『おいピータン!!』の“餃子チャーハン”を再現!

数日前、今年の一月中旬に当ブログのコメント欄にてwakaさんがおすすめして下さった漫画『包丁人味平』『スーパー食いしん坊』を、古本屋さんで立ち読みしてみました!不思議と古さを感じない内容で、あまりに面白くてついつい読んでしました。特に、ブラックカレーのくだりは名シーンだと思います。それにしても、カレー将軍はどこへ行ったんでしょう…(^^;)。
こんにちは、固形ルーでは「ジャワカレー辛口」が一番好きなあんこです。

今回再現する漫画料理は、『おいピータン!!』にて大森さんが餃子を食べた翌日に朝食として作った“餃子チャーハン”です!
餃子チャーハン図
『おいピータン!!』とは、2007年に吉田戦車先生とご結婚された事で話題になった伊藤理佐先生が書かれている作品で、食べる事と料理することが大好きな小太りサラリーマン・大森さんとその恋人である渡辺さんを中心に繰り広げられる食べ物漫画です(他の登場人物が主役になることも多いです)。一話完結式なので読みやすく、何より出てくる食べ物がかなり食欲をそそる物ばかりなので大分前からお気に入りでした。食へのこだわり方や「カレー心」といった概念など、共感しやすい物がたくさん出てきますのでおすすめです。
食べ物はもちろん、登場するキャラ達も魅力的で、お世辞でもモテる外見ではないもののかっこいい一面もあってお茶目な大森さんと、真面目でお固く見られがちですが本当は誰よりも女性らしい渡辺さんの幸せそうなやりとりが見ていてほほえましいです。正直このお二人と、『美味しんぼ』の板山夫妻、『1、2の三四郎』の三四郎夫妻は、私にとって「三大理想のカップル」と言っても過言ではありません(^^)。
今回ご紹介する“餃子チャーハン”は、渡辺さんと一緒に休日を過ごしていた大森さんが前日の夕食の余り物である餃子を見ていた時、「ピン!」とアイディアが閃いてちゃっちゃか作った一品。作り方を見る限り、餃子を刻んでごま油・ご飯・青しそと炒めただけの簡易チャーハンなのですが、二人が仲良く食べている様子がとてもおいしそうで、個人的に印象に残った一コマでした(何気に漫画の欄外で「美味しんぼゴッコ」と突っ込まれていたのが、双方のファンである私には嬉しかったです)。
大森さんの後姿
ずっと作ろうか迷っていましたが、一念奮起して作ることにしました!

そういう訳で、レッツ再現調理!
まずは、餃子の用意。実は先々日の晩、久々に近所のラーメン屋さんから出前を取った時に別皿に取っておいた餃子がまだ冷蔵庫に残っていましたので(本末転倒な事に、ここのラーメン屋さんは「餃子はうまいがラーメンは普通」と評判なお店です…;)、それを細かく刻みます。
餃子チャーハン1餃子チャーハン2
次は、炒め作業。フライパンにごま油をひいて熱した後に先程の餃子を投入して炒め、いい香りがしてきたら冷ご飯を入れて炒め合わせます。
餃子チャーハン3餃子チャーハン4
餃子チャーハン5
ご飯がばらけてきたらお酒と醤油を加えて軽く味付けし、ざっと混ぜます。
餃子チャーハン6
全体的に味がなじんできたら、仕上げに千切りにしておいた青しそを入れてあわせ、すぐに火を消します。
餃子チャーハン7
冷めてしまう前に手早く形を丸く整え、お皿へ盛り付ければ“餃子チャーハン”の完成です!
餃子チャーハン8
餃子とごま油のいい匂いが立ち上り、結構おいしそうです。黙って出したら、翌々日まで余っていた残り物で作った物とは誰にも気づかれなさそうです…。
餃子チャーハン9
それでは、出来たての内にいざ実食!いっただきまーす!
餃子チャーハン10

さて、味は…ウマーーー!見た目よりずっとまともな旨さです!
餃子ライスと限り無く良く似た後味なんですが、ごま油の得も言われぬ香ばしさと青しそのさっぱり爽やかな風味とが絶妙に入り交じっており、そのまま食べるよりもさらに旨味が増幅している感じです。餃子あんのしっとりした舌触りと、ニラ・ひき肉・にんにくなどの濃い旨味がパラパラチャーハンにしっかりとなじんでおり、むしろ一般的なチャーハンよりもはるかに凝った複雑な味がしました。何しろ、餃子を細かく刻んでご飯に混ぜている為一体感が半端ではなく、別々にして口に入れたのでは決して味わえないような深いおいしさを堪能出来るのが嬉しかったです。
中でも注目すべきなのは青しその効用で、これがなかったらもっと脂っこい仕上がりになっていました。地味なので目立ちませんが、餃子とばっちり合ってて名脇役だと思います。あと、モチモチした皮の食感がまたいいアクセントになっており、チャーハンが単調になるのを防いでいたのがよかったです。

餃子の中身によって無限大の組み合わせが生まれそうですので、これからも長く付き合っていくレシピになる予感がしています(^^*)。
ちなみに、このお話には“餃子チャーハン”以外にも数々の残り物料理(「ゴルゴンゾーラのスパゲティオムレツ」、「ラーメンスープのリゾット風」「サラダのグラタン」など)が出てくるので、その他の『おいピータン!!』料理と共にまとめて再現しちゃおうと思います(´∀`)。

●出典)『おいピータン!!』 伊藤理佐/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.03.18 Thu 09:51  |  

朝いち、会社でPCをたちあげた後、まずチェックするのが、このブログになりつつあります。
おはようございます!hiyoです。

餃子炒飯、実はうちも餃子の翌日に、お昼ごはんとして登場しておりました。でも、あんこさんの言うとおり、しつこいんですよ。で、しつこさをなくすために、お漬物をみじん切りにして投入したりもしましたが、いまいちで。
このシソって案はいいですね!シソって本当に地味ながらも、
味付けのアクセントにはスバラシイ活躍をしますもんね。
やはり、冷蔵庫のシソはいつも常備しておかなければ。

今日も楽しく勉強になるブログ有難うございました。
では、また!

2010.03.18 Thu 12:15  |  hiyoさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

朝いちでチェックして下さっていると知り、とても光栄な気持ちになっております。
私自身も、余った餃子のアレンジ料理に頭を悩ませつつ色々試していたのですがどれも今一つといった感じで、それだけに今回のしそ入りチャーハンは「これだ~!」と感激しました。
青しそって主役になる事が滅多にない目立たない存在ですが、こういう濃い味付けの食べ物と組み合わせると見事にさっぱり味へ大変身させるので、本当に助かります(^^)。
今の季節はまだ時期じゃないので出来ませんが、夏になったら庭に植えてしそ三昧の毎日にしようと夢が広がっております(←どういう訳か、しそは放置された方が育つのでかなり手軽です)。

これからも様々な漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。

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  • あんこ
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2010.03.18 Thu 21:01  |  

本日の更新拝見させていただきました。餃子を細かく砕いてチャーハンの具にしてしまうとはまさに目からウロコの発想だと思います。
都内のとある餃子専門店では、水餃子を茹で汁の中で潰して醤油・ラー油・酢を加え、汁ごとライスにかけて食べる食べ方を推奨していまして、それもなかなか美味しかったりします。それを真似て潰した餃子を具にした中華粥っぽいものを作ってみたことがあるんですが、炒めた方が香ばしさが加わって良いかもしれませんね。

『包丁人味平』は料理人を対決させるマンガの元祖と言われる作品ですね。今見ても古びた感じがしないのは、この作品こそが料理勝負マンガにおけるテンプレを確立したゆえでしょうか。ブラックカレーのエピソードは現在でも多くのマンガでネタに使われていますねw

今回の元ネタになった作品は未読ですが、『美味しんぼ』の板山夫妻や
『1、2の三四郎』の三四郎夫妻にも匹敵するとは、非常に良いご夫婦のようですね。
板山夫妻はいつだったか、山岡さんたちとたまたまレストランで出会った時に、父ちゃんばかり良いお店で食事して羨ましいという夫人に、板山社長が自分がこういう店に来るのは仕事の一部、母ちゃんをこんなところに連れて来たら他の男に色目を使われると大真面目に返して皆を呆れさせるシーンが妙に好きですねw
三四郎夫妻はヤンマガで連載された二作目でのラブラブぶりが凄かったですねw それだけにイブニングで連載された三作目にはショックを受けましたが……

  • #dZ2c3wmQ
  • 大鳥
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2010.03.18 Thu 21:38  |  大鳥さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

私も実際に作って食べた時、あまりのおいしさに目からウロコが出ました。それ程想像の斜め上をいく味わいだったです(^^)。
水餃子ライスもおいしそうですね~!ツルンツルンの皮としっとりあんが茹で汁と一緒にご飯へ混ざって、最強そうな組み合わせです。ただ、香ばしい匂いや風味を重視する場合は、焼餃子の方に勝ちを譲ると思います。餃子はスープで煮てもご飯と炒めてもいい出汁が出るので、本当に万能なおかずだな~と感じました。
『包丁人味平』のブラックカレーは、かなりのぶっ飛びようにびっくりしつつもかなり印象的でした。こういう求心力があるからこそ、何年経っても未だに料理漫画の金文字塔なのだと思います。一回食べてみた…いえ、やっぱり止めときますw。
残念ながら大森さん達はまだカップルのままなのですが、将来結婚する事が確実視されますので、もうそういう扱いでよさそうです;。大鳥さんがおっしゃる通り、板山夫妻と三四郎夫妻に匹敵するくらい見ててほんわかする二人です(^^*)。
板山夫妻は、いちゃつきエピソードが多いので楽しいですね。私としても、山岡さん達の披露宴で「俺が今の成功をおさめたのは母ちゃんのおかげ」「何言ってんの、父ちゃんが一生懸命頑張ったからだよ~」「母ちゃ~ん」と派手に甘えあうシーンが好きでした。
もちろん三四郎夫妻の方も負けず劣らずの仲良しさんで、特に二作目での「いってきますのチュウを忘れてた」「そうね」→「念の為にもう一回しとこうか」「そ、そうね」→「ムニュもしとこうか」「そ…そうね!」のくだりが大好きです(´∀`)。
三作目といいますと、『格闘探偵団』でよろしかったでしょうか?確かに色々と衝撃的でしたが;、個人的にあの独特のノリは好きなので読めて嬉しかったです(中でも「たっくん」編は絶妙な名編だと未だに感心しています)。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、お手隙の時にまた読んで頂けると幸いです。

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
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