『おいピータン!!』の“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”を再現!

時々、何故歴史や文学系の授業ばかりを専攻したのかと大学時代の知人から聞かれることがあります。
色々理由はあるものの、一番大きい理由を挙げるとするなら、平安時代の文学作品・『讃岐典侍日記』のワンシーンが心に残ったからです。
それは、主人公である讃岐典侍が仕えていた(今の常識で例えるなら、侍女兼愛人という献身の仕方)・堀川帝が崩御した時、回りが泣き叫んだり気絶したりとかなり騒がしかった中、彼女一人は泣く事も出来ずただただ茫然自失となって座ったまま微動だに出来なかった場面。
周囲が嘆いているのを見て「私も悲しいのに」と思いつつ、あまりの事に声も出ず、涙も出ない。立つ事も出来ない。こんな自分は、冷たい人間のだろうか…と静かに独白しているシーンがあるのですが、ここを読むたび私は人間の心というものが千年以上も前から何一つ変わっていないという事を実感させられます。
環境と常識だけは目まぐるしく変化していったのに、人の心は何一つ進化しない。この奇跡的な事実に感銘を受けた事が、人の姿を克明に描写する歴史や文学の虜となった最大の要因です。
どうも、相変わらず無駄に長い前置きで皆様にご迷惑をおかけしている管理人・あんこです。

今回再現する漫画料理は、『おいピータン!!』シリーズを通してよく登場する名物お鍋・“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”です!
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋図
漫画『おいピータン!!』には、作る人物やシチュエーションは違えども何回も作中に出てくるオリジナル料理が数多く存在するのですが(しょっつる入り卵かけご飯、皮から手作りする餃子、卵黄だけの卵酒など)、その中でも大分前から気になっていたのがこの“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”。絶対入れる基本の具は「カキ・豚バラ・セリ・油揚げ」の四種類で、その他は時々しいたけを初めとするきのこ類を加えるくらいでお鍋にしてはそこそこシンプルなのが特徴的です。ただ、レシピや味付けについてはっきり言及しているシーンは無い為、おつゆは何味なのか明確には分からなかったりします;。
『おいピータン!!』のメインキャラである大森さんと渡辺さんが夕食に作っていたり、フリーダムな夫・正人さんに手こずる完ぺき主義な奥さんが冷蔵庫にある物で作れるメニューとして脳裏に浮かべたり、著者・伊藤理佐先生が巻末で語っていたりと、結構な頻度で出てくるので特に誰のメニューとは決まっていないのですが、その中でも一番印象強い“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”のお話は、不倫寸前の旦那さんとそれを密かに知って怒り悲しむ奥さんのエピソード(残念ながら、ゲストキャラ扱いなので明確な名前は出てきません)。
最近妙におかしい…と胸騒ぎがしていた奥さんが旦那さんの携帯を盗み見すると、案の定そこには「浮気心(浮気にまで発展していないものの、お互いの気持ちはどうなのか探り合っているという一番嫌らしい状態;)」を抱き合って田中洋子さんという女性と親しくメールしている旦那さんの記録がこれでもか!とばかりに残っている有様。挙句に一番最新の履歴ではどうやら来週に二人きりで食事をする約束までされていた為、奥さんは愕然とします。その夜、二人でお布団に包まりながらも「私は隣で泣いたり怒ったりしているのに、この人は<田中洋子>の夢を見ているかもしれない」「こんなに近くにいるのにねぇ…背中がひっついているのに。人の気持ちって誰にも止められないねぇ…」と、奥さんは一晩中悶々としながら枕を涙で濡らします。ここのくだりは切ないを通り越して哀切極まりないシーンなので、読むたび胸がキリキリと痛みます(´・ω・`)。一緒にいるのに心が離れ離れというのは、かえって一人きりの孤独よりも残酷だという意識が芽生えたのはこのシーンを読んでからだと記憶しています。
ものすごく哀切なシーンで、未だに印象に残っています。
しかし、奥さんはいい意味でパワーを発揮して旦那さんの浮気を阻止しようとします。その阻止方法とは、ズバリ旦那さんの大好物を作る事によって食事の約束を延期させ続けよう作戦!月曜日は“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”、火曜日は“皮から作る豚ひき餃子”、水曜日は“一から手作りするジェノベーゼ”、木曜日は“一日寝かせた特製カレー”、金曜日は“鶏の丸焼き”と日頃は忙しさを理由に滅多に作らないスペシャルなご馳走を準備し、それで旦那さんの足を家に向かわせようという非常に前向きな作戦で、奥さんは自身も仕事が大変な時期にも関わらず全部用意する決意をします。それにしても、「いや、とめてやる…!!」と強く思いつつも言葉で止めようとするのではなく、あえて<大好きな料理>という無音の主張で必死に引きとめようとする奥さんの様子が見ていてかなり健気だと感じました。悲しい事ですが、正直舞い上がった心という物はどんなに冷めさせようとしてもなかなか冷めにくいものですので(「周囲に悪いから、今日から風邪をやめる!」と宣言させてもそんな急には風邪は治らない感じに近いかもしれません)、結局のところ、最後の最後は相手の良心と理性を信じて待つくらいしか道がないというのが真実に近い気がします…。
が、長年奥さんと一緒にいて何もかもを知り尽くしている旦那さんは、火曜日に全ての晩ご飯スケジュールを聞いた時点で全てを悟り、「…あのさ、メール読むなよ…ごめんよ」「ごめんごめんごめんごめんホントごめん。でも読むなよ、何もしてないよ(´Д`;)」と全部ぶちまけて素直に謝っていました;。奥さんはほっと力が抜けた途端ボロボロ泣き出し、こうして「浮気心」は「浮気心」のまま成長する事もなく未遂で終わったのでした。めでたしめでたし(但し、安心しきれなかった奥さんが連日ご馳走責めにした為二人とも体重が増えちゃうというオチ付きでしたが^^;)。個人的に、食事は気心が知れた者同士で遠慮なく食べるのが一番!と考えていますので、旦那さんが最終的に奥さんを選んだのは当然の成り行きだったんじゃないのかな~と安心してラストを見ました。でも、この理論は食いしん坊にしか当てはまらないので注意が必要ですね;。
決戦初日の月曜日は、このお鍋でセーフ!
手間のかかる様々な家庭料理で食い止められた浮気心。
カキ、豚バラ、セリ、油揚げは私自身どれも大好きな食材ですので、これは是非ともやってみたいと前々から希望していました。はっきりした作り方はどこにも記述が無いので勝手に想像して作るしかないのですが、やっと近所の八百屋さんでセリが出回り始めた事ですし、あくまで「当管理人が適当に想像しただけのなんちゃって」“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”を再現してみようと思います。

という事で、レッツ再現調理!
まずは、材料の下ごしらえ。土鍋に水(冬ならぬるま湯)をたっぷり張った所へ出汁昆布を投入してフタをし、そのまま一時間ほど放置します。時間が経過して出汁昆布がゆるやかに元の状態へと戻ってきたら火にかけ、沸騰直前になったら出汁昆布を取り出します。
この時、作中には何も書かれていませんでしたが『おいピータン!!』内でよく登場してくる秋田名物の調味料・しょっつるを隠し味として少々たらしました。ただ、ほんのちょっと入れただけだというのにムワッと魚の発酵臭らしき独特の香りが立ち上ってきたのでびっくりしました;。伊藤理佐先生が作中で「醤油よりも塩気があるから、量に気をつけて」と書いていた理由を、やっと理解した心持ちです。とにかく、これでお鍋のおつゆは出来上がりです!
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋1
その間、カキは塩水でサッと汚れを落とした後ザルにあけて水気をきり、油揚げは熱湯でさらっと程度に油抜きをしてから短冊状に切り、しいたけは微細なゴミを払いのけた後に四つ切りにし、豚バラの薄きり肉は二~三センチ前後の大きさにカットし、セリは流水でザザーッと洗ってから適度なサイズにザク切りにします。
※厳密に言えばしいたけは別に入れても入れなくてもいいんですが、他のお話だと入れている場合もありますし、何より「きのこを入れた方がおつゆがよりおいしくなるかな~?」という理由で助太刀してもらう事にしました。
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋2
次は、いよいよお鍋の用意。先程用意したおつゆを一旦沸騰させて豚バラ肉のみを投入し、アクを丁寧に取りながら中火で煮ます。段々豚バラ肉が白っぽくなってきたら油揚げ、しいたけを加えて火を通し、そこへさらにカキとセリを入れたらすぐにフタをして一~三分程度加熱します(但し、加熱用カキではなく生食用カキを使用する場合は割と早めな段階で火を消してもOKです)。この時、セリとカキに火を通し過ぎるとガクンと味が落ちるので、煮加減の見極めが重要です。
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋4
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋5
もうすぐ出来上がりそうと思ったら、ポン酢にゆず皮の切れ端とゆず果汁をお好みで加えた特製ゆずポン酢を準備しておきます。これも『おいピータン!!』によくゆずが出てくるからという理由のみで作ったポン酢ですので、絶対必要という物ではありません;(このたびの再現はどうしても妄想頼りになってしまうので、かなり別物になってしまった予感がしますorz)。
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋6
セリとカキが自分好みに煮えたら素早く火からおろし、そのままテーブルへ運んでゆずポン酢入りの取り皿を傍らに添えれば“カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋”の完成です!
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋7
セリの香り高さとカキの磯風味が温かな湯気となってほんわり漂い、普通の鍋よりもぐっと高級そうな印象を受けました。ただ、時折その合間を縫うようにして豚バラ肉のがっつりした匂いもすかさず主張してくる為、味がいいだけではなくボリューム感もありそうな予感がします。おつゆを目一杯吸っていそうな油揚げもおいしそうですし、どんな味がするのか興味しんしんです。
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋9
それでは、自分専用のゆずポン酢入り取り皿へ具を入れたらいざ実食!いただきます!
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋10
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋11

さて、味はと言いますと…不思議と春らしさが漂う粋なお鍋!美味な上に、ビール・日本酒・酎ハイに等しくぴったりなオールマイティーさが嬉しい料理でした!
カキと豚バラとセリと油揚げのお鍋8
しょっつる特有の一癖ある深い魚の風味と、淡い昆布出汁がおつゆの中で一体となっていて、具に強過ぎず弱過ぎずな下味をほんのりつけているのがいい感じです。カキのプルプルジュワ~ッとした歯触りやジューシーさもさる事ながら、油揚げの噛めば噛む程舌の上へ溢れ出す様々な素材の旨味たっぷりなお出汁がたまりません。当初は「あってもなくてもあまり変わらないかも…」と甘く見ていましたが、油揚げ自体が大豆由来の程よいコクを他の具に与えると同時に、お鍋全体の旨さをギュ~ッと吸い込んでいるのでかなりいいお仕事をしていると思います。
あと、豚バラ肉のがっつりした脂分の強い旨さを、セリのほのかに土っぽくて清々しい香気やシャキシャキザキュッと鮮やかな食感がさっぱり包み込んでいるおかげで、相当あっさり頂く事が出来ました。肉厚なしいたけのグリグリッと歯に食い込むような弾力もいい箸休めになりますし、まさに言う事なしです。
ゆずの上品かつ爽快な後口の果汁が効いたポン酢がどの具にもぴったりで、おつゆでちょうどいい濃度に薄まった所をゴクリと飲むと「ほっ…」と癒されます。個人的にこのお鍋は、セリの清涼感やしゃっきり感、そしてちょっぴりほろ苦い水気が主役の料理だと感じました。カキ・豚バラ肉・油揚げ・しいたけがセリの野草らしい野趣溢れる風味によってよりおいしく食べやすく生まれ変われる為、食欲がない時でもさらっと平らげられます。

冬真っ盛りな時期よりも、冬から春にかけてが一番食べ時なお鍋です。シメは雑炊もよさげですが、このお鍋に限って言うと麺類やお餅の方がよく合うんじゃないかな~と色々試して思いました。特にうどんとの相性がばっちりで、ゆずポン酢でツルツル頂くと体が浄化されていく心待ちになれて心底安らげました(´∀`*)。味噌味や豆乳味、もしくはもっとしょっつるを入れてがっつり調味してみてもかなりいけそうです。

○追記(2011.2.19)
後々、知人からメールで「しょっつるはどこの銘柄か教えて欲しい。名前だけじゃなく画像もアップして」というリクエストを受けた為、本日撮影したしょっつる画像をここに追加させていただきます(仙葉商店様の「秋田名物・塩魚汁」というご商品を使用しました)。ちなみにこのしょっつる、近い内に他の再現料理でも使用予定ですのでなくならないよう大事に使っています(^^)。
仙葉商店様のしょっつる

●出典)『おいピータン!!』5巻 伊藤理佐/講談社
     『おいピータン!!』7巻 伊藤理佐/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。

Comment

2011.02.01 Tue 20:21  |  管理人のみ閲覧できます

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  • #

2011.02.03 Thu 01:42  |  

あんこさん、こんばんは。

牡蠣に豚、となんて贅沢な!!
細目の稲庭うどんなんかが合いそうなお鍋ですね♪♪

  • #-
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2011.02.05 Sat 22:16  |  みっちさん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
非公開コメントをして下さり、ありがとうございます。

いえいえ、おつとめ品は地味に便利で私もお世話になってます;。
ただ、変なスーパーだと本当に腐りかけの物しか扱っていなかったり
するので、「よし、ここは良心的だ!」と思ったスーパーでしか
おつとめ品は買わないように注意しています。
せりは清々しい香りで胸が一杯になる上シャキシャキなので、私も大好きです。

当ブログは未熟極まりない駄ブログですのでそのように過分な
お褒めの言葉を頂きますと恐縮してしまいます;。
ですが、みっちさんの充実した食生活の一助に少しでもなれたのでしたら
非常に光栄でありがたいです(^^)。

はい!実は、mayuさんがいらっしゃってくださった事があったのです!
その日は感動と興奮でドキドキし、数日間はウキウキ過ごせたのを覚えています。
むしろ、当ブログの更新などよりもmayuさん復活を願う方のほうが
圧倒的多数で当然だと思いますので、みっちさんのご意見は全然不快じゃないです。
それよりも、「mayuさん程の方に間違えられたとは…!」と感動するやら
申し訳ない気持ちになるやらであたふたしたくらいです;。
ですので、みっちさんのご希望に添う形で公開コメントor非公開コメント
を決めて頂くというのが私にとって一番のベストです(^^)。
どうぞお気になさらず、お時間が空いた際にいらっしゃって下さい。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2011.02.05 Sat 22:22  |  無記名さん、こんばんは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

はい、お肉に海鮮と何とも贅沢なお鍋でした(^^*)。
ゆずポンがまた合って格別なお味なので、絶対また作る予定です!
確かに、このお鍋には細めの面がぴったりなイメージがしたので、
稲庭うどんはまさにその条件を満たす麺だと思います。
今度早速試してみますね(^^)。ご情報ありがとうございます。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2011.02.07 Mon 03:10  |  はじめまして。

あんこさん、こんばんは。

はじめてコメントさせていただきます。
再現料理モノをいろいろと検索していて、このブログに辿りつきました。

『美味しんぼ』
『クッキングパパ』
『おい、ピータン!!』
ショージくんのまるかじりシリーズ
ジブリ飯

などなど、自分も愛読している本の料理をたくさん再現して
いらっしゃるので、ついつい読みふけってしまいました。

過去の記事で『セーラームーン』のまこちゃんのお弁当を
再現しておられましたが、私も昔、リアルタイムで『なかよし』を
購読していたころ似たような感想を持って読んだ記憶がある
ので、とても懐かしく思いましたー(*´ω`*)
ひょっとしたら、あんこさんは私('85年生)と同世代くらいの方
なのかな…と思いながら読ませていだだいてます。

私は歴史・文学系の院生なのですが、あんこさんも学生時代に
歴史や文学の授業を専攻したと書いておられるのを見て、勝手ながら
すごく親近感を抱いてしまい、思わずコメントしたくなりました。

あんこさん、とてもお料理上手でうらやましいです。
私も見習って精進したいと思います(o・v・o)

これからもちょこちょこ訪問させていただきますm(u_u)m

ブログもお仕事も頑張ってください!

  • #-
  • こなみ
  • URL

2011.02.10 Thu 16:45  |  今も昔も変わらぬ…

あんこさん、こんにちは。
これは、文学や人間の心情とは少し違う話ですが…。

知り合いのデザイナーさんが、昨年、デモとかで凄い事になる前の
エジプトのカイロを旅行した時の話です。ピラミッド内を見学した
その人が、壁や天井の一部に何かの印を発見しました。最初は
何か判らなかったそうなのですが、よく見ると、どうもそれはデザイン
用語で言うところの「赤字(修正の指示)」だったそうです。それに
気付いてその印が入った部分をもう一度見ると、確かに他の部分に
くらべて歪んでいる。つまりそれは紀元前の職人の親方(?)が、
腕前の足りない部下の仕事をチェックし、「ここ直しとけ」と指示を
入れたものみたいなのです! 

考えて見ればピラミッド建設は大勢の人間が関わる大事業。職人も
数多く参加し、それらをまとめるリーダー的立場の人もいた筈です。
話をしてくれたデザイナーさんは、独立してフリーになる前はデザイン
会社で多くの部下をまとめる立場だった人で、ピラミッドの赤字を見て
その当時の親方の考えが、まざまざと想像出来たのだとか。

「あ、こいつ…! 直しとけって言ったのに全然できてねえじゃん!
うわっ、超直してえ~。でも…ファラオに収める締め切り明日だし…
収めた後こっそり直すかなあ…。う~ん…。」てな感じで。

政治とか時代背景とか埋葬された王の歴史的役割とか、そんな大きな
視点ではなくあまりにミクロで身近過ぎる共感に、そのデザイナーさん
は思わずピラミッド内で爆笑してしまったらしいです。そして思ったのが
「何千年も前から人間のやる事、考える事は一緒だなあ…。」との事。
お墓の中で笑うのはあまりいただけませんが、紀元前の人々へ想い
を馳せる時、こんな話を聞くと一気に具体的に身近に感じられる気が
して、楽しいですよね。

あんこさんの前書きを読んで、思い出した話を書いてみました。
長々すみません。では、また~。

  • #SFo5/nok
  • kawajun
  • URL
  • Edit

2011.02.11 Fri 14:39  |  こなみさん、初めまして。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

『美味しんぼ』、『クッキングパパ』、『おい、ピータン!!』、
『ショージくんのまるかじり』シリーズ、ジブリシリーズは私自身も
大好きな作品ですので、そうおっしゃって頂けますとすごく嬉しいです。
どれもこれも作品が面白いだけでなく、作中に出てくる料理もおいしい物
ばかりなのでお勧めです(^^)。

『セーラームーン』というと、まこちゃんがうさぎちゃんたちに作った
オシャレな夕食も印象に残ってます(残念ながら、料理画像は無いですが;)。
ロースフビーフのサンドイッチってどんな味なんだろうとワクワクしたのを
覚えています。これも、出来れば再現したいですね~(´Д`*)。

はい!実は、こなみさんのご推察された通り私は1985年生まれです(^^)。
『なかよし』、『ちゃお』、『りぼん』など、毎月友達と読みあいこしてました。
1980年代に生まれて青春時代を過ごしたものとして思い上がりを
申しますと、この時代は音楽・ゲーム・漫画共にあらゆる娯楽が黄金期を
迎えた希有な時期だと考えている為、この頃に生まれて本当に良かったと思ってます。

私もこなみさんが文学・歴史系の院生とお聞きし、勝手ながら親近感を抱きました
(私の方は学問を究めていない身なので、図々しい事この上ないですが…;)。
歴史を紐解くと、「勝者によって歴史は作られた」という言葉がどれだけ一方的で
偏った意見かという事が実感できるので、非常に勉強になると思います。

いえいえ、料理も文章もまだまだ未熟なので、精進したいと考えております(^^;)。
これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
  • URL

2011.02.11 Fri 16:09  |  kawajunさん、こんにちは。

当ブログの管理人・あんこです。
コメントをして下さり、ありがとうございます。

こういうエッセイ風のお話は個人的に大好きな為、
非常に興味深く楽しく拝見させて頂きました
(塩野七海氏が書いたエッセイ「カイロの男」を思い出しました)。
お時間を割いてわざわざ詳しく教えてくださり、誠にありがとうございます。

エジプトのピラミッドというと、まず最初に思い浮かべるのはファラオですが、
よくよく考えてみれば実際に汗を流し、土埃にまみれたりしながらもピラミッドを
完成させたのは、彼らのような多くの職人さんたちなんですよね。
もちろん、ファラオの助成があってこそピラミッド作りは可能だったという背景も
あったと思うのですが、それでも彼らのように知識あるプロがいなければ土台すらも
出来なかったのも、また事実。「これはきっと、後世にまで伝わる大事業だ」と
半ば確信し、自らの誇りとプライドを持ちつつこういう作業に携われた方々は、
本当に幸せだったんだろうな…と読んでいて感じました。
だからこそ、献上直前のピラミッドにあえて赤字を残したんだろうな、と苦笑しちゃいました。

実を言いますと、私はこういうミクロな共感を思わせてくれる歴史のこぼれ話が
大好きなので、色んなエピソードを思い出しちゃいました;。
思わぬ楽しいひと時を過ごさせてくださり、ありがとうございます。
(例:ウスターソースが誕生した裏話。ある富豪がインドで食べたソースをまた食べたいと
当時雇っていた二人の薬剤師に材料の一覧表を渡して再現を依頼したところ、丸っきり
似てない味に。かといって捨てるのももったいないし…と倉庫にそのままなんとな~く
数年放置していたところ、インドのソース以上に美味なソースが出来ていた…という話です。
この、「まずいけど捨てるのもったいない」で放置するあたりとかがすごく人間らしいです;)。

これからも色々な漫画料理を再現していきますので、
お手隙の際に又読んで頂けますと幸いです。

  • #-
  • あんこ
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あんこ

Author:あんこ
・性別:女
・趣味:読書、料理、ゲーム
・一言:食と本をこよなく愛してます。
・特に意欲的に再現中の漫画:
 …『姉のおなかをふくらませるのは僕』
 …『美味しんぼ』
 …『クッキングパパ』
 …『紺田照の合法レシピ』
 …『酒のほそ道』
 …『じったんの時短レシピ』
 …『鉄鍋のジャン!』
 …『なんちゃって駅弁』
 …『華中華』
 …『花のズボラ飯』
 …『まかない君』
 …『ママの味♥魔法のおかわりレシピ』
 …『みをつくし料理帖』
・再現料理を予定中の漫画:
 …『浅草人~あさくさびと~』
 …『鬼平犯科帖』シリーズ
 …『銀の匙』
 …『拳闘暗黒伝セスタス』
 …『スイーツ本部長一ノ瀬櫂』
 …『旅のグ(2)月は知っていた』
 …『テルマエ・ロマエ』
 …『土曜日ランチ!』
 …『BAR・レモンハート』
 …『百姓貴族』
 …『ぶたぶた』シリーズ
 …『ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~』
 …『飯盛り侍』
 …『夢色パティシエール』


○当ブログについて
 このブログで使用されている記事の画像、一部文章は、それぞれの出版物等から引用しております。
 引用物の著作権は全て作者様、出版社様等に準拠致します。
 もしご関係者様に問題のある画像及び記事がございましたら、御連絡頂ければ速やかに修正、削除等の対処を致します。

○お知らせ
・当ブログでは作品のネタバレを含んだレビューも同時に行なっておりますので、作品を未見の方はご注意をお願いいたします。
・各作品に掲載されているレシピの分量は、例外なく全て非公開にする方針を取っておりますので、ご了承の程をお願いいたします(←この件についてご質問頂いた場合、誠に失礼ながら下記の理由でご返信しない方針にしております)。

※現在、公私の多忙と、再現記事のペース維持を理由に、コメント欄へのご返信が出来ない状態が続いております。
 こういう場合、コメント欄は停止するべきなのかもしれませんが、励ましのお言葉やアドバイスを頂く度、ブログのモチベーションアップや心の支えとなったこと、そして率直なご意見や情報を聞けてとても嬉しかったこともあり、誠に自分勝手ながらこのままコメント欄は継続する事に致しました。
 図々しい姿勢で恐縮ですが、ご返信をこまめに出来なくて余裕がある分、ブログ内容を充実&長期的に続けられるよう力をいれる事で皆様のご厚意にお応えし、感謝の気持ちをお返ししていきたいと考えております。
※ただ、ご質問を頂いた際はなるべくお力になれるよう、すぐご返答できるように対処致します。

 応援して下さる方々に少しでも楽しんでご利用して頂けるよう、沢山の作品に触れるちょっとしたきっかけになれるよう、これまで以上に心掛けていきます。
 恐れ入りますが、よろしくお願い致します。

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