『きのう何食べた?』の“なすとピーマンと豚肉の味噌炒め”を再現!

先日、<心が震える漫画やアニメのセリフ>というまとめページを見て、真っ先に『カウボーイビバップ』の「ならば何故生きている!(byビシャス)」を思い出しました。あと、ゲームだったらドリームキャスト版『ベルセルク』の「捧げたのか、あんたは!?捧 げ ち ま っ た の か!!(byガッツ)」ですね。個人的に、突き刺すような言葉があるシーンの方が心が震えます。
こんにちは、色んな作品のオタクをしている当ブログの管理人・あんこです。アニメやゲームに興味がない方、冒頭で勝手に盛り上がってすみません。

今回再現する漫画料理は、『きのう何食べた?』にてシロさんがある日の夕食として作ったケンちゃんの大好物“なすとピーマンと豚肉の味噌炒め”です!
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め図
このお話の中で、シロさんとケンちゃんはちょっとした言い争いをしてしまいます。というのも、ケンちゃんがなかなかに変わったゲイ友達・ヒデ君に対しての何のオチもない愚痴をえんえんと話し、色々なアドバイスをされても「いや~自分も悪い所はあるからいいよ」というような返事をしてしまったからなのです。いや~、完全な意見のすれ違いですね(^^;)。
シロさんが言うには「そんなのすぐに友達やめろよお前!」「じゃあ結局どうしたいんだよ?!」ですが、ケンちゃん曰く「基本的にはいい子だし」「わ~ん、だから解決策が欲しいとかそういうんじゃなくって!!ただ話を聞いて欲しかったけなんだもん…」との事で、どちらの言い分もよーーく共感できる為うんうんと頷いてしまいます。『きのう何食べた?』はこういう何気ない身近な話の描写がうまいので、何度読んでも面白いです。
どちらの気持ちも良く分かります1
どちらの気持ちも良く分かります2
そんな話をした翌日に、シロさんが落ち込むケンちゃんを元気にさせようとして作ってあげたのがこの“なすとピーマンと豚肉の味噌炒め”(実を言うと、たまたま前から決まっていた献立なのでどっちにしろ作るつもりだったのですが;)。豚肉・なす・ピーマンというゴールデントリオに、これまた王道な味付けであるピリ辛味噌味をつけて炒めるという、まさに珠玉の一品です。老いも若きも、この料理が嫌いな人はそういないのではないかなと思います。何より、ご飯との相性が殿堂入り級である事は必至です!
なすの炒め作業
作中で詳しく調理法が語られている事ですし、早速再現してみます!

という事で、レッツ再現調理!
まずは、食材の下ごしらえ。にんにく、しょうが、ネギはみじん切りにし、鷹の爪はお湯に浸してふやかしてから種を取って小口切りにします。
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め1
なすは縦半分に切ってから薄めの斜め切り、ピーマンは縦半分に切って種を取ったら六等分くらいにして切り、豚の切り落とし肉は一口大に切って醤油、こしょう、お酒で下味をつけた後に片栗粉をまぶしておきます。
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め2
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め3なすとピーマンと豚肉の味噌炒め4
次は、炒め作業。多めの油をしいたフライパンへにんにく、しょうが、ネギ、鷹の爪を加えて炒め、いい香りがしてきたら豚肉を投入します。豚肉の色が段々変わっていったらなすも入れ、ざっと炒め合わせます。この時、あんまり強火だと豚肉についている片栗粉が焦げ付きやすくなるので要注意です。
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め6なすとピーマンと豚肉の味噌炒め7
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め8
なすに大分油が回ってきたらピーマンも加えてさらに炒め(調理をしている最中、ふと別の作品でよしながふみ先生が「ピーマンは後で入れないとクタクタになるだろがー!」と怒っていたのを思い出しました^^;)、そこに味噌、砂糖、醤油、みりんも入れて甘辛く味付けします。
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め9なすとピーマンと豚肉の味噌炒め10
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め11
具に調味料がなじんで熱が入りきったら火からおろし、お皿へと盛り付ければ“なすとピーマンと豚肉の味噌炒め”の完成です!
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め12
味噌特有の豊かな香りが湯気となって、一気に鼻やお腹を刺激してきます(・∀・*)。見るからにご飯と合いそうなので、今日はいつもより半合多くご飯を炊いてしまいました!
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め13
それでは、炊きたてご飯の上にたっぷり乗せていざ実食!いっただっきまーす!
なすとピーマンと豚肉の味噌炒め14

さて、味の感想ですが…おいし過ぎます。この組み合わせは、まさに黄金ですっ…!
ケンちゃんよくぞ言った!
ケンちゃんの言う通り、「なすの味噌炒めって白いご飯に合うー大好きー」と悶えてしまうようなおいしさでした。香味野菜のキリッとした風味が隅々まで移っている為香り高く、いくら食べても途中で胸焼けする事が一切ありません(特に、しょうががいい仕事をしていました)。唐辛子のピリッとした辛さ、砂糖の程よい甘味、味噌のまったりした塩気と香ばしさが三位一体となって全体を見事にまとめあげており、そこへさらに豚の旨味が詰まった油分が加わる事で「コク甘辛」と表現するしかない味わいが開花し、すごく美味だったです(´Д`*)。
これらの調味料をたっぷり吸ってトロトロになったなす、サクサクした歯応えとわずかな苦みがたまらないピーマン、片栗粉のツルツルした膜で固すぎず柔らかすぎずの弾力を保っている豚肉が完全に調和しており、うっとりする味でした。片栗粉のおかげで具にちょうどいいとろみがついているのもご飯に絡みやすくなってナイスでしたし、文句なしの出来栄えでした!

この調味料の配合は他の食材にも応用できそうですので、これからもちょくちょく楽しんでみようと思います(^^)。

●出典)『きのう何食べた?』 よしながふみ/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.04.16 Fri 00:06  |  

うちは東京ですがいちごが¥298で出回ってきました。
ジャムの季節到来

  • #-
  • てs
  • URL

2010.04.16 Fri 10:12  |  てsさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。

コメントをして下さり、ありがとうございます。
私が住んでいる地域は南の方の福岡周辺のせいか、こちらも
いちごが最盛期な感じです。まさに、ジャムの季節到来ですね(^^)。

これからも色々再現いたしますので、読んで下さると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.04.16 Fri 10:47  |  しぎなす

どうもこんにちは。前回あまりに長いコメントだったので、管理人のあんこさん以外には伏せさせていただきました。

この「なすとピーマンと豚肉の味噌炒め」は、俗に言う「しぎなす」ですね(「なすしぎ」?)。実はこの話を『モーニング』で読んで作ったことがあります。普段うちで作る「しぎなす」には玉ねぎも入れて、味噌で味付けした後に水を入れて煮込むのですが、これは最後まで炒めて野菜に火をを通すのと、香味野菜をたくさん入れるのが特徴ですね。

僕個人としては濃厚な味でまさにご飯にピッタリ! で、大好きなのですが、自分の親の世代ぐらいの、年齢上めの人達には少し濃すぎるかも? とも思いました。

でも、入れる調味料の分量次第かもしれません。…ってまた長いですね。では~。

  • #h2WjevJM
  • kawajun
  • URL
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2010.04.16 Fri 11:19  |  まさに黄金です

あんこさんこんにちは!
「きのう何食べた?」はあんこさんの書かれているように、
日常の何気ない会話なんかに「うんうん」って共感しちゃうんですよね~

私はついシロさんのように「じゃあ友達辞めたら?」と言ってしまうタイプです(笑)
あんこさんはどちらですか?

“なすとピーマンと豚肉の味噌炒め”、私も作りました!
ほんっとまさに黄金の組み合わせですよね♪
ごはんがすすむすすむ・・・。
そしてほかの野菜炒め(キャベツとか)にも応用のききそうな調味料の組み合わせですね。

またこれからもいろいろな再現料理、楽しみにしています。

  • #-
  • りく
  • URL

2010.04.16 Fri 11:49  |  kawajunさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

kawajunさんの地域では、この料理を「しぎなす」「なすしぎ」と呼ばれていらっしゃるのですね!私の地方では、「鍋しぎ」という名前で呼ばれています(^^)。
玉ねぎ入りも甘さとコクが出てさらにおいしくなるので、うちもよく鍋しぎにたくさん投入しています。
どうやらシロさんは、野菜の食感や香りを重視するタイプみたいで、この料理以外にも野菜はシャッキリ感を残して炒めたり、香味野菜をふんだんに使って作る事が多いです。
私もこの料理はご飯がすすむ君で大好きなのですが、結構濃いので胃が弱い方には確かにちょっと負担がかかりやすいのかもしれません。そういった心配がある時は、味噌を多めにする代わりに砂糖や醤油を控えたまろやか風炒めにするとよりあっさり食べれていいと思います(´∀`)。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お時間が空いた際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.04.16 Fri 12:10  |  りくさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
前々からコメントをして下さり、ありがとうございます。

りくさんも『きのう何食べた?』に共感する事が多いと知り、すごく嬉しいです(^^*)。
私も正直言って、りくさんと同じく「なら、友達やめたらどうかな?」と思うタイプですので、心の大部分がシロさん寄りですw。
ただ、私も仕事上の事で「辞める程じゃないけど弱音を言いたいな~」と感じる事が時々あるので、ケンちゃんも案外そういう心境なのかもしれない…と想像すると、何も言えない感じです;(内心は、シロさん曰く「だから何でそいつと友達なのよお前」という気持ちでいっぱいですがw)。
それにしても、りくさんも以前にこの料理を再現されていたとの事で、とても喜ばしいです。本っ当にご飯がすすむ君なので、お腹が空いた時にはたまらないですね!
りくさんのおっしゃる通り、キャベツ・玉ねぎ・にんじんなどの野菜にもよく合うと思います。個人的に、豚を鶏に代えてもウマーそうだと感じていますので、今度早速試そうと考えております。

これからも様々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の時にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
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・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
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