『おかわり飯蔵』の“豚こまキャベツ蒸し”を再現!

調べてみた所、今年の十一月には『カウボーイ・ビバップ』のフェイよりも二歳年上になってしまうと知ってショックを受けましたorz。相方・マサル君の方は、五月にスパイクと同い年になりますし…時の流れって残酷ですね。子どもの時に想像していたかっこいい大人に一刻も早くなれるよう、精進します。
こんにちは、社会人になってからは「大人って思っていたよりも、意外と子どもの心を持っている」という事に気づいたあんこです。

今回再現する漫画料理は、『おかわり飯蔵』にて主人公・飯蔵さんがさくらさんに教えた安くて手間いらずのおかず“豚こまキャベツ蒸し”です!
豚こまキャベツ蒸し図
作り方は、こちらが拍子抜けする程すごく簡単。ちぎったキャベツと、塩・片栗粉で揉みこんだ豚こま肉をお酒で一緒に蒸せばあっという間に出来上がってしまうという超お手軽料理です!
火をかけた後はほぼ放置していいと書いてあるので焦げないか心配になりますが、飯蔵さんが言うには中火にしている限りお酒とキャベツの水分はフタでせき止められて蒸気となり、自然と豚こま肉へ覆いかぶさるとの事で、そう簡単には焦げないのだそうです(何十分も火にかけるならともかく、お肉に火が通るまでの数分間なら全然大丈夫だとか)。
「キャベツと一緒に食べると、安い豚肉でもエラくなる」というのが飯蔵さんの持論で、単品なら普通な食材も、相性がいい素材と組み合わせて調理する事によって互いの真価を十二分に発揮させるという飯蔵流(=魚柄先生流)料理術の真髄を感じさせてくれます。
焦げない理論組み合わせる事で倍以上の味に
ちなみに、この話の中で飯蔵さんは自身が料理屋の息子で厨房を見ながら育ったという過去を明かし(実は原作者の魚柄仁之助先生も同様)、「料理屋の料理と家庭料理とでは目的が違う」「職業料理人の味を<先生>としすぎる事は問題だと思う」という考え方を述べています。何でも、職業料理人の料理はお客さんからお金を取る事が第一の目的としている為、万人が一口二口食べて瞬時においしいと思う濃い味付けにしがちであり、それゆえに家族の健康を第一に考えるべき家庭料理とは根本的に異なる物なのだそうです。
その為、レストランの味を自宅でも完全再現という企画や、型通りにレシピを指示する事にも興味がなく、さくらさんの「料理本を出しましょう!」という誘いをこの時点(一巻)ではすげなく断っています。飯蔵さん曰く「誰かのやり方を信じすぎて頼りすぎるより、自由な発想さえあれば道は開いていくモノなんよ」との事で、個人的にこれは料理だけでなく色んな事柄に当てはまる名言だな~と尊敬しました。
プロ料理と家庭料理の違い
ちょうど数日前に近所の方から朝採りキャベツをお裾分けしてもらったところですし(他にも大砲の弾並にデカイたけのこまで分けてもらい、それは味噌煮にしました^^;)、早速再現してみようと思います!

という訳で、レッツ再現調理!
まずは、材料の準備。キャベツは手で食べやすい大きさにちぎるかザク切りにし、豚こま肉は塩を振りかけてよ~く揉んだ後に片栗粉を適量まぶしておきます。
豚こまキャベツ蒸し1
豚こまキャベツ蒸し2豚こまキャベツ蒸し3
次は、蒸し作業。中華鍋、もしくはフライパンにキャベツをいっぱい敷き詰めてお酒をかけ、その上へ先程の豚こま肉をくっつかないように散らばして乗せます(この時、鍋肌にお肉がつかないよう注意!)。ここまで出来たらフタをし、約五~七分中火にかけます。
豚こまキャベツ蒸し4豚こまキャベツ蒸し5
時間がたったらフタを開け、豚こま肉やキャベツに熱が通ってしんなりしているのを確認したら火からおろし、お皿へそのまま盛り付ければ“豚こまキャベツ蒸し”の完成です!
豚こまキャベツ蒸し6
ほっかほかの蒸気が温かく、匂いもお酒やキャベツのおかげで甘い香りになっているので癒されます。また、材料費約百円、所要時間が約十分と便利なのも嬉しいです。
豚こまキャベツ蒸し7
それでは、出来たての内にいざ実食!いただきまーす!
豚こまキャベツ蒸し8

さて、味の感想ですが…たったあれだけの手順で出来たとは思えないくらい旨しっ!
蒸されてシナシナザクッと小気味良い食感になったキャベツのミルキーな甘さと、片栗粉でツルツルして柔らかくなった豚こま肉の程よい塩気がばっちり合っていて、ちゃんとした一品料理になっています!最初は「お肉に塩をまぶすだけの味付けだと、薄味になるんじゃないかな~」と心配でしたが、実際に食べてみるとむしろちょうどいい塩加減になっていたので感心しました。少し多めにふったお酒がさり気なくきいて豚肉特有の臭みを完全に消していたのもよかったですし、単純なようでよく考えられた料理だと感じました。
キャベツの優しい風味と豚こま肉の旨味たっぷりの肉汁が全体にしっかり染みている割には全然しつこくなく、逆にあっさりとした味わいになっていておいしかったです。豚こま肉は気を抜くとすぐにガチガチになりやすいので調理に困る部位でしたが、この片栗粉+蒸し焼きという方法だと片栗粉でつく透明感のある膜がジューシーさが逃げるのをがっちり守ってくれるので、これからも重宝したい調理法だと思いました。

応用バージョンとしては、「卵を一緒に載せて蒸し、ご飯の上へ乗せれば牛丼以上にお手軽な豚こま丼よ!」とも書いてありましたので、かなり便利です。本業の料理人さんのレシピの方が本格的なので何かと注目されがちですが、こういった健康と手軽さを重視した過程的なレシピも同じくらい素敵なのだと実感した再現でした(^^)。

P.S.またまた、私信になってしまって恐縮なのですが、今度は何とYahoo!の新着オススメサイト(3月29日)Yahoo!JAPANカテゴリに当ブログが登録されていました…!最近は驚きと衝撃の連続なので、もうそうそうの事では動じないと思っていたのですが…甘かったです。心臓バックンバックンで脂汗をかきまくりです(´Д`;)ロマンティックガトマラナイ。
同じ事の繰り返しになってしまいますが、私にとっては大事な事ですので、この場を借りてもう一度お礼と感謝の言葉を述べさせて頂きます。当ブログを見て拍手をして下さったり、応援して頂いていたり、評価をしてくださった皆様、誠にありがとうございます!皆様がいなければ、こんなどこにでもあるようなブログがここまで引き立てられる事は絶対になかったと思います。これ以後も慢心する事なく、分をわきまえてマイペースで更新を続けていきますので、ご縁がございましたらどうぞよろしくお願いいたします。

●出典)『おかわり飯蔵』 原作:魚柄仁之助 作画:大谷じろう/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.03.30 Tue 13:57  |  

大蒜味噌を塗った豚三枚肉とキャベツを交互に挟んで蒸し焼きにしても美味しいですよ。
上記の物は和風で洋風は大蒜スライスとコンソメ(顆粒が使い易いです)を振りかけて豚三枚肉とキャベツを交互に挟んで白ワインを振りかけて蒸し焼きにすると美味。

  • #-
  • 通りすがり
  • URL

2010.03.30 Tue 18:43  |  通りすがりさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

にんにく味噌を塗り込んだ豚三枚肉とキャベツの蒸し焼き…ご飯やお酒とも合ってすごくおいしそうです(´Д`*)。
あと、和風もかなりウマーでしたが白ワインとコンソメで味付けする洋風も読んでてお腹がすいてきました。これはパンにのっけてもよさげですね。
ちなみに、応用バージョンの豚こま丼も晩ご飯に試してみましたが、これもシンプルな塩味が炊きたてご飯の甘味と絶妙に混じり合って美味だったので、こちらもおすすめです。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.03.30 Tue 21:23  |  

もうちょっとズボラに白菜とベーコン、粉末だしで似たようなことをしていましたが、少し焦げることがありました。
思えば鍋に山盛りにしたのをフタで押しこむようにしていたので隙間から水蒸気が逃げていたんですね。納得です。

  • #2YawTmIQ
  • 甚六
  • URL
  • Edit

2010.03.30 Tue 22:07  |  甚六さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

白菜とベーコンで作ってもまた違った風味でおいしくなりそうですね~。特に白菜は野菜の中でもかなり旨味のある出汁が出やすい葉物ですので、この料理にぴったりな食材だと思います。
甚六さんのご推察通り、恐らく水蒸気不足が失敗の原因だと考えられます。ぴっちりとまではいかなくても、「約九割の水蒸気は絶対に逃がさない!」という態勢で作ったら必ず成功すると思います(^^)。
あと、お酒は思い切ってお玉一杯分くらい入れると比較的焦げにくかったです。

これからも様々な漫画料理を再現していきますので、お時間が空いた際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.03.31 Wed 01:24  |  

書き込み一番目の「通りすがり」です。
RSSリーダで毎回読ませていただいているので、ハンドル使いますね。

洋風は甚六さんと同じくベーコンを使っていました。
甚六さんの書き込みで思い出しました。
実は三日前に作ったばかりなんですけどね…
後もう一つも甚六さんの御蔭で思い出したのが上記の二つのレシピ両方共白菜でも美味しいです。
一緒に入れても美味しいですが少々頭が混乱します。

  • #-
  • Kazz
  • URL

2010.03.31 Wed 09:28  |  

yahooから来ました。拍手のほうにもコメ書きましたが<漫画情報?ホント凄いですねぇ!これから更新が楽しみです!

  • #-
  • akokumi
  • URL

2010.03.31 Wed 19:42  |  Kazzさん、こんばんは!

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをしてくださり、ありがとうございます。

何と、一番最初に書かれていた通りすがりさんと、つい先日の
通りすがりさんとは全く別の方だったんですね…勘違いしてすみません;!
それにしても、こんなに多くの方から推奨されるなんて、やはり
ベーコンと白菜の組み合わせってすごく人気なんですね~(^^)。
蒸し焼きにする事によって風味がとじこめられますし、
このレシピだとキャベツでも白菜でもいけちゃうので本当に重宝します。

これからも様々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.03.31 Wed 19:53  |  akokumiさん、初めまして。

こんばんは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

Yahooから来られたとの事で、ありがたいです(^^)。
拍手情報の方、すぐに確認してみますね!
これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んでいただけると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.08.03 Tue 11:53  |  

これも手軽でうまそーだなー
粗引きコショウを多めにがりがりしたらもうタマラン
決定、今夜のおかずはこれと味噌漬けなす&カブ(葉っぱと茎も漬けてある)
ちょっと多めに作って残ったのを明日の朝味噌汁の具にしようっと

でも今は春じゃないんだよね・・・春キャベツぅぅぅ

  • #-
  • 三世
  • URL

2010.08.03 Tue 20:02  |  三世さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

実を言いますと、この料理は再現後もちょこちょこ応用しつつよく作っています。
材料費がほとんどかからない上に簡単でウマーなので、今やすっかり我が家の定番メニューとなってます(ちなみに、荒引きこしょうはキャベツ&ベーコンの時に試したことがありますが美味でした!寒くなったら、白菜&豚肉で柚子を散らしてもよさげです)。
それにしても、三世さんの今日の献立はかなり健康的でおいしそうです!何だか羨ましくなってきちゃいました;。
確かに、春キャベツだと優しい甘さがさらに倍増しますので、これはある意味春向けレシピなのかもしれませんね。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2012.07.18 Wed 20:23  |  豚こまキャベツ蒸しの感想

豚こまキャベツ蒸し、とっても簡単でおいしかったです!が、子供たちは蒸したキャベツの甘さが苦手のようだったのでポン酢をかけてみたら、おいしかったようです。春キャベツならもっときっとおいしいでしょうね~

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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
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 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
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