『華中華』の“贅沢なチャーシューチャーハン”を再現!

ふと、女子高時代に同じクラスメートの知人から合計五十冊以上のBL本(一度に全部ではなく、一冊読み終わったら新しいもう一冊を渡されるというリレー方式)を半ば押し付けるように貸されて、毎日のように「どうだった?感想教えて」「面白かったよね」と意見を求められた時の事を思い出しました。結局BLに開眼する事はなかったので知人をすごく落胆させる結果に終わったのですが、もしあの時目覚めて同人界に行っていたら一体どうなっていたのか、ちょっと気になります。
こんにちは、ちなみにBLは好きでも嫌いでもない中間派なあんこです。

本日再現する漫画料理は、『華中華』にてハナちゃんが大叔父さんから受け継いで作った“贅沢なチャーシューチャーハン”です!
贅沢なチャーシューチャーハン図
主人公・ハナちゃんには満点大飯店の創業者である前オーナー・中村竹三郎さんという大叔父がいて、元はといえばその人との縁を頼りに横浜中華街へ修行に出てきたのですが、何年たっても未だに会えていません。しかし、それも当然!何と大叔父さんは現在ハナちゃんの寮の管理人さんとして生活しており、才能ある料理人であるハナちゃんを陰ながら見守るという第二の人生を歩んでいるからなのです(自分が直接後押しをしたら逆に修行の妨げになると言い、ハナちゃんには正体を一切明かしていません)。
実を言うと、この大叔父さんもかつて若かりし頃に楊貴妃さんの手助けを受けて一人前の料理人へと成長したそうですので、数奇な縁だな~と思います(^^)。
そんな大叔父さんがハナちゃんに教えてあげたのが、今回紹介する贅沢なチャーシュー。何でも昔、大叔父さんがまだ楊貴妃さんと出会ったばかりの時に「これからの横浜中華街は日本中…いや、世界中からお客が来るようになるから、万人に好まれる味にしなさい」と教えられた事をきっかけに新しく開発したチャーシューで、今となってはすっかり満点大飯店の名物となっている料理です。
チャーシューの味付け
調味料の基本材料は、醤油・清酒・ケチャップ・マスタード・ウスターソース・黒砂糖で、あともう一つ決め手の調味料があるのですが、ハナちゃんは「私も中華の料理人を目指す人間です。最後の材料は自分で考えさせてください!」と言い、一晩中味の究明に挑戦します(ここがハナちゃんの偉いところです^^)。
けれど結局その日の晩には分からず、翌日にまで持ち越して悩みます。そして、お昼の日課になっている上海亭でのチャーハン作りの際におじいさんやおばあさんと悩んでいる時、楊貴妃さんが蜂に変身して飛び回った事によってようやく味の決め手は「蜂蜜」である事に気づき、見事“贅沢なチャーシューチャーハン”を作り上げる事が出来るのでした。
最後の決め手
照りっ照りに焼けたチャーシューの描写がとってもおいしそうでしたので、大分前から作ってみたいと思っていました。せっかくレシピもある事ですし、早速再現してみます!

と言うことで、レッツ再現調理!
最初は、肝心のチャーシュー作り。豚肩ロース肉のブロックを用意してタコ糸で縛り(慣れない作業のせいで不恰好になってしまいました;)、それを醤油、清酒、ケチャップ、マスタード、ウスターソース、黒砂糖、蜂蜜を入れてよく混ぜておいた調味液の中へ加え、約一晩寝かせておきます。ちなみに、時間がない時は最低でも一時間は漬けた方がいいとの事でした。
贅沢なチャーシューチャーハン1贅沢なチャーシューチャーハン2
贅沢なチャーシューチャーハン3
時間がたってお肉に味が染みこんだら取り出し、200℃に予熱しておいたオーブンで五十分前後焼きます。その後、竹串で刺して透明な肉汁が出たら、ハナちゃんの贅沢チャーシューは出来上がりです!
贅沢なチャーシューチャーハン4贅沢なチャーシューチャーハン5
このチャーシューを、厚めに切った物と一センチ角に切った物の二種類にして用意しておきます(我慢できなくなって二枚程つまみ食いしてみると、ホカホカしている上に肉汁豊富で、おまけにちょうどいい弾力もあっておいしかったです^^)。
贅沢なチャーシューチャーハン6贅沢なチャーシューチャーハン7
次は、いよいよチャーハン作り。まず、こちらで紹介した基本チャーハンを先に作り、仕上げの段階で一センチ角のサイコロ状チャーシューを投入して、ざっと混ぜながら軽く炒め合わせます。
※実はこの時、相方・マサル君宅にある五年以上使われ続けて油がなじんでいる中華鍋で作ってみました。フライパンで作る時とはやはり違い、ご飯が鍋肌にくっつく事なく簡単にパラリと仕上がるので重宝しています。
贅沢なチャーシューチャーハン8贅沢なチャーシューチャーハン9
贅沢なチャーシューチャーハン10贅沢なチャーシューチャーハン11
チャーハンと具が合わさったらすぐに火からおろし、最後に厚めにスライスしたチャーシューを並べておいたお皿へ盛り付ければ“贅沢なチャーシューチャーハン”の完成です!
贅沢なチャーシューチャーハン12
チャーシューの何とも言えないような魅惑的な香りが漂い、早く食べたくて仕方がない気分にさせらせます。チャーシューがゴロゴロ入っていて迫力満点なので、どんな味がするのか楽しみです!
贅沢なチャーシューチャーハン13
それでは、熱々の内にいざ実食!いっただっきまーす!
贅沢なチャーシューチャーハン14

さて、味の感想ですが…一般的なチャーシュとはひと味違った感じで旨し!
まず、チャーシュー自体が独特な味わいですっごくいいです。豚肉の方は程よい噛み応えとジューシーな柔らかさを両立させたような食感で、味の方はケチャップのほのかな甘酸っぱさとウスターソースのスパイシーさがベースとなった、和洋折衷っぽい日本人好みな感じが特徴的なおいしさでした。最初の一口では分かりませんが、二切れ三切れと食べていく内にマスタードの刺激的な風味や黒砂糖の深いコク、そして蜂蜜の上品な甘さが徐々に口の中で存在感を主張していく為、食べ飽きません。何より、チャーシューからにじみ出た甘辛い漬けダレがパラパラチャーハンと相性抜群で、濃い味付けなのにも関わらずパクパク食べられました。
また、豚肉の旨味が全体に染み渡っているのでキュ~ッと冷えたビールがよく合います!炒り卵やネギがしつこい後口になるのを防いでさっぱりさせていますし、かなりハイレベルなチャーハンでした。厚めのチャーシューでチャーハンを食べるというのは初めての体験だったのですが、なかなかにおつな組み合わせでよかったです。

チャーハンに入れてもよし、そのままお酒のつまみにしてもよしっていう優れチャーシューです。作り方もそんなに難しくないですし、また作ってみようと思いました。

●出典)『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.04.15 Thu 02:23  |  

あんこさんが腐ってなくて安心しましたw

  • #-
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2010.04.15 Thu 13:25  |  名無しさん、はじめまして。

当ブログの管理人・あんこです。

コメントをして下さり、ありがとうございます。
うーん、残念ながら私はかなり幅が狭い人間だったみたいですw。

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  • あんこ
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
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