『クッキングパパ』の“コブカルボ”を再現!

近頃、オーブントースターで軽く焼いたイングリッシュマフィンにハム・きゅうり・茹で卵・マヨネーズをたっぷりはさんだ適当サンドを夕食代わりに食べる日が増えています。普通のパンとは一味違うおいしさなので気になって調べてみると、「通常のパンより水分保有量が多い為、比較的もっちりした噛み応えです」という記述があったので納得しました。
どうも、イングリッシュマフィンの外はサクサク、中はモチモチした食感が大好きなあんこです。

今回再現する漫画料理は、『クッキングパパ』にて荒岩主任が夜遅くまで仕事をしている会社のみんなに作ったコブスパ二種の一つ“コブカルボ”です!
コブカルボ図
残業でクタクタになったみんなに、荒岩主任が夜食として“バジリコブ”(少し前に当ブログで再現しました)を作った際、気を利かしてもう一種類用意したのがこちらのスパゲティです。
作り方は“バジリコブ”とほとんど一緒で、バター・昆布茶・卵黄・生クリーム・塩・こしょうで作ったソースに茹でたスパゲティを入れて混ぜ、上にカリカリベーコンを乗せれば出来上がりです。普通、カルボナーラといえばチーズを入れるのが鉄則ですが、珍しい事にこの“コブカルボ”にはチーズは一切入っていません。どうやら昆布茶がチーズの代わりになるのだそうですが、一体どんな味になるのか想像もつきません…;。
ちなみに、下の画像は荒岩主任が手際よく二種類のコブスパを作っていた時のワンシーン。菜箸でバッバッと力強く混ぜる様子といい、ボウルの中でみるみるうちにソースが絡んでいく麺の描写といい、お腹がすいている時には非常に危険な一コマです。このシーンを見るたび、無性にスパゲティを食べたくなります(´Д`;)ハアハア。
コブスパの調理風景
あと、作中で田中君は「そりゃそりゃっ」とかけ声を出しながらフォークで大量のスパゲティを巻き取り、そのまま一気にほおばって食べるんですが、このシーンも個人的にすごく好きです。外だとなかなか出来ませんが、家だと口の中一杯にスパゲティをすすりこむ派ですので、見ていると「うん、やるやる!」と思わず頷いてしまいます。食事描写に定評がある『ルパン三世 カリオストロの城』という映画の中でも、これと似たシーンはありますので、もしかしたらこの食べ方は割と多くの方が自宅でこっそりやっている事なのかもしれません(うちの父の場合、レストランでも気にせずお箸で盛大な音を出してスパゲティをすすりますが^^;)。
田中君流スパの食べ方
生クリームがないレシピなら何度も見ましたが、チーズを全然入れないというカルボナーラのレシピは今までに見た事がなかったので、かなり好奇心が刺激されました。こうなったら、早速再現して味を確認してみようと思います!

という訳で、レッツ再現調理!
まずは、スパゲティソース作り。湯煎にかけたボウルの中へバターを入れて溶かし、そこに昆布茶を投入して泡だて器でガーッとよく混ぜます。
コブカルボ1コブカルボ2
バターと昆布茶が完全に混ざったら、卵黄、生クリーム、塩、こしょうを加えてさらに混ぜ、段々トロンとした液体状になってきたらスパゲティソースの出来上がりです。この時点では、まだ荒挽き黒こしょうは入れません。
コブカルボ3コブカルボ4
コブカルボ5
その間、油をひかずに熱したフライパンで短冊状に切ったベーコンを弱火でじっくり焼き、カリカリにさせて別皿に取り出しておきます。
コブカルボ6
次に、ちょうどいい硬さに茹で上げて水気をきったスパゲティをソースが入っているボウルへ投入し、菜箸で手早く混ぜ合わせます。その際、ゆっくり混ぜていると卵がポロポロに固まってしまいますので、卵を溶く要領でチャッチャッと円を描きながらスピーディーに混ぜる事をオススメします。
コブカルボ7
麺とソースがまんべんなく絡み合ったらお皿へ盛り付け、その上にカリカリベーコンを乗せて荒挽き黒こしょうを振りかければ“コブカルボ”の完成です!
コブカルボ8
麺の熱でわずかに火が通ってトロミがついたソースがおいしそうで、見た感じではチーズなしに見えません。ただ、香りのほうは卵の風味がやや強いので、鋭い方でしたら気づかれるかもしれません。
コブカルボ9
それでは、麺が伸びない内にいざ実食!いっただっきまーす!
コブカルボ10

さて、味はというと…軽めなのに不思議とコクがあって旨し!
コブスパで和気藹々
最初は「チーズなしで、本当に大丈夫なのかな…?」と半信半疑だったのですが、食べてみてそのあまりのおいしさに驚愕しました。これはかなりいけます。シンプルスパなバジリコブとは違い、このコブカルボには卵黄や生クリームなどの個性が強い材料が入っているのでさすがにはっきりと昆布味が分かる訳ではないんですが、後々ガツンと独特の旨味成分がきいてくる為全然物足りなくありません。むしろ、濃厚なのに決してしつこ過ぎず爽やかに完食出来るという意味では、こちらの方が上手かもしれません。
チーズ入りカルボナーラに比べるとやや重厚感に欠けますが、軽くなり過ぎてしまうギリギリの所で生クリームや昆布茶がうまくカバーをしてくれています。トッピングとして乗せたカリカリベーコンの香ばしい塩っ気や、溶かしバターのふくよかな旨さもスパゲティとぴったりですし、何より胃にもたれる事なく食べられるのが個人的に嬉しかったです。卵黄と生クリームをたっぷり使ってトロリとなめらかに仕上げた洋風パスタソースと、日本を代表する和の調味料・昆布茶がこんなに相性がいいとは、新発見でした。意外な事に、チーズが入ってなくても結構カルボナーラっぽく食べられたので、「さっぱり日本風カルボナーラ」として定番化したいメニューです。

それにしても、こんな洒落たスパゲティを夜食にささっと作ってくれる上司がいるなんて、田中君たちは恵まれているな~と改めて思いました。こんな料理を食べられるなら、たとえ面倒でも「しょうがないな~」と言いつつ残業も頑張れそうです(もっとも私の場合、ミスの後処理をする側というよりはミスをする側である事が多いですが…orz)。

●出典)『クッキングパパ』 うえやまとち/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.05.29 Sat 04:12  |  早速私も

再現してみました!
生クリーム入れすぎちゃったけど、
ベーコンの塩気考えずに、昆布茶と塩入れすぎちゃったけど、
それでもとても美味しく頂けました~。
簡単なので、定番料理の仲間入り決定!

  • #-
  • 千代丸
  • URL

2010.05.29 Sat 11:46  |  千代丸さん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

コブカルボを再現して頂いたと聞き、嬉しい気持ちになりました(^^*)。
昆布茶は、たくさん入れちゃっても大丈夫だと思います!むしろ、旨味が増幅して濃厚な味になりそうです。
普通のカルボナーラだと、夏場に最後まで食べるのがきつかったりしますが、これだとスルスルいけちゃうのが嬉しいですね。
定番メニュー入り、感謝いたします!

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで下さると幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.06.21 Mon 02:37  |  

はじめまして。だったかな?
冒頭のマフィンサンドはエッグベネディクトですね。
玉子の黄身がトロトロなな益々美味しそう。

  • #EBUSheBA
  • 兵器爺
  • URL
  • Edit

2010.06.21 Mon 18:48  |  兵器爺さん、初めまして。

こんばんは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

早速、エッグベネディクトを調べて見た所…予想以上におしゃれな食べ物でびっくりしました;。
フランスの一地方での伝統料理が発祥だなんて、びっくりです。
私が食べている物はもっと質素で地味ですが、確かにハムや卵を乗せる所は似ていると思います。
今度は茹で卵以外にも、目玉焼きやポーチドエッグで試してみますね(^^)!

  • #-
  • あんこ
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Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
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