『華中華』の“グリンピースと帆立のチャーハン”を再現!

最近、『大使閣下の料理人』の影響でバナナフリッターにはまっています。普段バナナを食べる時は生が多いのですのが、火を通すとまるで完熟したような甘味が引き出されるので、「何でもっと早く食べなかったんだろう…」と後悔する事しきりです。
こんにちは、漫画を読んでばかりで更新が遅れてしまったあんこです。

今日再現する漫画料理は、『華中華』にてハナちゃんが実家から送られてきたグリンピースを使って作った“グリンピースと帆立のチャーハン”です!
グリンピースと帆立のチャーハン図
マダム奈可子さんが帰ってきて少し経った頃、徳島にあるハナちゃんの実家から採れたてのグリンピースが大量に送られてきます。お父さん直筆のお手紙には「お世話になっている皆さんにもおすそ分けしてください」と書いてあったので、ハナちゃんは早速奈可子さんへ手渡そうとするのですが、満点大飯店の立て直しに必死なせいか余裕のない態度で断り、「…何が故郷の味よ。たかがグリンピースなんて、いちいち持ってこないでよね」と内心毒づかれてしまいます。実を言うと、後々奈可子さんはいい方向へと変化していくのですが、この時点ではまだきついお姉さんといった感じに描かれています(^^;)。正直、強欲な当管理人はここのくだりを読むたび「ハナちゃん、そのグリンピース私に下さい!」と言いたくなります。
その後、ハナちゃんはグリンピースを一番お世話になっている上海亭のお客さんに食べてもらいたいと考え、この“グリンピースと帆立のチャーハン”を作ります(ちなみにその直前、ハナちゃんは楊貴妃さんから「で、ハナちゃんがお世話になっている一番の人は誰だい?」と聞かれ、つい「モチのロン!上海亭のお客様…あ、いえ!楊貴妃さんです!!」と口を滑らせ、楊貴妃さんを少しスネさせていました;)。
生グリンピース
今回のチャーハンはいつもと違い、グリンピースの煮汁と帆立の水煮缶の汁であらかじめご飯を炊いておく事がポイントになります。何でも、グリンピースの煮汁に含まれている旨味の素・グルタミン酸と、帆立に含まれるイノシン酸は相当に相性がいいらしく、これらを一緒にあわせるとおいしさがグンと倍増するのだそうです。
旨味の相乗効果
最初に読んだ時から「絶対おいしいはず!」と気になっていたチャーハンで、前々から憧れていました。生のグリンピースも手に入りましたし、せっかくなのでレシピ通りに再現してみます!

という事で、レッツ再現調理!
まずは、グリンピースの下ごしらえ。生のグリンピースのさやから丁寧に実を取り出し、薄く塩味をつけた熱湯で二~三分間茹でます。なお、グリンピースは小さい分あっという間に熱が通って硬くなりやすいので、茹で過ぎには注意します。
グリンピースと帆立のチャーハン1グリンピースと帆立のチャーハン2
グリンピースと帆立のチャーハン3
茹で上がったら実と煮汁に分け、実の方は氷水に浸して色止めし、煮汁の方はボウルに入れて一旦冷ましておきます。ちなみに、この時点で既に煮汁はうっすらと緑がかった色をしており、お豆特有のいい香りが漂っていました。
グリンピースと帆立のチャーハン4グリンピースと帆立のチャーハン5
煮汁が冷めたら、研いで水切りをしておいたお米、帆立の水煮缶の汁のみと一緒に炊飯器へ入れてご飯を炊きます(どちらかと言うと、無洗米をそのまま使って炊く方がチャーハン向きなご飯になりやすいと思います)。
グリンピースと帆立のチャーハン6グリンピースと帆立のチャーハン7
ご飯が炊けたらフタを開けてさっくり混ぜ、その状態のまま保温をせずに冷ましておきます。
グリンピースと帆立のチャーハン8
次は、チャーハン作り。フライパン(又は中華鍋)に油をなじませて熱し、溶き卵→先程の炊き込みご飯の順に材料を入れてざっと混ぜ、塩を軽く加えて炒めます。
グリンピースと帆立のチャーハン9
卵とご飯が大体混ざったら、そこへ水気をきっておいたたっぷりのグリンピース、帆立の水煮缶の具を投入してよく炒め合わせ、仕上げにこしょうを好みの分量だけ振り入れます。
グリンピースと帆立のチャーハン10グリンピースと帆立のチャーハン11
味見をしてちょうどいい塩加減になっていたら火を止め、手早くお皿へ盛り付ければ“グリンピースと帆立のチャーハン”の完成です!
グリンピースと帆立のチャーハン12
グリンピースの美しい緑色が、見るからにおいしそうです…。大げさかもしれませんが、こういう野菜の鮮やかな色合いを見ると心から自然に感謝をしたくなります。香りも強すぎず弱すぎずで食欲をかき立てますし、どんな味なのかワクワクします。
グリンピースと帆立のチャーハン13
それでは、熱い内にいざ実食!いっただっきま~す!
グリンピースと帆立のチャーハン14

さて、味の感想ですが…こりゃウマーーー(´∀`*)!春の訪れを実感出来る、和やかなおいしさです。
チャーハンをパクパク食べ進めると、帆立の豊潤で甘い出汁とグリンピースの爽やかな旨味が舌の上でじわじわと穏やかに広がり、思わず顔がほころびます。豆特有のどこか懐かしい香りが全体へときいており、食欲を増幅させてくれるのがいい感じでした。出汁と具を別々にして調理したおかげで、ご飯はふっくらパラパラ、具は水分が失なわれず見事に瑞々しさを保っています。
グリンピースのプチプチホコホコした新鮮な歯触り、卵のフワフワ感、そして帆立の味わい深いコクが絶妙に調和していて、いくらでも食べられそうでした。また、海の食材と大地の食材の濃い風味が合わさっているのに全然あべこべな感じにならず、それどころかあっさりかつ豊かな後味になっているのが印象的でした。

「最近、胃もたれしやすくて…」と言って普段あまりチャーハンを食べない母も、このチャーハンだとパクパク食べてくれました(^^)。その為、幅広い年齢層におすすめしたいチャーハンです。

●出典)『華中華』 原作:西ゆうじ 作画:ひきの真二/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.05.11 Tue 12:47  |  

チャーハン続投乙w
なんか・・・チャーハンは基本にして奥義みたいな料理とよく聞きますが、あんこさん凄いレベルに達してそうな気がしますねー。
パラパラチャーハンムツカシイヨ・・・

  • #-
  • ここ
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2010.05.11 Tue 15:41  |  

またまた美味しそうなチャーハンですね(●^o^●)

  • #-
  • ちむちゅら
  • URL

2010.05.11 Tue 18:31  |  ここさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

はい、またチャーハンをアップしてしまいましたw。
毎度のようにご飯物の再現ばかりですみません(^^;)。
いえいえ!年代物の中華鍋ならともかく、フライパンでのチャーハン作りの
腕前は未熟そのものですので、達人レベルなんてとんでもないです。
完全にチャーハンをパラパラにさせるのって本当に難しいので、
これ以後も精進させていただきます…orz。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.05.11 Tue 18:41  |  ちむちゅらさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。

おいしそうと言って下さり、ありがとうございます!
このチャーハンは今の所一、二を争うほどのおすすめチャーハンなので嬉しいです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.05.11 Tue 21:59  |  

今回のチャーハンも美味しそうですね。私は、糖尿病の気があるので御飯や油炒めは避けているのですけれど、それでも食べたくなりました。
糖尿病の事を知らない人も多いと思いますけれど、御飯は急激に血糖値を上げてしまうので控えるようにしているのです。あんこさんも将来の事を考えて脂っこい料理ばかりを食べない方が良いですよ。

  • #-
  • oguogu
  • URL

2010.05.11 Tue 22:08  |  始めまして

先ほど、拍手の方でコメントを書いたものの、届くかどうかも分からないし、こちらにコメント欄があったので、改めて書き込みます。

毎回ここの記事を読んでは、「旨そうだ。」とつぶやいております。
再現元の漫画である「華中華」は、掲載紙で読むたびに、
「よく炒飯・焼飯であれだけの巻数がでるものだ。」と感心していたりもします。
ご飯ものだと、小村あゆみ先生の「ミックスベジタブル」(マーガレット)
にでてきた「魚ムライス」と「豚肉の煮物(だったかな?)」が見てみたいです。(7巻にレシピが載っています。)
また次も楽しみにしております。では。

  • #-
  • 波多野鵡鯨
  • URL

2010.05.11 Tue 23:17  |  oguoguさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

おいしそうとのお褒めの言葉を頂けて、非常に嬉しかったです(^^)。
糖尿病はひどくなると足を切断しなければなくなる身近で恐ろしい病気だと父から聞いていた為、ご飯や油がその原因になりやすいと知って少しショックでした(´・ω・`)。無神経ですみません。
ご飯も油炒めも大好きなのですが、これからは心持ち少なめにしたり、三食の内一食は野菜や魚中心の食事にするよう気をつけようと思います。
ただ、せっかく始めた『華中華』再現や『華麗なる食卓』再現をやめる訳にもいきませんので、そういう料理再現をした日の晩ご飯or朝ご飯は湯豆腐&ヨーグルトで済ませるようにします(幸いどちらも好物なので苦にはならないです;)。

これからも様々な漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.05.11 Tue 23:28  |  波多野鵡鯨さん、初めまして。

こんばんは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

先程は拍手コメント欄にも詳しい内容のコメントをして頂き、誠にありがとうございました(ちゃんと読めました~!)。
「旨そうだ」とのお言葉は、私にとって一、二を争う程嬉しい殺し文句ですので、光栄です(^^)。
私自身、『華中華』は掲載誌で読む度「よくこんなに毎回斬新なレシピを思いつくな~」と感心している人間の一人ですので、お気持ちはよく分かります。中にはいちごのチャーハン(?!)というびっくりチャーハンまでありますので、ストーリーを辿りつついつか試してみたいです。
それにしても、『ミックスベジタブル』とはなかなかに面白そうな作品ですね!大抵は「寿司職人の娘がケーキ職人になりたがる」というストーリーが多そうなだけに、好印象です。
魚ムライスや豚肉の煮物といった漫画料理も興味深々ですし、早速本屋さんで探して読んでみます。
貴重でありがたいご情報を下さり、感謝です。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、お時間が空いた際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.05.12 Wed 02:34  |  

こんにちは。

グリーンピースとホタテですか(*^_^*)聞いただけで美味しそうです。
やはり、夏になったらスイカチャーハンを再現されるんでしょうか(笑)?

再現料理も他の記事も、これからも楽しみにしています。

  • #JalddpaA
  • ちき
  • URL
  • Edit

2010.05.12 Wed 11:41  |  届いていたのですね。

続けさまの書き込みです。
最初に書き込んだのは届いていたのですね。よかった。
「華中華」は炒飯に特化した作品ですが、そういえば、
丼物に特化した、「丼なモンダイ」という漫画があったのを忘れていました。(「食漫」連載中・最近1巻が出ました。)
食のひとつのジャンルにこだわった漫画は探せばまだあるのかも
知れません。では。

  • #-
  • 波多野鵡鯨
  • URL

2010.05.12 Wed 12:18  |  ちきさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

はい、グリンピースと帆立の組み合わせはとても自然でおいしかったです~(^^)。
モチのロン、スイカチャーハンも再現予定ですよ(←ハナちゃん風)。クリスマスには、クリスマスチャーハンもやりたいと目論んでいます。
出来る限り、おいしそうなチャーハンは全部作って食べたいな~と考えております。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、お時間が空いた時にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.05.12 Wed 12:26  |  波多野鵡鯨さん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

ご助言や情報提供、すごくありがたかったです(^^)。
それにしても、丼に特化した『丼なモンダイ』という漫画があったなんて初耳です。
正直、丼漫画といいますと『旬~味彩の匠~』が真っ先に思い浮かんでくる為、他にもそういう作品がリアルタイムで連載されているとは思いも寄りませんでした。
こうなったら、波多野鵡鯨さんのアドバイス通りあちこちで料理漫画を探して読んでみようと思います!

これからも様々な漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.05.12 Wed 20:25  |  グリンピース・・・

莢に成ってるのは初めて見たかもしれません。
こんな感じだったんですねー(^^)
このチャーハン、ホントにグリンピースの緑ろ卵の黄色の彩りが美しいです!

  • #-
  • ミトナリ
  • URL

2010.05.12 Wed 20:45  |  ミトナリさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

私自身、子ども時代に母の豆ご飯作りのお手伝いをして以来の事でしたので、懐かしく思いながら料理をしました(^^)。
ポロポロと簡単に取れていく為、最後まで楽しく作業出来ます。
ハナちゃん流だと一緒に炊き込まない分緑色をキレイに保てる上、食感も硬くなり過ぎないのでおすすめです。

これからも色んな漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで下さると幸いです。

  • #-
  • あんこ
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


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・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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