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『美味しんぼ』の“キャビアのお茶漬け”を再現!

これを紹介するとものすごく引かれてしまう事が多いんですが、七年程前に『美味しんぼ』の「親子納豆」を元ネタにして発明した「改・親子納豆丼」が大好きです。どんな食べ物かと言うと、刻んだあさつき・いっぱい混ぜた納豆・水きりした絹ごし豆腐・かつお節・醤油をぶっ掛けてぐちゃぐちゃに混ぜ、あとはひたすらかっこむという原始的な丼です。大雑把な味ですが、気取らないおいしさでいいですよー(めかぶを加えてもナイスです)。
どうも、お行儀悪な料理の方がどっちかと言うと好きなあんこです。

今回再現する漫画料理は、『美味しんぼ』にて団さんが山岡さんにアドバイスされて著名人の集まるパーティーで出した“キャビアのお茶漬け”です!
キャビアのお茶漬け図
若干三十歳の団さんが事業で成功してまだ間もなかった頃、急激な躍進が仇となって実業界に人脈が作れなかった団さんはそれを解消する為に「末席に加わりますが、これからもよろしくお願いしますね」という意味合いのパーティーを計画します。
しかしパーティーを目前に控えたある日、お金持ちで幼い時から豪奢な食生活を送ってきた真性のお嬢様・二木まり子さんに、団さんはキャビアの食べ方(玉ねぎのみじん切り、レモン汁、茹で卵の白身と黄身を刻んだ物を混ぜたキャビアを黒パンにこってり乗せて食べるというやり方)を「これだから成り上がりは嫌なのよね」と一刀両断されてしまいます。
ちなみに下の画像がその決定的瞬間ですが、もはやどうしようもないくらい場が凍り付いているのが分かりますね。こんなすぐ近くで二人の板ばさみにあった栗田さんは、本当に気の毒だと思います;。
美味しんぼで屈指の気まずいシーン;
まり子さん曰く、「これ程見事なキャビアに、どうしてそんな余計な物を混ぜてキャビア本来の味を損なう必要があるの?」「純金のスプーンですくって、そのまま舌の上に乗せる。それでこそ、キャビアの持つ全ての味と香りを純粋に味わえるんだわ」との事で、その後もまり子さんは団さんをコテンパンにけなし続けます。そして、最後にダメ押しとして「パーティーで団さんがどんなキャビアの出し方をするのか、とても楽しみだわ。ホッホッホッホッ!」と言い放ち、団さんにパーティー中止を考えさせてしまう程精神的に追い詰めてしまいます。
正直、このシーンのまり子さんはなかなかにお人が悪い為、何も事情を知らない方が一連の流れを見たら確実に悪役キャラと見間違うと思います;。栗田ゆうこさんが正統派ヒロインだとするなら、二木まり子さんはさしずめダーク・ヒロインですね。
きついことをサラリと言うまりこさん(´Д`;)
その場で一部始終を見ていた山岡さんは、二木さんの祖父・父・栗田さんの三人から「団さんの人間性と考え方を反映させた上、政財界のお偉方を感心させられる料理を考えて欲しい」とお願いされるのですが、一人の人間を料理で表すのは想像以上に難しくて作業はかなり難航します。
そんな時、山岡さんが岡星さんから聞いた「ヨーロッパに行った友人のお土産で作ったイタズラ料理」のお話を参考に作り出したのが、この“キャビアのお茶漬け”。元はと言えば岡星さんが偶然考え付いた料理で、作り方はご飯の上にキャビア・刻み海苔・わさびを乗せて焙じ茶をかければ出来上がりです。
原作では団さんはこのお茶漬けに“いくら・とんぶり・山芋の前菜”を添え、「キャビアのお茶漬けは確かに美味しい…でもそれは、平常心を失った行為でもあります。いくらやとんぶりはキャビアよりもずっと安価な庶民の味方ですが、だからと言ってキャビアに劣る物ではありません。私は、キャビアよりもとんぶりを大事にしていきます」と自らの信念を主張し、パーティーを大成功させていました。
最初読んだ時は「えー?!」と相当にびっくりしましたが、考えてみればキャビアは魚卵の塩漬けの一種ですので、たらこや明太子みたいにお茶漬け風にしても存外イケるものなのかもしれません。何より、私自身が大の魚卵好きですので、前々から非常に気になっていました。
おごり高ぶらず、謙虚に初心を忘れず実業に携わっていきたいという団さんの決意
岡星さんが言うには「私としては日本料理に無理にキャビアを使うことはないという結論になりました。日本にはいくらやとんぶりもありますし」だそうですが、それでもどんな味なのか好奇心が抑えきれなかったので、早速作ってみようと思います!

という事で、レッツ再現調理!
まずは、キャビアの用意。さすがに最高級のベルーガ・キャビアをお取り寄せする勇気(もしくはお茶漬けにする勇気^^;)はなかったので、今回は比較的安価なアメリカ産のキャビアを購入しました。何でもロシア産セブリューガのキャビアと同等な価値を持つ良質なキャビアとの事ですので、期待大です。
キャビアのお茶漬け1キャビアのお茶漬け2
近くからじっと見つめてみると限りなく黒に近い灰褐色で、キラキラと光を反射するさまがとても美しかったです。香りの方はまさに「魚卵の塩漬け!」って感じで、ちょっぴり癖があるのが気になりました。ただ、珍味好きな人間にとっては十分許容範囲な匂いです(^^)。
キャビアのお茶漬け3
次は、焙じ茶作り。煎茶をクッキングペーパーに乗せたらフライパンの上に置き、弱火~中火で絶えず揺すりながらじっくり炒っていきます(その際火が強すぎたり、手を止めたりしたらすぐに焦げますので要注意です)。段々キツネ色に色づいてきたらお好みの時点で火を止め、そのまま冷ましたら自家製焙じ茶の出来上がりです。
キャビアのお茶漬け4キャビアのお茶漬け5
その間、生ワサビを摩り下ろし器で円を描くようにしてゆっくり丁寧にすっておきます。
キャビアのお茶漬け6
お茶碗に炊き立てのご飯を少なめによそってキャビアを乗せ、そこへ刻みのりをパラパラと散らして傍に焙じ茶入りの急須を添えれば“キャビアのお茶漬け”の完成です!
キャビアのお茶漬け7
あちこちに未熟な点が目立つものの、大体は原作に書かれている通りに用意できたので、少し感動しました。キャビア特有の匂いはわさびの爽やかな風味で相殺されて気になりませんし、ますますどういう味なのか興味が尽きません。
キャビアのお茶漬け8
それでは、軽めに炒って作った手作り焙じ茶をキャビアにかからないようそっと注いでいざ実食!いっただっきま~す!
キャビアのお茶漬け9キャビアのお茶漬け10

さて、味ですが…なかなかいけます!キャビアとお茶漬けがこんな合うとは意外でした!
大喜びする各界のお金持ちのお客様
これは私がキャビアを少なめに使い、原作では焙じ茶に調味を施す様子がなかった事から塩少々を加えるのに止めたのが原因かもしれませんが、一般的なお茶漬けよりも全体的にやや薄めな味付けのお茶漬けでした。ただ、個性的でどことなく懐かしい味がするお茶漬けなので妙に惹きつけられます。
キャビアの味自体は山岡さんが言う通り、改めて「これは魚卵の塩漬けなんだ」という事実を思い知らされるようなねっとりした磯風味の塩味で、プチプチというよりは舌の上でいとも簡単に押しつぶされてトロリとまろやかにとろける感じなのが特徴的でした。また、普段から馴染みのある安価な魚卵のどれとも違う独特かつ濃厚なコクが相当に美味で、魚の卵にしては強烈な脂分を感じるのにびっくりします。キャビアの粒が一気に弾けた瞬間、何ともいえない強い潮の香りが鼻を突き抜けていくのに圧倒されました(無理やり例えるなら、いくらとたらこのエキスをぐっと凝縮した物に様々な旨味成分を足してさらに洗練させた液体が入っているような印象の味)。
キャビアの一粒一粒が完全にばらけてお茶漬けにまんべんなく行き渡っていく為、サラサラと非常に食べやすいです。キャビアの豊かな旨さ、わさびの鮮やかな風味とほんのりした辛さ、海苔のホワホワした舌触り、そして香ばしい香りがたまらない焙じ茶がご飯と一体となっており、思わず「日米友好茶漬け」という言葉が思い浮かびました。焙じ茶の熱がわずかながら伝わったおかげでキャビアの生臭みがほとんど気にならないようになっていましたし、単純なようで大した料理だと感じました。感覚的にはたらこ茶漬けですが、それよりは余程贅沢で高級な後味がします。
ただ、確かにこれは日常的にわざわざする物ではないと思いました;。味はウマーですが、お茶漬けにしては値段がどうしても高くなり過ぎてしまいますし、それにこれはお茶漬けをおいしく食べる方法であってキャビアをおいしく食べる方法ではないというのが私にとっての結論です。作中で言われている通り、キャビアを沢山買うかもらうかして余る事態になった時用の贅沢な余興として楽しむのが一番ベストだと考えました。

原作で団さんが「おごりたかぶった愚行」と表現していた一品ですが、一度試してみるだけの価値は十分にありました。それにしても、誰にも教えてもらわなかったのに自然とこれを思いついた岡星さんは天才です!

●出典)『美味しんぼ』 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ/小学館
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2010.08.16 Mon 22:29  |  キャビア、すげー

あんこさん、こんばんは。毎日アホみたいに暑い日が続きますが、
お体大丈夫でしょうか。いつも楽しく拝見させていただいてます。

いやあ、ついにキャビアの登場ですか! 高級食材でも果敢に
チャレンジされていて、感心してしまいます。キャビアはまだ
食べた事がないですが、どんな味か気になりますね。
『大使閣下の料理人』でもアナゴにキャビアのソースをかける
料理が出てきましたが、この「キャビアのお茶漬け」も美味し
そうですね。既に再現されている「魯山人のお茶漬け」や仙人を
降参させた「ザーサイのお茶漬け」など、この作品に出て来る
ものだけでなく、お茶漬けって色々な料理漫画に登場しますよね。
個人的には『おせん』の「お茶漬けのフルコース」や「食キング」
の「洋風茶漬け」などが印象深いです。あと、漫画『サザエさん』
でサラサラと、お湯(?)でご飯をかっ込むシーンも思い出します。

う~、お茶漬け食べたくなって来た…。これからも再現料理記事、
楽しみにしてます。では。また~。

  • #SFo5/nok
  • kawajun
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2010.08.16 Mon 23:24  |  高級食材の粗末な料理・・・

粗末はあくまで「簡単」な的な意味です(--)

こうして見ると、キャビアが安いモノに思えるのか…
お茶漬けが高いモノに思えるのか…
何だか不思議な料理ですね(笑)

でも、あんこさんの言う通り
たらこ・明太子のお茶漬けとかもある訳ですし、
確かに同じ魚卵な以上 こういった料理もアリかもですね。

しかし…このキャビア茶漬けは手軽に食べられないですし、
食べたいとも(中々には)思えないですね(^^;)

  • #-
  • ミトナリ
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2010.08.17 Tue 00:17  |  

こんばんはあんこさん。私もお茶漬けは大好物で、寒い季節に入ったらいくらの醤油漬けのお茶漬けを食べるのが楽しみです。さすがに自分でキャビアを試してみる勇気はありませんが、やはり魚卵を塩漬けにしたものはお茶漬けに合うようですね。宝くじにでも当たったらやってみてもいいかもw

悪役みたいというか、実際この時期の二木さんは山岡さんを巡る恋の鞘当てから、高慢ちきでイヤな女に描かれていて、読者にも相当嫌われていたと思いますw 良くも悪くも山岡さんと栗田さんが結婚する前の「美味しんぼ」を、近城カメラマンを加えた四角関係で盛り上げた人でした。
まあ、彼女も山岡さんとの結婚を諦めて、近城さんと幸せな家庭を築いてからは、すっかり良き妻良き母になったようですね。今では文化部一同相手に、近城さんと共に万年新婚ぶりを見せつけるくらいしか出番がなくなってしまって、いささか寂しさを感じます。

団社長は栗田さんに猛烈なアタックを仕掛けて、先述した四角関係をさらにややこしくしましたが、むしろそれを収束させるために登場したようなキャラクターですね。
今回のエピソードではあの鈍ちんな山岡さんが、当初は団さんへの嫉妬から助力を拒むという珍しいシーンも見られました。はっきり言ってこの人が登場しなかったら、山岡さんは栗田さんにプロポーズできなかったと思いますw 山岡夫妻は団さんに足を向けて寝られませんねw
まあ、団さんもジュディさんという、ある意味最高に気が合う奥さんに巡り会うことが出来て喜ばしい限りですw
この人のモデルはソフトバンクの孫正義社長だと言われていますが、だとすれば今ではコンピュータや出版以外にも、携帯電話事業やプロ野球球団なんかも手掛けているのかもしれませんw

お茶漬けは確か、アニメ版のミスター味っ子でもありましたよね。お話の詳細は覚えていないのですが、対戦相手は確か原作では影の薄かった、味皇料理会日本料理部の主任だったかと。

それでは暑い日がまだまだ続きますが、お身体に気をつけてこれからも頑張って下さい。

  • #dZ2c3wmQ
  • 大鳥
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2010.08.17 Tue 01:22  |  kawajunさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

はい、正直結構バテていますが何とか元気に生きています;。
我が家は盆地っぽい場所にあるので、夏は暑く、冬は寒いという四季の移り変わりをフルに堪能出来ますorz。
kawajunさんがお住まいになっている地域から、少しでもカンカン日照りや蒸し暑い日が減少するようお祈りします(^^;)。

普段はどちらかと言うと高級感溢れる料理を再現する事はほとんどしない為、「たまにはこういう再現もしなければ!」と一念奮起してやってみました。
私もキャビアを食べたのは今回が初めてでしたが、何とも形容しがたい異質な旨さで、さすがだな~とうっとりしました。普通の魚卵よりも脂分とコクがすごく、塩分も強めです。
この先いつキャビアを食べれるか分からないので、興奮してつい意味不明で個人的なキャビアの感想を長々と書いてしまいました;。
確かに、『大使閣下の料理人』にはそんな料理がありましたね!キャビアソースがまたウマーそうでした(´Д`*)。
公さんは高級で本格的な料理を仕事柄沢山作っているので、毎回ため息ものですよね。
実は、ザーサイのお茶漬けはちょっとしたマイブームになった時期があります;。異国風なのに懐かしい味で、食欲がない時でもサラサラッといけました。ザーサイの旨味って結構濃いので癖になります。やはり、中国のお漬物には中国のお茶がぴったりなんだなと感心したのを思い出しました。
『おせん』のお茶漬けフルコースも、食べてみたいと憬れる物ばかりでしたね~(『食キング』のお茶漬けは知りませんでした…勉強不足ですみません)。
これらの本格志向で独創性溢れる漫画料理は、マンガ食堂のumebonさんがすごい腕前で再現なさっていますので、内心楽しみにお待ちしています(^^)。
お茶漬けは日本人にとってのソウルフードと言っても過言ではないので、それで登場する確率が高いのかもしれませんね。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お時間が空いた際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
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2010.08.17 Tue 01:40  |  ミトナリさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

まさにミトナリさんがおっしゃる通り、「高級食材の粗末な料理」って感じでした(´∀`;)。
簡単な手順ですが、食材があまりに高価過ぎる為手軽に作れる訳ではない…本当に一風変わったお茶漬けですw。
食べてみると案外違和感がなくてサラサラいけたので、話の種に一度やってみると楽しいと思います(特に、日本料理とは思えない程コクがすごいです)。
お茶漬けは安価で気楽な料理なはずなのに、このキャビアのお茶漬けときたら思わず襟を正して行儀よく食べたくなるような旨さですので、なかなか貴重な体験だったと思います。
…まあ、でも確かに罰当たりかもしれませんね(^^;)。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.08.17 Tue 01:43  |  なにこれすごい

こんばんわ。

キャビアでお茶漬けってブルジョア階級ですか?スゲェ。マンガのネタ再現じゃなかったら、ほんとうに「おごりたかぶった愚行」じゃないですか!?うわぁぁぁやってみてぇぇぇぇぇ!

キャビアなんて「料理にちょっと乗っかっている程度」しか食したことがないので、まったく味の想像が付きませんが(w)、このお茶漬けは食べてみたいし、むしろ誰かに食べさせて驚かせてみたいです。

お茶もわさびもしっかりと手間をかけているところを見ると、キャビアに対する緊張感が見られますよ。楽しそうです。
機会があれば(どんな時だ?)やってみたい逸品ですね!

2010.08.17 Tue 02:34  |  大鳥さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

私もお茶漬けは大好物で、晩酌の後はカロリーも気にせずしょっちゅうシメとして作っています(ねぎラーメンと双璧のシメです)。
いくらのお茶漬けも、醤油の風味といくらの旨味がご飯やお茶にぴったりなのでいいですね(^^)。私の場合明太茶漬けも捨てがたいので、やはり魚卵はお茶漬けにしたら必ず合う物なのかもしれません。キャビアもお茶漬けに合いますが…予算的に、再度試すのはそれこそ当たり宝くじ券が必要ですね;。

うーん…確かにあの頃のまり子さんは結構きつい性格に描かれていましたね(^^;)。
上流階級で圧倒的な自信を持って生まれ育ったのが一目で分かるような美貌で、一度『美味しんぼ』単行本の内扉絵になったのを見た時は一瞬見とれてしまっただけに、性格が惜しかったです;。
山岡さんにベタ惚れになってからは近城カメラマンと共にいっそ清々しい程の妨害工作っぷりで、物語にいい具合の躍動感や緊張感をつけてくれていました。

確かに、結婚してしばらくしてから出番がめっきり減ってしまいました(´・ω・`)。
独身時代よりしっとりと落ち着いた感じになったのに、惜しいですね。
夫婦そろっていいキャラだっただけに、一抹の寂しさを感じます(幸子ちゃんとの絡みとかもっと見たかったです)。

団さんは、今考えてみればかなりのキー・パーソン的キャラでしたね。
結局、何だかんだ言って二人の背中を押してプロポーズのお膳立てをしていたので器が大きいです(あの近城夫妻とも最終的には協力しあえましたし)。
らしくない嫉妬の一件といい、恐らく山岡さんがライバルとして一番恐れていたのはこの方でしょうね。
後々、議論欲を満足しあえるという稀有な妻・ジュディーさんとちゃんと幸せになれましたので、初見した当時はうまく収まるべき所に収まってよかったな~とほっとしたのを覚えています。
それにしても、団さんのモデルがSoftBankの社長さんとは初耳でびっくりしました!教えて下さり、ありがとうございます。

確かに、アニメ版『ミスター味っ子』で何かそういう勝負がありましたね!
確か、桜の塩漬けを使ったものだったような…ただ、再現したmayuさんの言によるとイマイチだったそうです;。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
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2010.08.17 Tue 02:56  |  尻臼さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

いえいえ、むしろ我が家は貧困している庶民階級です;。
実際、デジカメを買う為にやっとの思いでちょこっとずつしていた貯金を崩してようやくこぎ着けたくらいですし…orz。
でも、漫画料理再現の為にやっちゃいました(´∀`*)バカデスミマセン。
まさに、リアルで「我が生涯に一片の悔いなしっ!」の心境でした。
この「おごりたかぶった愚行」を、少しでも楽しんで頂けましたら嬉しいです。

私など今までの人生で一度も食べた事がなかったのに、お初のキャビア体験をお茶漬けで果たしてしまいました;。
ただ、キャビアの思いも寄らぬ濃厚なコク・脂分・塩気を堪能出来た上、案外お茶漬けとしてもおいしかったのを確認した為、有意義な再現でした。
…しかし、こんな贅沢な余興兼愚行は、何かの間違いで大金持ちになった時しか出来ないだろうな~と感じました(^^;)。
ちなみに、お茶漬けではなくキャビアのみなら相方さんにも分けました。案の定驚いて食べていたので嬉しかったです。

尻臼さんの勘の鋭さに、思わずドキリとしました。
はい、内心「(((゜Д゜;)))ガクガクブルブル」と「(・∀・*)ワクワクテカテカ」が両立した心境でしたw。大当たりです。
その為、後で少しでも後悔がないよう一期一会の心構えで挑ませて頂きました。
この時の手に汗握る様子が伝わったのなら、光栄です(^^)。ありがとうございます。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お時間が空いた際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
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2010.08.17 Tue 04:01  |  

石原家では普通の食べ方だ、と石原良純がテレビで実践していたのを思い出しました。それだけですみません^^;

  • #-
  • 通りすがり
  • URL

2010.08.17 Tue 12:58  |  通りすがりさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

何と、かの石原家では既に当たり前のメニューでしたか~Σ(゜Д゜;)!
まさに、現代版「華麗なる一族」に出て来る貴族階級ですね;。
貴族にとっては、キャビアといえど黒いたらこみたいな認識なのかもしれません。
でも、良純さんが「え?普通じゃないのー?」と言いながら食べている様子を勝手に想像すると何だか微笑ましくなりました(^^)。
石原一族で一番天然だと言われている良純さんがやるからこそ、腹が立たないのかもしれないです;。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂きますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
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2010.08.17 Tue 22:27  |  

今回の記事ではアメリカ産のキャビアがあるというのが一番の驚きだったかも知れません。カスピ海周辺の国にしかない物だと思っていましたので。まあ、最近は日本でも養殖に取り組んでいるという話はありますけれど、食に関する日本の取り組みは変態的ですからね。誰が陸上で魚を養殖する事を考えたのでしょうか。始めはヒラメでおどろいたのに、今はマグロまで陸上での養殖が試みられているくらいなのですから。

  • #-
  • oguogu
  • URL

2010.08.17 Tue 23:06  |  oguoguさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

私も注文する時になって初めて知り、結構驚きました(^^;)。
キャビアは基本、ヨーロッパの方でしか生産されないものだという思い込みがあったので…いやはや、世の中は広いです。
確かに、日本は世界でも三本の指に入るんじゃないかってくらい食にこだわりまくっている国ですよね。
自国で昔から伝わっている和食はもちろん、中・米・伊・独・仏・露など様々な国の料理をアレンジして定番料理に取り入れていますし、さらにはそれに飽きたらず貪欲に新たな料理や食材を造り、その上珍しい食材の養殖法まで確立させていっているのですから、oguoguさんがおっしゃる通り多少変態チックな部分はあると思います;(私も食の変態であると自覚してますorz)。
最近では、何とワニやダチョウを食肉用として飼育する牧場まであるそうですので、びっくりです。
それにしても、マグロの養殖は未だにすごいな~と感心し続けています。
マグロの数が減り続けて「捕るのダメ!」と海外がうるさくなった今はまさに救世主的そんざですので、是非とも今以上に発展していって欲しいです(^^)。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お時間が空いた際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.08.18 Wed 00:22  |  

ま、地球上には
キャビア寿司
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%93%E3%82%A2%E5%AF%BF%E5%8F%B8&lr=&um=1&ie=UTF-8&source=og&sa=N&tab=wi
なんてものがあるくらいでしてね。

茶漬けにして不味いはずが無いんですよ。

軍艦巻きの具に、麻婆豆腐のっけて食ったら美味かったですよ。

これはたぶん(あんこさんのように再現したり、個人的には実験しようとしてみたりはしませんけれども)お米さんは偉い! という話なんじゃないかしら。

2010.08.18 Wed 01:53  |  うわわー!

これは大昔憧れて作ってみたんですが、安いキャビア(他の魚卵を使ったニセモノ?)だったためか、お茶を注いだ瞬間着色料らしきものがみるみる侵食しまして・・・失敗でした(>_<)


やはり本物を使うと美味しいんでしょうね~!!そういえば、同じく団社長がウズラの卵を使った料理でもてなす話があったと思うんですが、あれも美味しそうですねえ。

つまり要約すると・・・美味しんぼで一番出来てる人間は、団社長だ!!

  • #1n9Tsjm2
  • ぱぴぴ発狂食品
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2010.08.18 Wed 22:02  |  千林豆ゴハン。さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

キャビア寿司!これまた豪華絢爛なお寿司ですね~(゜Д゜)!
むしろ、晴れがましさではお茶漬けよりも上だと感じました。
海外の方の柔軟な感覚は、是非見習いたいです。
確かに、今回のキャビアのお茶漬けは相当にナイスな組み合わせでしたので、
もうこうなったらちらし寿司でもイケるかもしれません。
…まあ、貧乏人なのでもう当分そんな機会はないと思いますorz。

それにしても、麻婆豆腐の軍艦巻きとは独創的ですね~!
ですが、個人的にすごくそそる組み合わせです。
今度酢飯を作った際、早速試してみますね(^^)。
千林豆ゴハン。 さんがおっしゃる通り、お米はとっても偉大だと思います。
ご飯と一緒にかみ締めることによってより味がはっきり分かる食材もあるので、余計にそう感じます。
一旦はキャビアに感謝しかけていましたが、慌ててお米さんにも感謝の念を送ってみようと思いますw。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お時間が空いた際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2010.08.18 Wed 22:11  |  ぱぴぴ発狂食品さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

恐らくそれは、サメの卵の代わりにランプフィッシュの卵を使ったキャビアの代理品だと思います。
ランプフィッシュのなんちゃってキャビアもそこそこおいしくてお手頃なので、私は好きです(^^)。
ただ、お湯をかけると着色した部分が落ちてくるので、お茶漬けには向かないのが難点ですね;。
本物のキャビアですと、お茶漬けにしても存在感大で美味です!
とは言っても貧困層に位置する私は、ランプフィッシュも当分食べれそうにないです;。

団社長のあのエピソードに出てきた料理も美味しそうでしたね(^^)。
確かに、団社長はかなりの人格者です。何だかんだ言って山岡さん達に春を迎えさせましたし、
家庭や家族を大事にする温かさも、仕事を成功させる力量もありますし…。
ただ一つ欠点があるとするなら、議論好きで話し始めると長くなる過ぎるところですね;。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際にまた読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
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2010.11.03 Wed 05:03  |  はじめまして

ずっと前に作って、また作りたいと思っていたクッキングパパのイタリアン鍋のレシピを探していたら、あんこさんのブログを見つけました。
今はアメリカに引っ越してきて、漫画は持って来れなかったので、見つけた時は、すごく詳しく書かれていて、写真付きで、わかりやすく、とっても参考になります。
ありがとうございます!

たくさんの再現料理、楽しく、お腹を鳴らせながら読んでいます。
ここにかいてある、親子納豆。。私も大好きで、よく食べていました!引っ越してきてからは、主人の家族と同居中なので、なんて思われるか心配で納豆は食べられない小心者です(笑)
親子納豆とちょっと似てる?クッキングパパで出てきたネバトロ丼も大好きで、母がよく作って、兄と三人でおいしく食べていました。

娘は2歳まで日本で育ってきて、納豆も大好きで食べていたのですが、息子は産まれて4ヶ月で引っ越してきたので、食べたことがないなぁと気づきました。

あんこさんの再現料理をみながら、日本料理のおいしさを思い出します。自分も料理スキルのレベルアップしていけるようがんばろうと思いました。

これからも、とても楽しみにしています!

  • #-
  • 花売り
  • URL

2010.11.03 Wed 11:32  |  花売りさん、初めまして。

こんにちは、当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

『クッキングパパ』は、私が小さい頃から生活してきた町・福岡出身の
うえやまとちさんが福岡を舞台にして書いた大好きな作品の為、
イタリアン鍋をお探しになっている時に当ブログを見つけてくださったと
お聞きしてすごく光栄でした(^^)。私こそ、感謝です。
いえいえ、当ブログの過去記事の画像&文章は到底目も当てられない
悲惨な物が多いので、そこまでお褒めの言葉を頂いてしまうと恐縮してしまいます;。

それにしても、花売りさんが親子納豆をお好きだと知って思わず「同志の方がいた!」
とすごく嬉しかったです。あれは味はおいしいんですが、確かに人前で
食べるのには勇気がいる料理ですよね…;。日本でも納豆が苦手な方は少なくないので、
海外だとさらにハードルが高いだろうな~と心中をお察しする思いでした;
(先程、ブログを拝見いたしました!ご更新、楽しみにしております^^)。
あと、実を言いますとネバトロ丼はいずれ再現する予定の漫画料理ですので、
よろしければその際は読んで頂けますとありがたいです。

私こそ、当ブログにおこしになる方々のおかげで料理のスキルが徐々に進歩してきて
いる為、皆様のアドバイスやご意見を参考にしつつ頑張りたいと初心を
新たにする思いです。これからも色々再現いたしますので、どうぞよろしくお願いします!

  • #-
  • あんこ
  • URL

2019.05.08 Wed 20:13  |  

すばらしい!今更かもしれませんが海苔の配置。
雑に見えてトータルでの海苔の配置の美しさ!!!!

  • #-
  • シビレフグ太郎
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プロフィール

あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『どんぶり委員長』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『ミスター味っ子』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『BAR・レモンハート』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』


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※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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