート(フライパンでも十分OK!)でこんがり蒸し焼きにします。ちょっと蒸しの行程が不十分だったせいか皮が少しカチカチになってしまいましたが、後々“煮込み餃子麺”にする時にはふやけてちょうどよくなる為、ここではあまり神経質にならなくても大丈夫です。
煮込み餃子麺4煮込み餃子麺5
煮込み餃子麺6
この餃子を小鍋で沸かしたお湯の中へ投入し、沸騰したらあらかじめ硬めに茹でて湯きりしておいた中華麺を加えて少し煮て、醤油、ラー油で好みの濃さに味付けします。
煮込み餃子麺7煮込み餃子麺8
煮込み餃子麺9煮込み餃子麺10
麺がいい硬さになったら餃子やスープと一緒に器へ移し、仕上げに刻んだ白ネギを散らせば“煮込み餃子麺”の完成です!
煮込み餃子麺11
餃子の刺激的な匂いがふわ~っと香ってくるのがたまりません。つるっとした光沢を持った焼き餃子も想像以上においしそうで、これは期待が持てそうです。
煮込み餃子麺12
それでは、麺が伸びないうちにいざ実食!いただきます!
煮込み餃子麺13

さて、味の感想ですが…旨し!意外とちゃんとした味でよかったです!
スープは餃子からいい塩梅に出汁が出ており、なかなかの味へと仕上がっています。肉汁のコクと白菜の甘味、そして皮のとろみが控え目に溶け出しており、ツルツルの麺と実に合っていました。シャキシャキと小気味よい刻みネギ、ラー油のピリッとした辛さも全体を引き締めるいいアクセントになっていますし、この味が即席で出来るとは驚きです。スープ単品だけで楽しむにはちょっと薄過ぎるかもしれませんが、そのあっさりした後味は麺と餃子を引き立てるのに成功しているので、これはこれでありだと思いました。
あと餃子は、旨味がギュッと濃縮された餡のなめらかな食感と、クタクタに煮込まれてツルンッとしている皮の舌触りが心地よく、ちょっと味が濃い目なワンタンみたいな感じでした。一回こんがりと焼かれた分普通に茹でただけの餃子よりも香ばしく、水餃子とはまた違った魅力を持っています。このワンタン風焼き餃子が中華麺と非常に相性ぴったりで、するすると食が進みました。考えてみれば、ラーメン&餃子セットというメニューがあるくらいですし、合っていて当たり前の組み合わせなのかもしれません。

スープに鶏がらスープの素を加えて濃い目の味付けにしたり、溶き卵を入れたりしたりなど、様々なアレンジを施してみたらもっとおいしくなりそうです(このままでもあっさりしてるので夜食にはいいのですが)。

●出典)『美味しんぼ』 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.01.27 Wed 20:24  |  餃子と聞いちゃあ黙ってられません!!!

あんこさん、こんばんわ。
連日の新年会、毎晩残業して天ぷらやフレンチオードブルなどを作り続け、最近自分のジャンルが中華だという事を忘れそうになっている、調理師たつです。
だがしかし、腐っても、たつは厨師!(←中華の調理師のこと)
ギョーザの事なら任せて下さい!

・・・・・・・・・閑話休題。

この煮込み餃子麺、ルーツを考えると意外と面白いですよね。
本来、中国の餃子は茹で餃子、蒸し餃子が主流で、焼き餃子は残り物を食べる手段でしかなかったのに、日本ではご飯のオカズとして食べやすい焼餃子が主流になり、こんどはその残った焼き餃子を食べるために煮込んでしまう・・・・・・・
 なんか書いていて自分でもよくわかんなくなりましたが、まあ、適当に読み飛ばしておいてください(笑)

自分も大量に作って冷凍しといた餃子を煮込んでご飯をぶち込んで食べる事はよくあります、まぁ、飯が合うなら麺も合いますよね、確かに。
ただ水で煮込んだだけなのに、ビックリするほど美味しいスープになるんですよね、ホント。
 焼いてから煮込むのは、香ばしさが出て美味しいですよね。
 ちなみに、スープを美味しくするために、わざと二、三個餃子を潰しちゃうのも有りです。
 
 さて、参考にした餃子のレシピを見させてもらいましたが、いくつか大事なポイントが抜けてました。
 ちなみにひき肉に調味料を入れて白っぽくなるまでよく練る、小エビのぶつ切りを加えるのにも、細かいポイントがあります。
 まず、ひき肉が白っぽくなるまで練る・・・・・・・実は白っぽくなってからが勝負です!
 そこから、さらに弾力が出るまで20分ぐらい、肉を握ったり揉んだりするのではなく、指を曲げて、ぐるぐるかき回すようにして練り続けてください、そうすると、ふわふわぷりぷりっとした弾力が出ます。
 さらに小海老は、包丁で切ると弾力が損なわれるので、包丁背ので千切るように切って潰して加えると、よりプリプリとした食感が味わえます。
 また、切る前に片栗粉、酒、塩でよく揉んで洗っておくと、海老の臭みが取れます。
 そして、白菜、キャベツは、みじん切りにした後、ひき肉に加える前に塩を入れて、よく揉んで、その後水気をぎゅうぎゅうとしっかりと絞ってから、加えてください。
 そうしないと、野菜のざらざらとした食感が残ると同時に、具が水っぽくなってしまいます。
 最後にジューシーさを補いますが、ここであっさりサッパリと食べるなら中華スープを、こってりとしたコクが欲しいならば背脂のミンチを加えます。
 何れもたっぷりと加えてください、こっさりが好みなら両方加えてもOKです。
 以前、中華一番の四川風焼き餃子を再現された時は背脂を豚ロースから外して使っていましたが、肉屋さんに行って、買い物ついでに「背脂ください」と言えば、無料で300グラムくらいはもらえますよ。
 
 最後に豆知識を。
 実は、餃子のヒダはない方が美味しいそうです。
 少なければ少ないほど中身の肉汁が逃げないので、実はヒダが無い餃子が理論上一番美味しいのですが、見栄えが悪いですよね・・・・・・
 自分もヒダは最低一つはつけてしまいます。

 さて、今回は本職の中華のレシピと言うことで気合が入り、文がすごく長くなってしまいました、毎度毎度、長々と失礼しました。
 ちなみに前回のメロンのレシピは、呼んだ事の無い少女漫画+苦手なデザートレシピと言うことで、何を書いたらいいか解らず、思わず沈黙してしまいました、ゴメンナサイ。
 では、あんこさん、これからも再現料理頑張ってください!

  • #HfMzn2gY
  • 職業・調理師 たつ
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  • Edit

2010.01.27 Wed 21:52  |  たつさん、こんばんは。

餃子のタレには柚子胡椒が欠かせないのが信念な当ブログの管理人・あんこです。
今回もコメントとご指摘をして下さり、ありがとうございます。
天ぷらなら分かりますが、フレンチオードブルというのは初耳です!マリネとか、そういう料理が主なんでしょうか。…響きがオシャレな上ウマーそうなので、猛然と食欲が湧いてきます(´Д`*)。

はい、実はこの記事を書いている時「たつさんはきっと素晴らしいアドバイスをして下さるに違いない…!」とワクテカしながら考えておりましたw(白状しますと、たつさんを『中華一番!』にちなんで「特級厨師」だと勝手に脳内認定しております。迷惑でしたらすみません;)。
私としては、茹で餃子のツルツルも蒸し餃子のモチモチも好きですが、やっぱり日本人の性で焼き餃子をひいきにしてしまいます…。カリカリの熱々な餃子と、ご飯やビールはまさにゴールデンカップルですので(・∀・)。
たつさんのおっしゃっている餃子おじや(?)もおいしそうですね~!確かに、びっくりするくらい餃子はいい出汁が出ていましたので、汁かけご飯にしたらたまらなそうです。

それにしても、白っぽくなってからが勝負だったとは全く知りませんでした;。指を曲げてぐるぐる…次回、実践してみます!
また、白菜やエビの下処理の方法のみは(かなり大雑把に)マスターしてはいたものの、エビの切り方はずっと「包丁乱舞ダンダン!」だと勘違いしていましたorz。今までエビに弾力がなくなるのが悩みだったのですが、やっと理解出来ました。餃子のひだも、何故肉汁が閉じ込められないのかが積年の謎だったので、すごく助かりました。感謝です(^^)!
あと、豚の背脂が限られたグラムならお肉屋さんでタダで手に入るとは朗報でした!餃子は勿論、チャーハンにもたくさん使いたかったので、早速聞いてみます。

コメントは、たつさんが自然に出来る時にして頂くのが一番嬉しいですので、どうかお気になさらないで下さい(^^;)。私こそ、逆に気を使わせてしまったり、長いお返事になってしまってすみませんでしたm(_ _)m。
また近い内に色々な再現料理をアップしていきますので、お時間がある時に見て頂けると幸いです。
お忙しい時にいつもコメント欄にて詳しく知識を教えて下さり、ありがとうございます(´∀`)。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.01.28 Thu 17:44  |  新たな組み合わせですね

ラーメン屋さんでラーメン&餃子をセットで頼むのがずっと定番でしたが、すっかり胃袋衰え(哀)てしまい、最近ではラーメン一杯もちょっときつめなりくです。(あんこさんやたつさんの真似してみましたv)

餃子を焼いて麺と一緒にしちゃうんですね。
ちょっと脂っこいかな?という印象があるのですが、いかがですか?
でも夜食用ということは、あんこさんも書かれているように意外にあっさりしてるのでしょうか。

  • #-
  • りく
  • URL

2010.01.28 Thu 19:44  |  りくさん、こんばんは。

色んな副菜(辛子高菜、もやしのゴマ油あえなど)がつくラーメン屋さんに行くとテンションがあがる当ブログの管理人・あんこですw。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

ラーメン屋さんでラーメン&餃子、私も大好きでよくしてます(すごくお腹がすいている時にはご飯も…)!
ただ、昔に比べると徐々に胃もたれするようになってきたので、寂しい限りです(´・ω・`)。
確かに全く油っこくない訳ではありませんが;、スープをすするのはちょっとだけにしておくと、そこそこあっさりと食べられる感じです。
特に、ビールを飲みつつだともっと気にならなくなります。…しかしその場合、カロリーが大変な事になりますので、ヘルシーな夜食がいい時にはやめておいた方が無難ですね(^^;)。

これからも色んな再現料理を実践していきますので、またお時間がある時に見て頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.01.28 Thu 20:44  |  

こんにちは。水餃子の茹で汁でスープを作るというのもありますね。
黒田硫黄のマンガにさりげなーく描いてあったのですが、目からウロコでした。

  • #2YawTmIQ
  • 甚六
  • URL
  • Edit

2010.01.28 Thu 21:12  |  甚六さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

水餃子の茹で汁でスープが作れるとは…と思いましたが、考えてみれば餃子から自然といい出汁が出るのですから、実に理にかなった調理法だと思います。中華スープの素も投入したら、ばっちりですね!
黒田硫黄さんという方を調べてみたら、『茄子』という作品を描かれていた漫画家さんだという事を知って驚きました(前々から興味を抱いていた作品ですので…;)!
今度古本屋さんへ行ったら、早速確認してみます(^^)。

これからも様々な再現料理をアップしていきますので、お時間がある時にまた見て頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
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  • 面白いサイトを見つけたよ。
  • 2010.01.28 16:35

プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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